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簡単に覚え書き 映画メモ 美しすぎだろ リリーちゃん


by acine
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カテゴリ:Francia フランス映画( 29 )

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何気なく見始めたら ご他聞にもれず 爆走おフランスものだったので 
ついつい見てしまいましたがな~という1本 
脚本・監督 パトリス・ルコント作

ストーリーほか:goo映画
かなり強引すぎるストーリーのような気がするけど
ちゃんとこれでまとまってるのが恐るべし おフランス映画&ルコントの力

いやいや 久しぶりに見たような気がするボーランジェ父
この人の妻の浮気の代償に選んだ手段が凄い!
ありえん・・・!というような爆発力に唖然
ついつい見てしまうきっかけに(笑)

男の考えてることは 老いも若きいや中年も皆同じ
それにしても やることなすこと 唐突すぎて
ストレートすぎですぜ フランス男の皆さん

おフランス映画見てると 男が集ってても 何でか姦しい(笑)
寡黙な人 論議を交わさない人は やってけないんじゃないだろうか?
日本以上に そういう人は損しそうな気がする

老人&中年男計3人のタンゴのテープ聞きながらの珍道中
いかにもおフランス映画の王道 そのちゃんちゃらおかしさに 
見てるこっちも 呆れると同時に段々慣れてきて 
すっかりこっちの感覚も麻痺 何もおかしいと思わなくなるのが凄い
そんな中にも 男と女やら人生を 自然にちょろっと絡ませるのが上手い

出てくる女優陣も なかなか豪華
苦手なジュディット・ゴドレーシュもまだ若くて 
いかつくなくて それなりに可愛かったし 
お美しいキャロル・ブーケの細いウエストも印象的でありました

何にしろ この楽観主義というか
悲喜こもごも ストレートすぎる感情表現 
行動パターンが まったくうらやましいよ
おフランスの人たちよ!という感じ 

タンゴというタイトルだけど 音楽より
この男3人の女&人生に対するタンゴ 
爆走かつちょっとマジメな珍タンゴという感じでした

気楽に見れる1本

今日の映画:75点

同系統おフランス映画?: サン・ジャックへの道 メルシィ!人生
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by acine | 2008-01-22 13:08 | Francia フランス映画 | Comments(0)
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日本語?みたいなタイトルのアクション映画
公開時もチラっと気にはなってたんだけど・・・

007 カジノ・ロワイヤルの冒頭のアクションシーンでも凄かったパルクール
そんなパルクール集団をフューチャーしたこの映画
あんな凄い身体能力を見せてもらおうじゃないの!と
楽しみに見始めたら・・・

ビルを一つ乗り越える最初のシーンはOK
おぉ~!カッコいいじゃない?と期待させてくれるけど
その後 どんどん尻つぼみ なーんだ!と気抜けする出来だった(怒)

もっとアクションをガンガンに見せてくれるのか?と思っていたら
は? 香港映画も真っ青の子供騙しな単純なストーリーにのって流れる
ヒューマンちらっとアクション物 もしくは陳腐な強盗ものだったなんて!

フランス社会に潜む 移民・人種問題が絡んではいるものの 
その見せ方の工夫のない は~?!なストーリー運びにガッカリ
単にパルクールをガンガン見せてくれた方がよっぽど気持ちいい

カジノ・ロワイヤルのあのシーンの方が よっぽどよかったわ ガックリ!

今日の映画:50点

このビデオ
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by acine | 2008-01-04 23:09 | Francia フランス映画 | Comments(4)
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土着!音楽!ロードムーヴィー!
そのすべてが大爆発 本能の人 トニー・ガトリフ監督作

前作の 愛より強い旅 も その音楽の強烈さ 
パワフルに旅する登場人物のイカれっぷりアッパレな映画だったけど
今回はまた違う意味で 土着色が強い・・・強すぎる
壊れた心 寒そうな風景に どこか悲しげで
ノスタルジックな音楽が鳴り響く・・・

一体 ここはどこの国なのか・・・? 
言葉も人種も国境もよくわからないトランシルヴァニア(ルーマニア)の地を舞台に
今回はさらにその即興性 作りたいように作った作風が爆発
王家衛も真っ青かと思いきや 意外と計算ちゃんとされてるんじゃない?!
という部分も鼻につかないでもない
(いつの間にかアーシアの衣装が変わってるとか)
だけど そんなことはもうどうでもいいや・・・と思いたくなる
爆弾系浮き草的な登場人物のキョーレツさはこれまた凄い

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前作のネエちゃんも イカレっぷり炸裂だったけど
今回はイカレっぷりが はじめから十分期待できる 
アーシア・アルジェントがヒロインなんだから 
こりゃ凄そうだ・・・と思ってたら その通り!

そのなりきりぶりがもうぶっ飛ぶくらい凄い
丸々天然で まるで悪魔か天使か・・・本能のみの女 
その堕落ぶりと正反対の天使のような清らかさも
持ち合わせ こりゃ凄いわ・・・と ただただ感心!

男を追っかけて トランシルヴァニアにやってきた女 ジンガリナ
だけど あっさり突き放され まるで悪魔に取り付かれたかのように
泣き叫び 落ち込み 身重の体で落ちるところまで落ちる・・・
気がつけば あら?ホームレス? 
あれ?いつの間かロマ(ジプシー)の女になっている?!

どこで服を手に入れたのよ? 
あんなに心配してくれてた女友達マリーを ほっぽらかして
アンタ何してんのよ? そんなことするよりフランスか
出身地らしいイタリアへ帰ったほうがいいよ・・・
だけど 取り付かれたかのようにトランシルヴァニアに居ついたジンガリナ
疑問は山のようにあるものの アーシアの存在感が
そんな疑問を 全て帳消しにするパワーを持つ
いやー!凄い! アンタは凄いわ!アーシアちゃん!と素直に感嘆

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とことんやってくれるイカれっぷりも アッパレだけど
この上なく清らかで 天使のような柔らかさと美しさ・・・
そんな相反する部分を持つのが 実は彼女の凄い魅力なんだなぁ 
今回気がついた 単なるイタリアのイカレポンチなネエちゃんでは全くない
今まで見たBモンキー やマリー・アントワネット(こっちは小規模)でも
イカレた役だったけど こんな役ばかりでなく
ちゃんとしたコスチュームものなどで 正統派の役を演じさせても
絶対良さそうだ クセありだけども こんな天性の女優系 私は凄く好きだ

あと感心したのが 冒頭の今風の格好
短いジャケットに膝丈のタイトスカート そしてロングブーツ
そういう普通の格好も さりげなく決まってて すごくお洒落だ
程よい肉付き 長い脚 彼女の体型 すごく好きかも 
アーシアの顔は 私のスペイン語の先生兼友達と似ている
 (彼女は南米の人で ここまでブっ飛んでない・・笑)

そして そんなアーシアに付きまとうのが 
アンタも一体だれよ?!な 風来坊の商売人の男・・・
ビロル・ユーネル トルコの俳優さんらしいが この人が
もうヨレヨレの服着て 何週間もシャワーを浴びてないらしいのに
そんなやさぐれたわびしい姿が 異様にスタイリッシュでカッコいい
ホームレス寸前なのに 何ともカッコいい・・・という不思議な男

しかも 闇商売系で 生活能力なさそうなのに 異様に何でもできる!
電線から電気を引き シャンデリア(何故?だけど)を点ける
車のボンネットの上で 素手でタマネギやトマトをぶっつぶし
かいがいしく料理を作る 栓抜きがなくともビール瓶を開ける
ヒーリングストーンで傷を治す 古ぼけたベンツのワゴンが家代わり
人っ子一人いなさそうな 雪嵐の中でも ちゃんと人を見つける
意外や意外 どんな所でも生きていけそうな 超サバイバルな男
でも 無駄なこともけっこうやっている アンタいくつよ?な子供ぽさも
このキャラクターの色付 意外性大!で面白かった

個人的には ”愛より強い旅”の方が 道のりも興味ある場所だし
音楽も良かったし 全体的なバランスは こっちの方がいい
サントラが猛烈に欲しい!と思ったのも こっちの方だ

でも この映画のアンバランスさも 妙に気になる
パーフェクトなのが すべていいとは限らないという見本かも
ストーリーなんて あってないようなもんだし・・・ね

単なる ロマ気取りはファッション? アーシアの訳のわからない旅
そして 巻きこまれ男・・・ いや自らついて行ったのか?
結局この映画って何だったの?これ?!
疑問が残るけど その強烈さ ラストのアーシアの表情の素晴らしさ
一気に押し捲って終了!

土着の香り 音楽を強烈にかき鳴らし 民族色濃く
そして・・・旅をする この路線をこんな風に本能むき出し 
こんなタイプの映画で右に出るものはいない監督かもしれない
そして その要求にちゃんと応えるキャスト陣もこれまた凄いな・・・と思う
いつも 監督もキャストも入魂・・・だ

今日の映画:78点
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by acine | 2007-12-17 00:31 | Francia フランス映画 | Comments(10)
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ヴァレリア・ブルーニ=テデスキの映画は 何本か見てるけど
妹(あのカーラ・ブルーニ 好きなモデルだった)と比べると
どうもゴツいイメージがあって 上手いんだけど 
彼女か・・・どうしよーかな?と思っていたら 
監督がフランソワ・オゾンと知り これは見なくては!に変更

ジル(ステファン・フレイス)とマリオン(ヴァレリア)が
離婚の手続きを始めるシーンから始まる・・・
この映画 原題の通り 二人の5つのシーンによって構成されて
段々昔へと話が進む・・・という面白い展開
疲れた二人から 段々と瑞々しい二人へ戻っていくのが
破綻する恋愛映画としては 異色で新鮮

*離婚し ホテルの一室
*旦那のゲイの兄カップルを招いてのディナーの夜
*子供が生まれた日
*結婚式 そしてその夜の出来事
*出会いの南イタリアの海辺
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 *この部屋の色使い・・・好み!

いやー さすがおフランス! さすがフランソワ・オゾン!
ベラベラ悪態ついて 誰もが喋りまくる 語りまくるような
おフランス映画ではなく アンニュイすぎることもなく
センスいい 渋くてヴィヴィッドな大人の映画でした

なんだか情けない&頼りない部分もあるけど 渋いいい男の旦那ジル
そして やはりしっかりしてるようで 繊細なところがある妻のマリオン

傍から見てると 別れるほどでもないんじゃない?と思わせる
ご当人同士 意外と似合いのカップル
だけども それは当事者同士にしかわからない事情も
いろいろあるに決まってる そんな部分を程よい突っ込み具合で
淡々とかつ 灰色~ヴィヴィッドに 逆回転に描いていく様は心憎いばかり

冒頭の疲れた二人から すれ違い そして結婚式の喜び
初々しささえ感じる出会い・・・ 主人公の二人の演技も凄くいい
特にヴァレリアがガラっと雰囲気を変えて 
各シーンを演じるのは この映画の見所 
ヴァレリア上手いし ちょっと見直したかもしれない・・・
そして その5つのシーンに各テーマ曲っぽいのがあるのもセンスいい
派手さはない小作品だけど いい映画でした

今日の映画:78点

フランソワ・オゾン: スイミング・プール
ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ: 明日へのチケット
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by acine | 2007-12-03 21:39 | Francia フランス映画 | Comments(2)
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公開時に見逃して 前から見たいな~と思ってた一作

ダムに沈む風光明媚なチベット国境沿いの鳳凰山
文化革命の嵐の中 そんな山奥で再教育という名の肉体労働を
課せられ 厳しい生活を送る 医者の息子の若者二人と
文字も知らないお針子の瑞々しい物語 公式HP *音出ます

色の感じや 流れる空気がヨーロッパ映画っぽいなと
思ってたら なんと!おフランス映画だった 
原作者ダイ・シージエ氏はフランス在住の中国人文学者らしい

そんな彼の祖国への想い そしてそんな時代へのノスタルジーも
きっと込められているんだろう 作者の愛を感じる一作

文化大革命や下放時代の映画は 何本か見ているけど
見終わったら こっちもどよーんとしてしまうほど 辛いのが多い
厳しい地方へ下放された人々の生活は いつも厳しくもの哀しい
人間としての尊厳も 根こそぎ剥ぎ取られる
そんな生活を受け止め 生きていく人々を描き出す

だけど この映画は 風光明媚な場所が舞台 
そして 何と言っても 若い3人の瑞々しさが眩しいのが救いだ
二人の若い男の子 水浴びする娘たち
美しい山々に美しい水面 そして目に眩しい緑

山奥の中国娘がピッタリハマってた ジョウ・シュン
ジョウ・シュンを射止めるルオ 若い頃のレスリーにどこか似てる俳優だった
想いを秘めて そんな二人を見守るマーには リウ・イエ
若干暗めな眼が印象的な人だ そして深い声も
デビュー作の山の郵便配達同様 何故か彼には山がよく似合う

厳しい生活の中にも 二人は彼女に恋をし
禁止された本をジョウ・シュンに読み聞かせ
バルザック、デュマ、ロマン・ロラン、そしてモーツァルト…
外界の世界の広がりを教える二人
結局はそれが別れのきっかけになるのもなんとも哀しい

急に話が現代に飛ぶ大胆さにビックリしたけれど
風の便りに聞く彼女の近況で 懐かしく昔を思う再会したルオとマー
ちょっとくたびれた中年になった二人の男に昔の輝きはない
だけども 懐かしくあの時代を想う・・・

それだけに ラストの水没シーンは なんとも哀しくも美しい
彼ら3人の瑞々しい美しい思い出や そこで過ごした時間も
宝箱に閉じ込められたまま 段々と水の底へ沈んでいく・・・

ノスタルジックで瑞々しい下放物語だった

今日の映画:78点

ジョウ・シュン:ウィンターソング
リウ・イエ:PROMISE 姐御 ~ANEGO~
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by acine | 2007-10-24 23:30 | Francia フランス映画 | Comments(0)
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’04 カンヌ映画祭で マギー・チャンが最優秀女優賞を取った映画
そんな映画があったな~と思いつつ 日本未公開のままだったっけ?!

何を隠そう 私はマギー・チャンが大好き! 
私の中では 東のマギー 西のケイト 女優版横綱だ 
ラブソングで 彼女のことが大好きになり
HEROで トニー同様 彼女の凄さを再認識
姐御マギーに比べたら ツィイーなんて単なる小娘だ 
マギーには どこまでもついていくわ!と思った

監督は この映画の撮影中に彼女と離婚した オリヴィエ・アサイヤス
彼女と知り合った仏映画”イルマ・ヴェップ”も公開当時見た・・・

その映画の記憶・・・
黒いピチピチのビニールスーツ姿のマギーと
街同様 フランス女優の乾燥気味の肌の質感と比べて
アジアの湿気をまとった マギーの保湿力のある美しい肌感が印象的だった
モノクロの映画だったと思うけど 肌の質感の違いをよく覚えている・・・

(面白くなさそうな)ニック・ノルティが共演? 
(ぶっ飛んだ)ベアトリス・ダルも出る? 
ミュージシャンの夫がいて 薬物中毒だって~?!
どうなのよ?と首をかしげるキャスティング&設定・・・ ストーリー:コチラ

製作国に名を連ねる通り カナダ、イギリス、フランス、(最後アメリカ)が舞台
なので マギーも英語、フランス語、広東語を駆使しての演技

香港の女優だけど イギリス育ち 元旦那はフランス人ということで
見た目は 思いっきり中華的なルックスをしてる彼女だけど
そのコスモポリタンな背景 年を経てもスッキリとスマートな体型
女優としても ワールドクラスの演技力を持つ故
西洋が舞台でも違和感なく よい意味での無国籍感を醸し出す

前にも書いたけど 東洋の女優の肌質感はとても瑞々しく
綺麗なので 正直 あんまり薬物中毒に見えなかったり・・・
ミュージシャンの妻役ということもあって 物凄く爆発した髪型だったり
するんだけど それは彼女の演技の何の邪魔にもなってない
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正直 マギーの演技は地味目かもしれない 
彼女としてはこの位は余裕 平均的なアベレージだと思うけど 
設定からすると 何も別にこの役を東洋人の彼女がやらなくてもいい
普通だと西洋人がやった方が違和感ないはず・・・だけど
その役をあえてマギーが演じることで こういう異国で
孤独な女が生きているという 独特の色合いや
リアルさを出すという点では マギーを起用して正解 
別れたとはいえ 元旦那の視点は的確にマギーを映し出す

それはさておき・・・
正直 どうなのよ?と思ってた ニック・ノルティ
まさか旦那じゃないよな?と思いきや 義理父で一安心したものの
登場シーンから このオッサン大丈夫?!ってな印象だったのに
彼の役が朴訥と淡々としながらも 彼の役・演技は凄く良かった 

旦那を失い 子供とも一緒に住めない 
友達にも恵まれてるのか そうでないのかわからない
 (ダルは意外にも 普通のいい友達だった・笑)
なかなかドラッグからも抜け出せない・・・
殺伐としかねないマギーの生活や 子供とも会えるように
嫁をよく思わない妻に内緒で 嫁のマギーに
さりげなく手を さっと差し延べる 行き過ぎず
程よいそのさじ加減が絶妙な義理父を好演

なかなか上手くいかない カナダ~フランスでのマギーの生活
そして カナダ~イギリスでの義理父一家の生活
父を殺したのは 母だと思ってる 小さいながらも利発でシビアな子供
だけども 自分の母親には間違いない 
反発しながらも 一緒にマギーとアメリカへ行こうとする・・・

そのあたりが ヨーロッパ的視点で 淡々と自然に描かれていた
派手なお涙頂戴や 感動ものでは全くないけど
こういう静かな人間再生・人間浄化の映画もいいなと思った 

なんともうら寂しいカナダの風景 
人は多く賑やかで華やかで 生き生きとしてホッとするパリの風景
でも 孤独な人間はどこにいようと孤独 
そんなに自分を簡単に変えれるもんでもない・・・
そんな人間と 街の持つ空気感が印象的だった 

今日の映画:76点
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by acine | 2007-08-28 15:23 | Francia フランス映画 | Comments(2)
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映画好きにはすっかりお馴染みのこのプールサイドの水着姿
やーっと今頃見ることが出来ました

フランソワ・オゾンって 何故か縁がなくて 彼の作品を見るのは初めて
もっとわかりにくいイメージなのかな?と思ってたら 意外とわかり易くて
世代の違う女二人の駆け引きが なかなか面白かった
太陽あふれる南仏の別荘という舞台も すごく効いていたと思う

そして ラストで まんまと騙されるというか
え~?! あれは創作だったの? 何だ?!このフツーの娘は?
サニエは何だったの?と 謎のままでした(笑)
ストーリー:コチラ

e0079992_13482545.jpgそれにしてもわかりやすすぎる女2人の設定
カタブツで欲求不満の熟女 
そしてピチピチしたスタイル抜群の娘
この二人の関係 怪しげな雰囲気になり
もっと壮絶な火花を散らせるか? と思いきや
この女二人が妙な連帯感で結ばれる
ところが あらら?でなかなか面白かった

そして ここでもサニエは 惜しげもなく脱ぎまくる~!
いやー 見せたいのはよくわかるよ! そのスタイルだもん・・・
だけどホントに ここって裸が必要なの? なんてシーンも裸だったり
ここまであっけらかんとしてると かえって 他のシーンで
あら?服着てるわ って変な気持ちになるのが 可笑しい
彼女のアバズレぶりも見事だし 好きじゃないけど妙に気になる・・・感じ
決して別嬪ではないと思うし どっちかというとホラーが似合いそうな顔
だけども あぁいう抜群の肉体を武器にして ちょっと繊細
どこか情緒不安定 そんなフランス娘を演じると 右に出るものはいなさそうだ
リュディヴィーヌ・サニエ:リリィ 情痴アヴァンチュール

そして 対照的なカタブツ作家を演じるシャーロット・ランブリング(初見)
人間同様 カタめのファッションが 今イチ南仏に合ってなかったし
踊ろうよと誘われ踊ったダンスもイケてなかったけど
それにしても 庭師のジイさんを誘うシーンは うひゃ~!姐さん~!
そんなジイさんでいいのか~!?と こっちがあせるじゃないの!
年の割には美しく年を取ってる人だと思う 裸体も美しい

なかなか面白いひと夏のミステリーでした
しかし あんな家とプールが欲しいわ・・・

今日の映画:78点
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by acine | 2007-08-15 13:57 | Francia フランス映画 | Comments(4)
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ダニエル・オートゥイユ主演
ゆるーいけど テンポのいいコメディ風ドラマ
気楽に見れる なかなか面白い映画でした!

大人から子供まで語りまくる・・・喋りまくる
え?これでおしまい?と呆気にとられる のと同様
いい大人が大人気ない場面を繰り広げるのも
これまた おフランス映画の十八番なのかも(笑)と思う 今日この頃 
おフランス映画 ほんと面白いわ♪
ストーリー:こちら

会社をリストラされそうになる ダニエル演じるサラリーマンのフランソワ
2年前に奥さん+息子に愛想をつかれ別居中のしがない男
そんな普通の男を 最初はしょぼくれ カミングアウトしてからは
段々と生き生きとしてくる様子を演じる ダニエル・オートゥイユがまたいい味!
醜男と映画内で言われるけど 私はダニエル・・・凄く好きだな

リストラされないためには 隣人のゲイ老人の入れ知恵で 
ゲイを装ってカミングアウトして なんとかリストラを撤回しなくては・・・!という
アホらしい発想からして これはおフランス版おバカ映画だ ということがよくわかる(笑)
しかもその会社に送りつけられた捏造写真も妙におかしい
何でも ゲイだから解雇したとなると 会社はゲイ社会から非難を浴びる・・・
しかも我が社はゴム会社だ(笑)という理由も面白すぎ!

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そして ゲイ嫌いの人事部長までが 自分の首が次は危ないと知ると
ゲイのフランソワと仲良くなり 食事に誘ったり プレゼント作戦を繰り広げる(笑)
それを奥さんに知られ 女より男にプレゼントなんて 余計始末が悪い!と
奥さんに愛想をつかれ これまた家を出て行かれてしまう(笑)
しかも その部長はジェラール・ドパルデューなのが笑える!

4年後に これまた2人が共演した 渋いノワール
あるいは裏切りという名の犬 とはえらい違いだ(笑)

アクの強い 男も女も まるで井戸端会議のオバさんのような
社員達の勝手な行動も行き過ぎてて 笑うに笑えないけど 面白い!
陰湿でないところがカラっとしていてよい なんとなく この笑いの質や
コテコテ具合は 香港のコメディとも肌合いが似てる

メルシィ!人生という 日本タイトルもピッタリな 
妙な笑いとおかしい空気に溢れた おフランス会社コメディでした

今日の映画:78点
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by acine | 2007-08-03 22:18 | Francia フランス映画 | Comments(0)
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サン・ジャック? 聞きなれないな~と思っていたら フランス語だから
スペイン語では かの有名な ”El camino de Santiago” のこと
スペインの北西部にある カトリックの三大聖地のひとつ
サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の道
この映画で描かれるのは フランス~スペイン ピレネー山脈越えのルート

スペイン好きの私は 何冊かサンティアゴ巡礼の本を読んだことがある 
歩きは無理としても いつか旅したい・・・と夢見る地方なのだ 
ただ 私は巡礼もいいけど もう少し海側のルートで 街歩きと美味しい旅がいい!
スペインの北部は美食で有名 美味しいものだらけらしい・・・のだ(笑)
あとはロマネスクの教会見たり ゴシックの教会の回廊をフラフラしたい・・・

な~んとなく 穏やかな巡礼の旅だろう・・・と思っていたら
ところがどっこい タダじゃ転ばない・・・おフランス映画!!!
やってくれます 思いっきり予想を覆してくれることよ(笑)
冒頭から えっらくテンション高く 大人気ないおフランス人中年兄弟の登場 
喋くりまくるわ! うるさいわ! 見てる方は まずは呆気に取られてしまう 

会社の社長で 経済的には豊かだが アル中の妻を抱える こうるさい長男
ガンコものの高校教師で 融通が効かず 現実主義で可愛げない デブの次女
無職でアル中 妻から見捨てられ 誰や彼やに酒代をせびる 情けない次男
急死した母親の財産を相続するために 母親の遺言どおり
嫌々 3人で巡礼の旅に出ることになる・・・

情けないけど 仙人のようで なかなか面白い次男はいいとして
こうるさい長男&ガンコな長女には 出発前からウンザリ 
そのうち 集合場所の駅には これまた 濃い旅の道連れが集ってくる・・・・
ギャル2人 何故かメッカを目指すと思ってやってきたムスリムの少年2人
謎めいたスキンヘッドの女性 そして 頼りがいのあるガイドのギィ

大人気ない兄妹がいい年して 取っ組み合いのケンカを始めて
この旅は一体どうなるんだろう?!と 先行き不安になるけど
このテンション高く毒舌一杯 自由気まま その一行の行動に
呆気にとられ 苦笑しつつ 笑ってるうちに こっちもすっかり
このテンション&リズム 珍道中に巻き込まれるのだ

大自然の中 とにかく歩く・歩く・歩くだけ
たまに食事 そして休憩 夕方には宿泊所 その繰り返し

道中 文句を言いつつ 恨み言を言いつつ・・・
お互いをうとましく思ってる兄弟 カップルが出来かけたり
お互い腹の探り合いったり 宗教は違えど ムスリムの少年達との触れ合い
時には親しく 時には個人主義 距離の取り方や 年代や背景が違えど
人間として付き合う そんな関係は 日本人とは違ってて面白い

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各々が あれこれの邪念・雑念を持って出発した旅だけど
いらない荷物を捨て 苦しい中歩き続け 励ましながら歩いていく間に
あんなにテンション高く 濃かったメンバーも 段々シンプルになってくる
邪念・雑念が取り払われ どんな人間も だんだんと純粋になってくる
そして ぎこちなくも 段々と近くなる関係 遠くなる関係 人間模様いろいろ
恋も芽生え 恋も破れ そして 同じ釜のメシを食った仲間としての団結感も 

こうるさいメンバーだな・・・と 思ってた彼ら
時には岩場で休憩し 川に足をつけて 大自然を眺めていると
こっちも一緒に苦労を共にしてるような気分になるのが不思議
うっとおしいな~と思ってた一行にも すっかり親しみが湧いてくる
時折はさまれる夢の情景(?)も シュールで面白かった

美男美女はいない 有名俳優を使ってないのも 新鮮でリアルでいい
(フランス映画に詳しい方には おなじみな人たちなのかもだけど)
こんなフランス人一行 巡礼の道にいるかもな~と思わせるのもいい
単に街から街へというより 人間関係・その心の変化にウエイトを置いた映画

もう少し美しい景色や街並みも楽しみたかったような気もするけど
こんな本能丸出しの巡礼の旅も 正直でいいじゃないか・・・と思う
ただし・・・自分が行くなら もう少し静かに旅したい
あのテンションじゃ 絶対疲れる・・・!(笑)

おフランス巡礼映画 予想とは全然違ったけど
この強烈なテンション&リズム 嫌気がさしつつも 面白くて
後味も清々しいという 意外な転調もよかった

今日の映画:77点
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by acine | 2007-07-23 22:24 | Francia フランス映画 | Comments(8)
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予告を見た時から マイナーそうだけど鋭そう・・・
これは見なくては!と感じた モノクロムーヴィー

ザメッティとは グルジア語で13という意味
てっきりグルジア映画なんて初めてだわ 珍しいわ と思いきや
あれ?この単語は? 実はおフランス映画 
監督と主演の兄弟はグルジア系ということで
エスニック色かつ無国籍感も漂うノワールもの
ストーリー:こちら

モノクロが とにかくよく効いている映画
一体ここはどこ? この人たちは何語を喋ってる?
この男は何者? 一気に観客をその静かでモノクロの世界に引き込む
カラーだと この無国籍感 ミステリアスな部分も半減してそうだ

ちょっと なよなよしたグルジア移民の屋根職人の主人公が
あれよあれよと巻き込まれる 今までは無縁だった世界
本当にこんなこと現実にやってるんだろうか?!
怖いもの見たさ そして金儲けも絡むとなれば 現実にあるんだろうか?
あぁ・・・今だったら逃げれるのに・・・! と何度も思いつつ
あぁ・・・もう逃げ出せないじゃないのよ・・・!と こっちも観念

そして 見てるこちらも その場へ放りこまれる
ドキドキしながら傍観 プレイヤーの荒い息遣いにこっちも同化したり
淡々と事は進むのに またモノクロがモノを言う

裸電球 ぐるっと囲み・・・ なんとシュールな世界なんだ
これから 裸電球見ると このシーンを思わず思い出しそうだ
あのルールもねぇ・・・ 段々確率が上がっていくなんて・・・!

そして どいつもこいつも フランスオヤジ連の
いわくありげな顔つきも モノクロフィルムの中で とても効いている
香港映画同様 こういう男達の面構え・・・ 
ハリウッド映画では 味わえない 底知れぬ怖さ
渋さ 静けさ 凄み ポーカーフェイスぶり 見がいあり

一件落着かと思いきや 一筋縄ではいかないラスト
あの手紙を受け取ったばかりに・・・ね

どうでもいいけど この映画
またハリウッドの有名な方々でリメイク決定してるらしい
この静けさ漂う底恐ろしさ 渋味 絶対出そうにないな
いかにも ヨーロッパ的な淡々としたノワール・・・ 
どう料理するのか? まぁ勝手にやってくれよな・・・と思う

佳境に入ったら 足元や肩がどよーんと重く感じ
決して後味のいい映画ではない
つじつま合わないところもあるけれど
こういう真剣勝負の静かな緊張感漂う映画もたまにはいい

好奇心で ちょっと手を出したばかりに
とんでもないしっぺ返しをくらうもんだ・・・

今日の映画:76点
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by acine | 2007-06-26 00:03 | Francia フランス映画 | Comments(0)