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簡単に覚え書き 映画メモ ひっそりと書いてます   美しすぎだろ リリーちゃん


by acine
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カテゴリ:Inglaterra イギリス映画( 58 )

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マカヴォイくんが出てるので やっぱり見なくてはで 今頃観賞 
しかしこの映画 だいぶ前から 画像はあちこちで見てたけど 
えらく時間差攻撃でしたね~

しかし 私 恥ずかしながら ジェイン・オースティンの小説は
読んだことないし キーラ・ナイトレイが出てる”高慢と偏見”も
公開時ちょっと気になってた”ジェイン・オースティンの読書会”も
どちらも録画してから数ヶ月・・・ 未だ見れてません・・・

しかし なんとなく雰囲気的に 女性好みの世界っぽいな~と
予想してたけど まさにその通り!
詳しく:eiga.com

ジェイン役は何故かアメリカ人のアンだけど
こういう正統派英国文芸映画で マカヴォイくんを
相手役で持ってくるとこで決まりだろう!的映画でした

あとで知ったけど キンキーブーツの監督だったとは
全然知らなかった~ 全然路線違うから
でも どっちもイギリス的といえば イギリス的
テイストとしては ミス・ポター とかと似てるかな?
舞台がイギリスで その後大成するパワフルな女に 
ユアンやマカヴォイくんのような 柔らかめの相手役組ませてて・・・

やっぱり マカヴォイくんは 怖いアンジー姉さんに
脅されて ガンキラーになっていくような映画(笑)よりは
絶対こういう路線の方がいいに決まってる

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なんともハンサムなジェインの兄ヘンリーを除き
いいとこのつまらん甥やら どうも冴えん男ばかりから
言い寄られる 若いのに妙に若年寄っぽい
ジェインの元に現れた マカヴォイくん演じるトム

ちっこくても そりゃはき○めに鶴みたいな存在感 
腹が立つけど 段々と気になってしょうがなくなっていく
ジェインの気持ちがよくわかるよーな可愛い男

今回は映画自体もヒロインのアンにだいぶ花を持たせて
あげてる感じだけど あの図書室のシーンの
アンに説教してるんだか 言い寄ってるんだか
よくわからんシーン(笑)でも アメとムチみたいな
台詞廻しと演技で 品良くかつセクシーに攻める様は
演技派のマカヴォイくん ホントにその辺上手いんだわ~

そして 僕が頼るのは・・・だ 私が頼るのは・・・よ
で えぇ~?!な展開になり その後年数がたって
二人に白髪が現れた頃のシーン

あの後ろ姿で手をもぞもぞさせてるだけで
その何年間の彼女への想いがちゃーんと表現できてるのが
これまたツボでした ちゃんと演技出来る人は
後ろ姿とちょっとした動作だけで 表現できるんだな~と

そんなこんなで 地味ながらも 
文芸系マカオヴィ風味をしみじみと見させてもらった感じ
別珍のコートやら 英国的ベストやら ロングブーツまで
コスチュームも とても似合ってました

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そして なんとなく 英国風アクセントを話してる風な(あくまでも雰囲気)
感じのアンだけど やっぱり本場の人とはちょっと違うかな?という感じ
ピッタリなイギリス人の女優がいなかったんだろうか・・・?

正直 鳩が豆鉄砲くらったような顔だと思うけど 
(私の思うべっぴん顔では全然ないかな) 演技は下手ではないし 
今回のちょっといけすかないお堅い若きジェインには 
確かに合ってたかも・・・という感じ

彼女の衣奨もイギリスっぽくてなかなか可愛くて 
ほっそりとしてるのに胸はあるので ちょっとその辺がバランスどーなん?
という感じだったけど あの時代のコスチュームなかなか素敵でした

しかし コスチュームもん見る度に思うけど
ああいう時代に生きる女はホント大変だ・・・
凄く綺麗だけど 胸を盛り上げて 窮屈そうな服着て 
女は慎ましくあればいい 女に才能なんていらない
愛があろうとなかろうと よい結婚にしか女の幸せは
ないみたいな発想にひとくくりにされいて・・・

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そして 余談
あの親から どうしてこんな息子が生まれたんだろう?と思う
ジェインの兄ヘンリー役の人 えらくハンサムだな~と
思ってたら 私の大変好みの音楽系映画 コントロール
アクロス・ザ・ユニバースにも出てた ジョー・アンダーソンでした
今まで見た2本と ガラっと雰囲気違う映画だけど
この人もこういう正統派英国コスチュームバッチリでした

派手さはないけど コンパクトにまとまった
いかにもイギリス的な文芸ものでした

今日の映画:77点 
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by acine | 2010-02-02 23:20 | Inglaterra イギリス映画 | Comments(9)
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ずっと見たいな~と思ってましたが 公開されずじまいで・・・
最近 WOWOWでオンエアされ やっと見ることができました

かつて 少年Aと呼ばれていた青年が服役を終え 
ジャックという新しい名前で社会へ戻ってきた

彼はどのように更正し 新しい生活を送るのか?
そして 社会へ溶け込むことができるのか?
自分の過去と今をどう捉えて生きていくのか? という物語
詳しく:cinematopics

とてもシンプルでシリアスで 人生は甘くないという現実を
思い知らされる内容だけど 根底に流れているのは人間味
このあたりが とてもイギリス映画らしく 
地に足のついた感じが とても好感が持てる

だけど そんな人間の持つ 犯罪を犯した者への冷たい目
そして 誰もが巻き込まれかねない犯罪への悪循環も
しっかりと描いている

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徐々に明かされる彼の過去と 
順風満帆にスタートしたように見える彼の新しい生活が
交互に描かれ 徐々に彼の今と過去が
明らかにされてくるというストーリー

主人公ジャックの その時々での心の揺れと苦悩
新しい自分になろうとすればするほど フラッシュバックのように
思い出してくる自分の過去 そして 愛する人が出来れば 
本当は彼女に全てを打ち明けたいと苦悩する心

そんな難役を繊細に悩ましく かつ温かく生き生きと演じた
アンドリュー・ガーフィールド とても良かった!
服役して出てきた経験なんて 全くないだろうに
彼の演じた人間は まさにかつて少年Aと呼ばれた人間にしか見えなかった
なので 第三者として見てる側としては 
いくら過去に犯罪を犯していたとしても どちらかというと
彼の側に立って 物語を見てしまうのだ

過去があるとはいえ 法的にも許されて社会へ戻ってきたものの
自分の過去を知られてはいけない 素性を明かしてはいけない
自分の姿を写真に撮られたくない 常に見えない何かに怯えて
常に不安を抱えて暮さないといけないのはとても辛い

そして 社会と隔離されてたので 
皆がやってることや知ってることを知らない彼
彼が???という顔をしたり おずおずとそれは何?と質問する度に
見てる側は 彼の素性がバレるんじゃないか?とドキドキする

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そして そんな元少年Aを まるで父親のように温かく見守る
ケースワーカーのテリー役の俳優もとてもよかった!
少年Aとは お互い信頼関係で結ばれているのに
実の息子とはなかなかいい関係が作れない・・・というのが
とても皮肉で 最終的にあんなことになろうとは・・・という感じで

そして どこか不器用だけど 繊細にストレートに感情をぶつけて
くる彼を愛おしく思う 姐御肌のGFの母親のような愛情もいい
(実際 ちょっと年上すぎない?と思ったけど・・・)

同じように過去に犯罪を犯した青年が出所して 
更正生活を送るという映画を作っても 
ハリウッドでは単なるお涙頂戴 これでもかな
大感動物語に化けてしまうんだけろうけど・・・

その辺は 地にしっかりと足の着いたイギリス映画 
お涙頂戴でもなく 大感動でもなく シンプルに事実を
ありのままに描くだけ 穏やかで鋭利 そして人間臭い
決して後味はよくないけど 見て損はない

今日の映画:78点

余談
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by acine | 2009-12-10 20:37 | Inglaterra イギリス映画 | Comments(2)
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面白いらしい・・・と 気になってたこの映画
公開時も行き損ねてしまってました

今回も冒頭30分見逃したけど どうせ録画しても見ないし
(見れないし) いいや 今見てしまおう~で見ましたが・・・

30分見そびれても 全然関係なし 
十分ついていける内容でした(笑)

おバカ系映画として有名だけど 愛すべきおバカ映画と言おうか・・・
意外や意外や とっても丁寧な作りしてるし 
絶妙なテンポの良さやセンスもいい 私は好みでした
監督のエドガー・ライト・・・ 要チェック監督に入れよう~

詳しく:シネマトゥデイ

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田舎町に左遷されてきたらしい エリート警官エンジェル
あまりにも平和ボケしてるか・・・と思われた田舎町で
クールにマジメに 職務に励む日々・・・

そして とある事件が起こり まさかこれは事件だ!と
いきり立つエンジェルに まぁまぁこれは事故だよと
はぐらかす署員、住民一同 これはおかしい・・・と
見てる側も思い出してからの転調が あっと驚くほど凄い!

とにかく お口ポカン・・・な惨殺シーンとその扱い
無残すぎるし 笑おうにも笑えない凄いことになってます
町の人が・・・のシーンも そして反撃に出るエンジェル
そして反撃に出る町の人も・・・ とにかく激しすぎて 
何の映画を見てるのか わからなくなってしまう感じですが

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主人公を演じる いかにもイギリス的なルックス 
クールでスノッブっぽい喋りが光る サイモン・ペッグの
存在感がとても光るので 力技でも見てしまうわけです

ダニエル・クレイグをどうにかしたような顔だな~と思ってたけど
今思えば ダニエル+坂田利夫÷2が この人という感じ

だけど 喋りがとにかくカッコよくクールで 
トーク美人がいるなら この人は トーク男前 
顔には坂田利夫が入っていても 十分カバーできるんである

そしてグラサンかけりゃ パっと見ダニエルボンドみたいに
見えなくもないし(笑) おマヌケな恰好してても それなりにカッコいい
※ コメディアンだそうです この人

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まぁ 後半部分の炸裂ぶりは 激しいものがあって 凄すぎです
いかにも シニカルでブラックだけど どっかマジメで好感持てる
イギリスらしさ 初期のダニー・ボイルのようなセンスや
以前見た ウェイクアップ!ネッドなんかを
彷彿とさせるような 平和でブラックなコメディ・・・という感じ
※この”ウェイクアップ!ネッド” 私は大好きな映画!

主人公たちは地味なんだけど
ビル・ナイやジム・ブロードベントやティモシー・ダルトンとかも
出ていて なーんとケイト・ブランシェットまでがカメオで出てるらしい
(発見できなかったけど 見逃した30分部分かな?)

小作品だけど とてもリズム感のあるテンポいい映画でした

今日の映画:78点
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by acine | 2009-06-20 21:29 | Inglaterra イギリス映画 | Comments(6)
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今年のアカデミー賞 8部門受賞作

ダニー・ボイルとアカデミー賞・・・というのは 
未だピンと来ない部分もあるけれど・・・

もともと ダニー・ボイルの作風は大好きだし
さーて お手並み拝見! 詳しく:シネマトゥデイ

ちょっと力技的な部分もなきにしもあらずだけど
シンプルながら その構成の巧みさ
ダニー・ボイルのストーリー・テラーぶりに
観客もすっかり酔わされてしまう映画

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そのテンポの良さ 疾走感 一筋縄でいかないヒネり具合
現実とファンタジー(作り話)のさじ加減のよさ
程よい人間性と社会性 これまたすっかり酔いそうな
ダニー映画ならではの音楽のセンスの良さ!
そして テンポよく センスのいい映像の数々!
個人的には トタン屋根のシーンが凄く好きでした

主人公ジャマールの人生と クイズ番組のシンクロぶり
こ・こんなのありえない・・・と思いながらも その巧みで 
過酷すぎる内容 その演出のミキシングぶりも見事!

底辺で暮らしながらも キラキラしているインドの子供たちの眼
とにかく 日本人が見たら圧倒されそうな インドのものすごい混沌ぶり
人、人、人! とにかく人の多いインド!

柔な日本人が入り込んだら とても反応できそうにない位
強い生命力に圧倒され その苛酷さにやるせなさを感じたり・・・
特にあの歌を唄う少年のエピソード 
現実は映画以上にもっと過酷なんだろうと思う

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そんなアウェイといもいえるインドを舞台に
底辺の人間 運命 電車 お金 銃 〇物(笑)など 
ダニー映画でおなじみのアイテムが次々登場して
見事な アウェイでの立ち回りぶり!
子どもと電車・お金なんてあたりは 
前々作ミリオンズとも共通する感じ

いやいや ダテにアカデミー取ったわけじゃないわと思いました

主人公ジャマール 兄のサリーム そして運命の人ラティカ
世代別に3人の役者がそれぞれ3人を演じる
微妙に顔の系統は違うけれど 自然に皆好演! 

ほとんど出ずっぱりだった ジャマール役のデブ・パテル
信念を貫き通すまっすぐな瞳が◎

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そして ラティカという名前の響きがエキゾチックで可愛く
その通りの印象の フリーダ・ピントもとてもいい

悪い奴かいい奴かわかりかねるジャマール兄
彼の人生も過酷 昔のM・ジャクソンに似てましたね

何か腹に一物もってそうなインド版みのもんた
あのシーンでは やっぱりそうか・・・!という感じ

正直言うと スラム育ちの少年が 
あんな風に英語をきちっと身につけてるものなのか? 
クイズ番組だって 英語でやるものなのか・・・? 
インドの事情を知らないけど あの辺は 
インドの言葉だったら もっとよかったのになぁ・・・と思う
まぁダニーも英語圏の人だし アメリカ資本も入れば 
英語でやるしかなかったんだろうけれど・・・

それにしても ちょっとやりすぎな 爆笑サインもらいシーンや
タージ・マハールまで出てきたのは かなり可笑しくて
こんな風にシニカルで 妙な可笑しさがとてもダニーらしくて◎!

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そして 二人のロマンスを しっかり絡ませたのが
いかにも欧米人製作という感じがして インド人ばっかりで
この題材で作ったら どうなんだろう・・・?!と思ったりもして

エンディングも インド映画リスペクト
(バッタもんっぽかったけど・笑) という感じで 微笑ましかった!

あのシーンを見ていたら 
昔見たラジニカーントやシャー・ルク・カーンとか
もっとコテコテでとことんエンタな人海戦術インド映画が見たくなり
とことんインド音楽が聞きたくなってしまう エンディングでありました

どこか 欧米ナイズされてるところが残念だけど
この力技的ストーリーを 見せ切る才能は凄いなぁ・・・と感心!

英語でない言葉で演じられたチェ2作のような映画が
賞を取るようになれば アメリカ映画界も懐が広い・・・!と
思うようになるだろうなぁ・・・

とはいえ 後味もよいし 面白かったです!
力技的部分はあっても どこから見ても
ダニー・ボイルの強烈な個性・センスが充満してたし!

今日の映画:81点

デカプリオを使わされて失敗した”ザ・ビーチ”のあと
唯一 ダニー映画で見逃していた ”28日後”

たまたま付けたWOWOWで 後半半分だけ見たけど 
思ってたよりぐっと面白くて 見入ってしまいました
主演:キリアン・マーフィーだし またチャンスがあれば 
全部見たいな~と思ってます

あとリバイバルするらしい トレスポの予告編もやっていて
ユアンも若くて 見覚えのあるシーンばかり!
トレスポ他 ユアン時代のもまた見よう・・・っと!
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by acine | 2009-04-20 23:23 | Inglaterra イギリス映画 | Comments(16)
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あまりいい印象のなかった1回目と比べると
2回目の方がよかったです

アクションが見難い ロマンティックさが足りない 
という感は同じだけど あの乾いた南米の風景が
今回のボンドの心と重なるようで ゴージャスさに欠けるロケ地や
こんな乾いてギスギスした雰囲気もアリなのか・・・と

徹底的にクールに復讐に燃えるボンド・・・
そして ヴェスパーへの思いを断ち切る戦いとしては
こんなガチンコ勝負 もうガンガンと突っ走るボンドも
アリなんだろうな~と思えてきました

クールで突っ走る分 情緒には欠けるけど
そんなこと気にしてる余裕はない程 本気だったんだな・・・と

飛行機の中での マティスの 
”ヴェスパーを赦し 自分も赦せ” 的台詞には
今回 鼻がツーンとしました 
マティス・・・味があったのに 気の毒でした

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しかし 突っ走るダニエルボンドの
圧巻の任務遂行ぶりにはいつもながら感嘆!

こういう徹底的に強くて クールに感情を殺して 
ガチンコで相手とぶつかる そんな本気の諜報員じゃないと
このご時世は この不穏な世の中 
そんな仕事で渡り歩けないだろうなぁ・・・と思わせる 
リアリティさプンプンで その辺りのダニエルの力量と
身体能力の高さには感嘆しまくり・・・

そして スーツ姿も最高に格好いいけど
ダニエルボンドのトレードマークにもあなりつつある
紺色のポロとホワイトベージュのチノパン姿
そして黒いジャンパー姿とか ラフ系も最高ですね!

映画は手放しで好き!ではないけど
ダニエルボンド 役者ダニエル・クレイグはやっぱり最高!

とはいえ 次回はもう少しタメの部分もあって
せっかく演技派のダニエルなんだから アクションとクールさ
だけでない演技も もっとさせてあげてもらいたいものです

そして 敵をもっと身体的に強力か 
ますます得体のしれない人かを持ってきてもらいたい

残念ながら マチュー斧持ったのはいいが
へっぴり腰で 足元がヨレってたので 
あれじゃ一発でこりゃダメだ という感じだもの・・・!

そして アクションシーンも もっと広角で拾ってください!
細切れだし 全景は見えないしで わかりやすいのは
決して悪くないことだと思うんだけど・・・

最後になりましたが ジェマ・アータートン
いかにもイギリス的な感じが私はけっこう好きでした
若いのに クラシックな雰囲気も持ってたし・・・

ボンドがダニエルになって ボンドガールたち
女優さんたちの地位も上がってるような気がしません?
単なるスケこましのボンドが相手じゃないから・・・
相手役を演じる価値がよりある・・・というか

今日の映画:77点

やっぱり カジノ・ロワイヤル!
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by acine | 2009-01-29 11:40 | Inglaterra イギリス映画 | Comments(4)
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待ちきれずに見てきました!

以下 ネタバレもあり これからの方はご注意を!


正直言いまして  不完全燃焼でした

お腹一杯 何度見ても ストーリーがわかっていても
スリリングで 面白くってたまらなかった前作と比べると

ダニエル演じるボンドがクールだから そして復讐劇だからか

妙にクールで スピードが速くて かといって 
テンポもいいわけでなく 妙に淡白であっさり
これは 映画全体の感想です

ものすごいスピードのアクションシーンがあちこちにあり

冒頭のカーチェイス シエナでの追いかけっこ
ハイチでのボートでのカーチェイス 
そしてボリビアでの空中戦 ホテルでの攻防

とにかく演じるほうも追いかけるカメラも凄いスピードなんですが
そのせいなのか 単に私が追いつけないだけなのか
敵とボンドの位置関係がものすごくわかりにくい!!!

私はアクション映画に詳しくないし 
アクションについて語るには 大変中途半端な人間ですが 

とにかく 今回のアクションシーン
対決する人間や船や車の位置関係がよくわからず困惑しました

逃げ道の雰囲気 建物の構造はどうなってるのか?
ホテルの中のどこに誰がいるのか?大自然の中も
普通はなんとなくはその全体像がわかるもんですが 
それが今回のは大変わかりにくい 

そんな中で 肝心の対決する人たちの
位置関係が とにかくわかりにくい・・・!!!
それってこういう映画では 致命傷じゃないんでしょうか?

今 何が起こってるのかよくわからない 
しかも ものすごくスピーディに演じられてて (これは凄いと思う)
それに勝る凄いスピードでカメラが追いかけられると
もう訳わからん・・・!という感じ

なので せっかくのスピード感が生きるどころか 
何が起こってるのかよくわからん・・・という結果になり
どのアクションシーンも どうも印象に残らなかったんです 
なんか凄いことやってたな~位しか

そして あまりにも激しすぎるシーンが多くて
普通だったら いくらボンドやボンドガールとはいえ
生身の人間だったら何回も死ぬよ・・・と
思うシーンが何箇所もありました

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せっかく あれだけダニエルを始め 
役者やスタントが体を張って 死人が出てもおかしくなさそうな
ハードなシーンをせっかく演じてるのに 勿体ないことだなと思いました 

今回の映画の印象は クールなアクション映画という感じなんだけど
そういう凄いスピーディなアクションシーンが一杯の割には
シーンごとにブツ切り状態で どうも淡白でメリハリが
あんまり効いてなかったと思います

前作の方が アクションシーンは限られていたけど
各々のシーンにもっと爆発力や重量感があり
もっともっとスリリングだったような気がするなぁ

これはドラマ全体にも言える事で

淡白 あっさり 情緒や人間性に欠ける・・・という感じ

復讐に燃える クールにガツガツ行くというのもいいけど
もう少し 前作みたいに 人間対人間なんだから 
多少のユーモアやボンドの心が滲み出るような
シーンもあればなぁという感じでした 
すーっと流れて タメがない映画なんだよな~ 今回は

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と いう感じで 監督の演出のせいで
人間ボンド ダニエル・ボンドをじっくり味わうヒマもない
テンポ&演出だったので ちょっと物足りなさも感じましたが

ダニエルは前作にも増して 体を張った演技
徹底的なクールさを押し出す演技 
大変カッコよかったのは間違いないです

前作より 体型もスッキリして 体も軽そう
スーツを着ようが ラフなカッコしようが 顔が傷だらけになってようが 
血を流してようが ほこりだらけであろうが もうどんな格好してても
恐ろしくスタイリッシュでダンディで まるでメンズ雑誌から抜け出たようでした
今回 ラフ系も多いのがよかった(笑)! 
こんなパリっとしたメンズと連れ立って歩けたら最高よね!
ラフな格好がキマってこそ 本当の洒落もんだと個人的に思うから!

そして あの宝石のような瞳は語らなくても雄弁
そしてあの声もやはり最高でした 渋いよ!
だけど もう少し 俳優ダニエルを味わえる演出だったらなぁ・・・
演技できる人なんだから アクションばっかりじゃなくて
演技ももっとさせてくれればよかったのに~と思いました

ボンド自体も冷酷にいくのはいいけど
肝心のホワイトほっといて 雑魚かもしれない男を
あそこまで執拗に追っかけるのも???だし
殺してもない人間の罪を被らされても弁明さえしないし
マティスにもあぁだし なんだか説明不足 
はしょり過ぎのような気がしました これも演出に問題あり

カミーユ役のオルガ・キュリレンコ
コケティッシュな魅力で スタイルよくて 存在感ありましたが
役柄がちょっと中途半端だったかな? ボンドとは同士的関係だけど
どうもそれも浅かったし アクションももっとするのかと思ったら
意外とあっさりしてたし・・・ あと演技者というよりまだモデル系だなと

あと敵役のマチュー・アマルリックも妙にこじんまりとしてました
もっと嫌らしくやってくるのかと思いきや その体格同様 小物っぽく
斧を持ってても 絶対 素手のボンドには勝てないだろう・・・!
という感じがアリアリだったし・・・  
かと言って さほど頭脳派でもなさそうで どうも小粒
※マチュー・アマルリック出演作 潜水服は蝶の夢を見る

Mも困った息子と母ちゃん的なユーモアも少しはあった前作と
比べると ちょっとヒステリックな感じで これまたタメがない
J・デンチのネックレスだけは印象に残ってますが・・・

敵をはじめ周りのキャラがぐっと立ってた前作と比べると
妙にすーっと何もかもが流れていって え?これでおしまい?と
思ったら ホントにおしまいでして ちょっと残念な出来でした
ついでに言うと 前作はホテルのフロント嬢まで
すごい別嬪さんだったけど 今回の女性陣は地味目でした

もう1回くらい ダニエル鑑賞には行ってもいいけど
映画としての魅力は あんまり感じない今作でした

何本か見てる 監督マーク・フォースターの作風があんまり
好きではなかったので どうかな~?と思ってたのが
そのまんま当たってしまった・・・という感じですね

※マーク・フォースター監督作 
ネバーランド普通 ステイ訳わからず
 チョコレート/amazonの演出はもう全く好みではありませんでした

冷酷にクールに・・・の今作 
ニヤけたおっさんボンドが出てくるより 
クールなダニエルボンドが絶対よいに決まってますが
次作は もっとメリハリつけて ゴージャスに 
そして スリリングに作ってもらいたいです 

せっかくダニエル・クレイグのような凄い役者を主役に据えているのに
今回のようにただすーっと流れる映画ではもったいないから!

今日の映画:72点
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by acine | 2009-01-17 23:35 | Inglaterra イギリス映画 | Comments(9)
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ナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソン
人気女優二人を 主役に据えた歴史物

冒頭の BBC FILMS の文字でも 確信したけど
よい意味での甘さも感じさせず ぐっと集中できる 
どっしりとした見応えたっぷりの作品で 凄く面白かった!
詳しく:goo映画

映画によく登場する エリザベス1世の母
アン・ブーリンと その妹メアリー を中心に
そして 叔父とブーリン一家 そして国王ヘンリー8世
壮大な歴史の渦の中で ブーリン家の姉妹二人に
スポットを当てているので いい意味でとてもわかりやすく
かつ ぐっと物語に観客を引き込むパワーのある映画

それにしても いつの時代でも 国が変われど
こういう国王だの殿様の周りで 起こることは万国共通

王妃から男の子が生まれないとなると 愛人や側室が登場
そして その愛人だって 常に王の気を引き 男の子を生まねば 
その立場も危うい 砂の城にいるようなもので 
王の周りには 次から次へと 常に女が現れるわけなので
いつまでもその地位が保てるとは限らないし
その場を追われ 死刑にもなりかねない・・・ 

非情に危うい立場に立つ女は 家や権力争いの道具に利用され
その人生まで翻弄される・・・ 本人の意思に関わらず 
ブーリン家のように 王室と何かしらよい縁を作りたい
地位を作りたい 父親や叔父の策略で 娘(姪)を愛人として
差し出してしまうわけで ほとんど人質か人柱状態

だけども 自分の立場を納得して 自らを王へ差し出す
ブーリン姉妹の姿は 美しくも痛々しい

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そんな姉妹を演じるのが

姉のアン:ナタリー・ポートマン
美貌の裏には かなりの策略家と野心を持った女
その野心が過ぎて 悲劇を招いてしまう女
自分のしたことは 自分へ跳ね返るという見本

正直 ナタリー・ポートマンは 優等生的&スキのないイメージで 
個人的にはさほど惹かれない人だけど その理知的な顔つきで
ちょっと無理をしつつも 堂々と野心をメラメラと燃やす姿 
妹を押しやってまで 自分を売り込む姿は なかなか上手かった

だけど この人 もう少し若い頃の方が 断然美形だったような
気がするのです・・・ パーツがちょっと中央に寄りすぎというか
ここ1,2年で顔が変わってきてません?

そして やっぱり彼女の方が私は好きだわの
妹のメアリー:スカーレット・ヨハンソン

最初に見初められた国王 策略家の姉にどんなに酷いことをされようとも
自分の立ち位置を認め 陰ながら いつも姉を支える健気な妹メアリー
私も妹が二人いるけれど こんな出来た妹が欲しい 
逆にあんな自分勝手な姉がいたら 私はあそこまで寛容にはなれないと思う

白い肌とぽってりとした唇 古典的な衣装も凄く似合っていて
地味な存在が かえって存在感を醸し出すという さすがの演技
セクシーダイナマイトな役よりは ナニー役やこういう素朴で
控えめな役こそ スカーレットの真骨頂という気が・・・
こういう役の方が 彼女の良さや演技力がぐっと出てくる気がする

それにしても 色合わせや柄をしっかり考えた二人の衣装は
本当に綺麗だった 華美すぎずセクシーずぎず 品のいい
シックな色や質感の生地 ドロドロして哀しい話だからこそ 
こういう美しい衣装が 見ている人の心を和ませ荒ませない感じ
男性陣の衣装も手抜きがない丁寧な仕事だったような気がする

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そして 二人の母親役の 久しぶりのクリスティン・スコット・トーマスが
これまた素敵だった 落ち着いて品のあるいい演技 大人のいい女の典型
 (未だ イングリッシュ・ペイシェント での彼女は最高だと思っている)

そして 王妃の座を追われる女にスペインのアナ・トレント
地味ながら 裁判シーンの辺りは 貫禄があり上手かった

そんな 女性陣に比べると 影が薄気味の男性陣

国王役のエリック・バナ 程よくハンサムだし 体格もいい
だけど ミュンヘン同様 どこか地味というか 主役にしては小粒な感じがする 
今回のヘンリー役も そこに存在していても 
どこか影絵のような感じで やっぱり存在感に欠けたかな 
もう少し 国王の散漫さや傲慢さがもっと出てもよかったのでは?

あと若手も 今年あちこちの映画で見た人が一杯

ジム・スタージェスは あんまり古典的衣装が似合ってなかったけど
悲劇の終盤はなかなかよかった アクロス・ザ・ユニバースなど
現代物の方がこの人はいい感じ

そして 美しすぎる母 では そばかすばかり気になってた 
エディ・レッドメイン 今回は若手の中では一番よかったと思う
スカーレット同様控えめなのが 実は目立つという役を
上手く演じていたと思う 彼は古典的衣装が良く似合う

そして ”つぐない” の二人まで出ていて ビックリ!
しかも またあの女は~! でした

悲劇のヒロインとなったアン・ブーリン
そして 辛抱強く生きていたメアリー・ブーリンの物語

身勝手な姉に翻弄され 何度となく谷底へ落とされて
彼女の運命はどうなのるか?と ヒヤヒヤしたものの
健気に生きたメアリーが幸せになってよかったと思う
そして スカーレットが出ずっぱりで良かった!
原題を見ても 主役はメアリーのようですね

そして・・・
あのエリザベス1世はどんな生い立ちなのか?
そして イングランドはなぜローマカトリックから離れたのか?
そんな歴史にも触れつつ とても質のいい
見応えたっぷりのよい映画でした

今日の映画:82点
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by acine | 2008-11-05 22:09 | Inglaterra イギリス映画 | Comments(8)
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すっかりハマってました この映画 
その後 イアン・マキューアンの原作 ”贖罪”も読みました

これはDVDが出たら 絶対買わなくっちゃ~で 予約してましたが 
この度やっと発売 早速見てみましたが・・・ 公開時感想

やっぱり 余りにも美しくて 壮絶に切なすぎる
なんて 素晴らしい映画なんだろう・・・! ということ

事実は小説より奇なり・・・というが 
この映画の場合は 小説は事実より奇なり・・・がピッタリ

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そして 雑感

やっぱり シアーシャ・ローナンの存在感は凄い
子供ながら 末恐ろしい美少女だと思う その聡明な感じから
上手くいけば ケイト・ブランシェット系に 育つんではなかろうか?
ハリウッドのアビゲイル・ブレスリンとかより 断然ポテンシャル高そう

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そして キーラ・ナイトレイ 公開時はそうでもないかな?と
思ったけど やっぱり彼女は硬質系 あの細すぎる体もそうだけど 
もう少し柔らかさが欲しいような気もするけど この映画での毅然とした
フンイキは それはそれでアリなんだろうなぁ・・・と思う
やっぱりアゴが気になるけど 時折もの凄く綺麗で やっぱり美女系? 

そして 成長したブライオニーを演じる ロモーラ・ガライ
見た目が大柄でもさーっとした感じがするので シアーシャのあとに
彼女はどうなん?と思ってたけど やっぱり上手いのは上手い
当初ブライオニー役をオファーされてた キーラはフンイキにピッタリだけど 
より子供時代より複雑に心情を表現するには キーラでは難しかったかも
そういう点では達者なロモーラでよかった気がする

出演シーンが少なくとも その後のブライオニーを演じる
ヴァネッサ・レッドグレイブはさすがの貫禄 何度見ても 
あの告白シーンの事実には 鼻がツーンとしてくる・・・
しかし あの老齢でも あの髪型にあのワンピースにスニーカーとは(笑)

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そして ジェームズ・マカヴォイ
もう この映画の彼に関しては 私は100点満点 いや120点満点

噴水のシーン 自宅で手紙を打ち出かけるシーン 
あの図書室のシーン 出征前のロンドンのシーン 戦場でのシーン 
ブライオニーの空想での3人のシーン すべて文句のつけようがありません

使用人の息子ながら ある意味とても恵まれた生活を送り
若くてまっすぐな情熱を持ち そして その想いも遂げるが 
その直後 人生最悪の方向へ急展開し 
気がつけば 再び人生をやり直したいと願いつつ 
その夢は叶うのか 叶わないのか 負傷した体で 
戦地フランスを彷徨う ロビー役の彼 

その細やかな表情 仕草 台詞廻し 全てがパーフェクトです

ホントは怖いアミン大統領と都合よく仲良くする軽いスコットランド医師役
クリスティーナ・リッチと やさぐれながらもほのぼのとした役も良かったけど

絶対的に言えるのは 妄想暴走映画で 
ちょっとアナタ頭悪いんじゃないという役で 怖い姐さんにスゴまれ 
教育され ペアになって また散々怖い目や痛い目に合うより

こんな映画で 演技者としての演技を堪能できる マカヴォイくんを見たい・・・

そして 最後に この映画 映像的にも凄く好み!
アングルからその色彩からレイアウトまで 1シーン 1シーン すべて好み
 
美しく豪華だけど 何かが潜んでいそうな 英国の美しいお屋敷と庭
これは誰が見ても 美しいから当然!なんだけど

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後半ロビーがフランスの地をさ迷い歩く戦地と
ダンケルクの撤退のシーン 私はもの凄く好き

弾丸が飛び交うわけでもなく 戦うわけでもない・・・

だけど 主人公のロビーは 自分と戦い続けながら
一種夢のような世界のようにも見える 過酷な戦地を歩いている 
長回しの海岸のシーン 疲れた男達の姿
あの歌のシーンはまるで 賛美歌のようにさえ聞こえる
そして 戦地の映画館での スクリーンのキスシーンの場面で
ロビーは自分の状況を思い知らされ 顔を覆うシーンとか

いろいろ見た映画の戦争や戦地でのシーンで 
一番この映画のシーンが好きかもしれない
実際に戦わないものの 余りにも美しすぎるから 
同時に何とも言えない残酷さも感じるという 
絶妙なバランスとその見せ方 

監督のジョー・ライトも素晴らしい 非の打ち所のない仕事ぶり

前半のあのタイプライターの音と そして後半の哀しいあのハーモニカの音
音楽も物凄く効果的な映画だと思う

というわけで もうこの映画は崇拝!クラス

マカヴォイくんも この映画で見ないとダメよ!という感じであります

今日の映画:85点
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by acine | 2008-10-01 18:39 | Inglaterra イギリス映画 | Comments(2)
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社会派 ケン・ローチの新作
昨年のヴェネチア映画祭脚本賞受賞作
詳しく:東京美術通信

背景などは↑を見ていただくとして・・・

このタイトル通り 自由を謳歌するには・・・
自由がある程度約束された国では 搾取される人間が
知らず知らずのうちに 誕生してしまうということ

悪循環とわかっていながら 雇う側も雇われる側も
甘い汁を吸いつつ 吸われつつ 悪循環を断ち切れない現実
それを断ち切ってしまうと 世の中が回らないこの世界
ヘヴィだけど まるでドキュメントを見ているようにリアルだった

丁度 何日か前に 日本(西船橋が舞台だった)の日雇い派遣労働者
とその派遣会社を追ったルポをたまたまTVで見ていて
朝 駐車場に集る若者 そして点呼を受け 各バンやバスに乗って
行き先も仕事内容も時給も曖昧なまま 派遣先へ向かう・・・

まるで そのデジャブーのような風景が目の前に広がっていた
毎朝 仕事に群がる労働者 それをさばく紹介会社の女 
単に舞台をロンドンに変えて 労働者を東欧・南米・中近東 
先進国でない国の出身者に変え 雇う側がパワフルだけど
非力なシングルマザーの女に変わっただけ・・・という感じだった
だけど 不法滞在などが絡んでいるだけ より状況はヘヴィだ

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地道なケン・ローチ作ということで 地味なキャスト陣なんだろうな~と
いう予想から外れて 主人公アンジーはシングルマザーながら
凄くパワフルで そして肉感的な女で かなりイケイケ系
女であることも上手く利用しつつ事業を始め・・・だったので 
かなり意表をつかれた なんとなくもっと地味~な女かと思っていたので・・・

だけど そもそも彼女が職を追われた理由というのも不条理で
どうのこうの言ってもこの世の中は 未だ男社会ということ
だから 彼女が女を利用して この道にずぶずぶと吸い込まれて
いったことも 決して責められないことだと思う
だけど 労働許可を持った人を紹介するという行為から
段々逸脱していき 不法滞在者に偽造パスポートを持たせて・・・
の辺りから道は狂っていった そして事件が彼女を襲う

だけど 劇中の台詞 不法滞在者の労働条件 身の安全がいかに水物か・・・
不法滞在者の息子と比べて あんたの息子はそんなにえらいのか?!
no と答えるアンジー 

余りにも逸脱した行動をする彼女を見て もうついていけないと
アンジーのもとを離れた仕事のパートナーであり親友のローズ

彼女は神様でも マザー・テレサでもない 
そして魔女でもない 単なる一人の人間でしかない
人助けをしてると言いつつ 自分と息子の為にはお金を稼がないといけない
自分も生活していくためには なかなかこの道から抜け出せない 
そして そんな彼女を頼っていかないといけない人間もどんどん出てくる
一人で彼女は新たな収入源確保のためにウクライナへ向かう・・・

この悪循環は切れることはないんだろうなぁ・・・
その悪循環がないと その国の人間は暮らせないんだろうか?
と思ってしまう 今の時点では解決法が何も見つからないような気がした

自由な世界には 壁も隔てずに 不自由な世界が存在する

とても地に足のついた ヘヴィでパワフルな映画だった

今日の映画:80点
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by acine | 2008-09-11 22:19 | Inglaterra イギリス映画 | Comments(2)
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公開されてる時 ちらーっと気になってたんだけど 見逃していた映画
ユアンも出てるし 見てみました 中学生スパイ映画英国版

ユアンが出てるから 見たかったのか~と思いながら 
冒頭のクレジット見てると アクション監督がドニー・イェン(香港)
そうか そうか それもあって見たかったのか~! と思い出した次第
ストーリー他goo映画

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期待のユアンは 主人公アレックス・ライダーの叔父
余裕で仕事をこなしているが あーっという間に消えてしまうのが惜しい
そうか~ ユアンもこんなティーンエイジャーの叔父さん役なんて
やるようになったんだと感慨深いものがあったりして・・・

主人公アレックス役 アレックス・ペティファーはご覧の通り
いかにも英国的な美少年的ルックスで 
ダイアナ妃の長男ウィリアム王子系とでも言いましょうか
いろいろ頑張ってるし 日本人よりは大人っぽいけど
所詮中学生 まだまだ子供 こんな子供をスパイとして
潜入させてよいものでしょーかね~?!(笑)
ま この辺映画だから いいんでしょう!

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しかし このアレックスくん なかなかの達者者で 
叔父ユアンの跡を継ぎ (こういうのって世襲制なのかしらん?!笑) 
MI6のスパイ(誰かと一緒ね)と なるわけなんだけど 
何故かマーシャル・アーツや空手が達者で 語学も達者 
なので 見込まれてスカウトされ まずは訓練!ということで
ウェールズの特殊部隊の合宿へ送りこまれる訳なんですが・・・

そのくだりが 何とも漫画みたいでありえない~!話なんですが
なかなかアクションの型もハマってるし クセありキャストにも囲まれ 
英国のカントリーサイドの美しい風景 モダンなロンドンの街を背景に 
お子ちゃまスパイものながら 見るのを辞めようかとはならないのは立派
ついでに言うとカメラの構図もモダンでなかなかセンスがいい

笑えるのが配役 叔父ユアンを始め
家政婦が久しぶりのアリシア・シルバーストーン
MI6の上司が真面目なくせに妙におかしいビル・ナイ 
敵役にすっかりアナタどうしたの?!なミッキー・ローク 
その秘書に”チャーリーとチョコレート工場”のあの女の子の母親
クセありの助演陣がなかなか豪華で面白かった

それにドニー大先生の指導あってか
皆さん しっかりアクション(カンフー)をそれなりにこなしていました
しかし こんな英国のどこやかしこにマーシャル・アーツが普及して
こんなに誰もができるのか?と思えてしまうほど

妙な日本風味 そして音楽も”少林サッカー”風だったり
どこか東洋くささが漂う不思議な映画でもありました

1時間半ということもあり ま~TVドラマでもいいんじゃないの?的
ストーリーではありましたが キャストがなかなか豪華で悪くはなかったな

今日の映画:74点
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by acine | 2008-08-30 22:46 | Inglaterra イギリス映画 | Comments(8)