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簡単に覚え書き 映画メモ 美しすぎだろ リリーちゃん


by acine
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DEAR FRANKIE  Dear フランキー ’04 イギリス (DVD)

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これもタイトル・・・知ってたわ
予告編も見たかも? だけど 見逃していた一作
個人的には ジェラルド・バトラーものだったら
”オペラ座の怪人”よりも 絶対こっちの方が好みだろうな
等身大の描き方が好みの ”UK小市民ドラマ系”だし と思ってたら 
やっぱりその予想は当たり! 詳しくはコチラ

スコットランドの港町グラスゴーへ 
祖母・母とフランキーの3人が引っ越してくるシーンから始まる
海辺や空を写すシーンの このクールでウォームな感じの
空気感が この映画の内容と 合わせ鏡のように感じる
太陽光線は控えめなんだけど デリケートで温かい
登場人間や ストーリーもそんな感じがする

素朴で静か 哀しくて温かい
言葉は少なくても 感情は豊か 大げさにしなくても 表現は豊か
登場人物はヒーローでもヒロインでもない 
淡々と自分の人生を受け止めて日々生きている・・・という映画
ハリウッドなどでは 絶対作れないタイプの UK系愛すべき小作品の王道

台詞の一つ一つ エピソードの一つ一つが
心の奥にちゃんと静かに響いてくる感じ 派手さはないけど
よく練られて 丁寧に作られ かつ自然な映画だった

監督・製作・脚本 3人とも女性と 後で知ったけど 
繊細さと優しさ 女性らしい視点がよくわかる温かさと心地よさ 
数々のエピソードと描き方 だからこの空気感なんだと・・・納得!

フランキーをとりまく女たち 母・祖母・母の友人etc・・・ 
時には優しく 時には少し突き放し でもそっと手を差し伸べるあたたかさ 
その女同士の関係も 何となくボルベールとも通じる見応え
ま あそこまで強烈じゃないけど ほのぼのと・・・
”我が娘ながら 信じられない!” と文句言いつつも見守る母
苦肉の策を考えたエミリーに協力する友人 いい感じだ

苦手と思ってたエミリー・モーティマー 彼女のシングルマザーぶり
今回の演技はハマっていて とても良かったと思う
いつも困ったような顔をしてる彼女だけど 
マッチポイントパリ・ジュテームで 見たような
大竹しのぶ系&ジュリエット・ビノシュ系 あざとさは感じず
こういう普通の母親役が よく似合っていた

そして そういうことだったんだと あとで明かされる
難聴のフランキー グレずに繊細に素直に育ってきた彼
引っ越した先でも いい友達に囲まれてよかったよね・・・と
こっちも素直に思ってしまう 子供達の関係もなんとも可愛い

そして 子供は鋭い 子供はよく見て 感じ取ってる
子供の感受性の豊かさ 男の子の子供っぽさ 大人並みの男の友情
女の子の優しさ 大人並みの女の勘 などもちゃんと描かれていて
単なる子供を主人公に据えた いたいけなだけや
可愛いだけのお涙頂戴ものに なっていないのもいい
画面に溢れる スコットランドの光や空気感と同じく 
子供達に注がれる視線は 静かで控えめだけど温かい

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そして ジェラルド・バトラー
姿の見えぬ時から 登場シーンを心待ちにしていまう あの存在感のある声
そしてstranger・・・ 過去も未来もない男として登場

いやいや 今回も とても堂々としておられましたねぇ
繊細な部分も持ちつつ堂々 対面シーンで所在なさげにしてても堂々
寡黙でいてもやっぱり堂々 こんな落ち着いた普通の人の役でも 
バンバン滲み出てくる この男気オーラと器のデカさ
あのダイナミックな体躯と 澄んだ瞳も 何とも魅力的
全身から醸し出すその雰囲気が何とも男前な人だ そして声もいい 姿勢もいい 

父親の不在を 女一人背負ってきた エミリー・モーティマーに 
”ほらっ! アナタ がんばりなさいよ! いつまでも一人で頑張らなくていいんだから 
躊躇してないで 彼とくっつきなさいよ~!” と思わず彼女に肩力入れしたくなる
どこの馬の骨と知れなくても 直感的に間違いないと思えるいい男だ

カンヌでもスタンディングオベーションが鳴り止まなかったというこの作品
予想通り 小粒だけど良心的で いい映画だった

今日の映画:80点

それにしても ダニエル・クレイグといい (忘れてるわけでは・・・笑)
ジェラルド・バトラーといい 今まで どうして見逃してたのか?!
UK系映画&UK系俳優 好みなのに 
勿体ないことしてたなーと  思う今日この頃・・・

また今週は ジェラルド・バトラー@キング・レオニダス@300 見納めよ・・・!
Tonight we dine in hell !!!
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by acine | 2007-07-17 01:38 | Inglaterra イギリス映画