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簡単に覚え書き 映画メモ 美しすぎだろ リリーちゃん


by acine
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ミシェル・ゴンドリー作 フランス出身の彼がパリを舞台に描く
ガエル・ガルシア・ベルナルとシャルロット・ゲンズブールが主役
ファンタジックかつ かなりヘンテコなラブストーリー

この二人が演じてなかったら ○ホらしくって見とられんわ的世界かも
この二人だから M・ゴンドリーの世界にハマったと思う

ガエルはハッキリ言ってストーカー でも憎めない
純粋で 困ったちゃんかつ不思議ちゃんなストーカー
対するシャルロットは これまたあんたもね~的不思議ちゃん
この不思議ちゃん二人(特にガエル)の 現実と夢とが入り混じり
ガエルの勤め先の人たちまで巻き込んで 
これは現実なのか 夢なのか こっちも段々混乱してくる・・・!

そしてこの映画 手作り万歳映画 手作りの手芸品から 
セロファンの水 ヘンテコマシーンから ダンボールの車まで
奇想天外なグッズ一杯 それを生かした映像てんこもり!
フェルトの船と森が凄く可愛かった

ガエルの "ウン・ドス・トレス・クアトロ!” 
(スペイン語で1,2,3,4!)の掛け声から始まるワクワクぶり
でも 何じゃこれ?!的世界が 次から次へと繰り広げられるので 
いくらガエルとシャルロットが可愛くても 不思議ちゃんでも
だんだん 一歩引いて 映像を見るようになるけれど・・・
あれ? 彼女も僕のことが好き?! の辺りから
ぐっと世界に引き込まれて こっちも仮想夢心地
こんなんあり~?なラスト周辺から これまた夢心地のエンディング曲
マジなのか 逆なのか ちょっと理解不可能な世界ではある(笑)

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かなりヘンテコな役だけども ガエルにはピッタリ!
とにかく全編 ガエルはちっこくて文句なしに可愛い! 
ガエル好きな人には全然OK!
ガエルじゃなかったら こんな男ありえない! 絶対アウト!なんだけど
パリが舞台ということで 英語:仏語:西語 6:3.5:0.5位の割合で
ガエルのスペイン語があんまり聞けないのは残念だったけど
アメリカが舞台の映画よりは ヨーロッパが舞台ということで
ガエルのコスモポリタンぶりが より生かされた感じ

そしてシャルロット けっして別嬪さんではないんだけど
彼女の持つ雰囲気はこれまたすごくいい 柔らかい英語
儚げで優しげで芯は強く・・・ これぞおフランス女優!という感じ
タバコをふかす姿が凄く素敵 何気ない格好も凄くキマる・・・

ガエルの滲み出るラテン気質同様 
シャルロットは おフランスのエスプリが肌に染み付いてる
感じで 凄く可愛かった とにかくなんとも可愛い二人だった 
この二人以外は考えれない・・・という配役

ガエルが好き シャルロットが好き M・ゴンドリーの世界が好き
パリが好き 手作りが好き 一風変わったラブストーリーが好き
という方には おすすめ 

今日の映画:78点 
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by acine | 2007-05-30 20:43 | Francia フランス映画
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去年の春 香港のCDショップで 
日本じゃなかなか見れないだろうな~と DVDを手に取り (確か1.2とも売ってた)
もう少しで買ってしまいそうになってた この映画
やーっと今頃 日本語字幕つきで見ることが出来た 

期待のジョニー・トーワールド
オープニングから 画面にデーンと漢字が一杯 
お経のような呪文のような韻を踏むような男達の声が延々と続く
ん~ この匂い! まるで”無間道/ インファナル・アフェア”のようではないか?

タイプは違えど それは結果的に当っていた 
いやー 本気度満点! 力作だ!
こういう黒社会もの・・・香港映画の十八番だけども IA以来の本気度と見た
静と動 中華圏なので陰陽か?が まったくお見事 
カーファイのキーキーぶりが凄かったので 動が勝っていたかな 

ストーリーはコチラ
もう少し選挙部分にスポットが当るのか?と思っていたら
少しの間 根回し&賄賂合戦のあと 意外にも 
単なる長老会議みたいなところで あっさり会長が
決まってしまうのが あれれ?!で ありましたが・・・

その後は 会長の印である竜頭棍争奪戦になり・・・
とことん ダークでボコボコな世界が 展開するわけです
とにかくハンパじゃない あのボコボコ具合 唐突さ 残忍さにはビックリ

いやーもう皆さん 俳優に見えなくて 本気でそっちの人?!と
信じ込んでしまう位の ソフトな方~ハードな方 怖い方まで様々!
やっぱりこういう香港映画の こういう男達の面構え 最高だ~!
美醜なんて もうまったく関係ないとさえ思える 
面構えの不敵さ ユーモア 静けさ 怖さ 渋さ 
こういう面構え・・・見てるだけで ワクワクしてくる私はある意味重症だ

正直 名前と顔が一致しなかったり え?この人はどっち側?!
とてもとても押さえきれないんだけど そんなこと大きい問題じゃない
とにかく 出てくる人・出てくる人の 面構えウォッチングをして
その濃厚な空間&空気を楽しめばいいだけなんだから!

この映画 台詞の音がすごく大きくて 
そーでなくても もともと ケンカしてんのか?的 
テンション充分高い 広東語の魅力&迫力満点!
多少頭痛気味で ちょっとキツかったけど 面白かったー!

今回は脂ぎるより 静けさが光ったヤム兄さん
そして 水を得た魚のようだった キーキー・カーファイ
ニコリともしない ニヒル9:1分けの古天楽
その他 顔を見るとほっとする林雪おっちゃんや
IAのあの人も この人も・・・ 渋い姐さんに徹してた
M・シュウも 皆さん方 アッパレでございました
不覚にも兄弟の契りを交わすシーン 思わず目頭熱く・・・!

久方ぶりに見たよーな気がする カーファイさん
いかにも~なファッションに身を包み キーキーと吼えまくり
テンション高く ヤンキー座りして いやはやお腹一杯! とことん堪能しました
この人がやると 不思議と単にワーワーわめいてるだけではない
凄みやユーモアも見え隠れするのがえらい

この映画見てると ハリウッドで香港映画リメイクするんなら
この映画見て 黒社会の男の演技をしっかり研究した方がいいよ!と思ってしまう
IAのキャストもだけど この映画のキャストの演技や間合い 静と動
某ディパーで見たような 単純で浅はかでユルい演技とは 明確に違う
単にリメイクするだけでなく 彼らの演技も研究したら?!と言いたい
ズバリ こういう系映画の香港の俳優さん達 
有名~無名まで 若いの~年寄りまで 本当に素晴らしいよ!

そして 最後に これまた職人技万歳のトー監督
今回も光と影の使い方 素晴らしく渋く カッコいい!
そして 香港の夜の街の魅惑さ しっかりと捉えてる
地味な題材だけど よくぞここまで しっかり描ききったと思う
メリハリ効いて 迫力充分 怖さ充分 渋さ充分  うーん・・・満足!

今日の映画:82点
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by acine | 2007-05-28 00:14 | Hong Kong  香港映画
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いやー 本当に面白いです! このシリーズ
その後も欠かさず録画 DVDも買ってもいいかな?と思う位

旅が進むにつれ ユアンは髪も髭もボーボーでまるで熊状態 ↑
逆にチャーリーは 何となく精悍になっていく

観光気分もあった 西欧~中欧編の後は かなりの過酷さ
時間も割いてる カザフスタン~モンゴル~ロシア編が圧巻
バイクで大陸を横断してみよう!と思いつき スポンサーやスタッフも万全
だけども ここまで過酷な旅になろうとは 皆思わなかったに違いない

素晴らしい大自然や人の優しさとは裏腹に 厳しい道が延々続く・・・
疲れ果て つい愚痴も出る でもそんな旅ができる自分達の
幸せも感じる・・・ 喜怒哀楽がよりクッキリと出たこの周辺が面白い

見たこともない これから見ることもないだろう
カザフスタン~モンゴル~ロシア編の大自然や人々との出会いが印象的 
モンゴルの人・・・日本人と本当によく似てるんだわ
そして 本当にパオで生活をしているのね~

舗装してない道 ぬかるみだらけ 泥だらけになったり
川を何度も何度も越えないと進めない道・・・ 全く気の毒な位
大型バイクならではの大変さ 長旅ならではの荷物の量が仇となる
街もない 人ともすれ違わない 頼みごとをしようと思い
車を停めたいけど 何時間待っても車は通らない・・・

泊まるホテルもないので テント&無人の小汚い掘っ立て小屋に泊まったり
サポート隊がいるとはいえ 自分でバイクを修理したり 
みんなでスコップ持って道を作ったり 補修したり・・・
まるで人気俳優とは思えない 自給自足のバイク旅
こういう 普通の人っぽく 逞しい旅が ユアンにはよく似合う

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大自然の中の 道なき道を進む二人
バイクは壊れ 自分達も怪我をし サポート車は大破し
破れかぶれにもなれず 地道に進むしかない・・・

落ち込んだり 喜んだり 疲れ果てたり ユアンとチャーリーコンビが絶妙
励ましあい 冗談を言い合い・・・ なんともいいコンビだ
明るいけど 細やかで繊細なところもあるユアンと
楽観的で 大らかなチャーリーが お互いを補いあってて
サッパリとした 麗しき男の友情が 何ともいい感じ

こんな大変だった ユーラシア大陸極東編のあとの
アメリカ大陸は 同じく雄大な自然があっても 道もよくモーテルもある
バイカーも一杯 こんな風景は ものすごく快適に見えて
現代文明 普段の生活も思い出してしまうだろう空間なのが 今イチ
だけど 過酷な旅の終盤には こんな気楽さもご褒美なんだろう

もう少しでNY到着だけども 個人的にはユーラシア大陸極東編がポイント高い
これぞ旅!よくやってるよ 二人とも!と  褒めてあげたいバイクの旅
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by acine | 2007-05-23 22:07 | documental ドキュメント
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いかにもB級感漂ってそうだけど (意外にもドリームワークス作品)
キリアンが出てるし 時間も短いしな・・・ということで鑑賞

予想通り ヒロインもアナタ誰? (レイチェル・マクアダムスという人らしい)
綺麗な人だけど どうもありきたりな雰囲気
そんなに凄腕にも見えないけど 実は某巨大ホテルのマネージャー

空港での出会いのシーンの キリアンのあんまりらしくない
ナンパ野郎ぶりに へぇ~これは珍しいなと思って 見ていたら・・・ 
あれよあれよという間に彼は豹変 彼女と父親 政治家を天秤にかけて 
本領発揮! クセありの役ならまかしとけ! とばかりに嬉々とした様子

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彼の場合 腕っぷしは強そうじゃないんだけど
あの眼と独特の顔立ちからして 何考えてるのかわからない
ポーカーフェイスぶりが かえってストーカー的怖さを醸し出してて
こういう小柄色白な犯罪者(テロリスト)ってのもありなのかな・・・という気がする
繊細そうで ヌメーっとしてる この独特な雰囲気
いかにも凶暴という感じではないのが 周りの目を欺くにはピッタリの風貌

小作品なので 登場人物も限られていて 大変わかりやすいストーリー
サイコがかったフライト絡みのパニックスリラー
主人公二人の演技力が安定しているので 安心して見れる

キリアンのソフトなナンパ野郎~サイコ野郎への豹変ぶり
キリアンから逃れてからのヒロインの豹変ぶり タフネス振りが凄まじい!
というか・・・アナタそんなに強いんだったら もっと早くから
キリアンをガンガン反撃してればよかったのに~! と思わないでもないけれど 
そしてラストの何事もなかったかのような飄々ぶり・・・ 信じられん!

サイコなキリアン見れて 気軽に見るには 丁度いい映画でした

今日の映画:70点
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by acine | 2007-05-22 18:27 | Estados Unidos 米映画

タイトル index マ~ワ行

*日本タイトル アイウエオ順*

■マ行
マイ・ブルーベリー・ナイツ ’07 香港・中国・フランス
マイレージ、マイライフ  ’09 アメリカ
マシニスト ’04 スペイン・アメリカ
マジック・キッチン ’04 香港
マッチポイント ’05 イギリス・アメリカ・ルクセンブルグ
マリー・アントワネット ’06 アメリカ
ミス・ポター ’06 イギリス・アメリカ
ミラクル7号 ’08 香港
ミリオンズ ’04 イギリス
ミルク ’08 アメリカ
ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女 ’09 スウェーデン
ミュンヘン ’05 アメリカ
麦の穂をゆらす風 ’06 アイルランド・英・独・伊・西
夢遊ハワイ ’05 台湾
めぐみー引き裂かれた家族の30年 ’06 アメリカ
メルシィ!人生 ’00 フランス
モーターサイクル・ダイアリーズ ’03 イギリス・アメリカ 
モーターサイクル・ダイアリーズ ’04 英・米 (DVD)

■ヤ行
ヤマカシ ’01 フランス
ユアン・マクレガー 大陸横断~バイクの旅 #1 イギリス
ユアン・マクレガー 大陸横断~バイクの旅 #2 イギリス
ユートピア ’03 スペイン・フランス
ユナイテッド 93 ’06 アメリカ

■ラ行
ライトニング・イン・ア・ボトル ’03 アメリカ
楽園の瑕 ’94 香港
ラストキング・オブ・スコットランド ’06 アメリカ・イギリス
ラスト・キング・オブ・スコットランド ’06 アメリカ・イギリス 2回目
ラスト、コーション ’07 アメリカ・中国・台湾・香港
ラストデイズ ’05 アメリカ
落下の王国 ’06 インド・イギリス・アメリカ
ラッキー・ガイ ’98 香港
LOVERS '04 中国
ラブ・イズ・マネー ’01 香港
ラブソングができるまで ’06 アメリカ
ラブリーボーン ’09 アメリカ
ラースと、その彼女 ’07 アメリカ
ランド・オブ・プレンティ ’04 アメリカ・ドイツ
理想の女(ひと) ’04 西・伊・英・ルクセンブルグ・米
リターナー  ’02 日本
リトル・チルドレン ’06 アメリカ
リトル・ミス・サンシャイン ’06 アメリカ
リバティーン ’05 イギリス
リミッツ・オブ・コントロール ’09 スペイン・アメリカ・日本
リリィ ’03 フランス 
ルシアとSEX ’01 スペイン
ルドandクルシ ’08 メキシコ
レアル ザ・ムービー ’05 スペイン
レイチェルの結婚 ’08 アメリカ
レイヤー・ケーキ 1. '04 イギリス
レイヤー・ケーキ 2. '04 イギリス
レイヤー・ケーキ DVD ’04 イギリス
レスラー ’08 アメリカ
レッドクリフ Part Ⅰ ’08 アメリカ・中国・日本・台湾・韓国
レッドクリフ Part Ⅰ ’08 アメリカ・中国・日本・台湾・韓国 〈2回目以降)
レッドクリフ Part II/未来への最終決戦 '09 アメリカ・中国・日本・台湾・韓国
恋愛睡眠のすすめ ’05 フランス・イタリア
ロシアン・ドールズ ’05 フランス
ロニー~MODSとROCKが恋した男~ '06 イギリス
ロード・トゥ・パーディション ’02 アメリカ
ローラーガールズ・ダイアリー ’09 アメリカ

■ワ行
忘れえぬ想い ’03 香港
私がクマにキレた理由 ’07 アメリカ
私の中のあなた ’08 アメリカ
わたしを離さないで ’10 イギリス・アメリカ
ONCE ダブリンの街角で ’06 アイルランド
ワンナイト イン モンコック '04 香港

■個人的ベスト10
ブログ作成後:2004年 2005年 2006年
ブログ作成前:2000年 2001年 2002年 2003年
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by acine | 2007-05-22 18:10 | タイトル index マ~ワ行
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ユアンがバイクで旅に出る という話は知ってたけど
今回初めて wowowにて 鑑賞中

何気なく録画し始めたら・・・ これがなかなか面白い! いや かなり面白い!
ロンドン~ニューヨークまで ユアン版 ユーラシア&アメリカ大陸横断の旅

親友と バイクで大陸横断というと 
ガエルがチェ・ゲバラを演じた 南米大陸バイクの旅
モーターサイクル・ダイアリーズっぽくもあり まさに実録ロードムーヴィー
ユアン達のバイクは高級バイクだけど!

基地となるオフィス開設 (ユアンは整理整頓好き!) 
バイク(BMW)やサポート車(三菱)を提供してもらう 
スポンサー探しや バイクに乗れるカメラマン探しから始まり
バイク・医療・護身術 行く先々での文化や言葉など
様々なレクチャーを受け 眼鏡をかけてヘルメットは
かぶれないので ユアンは近視のレーザー手術までする!
ユアンの故郷 スコットランドまで テント持参で予行演習しに行ったり
かなりオフレコ的風景まで潔く写し盛りだくさん この準備段階も面白い!
実は物凄く大掛かりなすごい旅なのに かなり驚いてしまう

素のユアンは 天真爛漫で 映画からも伺える性格のよさ
まったくの自然体で 気さくでとても可愛い
まるでその辺のニイちゃんだ 親友のチャーリーといると
まるで大きな子供が二人! 二人のキャラもよくなかなかいいコンビ
バイクでの旅に期待と不安に胸ふくらませる様子が楽しい  

今 3話見終わったところで イギリスを出発し 今ロシアに入国したところ
ウクライナでは もしやマフィア?の家に泊めてもらって
大歓迎受けたり 炭鉱に連れて行かれて地下まで潜ったり
有名人とはいえ なかなか国境を越えれなかったりしたり
思わぬ展開になるのが見もの これから ロシア、カザフスタン、
モンゴル、シベリアと 段々過酷になっていくはず・・・

有名俳優のバイク旅ということで 企画からして 資金十分
サポート体制十分だろうけど かなり過酷なのは間違いない
彼の行く先々の 風景 出来事 アクシデント etc・・・ これからがとても楽しみ!
ユアン好き ロードムーヴィー好き 旅好きには これはたまんない世界かも

こういう風景を見ると バイクでなくていいから 
違う世界を見に 違う空気を吸いに 旅に出たくなる・・・
自分が男に生まれていたら 絶対こんな旅がしてみたいと思う

なんと 彼らは今度は アフリカ横断の旅 
Long Way Down へ もうすぐ出発するらしい
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by acine | 2007-05-16 20:02 | documental ドキュメント
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このあやしげな日本タイトルで ミョーな期待をした男性客を集め
そして 多くの女性客を失ってるんじゃ?と 噂高いこの作品
確かに・・・情痴なんて言葉自体が古臭すぎる 昭和の時代じゃあるまいし

だけど見終わると それもまんざらウソじゃない
かなり古典的ともいえる 泥臭くある意味ピュアなストーリー
夢遊症の女に近づき 段々と彼女に魅入られてしまう男の話
親切とはいえ アンタ ストーカーじゃないの?的
強引で古典的な話を不思議と自然に見せてしまう映画 

リュディヴィーヌ・サニエ ニコラ・デュヴォシェル共演
 (それにしても 前者:名前 後者:名字 ややこしすぎる!)
別に好きでもないけど サニエの映画は 何故かここ半年強で3本目

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決してベッピンではない  眠たそうな巾の広い二重まぶた
フランス版ケロヨン顔 だけどメイク映えはする (この写真とか) 
そして ペロンと脱ぐのも全く平気 痩せすぎてない 
ヨーロッパ女優らしい 自然でリアルな体つき

多分 女から嫌われる女 敵にまわすと怖い女
何でこんな女が・・・? と思いつつ なぜか彼女に段々と見入ってしまう
平凡ともいえるルックスを チャラにするものが何故かある
ほおっておけない魅力というか 強くて弱い 妙な儚さとか
若いけど手強いわ 恐るべし!フランス女優!

そして そういう言葉が 男にも当てはまるとしたら
まさに ニコラはクールビューティ! ちょっと線は細く 神経質そうで
苦みばしってるけど 目はまっすぐ その美しい顔はニコリともしない
これまた手強い若手フランス男優 正直な所 サニエより彼の方が美しい
好みで言えば ギャスパーくんに軍配だが 彼もなかなかの上物

個人的には別に悪い人じゃないじゃないと思う
需要と供給で成り立ってた 濃い濃いサニエの愛人や 
若いのに 妙にアンニュイ(死語?)な ニコラのGFを
巻き込んだり 袖にしたり 果ては・・・な 情痴街道を突っ走るわけだ
実生活でも 子供をもうけたというこの二人のドラマは なかなかスリリング

グリーンがかった映像 自分までが夢遊病?!と思ってしまうような
どよーんとした よどんだパリの夜の風景に 酔わされる感じ
タイトルとは裏腹に ある意味純粋なラブストーリーだと思う
自分が主人公だったら こんな危ない女と仲良くなろうとは 思わないだろうけど!

フランス映画でありがちな 皆がベラベラ講釈たれず
静かで淡々としつつも サスペンスフルなのも良かった
で 終わりは結局どうなのよ?! ラストが曖昧で
やっぱりお前もか・・・な おフランス映画でした
すごく好きとは言いがたいけど 私は嫌いじゃない 

今日の映画:76点
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by acine | 2007-05-16 00:31 | Francia フランス映画
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オーランド・ブルーム&キルスティン・ダンストの爽やか系映画
甘くて ほろ苦くて 爽やか そして後味がいい
監督のキャメロン・クロウらしいテイストが溢れる

彼の音楽好き(いやオタクか)が生かされ(単にやりすぎか)
まるで音楽映画かミュージカルか?位の サントラ曲の多さ
映画中の2/3位の場面で 必ず音楽が流れている 
よく考えれば異様な多さだけど それが何とも心地いい

私は以前は 映画より断然音楽派!だったので
音楽もいい映画 音楽の多い映画 音楽にこだわる監督はすごく好き
 (この映画の音楽担当:元ハートのナンシー・ウィルソンらしい)
この人の場合は台詞同様 音楽も雄弁にかつ自然に語ってるので 
映像との同居具合が 本当に心地いい

スポーツシューズのデザイナー オーランドは新製品のデザインに失敗し 
彼の所属する会社は なんと10億ドルの負債を抱える 
解雇され 自殺しようとした矢先に こんどは父親が亡くなる・・・
父親が亡くなった 出身地のケンタッキーの街 エリザベスタウンへ向かうことになる
その飛行機で知り合った スッチーがキルスティン・・・という話

二人とも自然体で 相性なかなかよし
オーランド スッキリとした男前だけど 個人的には可もなく不可もなく
ただし アメリカーンな今回の映画では アメリカンではない
彼の落ち着き具合と役柄が 上手くマッチしてたと思う

キルスティンも ちょっと微妙な時があったけど この監督は愛があるかな?
失意のオーランドを救うことになる ちょっとおせっかい気味だけど
ナチュラルで可愛いキルスティン お似合いの役だった

誰かが亡くなると 普段会わない親戚やら昔の友人やらがやたらと出てくる
ワサワサとした雰囲気のまんま こっちの意向も反映されず
大多数の意見で 葬儀がとり行われることになる・・・
このあたりは洋の東西問わずなのは同じ 
描かれてたアメリカ的告別式も まるで結婚式の披露宴のようで面白い

そんな人と人との関わり 恋人未満の関係 親子 親戚 
そして亡くなる人が土へ戻る瞬間・・・
湿っぽくならず 出来すぎな位 爽やかに描いていたと思う
この清々しさ(&音楽のこだわり)がこの監督の最大の持ち味

ラストのアメリカ大陸横断シーンは 監督の趣味丸出しで
これでもかと曲を使いまくり! 10分ほどで15曲くらい使ってたと思う
父親の骨壷を助手席に乗せ ドライブしながら オレゴンの家に向かう
道中で父親を土に返し オーランドが車の中で 思わず泣き笑い・・・ 
このシーンには 亡くした身近な人を思い出し 思わずこっちももらい泣き 

”失敗は リスクを冒したものにしか やってこない” そんな台詞がある

人生に迷う時や悲しい時に見ても 不思議と癒される映画だと思う
派手さはないけど 音楽と一緒のこの爽やかさ 私は好きだ 
こういうボーイ・ミーツ・ガール&人生再生&親子の絆映画もよい

今日の映画:76点
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by acine | 2007-05-09 18:55 | Estados Unidos 米映画
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あっという間に シリーズ3作目(最終作?)
いやはや資金たっぷり お腹一杯! こってりの内容でした

相変わらず つるりんとしたボンボン顔で
はんなりとした和菓子のような トビー・マグワイアが大活躍 

どう見ても 運動神経よさそうに見えないのに 
スパイダーマンに変身すると 相変わらず凄いんですな
どうやって撮るのか ビル間をビュンビュンと飛ぶシーンは
相変わらず 見てるこっちも浮遊感バッチリで
面白いけど そろそろ飽きてきたかな~?

もっと1,2はシンプルな作りだったような気がするけど
今回は あれこれ趣向てんこ盛りで 場面もドンドン変わるので
あれ?! 今自分何の映画見てるんだっけ?!と訳わからなくなるし
こんなのあり? ありえんだろ?! なんて つっこみどころ満載
&ご都合主義なのシーンもてんこ盛りで いやはやお腹一杯

最初は可愛いじゃない?と思ってたキルスティンも あれ?!
やっぱりこの監督には彼女への愛はない?と思ったりして
勧善懲悪のわかりやすい話で ありえない話なんだけども
トビーもキルスティンもJ・フランコも 皆芸達者なので
不自然にもさほど見えないところが これまた凄い

心の中で んなアホな~!?と思いつつ
つい見てしまう・・・という不思議なヒーロー映画

見終わって 何が残るわけでもないけれど
たまにはこんな映画もいいでしょう的 なかなかの珍品

今日の映画:72点
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by acine | 2007-05-08 17:46 | Estados Unidos 米映画
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公開前からの話題作 
個人的には ケイトとガエルが見れて
アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥの世界が見れたら それでOK

メキシコを舞台にした ”アモーレス・ペロス”の頃から 
彼の描く ラテン的な ”sol y sombra” 光と影 
心の奥底 でも誰もが持ってる一部分
孤独 哀しみ 心の叫び 怒り 人に知られたくない事実
生きていくために 必ず存在するダークサイド
特にそういうダークサイド 影の部分の描かせたら天下一品
しかも 淡々としていながら ヒューマニズム溢れて
重みもあり その人間の生き様を 残酷なまでにくっきりと描く

この映画でも その描き方や独特のタッチは 全くブレてなくて 
モロッコと アメリカ&メキシコのシーンは 素晴らしい!!!
荒涼とした大地 そこに暮らす人々 人々の暮らし 人々の生き方
物質文明と非物質文明 地元民と異邦人 価値観の違い 言葉の違い

e0079992_17285886.jpgモロッコを旅するアメリカ人
ブラッド・ピット&ケイト・ブランシェット夫妻
彼らと思わぬ接点を持ってしまう モロッコ人家族
モロッコへ旅をしてる間彼らの子供を預かる 
メキシコ人のアドリアナ・バラサと
その甥のガエル・ガルシア・ベルナル

誰が正しくて 誰が間違ってるか 
何が正しくて 何が間違っているのか
重みがあり よい意味での違和感も感じながら 
ストーリーは東京へも飛ぶ

正直 菊池凛子はどうでもよかったし 
東京のシーンも居心地悪そうだという予感はやっぱり当っていた
彼女のバックに使われていた”September”の使われ方はグッと来たけど 

モロッコとメキシコで引き込まれる集中力が 東京では途切れる
それは明らかに空気感が違うから・・・生き方も違う 
登場人物の魂の密度や重量 そして生命力 
向かうパワーの方向も 全然違うような気がした
日本人だって 決して単純ではないし 魂だってあるはずなのに・・・

設定にどうも無理があったのでは?と思う こんなステレオタイプな
無理のある設定で 日本を描く必然性はなかったと思う

どうも日本のシーンになると 生き様が希薄で淡白で面白くない
この点では やはり3つの物語が交錯していた ”アモーレス・ペロス”は
各々質感やレベルを保っていたので この作品はそこがとても残念

菊池凛子もよく頑張っていたとは思うけど 何を考えてるのかわからない
死んだ魚のようなうつろな目や どよーんとした雰囲気が終始気持ち悪かった

強烈な役だからと言って いい演技だとは限らない
脱ぐ=体当たりの演技=素晴らしい演技  歌が上手い=素晴らしい演技
だから・・・賞をもらえる そういう安易な当てはめ方と
なんだか似てるような気がしたけれど・・・ね

煌びやかでも 空虚な感じがする 東京のビル群の明かりより 
ヘリコプターが飛ぶ 荒野~モスクのあるモロッコの夕暮れ時の街並みや 
人っ子一人いない荒涼としたアメリカとメキシコの国境付近の砂漠の方が断然ぐっときた

それはこの映画で映し出される そこに住む人たちの生活や生き様に
より惹かれるからだろうと思う その生命力 よりシンプルでいて かつ深いダークサイド
厳しい条件の中でも それでも人間は生きていくという風景にも・・・

e0079992_17263396.jpgケイトは 出番短いながらも やはり印象に残る
”ヘヴン”と同じく こういう儚い演技をさせても天下一品
旦那のブラッドはノーコメント いや一言
やっぱり演技にどうもバリエーションないんだわ

ガエルはやっぱり最高!
しかも こういうスペイン語を喋るガエル!
いかがわしさも漂わしつつ 直球勝負でかつ純粋 
その存在感と マシンガンのようなリズミカルな

スペイン語を喋る登場シーンから 目が釘付け 
こういうガエルがいつも見たいのよ~! と願うガエルだった
同じメキシコ人のせいか ”アモーレス・ペロス”同様 監督は彼の使い方よくわかっている 

モロッコの家族やガイドさん 
モロッコの一般人キャストも 日本のプロよりよほど心に残る・・・

そして個人的ベストの演技は 家政婦役のアドリアナ・バラサ
化粧も剥げ落ち ストッキングも穴だらけ 砂漠で右往左往する姿・・・
私がアカデミー会員なら 彼女に賞をあげたい

日本のシーンを除けば かなりの点数なんだけど・・・惜しい! 

今日の映画:80点
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by acine | 2007-05-08 17:13 | Estados Unidos 米映画