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簡単に覚え書き 映画メモ ひっそりと書いてます   美しすぎだろ リリーちゃん


by acine
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カテゴリ:Francia フランス映画( 29 )

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スパニッシュ・アパートメントの続編という位置づけのこの映画
前作は 私も大好きな街 バルセロナが舞台で
ハチャメチャで かつ後味のいい なかなか面白い映画だった 
続編はレンタルしようか?しようか?と思いつつ
なかなか見るチャンスなくて 今回やっと見れた!

あれから5年たち ロマン・デュリス演じる グザヴィエが
こんどはロシアでロシアン・ガールズに右往左往させられる映画?
と思っていたが テーマは前作そのまんま 少しは大人になったものの 
”優柔不断男グザヴィエの恋愛&自分探し やっぱり右往左往物語”という感じ
若くして自分の道決まってたら そりゃ立派だけど 30歳なんてしょせんそんなもん
今の時代まだペーペー 道が決まってない人間も一杯いて当然だ
ストーリー:コチラ

冒頭から 内容のあることから どうでもいいことまで
ブツブツと語りまくる 喋り捲る グザヴィエ始め 登場人物たち
やっぱりだわ おフランス映画くささは満点!

だけども くどい一歩手前で抑えて ウィットのすごく効いた展開
登場人物を程よく描いて 各キャラも程よく立っているので
かったるい時間帯もなく マイウェイが身上のおフランス映画にしては
バランス感覚 さじ加減が抜群にいい = すごく面白い!

前回は バルセロナ80% パリ20%
バルセロナの旧市街のアパート かなり密室劇に近かったのに対し
今回は パリ50% サンクト・ペテルブルグ30% ロンドン20%と
より舞台がバラエティ豊か 今日はパパーっとドーバーを電車で渡って
ロンドンで仕事 そして今日はパリにいる そしてこんどはロシア! 

スピーディに場面や街の景色がクルクル変わるのが
前回より変化があるので面白い 
サンクト・ペテルブルグとか見るチャンスなかなかないし・・・
前回同様 島国と違い ヨーロッパの国の関係や移動具合は
見ててとっても面白い そのグローバリズムぶりがうらやましい

とっちゃん坊や的 ロマン・デュリス 
前作も映画はよかったけど 彼は今イチ魅力に欠けたが
間で見た 愛より強い旅 での貯金もあるせいか 今回はなかなか魅力的だった

今思えば前作・・・25歳の割には 若いのか年寄りだったのか謎! 
若年寄くさい顔で 若気の至り・・・仲間達とはしゃぎまくり
パリのGFとバルセロナの人妻の間を行ったり来たり・・・
その優柔不断ぶりも納得いかない部分もあったのは確か
オドレイもジュディットも どうも個人的にはNG
今回の取り巻く女達の方がぐっと魅力的で可愛い

しかし・・・年を経ても このグザヴィエの優柔不断男ぶりは全開!
その辺はバルセロナ時代から ほとんど成長なくて笑える
傍から一部始終を見てるので あぁこの子にしておけばいいのに~!
せっかく上手くいってるのに 何でこの子と~!?
私がウェンディの友達だったら こんなヤツ辞めとけ~!と
告げ口してやるのに~という感じ(笑)

決して美男でもなく普通っぽい でも性格は悪くない
自分に正直 悪く言えば・・・自分に甘い よって優柔不断
まわりの女達は そんな彼を 妙にほっとけない
知らぬ間に 彼に関わっていってしまうのがおかしい
普通で優柔不断なのにどこか魅力的 
何故か 女友達のようにも付き合える男
そんな男をごく自然に演じてて ロマン・デュリスいい感じ
派手さはないし 男前でもないが 地に足のついたいい演技をする人だ

バルセロナ時代の友人達も あのウエンディ姉弟とか
次々登場するんだけど 内容やキャラ・・・うろ覚え
もう一回スパニッシュ・アパートメント近々見よう!

でも 映画自体は今回の方が上! 
バランスがよくて 程よく落ち着いてて テンポよく凄く面白かった!

今日の映画:80点
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by acine | 2007-06-16 10:13 | Francia フランス映画 | Comments(2)
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ミシェル・ゴンドリー作 フランス出身の彼がパリを舞台に描く
ガエル・ガルシア・ベルナルとシャルロット・ゲンズブールが主役
ファンタジックかつ かなりヘンテコなラブストーリー

この二人が演じてなかったら ○ホらしくって見とられんわ的世界かも
この二人だから M・ゴンドリーの世界にハマったと思う

ガエルはハッキリ言ってストーカー でも憎めない
純粋で 困ったちゃんかつ不思議ちゃんなストーカー
対するシャルロットは これまたあんたもね~的不思議ちゃん
この不思議ちゃん二人(特にガエル)の 現実と夢とが入り混じり
ガエルの勤め先の人たちまで巻き込んで 
これは現実なのか 夢なのか こっちも段々混乱してくる・・・!

そしてこの映画 手作り万歳映画 手作りの手芸品から 
セロファンの水 ヘンテコマシーンから ダンボールの車まで
奇想天外なグッズ一杯 それを生かした映像てんこもり!
フェルトの船と森が凄く可愛かった

ガエルの "ウン・ドス・トレス・クアトロ!” 
(スペイン語で1,2,3,4!)の掛け声から始まるワクワクぶり
でも 何じゃこれ?!的世界が 次から次へと繰り広げられるので 
いくらガエルとシャルロットが可愛くても 不思議ちゃんでも
だんだん 一歩引いて 映像を見るようになるけれど・・・
あれ? 彼女も僕のことが好き?! の辺りから
ぐっと世界に引き込まれて こっちも仮想夢心地
こんなんあり~?なラスト周辺から これまた夢心地のエンディング曲
マジなのか 逆なのか ちょっと理解不可能な世界ではある(笑)

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かなりヘンテコな役だけども ガエルにはピッタリ!
とにかく全編 ガエルはちっこくて文句なしに可愛い! 
ガエル好きな人には全然OK!
ガエルじゃなかったら こんな男ありえない! 絶対アウト!なんだけど
パリが舞台ということで 英語:仏語:西語 6:3.5:0.5位の割合で
ガエルのスペイン語があんまり聞けないのは残念だったけど
アメリカが舞台の映画よりは ヨーロッパが舞台ということで
ガエルのコスモポリタンぶりが より生かされた感じ

そしてシャルロット けっして別嬪さんではないんだけど
彼女の持つ雰囲気はこれまたすごくいい 柔らかい英語
儚げで優しげで芯は強く・・・ これぞおフランス女優!という感じ
タバコをふかす姿が凄く素敵 何気ない格好も凄くキマる・・・

ガエルの滲み出るラテン気質同様 
シャルロットは おフランスのエスプリが肌に染み付いてる
感じで 凄く可愛かった とにかくなんとも可愛い二人だった 
この二人以外は考えれない・・・という配役

ガエルが好き シャルロットが好き M・ゴンドリーの世界が好き
パリが好き 手作りが好き 一風変わったラブストーリーが好き
という方には おすすめ 

今日の映画:78点 
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by acine | 2007-05-30 20:43 | Francia フランス映画 | Comments(6)
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このあやしげな日本タイトルで ミョーな期待をした男性客を集め
そして 多くの女性客を失ってるんじゃ?と 噂高いこの作品
確かに・・・情痴なんて言葉自体が古臭すぎる 昭和の時代じゃあるまいし

だけど見終わると それもまんざらウソじゃない
かなり古典的ともいえる 泥臭くある意味ピュアなストーリー
夢遊症の女に近づき 段々と彼女に魅入られてしまう男の話
親切とはいえ アンタ ストーカーじゃないの?的
強引で古典的な話を不思議と自然に見せてしまう映画 

リュディヴィーヌ・サニエ ニコラ・デュヴォシェル共演
 (それにしても 前者:名前 後者:名字 ややこしすぎる!)
別に好きでもないけど サニエの映画は 何故かここ半年強で3本目

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決してベッピンではない  眠たそうな巾の広い二重まぶた
フランス版ケロヨン顔 だけどメイク映えはする (この写真とか) 
そして ペロンと脱ぐのも全く平気 痩せすぎてない 
ヨーロッパ女優らしい 自然でリアルな体つき

多分 女から嫌われる女 敵にまわすと怖い女
何でこんな女が・・・? と思いつつ なぜか彼女に段々と見入ってしまう
平凡ともいえるルックスを チャラにするものが何故かある
ほおっておけない魅力というか 強くて弱い 妙な儚さとか
若いけど手強いわ 恐るべし!フランス女優!

そして そういう言葉が 男にも当てはまるとしたら
まさに ニコラはクールビューティ! ちょっと線は細く 神経質そうで
苦みばしってるけど 目はまっすぐ その美しい顔はニコリともしない
これまた手強い若手フランス男優 正直な所 サニエより彼の方が美しい
好みで言えば ギャスパーくんに軍配だが 彼もなかなかの上物

個人的には別に悪い人じゃないじゃないと思う
需要と供給で成り立ってた 濃い濃いサニエの愛人や 
若いのに 妙にアンニュイ(死語?)な ニコラのGFを
巻き込んだり 袖にしたり 果ては・・・な 情痴街道を突っ走るわけだ
実生活でも 子供をもうけたというこの二人のドラマは なかなかスリリング

グリーンがかった映像 自分までが夢遊病?!と思ってしまうような
どよーんとした よどんだパリの夜の風景に 酔わされる感じ
タイトルとは裏腹に ある意味純粋なラブストーリーだと思う
自分が主人公だったら こんな危ない女と仲良くなろうとは 思わないだろうけど!

フランス映画でありがちな 皆がベラベラ講釈たれず
静かで淡々としつつも サスペンスフルなのも良かった
で 終わりは結局どうなのよ?! ラストが曖昧で
やっぱりお前もか・・・な おフランス映画でした
すごく好きとは言いがたいけど 私は嫌いじゃない 

今日の映画:76点
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by acine | 2007-05-16 00:31 | Francia フランス映画 | Comments(0)
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個性豊かな監督&キャストのコラボがすごく充実
これは映画好きには たまんない一品間違いなし!
そして 旅好き パリ好き ヨーロッパ好きにもたまらないだろう

いろんな人間 いろんな人種 いろんな文化
いろんな人生 いろんな生活が行き交う
美男美女も そうでない男女も 老いも若きも 
ワインのように枯れた男と女にも 当てはまらない人にも 
パリの街のあちこち そこにいる人に一瞬スポットが当る
誰もがそうなれるか・・・のように

とても魅力的な短編たちの宝庫! 
さまざまなパリの街の断片や風景も本当に魅力的
味わい深いヨーロッパらしさ 異文化も溢れ 音楽もとてもよかった

短いからこそ 監督もキャストも より各人の腕の見せ所
美味しいところがギュっとつまって このテンポは心地いい

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個人的ベスト3

14区 
デンバーの郵便配達人が語る フランス語でのパリの旅の清々しさと充実感
異国で感じる楽しさと寂しさ そして旅先で気付くこと・・・
今度はここに生まれたい・・・わかるよ! あちこちで彼女に同感してしまう
恋に恋する少女のように その地に恋焦がれる気持ち その地に立つ喜び
感動を分かち合いたい 遠く自国を離れ 感じる一抹の寂しさ
異邦人ならではの旅先での気恥ずかしさ でもこうして自分は生きている・・・
あちこちで胸が一杯になってしまう一編 

12区 バスティーユ
”恋をする旦那”のふりをすることで 死期の迫った妻に再び恋をする・・・
泣かせるじゃあないか! I・コイシェの語り口の巧みさ&上手さが光る
地味ながら 思わず涙がじわ~ 淡々とした語り口がエモーショナル
トーク・トゥ・ハーコンビ・・・またしても! カマラくん見ると楽しいわ!

6区 カルチェラタン
ベン・ギャザラとジーナ・ローランズの 悪態つきながらも魅力的で
人間愛溢れる夫婦がいい感じ さりげなくドパルデューがウエイター

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これも好み&面白かった

10区 フォブール・サン・ドニ 
キャスト二人も瑞々しくてよかったけど トム・ティクバワールド炸裂が見もの
”ラン・ローラ・ラン”的 ドキっとする見せ方にワクワク

5区 セーヌ河岸
大好きな映画”ベッカムに恋して”のG・チャーダの 恋の予感ものがたり
キラキラとした彼らの笑顔と さりげない異文化交流&理解のくだりが印象的

7区 エッフェル塔
パントマイムがなんとも愉快 人間車のシーンは本当にユーモラス

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その他 気になったもの

4区 マレ地区
ガス・ヴァン・サントワールド 街中でもなぜかロード・ムーヴィー風
喋りまくるギャスパーくん すごく可愛いけど 何故にそこまで彼に固執する?!
というか 単に監督が ギャスパーくん好きなんだな(笑)

1区 チュイルリー
可哀想すぎるスティーヴ・ブシェミを 思わず笑ってしまう 狭い場所でよく撮った!

8区 マドレーヌ界隈
ハッキリクッキリした顔のI・ウッドは夜の闇にもクッキリ映える
血はいかにもニセモノっぽかったけど 彼女も凄く綺麗で 
今イチよくわからない設定だったけど・・・妙に見入ってしまった

13区 ショワジー門
アイニーさんは何者だったのか???だったし コンセプト???だったけど
アイニーだったか?ジュテームだったか 言葉がビルをこだまするシーン最高
階段を見上げるシーンなど C・ドイルらしい個性的な映像には満足

ワースト:20区 ペール・ラシェーズ墓地 
どうでもいいことを延々討論する英国人カップルの話
辛気臭いったらありゃしない! やっぱりE・モーティマー苦手だわ

全体的にはとても満足! 愛すべきオムニバス短編映画!

今日の映画:83点

個人的 パリ・ジュテーム
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by acine | 2007-05-05 00:16 | Francia フランス映画 | Comments(4)
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予告を見た時から これは見なくては!と思っていたフレンチノワール
ダニエル・オートゥイユとジェラール・ドパルデュー共演
渋いじゃないか・・・ 二人とも私は好きなフランスのベテラン俳優たち

予想通り なんとも虚しく哀愁漂う 男たちの渋いことよ
熟成されて 枯れた味わいのある 赤ワインのようなノワールもの
警察&裏社会ものってーのは こういうもんだよ・・・と 
静かに情感豊かに とつとつと語ってくれるような
ヨーロッパ フランスらしい 大人のドラマ

よい意味で なんとなく ”インファナル・アフェア”や
香港ノワール映画と共通点も感じる雰囲気
かたやアジアの湿度と業 かたやヨーロッパの大人文化と渋さ
どっちの男たちも 文句なしにカッコいい
こういうのが今 現代ノワール映画のスタンダードなのかも

先日 いくつか賞を取られたらしい 
某ディパ・・・などとは比べ物にならない 味わい深い大人の映画
私はこういうアジアやヨーロッパのノワールの方が絶対肌に合う

ストーリー:Yahoo!映画

以下 多少ネタバレあり

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元警察官だったという監督の描くストーリーは リアリティがある
実際 2つの実在の事件をベースにしてるらしい・・・
警察官と裏社会の関係 各々の情報屋との関係
警察内での手柄競争 権力争い 腐敗・・・

登場人物も多い割には シンプルに描いてるので 芯がブレない
骨太さに渋さが加わって 見ごたえ充分
そんな中に これまた 色気のある渋い女たちが
邪魔にならない程度に花を添えるのが おフランス映画らしさも充分

犯罪シーンや銃撃シーンは かなり激しい
言葉少なにパパっとストレートに描かれるのがいい
そして 男たちが語り過ぎない 言葉少なに 静かに語る
そして やる時はやる! このリズムがすごく心地よい

ひつこいようだが 某ディパのように わめきちらしたり
目をひんむいたり 俺が!俺が!な 過剰演技が有効ではない
というのが この映画を見ていたら よーくわかる
全体的に全ての事柄が大人なのだ・・・ 文化の違いが全て?
言葉少なでも 台詞の重みや佇まいで 充分すぎるほど
ストーリーは表現できてるから・・・ こういう表現の方が私は好き

e0079992_10435230.jpgそしてなんともいいのが この二人
ダニエル・オートゥイユの巻き込まれ型苦悩
ジェラール・ドパルデューの淡々とした悪徳ぶり
渋い! 決して端整な顔でもなく 
体もゴツかったり タルんだりしてるけど 
それがどうした?!的貫禄の演技


二人の独特な顔つき その顔に刻み込まれた皺までが 物語っているような気がした
私は 思わずダニエルに肩入れして見てしまったけれど・・・
まさに トニーとアンディが あと15歳年を取り 
舞台をフランスに移せば こんな雰囲気だろうな・・・とも思った
ひつこいようだけど 一人テンパってた某J.Nなんて
こうるさい道化師にしか過ぎない というか ただの○カだ
フランスオヤジ連の渋さには まったく歯が立たない

主役二人 上官 部下 犯人達 この男たちも全て渋い
いつもはこまっしゃくれた感じが漂うフランス語の響きも 今回は静かで渋い
そして出てくる警察 パーティ会場 自宅 刑務所・・・
ヨーロッパならではのロケーションたちが これまた粋なのだ
渋い男たちに ヨーロッパらしさはすごくいい

あと車! ダニエルはアルファ・ロメオ ドパルデューはBMW
警察の車、護送車などは いろんなプジョーがてんこもり! 
犯人もメルセデスのバンだったり 欧州車のオンパレードで
これもヨーロッパらしさがプンプン デザイン綺麗なので
これもある意味 目の保養!

映画の中のシーンとはいえ それにしても 警察官とは危険な仕事だ・・・
裏社会との関係も・・・ 捕まえた犯人から
 ”必ずお前の家に行くぞ そしてお前と家族を皆殺しにするぞ” なんて 怖すぎる

スケールは 決して大きいとはいえないけど 
心理戦に絞った点が 見ごたえ充分 
なんとも渋く 虚しさを感じた 大人のノワール映画

今日の映画:81点

この映画もすでにハリウッドがリメイク権を買ってるそうだ
ロバート・デ・ニーロとジョージ・クルーニーが出るらしい・・・
少なくとも 某ディパよりは大人の映画になりそうだけど
二人に年令差がない? 

それにしても 本当にハリウッドにはネタがないんだろうか?
本当にその映画が面白ければ そのまま輸入して公開すれば
いいのに そこまでの度量はないんだなぁ・・・
適当な物件見つけて リメイクして 儲かればそれでいいんだろうか?
なんだか 方向性間違ってるとしか 思えないんだけど・・・
それに巻き込まれてる人たちも しょうがないんだろうけど・・・

ここでも デジャブー
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by acine | 2007-03-10 10:31 | Francia フランス映画 | Comments(6)
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休みだけど 暑いし 外へは出たくない 
フラっと行ったGyaoで発見したので 見てみよかで見た映画
*少しネタばれあり

見終わった後で知ったこと・・・
◇原作は チェーホフの戯曲”かもめ” すみません 内容全く知りません
◇主演女優は 話題のフランスの若手女優 リュディヴィーヌ・サニエ
  あのスイミング・プールのポスターの水着の人だったのねー!
◇脇役で ジェラール・ドパルデューの娘が出ていたということなど
  実は私は 隠れジェラール・ドパルデューファン
  父があぁでも 子供達はなかなか美形ですね

Gyaoの宣伝文句&写真は 
ひと夏の恋を描いたエロ風味の映画かと思わせるけど
全然違って あくまでそれはシーンの一部で 
もうドがつくほど 典型的おフランス映画だった!

映画監督と女優の息子ジュリアン 
自分の撮った自主製作映画をみんなに見てもらうため
別荘に 主演してもらった自分のGFリリィ
両親 おじさん 近所の人々に集まってもらう
そこまから始まる 両親との諍い GFとの諍い 父親と○×の関係 

色彩と太陽の何とも美しい仏の田舎を舞台に
集まる男女 その中で起きること 人間関係 男女関係 
こまっしゃくれたセリフ 語る語る 人生論 恋愛論
セリフは少ないほうだけど 何だか煮え切らないまま

これで終わってしまうのか・・・もう見るの辞めよかな?と思いきや
後半部分は 大どんでん返し (あ!でも派手ではない)
意外性があって これがなかなか面白かった!
その夏の日から4年たち それぞれ立場も変わり
関係も変わった登場人物たちが 
意外なところでまた顔を合わせることになる

このあたりから おフランス映画ったら侮れません!
いやー大人というか あんた達割り切りすぎよというか 感心せざるを得ない 
色彩は美しいけど かなり退屈な前半に比べて
予定調和だったのかもだけど 意外性のある後半
同じ人間達で この設定・・・ なかなか上手い!
しかも映画内○○という設定
この辺が戯曲原作のおかげかな・・・

話題のサニエは演技は確かに上手い
私はあんまり好きな顔&タイプじゃないなー
きっとあのロリータ顔にあの体というのがミソなんだろう
ロリータ顔と言っても あんまり可愛くないし
単に幸薄い顔に見えたけど・・・あとクロエ・セヴィニーに似てる
でも印象は残る顔と演技&体・スタイルには間違いない 
主人公は若い頃のジョニー・デップにちょい似
目をひんむきすぎ・・・だけど 前半・後半とで演技も分けしていた

フランス映画の俳優陣はルックスに派手さはないけど
なかなかしたたかで達者 手堅い演技力を誇る
大人の役者が普通に自然に活躍できる場があるという気がする

正直フランス映画って 好きなのか嫌いなのか
どうも 判断つかずのジャンルなんだけど
気になる映画を作る国には間違いない

手放しで好きじゃないけど 何だか見てしまう やっぱり気になる 
あのこまっしゃくれ具合に 共感はしないけど これぞ仏映画!と唸る
ラストも何だかよくわかんないけど 仏映画だからなーと納得する
こんな一種訳わからん魅力でしょうかな~

今日の映画 70点 
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by acine | 2006-08-03 19:15 | Francia フランス映画 | Comments(8)
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フランスの天才写真家 
Henri Cartier-Bresson のドキュメンタリー
バックグランドは知らなかったのだけど
きっと誰もが知らず知らずのうちに 
彼の写真を1枚2枚と 目にしたことあるに違いない
予告編が興味深かったので見ることにした

一言で言うと
まるで美術館で 彼の作品展をじっくり見ているような映画
映画というより 良質なドキュメンタリーそのもの
彼の説明付で 紙芝居のように 次々と出てくる写真たち

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フランス スペイン ユーゴスラビア ドイツ ロシア
中国 日本 インド インドネシア etc・・・
世界中で撮られた彼の写真は
静かな中にも 凛とした構図の美しさ 自然さが光るものばかり

単に外国へ出かけて写真を撮るというのではなく
何気ない写真でも すべての瞬間に
彼が居合わせた必然性を感じる写真たち

歴史上の様々な出来事に彼は遭遇している
ベルリンの壁ができた時 パリ解放 ガンジーの死
それは単に彼がそこへ居合わせたというより
神が知らぬ間に彼を誘導し巡り合わせた・・・ような気がする

静かに流れるピアノの演奏に載せて
彼の写真 彼の言葉 彼を取り巻く人たちのコメントが
淡々と続くので 興味がない人にはつらいかもしれないけれど
写真に興味がある人 写真家の仕事・視点に興味がある人
世界のいろんな風景を見たい人 写真を見るのが好きな人
美しいものが好きな人にはおすすめ

彼の写真は静かで雄弁 
彼の佇まいも言葉も同じく・・・
瞬間瞬間を大切に 切り取った写真は
見る人に 静かに 彼の思いを感じさせる
大変 品格のある作品たちだった

今日の映画 72点

◇この収録の後 彼は’04年に逝去しています 合掌
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by acine | 2006-07-04 18:21 | Francia フランス映画 | Comments(8)
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昨年のカンヌで トニー・ガトリフが監督賞を取った作品
この監督の映画 いつも気になっているけど
フラメンコ色の濃いベンゴしか見たことがない

彼はアルジェリア出身で
父はアルジェリア系フランス人 母親はスペイン・アンダルシアのロマ(ジプシー)の人
今回も”ベンゴ”と同じく 彼のバックグランドが 強烈に色濃く出た作品
*少しネタバレあり

祖父と両親 そして自分もアルジェリアに住んでいたことのある
ロマン・デュリス演じる フランス人ザノ
そして アルジェリアにルーツを持つものの 
言葉も知らない アルジェリアへ行ったこともない GFのナイマ

この2人が ルーツを求めて
フランス~スペイン(ラ・マンチャ セビージャ アルメリア)
~モロッコ~アルジェリアと旅をする ロードムーヴィー
日本版タイトルは 何を表現してるのか イメージ違う

この2人 旅先での出来事 行動 することなすこと
かなりイカれたカップル(特に女)で 日本人的感覚から見ると
けっこう口あんぐりだけど ものすごくストレートでリアル
ものすごく行き当たりばったりの旅で 
そんなに行く先々の人を簡単に信用していいの?
クスリでもやってそうだな的テンションだったりするけど
もしくはかなりのレベルの天然ナチュラル・ハイ
決して悪事を働いてる訳でもないので
段々このストレートさ&テンションに慣れてくる
実際スペインは気候いいし 開放的だし 適当でOKだし
こんな旅してる人 絶対いるいる!と思う
それにしても こんなにカジュアルに自由奔放に旅できる
ヨーロピアンの2人がうらやましくもなる

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スペインや北アフリカの乾いた大地に この濃いカップルがよく馴染んでた
やっぱりスペイン南部と北アフリカの雰囲気って
あまり変わりないのにも気が付く あの乾いた空気 太陽 土埃・・・ 

2人がルーツを求めてやってきた北アフリカで感じる疎外感
あの儀式で 果たして見つけたいものが 見つかったのか?
そのあたりは曖昧なんだけど こういう旅は過程が大事だからいいのか・・・?
普通のフランス映画と比べると 監督の独特のカラーか
登場人物がこまっしゃくれてない ウダウダこうるさくない所がよかったかな

ロマン・デュリスは好きな映画 スパニッシュ・アパートメント以来
演技は上手いけど 正直好きなタイプじゃない・・・
と思ってたけど 今回はヒゲありで 全身毛ガニ状態なんだけど(笑)
今回の方が断然イケている 初めてロマン・デュリスいいかも!と思ったりして
ナイマ役の女優も 何ともく自然体で 生身の女という感じがよく出てて良かった
彼女のファッションもなかなかいい感じ

しかし 何ともイカれっぷりアッパレだった二人
あのナチュラルハイには 多くの日本人はきっと引くけどね
多分 あの人たちはあれが普通なんだろうと思う
何にしても あの生命力・行動力・精力etc・・・を見てると
日本人って全てにおいて パワーが薄そうで 
エネルギーの炎も細そうで 淡白な人種だな~と思う

そして強烈なのが 音楽!
ロードムーヴィーであると同時に この映画は音楽映画でもある
大音量で どれもこれも とにかく印象に残る
テクノ~フラメンコ~アフリカのリズム 
混沌として 何かが渦巻いてる 強烈なリズムと 魂の叫び声のような歌
音楽が流れ始めた時点で おぉー!と見てる側も トランス状態に陥り
映画の中の世界へ より引きずり込まれる 
こういうエスニック系の強烈なリズム・音階が好きな人にはたまんない世界!
今年見た中で 一番グッとくる音だった サントラ猛烈に欲しい!

ロードムーヴィー エスニック音楽 フラメンコ ジプシーもの
スペイン 北アフリカ に興味持ってる人には ぜひおすすめ!

そのあたりの世界に興味ない人だと 何じゃこれ?!の可能性大
好き嫌いがはっきり別れる映画だと思う

今日の映画 80点
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by acine | 2006-06-02 07:44 | Francia フランス映画 | Comments(2)
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公開時に気になってたけど 見損ねてた映画
スカパーにて鑑賞 公式HP

第二次世界大戦中 ナチスドイツの戦火を逃れるため パリを離れた未亡人と
田舎で出会った謎めいた少年とのひと夏の物語

アンドレ・テシネ監督
エマニュエル・べアール ギャスパー・ウリエル主演

ヨーロッパ映画らしい 静かで落ち着いたのドラマ
フランス映画らしく みんな講釈タレ 子供まで大人並に語る語る
静かな人間ドラマ ほろ苦さ ノスタルジックさが漂い
フランスの田舎の緑が とても印象的な映画

淡々とした地味な作りで あくまでも人間が主体
セリフがきっちり練られているので セリフ・顔だけで状況を即感じることが出来る
そして ヨーロッパ映画らしく 見る人それぞれがこれから進む物語を
想像することができる余白もある まるで小説を読んでるような作り

エマニュエルは しっとりとした 2人の子供を持つ未亡人
コケティッシュで かつ落ち着いた大人の女がよく似合っていた 上手い
ギャスパーは 少年っぽい顔と体に似合わない低い声が魅力的

こういう主人公二人の片方がミスキャストだったり 気に入らないと
段々入り込めなくなるけど この二人は何故そうなるのかが納得の二人
淡々とした映画の中でも 困惑 疑惑 高まる感情などを
自然に感じることができる
そんな静かな映画なので 背景の田舎の緑が 
あまりにも 目に眩しくて目に染みる そして結末は?

公開当時話題になったラブシーン:写真 
へぇ~そうだったのか?という展開 ここばかりl強調してた宣伝方法はどうなのよ?
そのシーンの中には なぜ少年は過去を語りたがらなかったかのヒントも

未亡人と若い男の子の単なる不倫映画ではなく
小説を読んでるような映画だけど そういうダークな時代
あちこちで起こりえた話かも?と思わせるリアルさ
画面から漂う 文芸的なノスタルジックな雰囲気もいい
ただあんな子が寄ってくるには エマニュアル並の美貌と色気は必要ね!

今日の映画 75点 

同監督の 野生の葦 も瑞々しくノスタルジックな映画だった
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by acine | 2005-10-06 19:57 | Francia フランス映画 | Comments(6)