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簡単に覚え書き 映画メモ 美しすぎだろ リリーちゃん


by acine
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カテゴリ:Estados Unidos 米映画( 148 )

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とにかく早く見たかったこの映画

アカデミー賞受賞も 十二分に納得!の力のこもった 
全編通じての緊張感と程良いヒューマニズム いい映画でした!

詳しく:eiga.com

戦時下のバクダッドでの
米国の特殊部隊爆発物処理班の日常を描いたもの

常に死と隣り合わせな職場

そこに爆弾がある 

人間爆弾(本当に恐ろしい!)がある

爆発現場の検証に行く

そんな場所へ 毎日毎日出向き 
ひたすら爆発物を処理する男たち

解隊まであと何日 とテロップが流れ 
その日の仕事ぶりが映し出されるわけだけど
その処理の現場が これがもう臨場感たっぷりで 
まるでドキュメントを見ているような錯覚にとらわれる

いつ命を失うかわからない状況で 真剣勝負の男たち

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そんな仕事の現場を見ていると 
自分がいつまばたきをしたのか? 息をしてたのか?
もう全然覚えがないほど ぐーっとスクリーンに引き込まれる

そんな現場を見つつ思うことは・・・

よその国に こんなズカズカ踏みこんで 我が物顔で道を通り
一般の人たちにまで銃を向ける権利なんて あるのものなのか?
そんなことが許されていいものなのか?

だけども 彼らは仕事としてここへ来ているわけで
彼ら個人には罪はない・・・

そう思うと 

一体 何のために この人たちは働いているのか?

自分がそんな仕事をしていたら 

何のために 自分はこんなことをしているのか?と
思わないんだろうか・・・?

全神経が画面に吸い込まれながら
そんな考えがグルグルと頭を巡っていく・・・

一瞬にして 身体は吹き飛び あとかたさえ残らない
そんな爆弾をしかけないといけなかった理由は一体何なのか?

自分は そんな感じで 堂々巡りをするまま・・・

そしてスクリーンの男たちは 時には行きすぎ 
時には感情移入をしすぎたり 仲間同士でぶつかったりする
男たちの日常を見ていると とても普通の神経では
やっていけない仕事だと思う・・・

エンディング近く まだ独身の隊員が 
初めて息子が欲しいと思ったと語るシーン

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そして リーダーのジェームズは (この仕事に対して)
俺は何も考えてない (任務を遂行するだけ) と答える

イラクの人にとっても 現地で働く部隊にとっても
何でこんな状況が起こったのか?

不条理に思わず 無心で向かわないと 
とてもこんな仕事は出来ないんだろうなぁ・・・と感じた

一般日本人にはなかなか想像しがたい世界
そして その苛酷な仕事の内容 
そして 現地の人にとっての不条理
そして どんな状況に置かれようとも 人間は人間だ

そんな風に ある意味 こんなハードボイルドな題材を
スリリングに シンプルに ほどよくエモーショナルに
ヒューマンに描いた キャスリン・ビグロー監督の手腕
お見事!としか 言いようがない
時折流れる音楽がハードロックなのも彼女らしい

男の監督だからとか女の監督だからなんて全く関係ない
ただただシンプルに いい映画を撮る監督 という結論
シンプルながらその独特のテンションは 
映画を見た!という満足感に浸れる

今回 有名でない俳優をメインキャストに持ってきたのは大正解
先入観がないから まるでドキュメントを見てるように
彼らのことを見れるし 感情移入もある程度できるから・・・

ジェームズ役のジェレミー・レナーをはじめ 
メインキャスト3人共 地に足のついた演技で 凄くよかったし
意外なところで登場のレイフ・ファインズ!
(私はあの声と喋り方だけですぐわかった)
線の細いイメージあるけど 二の腕とかかなりのガッチリ体型で 
思いのほか この映画や砂漠に馴染んでた

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そして この人誰だっけ? 
ビリー・クラダップかな~? 違う?と思ってた
軍医はガイ・ピアースでした この人は端正だな~
未だに私は彼というと”プリシラ”のイメージが・・・!

*と思ってましたが どうもガイ・ピアースは
冒頭の人みたいでした じゃあ あの軍医って誰?!

それにしても 爆弾や人間爆弾に近づいて
遠隔操作されたら 即アウト! もう想像を絶する世界だと思った

今日の映画:85点

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あぁ!何て素敵なビグロー監督!@撮影中
私はすっかり彼女のファンになりました~ 
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by acine | 2010-03-11 22:51 | Estados Unidos 米映画 | Comments(17)
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先週見た Dr.パルナサスの鏡 とテイスト違えど
これもイマジネーションの塊のような映画でした

ただし ファンタジーと思いきや  
猟奇的サイコサスペンスでもある異色作

ファンタジー系(苦手分野)なので どうかな~?と思いつつ
大好きな映画 つぐない 〃 DVD で 凄く印象的だった
演技派美少女 シアーシャ・ローナンが主演だし
マーク・ウォルバーグ (も実は私は好き) が
父親役らしいので やっぱり見ておこうか~で見ました
詳しく:eiga.com

※以下 いくらかネタバレあり 

冒頭から 私は1973年に14歳で殺された・・・という
衝撃的な少女スージー・サーモンの言葉が繰り返される

家族仲良く 問題はない一家に育った少女が
何故殺されたのか? という辺りの描写から
サスペンスフルであり ミステリアス 

かつ 少女が今いる世界 天国でも現実でもない浮かばれない世界
そして 事件 事件後の家族 犯人の姿が 
お互いの姿は見えずとも あっちの世界とこっちの世界は紙一重で  
接近しつつ 離れつつ 観客だけが 全ての世界を垣間見る
ことが出来るので あぁ~!と思ったり やきもきさせられたり・・・

スージーが殺される理由なんて 本当に不条理で
不憫でたまらないので その多重構造に 一体どうなるのか?
あ~! そんな男についていってはダメよ!ダメ!と
もう ハラハラドキドキしながら 見てしまう
しかも スージーの行く末はわかってるので 余計辛い

この映画 ファンタジーの衣をまといつつ 
実は不条理な猟奇殺人(どこかチェイサーの世界とも共通する)
サイコサスペンス色も強いので えぇ~?!?と
そういう系に弱い人間(私)は ビビリながら見てました

が そんなネガティブな部分を救うのは

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スージーを演じる 透明感あふれる
シアーシャ・ローナンの無垢な顔つきと心
そして 何故自分はそんな目に合ってしまったのか?
これでは天国へは行けない・・・と思い悩む心がいたいけで 
何でこんな子が・・・と皆彼女に肩入れしたくなってしまう

シアーシャは ずいぶん大きくなってたけれど 
透明感と無垢さと達者な演技は変わらず・・・
真っ青なブルーの瞳が印象的 顔が細長いので
たまーに馬面に見える時がなきにしもあらず・・・なんだけど
このまま 美しく成長していってもらいたいものだと思う
演技が上手いのは間違いないので・・・
彼女の声も台詞廻しも凄く可愛いと思う

そして スージーの家族の姿もいい

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久しぶりのマーク・ウォルバーグの父親が凄く良かった
そっとしておいて欲しいという レイチェル・ワイズ演じる
母親とは対照的に パパっ子だった可愛い娘の無念を
晴らすべ く犯人を追いまくる父親が凄くハマっていた
行きすぎて あんな目に合うなんて・・・!

あの猿顔(褒め言葉!)にほどよくフェロモン漂い
父性も溢れるマークの父親 かなり良かった!
マーキー・マークの頃から知ってるので 
こんなティーンエイジャーの父親を演じるように
なったんだなぁ・・・と 時の流れを感じる
しかし ティーンエイジャーの娘から見て
あんなカッコいいお父さんいたら最高!だろうな~

そして やはり欧州的雰囲気漂う レイチェルも手堅く
 (マリオン・コティヤールとも似てると思った)
彼女の母親役で現れる 派手目なスーザン・サランドン
この映画 意外と豪華な顔触れなんである・・・
個人的には 後半大活躍した妹役の彼女も凄く良かったと思う
しかし・・・ あの証拠は結局 何にもならなかったのが悲しい

天国でも現実でもない世界から 皆を眺めるスージーが
不憫で そしてあの現場・・・を想像すると 
なんとも陰鬱になってしまいがちなこの映画なんだけども・・・

弟が父親に ”そこにスージーがいたよ” と言うシーン

妹にBFができ キスする所を見て 妹に先を越された
嬉しいけど・・・と 涙を流すスージー

そして 殺された娘たちが 笑顔で現れて
皆で天国へ行こうというシーン

そのあたりのシーン 思わず・・・涙でした

それにしても あの犯人のスタンリー・トゥッチ
もう嫌らしいほど のらりくらりと気持ち悪く 淡々と仕事をこなし
本当に こ憎たらしくて マーク!あんな奴やっちまえ~!と思ったり 
何かに感づいた妹が 行動を起こすシーンにも
ハラハラドキドキしながら 見入ってしまってました

しかし 現実は悲しい・・・

ハリウッド映画にしては 珍しく エンディングが曖昧で
これで終わり?という感じで 救いもなかった感じだけど

パパっ子だったスージーの部屋に 母親が入ってくるシーン
父と娘の関係が凄くよかったので なんとなく母親不在っぽく
感じていたこの映画で 彼女もスージーのことを思うばかり
なかなか部屋に入れなかったんだな・・・と思ってほっとしました

デートするはずだった男の子とささやかな想いを遂げるシーン
(この黒目がちのこの子も良かった)

釈然としないものの 後味は悪くない

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見終わって 思い出すのは 
シアーシャの透明感と少女らしい愛らしさと戸惑い
この辺りでも 彼女を起用してからこその映画 という感じ

そして 彼女がいる世界・・・ 
冒頭にイマジネーションの塊と書いたけど

天国でも現実でもない世界なんて 誰も知らないわけで
しかも 普通に死んだのではなく 殺された人間・・・
しかも14歳で・・・ そんな人たちは どうしているのか・・・? 
そんな想像の世界を 垣間見れたのも不思議な感覚
そして 紙一重とはいえ 決してクロスすることのない 
あっちの世界とこっちの世界のもどかしさがよく描かれていたと思う

エンディングで えぇ~?音楽はブライアン・イーノだったんだ~!
と驚きました この辺も凄く豪華
こういう観念的世界とB・イーノ 合わないはずがない

かなり異色の映画だと思うけど 私は嫌いじゃないな~
予想以上に怖かったけど・・・!

あっちとこっちの世界は紙一重 

そして 突然殺されてしまった人間の魂の行方とは・・・?

こういう映画もアリだと思う

あと時代背景の70年代の雰囲気・ファッション
そのあたりもいい感じだった

今日の映画:78点

しかし この映画の公開前くらいから
シアーシャ・ローナンで検索して 来られる数が物凄いんですよ~
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by acine | 2010-02-10 00:41 | Estados Unidos 米映画 | Comments(14)
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スペインのセビリアが舞台 
ガエル・ガルシア・ベルナルが出る 
カメラがクリストファー・ドイル

見たい条件が揃っていたので ずっと見たいな~と
思ってましたが やっと見ることができました

ジム・ジャームッシュの映画なので 
雰囲気もんロードムーヴィーだろうなと思ってましたが・・・

ホントにその通り!

いわくありげな主人公に
いわくありげな登場人物が次々と現れ
”Habra español?” ”スペイン語喋れる?”で始まる会話
そして いつも交換する あるブツ
そして カフェでいつも主人公はエスプレッソを2セット注文する
そして 空にはヘリコプターが飛んでいる・・・

舞台は(多分)パリの空港 そしてマドリッド セビリアへと
詳しく:eiga.com

とにかく 主人公のイザック・ド・バンコレの存在感が強烈!!!
この男の顔つきと佇まいだけで この映画は持っている

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表情を一切変えず にこりともせず 強面で 淡々と仕事をこなすだけ

何故かマドリッドの部屋に延々現れる 全裸ねーちゃんの
あらゆる誘惑にも目をくれず (いやちょっと反応してたか・笑)
ひたすらカフェで次なる指示を待ち ブツを延々と交換してゆく・・・

いわくありげなこの男の動きを 観客は延々 
緊張感を持って 時にはちょっと緩めて 眺めている
とにかく ひたすら そんな映画なのだ
 
この人 007 カジノ・ロワイヤルの冒頭のアフリカの奥地に居て
カジノ・ロワイヤルのjホテルで ル・シッフルとGFを襲い
階段でダニエル・ボンドと格闘していた人(だと思う)

映画としては 本当にシンプルな進行具合

終わってみれば 今回 このいわくありげな顔つきをした
強面のこのイザックを使って 空気の濃いスペインで 
こんな映画が撮りたかったんだろうな~という感想

セビリアはジャームッシュが世界で一番好きな街らしい
詳しく:white-screen
私も セビリアは大好きな街なので それはよくわかる!
でも 意外と セビリアは控えめで 
マドリッドの方が 時間的には多かったかもしれない

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しかも この監督の好みで 街の綺麗なところは余り写らず
小汚い落書きがあったり いかにもストリートテイストな
路地がメインなので 別にこれがスペインじゃなくっても
アメリカでもよかったんでは~?と思うけど 
スペイン独特のあの濃い空気感や乾燥感 カラっとして
かつ濃厚な太陽の光が やはりほどよく効いてたと思う

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そして 次々と出てくる人たちの中で 一番楽しみだった ガエルくん!
誰がどういう順番で出てくるか わからなかった中で
”メキシコ人”という アナウンスで おぉ~次!とすぐわかった(笑)
今回は どっちかというと いかがわしい系ガエル
おぉ~ガエルくんはちっこいけど やっぱりいいわ!
やっぱり凄く存在感があるし 目に力がとてもある
同じスペイン語圏の人なので 雰囲気も違和感ないし・・・
しかし 彼の喋るスペイン語は スペインのスペイン語とも
南米のスペイン語とも やっぱり違う独特のリズム感

そして 楽しみだった クリストファー・ドイルのカメラ
今回は 静かで凄味のあるイザックの存在感や
スペインの濃い街並みの中 けっこう大人しめで 
割とシンプルな感じだったような気がする
冒頭のシーンとか エレベーターの中とか 
狭い空間や室内での映し方とかは 彼らしいけれど
主張しすぎず・・・という感じだった 
ガス・ヴァン・サントの パラノイドパークの方が 
より 彼らしいカメラワークだったような気がする

というわけで この映画 なかなか文章にするのは難しい

久しぶりに こういうアート系ロードムーヴィー見たな~という感じで 
こういうジャンルでは 正統派かもしれません

いわゆるハリウッド映画とは正反対に位置する映画
家で見てたら 集中力切れるかもしれないけど
ま たまには こういうのもいいかなーという感じでした

今日の映画:75点

  どうも不完全燃焼だったので 

セビリア フォト!
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by acine | 2010-01-11 22:23 | Estados Unidos 米映画 | Comments(5)
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音楽ドキュメントに弱い私

とてもいいドキュメントらしいこの映画
しかも 昔好きだった HR&HM系バンドの話ではないの!

だけど 鋼鉄系の中でも 私はメロディアスなバンドが好みで 
どっちかというと HR寄りだったので アンヴィルは
バンドや顔は知ってても 縁がないバンドだった

しかし あの時代の長髪ミュージシャンには
とてもシンパシーを感じるので 絶対見ようと思ってまして

詳しく:BARKSニュース BARKSニュース 監督インタビュー

このドキュメント 日本とも縁が深い
日本でのフェスから始まり 日本で終わるこの映画

メタリカのラーズ・ウルリッヒ (メタリカは一度ライヴ見た事あり!)
ガンズのスラッシュのインタビューを織りまぜ
彼らはなぜメジャーになれなかったのか・・・という辺りから始まる

カナダのトロントで ヴォーカルのリップスは 
学校向けケータリング会社の運転手として働き
ドラムのロブは建築現場で働く・・・

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その日常の風景や普段の姿は 思ったより悲惨でなく
これが現実と受けとめ かえって清々しい位

そして そんな彼らを受け止め 静かに見守る家族たち

だけど 夢は諦めない・・・ 
50代になっても彼らは 地道にバンド活動を続け
(なんと30年!) そんな仕事の合間にステージに立つ
そして 自分たちの懐へは入ってこないけれど
ステージに立ちたい一心で ヨーロッパツアーにも出かける

今年見た映画 レスラーのミッキー・ロークの姿ともどこかカブる
(あの映画でもBGMは HR&HM系だった)

あれは映画だけど こっちは現実

もっと どこか悲壮感が漂ってるのかと思っていたら
意外にも 彼らは いい意味で淡々としていて ポジティブ

ポジティブで熱く陽気なリップス
そして 落ち着いて達観しているロブ

道を歩く二人の姿は 未だ10代の少年二人がツルんで
歩いているようで こういう男同士の関係はいいなぁ

”人生なんて短いんだ あっという間だよ”

”歳なんて 誰もが取るものさ”

”だからといって 今からでもロックスターを目指してもいいだろう”

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いい歳をして 未だに10代、20代のような 
ロック少年の心を持ち続けながら 現実を生きる彼らの姿は 
一部の家族から 現実を見てないと言われ それも確かに当っている

レコード会社からも 今の時代にフィットしてることも
契約の条件だと言われ 昔馴染みの有名プロデューサーに
コンタクトが取れ CD化する話が進んだものの 
それには200万必要だと言われ 途方にくれる・・・

確かに 現実を見てない馬鹿だとか
痛い奴らだと 言われてもしょうがない

だけど 50代だからと言って 
夢を持ち続けてはいけない バンドを続けちゃダメだと
いう理由はない それは個人の自由だと思う 

自分も含めて 歳とともに 自分の身の丈も限界も見えてきて
夢を持つのを諦めるどころか 現状維持が精一杯
現状維持に必死にならざるを得ないそんな大人が多い世の中で・・・

ひとときの名声を心の糧に 自分たちの実力を信じて
あえて そういう茨の道を選んだ彼らを大人げないと
他人は 非難する筋合いはないし 言われる筋合いもない

そして 好きなことをするためには
彼らはとてもシンプルな生活をしていたこと・・・
その潔さがとても印象に残った

もっとキワモノかと勝手に思ってたアンヴィル
音楽も意外にもしっかりしてたし 
人間的にも 魅力的な人たちだった

時と運とマネージメントに恵まれずにきたということ

こういうドキュメントは 人生や生き方の何か 
いろんなヒントが隠れているような気がする

立場がこんな風に180度かけ離れていても・・・

アンヴィルのメンバーがしてたように
自分も まずはシンプルな生活を心がけようっと

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そして 彼らのピュアな瞳と 清々しい顔つきもとても印象的だった

かつて ファンだった少年が 高校生の時に夏休み中 
彼らのローディをしながらツアーを一緒に回った
 (自分が男で そんな夏休みを過ごせたら最高!だと思う) 

そんなかつての少年は 今はスピルバーグ作品の脚本家となり・・・
数年前 メタリカを聞いていたら アンヴィルは今どうしてるんだろう? 
と思い出したところから このドキュメントは走り出し
そのかつてファンだった少年が今回の監督を務めた
そんなエピソードもすごくいい

そうして 時代は巡り 彼らは今もバンドを続けている・・・

見終わって なんとも清々しいドキュメント

やっぱり音楽っていいよな~ 
やっぱりミュージシャンっていいよな~ と改めて感じました

今日の映画:78点
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by acine | 2009-12-23 12:29 | Estados Unidos 米映画 | Comments(3)
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ジョニー@伝説の銀行強盗 
商業系だし どうかな~? でも クリスチャンも出るし・・・
俳優陣は鉄板だろうけど でも どうかな~?
半信半疑で 見てみました 詳しく:eiga.com

やっぱり 予想はある程度 当たってました

強盗たち 捜査官たち 男たちが着こなす
なんともダンディな帽子にスーツにコート
待ち受けた記者たちの服装の色合いまで 
黒、グレー、紺、茶と グラデーション分けしてる
ちょっとあざとさまで感じるその辺の細やかさ

そして 当時のアメリカの富を表してる 素晴らしい建物
ホテル並みの豪華絢爛な銀行の内装 
電話してる窓の外に写る建物の外観
捜査室?の照明や内装のアールデコな雰囲気
そして クラシックカーの数々

恰好よく着こなした(場合に限るけど)スーツフェチ
そして 建築物&インテリアフェチには 
それだけで十分見がいがある そんなパートたち
(しかし 建築物&インテリアの構図はちょっと甘い
 もっとカッコよく美しく鋭く映せるはず・・・)

そして 商業系映画とはいえ いつもながら
ジョニーの演技に抜かりなんて 何一つない

他の俳優が口にすれば 歯が浮きまくってしまいそうな
女への口説き文句も バシっと決めたジョニーが
口にするだけで もうもう決まること! ハマりすぎ!
うわ~ まるで映画みたい・・・!な世界でね
って 実際 映画なんだけどね~(笑) 

自分でそう思って かなり可笑しかったけど(笑) 
映画見てる最中に 映画みたい・・・と思う映画も
滅多にないかも・・・ 

ジョニーはモダン系に見えるけど
こういう往年の銀幕のスター系の香りも持ち合わせてると思う
やっぱり華があるんだよな~ 向かって左からの横顔は完璧! 
やっぱり素晴らしく男前だと今回思った お肌は年齢相応に
なったな~と思うものの 程良い若さと 程良い渋さが同居している

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相手役のフレンチ マリオン・コティヤールも
欧州女優がよく似合うジョニーの相手役にはピッタリ
コケティッシュで大人な雰囲気で・・・
スタイル抜群なので ドレス姿の似合うこと!

そして この人も忘れちゃいけません
銀行強盗ジョニーを追う捜査官に クリスチャン・ベイル

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これまた あの何を着ても絵になるスタイリッシュ・ジョニーに負けない
正統派スーツスタイルに関しては勝ってそうなクリスチャン
これまた(恰好よく着こなした場合の)スーツフェチにはたまりません
(個人的には NO.1はダニエル・クレイグ 僅差でクリスチャン
 やっぱり ああいうノーブルな衣装はイギリス人の着こなしが抜群にいい
 ファッショニスタ・ジョニーの普段の恰好もとても好みだけど・・・! )

いつもながら 地味~だけど 演技も手堅くまとめてて 
ストイックなあの地味さが私は最近は好きかも 
ダークな声とあのくぐもった喋り方もとても好み

そして この映画 その他にも けっこう有名どころも(過去の有名どころ)も多く 
ビリー・クラダップ(好きなのに 全然気がつかなかった!)
スティーブン・ドーフ(久しぶりに見たかも この人も全然気がつかなかった!)
デヴィッド・ウエンハム ジョバンニ・リビシ リーリー・ソビエスキー etc

と ここまでは まぁ 好意的な感想

しかし こういうクライムものにしては肝心の 
銀行強盗シーンや 銃でバンバン撃ち合うシーンが
どうも面白くない これでもかと派手にぶっ放すものの
ほとんどハラハラもドキドキもしない スリリングさも感じない

パブリック・エネミーとか 伝説の強盗と言われる割には 
ジョニーの役の背景がきちんと描かれておらず 
護送される時に 沿道の一般市民に急に手を振らせてもねぇ・・・

せっかく独特の持ち味のジョニーが演じるなら 
寓話的な描き方もできたんでは?と思う
それまで知らなかった実在の人物を ほぉ~そうだったのかと
思わせる描き方できないと こういう映画では致命傷
いくらジョニーの魅力と演技がバッチリでもそういう+aがないと厳しい

中途半端にマリオンとの恋愛パートを入れてしまったからのような気もする
もちろん 二人はそれなりにとっても魅力的なんだけど・・・
二人が恋に落ちる過程もかなり強引 だけどジョニーもマリオンも
プロなので その強引な口説き過程も楽しめるわけなんだけど・・・

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そして ジョニーとクリスチャンの絡みも けっこうあっさりしていて
せっかく二人がいい演技をしてるのに 男同士のヒリヒリした関係も
突き放した部分も描き切れてなくて 勿体ない感じ
この辺は 商業系映画の限界なのかな~?

これは他の俳優さんたちにも言えてて 皆いい演技をしてるのに
核であるはずの物語にひっぱる力がどうもなくて
さらーっと進んでいくので 観客は単なる傍観者になってしまう
衣装やインテリアに力入れるのもいいけど 肝心の本筋がこうでは 
俳優陣の演技が台無しになってしまう・・・という感じ

こういうノワール スケールは小さいかもしれないけど
アジアのノワールものの方が ぐっと吸引力あるし魅せる

資金かけて 演技派のいい俳優使って 
作ればいい映画ができるか? というと 
決してそうではない・・・という 見本のような感じ

ジョニーやクリスチャンが好き ダンディな美しい衣装や
建築物・インテリアが見たいなら 損はしないと思うけど
せっかく 忙しい中 時間作って行ったのに
正直 1年後にWOWOWで よかったかな~という感じで
俳優陣は各々ちゃんと仕事してただけに勿体ない映画でした

ジョニーの映画選び 商業系でも もっといい映画もあると思うんだけどなぁ

今日の映画:68点
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by acine | 2009-12-15 23:41 | Estados Unidos 米映画 | Comments(10)
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1週間もたたない間に 2回目観賞! *1回目

妙に尾を引く映画で 見た人とあれこれ語るのがたまらない

この映画を見てよかったと思うのが

マイケルを誤解したままで終わらなくてよかった・・・ということ

それほど このリハーサル風景は素晴らしすぎる!!!

これはいち洋楽ファンとして ひたすら素直にそう感じる

驚きと興奮 とにかく 夢中で見た1回目と比べると 
じっくりと構えつつ 興奮を隠しきれず またまた見入ってしまった

あの素晴らしい(としか言いようのない)リハーサルを
見聞きしていると 晴れの本番を迎えられなかった
マイケル、ミュージシャン、ダンサー、スタッフたちの
無念さやその想いが計り知れなくて 熱くて 切ない
 
目に見えないはずの各人の熱意や想いが 
このドキュメントには 余りにも充満していて 
そして 静かにしっかりと漂っていて 
あの何とも言えない空気感が このドキュメントを
特別なものにしているんだと思う

とても50歳には見えないマイケルは今日もソウルフルだった

黒人の割に線の細い歌い方をするな~と思っていたけれど
じっくり聞いてると とてもゴスペルっぽいというか 
根っこの部分が垣間見れたようで 歌唱力も凄くある
単に歌手として見ても とても才能がある人だと思った

彼の才能 イキのいいダンサーズ オリアンティちゃん
熟練のバンドマンたち Voのジュディス(日米ハーフらしい
彼女がこのステージに立ってるのも嬉しい) 
バックヴォーカルの面々 本当にいいチームだ
それを陰で支えるスタッフたちも・・・!

今回はエンドロール3曲 静かに涙が頬を伝いっぱなしだった

見るのに力を入れてしまうのに (でもよいエネルギー) 
不思議と何故か浄化された気持ちになる

多くは申しません

見て損はない とにかく見てみてください

今日の映画:81点



そして 映画で初めて聞いた曲だけど 
とても美しい曲だなぁ・・・と思った Earth Song / Youtube
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by acine | 2009-11-14 18:55 | Estados Unidos 米映画 | Comments(11)
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もっと早く見ようと思いつつ あれこれに忙殺されていたので
公開3週目にして やっと見ることができました

正直 私はマイケルが特別好きだった過去はないけれど 
ジャクソン5やソロの初期の曲は好きです 
ただ音楽的にはよくても 途中から人間離れした色物という印象が抜け切れず
全盛期の頃は善玉マイケルより 悪玉プリンスの方が大好きだった私
 (私の生涯ベストライヴは未だ殿下! プリンスのライヴを超えるものはなし)

だけど 大好物の音楽もの&ドキュメントだし 
ドキュメントとしても出来がいいという噂だったので 
見てみよう!と思ってました 詳しく:シネマぴあ

オープニングから マイケルのバックダンサーに選ばれて
ウルウルしてるダンサーたちのコメントから始まり
躍動感あふれるリハーサル風景がテンポよく映し出される・・・

そう この映画はシンプルに言うと 
お蔵入りになってしまった KING OF POP こと 
マイケル・ジャクソンのロンドン公演のリハーサル風景が
延々続くだけなのだ

なのに そのシンプル極まりない風景が なんとも心地よく
大音量の彼の曲に乗って 気持ちよく 興奮を覚えつつ 進んでいく

まずは 嬉しくってたまらない 力入れて踊ってるバックダンサーたちに
目が奪われる 物凄い数の応募者から選ばれてるだけあって
かなりレベルが高いというか 皆 キレが物凄くいい!

そんな鍛え上げられたダンサーたちの着てる 
ストリート系ファッションも凄くカッコよくて ああいう恰好は
こういう人たちにこそ似合うんだな~と深く納得

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そして そんなダンサーたちをバックに 程良くリラックスし
時には本番かと見間違うように力を入れて リハーサルするマイケルの
顔は確かに不自然かもしれないけど 50歳にしては 
昔とスタイルも変わらず 動きもよく そして 意外にも(失礼)
ちゃんと声もよく出て よく歌えていて 素直に感心 

彼の歌声を聞き リハーサル風景を見ていると
物凄く無垢な人なんだなぁ・・・ と感じた

マイケルの曲は途中から 凄く物質文明的音楽という気がしてたけど 
意外とそうではなく とてもピュアに聞こえて 単に彼は元は
歌ったり踊ることが好きだっただけ それがたまたま
こんな巨大なショービジネスにつながっただけ・・・という気がしてきた

セットやステージ進行やら もう物凄く凝っていて
リハーサル風景でこうなんだから ホントのステージは一体
どんなのだったんだろう?!と 思える完成度で
このあたり 音楽のプロ マイケルのプロ根性 
そして そんなマイケルの元へ集まった人たちの心意気が
十分に見てる側にも伝わってくる

そのステージセットやら効果やら ステージで流されるフイルムやら
そのフイルムのために踊るダンサーやら CG効果やら
その風景を見るだけで もう物凄いレベルのもので圧倒される
彼ほどの大スターになると もう何もかもが凄すぎてビックリ
リハーサルであれ その片鱗はまざまざと見れた感じ

クォリティの高いものを見聞きするのは本当に楽しい!

リハーサルでこんなに凄いんだから 一体 本番では
どうだったんだろう?! お蔵入りとなってしまったロンドン公演 
マイケルがあんなことになり 彼と仕事が出来ると
晴々した顔で 各々自慢のパフォーマンスで参加
してた人たちはどんなに悲しかったことだろうか・・・と思う

ダンサーたち ミュージシャンたち バックシンガーたち
皆とてもいい顔&パフォーマンスをしていて 
カッコいい男性ダンサーたち 渋いミュージシャンたち
バッキング・ヴォーカルの女性 ダンサーの女性も素敵だったけど・・・

個人的にはブロンドのギタリストの女の子が印象的だった 
自分が彼のステージに参加できるものなら 
あんなガールズギタリストが可愛くてカッコいいよな~!素敵!
と 年甲斐もなく ちょっと憧れ目線で見てました 
この辺 元ロック好き・元HR好きの血が騒ぐという感じで(笑)

あと マイケルが一人ステージで歌ってる時 
まるでファン状態で声援を送ったり 曲に合わせて手を振る
ダンサーズやスタッフ達の姿も凄くよかったなぁ

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マイケルを始め この映画に出てる人たち 

皆 身一つ 楽器一つで パフォーマーとなれる

本当にうらやましいな~と 憧れ&尊敬の目で見てました
こういう身一つ +小道具一つで 何か表現できる人って凄くうらやましい
パフォーマンス系 音楽系 スポーツ系 アート系 etc・・・
こんど生まれ変わったら そういう才能がある人 才能のある人に
生まれたいな~と こういう風景を見るといつも思う 

中盤あたりからは マイケルの存在感がぐんぐんと増してきて
エンディングでは 神がかってたような気がしたなぁ・・・
エンドクレジットの”HUMAN NATURE"では 
ぶわーっと何故か涙が湧いてきてしまった

無垢でピュアなマイケルに当てられたのか
見終わったあと 何故か浄化されたような気分になりました

人間 無垢である 純粋である というのは凄い武器だな・・・とも

そして やるべきことのある人には 年齢なんて関係ないということ
このマイケルしかり ストーンズしかり 予告やってた永ちゃんしかり 

リハーサル風景をまとめただけなのに 
こういう風に一つのものを作り上げて行く過程は面白く
臨場感たっぷりで よいドキュメントでした!

マイケルに抵抗があっても 
音楽好き&ショービジネスもん好きは これは映画館で見るべき

今日の映画:80点

私の好きなマイケルの曲は・・・
Rock With You / Youtube
Human Nature / Youtube
P.Y.T. / Youtube  です

*あのミョーに気になったカッコ可愛い女性ギタリストは 
オリアンティ・パナガリス オーストラリア出身の弱冠24歳

なのに 凄腕らしく プリンスやスティーヴ・ヴァイや
ジェフ・ベックやサンタナと共演してるような凄い人らしい 
なんと!殿下とも! そして 私も好きだったギタリスト
ヴァイ様とも共演してたなんて・・・!
エディ・ヴァン・ヘイレンやスラッシュのパートを楽々
弾いてたもんな~ そういう香りが漂ってたはずだと納得
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by acine | 2009-11-11 16:07 | Estados Unidos 米映画 | Comments(21)
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監督のニック・カサヴェテスはジーナ・ローランズの息子
今年は娘のゾエ・カサヴェテスの作品
ブロークン・イングリッシュも見たっけ・・・

天才子役 アビゲイル・ブレスリンを使って
いかにもハリウッド的なお涙頂戴劇かな~?
それとも 意外といいかも・・・?! と半信半疑で見てみました
詳しく:Cinema Cafe.net

映像もセンスいいオープニング部分から これはいけそう・・・という予感
そして 家族各々の視点から始まるのもいい

*以下 少しネタバレあり (でないとこの映画の感想は書けないので)

しかーし! 
見ていくうちに 早々とやってくるこのシーン

姉への腎臓提供を拒否したい妹のアナ(アビゲイル)は
でっぷり肥ってまるで着ぐるみみたいなアレック・ボールドウィン
(一体彼はどーしたんでしょ~?)演じる敏腕弁護士に 
両親を訴えたいと依頼をすることになる

そして 当のすっかり弱っている姉ケイトのいる部屋で
弁護士に依頼したことについて ”どうしてなの?!”と 
生まれた時から 有無を言わさず 姉にいろいろと
自分の体から提供をさせられてる もう一人の娘アナに
詰め寄る母親(キャメロン・ディアス) 
そして ”私は嫌!” と拒否するアナ

こんな子供が両親を訴えること自体にも驚きだし
それをあてにして子供を作ってしまうこともビックリ
(気持ちはわからなくもないけど・・・) 
だけど 当の本人がいる前で そんなことを話するなんて
なんてデリカシーのない家族なんだ?!と かなりげんなり

いくら家族だからと言って 言っていいことと悪いこと
陰で言わないといけないこともあるんじゃない?!と
日本人的感覚では これはついていけないわ~と思った

そして 長女を何が何でも救いたい母の気持ちもよくわかる
そして そういう提供を目的で作られた子供のアナの気持ちも
よくわかる・・・ だけど 死に直面してる姉を
目の前にして そんな親子で争ってる場合か・・・?!

正直 私がアナの立場なら 迷わず姉に腎臓を一つ
あげるのに・・・!と イライラしながら見てました
だけど 生まれながらに そんな立場に置かれた彼女も
確かに物凄くとても不憫だよな~・・・ 
でも どうも納得いかないままで見てました

確かに家族が病気になると 埋没してた家族の問題も
勃発してくるのはよくあることだし 揉めるし
それが原因でますます疎遠になることもある・・・

だけど いくら 訴えられた親 訴えた娘でも 
そんなことより もっと大事なこと 姉について 
何が出来るか 何をしてあげるべきか 考えるべきでは? 
そのことに関して行動を起こすべきでは?・・・と

思いつめたような顔をしてる 姉妹に挟まれた長男
そして 中道に立ちつつ 事態を見守る父親
静かな男たちに 意思が強すぎる母と二女

見ていて 物凄く違和感があって 
これはダメかな・・・と思い始めた矢先

ケイトとBFのテイラーとのストーリー

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このシーンから ぐーっとスクリーンに集中
この二人のシーンは隅から隅まで本当に良かった! 

今回の映画で 一番素晴らしかったのは 
この長女ケイト役のソフィア・ヴァジリーヴァ!
彼女の演技は とてもリアルで切実でキラキラとしていて
生きている喜びも哀しみも見事に表現していた
本当に病人にしか見えない演技も見事だったし

この映画の主役はキャメロンでもアビゲイル
でもなくて 彼女が主役だと思う

どこかで見たことある子だな~ うーん 誰だったっけ?
と 考えながら見てたけど どうしても思い出せない! 
あとで ”アリソン・デュボア” (WOWOWでやってる
アメリカのドラマ)の パトリシア・アークエットの
長女役の子だったとわかり スッキリしました!

そして 同じ病に苦しみながら 仲良くなる二人のシーンが
なんとも繊細で どのシーンも秀逸で 涙ボロボロでした
このテイラー役のトーマス・デッカーも凄く良かったな~
どーんと構えてて 繊細で儚くて

その後 大どんでん返しがあるわけ・・・ですが

何故 長男があんな浮かない顔をしていたのか
何故 アナがあんな両親を訴えるという行動に出たのかが
明かされるわけですが そうだったのか~!という感じでした

そーなのです 
周りは心配して 出来ることがしてあげたくても
病気で苦しむ本人が一番 自分の体の具合はよくわかる・・・

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妙に気になってた 姉と妹に挟まれた長男
彼は彼で精一杯 姉と妹を想っていたんだなぁ・・・と
この長男役の子も繊細でとてもよかった

アビゲイルは リトル・ミス・サンシャインはよかったけど
最近は安全パイ状態? 幸せのレシピ 幸せの1ページ
でも 今回は良かったかな~ 終わってみるとかなり控えめな役
けっこう独特の顔つきしてるけど 額から目や鼻のラインの彫が深くて
上手く少し細めにすっきりと成長すれば すごいべっぴんさんになるかも?

そして 母親役のキャメロン 役どころとして彼女が一生懸命に
なればなるほど 一人浮いてしまう可哀想な母親
ほとんどすっぴんで演じてたキャメロン 
すっぴん故けっこう怖い顔してまして 演じるのは勇気いりそう・・・
その分リアリティがあって悪くなかった 母親役もハマってたし
だけど 娘を想うばかり 母親の愛情が強すぎて あまりにも
現況を判断できず 盲目になりすぎる痛い役どころでありました

そんな妻キャメロンと正反対に 静かに温かく状況を見守る父親
ジェイソン・パトリックは 娘ケイトに”大好きよ パパ”と言われるのも
納得の素敵な父親を演じてました

家族とは きょうだいとは 病気とは を考えさされるこの映画
気持ちよく 泣かされました 

奇しくも この映画を見た日は 母の命日だったので
余計 泣かされてしまったかも・・・しれません

中盤までは 違和感があって馴染めなかったけど
その後は ぐっと引き込まれました 後味もいい

しかし 最後のモンタナのシーンは 
LLBeanのカタログ写真みたいだったな~(笑)

あと あのアルバムは凄いプロの技でした

今日の映画:80点
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by acine | 2009-10-21 17:47 | Estados Unidos 米映画 | Comments(6)
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超肉食系のこの映画
もっと早く見ようと思ってたのに なかなか行けないとか
パワーなくて (見るのにパワーいりそうなので!)
やっと見ることができました 詳しく:cinemacafe.net

いやー 噂通り ミッキー・ロークが凄かった!!!
この落ちぶれたレスラーの人生が彼の半生とも
ぐっとカブってるようで 画面から透けて見える
彼の人生とも重ね合わせて見てしまいました

役者をこういう見方をする映画って 
ドキュメントでもない限り 滅多にないような気がする 
もしくは実在する初老のレスラーを追った
ドキュメントのようにも見えました

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それにしても 凄い顔に凄い体!
ステロイド使ってるとしても この年齢でここまで持ってくるとは
並大抵の努力ではないと思うし ある意味 マシニスト
クリスチャン・ベイルと張る位 凄い役者根性だと思う

そして 数々の整形で すっかり原型からかけ離れてしまった顔
ボコボコとした肌と腫れぼったい顔 だけど目自体は変わってなくて 
昔のミッキー・ロークの瞳と同じだなと思った

どこかで自分の甘い顔が嫌だったと・・・書いてたけど
そのまま 順調に俳優生活を送ったとしたら 
とてもこんな映画にも出なかっただろうし
こんな役は出来なかっただろうと思う

そんな風にすっかり顔が変わってしまって 
俳優としても どん底生活を味わった彼 だからこそ 
今回の映画ではより訴えかけるものがあったと思う

ボロボロの体に鞭打ち 試合に備える姿
そして レスラー仲間との試合前のコミュニケーション
この愛ある レスラー仲間とのシーンが凄く良かった!

興業が上手くいくように お互いを気遣い リスペクトし
試合の打ち合わせをし 同じ戦場で戦う者同士の
シーンは見てるだけでも とてもうらやましく思った

そして 思ってた以上に 面白かった&興奮したのは
試合のシーン!!! 凄く楽しくて エンターテイメント性も十分!
ハードロックガンガンで まるでコンサートみたいで!

ミッキー演じるラムが頑張れば その場の観客同様自分も嬉しい 
反対に ラムが態勢悪いと こっちも心配になるし
どえらい凶器だらけやステイプル・ガンとかの
もの凄いリングの状況もビックリだったけど・・・!

試合のシーン 物凄く良かったな~! 楽しかった!!!
格闘技にハマる(見る)人の気持ちがちょっとわかったりして(笑)

今回使われてる 80年代のグラマラスなハードロックづくし 
これまた興奮する要因! GUNSしかりRATTしかり!
試合のシーンと共に このHRが凄く効いてたな~!

ミッキーとマリサの台詞の ”80年代は良かった! 
ガンズ&ローゼスにモトリー・クルーにデフ・レパードに!
90年代にニルヴァーナが出てきてから変わった・・・云々” 
数年間 私もハードロック&メタル狂いだったので 全く同感! 
確かに時代はあれからグランジへ・・・ このセレクトは監督の
好みなのかな? あの頃のHRづくしは最高!でした

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ミッキーが体を張って この役を演じていたとすれば
生活・子供のため ストリッパーとして働く 
シングルマザーのマリサ・トメイも全く同じ

いやー 本当に彼女はいい女優だな
その土曜日、7時58分 の時も思ったけど 
こんな四十路半ばで 堂々とここまで体を張った
演技は誰ばれできないと思う 彼女の女優魂は凄い

役柄も 年齢なりの深さもあり 客とは一線を越えないという
彼女なりのポリシーがあり かつコケティッシュなところが
とても可愛い 体のラインも本当に綺麗だし アラサー&
アラフォー女は こんな体型を目指すべきだな~
本当に綺麗な裸なんだわ C・スレイターと共演してた頃より 
ぐっと今の方がいい 私もマリサ凄く好きになりました

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そして 娘役のエヴァン・レイチェル・ウッド
若いながらも 透明感の中に 鋭さとインパクトがある 
アクロス・ザ・ユニバースでは 歌も凄く上手かったし 
この人は 肝が据わってるし 才能あると思う
ウディ・アレンが 次なるミューズに この人辺り
選ぶんじゃないか?と 勝手に思ってますが どうでしょう?

残念ながら 気分が凄く高揚した前半に比べて
ミッキーが入院し 娘とも上手くいかなくなると 
ちょっとストーリーは失速気味になる というか 
予想がつく 予定調和の世界へ入ってしまうので惜しかった

よくよく考えると 
ダーレン・アロノフスキー(監督)の映画にしては
初老のレスラーのレスラーのレスリングへの愛&
不器用な人生再生物語という いたって抒情的で
ベタすぎるヒューマンものなので それもしょうがないかな?

この ダーレン・アロノフスキー おととし見たファウンテン は
不思議ちゃんな精神世界を描いて 訳わからなかったけど・・・

初めて見た彼の映画 
レクイエム・フォー・ドリームは とにかく強烈な映画で
いまだに忘れられない位 ぶっ飛んだ覚えがあります
マイカルト映画の一つ 薬物依存症を描いた映画では 
”トレ・スポ”より激しいかもしれないな~

というわけで 予定調和だった後半は勿体なかったけど
役者人生をかけて この映画を撮っただろう 
ミッキー・ロークの努力は報われてると思います

だけど アカデミー主演男優賞はショーン・ペン
というのは やはり妥当だと思う

今日の映画:78点

あの頃のバンド 
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by acine | 2009-08-14 22:15 | Estados Unidos 米映画 | Comments(7)
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ノーテンキな日本タイトルとは裏腹に
原題は辛辣で ”彼はあなたには大して興味がない”
男の本音と女の思い込みがテーマ 
詳しく:OZmall

大人のガールズ・トーク 
登場人物たちの行動や言動 いい年して交わされる 
女同士の切実でどこかしら痛い内容は世界共通 
どこもほとんど同じなんだな(笑)

またWOWOWとかでオンエアされてからで
いいかな?と思いつつ スカも出るし 同じく好きな
ドリュー・バリモアも出るし ま 見ておこうか・・・と

結果 やっぱり別に映画館で見なくても
よかったかな~という感じでした

以下 キャストについて 雑感

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豪華な女優陣のトークや恋愛模様は悪くないし
なかなか面白いし 様々なファッションも見てて華やかで楽しい 

ドリューは兼プロデューサーのせいか 登場は少なめ
なんだか ちょっとジュリアン・ムーア化してるような気が
したのは気のせい? 私は彼女の愛嬌があって 
あのマシュマロみたいに柔らかくて可愛い雰囲気が 
大好きなんだけど ちょっとゴツさが出てきたかな? 
ゲイ3人と楽しそうなガールズ・トークとか
相変わらず可愛かったけど!

あと ジェニファー・コネリーも 細くてスタイルいいのに
(この映画の彼女のようなシンプルなファッションは好み!)
この人こんな男顔だったっけ?という位 凛々しくて
旦那がスカの方に行くのもわからんでもない・・・
ちょっと険しかったな~ リトル・チルドレンでも
これにちょっと近い役だったな~

そして ジェニファー・アニストン
どうも顔のパーツが中心に寄りすぎてて 
小顔でスタイルもいいんだけど こういう映画に出る女優としては小粒
地味でもないけど 華やかさがあるわけでもないし 平凡 
そういう意味ではベン・アフレックとお似合いでした

そして スカーレット・ヨハンソン
彼女も 物凄くタイプキャストな役柄
今回女優陣の中で一番派手に脱いでる(下着姿までね・笑)けど
ちょっとこういう役ばかりでは 見る方も飽きてくるかな~?と
あまりにもヒネりがなさすぎて・・・

男にとって都合がよくて 自分とあの体を持てあまし気味の
ムチムチ姉ちゃんの役ばかりじゃ なんだか勿体ない気が・・・
本人がよくて演ってるんだったら いらんお世話かもしれないけど
ちょっと余りにもこういう役が続きすぎてません?
個人的に スカは控え目で素朴な役の方が 彼女の良さが
ぐっと出るし 演技派な彼女も出せると思うんだけどな~
例:ブーリン家の姉妹 私がクマにキレた理由 とかね

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で 今回 実質の主人公は ジニファー・グッドウィン
普通っぽさかが魅力の女優さんだけど 
痛い勘違い女ぶりが妙にハマってて良かった
アンタね~!と思いつつ なんだか可愛かったな~
彼女とこれまた可愛げのあるジャスティン・ロングの
カップルが一番良かったな~

正直言うと 女優陣も見事にタイプキャストで 意外性は
ないんだけど でも華やか!そんな女優陣に対し

何でこんな面子なのか・・・?と思う男優陣
寂しくて ものすごーく地味で 華がなさすぎる
しかも うち二人はアメリカ映画にしては
珍しく小柄でちんちくりんだし・・・

こんな映画だから ま 現実はこんなもんよ~
現実に イケメン・長身・肉体派 そんないい男は
そうそういないという点では リアリティあるんだけど
せめて一人位こましな人 投入できなかったんでしょーかね?
キラキラしてるクリス・エヴァンスクラスの可愛い子を・・・

多分目玉なはずだけど 地味で馬面なベン・アフレックを始め
(どうも このベンとかマット・デイモンの類は全く魅力を感じない
 あのベンの頼りなさそうな喋り方も嫌い)
ちんちくりん男二人(うちジャスティン・ロングは可愛いいのでまだOK)
一番マシそうな?レイフ・ファインズをガッチリさせたような人でさえ
でもこの人一体誰? 妙に小粒というか 寂しいもんがありました

はたから見てても あんな子猿みたいな奴
あぁ~ アンタになんか スカなんか高嶺の花!
絶対無理よ!無理!無理!辞めといたら?みたいな感じで
男優陣に関しては 余りにも夢のないキャスティングでした
その辺も TVで良かったかな~と思わせた原因かもね(笑)

というわけで するーっと流れて
可もなく 不可もなく・・・という映画でした

今日の映画:70点
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by acine | 2009-08-11 23:32 | Estados Unidos 米映画 | Comments(4)