Mi cinema log acine.exblog.jp

簡単に覚え書き 映画メモ 美しすぎだろ リリーちゃん


by acine
プロフィールを見る
画像一覧

Block Party ブロック・パーティ ’06 アメリカ

e0079992_9513837.jpg

米のスタンダップコメディアン デイヴ・シャペルが
企画&MCをした NYはブルックリンの街頭での
シークレットライブ その風景を追うドキュメンタリー

11月末に大阪で予告編で見てから ずっと見たかった1本
独特の世界を持つらしい ミシェル・ゴンドリー監督作(初見)
音楽系映画好きなので 見ないわけにはいかない

冒頭のエンジンの音
自分が住むオハイオで 拡声器を持って喋るデイヴのバックに
たまたまいた 地元大学のマーチングバンドの音がかぶさり
出演者の名前が ポップアップしてくる映像が
とっても音楽ドキュメンタリーらしいワクワク感がいっぱい! つかみはOK!

オハイオでの”NYへ見にこないかい?”と
シャペルがチケットを持ち 一般人を誘うシーンが面白い
”俺は ウィリー・ウォンカより 気前がいいぜ!” (笑)
出演者に興味がある 若い子は”そりゃ もちろん行く!”
そしていつもタバコを買いに行く タバコ屋のオバちゃんも
”ヒップホップはわかんないけど 面白そうだわね 行ってみようかしら?”
道端のオジさんは ”ラップは言葉が聞き取れねぇんだよ”
反応はさまざまだけど おおむね好評

そして NYはブルックリンに特設された会場 
  (住宅街の行き止まりみたいなところ・・・)
会場そばの怪しげな家の 妖しげな住人の夫婦
これがまたヒッピー時代をひきずってるようで 一見ぶっ飛んでるけど
奥さん・・・私はクラシックが好きなの・・・にはビックリする
こんな容貌の知的層がいる・・・外国人は奥深いな・・・
隣の幼稚園の園長先生も協力 (多分楽屋がわり?)

そんな感じの 勧誘活動・練習風景・ライブ
ステージ下や楽屋での風景をミックスしながら映画は進む
オハイオ⇔ブルックリン ステージ上でのライブ⇔楽屋⇔リハーサル風景 
ステージ上でのMC⇔招待した一般人とミュージシャンの会話

このあたりの行ったり来たりのバランスが絶妙なさじ加減
あとでよく考えると ライブのシーンは半分にも満たなかったような
気がするけど デイブのMCや芸達者ぶり 一般人の風景など
リズムや切り替えがいいので 全然気にならかったかも・・・

正直 最近のラップやR&Bには詳しくない・・・
昔はブラック系好きだったけど 最近はどうも離れてるから
どっちかというと リズムも大事だけどメロディ重視派のせい?
なので 知ってるのはエリカ・バドゥ、ローリン・ヒル、フージーズ位
あとは名前を聞いたことある人が少し あとは全く知らない

そんなこと関係なく・・・演奏風景はやっぱり圧巻!
ラップって今風のイメージあるけど 
ものすごく原始的なエネルギー&ウネりを持っていた

機関銃のようなリズムに乗る 歌詞もすごく面白かった
女・ドラッグ・セックスの傍らに 愛と神と人生とブラックとしての誇りが
常に隣合わせ存在し かつ瞬時に入れ替わって 昇華していく感じ 
下世話で かつ物凄く崇高なエネルギー 本能と理想が同居していて
下界と天国と地獄が 紙一重で繋がってる世界という感じ

”俺の帝国のエネルギーを受け取ってみろ~!” と叫んでると思ったら
次には ”おぉ神よ! 神様~!” なんて叫んでるし・・・!  
いやはや・・・日本人には想像つかない 
凄い世界だな~こりゃ と 純粋に素直にとても感心・・・

GINGA愛より強い旅でも 思ったけど
こういう世界に 東洋人はまったくお呼びではない・・・感じがした
今回の映画も 白人はまだ体力的についていけても 
悲しいかな・・・パワー希薄な東洋人には 傍観者にはなれても
なかなか ついていけない世界かもしれないな~って

MCでも冗談で 
”ここには5000人の黒人に 19人の白人に(実際は2、3割位)
おーい!メキシコ人はいるか~?”止まり 東洋人なんてきっと対象外

とてつもない凄いパワーを感じたGINGAはただただ感嘆!
とにかく ぽーっと高揚したまま終わったけど
真似できそうで やっぱり真似できない 
この映画の世界観には見終わったあと なぜか一抹の寂しさを感じた

ブラックパワー・・・偉大なり! 
彼らの誇りとストレートさがうらやましい
あの原始的なパワーは素晴らしい

パワフルさに圧倒される男性陣のラップの間の
一種清涼剤のようで 大地をうねるような 空気の間を揺らぐような
エリカ・バドゥ、ジル・スコット、ローリン・ヒルの
歌や佇まいもこれまた凄くよかった

何にしろ よい意味で こういう原始的なパワー&エネルギーを
持ってる人たちは強い ほとほと感心した
そう思う いち東洋人の私・・・でありました

ラップ好き R&B好き 音楽好き
ブラックカルチャー好き NY好きのどれかに
当てはまる人だったら 見て損はないと思う

今日の映画:78点

音楽ドキュメンタリー:永遠のモータウン ライトニング・イン・ザ・ボトル 
ジョージ・マイケル 素顔の告白 
音楽系映画: 五線譜のラブレター BEYOND the SEA
音楽系創作映画: ラストデイズ
[PR]
by acine | 2007-02-04 09:45 | Estados Unidos 米映画