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簡単に覚え書き 映画メモ 美しすぎだろ リリーちゃん


by acine
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カテゴリ:Inglaterra イギリス映画( 58 )

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イギリスの著名な作家・詩人・劇作家 オスカー・ワイルド

正直・・・彼の作品は名前しか知りません(恥)
この前見たベルベット・ゴールドマインで オスカー・ワイルドネタが出たので
見てみようか・・・で見た1作 詳しくは:シネフィル・イマジカ

・・・と思っていたら 一つ見てました 理想の女(ひと) 
オスカー・ワイルド原作 ヘレン・ハント&スカーレット・ヨハンソン共演

正直 オスカー・ワイルド役の スティーヴン・フライが
美しくないので うーん・・・と思いつつ まずは様子見から

だけど いくら才能があり 資金もあり 将来有望でも 
こんな美しくないオッサンに 何故 美青年ばかりが 
ハーメルンの笛のように 引き寄せられるのか・・・謎だ
女同様 男の才能に惚れるのか・・・?

その辺り 納得いかないけど こんなオッサンでも
何か理由があるんだろうな~(わからんが・・・)と思わせる
淡々とかつ品よく演じるS・フライの演技は上手い
ま 実際・・・歴史に名の残る人物だって 別に美男美女揃いでは
ないわけだから リアリティはあるということか・・・?

その辺り 毒はあっても品がいい イギリス映画
主人公が今イチでも カントリーサイドの美しい緑
美しい屋敷に美しいインテリア そして端整でダンディな着こなし・・・
段々と美しくない主役も そんなに気にならなくなってくるのはさすが!

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そこに登場してくるのが 絵に描いたような美青年
まさにキラキラと光り輝く 若きジュード・ロウ!

最近 彼を見ると 額の両側のもげ上がりが 異様に気になってしまうけれど
 (ロード・トゥ・バーディションなんて彼が出てくると 別の意味で目が冴えたもの~)
この頃はブロンド頭もフサフサ・くるくるで 全く問題なし 安心して見ていられる
”ベルベット・ゴールドマイン”のジョナサンのように 美しさ格別!

端整で 猫のようにしなやかに オッサン・オスカーを惑わせ
まんまと手玉に取る 品がよく小悪魔的な美しい若造を演じている・・・
ジュードは演技も上手いし ハンサムだと思う
だけど 個人的には嫌いでもなく 好きでもないタイプ
 (いい俳優だけど 別に好みでもない・・・ということ)
それでも この映画の彼は 本当に美しいな~と感心した

こんなジュード・ロウに手玉にまんまと取られる
才能あるオスカー・ワイルド そりゃしょうがないな・・・
キミ諦めなさい・・・という感じでございました

この映画・・・他のキャストも実は大変豪華だったりして
あんまり気乗りしないまま見た割にはなかなかでした
何せこういう題材 イギリス映画の十八番だもんな~

今日の映画:73点

驚いたけど 実際のオスカー・ワイルドの容貌と
このS・フライの容貌・・・かなりソックリ それでキャスティングされたんだろうか
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by acine | 2007-09-11 23:27 | Inglaterra イギリス映画
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60年代 セックス・ドラッグ・ロックンロール 
このポスターそのまんまの世界 いやロックンロールは余りなかったか・・・ 
そして ストーンズから消えたと同時に この世からも消えてしまった男の物語

音楽モンだし 去年 ホントは映画館で見たかった映画
忙しくて行けずじまいで その後ベン・ウィショーも出てたと知り 
やっぱりこれはいつか見よう!と思っていた作品
借りようかと思ってたら 丁度放映があったので・・・ 詳しくは:コチラ

そういう死んだメンバーがいたらしい・・・というのは知ってたけど
当時の状況やストーンズの内情がどうだったかは さすがに知らない
真相を知らなかった分 逆に新鮮に見れたかもしれない

もっと音楽ガンガンかと思ってたら 意外や意外・・・!
とても映画らしい展開で 小粒ながら丁寧な作りの映画だった
静かな中にも 煌びやかで退廃的 羨望と妬み 遊びと浪費
享楽の世界 音楽ビジネスの裏側などが描かれていて
こういう世界でも 決して品を失わず 淡々とクールなのが
これまたイギリス映画らしくてよかった

プールのシーン~デビュー直後の雪のシーン~
GFを妊娠させて彼女の父親に怒鳴られ 家を出て 
ミュージシャンになり・・・そして人気者となり
くまのプーさんを描いた作家が暮らしていた
カントリーサイドの邸宅を買い取り そこに暮らし 
改装するシーンまで 一気になだれ込む・・・ 

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その風景や邸宅が なんともイギリスらしさがプンプン漂う 
アンティークさの漂う 萱葺き屋根の古風で瀟洒な邸宅
日本のミュージシャンが いくら成功したからと言って
純日本家屋を買い取って 改装して住むだろうか?
しかも くまのプーさんの作者が住んでたという家!
そういう感覚の違いが面白い 先端にいながら伝統的
いかにもカントリーハウスっぽいインテリア 
美しいイングリッシュガーデンに ほどよくモダンなプール・・・
なんともうらやましい家だった この家もいい感じだったけど
旅行先のマラケシュのホテルとかも すごく雰囲気があった
この映画・・・実はインテリア映画でもある

そんな中 キース宅も担当したという 冴えない建築業者の男
フランクがブライアンに手招きされるかのように 時には仲良く
時にはバカにされつつも 段々とブライアンの生活に入り込んでくる

何で こんな奴が こんなに延々フューチャーされるのか?
なんだか不思議な展開だな~?と思いつつ見ていたら
これが段々とミステリー要素 サスペンスチックになっていき
ミュージシャンのブライアン・ジョーンズの失速と重なっていくのだ
まるで 点と線がつながっていくかのように 
ブライアンの人生も幕切れへと向かう・・・

アメリカへ入国出来ない=アメリカをツアーできない スタジオへも来ない
曲も書かない 仕事をせずに 女遊び、旅行、家の改築 etc・・・
果ては 自らが原因で ダイナマイト・バディのGFをキースに奪われる
怠惰に遊び暮らし 浪費ばかりするブライアンは 
なるべくして身を滅ぼし 脱退せざるを得なかったという感じがするが
あの建築業者フランクが 彼の人生に登場した所で
彼の人生も 歯車が狂い始めたとも言える・・・

この映画で描かれていた事がホントだとすると 
怖い話だな~と思うし でも十分ありえそうな話でもある
単にあのフランクだけの問題か それともマネージャーが仕向けたのか?
どこまで本当かはわからないけど こういう脱退劇の裏側には
表沙汰に出来ないような 大人の事情がいろいろあるんだろうな~と 今更思う

音楽映画というより 成功と引き換えにこういう退廃的生活を
送ったばかりに 見えない渦に巻き込まれ 死に至るまでの結果・・・という感じ
予想とは違ったけど 小粒ながらも 意外にも映画らしい映画だったと思う
創作物語だったラストデイズより 真相に近いような気がする
本人がふーっと出てくる ラストシーンも効いていた

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淡々となりきっていたブライアン役のレオ・グレゴリーも上手かったし
庶民のフランクetc・・・役者陣の演技も自然でよかった
キース・リチャーズ役だった ベン・ウィショーは出番は少ないけど
小動物系&甘め路線系で なかなか可愛げでした
どっちかというと ブライアン&建築業者&GFに焦点絞ってるので
バンドやメンバーは余り出てこないのが ちょっと勿体ないかな?

今日の映画:78点
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by acine | 2007-08-30 00:49 | Inglaterra イギリス映画
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公開当時・・・ 東京で見て 地元でもまた見て
サントラも映画見る前から買って ガンガン聞きまくっていたので
個人的にも印象的な映画の一つ 今回 久しぶりに見てみました

ユアン目当てで見に行ったくせに・・・そのなりきりぶりが見事だった
妖しく美しいジョナサン・リース・マイヤーズにすっかり目を奪われた私!

改めて見ると やっぱりキワモノだけど 
やっぱり なかなか面白い世界だわ~ってこと
人工甘味料ワールド的 グラムロック版 毒気のあるおとぎ話 
冒頭のドアの前に赤ちゃん(オスカー・ワイルド)が捨てられたとこなど
プルートで朝食を などとも通じる味わい メイク・衣装・音楽モノとしても共通項あり
それにしても 皆若いわ・・・!

あちこちで そっち系男性軍の何ともいえない目線が交わされたり・・・
監督のトッド・へインズの趣味丸出しぶりが楽しい 
音楽や色彩のこだわり・美意識など・・・思わずほくそ笑む
↑こういう要素 私も大好きだから・・・その辺にこだわる監督の映画は◎となる
ストーリーなど:コチラ

*トッド・へインズの新作 今年のヴェネツィアでお目見えする
I'M NOT THERE キャスト諸々すごく楽しみ!

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そして やっぱりこの頃のジョナサンは凄い
なんともスクリーン・ジェニック! どのシーンもキマりまくりだ
モッズ~ヒッピー~グラム たまにあちゃ~な衣装もあるけど
どんな衣装も髪型もメイクも似合ってて 妖しく美しい!
口をヒン曲げての喋り方も小生意気そうでいい
ミュージカルっぽい曲のシーンのなりきり方もお見事
毒気を漂わせて 怖いもんなしって感じで なんとも見てて楽しい
こういう姿を見てると 最近のジョナサンはずいぶんフツーの人になったと思う

そして 髪を伸ばして メイクして 歌ったり 跳ねたり 転がったり
ズポンも脱いだりと あっちこっちで 大ハッスルのユアン・マクレガー
頑張ってはいるけど どこか健康的で 退廃的イメージじゃないな(笑)
狼に育てられたというエピソード・・・も笑える
それにしても 歌唱力もこの頃と比べると 段々と上がってる気がする
今見ると この映画のユアンの歌唱力は程々程度

以前は 気持ち悪い男(役)だな~と思ってた クリスチャン・ベール
今見ると 赤いホッペの何ともこっ恥かしい少年時代と 
ノスタルジーを感じつつも 現代の記者役の使い分けは見事
今見ると芸達者で手堅いな~と思わせる これが一番難役かもね?

あと ジョナサンより綺麗じゃないのが効いてるトニ・コレット
華やかな妻時代と 寂しい現代の雰囲気 これまた彼女も上手い
決して華やかなルックスじゃないのに 存在感抜群
当時 本当にジョナサンが彼女に惚れてしまったのもわかるよな・・・

久しぶりに見たら・・・
ブライアン・スレイド=産業ロックの権化のようなスターに
結びつくシーンがいい感じだ ほっとすると同時に寂しさも

なんとも甘酸っぱく こっ恥かしさもある映画
何年か先に きっとまた見たくなるだろうな~
この甘いキラキラぶりは 何とも魅力的!

今日の映画:78点

e0079992_16311578.jpgジョナサンつながり・・・ 
アイリッシュのジョナサンが
エルヴィス・プレスリーを演じてる
←これもすごく見たいんだけど・・・!
ジョナサンには伝説系のスターが
不思議とよく似合う

去年あたりから 再び思うけど
イングランド、スコットランド、アイルランドなど 
UK系&周辺の俳優 いい役者がほーんとに多い!
演技上手くて 大胆で 地に足がついてる
私の中では 何度目かのUK俳優ブームみたい
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by acine | 2007-08-28 16:10 | Inglaterra イギリス映画
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ロンドンのイーストエンドのワーキング・クラスの家に生まれ
60年代にデビューした スモール・フェイセズ~フェイセズ~ソロに転向した
ブリティッシュロック界の影のヒーロー ロニー・レインのドキュメント

ロニー・レイン 名前聞いたことあったっけ?!
さすがに活躍していた頃は全く知らない・・・
だけど そのバンド名やら フェイセズにいたらしいロッド
(スチュアート これも知ったのはソロ時代)も出るらしいし 
こういう 当時の裏ネタや背景を見るのは面白い
音楽ドキュメンタリー好きなので 見ておこうかなということで・・・

売れてる時代も お金に執着せず 音楽好きで自然体
ただただ音楽と 自然な生活に魅せられた 
ロニーの人のよさそうな顔つきと 人懐っこい目が印象的だった 
陽が当ってるような そうでないような 彼の音楽人生を辿るドキュメント

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スモール・フェイセズ ↑
若くて可愛い面々だが やってる音は全然古臭くなくて 今聞いても凄く新鮮
スティーヴ・マリオット(名前だけは知っていた)って こんな人だったんだ
そしてこんなvo だったのね~  そして主人公のロニーはベーシスト
登り調子で とにかく若くて楽しそうな姿と 音の達者さが印象的だった

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フェイセズ ↑
脱退したS・マリオットの代わりにロッドとロン・ウッドが加入
華やかでブルージーでソウルフルなロッドのvoに ロックテイストも濃い感じ
こっちのバンドでは アメリカツアーも行い その楽しそうな雰囲気も
フィルムに納められ 段々とロッドばかりに注目が集り 
バンドのバランスが崩れていく・・・ ありがちなバンドの宿命的光景も

それでも 根っからの音楽好きは変わらない
そして 彼は その時々の妻の影響も大きく受ける・・・
トレーラーを買い 田舎の家を買い 仲間と原っぱでセッション
大きなテントでの巡業 アメリカに渡り 自然と共に暮らし
母と同じ病気になり 自然に受け止め 大地へと戻る・・・
彼の言葉 ”人生は短編映画みたいなものだ” と言うとおり

前半の若い頃の映像は 生き生きと楽しく
中盤~後半は ロニーの人生同様 落ち着いた感じ
音楽映画にしては 静かでほのぼのとしてピースフルな感じ
このあたり BBCが協力をしてるらしく 堅実で地に足がついた作り

音楽ドキュメントらしく 終始流れてる音楽が 知らない曲でもとても心地いい
フェイセズ関係のも凄くいいけど ソロになり 自然体雰囲気そのままの
彼の温かい歌声がなんとも心地よくて 思わずところどころで
居眠りしてしまったくらい (疲れ気味のレイトだった・笑)

あと60、70年代のファッションや髪型も カラフルで楽しい!
センス悪い一歩手前なのに 何故かカッコよかったり
インドの教祖?に傾倒したり ドラッグ 原っぱで皆でいたり・・・
本能のままに かつ自然に生きてて 楽しそうな時代だ
音楽もファッションも生活スタイルも 実体験できてたら楽しそうだ
特にこの時代のイギリスは面白そうだと思う

地味めのドキュメントだけど 心地いい時間だった

今日の映画:73点

※映画とは無関係の ファッション関係のTBが
  入りまくるので この記事のみTB禁止にしてます
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by acine | 2007-07-30 11:50 | Inglaterra イギリス映画
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これもタイトル・・・知ってたわ
予告編も見たかも? だけど 見逃していた一作
個人的には ジェラルド・バトラーものだったら
”オペラ座の怪人”よりも 絶対こっちの方が好みだろうな
等身大の描き方が好みの ”UK小市民ドラマ系”だし と思ってたら 
やっぱりその予想は当たり! 詳しくはコチラ

スコットランドの港町グラスゴーへ 
祖母・母とフランキーの3人が引っ越してくるシーンから始まる
海辺や空を写すシーンの このクールでウォームな感じの
空気感が この映画の内容と 合わせ鏡のように感じる
太陽光線は控えめなんだけど デリケートで温かい
登場人間や ストーリーもそんな感じがする

素朴で静か 哀しくて温かい
言葉は少なくても 感情は豊か 大げさにしなくても 表現は豊か
登場人物はヒーローでもヒロインでもない 
淡々と自分の人生を受け止めて日々生きている・・・という映画
ハリウッドなどでは 絶対作れないタイプの UK系愛すべき小作品の王道

台詞の一つ一つ エピソードの一つ一つが
心の奥にちゃんと静かに響いてくる感じ 派手さはないけど
よく練られて 丁寧に作られ かつ自然な映画だった

監督・製作・脚本 3人とも女性と 後で知ったけど 
繊細さと優しさ 女性らしい視点がよくわかる温かさと心地よさ 
数々のエピソードと描き方 だからこの空気感なんだと・・・納得!

フランキーをとりまく女たち 母・祖母・母の友人etc・・・ 
時には優しく 時には少し突き放し でもそっと手を差し伸べるあたたかさ 
その女同士の関係も 何となくボルベールとも通じる見応え
ま あそこまで強烈じゃないけど ほのぼのと・・・
”我が娘ながら 信じられない!” と文句言いつつも見守る母
苦肉の策を考えたエミリーに協力する友人 いい感じだ

苦手と思ってたエミリー・モーティマー 彼女のシングルマザーぶり
今回の演技はハマっていて とても良かったと思う
いつも困ったような顔をしてる彼女だけど 
マッチポイントパリ・ジュテームで 見たような
大竹しのぶ系&ジュリエット・ビノシュ系 あざとさは感じず
こういう普通の母親役が よく似合っていた

そして そういうことだったんだと あとで明かされる
難聴のフランキー グレずに繊細に素直に育ってきた彼
引っ越した先でも いい友達に囲まれてよかったよね・・・と
こっちも素直に思ってしまう 子供達の関係もなんとも可愛い

そして 子供は鋭い 子供はよく見て 感じ取ってる
子供の感受性の豊かさ 男の子の子供っぽさ 大人並みの男の友情
女の子の優しさ 大人並みの女の勘 などもちゃんと描かれていて
単なる子供を主人公に据えた いたいけなだけや
可愛いだけのお涙頂戴ものに なっていないのもいい
画面に溢れる スコットランドの光や空気感と同じく 
子供達に注がれる視線は 静かで控えめだけど温かい

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そして ジェラルド・バトラー
姿の見えぬ時から 登場シーンを心待ちにしていまう あの存在感のある声
そしてstranger・・・ 過去も未来もない男として登場

いやいや 今回も とても堂々としておられましたねぇ
繊細な部分も持ちつつ堂々 対面シーンで所在なさげにしてても堂々
寡黙でいてもやっぱり堂々 こんな落ち着いた普通の人の役でも 
バンバン滲み出てくる この男気オーラと器のデカさ
あのダイナミックな体躯と 澄んだ瞳も 何とも魅力的
全身から醸し出すその雰囲気が何とも男前な人だ そして声もいい 姿勢もいい 

父親の不在を 女一人背負ってきた エミリー・モーティマーに 
”ほらっ! アナタ がんばりなさいよ! いつまでも一人で頑張らなくていいんだから 
躊躇してないで 彼とくっつきなさいよ~!” と思わず彼女に肩力入れしたくなる
どこの馬の骨と知れなくても 直感的に間違いないと思えるいい男だ

カンヌでもスタンディングオベーションが鳴り止まなかったというこの作品
予想通り 小粒だけど良心的で いい映画だった

今日の映画:80点

それにしても ダニエル・クレイグといい (忘れてるわけでは・・・笑)
ジェラルド・バトラーといい 今まで どうして見逃してたのか?!
UK系映画&UK系俳優 好みなのに 
勿体ないことしてたなーと  思う今日この頃・・・

また今週は ジェラルド・バトラー@キング・レオニダス@300 見納めよ・・・!
Tonight we dine in hell !!!
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by acine | 2007-07-17 01:38 | Inglaterra イギリス映画
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なんとまぁ ほんとに怖い女のお話でありました
女対女は 男対女より怖いかもしれません そのネチネチぶりったら
血がドバーっのホラーより怖い サイコホラー劇

ジュディ・デンチ演じるバーバラ
思い込みとは恐ろしい 孤独とは怖いもん
そしてケイト・ブランシェット演じるシーバ
付け入られ放題 まわりの人を簡単に信じちゃダメよ・・・という感じ

正直 まるでワイドショーネタのような 好奇心を煽る題材
スキャンダラスなはずの女教師と男子生徒の関係より
女二人のおかしな関係の方が どう見ても圧巻 
陳腐なドラマに成り下がってもおかしくないのに
この2人の芸達者な女優のおかげで 終始気持ちわるーい緊張感が続く
だけど どうもキャラクター設定は 物凄くステレオタイプ
芸達者なこの二人でなかったら C級になってそうだ

最初から ジュディ女史・・・怖さ爆走!
チロっとした目線で他人を品定めし 勝手に評価をする
別にアナタに評価されなくてもいーんだけどね的
程度は別として 年代関わらず いるいるー! こんな女!&こんなオバはん!
夜 時代遅れのネグリジェ着て 日記書いてほくそ笑んでる姿
怖すぎですわ しかもいい日には金星シール!
弱みを握りここぞとばかり そのヌチャーっとした執着心と
妄想爆発ぶりが うすら気持ち悪い

定年間近の教師でオールドミス 初老というより老人です
知性はあるんだろうけど 妄想激しく 結局アンタ・・・タカリやん
すごーく嫌なモン見せられてるようで おぞましさ満点
こんなオバはんに目をつけられたら最後・・・
日々の生活 幸せ 秘密・・・ そりゃ根こそぎ吸い取られますって

普通 いくら同じ職場だからといって 年代も違うし
そんなに共感し合えそうなタイプでもない二人
ケイトの立場だったら あんなオバはん相手にしないよな~
厚かましく近づくオバはんもオバはんだが・・・!

傍から見てても こんなオバはんと懇意になって ロクなことないって
ケイトは気がつかないんだろーか? 普通わかるだろ?とイライラする
こういう女の怖さやおぞましさに 普通 女はもっと敏感なのに
どうもケイトはのほほんとしすぎてて 見てて落ち着かない

中流階級の奥様ゆえの奔放さ ガードのユルさ イノセントさ
人をすぐ信用してしまう よく言えば寛大 悪く言えば鈍感なケイト
だから こんなオバはんに付け入られるのよ~!と思いつつ
15歳の男子生徒もそりゃ惚れるわ 年の離れたビル・ナイも
ジュディ女史からも 教師仲間からも そりゃモテモテだわな・・・と
すごく納得のケイトの美貌 美しい肌 柔らかいほのかな色気 

老若男女問わず そりゃ誰もが興味を持つだろうと思わせる
なんとも魅力的なケイト 欠点あっても 余りある魅力 
ラフなカッコ ボヘミアンなカッコ(笑) どんな衣装ももうバッチリ
普段の彼女同様 これまた凄いドレッサーぶり&素敵ぶりも
とことん見もの とにかく美しい! 雰囲気が最高だ
(しつこいようですが・・・もし生まれ変われるなら 私は絶対ケイトだ!) 

佳境を迎えても まだジュディの陰謀に気がつかないケイトに
イライラしつつ 爆発シーンで ちょっとやれやれ!
そしてラストで またオバはん・・・アンタ懲りないね・・・と呆れ
孤独とはつらいもの その発散方法が妙にリンクしてしまった恐怖劇

そして おぞましさと孤独を 気持ち悪く圧倒的に体現したジュディ
無防備さと美しさが際立ったケイト どちらもアッパレな演技でした
女:女は きっと男には想像つかないバランスの上に成り立ってるのかも・・・ 

今日の映画:78点
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by acine | 2007-06-18 00:11 | Inglaterra イギリス映画
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ヘレン・ミレンがエリザベス女王を演じ アカデミー主演女優賞を取った映画
彼女の映画は見たことなかったけれど アカデミー賞での
彼女の凄く素敵な姿が印象的 コメントもよかったので見るの決定

’97年5月にブレア首相が就任
その3ヵ月後にダイアナ元妃がパリで事故死 その後1週間を描いたもの
あれからもう10年もたったのか・・・と思う
フイルムの中のダイアナは本当に輝いていた

90年代前半 私が初めて行った外国はイギリス
この映画の舞台になった ロンドンのバッキンガム宮殿(前)や
ウエストミンスター寺院へも行ったよな~と思い出す

イギリスが舞台だけに いい意味で淡々と落ち着いている
ヘレン・ミレン演じる女王のイメージそのまま
王室の舞台裏を描いたBBCドラマって感じもしなくもないけど
よい意味で こじんまりとした人間ドラマ ただ舞台が舞台

エリザベス女王 その夫 皇太后 チャールズ
そしてブレア首相 そのブレーンたち
各々の立場の違いを ダイアナの事件をきっかけに行き違う彼らを描いた作品

休暇で訪れていた城での皇室一家の会話・・・
ダイアナを迎えに行くのに王室の専用機を使うのは 税金の無駄遣いと言われる
葬儀も王室主催ではできない 王室を離れた人間のために
バッキンガムに半旗を掲げることは出来ない
葬儀も皇太后用のシステムに従ってするなんて・・・!
王室から見ると 身勝手な元嫁のことは苦々しいだけ

そんな王室のしきたりや自分達の立場・プライドに
こだわっているうちに 国民から非難の声が段々と上がり
しょうがなしに 忠告をしてきたブレアの言うことを聞く羽目になる
このくだり どこまでがフィクションで どこまでがノンフィクションなのか
わからないけど 確かにこんな話もあったんだろうなと思わせる展開
チャールズが 我々は若い世代だからと ブレアに擦り寄ったり・・・

いやはや 女王というのも本当に孤高の人 とてつもなく孤高の立場
税金で暮らせるとはいえ 並みの神経ではとてもこなせない仕事
そんな思いをしてまで 何が彼女を奮い立たせるんだろうか?
一人川辺りで涙を流す 孤独で泣きたい時も多々あるだろう
そんな孤独でかつ威厳のある女王を演じてたヘレン・ミレン
派手さはないがいい演技だった

同様 好感が持てたのが ブレアを演じたマイケル・シーン
ブレアはそんなに気の効いた役目をこの時果たしたのか・・・と
こっちも信じ込んでしまうほど 彼の一挙手一動はいい感じだった

それだけに ラストあたりのブレアの陛下万歳な発言は???
みんなが神経すり減らし 苦悩しながら 
元王室の人間 ダイアナの葬儀にどう対処するか? 
静かながらもスリリングな展開が 単なる美談に終わってしまったような気が

女王の言葉で印象的だったこと
 ”我がイギリス国民は 何事があっても  世界中から尊敬される
  気品のある国民です”  日本国民もそうありたい・・・
ブレア首相に
 ”ある日突然 メディアから叩かれる日が来るのよ
  あなたもいつそうなるかわからない・・・”  確かにそんなことあったよな・・・
 ”あなたで首相は10人目よ 最初はウィンストン・チャーチルだった”
  そうだったのか・・・! 本当に歴史の生き証人
  
バルモラル城周辺のイギリスの大自然のグリーン
城や宮殿の壁や 女王の服や長靴のグリーン 
部屋に飾られた紫陽花の葉のグリーン ランド・ローバーのグリーン 
映像にちりばめられた ブリティッシュグリーンが とても印象的だった

品のいい小作品で デリケートな話題を丁寧に
描いていただけに ラストの安易さが惜しかった

今日の映画:76点
 
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by acine | 2007-04-26 22:30 | Inglaterra イギリス映画
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マイケル・ウィンターボトムの力作
特に宗教心も政治的な部分もさほど持ってない
全く普通のパキスタン系イギリス人が巻き込まれた驚愕の世界

イギリス~パキスタン~アフガニスタン~キューバ~イギリス~パキスタン
何とも恐ろしいロードムーヴィー 何とも恐ろしい真実
アフガニスタン~キューバのシーンは 同盟国であるはずのアメリカ軍に囚われ 
イギリス国民であっても イギリス大使館さえも 誰も助けてくれない
見てるこちらも 身も凍りつき 彼ら同様絶望的になる

人を人として扱わない 犬以下の扱いのような
グアンタナモの内部の出来事は 本当に恐ろしい
罪のない人までが 罪を認めるまで 吐くまで
行われる拷問 暴力 非人間的な扱い

何の権利があって 人間が人間を裁けるのか?
誰も頼んでないのに 何の権利があって
他の国に介入したり 他国の人間を拘束する事ができるのか?

”この世の中はいいところじゃない”という
拘束されていた本人の言葉が全てを物語っている気がする
一歩間違ったら 本当に世の中は恐ろしいところなんだなと思う

運が悪いではすまされないこの現実
宗教が違う 人種が違う 生まれついた国が違う
人を管理する立場と 陥れられる立場 
イスラム系だからという理由だけで こんな目に遭うなんて・・・

こんな世界は いつまでも続くんだろうか?
人は誰しも平等であるはず 最低限の権利は持てるはずと
思いたいけど 平等ではないんだなぁ・・・ 悲しい現実だ

今日の映画:82点
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by acine | 2007-04-10 20:19 | Inglaterra イギリス映画
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監督:ジェームズ・アイヴォリー 脚本:カズオ・イシグロ
このコンビの映画は 日の名残り以来 (ずっと前なので余り覚えてない)
主演:レイフ・ファインズ ナターシャ・リチャードソン 真田広之 ほか
そして 撮影:クリストファー・ドイル

私の目当ては 関わる映画はほぼチェックしている この二人
お気に入り俳優の一人レイフ・ファインズと 大好きなカメラマンであるC・ドイル
そんな二人と J・アイヴォリー&K・イシグロ 舞台は1930年代の上海
なんだか不思議というか 珍しい顔合わせ

結論から 言いましょう! *以下 ネタバレ含む

コスモポリタンで 雑然とした 上海が舞台ながら
なんとも品のいい ストイックで哀しいストーリーでした
淡々としていながらも 静かなエモーショナルさが漂う
まるで 小説を読んでいるかのような 
リアルで不思議な古きよき時代の 異邦人@上海の物語という感じ

実際に カズオ・イシグロの祖父一家は 当時上海に住んでいて
父親から その当時の話を聞かされていたそうで・・・
そのあたりが ベースになっているせいか 小説的だけど
リアリティも感じられたのは その辺りから来ているのかも

レイフは盲目のアメリカ人外交官という設定ながら やはり英国的香りがプンプン
それは決してマイナスじゃなく この映画に品格を与えてたような気がする
今回は別にヒネてもなく 物凄く弱弱しくもなく 落ち着いた普通の人
一見 上海の街には浮いてしまうような気がするが 意外と馴染んでいた

そして ロシアの伯爵夫人だったナターシャ
流れ着いた上海では 家族のために夜の仕事へ出る
白い肌、ブロンド、濃い顔だけど 品の良さがあるので これまた役にピッタリ
決して若くはない 脂ののった感じもこれまたよい

彼女の家族も もと伯爵一家なので 今はこんな生活だが
品格を保ってるのは この映画には よくあっていた
だけど 嫁であるナターシャに働かせておいて この家族がねぇ・・・問題

そして 日本から参加している 真田広之
抑え気味の演技 英語も自然でよかったけど 
いつも思うが もう少し上背があれば もっとスクリーン栄えするのになぁ・・・と思う
レイフと同じようにジャケットやタキシードを着ていても ちょっと七五三的なのが惜しい
日本人の中では濃い顔の彼だが 西洋人に混ざると 
ポーカーフェイスに見えるのは 今回の役にはよく合ってたと思う

e0079992_2235528.jpg夜の上海の妖しさも混じった社交界が舞台
そんな中で生きる 二人なんだけど 
漂う空気が とにかく品がいいのだ

キャストの雰囲気か J・アイヴォリーの演出か
k・イシグロの持つ 穏やかさなのか
イギリス的品格 日本的慎ましさ
双方に共通する 落ち着いた雰囲気
この辺りの雰囲気が 自然と滲みでていた感じ

↑ なので 独特のC・ドイルのカメラワークも
今回は かなり控えめ かつ大人しめのように思えた
同じように 上海が舞台で彼のカメラで撮った 花の影や 愛の神、エロスなどは 
もっと中華的濃厚さ かつ官能的だったような気がしたけれど・・・

静かに物語は進むので いったいどんな結末なんだろう?
日本軍が出てきたり あの家族の仕打ちに驚き
段々と 不安感がつのってくるけれども
ラストは希望が持てるもので よかった
ストイックな二人の これまたストイックに心が寄り添う
船のシーンは あぁよかったなぁ・・・とほっと胸をなでおろす
こんな品のいい ストイックな上海が舞台の 
静かな大人のラブストーリーも よいものだと思う

今日の映画:80点

唯一の不満点
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by acine | 2007-03-13 22:42 | Inglaterra イギリス映画
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地中海に浮かぶ スペインのイビサ島が舞台
カリスマDJ兼音楽プロデューサーのフランキー・ワイルド 
神業的プレイで成功し 白い瀟洒な家に住み 酒・ドラッグ・女にまみれる日々
しかし もともと聴覚に障害があったのに 連日の大音響の中での生活で
職業病&致命傷ともいえる聴力を 段々と失っていくことになる・・・

以下・・・ネタばれあり

冒頭・・・この物語は実話である・・・
と始まるので へ~ぇそうなんだ と思って見ていたが・・・
実際は何人かのミュージシャン、DJの実話を組み合わせた ノンフィクションだったらしい
別に実話をリアルに再現しなくても いかにもリアルに見せるフィクションというのもオツ
ノンフィクションの方が 自由に作れていいのかもしれない

この舞台になってるバレアレス諸島付近
マジョルカ、メノルカ、イビサ、フォルメンテーラetc・・・ 
個人的にすごーく行ってみたい・・・夢見る島&エリア
そして 音楽モノだし・・・というのが この映画を見た理由 
あ・・・私はクラブはどうでもよくて 単にフラフラしたいだけ
ちなみに イビサはイギリス人、マジョルカはドイツ人に人気
で 地元スペイン人に人気あるのは メノルカらしい・・・
いつかまたバルセロナに行った時に+どこかの島
(やっぱりマジョルカかな)行きたいな~・・・と今は夢見る(だけ)

肝心のイビサは 本当に海も山も景色も綺麗なんだけど
 (当然ながら 海辺の女の子はトップレスだし・・・)
何せ イカれた生活してるDJが主人公なので そんな描写は二の次・・・!
11年もイビサにいながら まったく英語オンリーで生活してるみたいだし
まるで ロックスターのような生活をしてる主人公 
いい悪いは別として そのイカれっぷりアッパレって感じ
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そして クラブのシーン これは映画館で見ないと 体感できない音
どれもこれもほとんど同じに聞こえるこのテの音楽には
どうも興味持てないんだけど それでもこの体に響く音は凄い! 
自分がもっと若けりゃ こんなとこ凄く行きたいだろうけど
今はさすがにいいですわ この音とテンションに 頭痛くなりそうだ~
それにしても ここでも 一般日本人には持ちあわせないだろう
エネルギーとテンションに感心する・・・ 最近こればっかり(笑)
クラブ以外でのシーンで使われる音楽は悪くない・・・というかけっこうセンスいい

主人公フランキー・ワイルド役のポール・ケイは 素のまんま?と思うほど
恐ろしく自然な演技だった 演技をまったく感じさせない雰囲気
カリスマであり自堕落なDJに なりきってたような気がした・・・
聴覚を失ってから 妻に逃げられ ドラッグ漬けになり 再生に向かう日々
新しい生活に足を踏み入れてからの演技も 深みも出てきてよかった
なんとも○ッチな元妻はともかく 後半のペネロペ役の彼女はなかなか良かった
しかし・・・スペイン女=ペネロペという名前も安易だな~(笑)

彼が聴覚を失ったかわりに 人間としての生活を取り戻していくのと
対照的に いかがわしいフンイキを漂わす 金の亡者になってるマネージャー?
エージェントのオッさんの言動&行動が異常に見えてくるのもおもしろい

”キミは障害者のヒーローになれる” 
何でもかんでも ビジネスチャンスに結びつける 
知らない間に そんなレールに乗せられつつある フランキーの姿も
現代社会の仕組みを 皮肉ってて ちょっと考えさせられる
そんな世界から またフランキーは飛び立つことになるのだが・・・
ラストのあたりの描写はなかなかいい 後味も・・・

だけど かなーりクセある内容なので 
こういう内容の何かに興味がある人じゃないと ちょっとつらいかも・・・
という趣味性高い映画 気になる人はどーぞ という感じ

日本タイトルはちょっとあざとい
素晴らしいかどうかは フランキー自身 そして見た人が判断することで
素晴らしい という言葉を 安易に観客に押し付けちゃいけない
その方が自由な感覚で見れたのに・・・と思う 
押し付けられると へーぇ?そうか?と思ってしまうじゃない?

音がなくなってからの フランキーの世界は
よりシンプルで 精神的には豊かな世界になったと思うけど
途中からそんな世界になるなんて・・・
なかなか想像がつかない ヘビィな世界だと思う

今日の映画:76点

映画中の蹴り!
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by acine | 2007-02-13 01:37 | Inglaterra イギリス映画