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簡単に覚え書き 映画メモ 美しすぎだろ リリーちゃん


by acine
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<   2007年 02月 ( 11 )   > この月の画像一覧

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休みを取って チラチラ見ようかな~と思ってましたが
急ぎの仕事が入ったので 昨日はまず録画 
やっと先程 早送りしながら 見たいところだけ ささっとチラ見完了
  詳しい結果: シネマトゥデイ

きっと今晩のダイジェスト版見た方が 字幕も出るだろうし
どうでもいいもの見なくてすみそうです 某Kなんか見たくないんだけど!
映画評論家とか もっとコマシな映画のプロを どうして呼ばないんだろうか?

あのしょーもない ディパーテッドが 
作品賞と監督賞取ったという時点で これは世も末だと思った次第
あんな内容で賞もらって 喜んでる人たち見ても
アンタたちには 作り手としてのプライドってものはないのか?
香港のスタッフ達に ちゃんとお礼言ったのかー?!って

今後 アカデミー賞というものを 信用すまい・・・
まぁ もう勝手にやってちょうだいな・・・狭い範囲・狭い視界で 
せいぜい内輪ウケして 勝手に生きてちょうだいな・・・ということで!

別に アカデミー賞に ノミネートされてなくっても
広い世界には 質のよい映画はたくさんあるし
また 質のよい俳優やスタッフは キラ星のごとく たくさんいるわけで 
まぁ限られた世界で 何事も見られたらいいじゃない~という感じですね

あとは 単に独断と偏見のチラ見感想

個人的には 今回 ダニエル・クレイグが プレゼンターとして
登場するということで 1年ぶりに入りなおした(笑) WOWOW
内容は別として こういう華やかな雰囲気を見るのはやっぱり楽しい

そして ダニエル トップバッターの美術賞で出てたんですね 
タキシードで ボンドそのまんまらしい・・・という噂を聞いてましたが ホントにその通り!
しかも開口一番  あの声で ”Good Evening” で始まるもんだから
まるで バハマのオーシャンクラブのバーカウンターか
モンテネグロのカジノ・ロワイヤルのボディチェックシーン思い浮かべましたよ

しかも 連れのニコール・キッドマンは 恐ろしくゴージャスだし
まさに ボンド映画 そのまんまのフンイキ 
ただし ニコールの方が背が高いんだな(笑) しかも彼女の方が年上だとは!
でも このフンイキ見ると これからの新作2作でも 相性良さそうな感じ

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待機中?のおふたりさん

ノミネート作品をダニエルが読み上げるんだけど
あの声だから もーすごく聞きがいがある! 惚れ惚れ!
彼に何かドキュメント作品のナレーターをさせたい感じ
落ち着いた風情で 英国アクターの佇まいをプンプン漂わせておりました
それにしても 胸まわりゴツかった ボンド新作に向けて
もう鍛えてる最中なんだろうか・・・? そんなに鍛えなくていいよと思う(笑)
お願いだから 筋肉○カにならないでちょーだいな

何度か賞を取ったこの”パンズ・ラビリンス”
スペイン語圏映画だし 映像が面白そうで 個人的にはちょっと気になる
あと ”バベル”と"ボルベール"と”クイーン”は押さえたいし
ライアン・ゴズリングも気になるな~

そして 個人的にはダニエル同様 とっても気になるケイト・ブランシェット!
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やはり 彼女が今回も 私の中ではベスト・ドレッサー!
動くとこのドレスがまたケイトによく似合ってて
とてもエレガントで美しい 本当に彼女は素敵だわ・・・!
もし 今 生まれ変われるとしたら 
もしくは 全身整形手術をするとしたら(笑)
間違いなく 私はケイトに生まれ変わりたい!
ジュディ・デンチとの映画は なかなかヘヴィそうな内容みたい


その他 個人的に素敵だなと思った 女優さん&ドレスは
上記のニコール そしてペネロペ・クルス 羽っぽいスカートは今イチなんだけど
髪型や半身は凄く素敵だった あと何ともエレガントなヘレン・ミレン 
胸まわりは今イチだったけど 地味系のキルスティン・ダンストも可愛かった 
好き嫌いは別として グウィネスのフンイキも今回はなかなか良かった 
あとビヨンセのバランスのいいスタイルの良さはやっぱり圧巻
あとトーク美人だったのは マギー・ギレンホール 品がいい

男優でカッコいいな~と思ったのは 
ジョージ・クルーニーやヒュー・ジャックマンあたり
(普段 あんまり興味ない人たちだけど・・)

e0079992_1318492.jpg←やっぱり仲のいい ガエル&ディエゴ・ルナ

そして ガエルはエヴァとプレゼンターとして
出てて 可愛いコンビだった 
しかもずっと腕組んだままだし(笑)

あと フォレスト・ウィテッカーのスピーチに
思わず鼻がツーンとしました

ディパーテッドはどうでもいいとして 
こういう華やかでセレブな世界をたまには見るのも楽しいもんです
先週から行きそびれている ”ドリーム・ガールズ”も早く見なくっちゃ

そして結論
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大人な映画で ダニエル&ケイト ぜひ組んでちょうだいな!
演技力といい 雰囲気といい とっても合いそうなんだけどなぁ・・・
現代劇でもいいけど ノスタルジックで
古きよき時代風の クラシックな感じの映画もよさそう
ねぇ kikiさん♪ ←思わず納得!の記事書かれてます
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by acine | 2007-02-27 13:10 | cosa cinema シネマごと
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冒頭の画像の粗さが気になって
 (画素数の低い写真を 無理に大延ばしにしてる感じ)
こんな映像の粗い映画は見たことないわ・・・とちょっと唖然としたけど
その後はぐっと映画に引き込まれた

もっと音楽とダンスに焦点を絞った映画かと思っていたら
意外にも アルゼンチンの普通の人々を追ったものだった

かつてヨーロッパで踊っていた ダンサーのロベルト71歳
そのペアの20歳のマルセラは ダンサーとして もうすぐフランスへ旅立つ
そして全くタンゴとは関係なく もうすぐ出稼ぎのためスペインへ旅立つ主婦

この3人の姿を タンゴの音色と歌とダンスをはさみながら追っていく
気負いのないドキュメントという感じ

かつて 夢を抱いてヨーロッパからやってきた移民たち
仕事がなくて また祖先の国ヨーロッパを目指す
そんな意味が日本タイトルに現れている

独身を貫く 粋なジイさんロベルト 
酸いも甘いも噛み分けた なんとも伊達男な71歳  
資産を凍結されても しょうがないさ・・・で 
彼の楽観的で前向きで タンゴを愛する生き方は 本当に粋だ
ちょい悪オヤジなんぞ 全然甘っちょろいとさえ思える カッコよさと渋さ

そして そんな彼とペアを組む キリっとしたラテン美人のマルセラ
71歳のロベルトと組むのは 勉強になるし 本当に楽しいわ!と
別れを惜しむバルでのシーンは 年齢差なんて気にせず
単に人間同士 人としての相性の良さを重視する そんな関係がうらやましい

今時の日本のハタチの女の子だったら 
いくら上手いからと言って 71歳のジイさんとペアを組むだろうか? 
そういうラテン的ラフで 人間的な世界がすごく自然でいい

そして子供達と離れて スペインで掃除婦をする母と離れ
母代わりに家を守る 娘達・・・

なんでもない ふつうのアルゼンチンの人々の姿が自然なのだ
国を離れないと 将来はないという厳しい状況の中
タンゴの曲の歌詞が すごくストレートに心に響く
いろんな顔つきをした バンドや歌い手の顔も
アルゼンチンの移民の歴史をそのまんま表わしている

この映画は なぜタンゴがこういう音をしているか・・・?

哀愁や郷愁を帯び 陰影があり ロマンティックであり 
ヨーロッパの香りもするのか? アルゼンチンへ移民してきた人たちの
歴史や生き方がすべて反映されてきたもの・・・ということが
本当によくわかる映画だった

タンゴという 音楽と踊りの源

アルゼンチンへ移民してきた人たちの思いが こういう風に表れている
こんな国だけど 死ぬ時はこのアルゼンチンで死にたい というロベルト
素朴なドキュメントだけど とてもいい映画だった

今日の映画:80点
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by acine | 2007-02-27 11:38 | Alemania ドイツ映画 
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2,3年前に WOWOWで途中から見たことがあり
その時も残酷さと美しさに 恐れおののいたのだけど・・・

今回久しぶりに 最初から見たけれども 
やはり・・・もの凄い映像美と おぞましいまでの残酷さ 
そして ローマ時代と現代が組み合わさった 斬新な演出が凄い

これって シェイクスピアの戯曲だったのか~・・・と今さら驚く 
(無知ですまぬ) それほど凄い演出してる映画だから・・・
ストーリー:GAGA

前回も今回も あのラヴィニアのシーンには目が釘付け
トラウマになりそうだ 残酷であんな美しい映像は見たことない・・・!
おぞましいけど あんな印象的なシーンは滅多にない

とにかく全体的に 映像フェチというか
徹底的にこだわった 美しい絵を追及してるので 
シーンひとつひとつが アングルといい 色合いといい 物凄い映像美!

ローマ時代なのに 車が走ってたり 新聞の号外が配られたり
ロックを聴きながら踊ってたり もう設定めちゃくちゃなんだけど
確信犯というか 時代設定まるで無視の 大道具・小道具・衣装
このもの凄いミックス具合が 妙に自然に納まってるのも凄いこと

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アンソニー・ホプキンス、ジェシカ・ラング、アラン・カミング 他
キャストたちの 大仰な芝居がかった 嬉々とした演技もまた見もの
ジョナサンも まるで”ベルベット・ゴールドマイン”
の続編へ出てるのか~?ってな格好して ぶっとんでるし
欲望と権力が渦巻く 残酷な世界なのに 
キャスト陣が妙に生き生きと 楽しそうに演じてるところも見所

いい悪いという 次元ではなく とにかく見入ってしまう
残酷で美しく 不思議な映画だ・・・
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by acine | 2007-02-21 17:11 | Estados Unidos 米映画
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好きなスペイン映画 アナとオットー のフリオ・メデム監督作
カルメンで 見事に魔性の女になりきっていたパス・ヴェガ
私の大好きなスペイン女優ナイワ・ニムリが出ていて
ずっと見たいなーと思っていたけれど レンタル屋でも見つからずだった映画
丁度 GyaOでやっていて 時間が出来たらぜひ見たい・・・と思ってた

そのまんまのタイトルから どうもGyaOの今やってる映画で
No.1になっているのがおかしいほど 完璧ミニシアター系
好き嫌いはっきり別れるかもしれない 日本ではマイナーなスペイン映画の一つ

アナとオットー同様 繊細で大胆 感性と本能にまかせて
とても緻密な映画を作る この監督の作風は 私はすごく好み

いかにもヨーロッパ的な作風に この映画ではスペインらしい
乾いた空気 情熱 濃厚な空気感 影 青い空 海 穴・・・
そして人間の本能が 時には静かに 時には激しく描かれ
時には傍観者になったように ひたすら登場人物のいる風景を見入ってしまう

パス・ヴェガ演じる ストレートでコケティッシュで可愛いルシア
トリスタン・ウジョア演じる ぱっと見冴えない 作家のロレンソ
ナイワ・ニムリ演じる ミステリアスでこれまたストレートな女エレナ
エレナ・アナヤ演じる コケティッシュで誘う若い女ベレン
ハビエル・カマラ演じる ロレンソの友人 (ここでも普通の役・笑!)

魅力的なキャストが適材適所に納まって 
マドリーと地中海の島で 現在・過去・未来 現実・小説の中のシーンが
交錯していく様は シンプルだけど 見がいがあって目が離せない
ストレートなんだけど 深くて不思議な魅力が持続する

夜の街のシーン ルシアとロレンソの部屋のシーン
青い空と海 白い砂 乾いた大地・・・ビジュアルがこれまた
まるで デジャブーか白昼夢のように 美しいのもすごく印象的
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そしてGyaOの案内文でも書かれてる性描写シーン
確かにラテンらしく 濃くてセクシーだけど 裸もそんなシーンも
かなりあっけらかんとしているので 独特の大らかさがある・・・
なので あくまでも人間の本能・欲求に従ってというだけなので
全然気にならないし この映画の世界観には必要

こんなことで いちいち目くじらたてるような国には 
この映画の持つ意味合いや味わいなんて しょせんわかんないだろう
いや わからなくていいし 見なくていいですから~!こんな映画
もっと単純なもの見て喜んでなさいよ~ って感じ

女性の描き方の下手な監督も 決して少なくない中で 
このフリオ・メデムの女性の描き方はすごくいい
スペインの監督は 女性の描き方を美化せず リアルかつ繊細に描く
女が見ても 共感を持って見れる映画を作る監督が多い 

こういう点も スペイン映画って 実は優れていると思う
そして ストレートかつ深い 濃いのに不思議な余韻を残す
かけ離れているように見えるラテン世界のスペイン映画だけど
この監督の映画は とても日本人好みで 女性好みだと思う
不思議だけど 感性がどこか交錯する気がする

この映画が公開された時 スペインでも女性に 受けがよかったらしい
だからじゃないけど この映画に出てくる女優たちも とても魅力的だ
コケティッシュだったり 可愛かったり 小悪魔的だったり
クール・ビューティだったり リアルで生身で 自然な存在感
彼女達の喋るスペイン語も とても可愛くセクシーで凄く魅力的
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この映画の終盤近くで語られる
”このストーリーのいいところは 穴へ落ちたら
いつでも 自分の戻りたい位置(ストーリーの中の)へ戻れることだ”
という言葉が印象的だった 映画の中でもだけど 
私たちの普通の生活も実はそうなんだろうな・・・
戻れるんだったら 私はどの地点へ戻りたいだろうか・・・?

スペイン映画に興味がある
スペイン映画 あんまり見たことないけど 見てみようかな?
ミニシアター系好き ヨーロッパ的な女優が見たい
という方には この映画おすすめ・・・!
不思議な余韻 不思議な感覚が 心地よいはず

個人的には これ映画館でどっぷり浸って見たかったなぁ・・・と思う
いいところで ブツブツCMが入るのが惜しい 
ま タダなので 文句は言えないけど~!

今日の映画:80点

e0079992_9153020.jpg←クール・ビューティ ナイワ 
ナイワ・ニムリ映画:アナとオットー 靴に恋して ユートピア

e0079992_12595323.jpgアンダルシア美人 パス・ヴェガ→
カジノ・ロワイヤルに出てたイタリア
美人も綺麗だったけど 
私はスペイン美人の方が 土着的でも
柔らかさがあり 可愛いと思う


i Viva ! Muchas guapas en España.
i Si, claro! Me gusta ellas muy bonitas.

ナイワ:ユートピア パス:カルメン 各々共演してる 
アルゼンチンの俳優 レオナルド・スバラグリアもかなりの男前!
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by acine | 2007-02-18 16:02 | España  スペイン映画
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ブラック・ダリア サンキュー・スモーキング に続き ここ3.4ヶ月で3本目 
何だか妙に気になるアーロン・エッカートとヘレナ・ボナム=カーターの
タイトル通り 会話劇であり 大人のラブストーリー
いやー これは面白かった! すごく集中して見れて 楽しませてもらったな

NYのホテルでのウェディングーパーティの片隅にいる二人・・・
初めて会い 単なるナンパなのか と思いきや
二人の間には ドラマの進み具合につれ 意外な事実があれこれと
いや・・・ある程度予定調和な出来事が わかってくるけど
ドキドキするというか なかなかスリリングで 飽きさせない
え?もしかして この二人って? やっぱりそうか・・・なんて
会話を楽しみつつ こっちも想像をあれこれめぐらせるのが楽しい
原題の Other Woman というのが 意味深な関係をよく表してる

ほとんど この二人だけで持ってるドラマなので 下手な役者じゃ間が持たない
その点では この二人はピッタリの上手さ そして役にもよくハマってた
大台間近の30代後半という年令設定ゆえ 若くもない
だけど 40歳間近という年令はお互いすごく気になる微妙な年代
そんな男女の心の機微 過去、今を ほとんど会話だけで
表現していくんだけど スリリングだけど安心して見れる二人 上手い!
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寄り目で○ツ顎のアーロン 前見た2作とほとんど同じルックスなんだけど
過去に思いをはせる 強引でちょっと純なロマンチストな男が
これまたすごくよく似合ってた やっぱり好みの役者かも・・・!
コメディアン風なクセあり エセ外人みたいな顔してるんだけど(笑)
彼の視線や表情はなんともいえず良い・・・!

そして ビッグ・フィッシュ以来のヘレナ ※これ私の’04年のNo.1映画!
好きなタイプではなく クセある顔だけど 
端整でノーブルな顔立ちが やっぱり印象に残る 
彼女もやっぱり上手い! ちょっとお○大丈夫ってな 
30年代後半らしい体つきも 説得力ある

やっぱりどの映画を見ても 月並みだけど
男は過去をひきずるロマンチスト 女は現実的に生き方を選ぶ
ラブストーリーの王道だけども 決して若いとはいえない
でも 年寄りともいえない 微妙な年代の二人の 
この年代でしかできない 粋な会話劇でいいドラマだった 
カーラ・ブルーニの主題歌もフンイキあっていい

今日の映画:80点

個人的希望:
この二人もすごくよかったけど 
年代一緒でやはり芸達者な ダニエル・クレイグ&ケイト・ブランシェット
この二人のヴァージョンで こういう大人の会話劇 すごく見たい!
こういう映画は 小娘はムリ! 小娘はいらないから・・・
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by acine | 2007-02-17 19:48 | Estados Unidos 米映画
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タイトルは英語 舞台も英語圏だけども スペイン映画
スペインの女性監督イサベル・コイシェ作
そしてプロデューサーにはペドロ・アルモドバルも
加わっているというのが 興味を惹いた理由

日本版のタイトルやビジュアル見ると ほのぼのした雰囲気だけど
淡々とシンプルで深い部分が大切な映画なのに 
安易に 女性好みに可愛いく見せるのはどうか?と思う
内容も 本当にそういう内容だったら問題ないけど 

ウチで取ってる新聞の映画欄の映画評で
すでに核心部分を見てしまっていたので (困るよ!○×新聞!)
ストーリーの要点はわかってしまっていた
しかも つまらないと思ってたわけじゃないのに 
あちこちで睡魔が襲い 1/5程 断片的に見れてない・・・(悲)!

サラ・ポーリー演じるハンナは 
来る日も来る日も工場で働き 友達も恋人も家族もおらず
人との接点を まるで断ち切るかのような 孤独な生活をしていた 
そんな中 勤務先から1ヶ月の休暇を取るように言われ
海辺の街へ出かける そしてたまたまレストランで耳にした
看護婦が必要だいう話を聞き ”私はナースです”と名乗り出て
油田研削所で 大やけどを負った男の看護を引き受けることになる
その男がティム・ロビンス

以下 ネタバレあり

舞台の町の名前も出てこないし 工場の地図はイギリスだったので
そこで初めて ここはイギリスのどこかなんだろう・・・だとわかる
そして海の中にぽつんとそびえる油田研削所も 多分北海のあたり?
何気ない階段のシーンや バスケコートのシーンや 
何でもない場所を 印象的にカメラに納めてる 
ここも主人公二人同様 一種独特の隔離された孤独な世界

ここも孤独な研削所で働く男たち サラに皆多かれ少なかれ興味を持つ
そんな中 大やけどを負い、2週間は目も見えないティムも例外ではなく 
大怪我してるはずなのに しゃべりまくるシーンはちょっとあれ?!なんだけど
彼の彼女へ対する興味を現すのに ここまで必要だったのか?と思う
私がサラだったら あんなベラベラ男には 秘密は喋らないと思うな~

そんな彼に淡々と接し 徐々に心を許していくサラ・・・
肝心の話のシーンで うとうと気味で
気がついたら ・・・核心の話が始まっていた!大失敗~!
それにしてもこの話・・・重い あまりにもヘヴィな体験
こんな経験をした人が 今も実際に一杯いるんだろう・・・
サラは地に足のついた演技で そんな女性像を体現する
このクールな透明感や落ち着きは 印象的だった
”スウィート・ヒア・アフター” の頃から変わらず

正直 ここに辿りつくまでに どうも病人ティムの演技がくどくて
ちょっと辟易していたのだけど サラが秘密の話をするシーンはいい
なのに あっさりまた彼から去っていく・・・
心を許したとからいって 彼の許に残るわけじゃない 人生そんなもん

そして 病院を退院したティムが訪ねるコペンハーゲン
サラのカウンセラーだった人 
彼女とティムの会話もまた考えさせられる・・・

”顔も知らない彼女のことを大事に思えるのは素晴らしいけど
彼女(サラ)に一番必要なのは 一人になることなの
必死に生き延びてきたのに 今は生き残ってることを恥じてる
そんな 気持ちがわかる?” 二の句が告げない
その言葉が サラが背負ってきた人生を現している

そしてラスト・・・再び出会う二人
逃げ腰のサラに一緒に生きようティムが声をかけるシーン
これはいいシーン・・・言葉はなくても 表情で表現できる役者二人の独壇場
ちょっと間延び気味の前半に比べると 後半はなかなか魅せる
派手さはないけど 丁寧に作った映画

淡々とかつ深く落ち着いた映画 アルモドバルほどのクセはない
たまには こんな映画もいいと思う 
スペイン映画らしい 独特のフィルムの色合い
音楽も派手さはないけど センスいい
良心的な小作品という感じ ミニシアター系の香り

今日の映画:76点

研削所のコック役で ハビエル・カマラ (今回はまったくノーマルな人だ・笑)
そしてちょい役で レオノール・ワトリングが出てるのも 
スペイン好き&アルモドバル好きにはウケる・・・!
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by acine | 2007-02-13 21:47 | España  スペイン映画
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地中海に浮かぶ スペインのイビサ島が舞台
カリスマDJ兼音楽プロデューサーのフランキー・ワイルド 
神業的プレイで成功し 白い瀟洒な家に住み 酒・ドラッグ・女にまみれる日々
しかし もともと聴覚に障害があったのに 連日の大音響の中での生活で
職業病&致命傷ともいえる聴力を 段々と失っていくことになる・・・

以下・・・ネタばれあり

冒頭・・・この物語は実話である・・・
と始まるので へ~ぇそうなんだ と思って見ていたが・・・
実際は何人かのミュージシャン、DJの実話を組み合わせた ノンフィクションだったらしい
別に実話をリアルに再現しなくても いかにもリアルに見せるフィクションというのもオツ
ノンフィクションの方が 自由に作れていいのかもしれない

この舞台になってるバレアレス諸島付近
マジョルカ、メノルカ、イビサ、フォルメンテーラetc・・・ 
個人的にすごーく行ってみたい・・・夢見る島&エリア
そして 音楽モノだし・・・というのが この映画を見た理由 
あ・・・私はクラブはどうでもよくて 単にフラフラしたいだけ
ちなみに イビサはイギリス人、マジョルカはドイツ人に人気
で 地元スペイン人に人気あるのは メノルカらしい・・・
いつかまたバルセロナに行った時に+どこかの島
(やっぱりマジョルカかな)行きたいな~・・・と今は夢見る(だけ)

肝心のイビサは 本当に海も山も景色も綺麗なんだけど
 (当然ながら 海辺の女の子はトップレスだし・・・)
何せ イカれた生活してるDJが主人公なので そんな描写は二の次・・・!
11年もイビサにいながら まったく英語オンリーで生活してるみたいだし
まるで ロックスターのような生活をしてる主人公 
いい悪いは別として そのイカれっぷりアッパレって感じ
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そして クラブのシーン これは映画館で見ないと 体感できない音
どれもこれもほとんど同じに聞こえるこのテの音楽には
どうも興味持てないんだけど それでもこの体に響く音は凄い! 
自分がもっと若けりゃ こんなとこ凄く行きたいだろうけど
今はさすがにいいですわ この音とテンションに 頭痛くなりそうだ~
それにしても ここでも 一般日本人には持ちあわせないだろう
エネルギーとテンションに感心する・・・ 最近こればっかり(笑)
クラブ以外でのシーンで使われる音楽は悪くない・・・というかけっこうセンスいい

主人公フランキー・ワイルド役のポール・ケイは 素のまんま?と思うほど
恐ろしく自然な演技だった 演技をまったく感じさせない雰囲気
カリスマであり自堕落なDJに なりきってたような気がした・・・
聴覚を失ってから 妻に逃げられ ドラッグ漬けになり 再生に向かう日々
新しい生活に足を踏み入れてからの演技も 深みも出てきてよかった
なんとも○ッチな元妻はともかく 後半のペネロペ役の彼女はなかなか良かった
しかし・・・スペイン女=ペネロペという名前も安易だな~(笑)

彼が聴覚を失ったかわりに 人間としての生活を取り戻していくのと
対照的に いかがわしいフンイキを漂わす 金の亡者になってるマネージャー?
エージェントのオッさんの言動&行動が異常に見えてくるのもおもしろい

”キミは障害者のヒーローになれる” 
何でもかんでも ビジネスチャンスに結びつける 
知らない間に そんなレールに乗せられつつある フランキーの姿も
現代社会の仕組みを 皮肉ってて ちょっと考えさせられる
そんな世界から またフランキーは飛び立つことになるのだが・・・
ラストのあたりの描写はなかなかいい 後味も・・・

だけど かなーりクセある内容なので 
こういう内容の何かに興味がある人じゃないと ちょっとつらいかも・・・
という趣味性高い映画 気になる人はどーぞ という感じ

日本タイトルはちょっとあざとい
素晴らしいかどうかは フランキー自身 そして見た人が判断することで
素晴らしい という言葉を 安易に観客に押し付けちゃいけない
その方が自由な感覚で見れたのに・・・と思う 
押し付けられると へーぇ?そうか?と思ってしまうじゃない?

音がなくなってからの フランキーの世界は
よりシンプルで 精神的には豊かな世界になったと思うけど
途中からそんな世界になるなんて・・・
なかなか想像がつかない ヘビィな世界だと思う

今日の映画:76点

映画中の蹴り!
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by acine | 2007-02-13 01:37 | Inglaterra イギリス映画
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レイフ・ファインズ、アンジェラ・バセット、ジュリエット・ルイス共演
異色の世紀末サイバーサスペンス (という表現で合ってる?)
公開時すっかりハマって2回見て サントラも速攻で買いに走った
同時に 私がレイフ・ファインズにハマるきっかけとなった映画
  (以後 ほとんどのレイフ作品は見てる・・・)

私の中のカルト映画のうちの一本に間違いない 
好きで好きでたまらない・・・というより
妙に気になる時がある&時々むしょうに見たくなる映画という感じ

ストーリー:Yahooムービー
1999年12月30日、ロスアンゼルス。他人の体感を経験できる
ヴァーチャル・システム“SQUID”の闇ディスクを取り扱う
元警官のレニー(レイフ)の元へ一枚のディスクが送られてくる。
そこには知人のアイリスが惨殺される過程が記録されていた。
アイリスが元恋人フェイス(ジュリエット)の危機を訴えていた事を
思い出したレニーは親友の女ボディガード、ルイス(アンジェラ)と
探偵マックス(トム・サイズモア)に協力をあおぐ。
だが今や音楽業界の大物ガントの愛人となっているフェイスはレニーに冷たい。
人気黒人ラッパーの射殺事件が報じられ、不穏な雰囲気が漂う2000年前夜、
奇怪な陰謀劇が動き始めようとしていた……。

携帯もやっとメジャーになった 今から10年以上も前の映画なので
PCも全く出てこないし 公衆電話を使うシーンなども出てくる
影の主役でもあるヴァーチャル・システムも 
アナログ感覚溢れるシロモノで 見た目もちょっと笑える
しかもそれを見るレイフ他 恍惚と恐怖に怯える人間の姿は 
かなりおマヌケでカッコよくはない(笑) だけどそんなアナログ感覚が 
今見ても逆にいい 古きよき90年代半ばだったんだな
そんな時代から 1999年最後の日を想像した話というのもオツ

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この映画のレイフは違法ディスクの売人
長髪で裏仕事系と ちょっと珍しい役柄かもしれない
しかも世紀末のLAが舞台で 正統派イギリス人っぽい彼には
およそ 似合いそうにない世界なんだけど 
意外にも ここでのビジュアル&演技はハマってる

ただし そんな仕事してるくせに銃は持ってないし
とにかく別れたジュリエットに未練タラタラ そんなジュリエットを尋ねては
ボコボコにされ アンジェラにも 現実を見なさい!と叱りつけられ
彼の持ち味である ナイーブさ・弱弱しさ・女々しさ・情けなさがここでも全開
これがまた悪になり切れないこの主人公のレニーによく似合ってるのがいい
しかもビジュアル的にもこの映画は凄く美しい この時のレイフは言うことなし!

そして 服を着てても ほとんど裸状態じゃない?の
ジュリエットの純粋さ(昔) ふてぶてしい○ッチ(今)ぶりもとてもいい
そして アンジェラの潔さ 凛々しさ 体のキレの良さ
レイフより よっぽどタフじゃない~?!と思わせる設定も◎
一見 全然接点がなさそうな この3人の組み合わせが
意外にもかなり相性いいのも この映画の大きな魅力 
しかし この二人・・・最近あまり見ないな?!

まるで 暴動のような 世紀末間近のLAの街頭・・・
2000年を迎えるために集まったもの凄い数のエキストラ・・・
このあたりの描写も当時は圧倒されたものだった
10年以上前のこの映画の バイオレントで世紀末的な世界感 
ほとんどのシーンが 暗闇に覆われたかのような夜
そのまんま時間もすでにこの映画の舞台を越えてしまった今見ても面白い
CGもワイヤーアクションもない 生身&レトロさがいい

こんな映画を女性であるキャスリン・ビグローが監督してるのも面白い
思えば 女々しいレイフは 一種ヒロインのようで 
逆に凛々しいアンジェラとジュリエットはヒーローのようでもある
そんな描き方も 女性ならではの感覚かもしれない・・・

個人的には2000年になった時に何をしてたのか?
2000年以降 どうも時の進み方が早すぎて 
いつの間に2007年になったんだろう?! えーっ? 
いつの間に平成になって 10年以上たった?!と時々あせる始末

そんな2000年になって もう7年目の今見ても
アイディアは すごくいい映画だと思う
傑作とは言えないかもしれないけど 好きな人は好き
妙に惹かれる映画に違いない

そんな映画の内容と同様にすごく魅力なのが 
エンディングで流れる Deep Forestの主題歌 
”While The Earth Sleeps”
途中で流れる歌声はピーター・ガブリエル !
今聞いてもこれは秀逸 渋くてエスニックで凄くカッコいい!
妙にクセになる洗脳力あり はさみこまれるセピアの写真といい 
この映画のエンディング・・・昔も今も 私はすごく好み
自分が俳優だったら こんなエンディングだったら
凄く嬉しいだろうな・・・と思う 曲&映像
久しぶりに見ようかなと思った前に見つけたコレ *音出るので注意!
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by acine | 2007-02-11 00:38 | Estados Unidos 米映画
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2000年前の戦乱の中国を描いた映画 日本のコミックが原作らしい
キャスト・スタッフ陣 極東アジアの国の人材と力が集まった作品

某最悪映画ディパーテッドなんぞに お金使う位なら 
ご本家で素晴らしかった アンディ・ラウを見なくては~!
”俺様アンディ”でも そりゃあ 見ねばなるまい!

巷淹中 率いる趙の10万の大軍が 住民4千人の梁城に攻め入ろうとしていた
梁王は墨家に援軍を頼んでいたが時間切れ
降伏しようとした時に墨家の革離という男がたった1人で城に到着
彼は1本の矢で趙軍の先遣隊を退けてしまい 梁に知恵を授けることになる
墨家は ”戦わずして守り抜く” という戦い方を貫く・・・ という物語

以下 ネタばれあり

個人的にも すっかりこの時代の話は "HERO"でお馴染みとなった
しかし この時代の中国の歴史について 詳しい訳ではないので
冒頭では 国の名前と誰がどの国の人なのか 
今攻め入ってるのはどこなのか かなり混乱するけれど
段々配置がつかめてくる

アンディのイメージによく合う ストイックかつ正義を押し通すマジメな作り
アンディも精悍でカッコいい(かなりナルシストなんだろうと思うが)
前から写すとくどいけど 彼の横顔は本当に美しい

騙しだまされ 今日の味方は明日の敵 
一体どんな方法で攻め入るのか それに対抗するのか
このあたりの駆け引きも面白いし 見応えもある
滑稽なワイヤーアクションもほとんどないのがよい

そして こういう中国歴史物を見ていると思うのが
キャストたちの台詞まわし 舞台劇風というか狂言的というか
北京語の独特のリズム 朗々と威風堂々と聞こえること
それが 堂々としてる俳優達にすごくよく似合って 聞きほれてしまう
そして 台詞の内容が 禅問答ならぬ 
いかにも中華的な 面子問答づくしみたいなところがすごく面白い
ひねくれていて かつなかなか見事 この辺もいつも見てて興味深い 

こういう台詞まわし 香港や台湾の映画やドラマ見てると
こういう言い回しの歴史が 未だに脈々と流れてて すごく面白い

肝心のドラマ ストイックな作りがいいじゃないか・・!と思ってたら
中盤あたりからのファン・ビンビンが出てくるシーンになると
アラ? あなた仕事もせずに何してるの?!って感じになってきて
彼女が出てくると この映画って何だっけ?
と妙に現実に引き戻されて ちょっと興ざめ 
とっても綺麗な人なんだけど 声が惜しい・・・アニメ声 
 *どうもアンディ&彼女は吹き替えだったらしい
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久しぶりのニッキー・ウーもよかったが ちょっと表情ワンパターン?
そして ウー・マおじさんなど 懐かしい顔ぶれもいたけれど・・・
個人的にはこの二人!巷役のアン・ソンギ(左) 
渋くて男気があって 凄くカッコよかった!!!
若王役のチェ・シウォン(右) 若く少し傲慢な感じもよかった ちょっとワン・リーホン似
個人的にはアンディより この二人が演技・ルックス共 とっても魅力的だった
前情報あまり仕入れずに行ったけど この二人は韓国からのキャスト
なるほど・・・中華圏男前とはまた少し違う キリっとした目元がいい

そして いつも思うのが どうでもいい兵士や庶民の中にも
とんでもない男前もポロポロ潜んでいるのが 
これまた人海戦術 中華圏映画の凄さ 人口多いとこうなんだなと
いつも感心する とんでもないベッピンさんも何気なく出てくるし

こういう映画見ると 気になるのがビジュアル
巨大な城のセット(よね?)は凄かったけど 映像は意外と地味め
質実剛健という感じ どの映画を見ても思うけどあの軍の大群!
人民解放軍をふんだんに使って こんな贅沢な本当の人海戦術を
使える国は いまや中国しかないだろう・・・本当に素直に感心する
あと個人的におぉ!と思ったのは 気球のシーン・・・
あれは意表をつく&幻想的で綺麗だった
あと衣装や甲冑や 内装の格子や金の細工や刀の柄なども
こういう小道具・大道具も芸が細かくて 中華テイストで見ていて面白い
あと 趙のテントもすごくカッコよかった

しかし クライマックス・・・
必殺助け人であるはずのアンディが
三都主まがいの助けで 梁に戻ったのはいいけれど
アンタそんなことしてていいのか? アンタの仕事は何~?!
しかも助けるんだったら そんな中途半端に立ち止まるんじゃなくて
ダニエル・ボンドみたいに 火の中であろうが 水の中であろうが
躊躇せず 飛び込みなさいよーっ!と ちょっとイライラする
これ以上犠牲者は出さないと言ってたのに
そんなことしてる間に どんどん人が死んでいってるじゃないのさー!? 
しかも ラストはまたいい人に戻って ○○と去って行く・・・
うーん 一人で去った方がカッコいいのにな~

中盤まではストーリーもアンディよかったんだけど
どうも中途半端に女が絡むので(香港監督の悪い癖だな~)
だんだん破綻してきて ラストは崩れてしまった 
ストイック路線貫いた方がよかったと思う
そして アンディもとにかくまっすぐで いい人すぎるんだよなぁ

今日の映画:76点

中華歴史もの・・・次はこれしかない!
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by acine | 2007-02-05 20:00 | Asia アジア映画
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米のスタンダップコメディアン デイヴ・シャペルが
企画&MCをした NYはブルックリンの街頭での
シークレットライブ その風景を追うドキュメンタリー

11月末に大阪で予告編で見てから ずっと見たかった1本
独特の世界を持つらしい ミシェル・ゴンドリー監督作(初見)
音楽系映画好きなので 見ないわけにはいかない

冒頭のエンジンの音
自分が住むオハイオで 拡声器を持って喋るデイヴのバックに
たまたまいた 地元大学のマーチングバンドの音がかぶさり
出演者の名前が ポップアップしてくる映像が
とっても音楽ドキュメンタリーらしいワクワク感がいっぱい! つかみはOK!

オハイオでの”NYへ見にこないかい?”と
シャペルがチケットを持ち 一般人を誘うシーンが面白い
”俺は ウィリー・ウォンカより 気前がいいぜ!” (笑)
出演者に興味がある 若い子は”そりゃ もちろん行く!”
そしていつもタバコを買いに行く タバコ屋のオバちゃんも
”ヒップホップはわかんないけど 面白そうだわね 行ってみようかしら?”
道端のオジさんは ”ラップは言葉が聞き取れねぇんだよ”
反応はさまざまだけど おおむね好評

そして NYはブルックリンに特設された会場 
  (住宅街の行き止まりみたいなところ・・・)
会場そばの怪しげな家の 妖しげな住人の夫婦
これがまたヒッピー時代をひきずってるようで 一見ぶっ飛んでるけど
奥さん・・・私はクラシックが好きなの・・・にはビックリする
こんな容貌の知的層がいる・・・外国人は奥深いな・・・
隣の幼稚園の園長先生も協力 (多分楽屋がわり?)

そんな感じの 勧誘活動・練習風景・ライブ
ステージ下や楽屋での風景をミックスしながら映画は進む
オハイオ⇔ブルックリン ステージ上でのライブ⇔楽屋⇔リハーサル風景 
ステージ上でのMC⇔招待した一般人とミュージシャンの会話

このあたりの行ったり来たりのバランスが絶妙なさじ加減
あとでよく考えると ライブのシーンは半分にも満たなかったような
気がするけど デイブのMCや芸達者ぶり 一般人の風景など
リズムや切り替えがいいので 全然気にならかったかも・・・

正直 最近のラップやR&Bには詳しくない・・・
昔はブラック系好きだったけど 最近はどうも離れてるから
どっちかというと リズムも大事だけどメロディ重視派のせい?
なので 知ってるのはエリカ・バドゥ、ローリン・ヒル、フージーズ位
あとは名前を聞いたことある人が少し あとは全く知らない

そんなこと関係なく・・・演奏風景はやっぱり圧巻!
ラップって今風のイメージあるけど 
ものすごく原始的なエネルギー&ウネりを持っていた

機関銃のようなリズムに乗る 歌詞もすごく面白かった
女・ドラッグ・セックスの傍らに 愛と神と人生とブラックとしての誇りが
常に隣合わせ存在し かつ瞬時に入れ替わって 昇華していく感じ 
下世話で かつ物凄く崇高なエネルギー 本能と理想が同居していて
下界と天国と地獄が 紙一重で繋がってる世界という感じ

”俺の帝国のエネルギーを受け取ってみろ~!” と叫んでると思ったら
次には ”おぉ神よ! 神様~!” なんて叫んでるし・・・!  
いやはや・・・日本人には想像つかない 
凄い世界だな~こりゃ と 純粋に素直にとても感心・・・

GINGA愛より強い旅でも 思ったけど
こういう世界に 東洋人はまったくお呼びではない・・・感じがした
今回の映画も 白人はまだ体力的についていけても 
悲しいかな・・・パワー希薄な東洋人には 傍観者にはなれても
なかなか ついていけない世界かもしれないな~って

MCでも冗談で 
”ここには5000人の黒人に 19人の白人に(実際は2、3割位)
おーい!メキシコ人はいるか~?”止まり 東洋人なんてきっと対象外

とてつもない凄いパワーを感じたGINGAはただただ感嘆!
とにかく ぽーっと高揚したまま終わったけど
真似できそうで やっぱり真似できない 
この映画の世界観には見終わったあと なぜか一抹の寂しさを感じた

ブラックパワー・・・偉大なり! 
彼らの誇りとストレートさがうらやましい
あの原始的なパワーは素晴らしい

パワフルさに圧倒される男性陣のラップの間の
一種清涼剤のようで 大地をうねるような 空気の間を揺らぐような
エリカ・バドゥ、ジル・スコット、ローリン・ヒルの
歌や佇まいもこれまた凄くよかった

何にしろ よい意味で こういう原始的なパワー&エネルギーを
持ってる人たちは強い ほとほと感心した
そう思う いち東洋人の私・・・でありました

ラップ好き R&B好き 音楽好き
ブラックカルチャー好き NY好きのどれかに
当てはまる人だったら 見て損はないと思う

今日の映画:78点

音楽ドキュメンタリー:永遠のモータウン ライトニング・イン・ザ・ボトル 
ジョージ・マイケル 素顔の告白 
音楽系映画: 五線譜のラブレター BEYOND the SEA
音楽系創作映画: ラストデイズ
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by acine | 2007-02-04 09:45 | Estados Unidos 米映画