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簡単に覚え書き 映画メモ ひっそりと書いてます   美しすぎだろ リリーちゃん


by acine
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SLUMDOG MILLIONAIRE スラムドッグ$ミリオネア  '08  イギリス・アメリカ

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今年のアカデミー賞 8部門受賞作

ダニー・ボイルとアカデミー賞・・・というのは 
未だピンと来ない部分もあるけれど・・・

もともと ダニー・ボイルの作風は大好きだし
さーて お手並み拝見! 詳しく:シネマトゥデイ

ちょっと力技的な部分もなきにしもあらずだけど
シンプルながら その構成の巧みさ
ダニー・ボイルのストーリー・テラーぶりに
観客もすっかり酔わされてしまう映画

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そのテンポの良さ 疾走感 一筋縄でいかないヒネり具合
現実とファンタジー(作り話)のさじ加減のよさ
程よい人間性と社会性 これまたすっかり酔いそうな
ダニー映画ならではの音楽のセンスの良さ!
そして テンポよく センスのいい映像の数々!
個人的には トタン屋根のシーンが凄く好きでした

主人公ジャマールの人生と クイズ番組のシンクロぶり
こ・こんなのありえない・・・と思いながらも その巧みで 
過酷すぎる内容 その演出のミキシングぶりも見事!

底辺で暮らしながらも キラキラしているインドの子供たちの眼
とにかく 日本人が見たら圧倒されそうな インドのものすごい混沌ぶり
人、人、人! とにかく人の多いインド!

柔な日本人が入り込んだら とても反応できそうにない位
強い生命力に圧倒され その苛酷さにやるせなさを感じたり・・・
特にあの歌を唄う少年のエピソード 
現実は映画以上にもっと過酷なんだろうと思う

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そんなアウェイといもいえるインドを舞台に
底辺の人間 運命 電車 お金 銃 〇物(笑)など 
ダニー映画でおなじみのアイテムが次々登場して
見事な アウェイでの立ち回りぶり!
子どもと電車・お金なんてあたりは 
前々作ミリオンズとも共通する感じ

いやいや ダテにアカデミー取ったわけじゃないわと思いました

主人公ジャマール 兄のサリーム そして運命の人ラティカ
世代別に3人の役者がそれぞれ3人を演じる
微妙に顔の系統は違うけれど 自然に皆好演! 

ほとんど出ずっぱりだった ジャマール役のデブ・パテル
信念を貫き通すまっすぐな瞳が◎

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そして ラティカという名前の響きがエキゾチックで可愛く
その通りの印象の フリーダ・ピントもとてもいい

悪い奴かいい奴かわかりかねるジャマール兄
彼の人生も過酷 昔のM・ジャクソンに似てましたね

何か腹に一物もってそうなインド版みのもんた
あのシーンでは やっぱりそうか・・・!という感じ

正直言うと スラム育ちの少年が 
あんな風に英語をきちっと身につけてるものなのか? 
クイズ番組だって 英語でやるものなのか・・・? 
インドの事情を知らないけど あの辺は 
インドの言葉だったら もっとよかったのになぁ・・・と思う
まぁダニーも英語圏の人だし アメリカ資本も入れば 
英語でやるしかなかったんだろうけれど・・・

それにしても ちょっとやりすぎな 爆笑サインもらいシーンや
タージ・マハールまで出てきたのは かなり可笑しくて
こんな風にシニカルで 妙な可笑しさがとてもダニーらしくて◎!

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そして 二人のロマンスを しっかり絡ませたのが
いかにも欧米人製作という感じがして インド人ばっかりで
この題材で作ったら どうなんだろう・・・?!と思ったりもして

エンディングも インド映画リスペクト
(バッタもんっぽかったけど・笑) という感じで 微笑ましかった!

あのシーンを見ていたら 
昔見たラジニカーントやシャー・ルク・カーンとか
もっとコテコテでとことんエンタな人海戦術インド映画が見たくなり
とことんインド音楽が聞きたくなってしまう エンディングでありました

どこか 欧米ナイズされてるところが残念だけど
この力技的ストーリーを 見せ切る才能は凄いなぁ・・・と感心!

英語でない言葉で演じられたチェ2作のような映画が
賞を取るようになれば アメリカ映画界も懐が広い・・・!と
思うようになるだろうなぁ・・・

とはいえ 後味もよいし 面白かったです!
力技的部分はあっても どこから見ても
ダニー・ボイルの強烈な個性・センスが充満してたし!

今日の映画:81点

デカプリオを使わされて失敗した”ザ・ビーチ”のあと
唯一 ダニー映画で見逃していた ”28日後”

たまたま付けたWOWOWで 後半半分だけ見たけど 
思ってたよりぐっと面白くて 見入ってしまいました
主演:キリアン・マーフィーだし またチャンスがあれば 
全部見たいな~と思ってます

あとリバイバルするらしい トレスポの予告編もやっていて
ユアンも若くて 見覚えのあるシーンばかり!
トレスポ他 ユアン時代のもまた見よう・・・っと!
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Commented by sumi2211 at 2009-04-20 23:50
acineさん、こんばんは。
クイズ番組には興味ないな〜なんて思っていたら、この作品に
すっかり引き込まれました。確かに映画的な強引な展開とか
あるのですが、最後まで一気に進んで飽きさせないですよね。
スラム街出身の無名の子役たちが、印象に残っています。
主人公が英語ができるのは、外国人相手の観光商売もしていたから
その間に覚えたんだ・・なんて無理矢理納得したりして(笑)
インド映画的なエンディングも、爽快で良かったですよね♪
Commented by bellissima_2046 at 2009-04-21 11:37
ダニー・ボイルとアカデミー、ほんと私も未だにピンときませんがこれは楽しみです☆
ちょうどよく渡英していた頃がトレスポ大流行な頃でした(懐)

しかしコレ、アカデミー効果で映画館に人多いんだろうなあ・・・(映画産業が盛り上がるのは嬉しいけど、自分のシマを荒らされるのはイヤというワガママ。笑)

Commented by lafra at 2009-04-21 18:18
こんにちは
観たんですね!!わー私も早く見に行きたいです♪
トレインスポッティング懐かしい^^こっちも見たくなってきました★
今週末にはスラムドック観にいけたらいいなぁって思ってます!
エンディングまでシッカリ見てきます♪
Commented by acine at 2009-04-22 11:13
◇sumiさん こんにちは!
おぉ!sumiさんもすでに見られてましたね♪
そうなんですよ。見てる途中も力技的展開は時々気になったけど、
あのテンポのよさ&疾走感で、うまーくカモフラージュしてましたよね。
子供たちの英語も、不思議だったけど、確かに、あのインチキ商売してる
うちに・・・って、私も思いました(笑)!
それにしても、なんとも生命力のある子供たち、日本の子供には
とても真似できないだろう世界で、あぁいう世界で生きる子供たちの
底力も凄く感じました。
所詮夢物語だけど、実際はもっと過酷だろう、そのインドの現実や
人間が生き延びていく力、そういう生命力がこの映画をグイグイ
引っ張っていってるような気がしました。
今度はどんな映画撮るのでしょーね?!
Commented by acine at 2009-04-22 11:20
◇アキさん ですよね~! だけど、晴々しい場へ出る実力と
センス、才能を持ち合わせてる人だから、よかったのかなぁ・・・と思います。だけど、ハリウッドに迎合せず、独自の路線は歩んでいってほしいなぁ。
資金も”ザ・ビーチ”のようにならず、よい方向に使えるようになるといいですよね~。

そうか~、アキさんはリアルにあの時代にイギリスへよく行かれてたのですね~!久しぶりに予告見たら、ユアンも細くて若かった!

ダニー・ボイル=単館というイメージあるけど、今回はすっかり
メジャークラスですよね。また見られたら、感想楽しみにしてます♪


Commented by acine at 2009-04-22 11:23
◇lafraさん lafraさんもトレスポにも反応してくれましたね♪
やっぱり好きな人が多い映画なんだなぁ・・・と。
今回の映画見ると、やっぱりユアン時代の3作が凄く見たくなります。
どれも私は凄く好きなんですよね。
あと、今回の子供というテーマは、全然作の”ミリオンズ”も
凄く共通項があります。この映画も凄くよいので、チャンスあれば
見てみてくださいね。おすすめです!
またlafraさんが見られたら、感想楽しみにしてます~♪
Commented by CaeRu_noix at 2009-04-22 19:11
acineさん、こんにちはー。
ダニー・ボイルったら、やりますよねー。
『ミリオンズ』も大好きなもので、このテーマと子どもの生命力にはキューンでした。
屋根のシーンは私も大好きで高揚しまくりー。
そういえば、トレスポ2の話はどうなったんでしょうね?
あれはただのもしも話だったんでしたっけ?
そして、私もボリウッド・ムービーなコテコテミュージカルが観たくなりました♪
去年シネマート六本木でシャー・ルク・カーンの主演作を観たのですが、すげー楽しかったですー。
Commented by acine at 2009-04-22 22:09
◇かえるさん こんばんは~!
ほんと、終わってみれば、どこからどう見てもダニーの映画でした。
できれば、アカデミー賞がどうのこうのなんていうことは抜きで、
もっと白紙で見たかったような気もしないでもないかな。
かえるさん同様、私も”ミリオンズ”大好きなんですよ~! 
意外にもダニーと子供は凄く相性がいい!んですよね。
今回も特に子供時代の演出は凄く冴えてたと思います。
逆に大人になってからは、ちょっと欧米的なラブストーリーなのが
気になったかな?
屋根がどんどんズームアウト?されてい様は見事!でしたよね。
トレスポ2のお話?そういえばあったような・・・?!どうなんだろう?
おぉ!かえるさん、シャー・ルク・カーンの映画見られたんですね♪
ラジニカーントは吉幾三みたいなオッサンでしたが(笑)、シャーは
なかなかの男前でしたよね~。どんな感じなんだろう?
私はあの頃公開されたインド映画の中では、マニーシャ・コイララが
とてつもなく美しかった”ボンベイ”が大好きなんです。
Commented by sabunori at 2009-04-22 23:56
acineさん、こんばんは♪
うんうん、この作品のオスカー受賞は私も納得です。
あの色の洪水、子供たちの躍動感、軽快な音楽・・・ワクワクしました。
おっしゃる通り「ミリオンズ」とどこか重なるところがある気がしました。
モグリでタージマハルでガイドをしているのを警察に見つかって痛めつけられて
「これがインドなんです!」と西洋人にアピールするたくましさ、
それに反応する能天気なアメリカ人・・・思わず笑ってしまいました。
ジャマール、ラティカ、サリーム・・・それぞれを演じる3人づつ。
誰もかれもものすごく自然に同一人物に見えましたね。
「ザ・ビーチ」・・・確かに私もいまひとつだった記憶が。(笑)
「トレスポ」実は観逃しております。チェックしなければ!
Commented by acine at 2009-04-23 09:57
◇sabunoriさん おはようございます! TBもありがとう!です~。
オスカー受賞という鳴り物入りでない方が、こちらも白紙で見れたから、
もっとよかったかも・・・ですが、どこから切ってもダニーの映画には
間違いなかったですね♪
sabunoriさんも”ミリオンス”見られてましたか~!
あの映画もスリリング、そして、子供たちも凄く可愛かったですよね~。
ははは!あの一連のタージ・マハールでの達者な商売ぶりには
マイりました!
私は、例のサインもらいシーンが大笑いでした!
そうそう、顔の系統は違っていても、ちゃんと3人に違和感がなかったのは
よかったですよね。
疾走感ということでは、この映画とも凄く共通項あると思うので、
ぜひ見てみてくださいね♪ 
あと、小粒だけど、スリリングという点では、”トレスポ”の前の
”シャロウ・グレイブ”も凄く面白いですよ!
ついでに言うと、個人的には、ダニーの映画の中で、私が一番好きなのは、”普通じゃない”です。これも妙なおかしさのあるとても
面白い映画です。チャンスあれば、ぜひご覧くださいませ~!

Commented by takas1961 at 2009-05-02 10:32
ラストのダンスシーンまであって、知らずに観てたら監督ダレ?って感じじゃなかったですか。
ダニー・ボイル作品では、実は「普通じゃない」が最も好きなんですけど、共感してもらえる人、皆無でございます。
「28日後」の続編の「28週後」はご覧になっていますか?
実は監督違うんですけどね。
Commented by acine at 2009-05-04 21:24
◇takasさん  確かに(笑)!しかもインド映画と比べると控え目
というかユルい感じが、アウェイのスタッフとしてはよかったんじゃないでしょうか(笑)。
この映画できることなら、鳴り物入りではなく、またいい感じに復活してきた
単なるダニー映画として見たかったような気がしますね。
おぉ!takasさんも”普通じゃない"お好きですか~!
あれはアメリカが舞台だし、ユアン&キャメロンという珍しいコンビ、
ダニー映画としては異色だけど、あの妙なおかしさが楽しいです。
”28週後”の方は見てないんですよ。ロバート・カーライルが
出てるヤツですよね。”28日後”はTVで見てたら、あら~?
意外と面白い!と見入ってしまいました。
Commented by kiki at 2009-05-07 00:52 x
acineさん。こんばんは。遅まきながら観てきましたよ。軽く面白く観られたけど良かったのは前半かなぁ、ワタシ的には。これでアカデミー8部門受賞って、随分ダニー・ボイルは隙間を衝いたのね~という気がしました。インドという第3世界に目をつけたアイデア勝利ですね。でもワタシはやっぱり昔の彼の作品の方が好きだなぁ。なんといってもユアンとのコンビ作(シャロウ・グレイヴ、トレスポ等)がベストだなぁと思ってしまいますのよね~。なんとなく。(笑)
Commented by acine at 2009-05-09 01:02
◇kikiさん こんばんは! おぉ!見られたのね♪
そーなのよ。この映画、前半の子供時代の描写は鋭くてよかった
んだけど、大人になってからは、どうも単なる恋愛ものというか、
欧米ナイズされてしまってたのが、残念でした。
確かに、これでアカデミーというより、単にダニー・ボイルの映画としてだけで見たかったなぁ。
そうそう!この映画は着眼点の勝利というか、確かにものすごく
上手いニッチ商売してると思います。
でも、私もkikiさん同様、イギリスで撮ってこそダニーらしいと
思うので、またイギリスでガンガン撮ってもらいたいです。
ユアンとのコンビ3作は、ホントに最高よね!シャロウ・グレイヴも
凄く面白いし・・・。古きよき時代よねぇ。
今日はここで力尽きたので、また改めて、kikiさんちにもお邪魔しまーす!

Commented by bellissima_2046 at 2009-05-09 14:03
観て来ました!
私もあの屋根のシーンが良いと思いました。

で、ラティカもキレイでしたね~キレイさ故の悲しい人生を送ってはいましたけどね・・・

私はインドの子供達の逞しさに着眼したまたまた自分本位な感想を展開しています。
トラバさせて頂きますね~!
Commented by acine at 2009-05-12 09:56
◇アキさん ご覧になられましたね~!
あのトタン屋根のズームアップ連弾効いてましたよね。

ラティカ役のフリーダ・ピントは日本人好みの綺麗な人でした。
ラティカという名前の響きも凄く可愛かったですよね~。
確かに悲しい人生でしたねぇ。あの2人目のところで、踊り子だったけど、
現実だったら、それでは済んでないでしょうねぇ。

インドの子供の逞しさ、日本の子供にはとても真似できない・・・と
思います。
大人でさえ、呆然と見てしまってましたもんね。TBお待ちしてます♪
by acine | 2009-04-20 23:23 | Inglaterra イギリス映画 | Comments(16)