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簡単に覚え書き 映画メモ ひっそりと書いてます   美しすぎだろ リリーちゃん


by acine
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カテゴリ:Asia アジア映画( 26 )

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PartⅠを見終わった時・・・

このまま 休憩挟んですぐ見せてくれ~!
もしくは 明日でもあさってでもいいからすぐ見せてくれ~! 

と思っておりましたが・・・
間が空くと ちょっと落ち着くもんですね(笑)

その間 某aの策略に乗せられるもんか!と思いながら

1のDVDを買い(まだ全然見れてませんが・・・)
おとといの日本語吹替(すっかりストーリーわかってるので副音声にて)
うたた寝しながら見て そんな安っぽい見せ方やめてくれー!と
思った2のシーンが始まったのを見て 即スイッチを切ったけど・・・
まんまと策略に乗せられつつあるワタクシでありました(恥)
*今日もトニー&武のクリアファイルも1同様買ってしまったし・・・!

前置きが長くなりましたが
やっぱり気になる・・・! 早く見ないと~で見てまいりました。

一言・・・ 個人的には1のリズムの方が好きです

だけども本来は2が主役のはず・・・

aの策略で 間が空きすぎて かえって
1の興奮がすっかり落ち着いてからの2なので 
半分あたりに来るまで どうも2のリズムに慣れないまんまでした

以下 ネタバレ 核心に近い書き方あり・・・

しかしデブ助こと 尚香・・・女だってわからない~?!
女が軍にいてもおかしくないんだろうか・・・?!

剣で舞う白衣の周喩 そして 詩を詠む小喬・・・
これぞシノワズリー! オリエンタリズム! で素敵なんだけど
二人しかいないのにカッコつけすぎじゃないの~?!

とか あれこれ心の中で 突っ込みながら見てると
なかなか集中できない部分も(笑)

どうも これってギャクなのか? 大真面目なのか
素敵なのか? クサいのか? あれこれどう判断していいのか
わからないジョン・ウーならではのユルい?シーンが
1以上に散りばめられていて ちょっと理解に苦しみました

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軍師でありながら ピースフルな空気漂う 金城孔明(素敵なんだけど!)
を始め 決戦間近ながら 呉蜀連合軍陣営はどうも緩い空気が漂っている感じ

その中で この人が登場すると 空気が引き締まる曹操!
今回の主役はこの人と言っても過言ではないでしょう

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予想通り 張豊穀・・・とても良かった!!!
嫌らしさも漂わせつつ トップに立つ人間としての威厳と怖さ・・・
上手かったし 大変素敵でした!
そんな曹操も チーリン演じる小喬の人妻お茶談義に
まんまと攻撃の機会を惑わされてしまう 
只の人間ぶりも面白かったりするんだけど(笑)
あのざんばら髪も ”王妃・・・”のユンファ父を彷彿とさせて素敵でした 
あぁいうざんばら髪は色気と哀愁をなぜか漂わせるね
オヤジ年代ならではの色気 孫権が青二才扱いされるのも納得

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今回トニーは大活躍ながら 演技としてはノーマルアベレージで
(彼ならもっと出来るはずだと思うけど アクションもあったりで
大変だったんだろうなぁ・・・) 終わってしまってると思うので 
張豊穀の存在感ある演技の方が断然目立ってた感じ
どうもかつらが似合わない 比較的大柄な人が多いキャストの中
あのトニーの上背では厳しいものがあったような気が・・・

武くんは 今回はハマり役 実戦にも出ず けっこうお得な役柄だったけど
安心して見れました 〇を吹かすのも不思議ちゃんな武くんなら
ホントぴったりよね~ そしてラストもひょっこり現れて面白かった!
しかし あのラストも大真面目にこれかよ~?とかなり驚きました
あの3人だから絵になるものの・・・

あと個人的に好きだったのは  
ビックリしたような顔の呉の老将軍
孔明さんといいコンビの可愛いて魯 粛

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そして 張震も黄金の鎧に身を包み最前線へ・・・
派手さはなかったけど どこか漂うヤンキーの香りを活かした 
勇ましいシーンも麗しかったし ヤンキーくさいと言っても品はよいのです

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あと1より うんとよかったのは リン・チーリン
吹き替えだったので 落ち着いて聞けたし
あの曹操を前にしての演技や しっとりと美しい佇まいも
なかなかよかったです しかし あの人妻お茶談義・・・ 
最後にあんなに曹操を情緒&体調不良に陥れるとは
思いもしませんでした(笑) いやはや凄いわ あのお茶談義!

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残念ながら 1では大活躍だった 
蜀の将軍たちは 撤退してたりで あんまり目立たなくて残念でした

2はやはり戦いがメインなので そのシーンには確かに力が入ってたけれど 
炎&爆発に人間(キャラクター)が埋もれてしまったような気が・・・
今回女性陣が活躍するので 特に男性陣
あと そこへ行きつくまでも キャラクターが余り立ってない人が
多かったし・・・ 1はまるで顔見世興行か?という位凄かったのに・・・
それか自分がすっかり慣れてしまっていたのか・・・

全体的に人間があくまでも主役だった1の方が遥かに魅力的でした
ワクワクさせるようなテンポも1の方が断然よかったような気が・・・

と言いつつ 個人的にポイント高かったシーンもありました

団子のシーンのあとの トニーと老将軍の会話

疫病テントでの曹操の話

思わず鼻がツーンと致しました

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で もう1回 曹操さん!

というわけで 個人的には1の方が好きだけど
2もあって 完結する映画ということで 見て損はないと思います
曹操 凄くいいしね~!!! 

あと1同様音楽も印象的 エンディングも密かにとてもいい曲だと思う

今日の映画:79点

やっぱりチェ2作のように 即2も公開の方が効果的なような気がしますね
もしくは ギュッと肝心なシーンと絞って まとめて1本か・・・
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by acine | 2009-04-14 23:41 | Asia アジア映画 | Comments(13)
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どうも食指が動かない 金城武@日本映画ですが
丁度オンエアされたので せっかくなので見てみました

公開当時見た友人より 
”金城武が凄くカッコよかったよ!” とだけ感想を聞いていて 
なんて単純な感想よ~?! と思ってましたが(笑)

それは確かに当たってました
そして 映画としては 何じゃこりゃー?! な珍品でありました

確かに 金城武はスタイリッシュないでたちで美しい 
そして これまた無国籍感溢れる存在感
そして 中華圏映画で鍛えられた アクションの身のこなしも鮮やか
いつもの気になる日本語も まぁ目をつぶれる範囲

日本映画とは思えないような 無国籍感漂うフイルムの質感
アングルや構図のカッコよさ 映像的には凄くセンスがいいと思ったし
その辺の日本人俳優使わずに 金城武を主役に据えることで 
よりこの映画の無国籍感が強調されるのはピッタリの人選

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が・・・

とにかく ストーリーや設定がまるでなっておりません・・・!

一言で言うと 金城武とガキんちょと
ヤンキー上がりの敵に 果ては宇宙人ですから!!!

スタイリッシュな衣を着ていても 内容ほとんど 
昔の何とかマンみたいな世界なので ギャップがありすぎる

体を張るかと思えば 唐突にマトリックス的ワイヤーアクション
主人公は絶対死なない的世界は 大人の鑑賞に堪えれるタイプではありません
ムチャクチャだけど 笑ってしまえるような域には 到底辿り着けてないし・・・

金城武と組むのが なんせ鈴木杏と樹木希林 

樹木希林の独特のテンポはよかったけど 
この映画のPCや兵器を駆使しての参謀役になぜ彼女?という感じだし

当時中学生?の杏ちゃんも 頑張ってはいるものの
成長途上のじゃがいもみたいな感じの顔で 武とコンビを組むのはいいけど
余りにも子供過ぎて 洗練も色気もあったもんじゃない

こんな子供と 大の男を組ませるのが いかにも日本的
もっといい女を 武と組ませてあげてよ~! 普通でもいいから 
せめて大人の女を組ませてあげてよ という感がなきにしもあらず・・・

そして 単なるヤンキー上がりにしか見えない敵役の岸谷五朗
小粒でした さほどユーモアも凄みも感じないヒール役でした

というわけで よかったのは 
金城武のビジュアル力を生かしたところ
日本離れしたスタイリッシュな映像 くらいしか目につかない映画でした

家で タラタラ見てたから いいものの
これ映画館で見てたら 苦痛だっただろうと思います

”金城武はカッコよかった” と
結局 友人同様の感想しか残りませんでした(笑)

美しさ 容姿端麗 無国籍感だけでない 
金城武のそれ以外の何かや良さを引っ張り出すのは 
日本映画では難しいようですね

この辺り 中華圏内監督の方が その引き出し方が
やっぱり上手いと思う よって 粗があっても
作品的には魅力的になる・・・ ということでおしまい

今日の映画 60点
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by acine | 2009-01-16 10:33 | Asia アジア映画 | Comments(4)
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去年の”大日本人”以来の日本映画
金城武が出る日本映画も ”スペーストラベラーズ”以来

金城武と日本もの(映画、ドラマは更に)は
あんまり相性がよくない=ロクなのがない
というイメージがある 題材的なものなのか?
あのスリリングな日本語(言ってしまいましたわ~!笑)も
気になってしまうので よっぽど気乗りしないと見ない

それが 香港とか中華圏映画での金城武だったら
何をほっておいてでも見る!のに どうも私の中では 
中華圏ものと日本ものではかなり温度差があるんだな~
金城武のあの飄々とした伸び伸びとした雰囲気には
どうも堅苦しい日本が舞台の映画にはあんまり合わない気もして

だけど 今回はフリーパスあるし  
小西真奈美より松たか子の方が可愛いし 
せっかくだから見ておこう!で 見てきました

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オープニングのアニメーションはなかなかカッコよく

KANESHIRO TAKESHI のクレジット
そうか~ 日本映画では名字が先か~
TAKESHI KANESHIRO クレジットを見慣れてるもので新鮮!
前知識ほとんどナシで見たので へ~ぇ そんな時代の話だったんだ~
詳しく:シネマトゥディ

前もあったよな~ サーカスの団員! 
しかも 今回は歌唄わないけど すんごい身体能力の持ち主!
そして へ・へいきち? えんどうへいきち~? 遠藤平吉という凄い役名!
その上 また鳩と仲良しで しかも白い鳩~!!!
この辺はミョーに受ける 白衣姿も昔あったよね〈笑)
そしてインド人コスプレまで・・・ 金城武好きには掴みはOK!

しかも 久しぶりに見た武@日本映画
日本語も格段に進歩してて かなり自然になっていて
さほどドキドキもせず なかなか安心して見れました
でも 所々まだスリリングでしたけど・・・(笑)

そして ロン毛で大変姿麗しく カッコよい!
しかし 気になったのが これも書いていいものか・・・?!
ロン毛で髪自体はフサフサしてるんだけど
ここ数年気になってた 額の両端・・・ キ・キケンな香りがプンプン
孔明さんでは 全く気にならなかったんだけど・・・

大丈夫だろうか? 彼に髪をひっつめたり あの辺に負担がくるような
ヘアスタイルをあんまりさせないでください・・・と各監督にお願いしたい
髪は大事です~! 取り返しのつかないことにならないように・・・
誰にだって髪は大事だけど 彼の場合 俳優は天職
天下の美男 正真正銘のアジアンビューティーの彼には 
髪も人一倍大切だと思うんですよ~

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物凄く昔 小学生の時に 少年探偵団シリーズは 
全部読んだと思うんだけど その後怪盗ルパンシリーズに
すっかり心を奪われたので 全然内容覚えてません・・・

そんな話は別にほとんど関係なく・・・

お話自体は レトロな感覚をおりまぜた 
2時間ドラマ的なものなので お気楽なもんです 
ちょっとスパイダーマンやバットマンテイストも織り交ぜたアクション活劇
日本映画にしては 特にアクションシーンなど テンポも悪くなく
女性監督にしては よい意味で かなりサバサバ~っとした展開
あと 個人的にはニコラ・テスラネタにはちょっと嬉しかったり!

ダニエル・ボンドか? トビー・スパイダーマンか?的
スピーディなアクションシーンはなかなか小気味よくて
どこからどこまで金城武かスタントか なかなか見分けがつかない位
トリッキーで面白かったな~ 泥棒で大事なのはどんな障害物が
あろうと一直線に逃げること・・・ なるほど~この部分はかなり感心
武くんは孔明役ではアクションなかったけど 
こっちではかなり本格的に動いてます

で 正直 TVドラマスケールの俳優さんもいたけど
全体的には悪くない・・・というか お金出してまで 
日常の延長のような 日本ものを見ようとは
思わない私でも まぁ許せる範囲でした
せっかく映画見るなら 日常とは全く違う世界を見たいから!

しかし やっぱりレトロな時代を演じようとすると 言葉遣いとか
立ち振る舞いとか ちょっと学芸会風になってしまうのは
しょうがないんだろうかしら~? あの助手の子も線が細くて
平成の香りがプンプンしてたし 明智先生の仲村トオルも
台詞回しが大げさだったし 松たか子もお肌ピカピカで品がよかったけど
桁違いのお嬢様と言っても どこか庶民的な雰囲気も漂ってたし・・・

個人的には 武となかなかよいコンビだった
國村準さんが とても味わい深くてよかった 
この人がいると画面が落ち着くというか・・・安心して見れる 
そして 奥さん役の高島礼子も なかなかよかった

正直 別に金城武をわざわざ使わなくてもいいんじゃない~?
彼のその時間と労力を使うなら 他の中華圏映画に
出てもらった方がいい・・・と思いつつ

こういういつの時代かわからない 仮想世界日本が舞台だと
金城武のいい意味での無国籍感が生きてくるのも確か
しかし 遠目から映しても濃いですね あと横顔が美しい!
なんともインド人のコスプレも凄く似合ってました(笑)

というわけで 金城武@日本映画についてや 
どうも書いてよかったのか?な髪の話が
中心になりましたが 悪くはなかったです 

個人的にはやっぱり レッドクリフPartⅡの金城孔明に期待大!

今日の映画:75点
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by acine | 2008-12-22 23:53 | Asia アジア映画 | Comments(9)
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1回目はまるでジェットコースター並みに面白かったんですが・・・

意外にも2回目以降は すっかりストーリーもわかるし
戦うシーンもすっかり予定調和の世界で さほど興奮なし

でも 何度見ても 新しい発見が出来る リピート映画も一杯あるし
同じような題材300は 何度見ても 興奮のるつぼだったんだけど・・・
この映画は 何でかな~?と考えたら・・・

やっぱり どこかストーリーが大味で 
何でこのエピソードをこんなに長々するかな~?!
トニーはかつらがどうも似合わない・・・とか
チーリン やっぱり素人だわ・・・とか 
なんだ このやる気のなさそうな部隊は・・・とか
1回目ではわからなかった ちょっと気になる程度の
粗がけっこう目立つのでした

余りにも登場人物多いので それぞれに花を持たせようとすると
出番は限られるし ある程度 予定調和の世界にならざるを得ないんだな~
しかも皆キャラはっきりしてるし・・・ しかも戦う映画なので 
その手の内わかると さほど驚きもないわけで・・・

しかーし 2回目以降も見に行ってる(笑)のは
やっぱり 俳優陣の魅力 その面構え その各々の持ち場を
皆 しっかり奮闘して 演じるてるから・・・なのでした

よって すっかり 映画というより その顔見世興行を楽しむ!
どうでもいいところは力を抜いて リラックスして見て
ごひいき役者ウォッチング そのコラボを楽しむ映画と
いう感じになっております(笑)

以下 単なる雑感 いや 単なる雑念です

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個人的には まずは金城武&張震の台湾男前コンビに尽きますね!

ありそうでなかった この二人の顔合わせ
しかも 今回武くんが予想以上に健闘してるので
演技に関しては全く危なげのない張震とのこのシーン 
もうもう 見所たっぷりです (私だけでしょーか?)

この呉に武演じる孔明が到着して 張震演じる孫権に謁見・・・
この二人のシーン最高(笑)!
何度見ても このシーンはワクワクする!
天然武 VS 演技派張震 !

孔明の白装束に対して 黒い衣装の孫権
男前二人 (結局コレに尽きるね・笑) の絵づらは
この上望むものナシですわ~という感じ

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飄々とした 策士にあんまり見えない 金城孔明
可愛げあって 天然で こういうのもアリよね・・・と思わせる
これは久々の当たり役だったね~ 武くん! という感じがします
中華的古装や髪型がとてもよく似合うし 動作とかも絵になってて
やはり半分流れている中華の血が自然にそうさせてる感じ

彼もひととしいって 張震と並ぶと お肌の感じが 
よい感じでくたびれてて (それは武 VS トニーでは逆転する)
いい歳のとり方してるじゃない・・・と 90年代中頃からの
長年の金城武好きの血?!が久々に騒ぎました(笑)

こういうのを見ると 中途半端な日本映画なんか 
やっぱり出ない方が よい気がしますね 
どーなんだろうね~? 怪人二重面相

これからもよい歳の取り方をして 
そしてこういうはまり役に巡りあって欲しいものです (って保護者か?!)

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そして これまた惚れ惚れなのが 張震!

いやー ホントにこの人はその若さに似合わず ホントに達者
既に名優の貫禄充分 この年代の中華圏では 一番上手いと思う

3月に見た時にも思ったけど 今回も骨格の美しさがよーくわかる顔立ち
武の彫りとキラキラした目とははまた違った 
彫りのある顔つきに あの鋭い眼力は無敵!
たまーにヤンキーくさく見えることもあったけど
彼は品がいいので 鋭さに見えるのは得です

若いのに 静の演技を強いられてた孫権役の彼
パートⅡでは 鎧を着ているので 戦ってくれるんだろうな~と期待しています
張震のアクション・・・ これまた見て見たい! 

というわけで その他 雑感&雑念

トニー:パートⅠを見る限り 役者トニーとしては ノーマルアベレージ
後半は白装束着て なんだか神がかってそうなので 楽しみにしときます

しかし かつらが似合わないんだな~ 頭の上の方が写らないと
現代劇のトニーみたいに見えるし やっぱり小柄なのは
アクションシーンには厳しい ガタイがいい 身長がある程度ある
というのは こういう映画では 大きなアドバンテージという感じがする
特に今回群集の中で戦うので 身長が低いと埋もれてるように
見えがちなのが勿体ないな~ 動作もちんまりと見えてしまって
ちゃんと動ける人だけに惜しいですね・・・

チーリン: 演技者としては厳しいね
色気があるのはいいけど もうちょっとキリっとして欲しいシーンでは
凛とした雰囲気がないとね~ あの曹操までが惚れるとなると
もう少し強さも欲しいよね あとあの喋りも大人の女としてはダメね

ヴィッキー: チーリンが素人なので 2回目以降はやっぱり
彼女は生き生きしてるし上手い 台詞回しも上手い
しかし シーンシーンで 顔やお肌のコンディションが違うのが
気になる 妙に顔が疲れてるシーンもあったり・・・
宴のあとの武とのシーンの彼女はとても綺麗だと思う

フー・ジュン:やっぱりカッコよいです! あぁいうガタイの良さ
あの力強さというのは アクション映画には必須です
お供についてもらうなら どの女子供もこの人を選ぶでしょう
しかし 普段の彼は いかにも大陸の人!という感じでビックリしました

チャン・フォンイー: やっぱりよいです この人も
軽薄さが所々滲み出て 脂ぎってる感じも悪くないし
すっきりとしたスタイルで 衣装や鎧もよく似合ってます

この映画 面構え映画としては 最高ですね!
若いのから年寄りまで 本当に男達の顔つきがよい!
そして あの人 この人 皆同じ画面に写ってる絵づらは大変豪華!

それに対して その他の軍(エキストラ)のへなちょこぶりが
やっぱり妙に気になりました エキストラが余りにも多すぎて 
末端まで指導できなかったんでしょうね?
アルバイト? 細っこいし 顔つきもなってない 学徒動員?!
チャン・イーモウの映画とかでは もっとその他の兵士も
戦う意欲がありそうな気がするのになぁ・・・ 
この辺 力抜きすぎてるのが 本筋と対照的で妙に目についてしまう
この辺も手抜かりなく 上手く見せるのは大事ではないかしら?!

今日の映画:80点
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by acine | 2008-11-26 21:45 | Asia アジア映画 | Comments(11)
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いやー 予想を遥かに上回る 面白さ!!!
もう凄く面白くて コーフンいたしました!

気がつけば 何度もほくそ笑み 何度も身を乗り出してしまってました

ジョン・ウー監督の 三国志を描いた 一大歴史絵巻

ジョン・ウー映画は 男たちの挽歌再見とかを除き 
多分 フェイス・オフ以来 ←この映画は好き
詳しく:公式HP *音出るので注意!

正直 キャストも大変好みだし スケールも大きそうだし
男たちの戦い 絶対見がいがありそうだけど
どこか劇画調で 時々???な演出がある人なので
 (女性の描き方・・・だし) ちょっと用心して見始めたものの・・・

次から次へと 出てくる出てくる いい面構えの男達(キャスト陣)にもう惚れ惚れ!

こんなタイプ あんなタイプ いろんなタイプが次から次へと!
誰々はまだよね? いつ出る?! いつ出る~?! それも楽しみで!
男たちを撮らすとホント最高ですね! ジョン・ウーは! 

戦う人 策略を練る人 体力勝負な人 両方兼ね備えてる人
どの人もこの人も それはそれは魅力的!
このあたりの層の厚さに 中華圏俳優の幅広さと底力を
ひしひしと感じ 凄いよな~と感心する 中華圏ファンでございました

そして 戦いのシーン そりゃもうストレート ストレート
300みたいに 次から次へと敵がやってくる!

そして 次から次へと繰り出される作戦の凄いこと!
太鼓の音一つで フォーメーションがパッと変わり
そのスピーディで力強いこと! そして徹底的なこと!
ほぉ~ 次はそう来るか?!の この作戦の数々にも 
はたはた感心しまくりでした

もうこの顔ぶれ そのいろいろなパターンの顔ぶれの
バッティング(笑)と 戦いのシーンを見てるだけで
もう楽しくって 楽しくって しょうがない!

そして 鳩も出てくる出てくる! そこが中国の戦国時代であろうが
どこであろうが ジョン・ウー名物 鳩は健在なんである!
しかも 武くんが飼っているそうで(笑) さすがに 教会は出てこないけど(笑)

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キャスト陣 もうそれぞれに魅力たっぷりで 
それぞれ 素晴らしいんだけど・・・! 簡単に感想を・・・

孔明:金城武 (台湾)
いつもに増して目がキラキラしてまして 今回はそこにいるだけで
かなりの存在感と かなりの超絶男前ぶりが 目立つ目立つ
軍師というより 平和な感じなので 風水師っぽい感じもするけど
トニーとの共演も 傷だらけの男たちより 断然この映画の方がいい

周瑜:トニー・レオン (香港)
ちょっと今回は仮面(トニー・レオン仮面)を被ったような感じの
顔つきで 静かな演技かと思いきや 動のシーンも待っていたので
これまた矢面に立ちそうな パート2がますます楽しみ! 

曹操:チャン・フォンイー (中国)
ちょっと軽薄さを漂わせ 威厳があり堂々とした存在感の
さじ加減が抜群 いやー 大変カッコいいです 
彼は さらば、わが愛~覇王別姫 始皇帝暗殺 以来ですが 
全然歳取ってないんじゃ? とにかくカッコよく魅力的です この人!

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孫権:チャン・チェン (台湾)
若いながら 今回とても位の高い役の彼
登場シーンから 表情ひとつで 魅せる!魅せる!
彼も大変ハンサムです カッコよすぎ!
あれ?何で彼は戦わないんだろう?!と思っていたら
エラい人だったからなのね(笑) トニーの方が部下だし
今までありそうでなかった 台湾コンビ 武との共演も嬉しい!  ↑ ↑ ↑ 

趙雲:フー・ジュン (中国)
この人もカッコいいのなんの! 赤子を抱えての戦い
体格よくて 身体能力高そうな 戦いのシーンですっかり
目を奪われました すごく印象に残る 得な役かもしれないけど
その期待に充分応えてますね 馬に乗ってても降りても 強い!強い!

関羽:パー・サンジャブ (モンゴル)
年配者ながら これまた身体能力高しで バッサバッサと
敵をなぎ倒すシーンは迫力満点 顔つきもとてもよいです
この人もお気に入り モンゴルの人だったんですね~

甘興:中村獅童 (日本)
元海賊という設定の通り ガラの悪そうな目つきながら
歌舞伎仕込みの ちょっとオーバーアクト気味の演技
SPIRIT同様 悪くはない 割合自然に中華組に混ざってる感じ

小喬:リン・チーリン (台湾)
あんまり演技をしてないというか 素に近いと思うけど
悪くはないです お肌が綺麗! やっぱり別嬪さんですね
ちょっと媚び系なのが 女性からは評価分かれそうだけど

尚香:ヴィッキー・チャオ (中国)
男勝りのチャン・チェンの妹役 彼女があれこれかき回して
くれそうなので 面白そう! こういう役はピッタリ

というわけで キャスト陣 とても充実してます

次から次へと キャスト陣が見所満載なので 楽しくってしょうがない!

正直 三国志は全く詳しくなくて 名前と顔と国が 混乱しつつも
そんなの関係ないわ・・・の世界で もういいか!という感じでした
 *パンフ買ったので 背景これから研究いたします

とにかく 次から次へと繰り出される
男たちの面構えとキャスト陣のコラボ 
その作戦と戦いのシーンを見てるだけで 十二分に楽しかったです 
パート2が楽しみでしょうがない!

香港映画とかだと いささかやりすぎ?な部分もある
ジョン・ウーですが こういう大仰なスケールのデカい大作の方が
演出がバッチリハマるというか 魅せ方大変上手いです 感心!!
ワイヤーも多用せず あくまでも肉弾戦というのも好印象

これはリピーターと化してしまうかも
これは面白い!

今日の映画:83点

こういう映画にはつきものの また出ました ○国○民○放軍
この映画 かなり多くの場面で 力の抜けた人が 
かなり目立つと思うんですが(笑) それがちょっと惜しい
それをまたきっちりご丁寧に撮影してるもんだから・・・!
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by acine | 2008-11-06 21:45 | Asia アジア映画 | Comments(19)
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我慢できずに行きました! 2回目の鑑賞 *1回目
ジェットコースターのようにテンション高いストーリー
今回はよーくわかっているので じっくり映像や
キャスト陣の演技を見せてもらいました

前回は あの誇張ぶりとドロドロ愛憎劇の対比
衣装・構図・大道具・小道具の充実ぶり 
あの凄い人海戦術に圧倒されましたが・・・

今回はドラマ中心に見ていたら コーフン覚めやらず 
楽しかった!というより 濃い濃い世界の中で これまた濃厚で
達者なキャスト陣の演技に なーんて残酷で重い話だろう・・・と 
その凄いダークファンタジーぶりに タジタジという感じでした

珍しく今回はパンフも買って 背景も押えて見ましたが
ストーリー自体 中国の有名な古典的戯曲が元とのことで
昔の話も 今の時代の問題とまったく同じで あんな凄い舞台で
あっても 何の疑問もなく リンクして見れることが凄い

しかもあの宮廷内 とてつもない権力者の一家
そりゃもう よりドロドロ 問題は深刻で 憎しみも増大するわけだ
何かコトが起こると半端でない残酷さ 巻きこまれ具合となる
いやー本当に怖いなと思って見てました

そして 権力者の言うことは 絶対ということ
謀反を企てようが 権力者は更に上手で その権力を利用して 
より冷酷無比に自分の立場を守るわけ 
例え それが家族であろうと 命さえ厭わず・・・
悲しいかな なんとも孤高の存在になってしまうわけ

昨今 あれこれと騒がれてる北京オリンピック
この映画 なぜかあの問題とリンクして 
考えてしまう 何かがあったりして・・・
奇しくも このチャン・イーモウが開会式の演出の総指揮者だ

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それにしても コン・リー 入魂のメラメラ・ワナワナ演技は 本当に素晴らしい!
そして 今回 ユンファの空恐ろしさ・残酷さがすごく印象に残った
しらーっとしつつ 威厳を保ちつつ 人間的な部分を残しつつも 
なんとも恐ろしく冷酷で残酷 ユンファの新境地ともいえる感じさえ・・・
そして やっぱり唸った リウ・イエのこ憎たらしいほどの上手さ!
流されやすく 悪人にはなれず 家族に翻弄される長男役がお見事!
情けないのに 観客の心を鷲づかみにしてしまう何かがある

人間・・・ここまで 憎しみを燃やし 残酷になれるのか?
しかも権力者一家 半端じゃない残酷さに呆然
美しいジェイのエンディングテーマ ”菊花台” でさえ
とても浄化しきれない 流しきれない黒い情
なんとも怖い怖い残酷物語でした

今日の映画:80点
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by acine | 2008-04-30 22:23 | Asia アジア映画 | Comments(2)
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待ちくたびれた頃に やっと公開!
賛否両論 好き嫌いハッキリ分かれそうなこの作品・・・

個人的には とーっても面白かったです!!!

何とも中華的というか もうコテコテの中華そのまんま
屋外、室内、衣装等のあの色彩! 
その誇張ぶり! 人海戦術の凄さったら!

濃い濃い中華風味を これでもか!と もうぶっかけまくった
とてつもないスケールの中の大風呂敷 そんな王室の中で
起こるチマチマした いや壮絶な愛憎劇といいましょうか・・・

これだけ資金・人員投入して あのストーリーには???の人も
いるかも・・・だけど スケール感とそのストーリーのギャップが
落差がありすぎて極端すぎる所が 私は逆に面白いな~と思いました
とにかくテンション高く ほとんどジェットコースタームーヴィー

そして やっぱり 私の心を掴んで離さないというか
目が釘付け!になってしまう その理由は
監督チャン・イーモウの 鬼のようなこだわり! 
そして これでもか!の 様式美の世界! 
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色彩の鬼 
どう見ても これはワダ・エミさんじゃないだろーという衣装
室内から絨毯まで 物凄い色の洪水 生地の質感
いろんなバリエーションのゴールド、黄に 赤やピンクが
組み合わさる 悪趣味丸出しの見本のような色なのに 
場面場面で とんでもなく美しい組み合わせや模様が出てくるので 
一瞬たりとも目が離せない 凝りすぎですわ~これは!
今回自分は模様フェチということに気がつきました・・・(笑)

構図の鬼
場面場面 やっぱり鬼のようなこだわりが見られる所
彼はシンメトリーが好きね あの壮大な王宮 
あくまでも映画の中の世界だけど スケール感に唖然とする
そして馬や人間が通る あの通路を抜ける絵 その先に広がる風景
ガシーンと閉まるとてつもなくデカい扉
はぁ~こっちも感心すると同時に呆れる位こだわってる

大道具・小道具の鬼
冒頭の侍女たちの身支度風景から 漢方を煎じてる(?)風景
廊下の柱や簾(七色の簾まであった!) あれこれの家具や小物
何とも細かく細工がされた障子の格子 お薬グッズ
果ては 王妃の爪飾り?やあの爪 あの爪で菊の刺繍
豪勢な金と銀の甲冑 プロレスが出来そうなサイズの特大テーブル

まぁ・・・これだけ細工の細かいものや 数が一杯必要な
物を準備する しかも完璧に・・・ 気が遠くなりそうな位!
撮影現場で この大道具・小道具をじっくり観察したい・・・!
見物料払うので ぜひ見せてもらいたい位

とにかく その見せ方!
こんな映画の撮り方する人 世界でもまずいないよな~と思わせる 
鬼のようなこだわりぶり! それにまず唖然としてしまう私でした
これは映画館の大スクリーンで見ないと意味なし!

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延々繰り返される 廊下をお付の者をしたがえ 
王家の人間が ズンズンと歩くシーン 
そして1時間毎の時間を知らせる行列
そして王妃への薬タイム そして女たちの胸

同じシーンが繰り返されるのに 全く飽きない 
凄い様式美の世界なんだもん・・・!
時代考証 本当にその時代はそうだったのか?は 
この際無視でいいというかどうでもいい  
あくまでもエンターテイメント! アトラクション!

そして 薄顔の人も混じってるけど これまた濃いキャスト陣
王家の人々 以下:多少ネタバレあり

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王妃:コン・リー
○薬にワナワナしていたけれど 全編に渡り 
妻・母・女  女の業がメラメラと煮えたぎっておりました
いやー姐さん凄いです チャン・ツィイー同様 口が曲がってるけど
あんな小娘目じゃない位のさすがの貫禄!ド迫力
一歩間違えたらとても着こなせない濃すぎる衣装もよく似合ってました

王:チョウ・ユンファ
カラ・コンを目に入れ これまた黄金の衣装に身を包み 
やさぐれ気味だけど端整 ○官上がりの つかみどころのない 
残虐さも兼ね備え 時折仙人のような雰囲気も漂わせ
後半爆発した・・・という感じかな これまた貫禄

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長男:リウ・イエ
一番翻弄されまくる可哀想な役どころの彼 上手かった!
個人的には コン・リーと同じくらい座布団あげてもいいかな 
小賢しい所があり どこか純粋で人間くさい長男
二男、三男に比べるとキャリアの差か リウ・イエは
さすが本業俳優!という感じで 演技が上手いな~と思いつつ鑑賞
濃い目の顔の彼 今回ジョニー・デップと顔似てるな~と
思いながら見ていた しかしあんな姿で参列とは気の毒でした

二男:ジェイ・チョウ
普段のジェイそのまんまの母親思いの王子という美味しい役どころ
演技はやっぱり素に近いかな(笑) その自然な味わいが彼の
持ち味ではあるんだけど 他のキャスト陣の業煮えたぎる演技に
混じると 役と衣装と小道具に助けれたかな・・・的感はあるかも
だけどその清涼剤的味わいの雰囲気 地味~なルックスが
また映えるという利点もあり 次の課題は 素ではなく
容赦なく泥沼に巻き込まれた時 どんな演技が出来るか・・・?!

三男:チン・ジュンジェ
スッキリした美男顔 チャン・チェン系?
しかし まるで家政婦は見た状態の三男 
謀反を起こしたばかりに・・・これまた凄い展開に・・・
彼とユンファのシーン・・・昨今の事件を匂わせるような
家族でありながら何故・・・? かなり怖いシーンである

その他主治医一家もとりまぜて メインの人物を絞ってあるので
とてもわかりやすい かつ目が離せない展開だった
あの医者の妻が 小柄ながら 凄く迫力あったし
あの娘役が撮影当時17歳だったとは~! 凄い胸でしたわ

それにしても ドロドロと 誰も信用できない恐ろしい世界でございました
こんな世界で絶対生きたくないけど 時間を知らせる
行列位には入ってもいいかな? と思った私(笑)

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アクション監督はチン・シウトンだったっけど
カメラはクリストファー・ドイルではないよね? 
クレジットそこまで確認できてなかったけど・・・
あの緑深い山奥の絶景での なぜか忍者?まで登場しての壮絶な戦い 
個人的にはかなり好みでした スピーディで面白かった!
王宮内での戦いより こっちの方がポイント高し

とにかく 凄いモン見せてもらったな~! ということで
ストーリー云々より そのパワー&こだわり万歳!ということでおしまい
もう一回見に行ってもいいな~と思ってます

そして最後に やっとジェイ・チョウのエンディング・テーマ
”菊花台”が3度目の正直でやーっとスクリーンに流れました! 恭喜!
CDよりアコースティックっぽく聞こえたのは気のせい?

今日の映画:82点

巷で何かと話題の北京オリンピック
背景は別として このチャン・イーモウが演出を担当する開会式は
これまた凄そうなので 個人的には必見!という感じで楽しみです
一体どんな鬼のようなこだわりを見せるのか・・・?!

チャン・イーモウ: HERO~英雄~ LOVERS
コン・リー: 2046 愛の神、エロス
チョウ・ユンファ: 男たちの挽歌 パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド 
リウ・イエ: 小さな中国のお針子 ジャスミンの花開く PROMISE 無極 
        姐御 ~ANEGO~
ジェイ・チョウ: 頭文字D THE MOVIE
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by acine | 2008-04-13 10:00 | Asia アジア映画 | Comments(17)
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王家衛が欧米キャストを使っての初の映画

噂はいろいろ聞いてたけど・・・予想通りと言いましょうか
予告で見たように ”恋する惑星”の焼き直し感や
今までの作品の残り香が漂う映画でありました

きっと王家衛・・・この映画では新しいことをせず
すっぱり割り切って 欧米向けの観客向けに 
”王家衛の世界とはこんなものだ”という シンプルで
わかりやすいお披露目的なものを
見せたかっただけだろうという気がする

なので 今まで王家衛の映画を見てきた人には 
特に新しい発見はないわけで・・・
ただ 場所がアジアからアメリカへ変わっただけ
キャストが東洋人から西洋人に変わっただけで・・・

濃そうで 贅沢なキャストを使いながら
意外にも ポップで(死語)スッキリとした印象を持つ 
”恋する惑星”や”天使の涙”あたりのモチーフを使ってという感じ

このあたり 西洋人キャストに変わっても
王家衛お得意の変人&自閉気味のキャラオンパレードで
英語を喋ってるのが 違和感を感じられるほど
あの独特の間合いを保ってたのは不思議

その音楽とも重なって 鼻炎の薬を飲んでた私は
ラスべガスのシーンとか・・・ 所々うとうとしてしまったくらい 
いろんな意味で 心地よい映画ではあったけど

だけど ただそれだけ・・・ 残るものはないかな?

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画面を見ながら ついつい思い浮かぶ 場面
カウンター越しの会話 これってまったくトニーとフェイじゃない?!
あの電車の早回し こんな電話をタケシはしてたよな~ 
そういえば タケシやミシェル・リーも掃除よくしてたよな
フェイもズタ袋ひきずってたよな~ 乱闘もあったね
カフェの外で佇んでたよなぁ~ お父さんも死んでたね 
と 思い浮かぶのは 彼の香港を舞台にした映画の断片ばかり・・・

男前なジュード・ロウ 
今回髪がフサフサで安心したけど(笑)
ラストのシーンは すっごくスウィートだったけど
余りにも雰囲気もん映画なので 演技者としては
物足りない いや楽勝な映画だったのでは?と思ったりする
知名度低くても 雰囲気もんを生かせる 
新しい人使った方が新鮮でよかったような気もしないでもない

そしてエキゾチックで 純朴そうな雰囲気漂う
ノラ・ジョーンズ 演技は初めてでも パフォーマーなので
ピッタリと映像や雰囲気に納まってるのはよかった
彼女の役は 主役であり傍観者 ナビゲーター的でも
あったのは意外 おとなしめだったかな~

場所がメンフィスに変わり 
デヴィッド・ストラザーンとレイチェル・ワイズのエピソードに移る
これは乾いた空気感の漂う いかにもアメリカ的なエピソードで
王家衛らしくないなぁ・・・と思いつつ見た

二人とも上手かったし 印象的だったけど テンション高くて
ギャーギャーわめく女は王家衛映画にはいらないな・・・
わめかなくとも 喋らなくとも その風情や後姿で
女心を表現できる 中華圏の女優が妙に懐かしく感じた瞬間

とか何とか言っても レイチェル・ワイズのフラッパーヘアや
クラシックでモダンな雰囲気漂うドレス姿はとても美しかった
あぁいう姿見てると 骨格違うよな~ 体の断面が
絶対東洋人とは違うはずだわと思うスタイリング
そして彼女の名前が スー・リンなのも思わせぶり

そしてこれまた思わせぶりなレスリーという
役名で登場した ナタリー・ポートマン
えらく大人になってたので ビックリしてしまった位
貫禄あるいい女っぷりでしたが この辺り居眠りこいて
しまったので その程度の感想でゴメンという感じ

見てて 映像も音楽も心地よい映画ではあったけど 
王家衛映画を見慣れてる人間には やっぱり物足りなさを感じた
最大公約数@欧米版より 本家見た方が絶対いいよな気がする

キャストも やっぱり東洋的静けさ&湿度がいいよな~
言わなくともわかるあの間合いは 東洋人キャストの方が表現力ある
あと 不思議ちゃんキャラの味わいも 色気も
こういう題材なら 東洋人キャストの方に軍配という感じがした

今日の映画 73点
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by acine | 2008-04-02 00:02 | Asia アジア映画 | Comments(12)
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昨秋 一足先に香港で見たというリンク先の方々より
なんだか凄いことになっている・・・と噂をいろいろ
聞いていたので かなり戦々恐々の中 鑑賞

噂のシーンは 確かにかなり激しいことになってたけど
思ってたより時間も少なかったし 皆さん言われてるように
この二人の関係を描くには 必要不可欠なシーンなので
全然問題なし それよりあの中途半端なボカシはいらない
余計不自然で 見てる方も集中力が切れる

それより こういう時代に こういう運命に巻き込まれてしまい
こんな生き方をするしかなかった哀しい人間たち
そんな男と女のドラマ性に片時も目が離せない・・・という感じ
 
いやいや 見ごたえたっぷり 
よく考えたら けっこうありがちでシンプルな話なのに 2時間半があっという間!
静かな映画なのに ある意味ジェットコースター映画
緊張感と痛みと陶酔の映画 ヴェネツィアで金獅子賞・・・納得

渋さ、痛さ満点のトニー・レオンの姿 その苦みばしった顔つき 瞳
彼の音楽同様 誠実に演じきった ワン・リーホン
どう見ても トニーの姉に見えるジョアン・チェン 他
キャスト陣も皆良かったけど・・・

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何と言っても タン・ウェイ!!! 
彼女の思わせぶりな表情、佇まい、スレンダーな体、
美しいチャイナドレス姿、彼女の一挙手一動に もう目が釘付け
大好きなトニーを見る余裕がなかなかないくらい存在感抜群だった

美女か? というと微妙だけど 
いかにもこの時代に生きてそうな中国古典的な顔つき
登場シーンから なんとも心地いいトーンの声もすごくよかった

よくこんな子を見つけたな~と アン・リーの目の確かさに感心
チャン・ツィイーより 断然大物のような気がする
まさに原石 どんな色にも染まりそうで 
実際 染まってた彼女は  この女スパイの役にピッタリ
劇中劇あり 心と体の変化をしっかり表現しないといけないので
かなりの難役 演じてるともう自分もボロボロになって
しまいそうな役だけど 変わっていく女を見事に演じきったと思う

(多分)レパルス・ベイでの 彼女とトニーの食事シーン
異様に時間がゆっくり流れて こっちまでがその場で二人の
息遣いまで聞こえるような ドキドキする陶酔する時間帯だった
そして アジトで感情をさらけ出すシーンも素晴らしかった

正直 何が彼女をそこまで 駆り立てたのか?
成り行きで そうなってしまったにしては もうドロドロの泥沼だ
トニーに絡んでからは もうますます抜けきれなくなってしまう彼女
そうなった原点 きっかけが今一つ わかりにくかったのが残念だけど
疑問は放っておいて 映画の世界に集中するだけ

怖いもんなしのこんな映画でデビューした彼女
いやー凄いわと素直に感心 そして感嘆

よって 本当になかなか観察しきれなかったトニーごめんよという感じ

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デビュー作である タン・ウェイはともかく
トニーほどの実力とキャリアがあれば こんな役を引き受けなくっても
 (ジョニー・デップが こんな役引き受けるのと同じじゃない?)
いいのに・・・!と 40代半ばにして凄いチャレンジャーだわ アナタは・・・
こんな役を引き受けるトニーにも驚いた これも演じてるとボロボロに
なってしまいそうな役だ 監督にとっちゃ必要不可欠な存在
ここまでやってくれる人は トニーしか確かにいないだろう

タン・ウェイとの 息詰まる関係
妻たちがジャラジャラと麻雀をする家jの中でも 
トニーの周りには 何か見えない境界線があって 空気まで違う
タン・ウェイとの傷を舐めあうようなベッドでのシーン
なんとも痛々しく 爆弾を抱え 冷酷にならざるを得ない男 
そんな男そのものになりきっていたと思う

うーん やっぱり中華圏映画って凄いわ
ドラマ性と芸術性とエロ 見事に絡み合って 
こんな濃密な見ごたえたっぷりの映画を作れるなんてレベルが高い 

ラスト周辺が急展開 そして今ひとつアッサリしてたのが惜しいかな
もっと観客を奈落の底にドーンと突き落としてくれた方が
もっと余韻が残ったような気がするけど・・・ 妙に尾を引く映画

なーんて 見るのに必死で 全然感想らしい感想になってないけど
これはまた見に行ってしまうの間違いなし
 
今度はトニーもしっかり見ないと・・・!

今日の映画:80点

まぁ~ それにしても チャイナドレスって美しい
それを着こなす中国美人も堂々としててカッコいい
華麗でいて なんだか生々しさも漂わせ なんとも色っぽい衣装だ
こんな衣装があってこそ こんな映画も生きてくるんだろうと思う
レトロでモダンで 生地も凄くバリエーションがあって面白いなぁ
大人の色気漂うマギー・チャンのドレス姿は絶品だけど
タン・ウェイのドレス姿もなかなかのもの
それにしても 難易度の高い衣装だ
ちょっとでも余分な肉つくとアウトだもの・・・
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by acine | 2008-02-04 18:03 | Asia アジア映画 | Comments(26)
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剣の極意 書の極意 美の極 


久しぶりに見ましたが なーんてビューティホーな映画でしょう!!!
なんたる映像美! その美しさ&崇高さに感嘆しまくり・・・

描かれたその志 大胆に色分けしたパート
香港&中国の俳優の演技のクォリティ 風にたなびくワダエミさんの衣装
1シーン・1シーンがまるで絵のように美しく 鬼のようにこだわった構図
C・ドイルの鮮烈なカメラ 中国の素晴らしい景観 音楽 etc・・・

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その大自然から 剣の彫・盾・書の字体・筆・湯飲み茶碗の一つまで 
大道具・小道具全て こだわりまくり 神経の行き届いた演出
ちょっとワイヤーいきすぎな部分もあるけど 本物の武侠映画
職人・張藝謀のこだわりが 脈々とかつ沸々と煮え滾る映画だと思う 

誇張され具合やアクション・・・当然ながら中華的な部分も強いけど
全体的には 単なるオリエンタル趣味ではない 
ワビサビ そして 本物の東洋の美が結集されたような映画

今まで好きすぎて とても書けなかった映画の一つで
DVDも持ってるし 見ようと思えばいつでも見れるんだけど
思い入れありすぎて 上手くまとめる自信なかった映画
恥ずかしながら 10回以上劇場で見ました
北京語の台詞まで段々覚えてくる始末でした(笑) 
丁度スカパーでやってたので 久しぶりに鑑賞

いやー やっぱりめちゃくちゃ好みな映画!

久々に見ると この夏ハマった300とどこか通じる世界

志の映画 そして 圧倒的様式美 
細部まで 全てにおいて 鬼のようなこだわりが光る映画 
そして無敵の武の達人 そして無数の矢 英雄の最後etc・・・

しかも 日本人にはよくわかる 
負けて勝つというか 静かなる闘志や志
こういうHERO伝説に きっと日本人は弱い
なぜか こんな紀元前の中国やギリシアの話に
共感できるのかが 不思議だけど・・・

この映画で初めていいと思えたリー・リンチェイ(ジェット・リー)
そして 貫禄の姐さんっぷりにほとほと感心!のマギー・チャン
朗々とした台詞回しが素晴らしい&ダンディな大王 チェン・ダオミン
あっという間に消えて勿体ない本物アクション 今回はナルじゃないドニー・イェン
やっぱり口曲がってるわ・・・な小娘 チャン・ツィイー
皆 素晴らしかったけど

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個人的には やっぱり残剣 トニー・レオン!!! 
この映画・・・トニーウォッチングには最高!
赤の残剣 青の残剣 緑の残剣 白の残剣 全てOK!
同じく芸達者とマギーと共に 色ごとに雰囲気をちゃんと変えてるのはさすが

背が低かろうが 肩幅狭かろうか アクション若干ドタバタしてようが
何回もマギーに刺されようが この映画のトニーは良すぎる・・・!
こんなに女に刺されるのが 絵になる男(俳優)がいるだろうか?
トニーが演じると 情けないだけに終わらず
その姿がなんとも魅力的なのは 何故なのか?

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よい映画はよい映画なりに そして 映画自体は・・・でも
彼の演技のクォリティだけは 絶対落ちないトニー  
公開時 映画は見てたものの 少し香港映画やトニーに
関心が薄れつつあった私・・・
トニーが出るなら見ようか・・・と 何気なく行ったら・・・

これは脳天にきました! 狂喜乱舞!
インファナル・アフェアのヤンと張る位 
この映画での古装片&長髪トニーの演技と雰囲気は素晴らしい・・・!
この映画とIAですっかり トニー熱・香港映画熱(中華圏映画熱)が
ぶり返した・・・という感じでした

なーんて 結局はミーハーな話に終始してしまいまして
サラリとですが 感想書いてみました
書こうと思えば もういくらでも書きたいことある
映画だけど この辺りにしておきます

そういえば この映画の大きな主役の一つである衣装
去年 たまたま講演会にて 衣装デザイナーのワダエミさんに質問するチャンスがあり 
この映画絡みの撮影秘話を 教えて頂いたのも感激でした

ココやあちこちで書いてた チャン・イーモウの新作 
”満城尽帯黄金甲” もうずっと待ってるんですが 
いつになったら見れるのよ・・・?! すっかり待ちくたびれました
早くジェイを見たいんだけど・・・!

そして トニーの新作 アン・リー監督の色・戒 
香港で一足先に見て来た友人によると すんごい事になってるらしい・・・!
見るのが 私かなり怖くなってるんですが~!

風流つながりで KAMON
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by acine | 2007-10-28 23:23 | Asia アジア映画 | Comments(8)