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by acine
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カテゴリ:Estados Unidos 米映画( 152 )

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ネタバレあり

見終わったあと
自分もユナイテッド93に乗っていたかのように
機内で同じ気分を味わったかのように ドーンと心がこわばった

9.11のテロ事件を追ったドキュメンタリー
管制塔 軍司令部 ユナイテッド93便のみに絞って物語は進む

飛行機に乗り込んだところから すでに心がどこかにいってる犯人達

ハイジャック? 不穏な動きにアタフタし始める 管制センター 軍司令部
CNNをつけると ワールドトレードセンターに何かが突っ込んだ?
呆然・騒然とする管制塔 司令部
まさかハイジャック機が? 次々異変が発覚してくる

”飛行機が多すぎて 収拾がつかない!”という 管制塔の言葉に
飛行機がエアバス状態となってる アメリカの実情が計り知れる

そして ユナイテッド93の機内で起こったこと
すべてがフィクションではないと思うが 

犯人達が操縦席に乗り込んだ瞬間 
自分もその場でその時間を体感してるような気分に陥れられる

何がそこまで 彼らを突き動かすのか
神にひたすら祈り続けながら 何かに憑りつかれたかのように
パニックを起こしながらも 作戦を実行する犯人達

絶望する人 祈る人 愛する人たちへTELをかける人 
伝言で状況を皆に伝え 乗務員と協力し 自分達でなんとかするしか
生き残る道はないと 土壇場で立ち上がる人たち

が・・・時 すでに遅し

結果はわかっていても あの人たちが味わった恐怖感 絶望感をまざまざと感じた

そうか この飛行機が 乗客たちの命と勇気を引き換えにして
唯一 ターゲットに墜落しなかった飛行機だったんだ・・・!
と事件当時 聞いたニュースを思い出した

あれほど 犯人達をかりたてたものは 何なのか?
一筋縄でいかないこの事件に 答えを出すのは難しい
神が全てを見ていても こんな現実が起こってしまうこと

混沌とした時代に こういう事件がいつ起こるかわからない
形を変えて 自分が絶対遭遇しないとも言い切れない時代

何が原因なのか? 誰が悪いのか?
何がテロを誘発する原因? テロがテロを呼ぶ原因は何なのか?

文明が進み ハイテク機器がどんどん開発される時代だからこそ
それがいつ 凶器・兵器に豹変するかかわからない
そんな文明の利器の不測の事態の前に
生身の人間は余りにも非力すぎる なす術もない
今生きてる人たちは 怖い時代を生きているんだなと思う

エンドクレジットで見た 管制官 司令部の人たち
俳優ではなく AS HIMSELF や AS HERSELF の文字

どうりで リアリティがあるはずだ
単なるパニック映画とは違う

そして
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by acine | 2006-08-16 23:15 | Estados Unidos 米映画 | Comments(8)
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全くもう巡業はラストの段階ではないかー?と思う頃 やっと鑑賞 *ネタバレあり

ガス・ヴァン・サント監督 マイケル・ピット主演
90年代の伝説的ロックバンド ”ニルヴァーナ”の
今は亡きカート・コバーンの最後の日々を追った映画・・・と思っていた

特にファンというわけでは なかったけど
ニルヴァーナの曲やアルバムがヒットしていた時代 
K・コバーンが自殺したこと リアルタイムで知ってる世代
&もとRock好きとしては 見ておかねば・・・ね

マイケル・ピット演じるブレイク
森の中を彷徨い 川に飛び込み スコップを持って
バンドのメンバー&そのGFと同居している屋敷を 
彼らを避けるように出たり入ったり・・・ 延々歩いてみたり
ラリって挙動不審で ブツブツ独り言を言ったり 
女物のスリップを着て 銃持ってウロウロしたり
BOYZ Ⅱ MEN のMVを見ていたり(!)
食事を作る手もおぼつなかい 死んだように寝っころがっていたり
完璧に挙動不審だと思っていたら
かと思えば ちゃんと歌いギターを弾いていたり・・・
まともな精神も ほんの僅かは保っていた 

淡々と そういうシーンが続いていく中
彼が薬物の厚生施設から 脱走していている最中らしいというのがわかる
そして 自ら命を絶つまでの風景が 変わらず淡々と映し出されていく

だけど それが余りにも孤独なのだ
結婚してたはずなのに 彼女の姿は他人宛の電話のみ 
バンドのメンバーだって 仲間のような 全く赤の他人のような
仲いいのか 全くそうでないのか よくわからない
何とも不思議で希薄な人間関係
興行がらみの連中も 自分の利益だけ優先する

そんな中 誰からも見放されたように 
自ら見放しておいてくれと言わんばかりに 孤独を貫くブレイク・・・
ミュージシャンの苦悩 とても人気者とは思えないような生活

マイケル・ピットは そんな孤独の中にも 時折純粋な部分
僅かの狂ってない部分も 垣間見せてくれたような気がする
ただ 本物のカート・コバーンはもっと骨太だったような気がしたけど
マイケル・ピットが演じると・・・ 
スウェーデンヒッピー風 カート・コバーンという感じがした
*何となく・・・ね ファンの方 すみませんね

あまり前情報押さえないまま行ったので
私はてっきり カート・コバーンを演じてるものと思っていた
でも マイケル・ピット演じる主人公は
カート本人ではない 名前もブレイク・・・
ラストで 監督のこれはフィクションという
クレジットが出た段階で やっとクリアに(遅すぎ!)

これは監督が カートの終焉の日々は こんな感じだったんだろう
そう思いたい そうだったんじゃないか・・・と愛情を持って描いた 
カートへのオマージュ ハッピーではないファンタジー
監督の創作”ラストデイズ”というのが正しい

そうして 本物のカートは 自殺という幕引きで
安堵の地を見つけたのだろうか? と ふとそんなことが頭をよぎる

というわけで 衝撃的でもなく ドロドロしてるわけでもなく
思いのほか 淡々と静かな作品だったので
好き嫌いははっきりわかれるかもしれない 私は中間かな

ガス・ヴァン・サントが好きな人 マイケル・ピットが好きな人
カート・コバーンやニルヴァーナが好きな人 90年代のロックが好きな人
アメリカのインディものが好きな人 あたりにのみおすすめ
万人向きではない

今日の映画 70点
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by acine | 2006-07-09 21:26 | Estados Unidos 米映画 | Comments(2)
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少しネタバレあり

ジム・ジャームッシュ監督の新作
コーヒー&シガレッツでも 独特の味わいが印象的だったビル・マーレイ
今回も飄々とした味わいで 冴えない熟年男役がものすごくハマってる
いつも困ったような 苦虫かみつぶしたような顔して
哀しいんだか 人生達観してるのか 単にぼぉーっとしてるのか
泣きたいのか 何を考えてるのか 何も考えてないのか
ソファに寝っころがったり座ってる姿と顔がもう絶品
フレッド・ペリーの黒地にオレンジのラインが入ったジャージ姿もいい

この映画を短めに表現すると 
熟年男と女の哀しさと達観 キーワードは女とピンクと車と道
これもまた立派なロードムーヴィーなんである

ビル・マーレイの演技のおかげで
きっと誰もがビル演じる熟年男 ドン・ジョンストンになったような
うら寂しい~気分を味わうことが出来る
そして昔のGFたち 中年~熟年女の哀しみも 感じることができるはず

ある日 恋人に家出され 傷心の熟年男
昔別れた恋人らしき人から あなたには息子がいる・・・という
衝撃の手紙を受け取り 隣の友人にけしかけられ 
昔のGFを ピンクの花を携えて 次々尋ねるビル・マーレイのお話

飛行機~レンタカー~道~家をたずね~モーテルで寝るの繰り返し
GOOD LUCKと書かれた 友人作の手作りCD(エチオビアン・ジャズ!)
をかけながら 車を走らせるビル
いつも手に ネットでプリントアウトした地図を見ながら運転をする
現代ならではの旅 自分もそうだし 世界共通なんだなぁ
アメリカの田舎 アメリカの家 アメリカの暮らしが垣間見えて面白い
ビルの家とジェシカ・ラングの家(研究所)がセンスいい
カメラのアングルも自分が運転してるような気分になる
時折 その場を支配する音楽たちもとっても印象的

尋ねる女性たちも また味わい深い 皆立場それぞれ
ビルは単に 息子の母親を確かめたいだけなんだけど
こんな昔のBFに今頃尋ねて来られても 困る人も多いのだ(そりゃ当然!)
シャロン・ストーン(娘役が凄い) ジェシカ・ラング など
これまたなかなかのツワモノぞろいで 
その後の生活が 幸せなのか 不幸せなのか 
人生酸いも甘いも経験し 一抹の哀しさを漂わせている
ジュリー・デルピー(個人的にどうも苦手)や
もしや○ズ?のクロエ・セヴィニーなども出演して豪華な女性陣

歓迎も当然されない で真相もわからないわ
ボコボコにもされるわで 自分も見失ってしまいがちな
かわいそうなビル

ラスト近くで もしや?!のシーンが連続するのだけど
真相は見る人のイマジネーションに委ねられる
私は一番最後の人が?!と思ったのだけど 真相はいかに?

いかにもミニシアター系らしい映画でした

今日の映画 78点
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by acine | 2006-05-01 23:11 | Estados Unidos 米映画 | Comments(2)
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9.11以降の今のアメリカを描いた
ヴィム・ヴェンダースの心のロード・ムーヴィー

アフリカとイスラエルで育った20歳のラナ
ある目的を持ち 叔父を探すため
10年ぶりにアメリカへ戻ってきた
そして ベトナム戦争の後遺症にさいなまれながら 
一人 アメリカを守ろうとする叔父のポール
そして 遭遇したイスラム教徒の殺人事件から
旅立つことになる 叔父と姪

LAの街の雑踏 西海岸の乾いた大地 カラっと青い空 埃っぽい道 
映像 シーン 音楽がシンクロする瞬間も一杯
心にズキっと来る 考えさされるセリフもあちこち
真剣に見る そしてロードシーンで少し癒され また考えさされる

若いながらも アメリカを離れ 
いろんな世界を見てきた聡明なラナの瞳
だけど今時の子 ibookとipodはいつも手放せない

最初は本当に軍関係? 見てるうちに違うことに気がついてくる
アラブ人を追跡し オンボロのヴァン、古い装備で
一人アメリカの警備の為に 立ち向かう愛国心に燃えた叔父
あまりにも狂信的で この人頭がおかしいんじゃないのか?
と思って見ていたけれど 段々 彼の辿ってきた道を思うと
いたしかたない部分もあるのかな・・・と
だけど 彼のエネルギーの向け方は どうも理解しかねる

けれど 9.11の事件の時 ラナが
”ヨルダン川の西岸では 周りの人は歓声を上げていた ショックだった”と言う
”何故?” とその理由にまるで気がついていない叔父
”アメリカを憎んでいる人たちもいるの”というラナの答え

映画なので ステレオタイプに描いてる部分ありだと思うけど
全てのアメリカ人が そうではないとは思う
多かれ少なかれ 世界にはそう思っている人は
少なくないかもしれないという事実 ラナの叔父のような人は
多かれ少なかれ アメリカにはいるのだろうと思わせる

勝ち負けでしか物事を計れない 自分の国さえよければいい
自分達が世界の中心にいる・・・と思うのは全く自由
だけど 世界にはいろいろな国があって いろいろな民族がいる
いろんな宗教がある 各々の国の立場がある 
価値観も様々 各々のスタンダードは違うんだという事実
そういう世界もあるんだよと 
ラナはそっと 叔父のポールに教えてあげたような気がする

なんて言う 私も世界のことなんてわかってるなんて 到底言えない
戦争に行ったこともない 戦争や紛争に巻き込まれたこともない
純粋培養されたような国 日本に生まれ育っているから・・・
これは人間として 幸か不幸か?というと 幸せなんだろうと思う
ただ ちっぽけでも日本以外の事も知ろうとする心は 持ち続けていたい

ラナに”お国はどこ?”と訪ねられたアラブ人
”国ではなく 民族だ”と答えるシーンも印象的だった

亡くなった母から兄(叔父)への手紙
これが効く じわーっと涙が湧いてくる
そしてNYに着き 9.11の現場を見下ろす叔父と姪
重いテーマだけど 後味はよい 良質のロード・ムーヴィー
音楽も渋くてカッコよく これまた良質
16日間で撮ったとは思えない 質の良さ
大金・日数かけた大作より よっぽど内容はいい
言いたいこと・見せたいことが シンプルで力強い 

映画を見ながら ふと頭をよぎった人たち
テル・アビブとスペインに住むイスラエル人の友人たちのこと
カナダに住むいとこの旦那さん イラン人のHさんのこと

今日の映画 81点
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by acine | 2006-02-13 23:09 | Estados Unidos 米映画 | Comments(2)
2005/09/15
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ティム・バートン&ジョニー・デップコンビのファンタジーワールド
オープニングのチョコレート工場のシーンから目が釘付け!
カメラに納められるシンメトリーな空間の製造シーン 
ベルトコンベアーに載せられて 運ばれるチョコが積み込まれる赤い車
なんてカッコいいの?! 何て可愛いの?!  
オープニングのアートワークだけでティム・バートンの世界へ引き込まれる

感心するくらい こ憎たらしい 我とアクの強い子供たちに混ざって
一人普通の子供なチャーリーが招待された ウォンカのチョコレート工場とは・・・?!
まるでおとぎの国・・・お菓子の家と近未来とブラックユーモアが一緒くたになった所
チョコ工場の社長ウォンカ演じるジョニーはキテレツな役を嬉々として演じている
工場の中はあっと驚く人たちがいるのだけど それは見てのお楽しみ
ただそれが効果的かどうかは 人によって違うかな
段々予定調和になってくるのが惜しいかな でもアイディアは面白い

行き着くテーマは前作のビッグ・フィッシュ(私の昨年のベスト映画!)と
同じだけど 前作ほど感動的ではない (前作は涙ボロボロ)
キテレツ感だけで持ってるような感じもなきにしもあらず
でも最後まで見入ってしまう 
子供を使った大人のための甘くて苦いワンダーランドかな
子供っぽいウォンカ 大人なチャーリーの組み合わせの妙

工場の中の原色ワールド レトロ近未来なインテリアも面白い
レトロなウォンカチョコのパッケージ ロゴ
ウォンカの赤い車 赤いバイク etc・・ すごくお洒落!
大道具 小道具 まるで ○ージ・マ○ールか?というような工場まで
視覚効果&音楽効果抜群 それも見所

今日の映画 78点
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by acine | 2005-09-21 21:18 | Estados Unidos 米映画 | Comments(18)
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2005/07/19
ジム・ジャームッシュが 20年もの間撮り貯めてきた
コーヒーとタバコにまつわる 11話のショートストーリー
モノクロームの洒落た映像 粋な音楽
各ストーリー2,3人のキャストが 本人をそのままを演じるので
演じてるような そうでないような 設定が面白い
カフェでの個性豊かなトーク そしてコーヒーとタバコ 
淡々とパートが進む とってもミニシアター的な作品
kazuponさん いわく 
映画というより一枚のCDを聴いているような感じ という言葉がぴったり

私が気に入ったストーリーは・・・

SOMEWHERE IN CALIFORNIA カリフォルニアのどこかで
イギー・ポップ&トム・ウエイツのミュージシャンコンビの禁タバコ?にまつわる話
歳はとってもミュージシャンは やっぱり渋くてカッコいい
お行儀の悪いコーヒーの飲み方する人も多い中 このオヤジ二人はとってもお行儀よし

COUSINS いとこ同士
ケイト・ブランシェット 驚きの○役 彼女の芸達者振りはすごい
セレブなケイトを演じるケイトは エレガントで 物腰柔らかくて 何て素敵なこと!
私は盲目的にケイトのことが好きなので このパートだけでも行ってよかったと思えた
セレブには世間は優しいけど パンピーのいとこには・・・現実は厳しいのね~

COUSINS?   いとこ同士?
アルフレッド・モリーナ&スティーブ・クーガンの俳優コンビ 
家系図を調べていくと・・・実は そして映画界のウラをちょっと皮肉るストーリー
二人の温度差 間に流れる空気感が面白い
二人ともどっかで見たと思ってたら A・モリーナはスパイダーマン2のDr.オクトパス
S・クーガンは24アワー・パーティ・ピープルで見てたんだった

あと やはり芸達者なロベルト・ベニーニ トップのこの話もけっこう好き
ふふふ!そうなるか~というオチが笑える
相変わらずヘンな味わい 語るスティーブ・ブシェミも印象的だったし
コーヒー○×飲み・ビル・マーレーもかなりおかしい(笑)

起承転結がはっきりしてるわけでもないし
盛り上がりがあるわけでもないので 万人向きではなさそう
J・ジャームッシュが好き ミニシアター系映画が好き 音楽が好き
ぼぉーっと見たい キャストが好き コーヒーが好き タバコが好き 
などという方におすすめ
コーヒー&シガレッツ 公式HP

見終わるとコーヒーが飲みたくなる タバコが吸いたくなる
このふたつがセットだと尚更美味しいと 劇中でも力説してた人がたくさんいたので
タバコを吸わない私は ちょっと試してみたくなった(笑)

影の主役はコレだと思う↓
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各ストーリーのテーブル
モノクロなので この市松模様 チェック チェッカーフラッグ風
とにかくツートン模様  テーブルの上が気になってしょうがなかった
その上のコーヒーカップ 砂糖ビン タバコ 灰皿 も実は主役!
モノクロ映像のカフェの内部 テーブルの上も キャストと共にすごくカッコ良かった

今日の映画 75点 
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by acine | 2005-09-21 21:17 | Estados Unidos 米映画 | Comments(2)
2005/06/03
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こういう音楽ドキュメンタリーもの 音楽が中心の映画
音楽のいい映画(=いい映画に決まってる!)には目がない私

ブルース生誕100年を記念して NYのラジオシティミュージックホールで行われた
一夜限りのコンサートのライブを中心に、バックステージ風景
ブルースとは・・・と語るミュージシャンのインタビュー ブルースの歴史
当時のフイルムを交えた マーティン・スコセッシ総指揮・製作の映画
タッチとしては ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ永遠のモータウン
(この2作はもう大好き!) に似ている シブい映画なのだった 
LIGHTNING IN A BOTTLE  公式HP

ブルースの生き証人たちの 年輪を重ねた重み
伊達に年をとってない生き方が その歌・ギターに与える影響は大
老ミュージシャンの姿 パフォーマンス 歌 ギターのカッコいいこと!
黒人たちの辛い歴史の産物でもあるブルース
彼らのルーツであるアフリカの大地 KKK団のフイルムも交え 
ブルースが辿ってきた道を紹介しつつ 
魂を吐き出すようなその歌声 音色には惚れ惚れ

そのライブには 現在活躍するアーティストも多数参加
ナタリー・コール メイシー・グレイ B.Bキング
エアロスミス(S・タイラー&J・ペリー) ボニー・レイイット などなど・・・

私はブルースに関して 詳しくないけど 欧米の音楽を聞いてると
ロックとブルースは切り離せないし ロックにしろ ブラック系にしろ
ブルースが 今の欧米の音楽に与えてる影響はとにかく大
そのエッセンスが入ってない音楽はほとんどないんじゃないかな?
ちょっと優等生的な作り方かもしれないけど
こんなブルースのルーツを 丁寧に追った映画を見れて良かった

スタンダードのイメージが強かったナタリー・コールも充分ブルース魂を持ってるし
エアロのS・タイラーとJ・ペリーカッコよすぎ・・・!
エアロのライブは何度か見たことあるけど ホントに何歳になっても凄いね~!
各ミュージシャンのライブシーンは心に染みるしカッコいい

それにしても”永遠のモータウン”もそうだったけど
観客は 年代さまざまだけど ほとんど男ばかり 女は少しだけ
何で 女はこんな映画見ないのかな~?
女もこんな映画見ないと勿体ないよ~! 損だよ~と断言!
シブい映画だけど 映画&音楽好きだったら こんな音楽映画も絶対あり

今日の映画 78点

先週見たのに すっかりUPが遅れてしまいました
忘れないうちに~! とあわてて書きました

生まれ変わったら 南の島でのんびり生きる
南欧で思いっきり人生を楽しむ・・・のもいいけど
こういう身一つで 自己表現できる人にとっても憧れる 
ミュージシャン 歌手 ダンサー スポーツ選手
映画監督 俳優 女優 美術 絵描き 物書き etc
身一つで 自分を思いっきり表現できるのは 素晴らしい
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by acine | 2005-09-21 21:11 | Estados Unidos 米映画 | Comments(0)
2005/03/13
50、60年代のアメリカショービズ界のスターとして
君臨したエンターテイナー ボビー・ダーリンを描くドラマ
”五線譜のラブレター”とも似たテイストの音楽モノで 映画館で見るのがベストな映画

d0025646_16414152.jpgもうズバリ 言ってしまいましょう!
ケビン・スペイシー オンステージ!
何せ 製作、監督、主演なので
力の入れようが違います
”俺がやりたいこと 全部やってやるぞ~!”
というような心の叫びが聞こえそうな 
"カンフーハッスル・ハリウッド音楽版"
とでも言いましょうか

今さら彼の演技力については言うことないけど
歌もここまで上手いとは・・・!ビックリしますよ
歌手として10都市回りたいと言ってるのも納得
劇中の半分以上が歌うシーンなんだけど
艶のあるいい声で 声もよく伸びるし
音程・リズムもよし
まるで歌手並に上手いのに驚き
歌って踊って もうやりたい放題!
ここまでやっていいの?と思うヅ○ネタ
↑ 見ればわかります(笑)
何せ 製作・監督・主演なので 自分の見せ方は100も承知してる作り
それを差し引いても 監督としていい腕してます

正直言うと ボビー役は年齢的にギリギリだった 
いやちょっと無理がある・・・とも思えるケビン・スペイシー 
素晴らしい歌いっぷりに だんだん気にならなくなるのが事実だけど
ユアン・マクレガーがやっても 年代的にもピッタリ
素晴らしくよい出来になってたと思うけど どうでしょうか?
私は大のユアン好きなので単なる願望 ユアンもバッチリ歌って踊れるからね~!
そういえば”普通じゃない”の中でもキャメロンとユアンが
この”Beyond The Sea”歌ってて、この映画に興味を持ったのも確か
イギリスの Robbie Williams のスタンダードアルバムでも
この曲&もう1曲ボビー・ダーリンの曲収録されてます

予告編を見た限りでは年齢差もあるしどうかな?と思ってた
妻役のケイト・ボスワース 彼女の演技は思いのほか良かった!
決して美人ではないと思うけど キュートでコケティッシュで可愛い
そして意外に華もある 演技も上手い 若いけどいい女優さんです
彼女が着こなしていた50、60年代の衣装 とっても可愛く似合ってた

母親、姉、義兄、狂言回し役のボビーの子役など・・・
皆芸達者なので 安心して見ていられます
ストーリーもすべて順風満帆でもなく え?と驚くこともあり
それを巡る各人の思惑もちゃんと描けている
年代を意識してか 映画自体のフィルムの色調もレトロで雰囲気あるし
出てくる家のインテリアやキャストの衣装もこれまたレトロモダンでいい感じ

ケビンはルックスで勝負の俳優ではないので(ファンの方お許しを・・・!)
その分純粋に歌と映画が楽しめます

今日の映画81点
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by acine | 2005-09-21 21:03 | Estados Unidos 米映画 | Comments(8)
2005/02/22
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”夜も昼も” ほか 有名なスタンダード曲を数多く作詞作曲した
コール・ポーター&その妻リンダを描いたミュージカル仕立ての映画
いや~ これは良かった!

主役を演じる ケヴィン・クライン&アシュレイ・ジャッドには
特に思い入れはないけれど 二人とも歌を歌いつつなかなかの好演
○にも走る旦那を眺めつつ いくら旦那の才能に惚れて結婚したとはいえ
リンダが余りにもものわかりが良すぎる妻だったり・・・
二人のドラマとしての描き方は詰めが甘く ちょっと美化しすぎ?と思いつつ 
ミュージカルだから ドラマはこのくらいの深さでよいのかもしれない

次々と流れる 余りにも美しい曲と映像と有名ミュージシャンの
パフォーマンスには目を奪われっぱなしで夢見心地!
ナタリー・コール、エルヴィス・コステロ、シェリル・クロウ、ダイアナ・クラール
アラニス・モリセット、ロビー・ウィリアムス(実はファン)、ミック・ハックネルなど
様々なジャンルのアーティストがコール・ポーターの曲を歌うのだけど
これがパーティや結婚式のステージでとか、ステージの練習風景だとか
フルで映像は映されず あくまでも映画の1シーンとして
流れるという贅沢すぎる使い方!
ジャンルが違っても 皆スタンダードを何と上手く歌いこなすこと!
各人のパフォーマンスも素晴らしい!

そして主人公2人はステージを見に行ったり、パーティによく行くのだけど
今回の衣装はジョルジオ・アルマーニが担当 衣装が本当に綺麗!
衣装、アクセサリー、30年代ヘアスタイル&メイク とても粋で美しい!
パリ、ヴェネツィア、ニューヨーク、ハリウッドと移り住む彼らの邸宅の
インテリアも庭のお花も本当に美しくて 美観的な面でも見応えたっぷり
そういう面でも 大変贅沢な映画

ラストもすごく粋な演出だし とにかく音楽と映像の美しさに酔いしれることが
出来るので これは映画館で見るべき映画だなと思った
帰りの車でもそのままサントラがすごく聞きたくなってしまった
サントラ買ってしまうかも・・・!いやすごく欲しいんだけど!

今日の映画 84点
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by acine | 2005-09-21 21:00 | Estados Unidos 米映画 | Comments(0)
2004/11/10
春頃からサントラを買っていて、楽しみにしていた作品
やっと今週見ることが出来たのだけど
いやーこれは良かった!シブい!カッコいい!
同じように老ミュージシャンを描いたキューバが舞台のドキュメント
ブエナ・ビスタ・ソシアルクラブに匹敵
伊達に歳はとってない何ともカッコいいミュージシャンたちのお話
音楽をやってる人、やってた人、ソウル好き、モータウン好きならず
音楽好きな人だったら、ジャンルを問わず、何かしら感じるものあるはず・・・
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原題”Standing In The Shadows Of Motown”の通り
大ヒットを次々飛ばしたモータウンのアーティストのそうそうたる
ヒット曲を演奏していたバンド デトロイトのファンク・ブラザースのお話
当時は影の存在で、映画の中でも語られるけど
数々の大ヒット曲を演奏してたにも関わらず
初めて彼らの名前がクレジットされたのは、バンドが始まって約10年後
マーヴィン・ゲイの”What's Going On"でが初めてだったらしい・・・!
見ていると、え?この曲も?あの曲も?と驚くほど、有名な曲で演奏しているのに
当時、バックバンドというものは、それほど日陰の存在だったらしい
栄光もつかの間、モータウンはLAに移転したため、彼らのバンド人生も暗転・・・

今は皆すっかり年老いて、すでに亡くなった人もいる
そういう彼らの姿、音楽との関わり、当時の話、時代背景も交え
彼らの人生を実直に淡々と追っていく・・・
ドキュメント部分と今活躍してるシンガーを迎えての
ライブシーンが交互に描かれる・・・
いいこともあったけど、辛酸をなめてる比率の方が多いはずなのに
彼らの姿は悟ってて潔い 歳はとっても本当に粋で伊達男!カッコいいのだ
この辺りはブエナ・ビスタのキューバの老ミュージシャンたちと同じ!
人間歳をとってからこそ、本来の姿が出てくるものなのかもしれない

中盤くらいまでは落ち着いて見てたけど、後半まではワクワクしっぱなし
何故かだんだん身を乗り出して見てる人がちらほら増えてきた
それにしても、ライブ!
とても超高齢バンドには思えないほどパワフルでタイトな演奏!
ゲストシンガーも年齢は違えど、同じ音楽で生きているもの同士 すごく相性良い
終わった後のメンバーのニッコリと微笑む姿が最高!
個人的に良かったのは
Joan Osborne の ”What Becomes Of The Brokenhearted "
女性ながら、男性の曲を力強いボーカルで歌ってて、すごくカッコよかった
そしてChaka Khan の ”What's Going On” 
今もアメリカは同じ過ち繰り返しているんだなぁ・・・と
マーヴィンの思いのつまった歌詞とチャカの歌に涙腺が緩み・・・
ラストのChaka Khan & Montell Jordanの
”Ain't No Mountain High Enough”は
メンバー名を読み上げるイントロの映像&音からもうダメ!
涙が出てきた・・・

不遇の時代を過ごしてもこうしてまたリスペクトされるなんて
素晴らしいなぁ・・・きっと神様は見てるんだわと思った
こういう世の中に出てない素晴らしい功労者っていうのは
ジャンルを問わずたくさんいるんだろうなと思わずにいられなかった
そして、こういう風に人生の終盤で取り上げられる人
そして、取り上げられない人もいるはず・・・
音楽映画だけど、人生についても考えさされたな・・・
ファンク・ブラザース万歳!

今日の映画85点!

この日の観客は老若問わず男だらけ
女は私ともう1人だけ
そりゃ、こんなカッコよくシブい世界 男だったら惹かれるよな~!
でも男だけに見せとくのは余りにも勿体ない 
世の中の女ももっとこんな映画見なくっちゃ!!!
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by acine | 2005-09-21 20:49 | Estados Unidos 米映画 | Comments(0)