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簡単に覚え書き 映画メモ ひっそりと書いてます   美しすぎだろ リリーちゃん


by acine
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COCO CHANEL & IGOR STRAVINSKY シャネル&ストラヴィンスキー ’09 フランス

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去年から公開されてる シャネル映画の真打登場! 
という予想にピッタリな映画でした 詳しく:東京美術通信

何と言っても パリ おフランス 
ヨーロッパならではの エスプリ 重厚感たっぷり

アメリカ映画なんか目じゃない ダンディズム
同じく アメリカ映画なんか全く比ではない エレガンスの極致

ヨーロッパもんならではの キャスト陣の肝の据わった
官能的かつ割り切った大人っぷりも素晴らしい

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そして 隙がなさすぎる位の 美しい衣装に アクセサリー
美しいインテリア 壁紙 テーブルクロス ランプ 椅子の貼地
グラスなどのテーブルウェア 鏡 パーテーション etc・・・

徹底して 美しくないものは もう一切出てこない 

とにもかくにも 美しいもの 美しいもの 美しいもの のオンパレード! 

それらを引き立たせるライティングも本当に綺麗

シンプルで匂い立つような内容もともかく
その歴史を重ねた重厚感 エレガンスさ 美しさに
とにかく圧倒され続けていた・・・という感じ

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アナ・ムグラリス演じる ココ・シャネルは
同い年のオドレイ・トトゥが演じたシャネルなんか
アンタなんかどこへでも行っておけばー?と思えるような 
もう単なる小娘にしか見えない位 貫禄たっぷり!
アナは そして、デブノーの森へ の時より ぐっと大人になってましたねぇ

あの美しい着こなし 細長い身体と首
男顔だけど 時々はっとするほと美しく可憐だったり
 (顔の幅狭いよね・・・10cmちょっとではなかろうか?)
とにかく匂い立つような存在感に これまた圧倒され続けた感じ
あのドスの効いた低い声もカッコよかった

それにしても まるで 動くVouge写真という感じの 
全ての場面のあのスタイリッシュさは何?!
凄すぎるな~と ひたすら感心しました
白い壁に縁取られた黒 その前にただアナが
立ってるだけとかで 何と絵になることか~!

何か 3つだけもらえるとしたら・・・(笑)

冒頭のシンプルなパールのピアスと
あのトレードマークともいえる 超ロングのパールの3連ネックレスと
黒白コンビが多い中 グラースで着てた白いジャケットの中の
枯れたオレンジ色のキャミソール?みたいなインナーが凄く綺麗でした

しっかり 品定めしながら見てましたねぇ(笑)
ドレスは着ていくとこないし ドレッシーすぎる服は
綺麗だけど 私には似合わないし・・・
あの辺なら 普段使いでも使えるし~(笑)なんて

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そして 一時の恋に走る相手ストラヴィンスキーは 
○ホみたいに見まくった 007 / カジノ・ロワイヤル の
ル・シッフル役でお馴染みのマッツ・ミケルセン

音楽家というよりは 小説家か詩人みたいな感じも
しなくもなかったけど これまた苦虫かみつぶしたような顔して
神経がこまかそうで どこかあの変態っぽい感じもあり(笑)
でも 平気でシャネルにお世話になったり 図太い部分と 
私生活ではどうも情けない男を手堅く演じてました 

しかし 私はこのマッツ 今回 後ろ姿最高!と思ったな~ 
アナ同様 9頭身?という感じで お尻小さいし 
ほどよく着やせするタイプ 前から見ると辛気臭い顔
してるけど この人の後ろ姿は ホントにブラボー
森の中を歩いてる姿なんて 惚れ惚れする位美しかった

一時は燃え上がったものの 結局 奥さんとは別れられず 
ココに ”あなたは二人の女の相手をするには値しない男ね” 
と とっとと愛想をつかされてしまったわけで・・・

このストラヴィンスキーも いくら自立して成功してるココとはいえ
女から援助してもらって 平気なのか?
芸術家なので パトロンはやっぱり必要とはいえ
アンタにプライドはないのか?とも思えるし・・・

あの奥さんも奥さんで なんでもないのに 
ココの別荘へ一家まるごと招かれるなんて 普通ありえない・・・のに 
何でズルズルと そのまま住み着いてしまったのか?
旦那とココがなんて 十分予想できるはずなのに
旦那を頼るしかないから しょーがなかったのかな~

なのに 美味しいとこどりだけして 
ココに”良心の呵責はないのか?”と詰め寄ったり 
ココも奥さんなんかおかまいなしにガンガン攻めてるけど 
この人もちょっとお門違いの勘違い女なのが悲しかった 
しかもココのように経済的に自立できてない女というのも辛い所だなぁ

眉毛がないのが ちょっと怖かったけど
ココと対照的な彼女のロシア的フォークロアっぽい
赤を基調にした服も 私は好みでした
あのココの好みの白と黒を忌み嫌うかのように
わざと赤いインテリア小物を部屋に使ったり 
ココに対する不信感をあの辺りに滲ませてるのも上手かった

ストーリー自体は 凄くシンプルなんだけど
匂い立つようなアナを中心にぐっと見せる・・・
ベッドシーンもかなり際どい角度で このへん凄くヨーロッパ的で
ヨーロッパ映画&俳優は 惜しげもなく大胆だよな~と思う

最後に あのシャネルの別荘へ
1日だけでいいから泊めさせてほしい(笑)!
あの夫婦の部屋かストラヴィンスキーの部屋 どっちか指定で

もうとにかく どの部屋も もう素晴らしいの何の!
あの別荘の部屋や小物を間近でまじまじと見せてほしいと思った
白と黒のこれまた究極のエレガンス!

私は黒は大好きな色だけど 白は逆に苦手な色
だけど 黒と白と組み合わせると あんなに綺麗
なんだな~改めて感心 あの黒いカーテンなど
すぐにでもつけたい・・・! という感じ

冒頭とラストの万華鏡のようなこれまた白黒のCGも
こんなハンカチかスカーフかテーブルクロス欲しい・・・!と思いましたもん

ストーリーと役者もいいけど
とにかくあのファッションとインテリア 
シャネルの美意識・美的センス 必見!という感じ

画面内に写ってる小物の数々
バレエ見に集まってる膨大な観客のファッションまで
凝りに凝っていて もう隅から隅まで 綺麗なものだらけ・・・!

今日の映画 79点 
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Commented by kiki at 2010-02-16 00:53 x
おっと!来ましたね。全編に監督の美意識が隅々まで行き届いていて、俳優も美術も建築物も何もかもが、彼が選びぬいたもので構築されている作品で、あの時代のデザインが全て好きなワタシにはとっても眼福な映画でした。完璧に世界観が出来上がってたよね。
Commented by acine at 2010-02-16 07:46
◇kikiさん 来ましたよ!(笑)。本当に全編、細部まで、
ひたすら見事に、徹底的に美、美意識にこだわっていて、
見ていて、眼福とはこのことよ~!という感じでしたね。
そんな見事な美と共存してたのが、大人な欧州キャストたち。
あの芳醇なかつ良い意味で枯れた感もあるワインのような大人度見ると、
アメリカ映画&俳優なんか、単なる砂糖水でしかないって感じ。
全編、圧倒されましたわ~!!ほんと。
by acine | 2010-02-13 23:46 | Francia フランス映画 | Comments(2)