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簡単に覚え書き 映画メモ 美しすぎだろ リリーちゃん


by acine
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<   2007年 08月 ( 16 )   > この月の画像一覧

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60年代 セックス・ドラッグ・ロックンロール 
このポスターそのまんまの世界 いやロックンロールは余りなかったか・・・ 
そして ストーンズから消えたと同時に この世からも消えてしまった男の物語

音楽モンだし 去年 ホントは映画館で見たかった映画
忙しくて行けずじまいで その後ベン・ウィショーも出てたと知り 
やっぱりこれはいつか見よう!と思っていた作品
借りようかと思ってたら 丁度放映があったので・・・ 詳しくは:コチラ

そういう死んだメンバーがいたらしい・・・というのは知ってたけど
当時の状況やストーンズの内情がどうだったかは さすがに知らない
真相を知らなかった分 逆に新鮮に見れたかもしれない

もっと音楽ガンガンかと思ってたら 意外や意外・・・!
とても映画らしい展開で 小粒ながら丁寧な作りの映画だった
静かな中にも 煌びやかで退廃的 羨望と妬み 遊びと浪費
享楽の世界 音楽ビジネスの裏側などが描かれていて
こういう世界でも 決して品を失わず 淡々とクールなのが
これまたイギリス映画らしくてよかった

プールのシーン~デビュー直後の雪のシーン~
GFを妊娠させて彼女の父親に怒鳴られ 家を出て 
ミュージシャンになり・・・そして人気者となり
くまのプーさんを描いた作家が暮らしていた
カントリーサイドの邸宅を買い取り そこに暮らし 
改装するシーンまで 一気になだれ込む・・・ 

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その風景や邸宅が なんともイギリスらしさがプンプン漂う 
アンティークさの漂う 萱葺き屋根の古風で瀟洒な邸宅
日本のミュージシャンが いくら成功したからと言って
純日本家屋を買い取って 改装して住むだろうか?
しかも くまのプーさんの作者が住んでたという家!
そういう感覚の違いが面白い 先端にいながら伝統的
いかにもカントリーハウスっぽいインテリア 
美しいイングリッシュガーデンに ほどよくモダンなプール・・・
なんともうらやましい家だった この家もいい感じだったけど
旅行先のマラケシュのホテルとかも すごく雰囲気があった
この映画・・・実はインテリア映画でもある

そんな中 キース宅も担当したという 冴えない建築業者の男
フランクがブライアンに手招きされるかのように 時には仲良く
時にはバカにされつつも 段々とブライアンの生活に入り込んでくる

何で こんな奴が こんなに延々フューチャーされるのか?
なんだか不思議な展開だな~?と思いつつ見ていたら
これが段々とミステリー要素 サスペンスチックになっていき
ミュージシャンのブライアン・ジョーンズの失速と重なっていくのだ
まるで 点と線がつながっていくかのように 
ブライアンの人生も幕切れへと向かう・・・

アメリカへ入国出来ない=アメリカをツアーできない スタジオへも来ない
曲も書かない 仕事をせずに 女遊び、旅行、家の改築 etc・・・
果ては 自らが原因で ダイナマイト・バディのGFをキースに奪われる
怠惰に遊び暮らし 浪費ばかりするブライアンは 
なるべくして身を滅ぼし 脱退せざるを得なかったという感じがするが
あの建築業者フランクが 彼の人生に登場した所で
彼の人生も 歯車が狂い始めたとも言える・・・

この映画で描かれていた事がホントだとすると 
怖い話だな~と思うし でも十分ありえそうな話でもある
単にあのフランクだけの問題か それともマネージャーが仕向けたのか?
どこまで本当かはわからないけど こういう脱退劇の裏側には
表沙汰に出来ないような 大人の事情がいろいろあるんだろうな~と 今更思う

音楽映画というより 成功と引き換えにこういう退廃的生活を
送ったばかりに 見えない渦に巻き込まれ 死に至るまでの結果・・・という感じ
予想とは違ったけど 小粒ながらも 意外にも映画らしい映画だったと思う
創作物語だったラストデイズより 真相に近いような気がする
本人がふーっと出てくる ラストシーンも効いていた

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淡々となりきっていたブライアン役のレオ・グレゴリーも上手かったし
庶民のフランクetc・・・役者陣の演技も自然でよかった
キース・リチャーズ役だった ベン・ウィショーは出番は少ないけど
小動物系&甘め路線系で なかなか可愛げでした
どっちかというと ブライアン&建築業者&GFに焦点絞ってるので
バンドやメンバーは余り出てこないのが ちょっと勿体ないかな?

今日の映画:78点
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by acine | 2007-08-30 00:49 | Inglaterra イギリス映画
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公開当時・・・ 東京で見て 地元でもまた見て
サントラも映画見る前から買って ガンガン聞きまくっていたので
個人的にも印象的な映画の一つ 今回 久しぶりに見てみました

ユアン目当てで見に行ったくせに・・・そのなりきりぶりが見事だった
妖しく美しいジョナサン・リース・マイヤーズにすっかり目を奪われた私!

改めて見ると やっぱりキワモノだけど 
やっぱり なかなか面白い世界だわ~ってこと
人工甘味料ワールド的 グラムロック版 毒気のあるおとぎ話 
冒頭のドアの前に赤ちゃん(オスカー・ワイルド)が捨てられたとこなど
プルートで朝食を などとも通じる味わい メイク・衣装・音楽モノとしても共通項あり
それにしても 皆若いわ・・・!

あちこちで そっち系男性軍の何ともいえない目線が交わされたり・・・
監督のトッド・へインズの趣味丸出しぶりが楽しい 
音楽や色彩のこだわり・美意識など・・・思わずほくそ笑む
↑こういう要素 私も大好きだから・・・その辺にこだわる監督の映画は◎となる
ストーリーなど:コチラ

*トッド・へインズの新作 今年のヴェネツィアでお目見えする
I'M NOT THERE キャスト諸々すごく楽しみ!

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そして やっぱりこの頃のジョナサンは凄い
なんともスクリーン・ジェニック! どのシーンもキマりまくりだ
モッズ~ヒッピー~グラム たまにあちゃ~な衣装もあるけど
どんな衣装も髪型もメイクも似合ってて 妖しく美しい!
口をヒン曲げての喋り方も小生意気そうでいい
ミュージカルっぽい曲のシーンのなりきり方もお見事
毒気を漂わせて 怖いもんなしって感じで なんとも見てて楽しい
こういう姿を見てると 最近のジョナサンはずいぶんフツーの人になったと思う

そして 髪を伸ばして メイクして 歌ったり 跳ねたり 転がったり
ズポンも脱いだりと あっちこっちで 大ハッスルのユアン・マクレガー
頑張ってはいるけど どこか健康的で 退廃的イメージじゃないな(笑)
狼に育てられたというエピソード・・・も笑える
それにしても 歌唱力もこの頃と比べると 段々と上がってる気がする
今見ると この映画のユアンの歌唱力は程々程度

以前は 気持ち悪い男(役)だな~と思ってた クリスチャン・ベール
今見ると 赤いホッペの何ともこっ恥かしい少年時代と 
ノスタルジーを感じつつも 現代の記者役の使い分けは見事
今見ると芸達者で手堅いな~と思わせる これが一番難役かもね?

あと ジョナサンより綺麗じゃないのが効いてるトニ・コレット
華やかな妻時代と 寂しい現代の雰囲気 これまた彼女も上手い
決して華やかなルックスじゃないのに 存在感抜群
当時 本当にジョナサンが彼女に惚れてしまったのもわかるよな・・・

久しぶりに見たら・・・
ブライアン・スレイド=産業ロックの権化のようなスターに
結びつくシーンがいい感じだ ほっとすると同時に寂しさも

なんとも甘酸っぱく こっ恥かしさもある映画
何年か先に きっとまた見たくなるだろうな~
この甘いキラキラぶりは 何とも魅力的!

今日の映画:78点

e0079992_16311578.jpgジョナサンつながり・・・ 
アイリッシュのジョナサンが
エルヴィス・プレスリーを演じてる
←これもすごく見たいんだけど・・・!
ジョナサンには伝説系のスターが
不思議とよく似合う

去年あたりから 再び思うけど
イングランド、スコットランド、アイルランドなど 
UK系&周辺の俳優 いい役者がほーんとに多い!
演技上手くて 大胆で 地に足がついてる
私の中では 何度目かのUK俳優ブームみたい
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by acine | 2007-08-28 16:10 | Inglaterra イギリス映画
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’04 カンヌ映画祭で マギー・チャンが最優秀女優賞を取った映画
そんな映画があったな~と思いつつ 日本未公開のままだったっけ?!

何を隠そう 私はマギー・チャンが大好き! 
私の中では 東のマギー 西のケイト 女優版横綱だ 
ラブソングで 彼女のことが大好きになり
HEROで トニー同様 彼女の凄さを再認識
姐御マギーに比べたら ツィイーなんて単なる小娘だ 
マギーには どこまでもついていくわ!と思った

監督は この映画の撮影中に彼女と離婚した オリヴィエ・アサイヤス
彼女と知り合った仏映画”イルマ・ヴェップ”も公開当時見た・・・

その映画の記憶・・・
黒いピチピチのビニールスーツ姿のマギーと
街同様 フランス女優の乾燥気味の肌の質感と比べて
アジアの湿気をまとった マギーの保湿力のある美しい肌感が印象的だった
モノクロの映画だったと思うけど 肌の質感の違いをよく覚えている・・・

(面白くなさそうな)ニック・ノルティが共演? 
(ぶっ飛んだ)ベアトリス・ダルも出る? 
ミュージシャンの夫がいて 薬物中毒だって~?!
どうなのよ?と首をかしげるキャスティング&設定・・・ ストーリー:コチラ

製作国に名を連ねる通り カナダ、イギリス、フランス、(最後アメリカ)が舞台
なので マギーも英語、フランス語、広東語を駆使しての演技

香港の女優だけど イギリス育ち 元旦那はフランス人ということで
見た目は 思いっきり中華的なルックスをしてる彼女だけど
そのコスモポリタンな背景 年を経てもスッキリとスマートな体型
女優としても ワールドクラスの演技力を持つ故
西洋が舞台でも違和感なく よい意味での無国籍感を醸し出す

前にも書いたけど 東洋の女優の肌質感はとても瑞々しく
綺麗なので 正直 あんまり薬物中毒に見えなかったり・・・
ミュージシャンの妻役ということもあって 物凄く爆発した髪型だったり
するんだけど それは彼女の演技の何の邪魔にもなってない
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正直 マギーの演技は地味目かもしれない 
彼女としてはこの位は余裕 平均的なアベレージだと思うけど 
設定からすると 何も別にこの役を東洋人の彼女がやらなくてもいい
普通だと西洋人がやった方が違和感ないはず・・・だけど
その役をあえてマギーが演じることで こういう異国で
孤独な女が生きているという 独特の色合いや
リアルさを出すという点では マギーを起用して正解 
別れたとはいえ 元旦那の視点は的確にマギーを映し出す

それはさておき・・・
正直 どうなのよ?と思ってた ニック・ノルティ
まさか旦那じゃないよな?と思いきや 義理父で一安心したものの
登場シーンから このオッサン大丈夫?!ってな印象だったのに
彼の役が朴訥と淡々としながらも 彼の役・演技は凄く良かった 

旦那を失い 子供とも一緒に住めない 
友達にも恵まれてるのか そうでないのかわからない
 (ダルは意外にも 普通のいい友達だった・笑)
なかなかドラッグからも抜け出せない・・・
殺伐としかねないマギーの生活や 子供とも会えるように
嫁をよく思わない妻に内緒で 嫁のマギーに
さりげなく手を さっと差し延べる 行き過ぎず
程よいそのさじ加減が絶妙な義理父を好演

なかなか上手くいかない カナダ~フランスでのマギーの生活
そして カナダ~イギリスでの義理父一家の生活
父を殺したのは 母だと思ってる 小さいながらも利発でシビアな子供
だけども 自分の母親には間違いない 
反発しながらも 一緒にマギーとアメリカへ行こうとする・・・

そのあたりが ヨーロッパ的視点で 淡々と自然に描かれていた
派手なお涙頂戴や 感動ものでは全くないけど
こういう静かな人間再生・人間浄化の映画もいいなと思った 

なんともうら寂しいカナダの風景 
人は多く賑やかで華やかで 生き生きとしてホッとするパリの風景
でも 孤独な人間はどこにいようと孤独 
そんなに自分を簡単に変えれるもんでもない・・・
そんな人間と 街の持つ空気感が印象的だった 

今日の映画:76点
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by acine | 2007-08-28 15:23 | Francia フランス映画
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ここ最近 時間が合えば見たいな~と思ってた1作
公開された時は 気にはなるけど アメリカの話だし 題材も重そうだし
マイケル・ムーアの風貌もどうも苦手だ・・・ と余り気が進まなかった

それが 最近ちょっと気になりだしたのは 
別の事を検索してたら たまたま見かけた記事
セレブの小部屋/NYニッチ マイケル・ムーア編 を見かけてから・・・
 ※ この"セレブの小部屋” 興味深いお話一杯あり

と言っても 気がついたのは すでに開始1時間たっていて
かつ疲れてたので 時々居眠りしながらの鑑賞 詳しくはコチラ

別に美男美女が出るわけでもなく 凄いアクションがあるわけでもなく
お涙頂戴のヒューマンものでもない・・・
巨体のジャーナリスト マイケル・ムーアが 
銃社会アメリカと コロンバイン高校での銃撃事件をめぐり 
淡々と かつエネルギッシュに 突撃取材をするドキュメント映画

途中から見たものの テンポよく ドンドン核心をついていく様は
題材から考えたら 不謹慎な言い方だけど 面白い!
そうよ!なるほどね~と シンプルかつ説得力のある内容&構成だ 

当初は犯人達への誘因だとして非難された・・・マリリン・マンソン
その恐ろしげなメイクとは裏腹に 言ってることはいたってマトモ
まったくの常識人間だ そんなこと非難していた側の方が 
おかしい人よっぽど多いんじゃないの?と思わせる

劇中で・・・ 
車の広告を見たからと言って 全員が車を買うか?
犯人達が襲撃前にボウリングをしてたからと言って
ボウリング自体が非難されるか・・・? ごもっとも!
よって マリリン・マンソンが非難される筋合いなんて何もない
もしくは 何かを悪者にしないと どうも落ち着かないのか?

アメリカでは不安や恐怖心を煽って それで巨万の富を得ている人が
いるが アメリカの社会や危機管理は 全てそういう原理
政治家も実業家も権利をもつ人間達も・・・というエピソード
それに右往左往させられる一般市民・・・ うーんと思わず唸る
なーんとなく サンキュー・スモーキングを思い出す

ただし 作り手の勢い余るシーンも 所々目につく&鼻につく
事件で使われた弾丸が売られていたというKマートに
弾丸が体内に残っている被害者の元高校生を連れて押しかけたり
銃協会の会長(俳優だっけ?)にひつこく詰め寄ったり
映画を撮るからと言って 暴走しすぎのような気もしないでもない

私はアメリカ人ではないし アメリカに住んだこともないし
しかもハワイ止まりで 本土へは行ったことさえない・・・
普段 傍観者として アメリカを見聞きしてるだけ
なので 何が本当で 何が嘘なのか 判断はつかないし
アメリカを理解してるなんて 全く言えないけれど

自由を守る為 自由って何? アナタたちの考える自由って?

マイケル・ムーアが伝えたいこと この映画が言わんとする内容
というのは すごくダイレクトに見てる側に伝わってくると思う
もっとヒネくれた毒気があるのかと思ってたら 意外にも直球勝負

こういう風に 自分の国の病原菌を 深く追求するってことは
すごく勇気がいることじゃないかと思う 同じように日本人で
ここまで今の日本の病原菌を ほじくった人はいないよね?
自分を含め 臭いものに蓋をしてるだけで・・・

そういう点でも アッパレというか 勇気があるわと思う
思いの他 しっかりとわかりやすい作りだったので
またチャンスがあれば 見てないシーンも見たいし
新作(アメリカの健康保険問題)も見てみようかな?なんて・・・
好む好まざる関係なく アメリカの影響の強い現代ニッポンで
暮らす私達にも 対岸の火事ではすまされないことも多いかも

今日の映画:78点 
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by acine | 2007-08-20 18:56 | Estados Unidos 米映画
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はい これもジェラルド・バトラー目当てですね(笑)

かの有名なアンジェリーナ・ジョリー主演のアクション映画
1もダニエル・クレイグが出てるからと思ってみたものの
見所は例の部屋のシーンくらいで もう少しはマシかと思ってた
冒頭のアンジーの ”ハイ いかにも振付けられました!”
”ハ~イ こーんなのやってみたわよ!” みたいな
ゆるーいワイヤーや 形だけのアクションにまずガックリ

普段 身体能力が高くて キレのある中華圏の女優陣の
アクション見慣れてるから なーんだ?!これがアクションかー(怒)!!!
こんな子供騙しな映画なんか見てられっか~(怒)!!!と 
ダニエルが出てるシーンのみ見て おしまい 
感想を書くまでもございませんでした
別にアクションが好きな訳でも アクションに詳しい訳でもないけど
香港もどき なんちゃって香港アクションには うるさいのよ

ですが この2は またしてもジェラルド・バトラー出てるし
こちらでも同士となったkikiさんの感想もいい感じだったので これは見よう!と決定
そーいや サイモン・ヤム&テレンス・インの香港勢も出てるしな・・・で
ま 今回も必要な所だけ 半分位は早送りで見ましたがね(笑)

アンジー・・・アクションがかなり板についてて 今回はまぁOK
しかし どう見ても彼女はイギリス人には見えない(笑)
存在感はあるけど 女優として見ると いいんだか 悪いんだか
その価値感 今イチ判断つかず・・・ セレブとしての方が魅力あるかな?

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そして 肝心のジェラルド・バトラーは うんうん これは美麗だわ!
カッコよかったわ~!kikiさん(名前出してごめん!) 
鍛え具合もよく いつもながら 伸びやかでスケールのデカい体躯も光る 
そしてDear フランキー系ルックスの スッキリ系かつ男らしい男前
別れた女房役(この映画の場合そうね)として その存在が何だかよくわからず
金魚のフンのようだったダニエルよりは うーんといい役もらってます 
しかも 相方として ある程度活躍するし! だけど最後は気の毒(悲)
彼の言うとおり ”アンジーよ あんな金の玉より彼だ!” と私も思うけど・・・

そして 個人的には そーよ!アナタたちも出てたのよ~!の
サイモン・ヤム&テレンス・インの香港勢 
テレンスは まぁそんなもんかなってな役でしたが
ヤム兄さんは登場シーンもまぁまぁあって こちらは満足!
香港映画のようにテカテカじゃなかったけど 上背足りないだけで
あの濃い顔は アンジー&ジェラルドと一緒にいても 違和感ございません
だけども なんちゃってアクションのアンジーに あんな風に負けるとは
ちょっと残念でありました 本当のヤム兄さんの怖さを知らないな!

サイモン・ヤム:ザ・ミッション/非情の掟 PTU ブレイキング・ニュース 
          姐御~ANEGO~ エレクション 
テレンス・イン:香港国際警察

前作よりよかったのは 中華圏が舞台になってたところ!
でも 突っ込みどころ満載でございました
万里の長城(よね?)を バイクで走っていいのか?!
でも あの山奥から上海まで78kmって あれは一体どこよ?!
しかもヤム兄さん なぜか兵馬俑を ドサドサ隠し持ってるし(笑)
兄さんの最後もどうなったか わかりませんし(笑)

香港のシーンは 香港映画とまた違ったアングル&目線でなかなか楽しかった
いきなり トニー・レオンの”行運超人”のデカい看板あるし その頃なのね~
あのショッピングモール(銅鑼灣の時代廣場)も 何回か行ったことあるので
あんなところで ジェラルド・バトラー見れるなら 私も行きたいよ!
アクションも 舞台が香港だから ジョン・ウーをリスペクトしてか?
アンジーも 横へ飛びながら 二刀銃撃ってるし (笑) 
しかも 時代廣場の中に ヘンな研究所みたいなのがあるし
そこから逃げて ビルの屋上へ向かったら そこはいきなり中環だし(笑)!
あのー 地下鉄駅3つくらい離れてるはずなのに 何故や(笑)?!
ハンググライダーがこれまた 人間凧状態だし ビクトリア湾越えて
これで九龍側まで飛んで行ったら凄いわ~と思ってたら 船の上に落ちた(笑)
なーんて 個人的には香港シーンで粗探し 楽しかったです

バトラー氏&香港系で なかなか楽しませてもらいました
相変わらず ストーリーは???でございましたが

今日の映画:70点

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主演二人と香港の二人 なんだか楽しそうだわ 

これにてお盆の映画三昧・・・ひとまず終了の巻
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by acine | 2007-08-15 22:43 | Estados Unidos 米映画
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ウチの辺では 日本語吹替版しか公開されなくて
香港映画を日本語吹替で見てもしょうがない
香港映画は広東語でなきゃ・・・!と 待っていた1作
それにしても 何よ?! かちこみ!って(怒)!!!

だいたい・・・こんな映画 見る層は決まってる
香港映画好きじゃないと 見に行かないのに
日本語吹替にする意味なんかまるでない・・・と思うんだけど(怒)!

見た方々から こりゃたまらん!的感想は聞いていたので
期待しておりましたが・・・ 詳しくは:コチラ

確かに・・・こりゃたまらんー(笑)!
”キル・ビル”的オリエンタリズム溢れるレストランでの乱闘シーン
ニコのすんごい登場の仕方&凄いキックの嵐からして 思わず高笑い!

香港の国民的コミックが原作らしく まるで漫画か劇画の世界
正直 背景やらストーリーやら どういう派閥があってなんて きれいさっぱり
わかりませんが この映画の場合 そんなこと まったく気にしなくてよし!

アクションのプロ・ドニーと 若手二人の恐ろしくスピーディな
アクションを単に楽しめばよい・・・だけなのです
そして 何故かいつもタイミングよく現場へ現れる
演技派のドン・ジェちゃん 彼女がせっかく出てても
やっぱり女は中途半端な扱いの香港映画の王道

映像もなかなか斬新で モダンな雰囲気というのも面白い
グリーンがかったトーンは 何となく王家衛風でもあり
なかなかコジャレ感のある映像で いい感じ

でも どこかチープ感も漂う 香港映画くささ十分で 
香港映画好きにはたまらん味わい&○ホらしさではないでしょうか?
特訓シーンも 漢字が後ろを飛びまくってたり 
鐘の中で本気でヌンチャクやってたり おもしろすぎ!

それにしても 最近はどこでもかしこでも 香港系アクションや
ワイヤーやってるけど やっぱり本家は全然違う! DNAが違うって感じ
そのスピーディさ 手数の多さ アイディアの多彩さ
ポーズ一つとっても 決まりまくる! こんなの見てたら  
ドンくさい白人の香港アクションもどきなんか見ちゃおれん・・・ですよ

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ニコのキックが凄い!と聞いてたけど 
ニコラス・ツェーが 想像以上に凄かった!もうキレまくっておりましたよ
冒頭のこのシーンといい あのグラウンドでのスピード感溢れる登場ぶりといい
ラストの謎の地下宮殿(?)での戦いといい その身体能力の高さ&凄さに唖然!
面白すぎでした そして壮絶! アクションスターとしても
彼は十二分にやっていけるんじゃないでしょうか?

そしてドニー・イェンは そりゃもう彼はアクションのプロですから
まぁ・・・そりゃ凄い! ナントカ十八拳とか パンチひとつ 
キック一つとっても 手数、足数多すぎで 何たる速さ!

あとプロといえば ビーサン&カマで戦ってた師匠
カンフーハッスルの長屋のおじさんよね?

そして 今イチ期待はずれだった 何故か金髪のショーンくん
時々 松本人志の付け鼻つけた外人や ダルビッシュ有にも見えた・・・(笑)
ルックスはいいんだけど ヌンチャク・・・素人目に見ても今イチだったよーな(笑)
ま あれだけ ヌンチャク使うのも大変だとは思うけど
キレまくっていたニコと比べると ちょっとあらら?感が否めず

皆 ヘンな髪型してるので 今イチ判別つきづらいのが 勿体ないけど
ストーリー抜きで 単にアクションと コテコテ香港映画道を楽しむには言うことなし

それにしても 香港若手は こういうバリバリアクションでもバッチリ
黒社会~恋愛ものまで 何でもOK 守備範囲広いと感心する
器用というより達者 よく鍛えられてるわ

あと どうでもいいけど この映画ほか香港映画によく出てくる
すんごい金ピカの仏像がいる あの凄い色彩のキョーレツなお寺って 
実在するものなんだろうか? あの手のくどいお寺に1度行ってみたい!

今日の映画:76点

ドニー・イェン:HERO ~英雄~ セブン・ソード 
ニコラス・ツェー:香港国際警察 PROMISE(無極)
ショーン・ユー:インファナル・アフェアⅡ インファナル・アフェアⅢ インファナル・アンフェア
          頭文字D THE MOVIE ベルベット・レイン
ドン・ジェ:2046 サウンド・オブ・カラー 地下鉄の恋 
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by acine | 2007-08-15 14:34 | Hong Kong  香港映画
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映画好きにはすっかりお馴染みのこのプールサイドの水着姿
やーっと今頃見ることが出来ました

フランソワ・オゾンって 何故か縁がなくて 彼の作品を見るのは初めて
もっとわかりにくいイメージなのかな?と思ってたら 意外とわかり易くて
世代の違う女二人の駆け引きが なかなか面白かった
太陽あふれる南仏の別荘という舞台も すごく効いていたと思う

そして ラストで まんまと騙されるというか
え~?! あれは創作だったの? 何だ?!このフツーの娘は?
サニエは何だったの?と 謎のままでした(笑)
ストーリー:コチラ

e0079992_13482545.jpgそれにしてもわかりやすすぎる女2人の設定
カタブツで欲求不満の熟女 
そしてピチピチしたスタイル抜群の娘
この二人の関係 怪しげな雰囲気になり
もっと壮絶な火花を散らせるか? と思いきや
この女二人が妙な連帯感で結ばれる
ところが あらら?でなかなか面白かった

そして ここでもサニエは 惜しげもなく脱ぎまくる~!
いやー 見せたいのはよくわかるよ! そのスタイルだもん・・・
だけどホントに ここって裸が必要なの? なんてシーンも裸だったり
ここまであっけらかんとしてると かえって 他のシーンで
あら?服着てるわ って変な気持ちになるのが 可笑しい
彼女のアバズレぶりも見事だし 好きじゃないけど妙に気になる・・・感じ
決して別嬪ではないと思うし どっちかというとホラーが似合いそうな顔
だけども あぁいう抜群の肉体を武器にして ちょっと繊細
どこか情緒不安定 そんなフランス娘を演じると 右に出るものはいなさそうだ
リュディヴィーヌ・サニエ:リリィ 情痴アヴァンチュール

そして 対照的なカタブツ作家を演じるシャーロット・ランブリング(初見)
人間同様 カタめのファッションが 今イチ南仏に合ってなかったし
踊ろうよと誘われ踊ったダンスもイケてなかったけど
それにしても 庭師のジイさんを誘うシーンは うひゃ~!姐さん~!
そんなジイさんでいいのか~!?と こっちがあせるじゃないの!
年の割には美しく年を取ってる人だと思う 裸体も美しい

なかなか面白いひと夏のミステリーでした
しかし あんな家とプールが欲しいわ・・・

今日の映画:78点
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by acine | 2007-08-15 13:57 | Francia フランス映画
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”Abre los ojos.” (目を覚ましなさい) と
いう女性の囁きが 何度となく繰り返される映画
そして目覚めた時 それは 夢か悪夢か? 現実か幻想か錯乱か?

何度見ても(3回目) ミステリアスな謎解きに集中させられる映画
よくある夢オチ映画とは 一味も二味も違う スペイン版ミステリー
見る度に こっちの解釈も微妙に変わる 結局どうなってるの・・・?
と やっぱり頭を悩ます 不思議な映画  詳しくは:コチラ

文章にするのは 凄く難しい映画だけど
劇中で繰り返される 夢か現実か?なシーンは20位あって
今見てるシーンはどうなってるのか? これは夢?現実?
神経を張り詰めていても 次から次へとはぐらかされ
え? どうなってるの? と グイグイ迷宮へ引っ張られるのだ
だけど その意味のある迷路ぶり 伏線の張り方 etc
撮影当時 たかだか弱冠24、5歳  その才能が光る
アレハンドロ・アメナバル監督の手腕はかなりのもの

ミステリーであり 悪夢のような現実に遭遇した時
それから逃避したい・・・ でも方法がわからずもがき苦しむ・・・
人間の弱さや願望を ストレートに描いてるのかもしれない
そして現実と夢は紙一重 境界もわからなくなってしまい
願望だけが膨らみまくる・・・そんな人間の脆さも描かれている

冒頭の人っ子一人いない マドリーのグラン・ビア
そして ラストのビルと青空のシーンの美しさと静けさ その不気味さったら・・・
太陽がさんさんと降り注ぐスペインだからこそ より光るこのシーン
夜の闇・心の闇・・・ダークサイドもより陰影がくっきり出ている感じがする

主人公セサルを演じる エドゥアルド・ノリエガは 甘めなスペインの男前
自他共認めるグアポ(男前)で リッチなモテ男で遊び人として登場 
トムと違って そういう役どころ 彼には説得力があるので 
その後の展開で ハンサムともてはやされた男の驕りや哀しみは納得できる
それにしても マスク姿・・・不自然で不気味!

そして 現実か架空か 二人の女がセサルのそばを交錯する
セサルが友達から奪う女 セクシーで可愛いペネロペ・クルス
セサルが遊びに利用する女 ミステリアスなナイワ・ニムリ
 *リメイク版ではキャメロン・ディアスが演じている
ピッタリの人選 この二人がこれまた迷宮状態で 
セサルの夢に 入れ替わり立ち代り登場する

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↑ 時計まわりに アメナバル監督 ペネロペ エドゥアルド ナイワ

やっぱりペネロペは スペイン映画が絶対いい
リメイク版"バニラ・スカイ”でも同じ役だったけど スペイン版の方が魅力的
そして 以前見た時は地味だと思ったけど ナイワ・ニムリの存在感も
なかなかのもの ナイワ・・・私の大好きなスペインの女優! 

そして ペネロペを奪われる友人ペラヨ役として これまた好みの俳優
フェレ・マルティネスが登場 アテ馬という美味しくない役だけど
どうしてもエドゥアルド中心なので 今回はしょうがないか・・・という感じ

この映画を見ていると 出来がいいので トム・クルーズが
リメイク権を買い 自ら主演したがったのも わかるような気がする
脱ぎっぷりのいいペネロペとベッドシーンもあるし
究極は単にペネロペと近づきたかったんだろう・・・下心ミエミエだ(笑)

このリメイクがもう見事なくらい このスペイン版をなぞっていて
!!! そのまんまやん !!! かなり唖然とした記憶がある・・・
もともとリメイク版監督キャメロン・クロウの作風(オリジナルもの)は
個人的に好みなんだけど あまりにも激しい そのまんま振りには驚いた
だけども 今年見た某極悪リメイクなんぞより キャメロン&トムは
アンタたちは素直でいいじゃない~? と今は好意的にさえ思う
オリジナルの出来がいいから そのまんまやろうよ・・・!という単純な発想
だけど 自他共認めるモテ男なんて役には トム様には無理がある
でも きっとこんなモテ男の役やって ペネロペと仲良くしたかっただけだろう

何にしろ リメイクがオリジナルを越えるなんて ありえないし
見るなら 奥深くミステリアスな こっちに限る!

今日の映画:80点

アレハンドロ・アメナバル:海を飛ぶ夢 (’05年の個人的No.1作品)
ペネロペ・クルス:ボルベール
ナイワ・ニムリ:靴に恋して ユートピア アナとオットー ルシアとSEX
フェレ・マルティネス:ユートピア アナとオットー バッド・エデュケーション
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by acine | 2007-08-13 19:10 | España  スペイン映画

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ダーレン・アロノフスキー監督の新作
ヒュー・ジャックマン&レイチェル・ワイズ共演 
ちなみにレイチェルは監督夫人 ストーリー:コチラ

ファンタジックな輪廻転生ラブストーリーかと思いきや
やはり! 一筋縄ではいかない出来・・・となっておりました

ヒューの狂おしいまでの妻への愛&頑ななまでの生命の木へのこだわり
人間の真理とは・・・をひたすら追い求めるファンタジー
かなり変わったテイストだと思う

この一筋縄でいかなさ具合は 
同じアロノフスキー監督の中毒系映画 レクイエム・フォー・ドリームでも同じ 
この映画はとにもかくにも キョーレツで度肝を抜かれ
この年の個人的ベスト10にも入れてる位 (でもこっちはもっとストレートジャブ)

なので  一体どんな映像&展開を見せてくれるんだろう?!と
かなり期待大ではありましたが・・・

冒頭から 黄金に光り輝く世界!
精神性が高そうだけど CGが今イチ チャチで
うーん?どうだろ?と思っておりましたが
主人公 医師のヒュー・ジャックマンと 妻で病気に苦しむ
レイチェル・ワイズが現れたところで 一安心・・・

妻を救いがたい為に 日々仕事(新薬や実験やら)に追われるヒュー
そして 覚悟を決めているので 旦那と少しでもいたいレイチェル
そんな思いを 物語として綴っている・・・

そこから 現在・過去(中世スペイン)・未来 と
時代が入り乱れ 時代が違うけど 3つの世界はどこかで繋がっている
摩訶不思議な世界 何が本当で 何が幻想なのか
どうなるんだろう?と 先の全く読めない展開に 頭を悩ましてしまうのだけど・・・

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ナイロビの蜂とも繋がるような 残される者へのレイチェルの想い
現在での瑞々しさ 中世での聖母のような美しさ
そして もう泣いたり 叫んだり 悲しんだり 瞑想したり
3つの世界で大忙しの なんともロマンティックすぎる男 ヒュー(初見)  
妻への純愛にひたすら感心しながらも その女々しさにも
ちょっと引いてしまった私だけども 二人の演技は◎

余談 今年のアカデミー賞で 好みじゃないけど おぉ~カッコいいな!と
思ったのは ジョージ・クルーニーと このヒュー・ジャックマンだった
髭面の現在や騎士役の中世も 男くさくてカッコいいんだけど
ほうれい線が気になる&なんとなくどこか猿人系なんだよなぁ
猿系・・・嫌いじゃないけど(笑)
 
しかし 例の飛躍シーン?には・・・かなーり唖然!
悟りを開いたってーのはわかるけど そんな表現でいいのかい?
ちょっと監督よ~! うはー? それかい?! 何でこうなるかな~?
多分東洋人は呆然とする (いや西洋人もか?)

私が気がつかないだけで 
物凄く崇高な世界を 彼は描いてるのかもしれないけど
凡人の私には は~?!声も失いそうな力技でありました

だけども 中世スペインの不気味で荘厳な雰囲気 
南米の木の周りでの出来事 美しい木の残酷な出来事
この辺りの意表をつく表現は良かったけど 全体的には
監督の暴走いや哲学・・・に付き合ったような気がしないでもない

結論:
結局 人間に永遠の命なんてものは与えられない
愛する人が死のうとも 残された者は悲しみをこらえつつも
生きていかないといけない そして愛と思いはちゃんと残る・・・
そして 人間は土へと還る・・・ そして人間はまた生まれ変わる
そんな大きな意味での輪廻転生 宇宙的世界観ファンタジーという感じだった

ついていけれる人 ちょっと入れた人(私) 傍観者となる人
いい悪いは別として この世界にどれだけ入れるか? が試される映画
監督の考える この観念的世界について行けるかどうか?!

今日の映画:72点

中世スペインで 女王とヒューが謁見するシーン
あの内部 コルドバのメスキータだと思うんだけど・・・
本当だったら あんな所で撮ってるとは凄いよな~と感心
雰囲気がまさにあの感じだったので 多分間違いないと思うんだけど・・・

コルドバのメスキータ・・・
もともとあったイスラム寺院の中に 後にキリスト教の祭壇が作られたという
世界で一つしかない イスラム教とキリスト教が混在(!)してる教会
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by acine | 2007-08-12 22:49 | Estados Unidos 米映画
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候孝賢(ホウ・シャオシェン)の映画は トニー・レオンが出てた
フラワーズ・オブ・シャンハイを見て以来・・・

あまりのスローテンポに 半分以上爆睡
ヒロインが(どうでもいい)羽田美智子だったというのもあるけど
トニーが出た映画で こんなに爆睡したのは この映画くらい
(あと小規模だけど 花様年華も・笑) なのでストーリーも全く把握できず

そういう前歴があるので 正直どうかな~?と思いつつ
チャン・チェンとスー・チーが3つの時代を演じるというのは
やはり面白そうだったので鑑賞 ストーリー:こちら

静かだけど 時代によって雰囲気を変えてる 
二人の演技はとても相性がいい 台詞は少ないけれど
その佇まいや雰囲気で 十分に物語っている

そして全編を通じて光 太陽の光、逆光、ランプの光、ガラス越しの光
夜の街の光、蛍光灯の光 etc・・・が どれもとても美しくて印象的だった
候孝賢って こ~んなに美しい絵を撮る人だったんだ・・・! と目からウロコ

それも作り込みすぎず かつ計算された絶妙のバランス 
画面の色合い・色彩も美しい・・・ メリハリは効いてるけど
王家衛より控えめな感じで品がいい 香港と台湾の空気感の違いだろうか?
音楽もでしゃばらず引っ込みすぎず これまたセンスがいい

静かな映画にも限らず・・・飽きずに見れた
だけど これまた間で居眠り何度かしてしまったけど(笑)
つまらないからではなく すごく心地いいから ついつい・・・
台湾らしい まったりとした時間がどの時代でも流れてるせいもある?

チャン・チェン・・・派手さはないけど端整で 往年の名スターのような
いかにも映画俳優らしい クラシックな空気をまとっている
映画の中でこそ輝く スケール感のある役者だと思う
その若さに似合わないくらい 地に足のついた
静かな佇まいが 今回もとてもよかった

スー・チー・・・舌足らずな可愛い広東語のスー・チーもいいけど
ネイティブである北京語 出身地台湾での大人なスー・チーも凄くいい
3作で的確に演技を使い分けてたと思う ファニーなだけじゃないいい女優だ
3幕目の目の周りの黒い縁取がよく似合うスー・チーもよかった

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1幕目のレトロなビリヤード場が舞台の物語
3幕目の現代の台北の物語もよかったけど
個人的には 2幕目の遊郭での物語が一番印象に残った ↑

しかも この2幕目はサイレント形式で 
台詞は字幕がドーンと画面の中心に写るという大胆な演出
しかもその字幕の背景が オリエンタルな木彫りか金属の彫り
シノワズリーテイスト満点で 物凄く綺麗なのだ
台詞がなくとも 雰囲気は十分伝わるし こういう大胆な方法を
こういう雰囲気の話に使うというのも 凄くセンスがいいと感心

そして 演じる二人がこれまた 静けさの中 
たおやかでまろやかで 凛ととても品がいいこと この上ない
チャン・チェンの辮髪 二人とも美しい衣装も板についてるし
部屋に置いてある家具やら小物やら ガラス越しの灯りや
ランプの光・・・ 目に入るもの全てが とにかく美しい 
こ部屋に置いてある小物や家具 衣装をじっくり見せて~!という感じ
あの美しいカバーをかける鏡なんて凄い・・・

派手さはないけど 味わいのあるいい3編だった
まったりした台湾もの・・・いいわ

今日の映画:80点

チャン・チェン: 2046 ブエノスアイレス 番外編 愛の神、エロス
         王家衛+張震のクリップ サウンド・オブ・カラー 地下鉄の恋
スー・チー: ソウル攻略 ラブ・イズ・マネー 傷だらけの男たち

候孝賢プロデュース 台北之家@台北
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by acine | 2007-08-10 18:11 | Taiwan 台湾映画