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THE TIMES OF HARVEY MILK ハーヴェイ・ミルク ’84 アメリカ

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ミルクの公開に合わせ 公開されたと思われる
ハーヴェイ・ミルク 84年のドキュメント 
アカデミー賞 ドキュメント部門受賞作

見る予定はなかったんだけど 
先日の”ミルク”を見て 実際のハーヴェイ・ミルクは
どんな人だったのか知りたくなったので観賞した次第

ハーヴェイとモスコーニ(サンフランシスコ市長)が暗殺された
数年後の84年に振り返っているので まだ関係者の記憶も生々しく
そして フイルムの色合いも時代を感じさせるものだった

映画自体はドキュメントということで 淡々と事実を追っていく
ハーヴェイ本人 そして 当時の関係者の証言 報道内容など・・・
”ミルク”で見たシーンの本物もあちこちへ登場する

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何よりも ハーヴェイ・ミルクの顔つきがとてもいい
いくらショーン・ペンが巧みに演じようとも 本物は本物

いつも親身で話を聞いてくれたという証言通り
誠実そうで 先行きをどこか予想させるような
独特の輝きがあり 悟ったような落ち着きと儚さがある 
これは演技では やはり出しきれない本人ならではの空気感

最初はホモの味方して 何してるんだ俺は・・・と思っていたという
自動車業者 そしてオネエでハイなイタリア系の教師の発言の数々
街角で犯人のホワイトが出所してきた姿なんて見たくないと
毅然と話していた老婦人 彼らの証言は 
ハーヴェイがいなくとも 彼のやってきたことを
ちゃんと証明してくれているようだった

”ミルク”同様 泣けるかと思っていたら お涙頂戴ではなく 
終盤は意外な展開になって ちょっと驚いた

このドキュメント ハーヴェイだけでなく
”ミルク”では描かれていなかった 犯人ホワイトについて
そして その後が描かれていて これがまた印象的だった・・・

これを見ると ジョシュ・ブローリンが かなり忠実に
ホワイトを演じていたんだなぁ・・・とよくわかる
残念ながら ジェームズ・フランコが演じていたスコットは
意外と普通の人だった・・・ 映画だから美化するのも
ロマンを持たせるのも まぁいいかと 監督の好みもあろうし・・・

話はホワイトに戻るが・・・

ホワイト本人はどうこうというより
その不公平さが漂う裁判の方にビックリした

顔つきひとつ変えない口達者なホワイトの弁護士
そんな弁護士やホワイトの妻に 陪審員が惑わされたらしい事実
市長だけだったら 判決は変わっていたとか・・・
有色人種が犯人だったら もっと刑期が伸びただろうとか・・・

そして 犯人は思うように証言し 弁護士も妻も援護射撃

そして 死人に口なし 
被害者には弁明する余地さえ与えられない不公平さ

裁判員制度について あれこれ取りざたされてる今
思わぬところで こういうことが頭をよぎった

そして 死んだ時は平和的にキャンドルで行進し
犯人の判決には怒りを露わにした支持者や市民たち

”ミルク”とセットで見ると 
ミルクが生きた時代をより知ることが出来ると思う
”ミルク”を見てよかったと思う人にはおすすめ

今日の映画:77点
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by acine | 2009-05-24 22:35 | Estados Unidos 米映画