人気ブログランキング | 話題のタグを見る

Mi cinema log acine.exblog.jp

特典のポストカード付      前売り買った!


by acine

strange days  ストレンジ・デイズ  ‘95 アメリカ (ビデオ)

strange days  ストレンジ・デイズ  ‘95 アメリカ (ビデオ)_e0079992_0394244.jpg

レイフ・ファインズ、アンジェラ・バセット、ジュリエット・ルイス共演
異色の世紀末サイバーサスペンス (という表現で合ってる?)
公開時すっかりハマって2回見て サントラも速攻で買いに走った
同時に 私がレイフ・ファインズにハマるきっかけとなった映画
  (以後 ほとんどのレイフ作品は見てる・・・)

私の中のカルト映画のうちの一本に間違いない 
好きで好きでたまらない・・・というより
妙に気になる時がある&時々むしょうに見たくなる映画という感じ

ストーリー:Yahooムービー
1999年12月30日、ロスアンゼルス。他人の体感を経験できる
ヴァーチャル・システム“SQUID”の闇ディスクを取り扱う
元警官のレニー(レイフ)の元へ一枚のディスクが送られてくる。
そこには知人のアイリスが惨殺される過程が記録されていた。
アイリスが元恋人フェイス(ジュリエット)の危機を訴えていた事を
思い出したレニーは親友の女ボディガード、ルイス(アンジェラ)と
探偵マックス(トム・サイズモア)に協力をあおぐ。
だが今や音楽業界の大物ガントの愛人となっているフェイスはレニーに冷たい。
人気黒人ラッパーの射殺事件が報じられ、不穏な雰囲気が漂う2000年前夜、
奇怪な陰謀劇が動き始めようとしていた……。

携帯もやっとメジャーになった 今から10年以上も前の映画なので
PCも全く出てこないし 公衆電話を使うシーンなども出てくる
影の主役でもあるヴァーチャル・システムも 
アナログ感覚溢れるシロモノで 見た目もちょっと笑える
しかもそれを見るレイフ他 恍惚と恐怖に怯える人間の姿は 
かなりおマヌケでカッコよくはない(笑) だけどそんなアナログ感覚が 
今見ても逆にいい 古きよき90年代半ばだったんだな
そんな時代から 1999年最後の日を想像した話というのもオツ

strange days  ストレンジ・デイズ  ‘95 アメリカ (ビデオ)_e0079992_0381295.jpg

この映画のレイフは違法ディスクの売人
長髪で裏仕事系と ちょっと珍しい役柄かもしれない
しかも世紀末のLAが舞台で 正統派イギリス人っぽい彼には
およそ 似合いそうにない世界なんだけど 
意外にも ここでのビジュアル&演技はハマってる

ただし そんな仕事してるくせに銃は持ってないし
とにかく別れたジュリエットに未練タラタラ そんなジュリエットを尋ねては
ボコボコにされ アンジェラにも 現実を見なさい!と叱りつけられ
彼の持ち味である ナイーブさ・弱弱しさ・女々しさ・情けなさがここでも全開
これがまた悪になり切れないこの主人公のレニーによく似合ってるのがいい
しかもビジュアル的にもこの映画は凄く美しい この時のレイフは言うことなし!

そして 服を着てても ほとんど裸状態じゃない?の
ジュリエットの純粋さ(昔) ふてぶてしい○ッチ(今)ぶりもとてもいい
そして アンジェラの潔さ 凛々しさ 体のキレの良さ
レイフより よっぽどタフじゃない~?!と思わせる設定も◎
一見 全然接点がなさそうな この3人の組み合わせが
意外にもかなり相性いいのも この映画の大きな魅力 
しかし この二人・・・最近あまり見ないな?!

まるで 暴動のような 世紀末間近のLAの街頭・・・
2000年を迎えるために集まったもの凄い数のエキストラ・・・
このあたりの描写も当時は圧倒されたものだった
10年以上前のこの映画の バイオレントで世紀末的な世界感 
ほとんどのシーンが 暗闇に覆われたかのような夜
そのまんま時間もすでにこの映画の舞台を越えてしまった今見ても面白い
CGもワイヤーアクションもない 生身&レトロさがいい

こんな映画を女性であるキャスリン・ビグローが監督してるのも面白い
思えば 女々しいレイフは 一種ヒロインのようで 
逆に凛々しいアンジェラとジュリエットはヒーローのようでもある
そんな描き方も 女性ならではの感覚かもしれない・・・

個人的には2000年になった時に何をしてたのか?
2000年以降 どうも時の進み方が早すぎて 
いつの間に2007年になったんだろう?! えーっ? 
いつの間に平成になって 10年以上たった?!と時々あせる始末

そんな2000年になって もう7年目の今見ても
アイディアは すごくいい映画だと思う
傑作とは言えないかもしれないけど 好きな人は好き
妙に惹かれる映画に違いない

そんな映画の内容と同様にすごく魅力なのが 
エンディングで流れる Deep Forestの主題歌 
”While The Earth Sleeps”
途中で流れる歌声はピーター・ガブリエル !
今聞いてもこれは秀逸 渋くてエスニックで凄くカッコいい!
妙にクセになる洗脳力あり はさみこまれるセピアの写真といい 
この映画のエンディング・・・昔も今も 私はすごく好み
自分が俳優だったら こんなエンディングだったら
凄く嬉しいだろうな・・・と思う 曲&映像
久しぶりに見ようかなと思った前に見つけたコレ *音出るので注意!
by acine | 2007-02-11 00:38 | Estados Unidos 米映画