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簡単に覚え書き 映画メモ ひっそりと書いてます   美しすぎだろ リリーちゃん


by acine
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NO COUNTRY FOR OLD MEN  ノーカントリー '07 アメリカ

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そうなのよ このポスターの通り

ハビエル・バルデムに狙われたら最後 
誰も逃げ場はない・・・! 

おかっぱ頭に 一度見たら忘れられないような濃い濃い顔
酸素ボンベとライフル片手に まるでターミネーターかゾンビか?

まさにそんな映画 
容赦なく死体がゴロゴロと横たわる 人間だけでなく犬までも・・・

なのに 妙に静けさをまとった映画

そして 荒涼とした ニュー・メキシコの風景
ベトナムのあとのアメリカの社会 銃とドラッグ
メキシコの国境まで近い土地柄

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無常・・・ という言葉もつい思い浮かべてしまう映画だった

あとで思うと 音楽はほとんど(まったく?)使われていない・・・
なのに そんなもので誤魔化さなくても 盛り上げなくても
観客に身じろぎもさせず集中させる様は コーエン兄弟お見事

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まぁ それにしても
ハビエル・バルデム・・・噂どおりお見事!

こんな奴に狙われたら もう元も子もない・・・!
酸素ボンベ持って ○間も○穴もぶっ飛ばす姿・・・怖すぎでございます
ホテルに泊まったら ○穴ばっかり凝視してしまいそうな感じ

狙われた人たち・・・果敢に相手してたけど
普通の人間だったら(私も) もう見られただけで 
ワナワナ震えて そこで失禁・失神でもしてしまいそうな感じ

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余り喋らない そして表情一つ変えないのが かえってその怖さ倍増
あんなに恐ろしいのに ここまで凄いと ただただ感嘆!
怖いくせに ハビエルが登場するのを 恐る恐る・・・
いや 段々と心待ちにしている自分が恐ろしい

あの骨太の6頭身 おかっぱ頭まで カッコよく見えて
もう・・・命を奪われてもしょうがないだろう

こんな人に狙われたらしょうがない・・・とあきらめるしかない
私は無駄な抵抗はやめて とっとと命を差し出し 成仏します!

ハビエルのド迫力には 誰も勝てなかったけど
共演者たちの演技もとてもよかった

太刀打ちできないハビエルから 果敢に逃げまくるジョシュ・ブローリン
嫁の母親から ダメ男の烙印を押された通りの
あの時代のヘタレカウボーイがぴったりだった
ベトナムが彼を変えてしまったのか? そこまでリスクを負う必要が
あったのか? それともたまたまなのか 今一つ曖昧だったけど・・・

そして彼の妻役だった ケリー・マクドナルド
なんともスウィートな台詞回しが すごく可愛かったけど
スコットランドの彼女が ニューメキシコにいるのも
不思議だけど 違和感はなかった

そして 彼が出ると 妙に癒しの空間が広がっていた
ジョシュ・ハートネットの年老いた父親のような
トミー・リー・ジョーンズ 味わい深かった
退職間近の彼からも 無常観が漂っていた

敬語さえ使わなくなってしまった当時の世界を嘆く台詞は
今の時代にも その世界感は まんま当てはまる 
当時より より酷くなってるんじゃないだろうか?

そして 衝撃音と共にあのラスト・・・
いつまで あんな生活を続けるのかわからないハビエル・バルデム
彼を駆り立てたのも 一体何だったのか? 
そんな理由は何もなく ただしたいからやってるだけなのか?
情けも容赦もなく 感情もない人間なのか? 謎は残るけれど

ハビエルの有無を言わさぬ存在感と無常観に 
そんなことはどうでもよくなってくる映画

今日の映画:80点  

ハビエル・バルデムは スペインの俳優なので 
スペインもん好きの私は 以前からチェックしてて
こっち↓でも 私は彼を絶賛しておりましたのよ

海を飛ぶ夢 海を飛ぶ夢 2回目

まさに スペインの大木! 
その骨太・極太な存在感と 繊細で的確な演技が魅力だと思う
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Commented by sabunori at 2008-03-20 01:38
acineさん、こんばんは。
acineさんお気に入りのハビエル・バルデム(なかなか名前が覚えられません 笑)
ものすごい存在感でしたね。
もうこの役は彼以外考えられなくなってしまうくらい。
1980年代、メキシコ国境近くの町、ベトナム帰りの男・・・
ストーリーもシンプルなのにものすごく見ごたえがありましたよね。
「恐怖」の描き方もおさえた表現で想像力をかきたてる・・・さすがコーエン監督です。
Commented by acine at 2008-03-20 21:57
◇sabunoriさん こんばんは! TBもありがとうございます♪
ハビエル・・・ミーハー的にどうこうというのは全然ないんだけど(笑)、
純粋に、演技者としてすごく達者で上手いな~と思ってまして。
あ、普段のハビエルはなかなかいい男ですよね~。
ほんとほんと、酸素ボンベを持った殺人者って、誰ばれハマらないですよね。
でも、段々おかっぱ頭の彼の登場を心待ちにしている自分がいたりして、
殺人者を待ってるなんて、ありゃー?!状態でした。
今思うと、何故助演なのか不思議な位、キョーレツキャラでした。
そう。そういう背景がこの映画を独特にさせてるのかも・・・ですねぇ。
こういう恐怖の描き方・・・スマートでかつ強烈で、素晴らしかったと思います
Commented by kiki at 2008-03-21 00:13 x
ハビエル、期待通りの大迫力だったけど、映画としてはかなり語りきらずに各々考えてね、って感じの映画でしたね。久々にわかりにくいわ~と思いました。あのチェイスが終わってしまった後の展開が。
それにしても、顔面力超ド級のハビエル・モンドノスケから「コイントスだ。表か裏か、ただ、答えろ」なんて言われたら激ダウナーですわね。ビッコひきつつ追ってくるところとか、うわ~来たよ来たよ大変だよ~って感じで。ワタシはジョシュ・ブローリンが予想外の粘りをみせていたのに感心しました。なかなかあそこまで頑張れないですわよ。こんな怪物に追われちゃねぇ。
Commented by acine at 2008-03-21 23:38
◇kikiさん ハビエル、登場からラストまで、ド迫力でしたね!
そうそう、そのハビの影に隠れて、実はとってもわかりにくいというか
見る側にその辺りを委ねる、自分達で感じろ、おい、わかってるか?という
不親切な映画でしたよね~。ある意味、観客にもコイントス状態で。
ジョシュ・・・のシーンははしょるし、ケリーはどうなったの?という感じだし、
ハビとジョシュの背景も、普通の映画だったら、もっと匂わすはずなのにね。
ほんと、あのコイントスも恐ろしいもんあったよね。あの一軒家の主人は
無事だったのよね?私だったら、もう会話し始めたあたりから、もうダメ。
即逃げ出したくなる・・・と思います。 あ~恐ろしい!
確かにジョシュもしたたかでサバイバルな男でした。
あのあたりベトナム帰還兵という設定がミソなんだろうなぁ。
本当にある意味、怪物より怖い怪物人間でした。謎はともかく、もう
ハビ様でお腹一杯、恐怖一杯で、これはこれでよかったと思います(笑)。
Commented by mayo at 2008-03-22 01:05 x
こちらにもコメントしちゃいます。
いや、この映画はまだ観てないんですけどね。興味あるんです~。
ハビエル・バルデムってペネロペの恋人でしょ?!なんてミーハーなところから彼に興味を持ってたところで・・。acineさんは数年前からチェックしていたなんて、さすが!最近、なかなか映画館まで足を運ぶ機会を作れてないけど、観てみたい作品です!
Commented by gloria-x at 2008-03-23 20:44
まだ観てないけど気になっている作品です。
アカデミー授賞式の時、ハビエルの隣に座っていた彼のお母さんの
アクセサリー使いに「只者じゃない!」と思ったんです。
受賞後インタビューで「僕の母は半世紀も映画業界で働いてきたひとで・・・」と話していて、なるほどと納得しました。
Commented by acine at 2008-03-23 23:21
◇mayoさん こちらにもありがとう!です。
これは、タイプは違えど、”色・戒”同様、キョーレツ、凄い映画かもしれません。
ハビエル&ペネロペ・・・そうみたいですね。私も彼に関しては、単に俳優と
してで、あんまりミーハーじゃないんですが(笑)、濃い二人・・・。少なくとも
トム・クルーズなんかとくっついてるよりは、雰囲気良さそうですよね~!
タン・ウェイ同様、このハビエル凄いので、また機会があればぜひ
見てみてくださいね~!
Commented by acine at 2008-03-23 23:23
◇Gloriaさん ↑のmayoさんにも書いたけど、チャンスがあれば
ぜひご覧くださいな。ハビエル・・・・凄いです。タン・ウェイ同様目を奪われますよ。
お母さん・・・そうだったんですね~?私は今年は見損ねてしまったんですよ。
確か、覚え間違いでなければ、お母さんも女優らしいですね~。
どんなアクセサリー使いだったんだろう?!気になるなぁ・・・。
Commented by gloria-x at 2008-03-26 22:15
acineさん、今日レディスデーでこれと迷ったんですが
ウォン・カーウァイ「マイ・ブルーベリー・ナイツ」をチョイスしました。
どうだったかはレビューアップしたのでご覧いただければ幸いです。
ハビエル母、女優さんだったんですねー。
けっこうご高齢だと思うんですが、黒いシンプルなドレスにシルバー系のチェーンをジャラジャラ重ねづけしていて、こういう付け方って上級者じゃなきゃチープになるのに、洗練されてて貫禄あって感心したんですよ。
伝授してほしいなーって・・・・


Commented by acine at 2008-03-27 21:00
◇Gloriaさん 私もブルーベリー、今週見るはずだったんだけど、
一緒に見る約束してた人が、都合が悪くなったので、来週あたりと思ってます。
このあとお邪魔しますね~♪
ハビエル母・・・私も気になって、あとでアカデミーでの記事とか見たけど、
確かに高齢だけど、ほっそりとしてるけど、貫禄ありましたね。ネックレス・・・確かに!
その母の両親共、俳優だったらしいですよ。そういう血が流れてる一家みたいですね~。この映画、好き嫌いは別れるかもしれないけど、きっと見て損はないと思うので、
Gloriaさんもチャンスあったら、見てみてくださいね~! ハビエル、只者じゃないですよ~。
Commented by gloria-x at 2008-04-05 00:02
いやはや、期待を上回る作品でした!
もう冒頭からラストまで固唾を呑んで・・・って感じで釘付け。
ハビエル、すごい存在感でしたねぇー。骨太っちゅうか、濃厚っちゅうか・・・
わたしもターミネーターを思い浮かべました(笑)
「空を飛ぶ夢」は未見なんですが、もっと年齢上な役者さんかと思っていました。
Commented by acine at 2008-04-06 00:28
◇Gloriaさん いやはや、キョーレツだったでしょう~!!!
どうなるんだろう?って予想できそうで出来ない展開が見応え十分でした。
でも、その背景とか、その後どうなったんだろう?なんて場面は一杯で
見る人間に委ねるような感じでしたよね。
今思えば、ハビエルももしかしてベトナム帰りだったのかも?なんて
思ったりして。
何かが彼を変えてしまったんだろうか・・・?って。 それにしても、ハビエル
極太、骨太、濃厚、不気味・・・でも何故か魅力を凄く感じるキラー役でしたよね。
ほんと、ターミネーター並のしぶとさ!”海を飛ぶ夢”も静かな作品だけど、
ハビエルはこっちでも素晴らしい演技してるので、またチャンスあれば、
見てみてくださいね~。大人の鑑賞に耐えうる映画ですよ。
Commented by kazupon at 2008-04-06 20:28 x
acineさん

相変わらずトラバができないの&おそおそコメントですいません!
ハビエルは「海を飛ぶ夢」~この役でもうオファー殺到でしょうねー。
この映画って、ジョシュ&ハビエルが実際に顔を合わす場面はほんの
一瞬だし、トミーリーに至ってはその二人と全く顔を合わすことのない
・・つまりおそらくほぼ別撮りで作られた映画なのに、こんなにゾクゾクする映画になっているのはさすがだなーと思いました。
Commented by acine at 2008-04-07 21:57
◇kazuponさん いえいえ!TB試してもらっただけでも感謝!ですよ。
おそおそ・・・と~んでもないですよ♪kazuponさんちは莫大なコメント&
TBなので、お忙しい時だと、レスやらTBやら、大変そうだなぁ・・・と
傍から見てても思うので、全然気にされないでくださいね~!

ハビエルはどの映画でもほーんといい仕事してますよね。
単なる映画好きの素人(私)が見ても、その凄さがわかるので、
プロの製作者や監督にとっては、たまんない人材でしょうねぇ。
そういえば、kazuponさんの言うとおり、顔合わす場面はホント少ないですよね。
なのに、このゾクゾク感、コラボの妙は素晴らしいですよね。
ハビエルばっかりが取り沙汰されてるけど、他のキャストの各々
いい仕事しっかりしてると思います~。
Commented by rabiovsky at 2008-04-25 23:09 x
コーエン兄弟お見事って感じの映画でしたね。
大好きな映画です!

映画館で隣にハビエル・バルデムが座っていたら叫びながら映画館
から逃げるように出て行く確率が高いですよ。
失禁&腰が抜けて外に出れない確率も高いかも(笑)

呆気なさと緊張感が同居する死を弄ぶかのような殺人などのシーンは
お見事ですね。ハビエル・バルデム存在感ありすぎです。

今回はヘタレカウボーイのジョシュ・ブローリンが好きだったな~
冒頭の砂漠での狩りのシーンから犯罪現場へのシーンとかとても好きなんです。
あの小悪党ぶりがまたいいです。
だけどなんであのダメ男がケリー・マクドナルドと結婚しているのかが不思議で
不思議で(笑)最初親子かと思いましたもん。
あんなところにカワイイ ケリー・マクドナルドはいてはいけません(笑)

静かな中に恐怖が存在してする不思議で好きな映画でした。
Commented by acine at 2008-04-27 21:22
◇rabioさん ほんとお見事でした。あの背景をぶっちぎってるのが
逆に成功の秘訣だったかもですよね。

私も、ハビちゃん見たら、もーダメ!逃げ出す力も入らないかもしれない。
あの雑貨屋?のオジさん、怖くないのか~?!とドキドキして見ておりました。
まぁ、あの辺がいい意味で映画ですよね~(笑)。
ハビエル・・・これで、30代後半だから、呆れるばかりの貫禄!
でも、違う映画出たら、また雰囲気違うと思うので、俳優として凄く
見るのが楽しみな人です。

ヘタレカウボーイのジョシュの演技もあってこそのこの映画だと思います。
私もあの犬が追っかけてくるシーンなんてドキドキしました。
あの砂漠が醸し出す刹那感・・・も独特だったし。
そーなのよ!あんなダメ男が、何で可愛いケリーとって思いますよね(笑)。
これまた映画の世界ですね~。彼女、トレスポの頃からもう10年くらいたってるのに、
新鮮でしたね。喋り方とか凄く可愛くて、私の中で、可愛い喋り方女優No.1は
シャルロット・ゲンズブールだけど、ケリーは2番にしようと思いました。
ケリーもきっと×だったんですよね~?
by acine | 2008-03-19 23:44 | Estados Unidos 米映画 | Comments(16)