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簡単に覚え書き 映画メモ 美しすぎだろ リリーちゃん


by acine
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公開時 気になってた映画

普段日本に暮らしてると お金のためとはいえ
こんな仕事を17歳の女の子が引き受けるなんて・・・と
驚愕の話かもしれない・・・

コロンビアとアメリカ 
需要と供給 貧しい国と富める国の格差 
そんなことをしないと お金が得られない現実・・・
なんとも考えさされるお話だ

ストーリー: allcinema

ただし アメリカの空港で一旦足止めされた主人公マリアと
入国審査官?とのやりとりを見ていると こんな危険な仕事をしてる人が
一杯いるんだろうなぁ まるで日常茶飯事のようなやりとりだ
そして アメリカ側も匂う人間はそうして食い止めているんだろう

それにしても 体内で破裂? 全部ドラッグが体内から出てこないと・・・・の
シーンにはこれまた 言葉が出ない・・・ 
いくらお金のためとはいえ 破裂したとしても 出てこなかったとしても
ここまで身の危険を冒してまで・・・!
しかも 主人公のマリアは しっかりしてるとはいえ 
まだ17歳で身重なのに・・・

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こんないかにも裏街道なストーリーを引っ張っていくのは
美しく地に足のついてる 数人のラテン女優たち 

コロンビア人女優として 初のアカデミー主演女優賞に
ノミネートというのも納得のマリア役のカタリーナ・サンディ・モレノ

彼女の演技や視線が素晴らしい 
落ち着いた雰囲気 その中で湧き上がる感情
静かで 繊細で 力強く ストーリーの中心に足をしっかり着け 
観てる者の視線を離さない

こんな仕事をしながらも 神に祈る姿
ラテン世界のこんなアンバランスな風景にも 何故か心を掴まれた

ラストも彼女に残ったものは 一体何だったのか? 
虚しさも感じる ほろ苦い映画だった

今日の映画:74点
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by acine | 2008-02-29 23:35 | Sudamerica  南米映画 | Comments(2)
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コスチュームものが続きます

待ってました! ケイトのエリザベスの2作目

1作目で とにもかくにも 私は女王様を演じていた
ケイト・ブランシェットにハマりました

あの貫禄の演技と 朗々とした台詞まわしに感嘆!
以来 もう大大大好きな女優になってしまいまして
私は彼女の為なら いくらでもひれ伏す!
あの年は 何でグウィネスが主演女優賞をもらったのか 
とにかく不満でしょうがなかった私 あれからずいぶん年数がたって
いるので 1作目のストーリーほとんど忘却の彼方なんですが・・・

今回は無敵艦隊スペインとの戦いを絡めての私的なストーリー
そんなわけで 歴史上起こった出来事の割には 
割合小粒なストーリー展開だな~と思ったのが事実

それにしても あの時代 大英帝国の長に果敢に立つ女エリザベス
威厳があって カリスマ性たっぷりだけど それはあくまでも対外的なもの

一人っきりになった時の彼女の孤独感と言ったら・・・!
比較的平和な時代の同じ名前のエリザベス とは
同じ女王でも 全然違うような気がする

ヴァージン・クィーンと呼ばれ 華麗な衣装を身にまといながら
立派で華麗ながら 息がつまりそうな ゴシックの建物の中で過ごす
その生活と言ったら まるで修道女のようにストイックで
欲や欲望なんて シャットアウトしている様は 神がかっているものの 
見ていて 余りにも人間離れしていて気の毒になる位だ

しかも 攻めて 攻め込まれての時代・・・
自分の国が負ければ 敵国の牢屋で最後を迎えるという悪夢と
背中合わせなんて 凡人の神経には耐えられないと思う
しかも彼女は女  男だとしてもこんなキツい仕事はないだろう

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そんなエリザベスを演じるケイト 贔屓目ではなく もうすんばらしい出来!
彼女の一挙手一動 その声 その立ち振る舞い 目が離せません
緊張感のある空気に 朗々と響く彼女の声にも 惚れ惚れ
しかも 1シーンとして 彼女の演技に不満なシーンはなし
ちょっと怖さまで感じる 能面のような白塗りの顔から
ただの人間に戻る場面もよかったし 怒るシーンや
激情するシーンの彼女の表情の美しいことったら・・・!
ラストの辺りなんて 孤独と威厳が 入り混じって 
まるでオーラのあるマネキン? いや神? もはや同じ人間とは
思えないような 不思議な存在感 オーラを放っておりました
やっぱり凄い女優だわ・・・と ますますケイトラブな自分を確認致しました
どうでもいいけど あの首周りのプリーツ・・・凄く気になったりして

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気の毒になる位ストイックに生きるエリザベスの前に現れるのが
クライヴ・オーウェン演じる 船乗りのローリー
興味があるくせに侍女に近づかせたばっかりにあぁ・・・
実は 今までまったく彼の映画とは縁がなくて 
初めてジックリ見たのだけど いやー これまたいい男だわね~! 
テイストとしては やっぱりUK一派のジェラルド・バトラーとも通じる 
いぶし銀の魅力のある可愛げのある大人のいい男ですな~
決して派手ではないのに 彼の出るシーンは妙に華やかな
ドキドキするような空気が醸し出されておりました 存在感ありますね~
今まで ニコラス・ケイジ似のもっさい人(?)なんて 思い込んでおりました

そして 脇を固める俳優達も 
地に足のついた達者な人ばかりで 安心して見れました

個人的には 何だ・・・この人?!と思ってた得体の知れない男が
リス・エヴァンスとわかった時のスッキリ感(笑) 
こういう役やらせると 本当に上手いよな~
そして エンドクレジットで初めて知った スペイン王フェリペが
ウソ~! ジョルディ・モジャ(スペイン俳優) だったのか~!
髪型全然違うから 全く気がつかなかったじゃないの~!
知ってたら もっと本気で見たのに・・・と残念でした 

さすがの演技のあまり報われないジェフリー・ラッシュ
若い侍女役がとてもハマってたふくよかなアビー・コーニッシュ
最後のシーンの顔がとても美しかった 自分こそが女王よと
プライドの高いメアリー役のサマンサ・モートンも上手かったな

個人的には 私はスペイン贔屓なので 
もう少しスペインにも頑張ってもらいたかったんだけど・・・
あっさりやられてしまいました 英国の女王がケイトだったら
しょうがないよな~と今回は諦めることにしますが
それにしても 映画でスペイン語を聞く度に 今年こそ
またスペイン語!と思うばかりで どうも実行伴わず

自分の幸せを捨て 国の幸せを願い 恋も心に秘め
結婚もせず 子供も産まず 国の母になることを決意
なーんとハードな人生なんだろうと ひしひしと感じた一作でした
私もケイトが女王なら 命を投げ出したい・・・と思う

今日の映画:83点
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by acine | 2008-02-26 23:57 | Europa  ヨーロッパ映画 | Comments(8)
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去年 食わず嫌いだったのを 深~く反省してしまった
フランソワ・オゾンの新作 やっと今頃見ました

いやー! 今回も魅せる 魅せる!
アルモドバル以上に 男のくせに 女を描かすと 
ほとほと感心するくらい上手い! フランソワ・オゾン
女をしっかり描けるのは 女性監督以外では 
もはやこういう系統(ゲイ)の監督の天下なんだろうかしらん
こういう感性 素晴らしいな~と思いました
彼らも含めて ラテン系の男性監督は 全体的に
女性の描き方のレベル 高いし 上手いと思う

アルモドバルの母への愛情にも似てるフェチ的な描き方や
井戸端会議的な描き方とはまた違い 視線はかなりシニカルで生々しい
女が女を観る視線と似てるような気がする そのラインがシビアというか
決して共感できない女なんだけど 所々妙にそんな彼女に共感してしまう
わかるわ~それそんな感じ (って抽象的だけ)
でも あぁやっぱり嫌な女だわ と ジェットコースターのように
こっちも翻弄されてしまい 見入ってしまいました

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夢見がち というかほとんど妄想世界に生きているけど
稀な文才に恵まれ 超マイウェイ道をとことん突っ走る女
小説家 エンジェル・デヴェレルの一生 
不幸なのか幸せなのか わからないけど 欲しいものを全て
手に入れた女の一生は 果たして どうだったのか・・・? 

この映画を見てて 思い出したのが ミス・ポター
エンジェルとは 正反対の品行方正な女 
そしてやはり好青年のユアンとは異なる男を彼女は
当然ながら 捕まえてしまうんである

決して このエンジェルにも 旦那にも共感できるとは言いがたい
なのに 映画としてて 見てて面白いのは 断然こっち
後々称えられる訳ではない 決して共感ができるとも言えないのに 
とにかくこのエンジェルのパワー勝ち

そして コスチュームものということで 出てくる出てくる美しいドレス 
決して 良家の出ではない女 エンジェルが着こなす衣装に
いちいち見とれてしまう様は まるでマリー・アントワネット の夢心地と何故か同じ
初めてエスメの部屋を訪れる際の ターコイズブルーの衣装の美しいこと!
念願の屋敷を手に入れ お金に糸目をつけず 
自分の好きなように整える そんな中に紛れ込んだ主人公達
いびつな物語の中の美 音楽も冒頭からラストまで何とも美しい

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そんな破天荒なヒロインを演じたのが ロモーラ・ガライ
不思議な名前 イギリス人だけど ユダヤ系ハンガリー人の血が
入っているらしい このロモーラの演技が とにかくアッパレ!
すっとんきょうな女エンジェルを まるで地のように演じてたのが凄い

彼女 ダンシング・ハバナ  では 優ラテン男 ディエゴ・ルナを相手に
まるでお前は乳牛か?!という位の肉厚感&ゴツさの印象しか・・・
タロットカード殺人事件では 単なるスカーレット・ヨハンソンの友達だっただけ

フィットする映画があると これはなかなか曲者かも
いや達者かも・・・と今回はほとほと彼女に感心
その地に足のつかない感じ するりと画面から抜け出るつかみどころのなさ 
決して美人ではないけど ハマる役があれば なかなか面白い女優だと思う

そして そんなエンジェルと結婚するのが エスメ役のマイケル・ファスベンダー
300では レオニダスの傍で 飛び技中心に大活躍してた彼ですな
細身だったスパルタ肉体一座とは違って 意外にもガッチリ系

自分より 才能も財力もある女 エンジェルに
”結婚して!” ”私がアナタを養ってあげる” なんて
普通の男が言われたら 面子丸つぶれな台詞を堂々受け
 (才能・財力ある方がそうするのは 合理的だと思うけど)
結婚してしまう 裏のある男をなかなか好演

今回は ビックリさせられることがなかったけど
シャーロット・ランブリング姐さんも オゾン名物? 
バチバチ火花が飛ぶ女対女関係に 品良く一役買ってました

そして哀れなのが 彼女の秘書となったエスメの姉
エンジェルに尽くし ラストの台詞も泣かせるじゃないか・・・
母と同様 エンジェルをしっかり理解してたのは彼女ではなかったか

それにしても 欲しいものを全て手に入れた女が 
必ずしも幸せではない  じゃ何が幸せなのか・・・?
何が幸せな一生と言えるのか・・・?

パワフルで破天荒 見ていて爽快だけど
余りにも痛すぎる女 エンジェルの一生 シニカルなシンデレラ物語
私は拍手を送りたい! いやー 面白かった!

今日の映画:83点
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by acine | 2008-02-25 22:46 | Europa  ヨーロッパ映画 | Comments(2)
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公開時 行きたかったけど 見損ねてた映画
10日ほど前に見たんだけど 今頃UP

オーストラリアの田舎町が舞台の子供もの
ストーリー:allcinema

今頃知ったけど ”フル・モンティ”と同じ監督だったのね~

決してお涙頂戴でもなく ドラマティックでもなく
アメリカ映画とかでありがちな 子供万歳な映画でもない
現実的でシニカルな視点で描かれた 一風変わったファンタジーという感じ

”プリシラ”とかでも そう思ったように 
オーストラリアが舞台の映画の 独特な乾いた空気感と
イギリスの監督らしい シニカルだけど等身大な描き方が
好感の持てる小作品 大人の為の子供映画という感じ

あれよあれよと犯罪人に仕立て上げられる父親
そんな原因を知らず知らずのうちに 罪なき娘と 
そんな妹を なんとか助けようとする兄
どんな状況になっても みんなを温かく支える母親

あれよあれよという間に 狼少年のように街中から見られてしまう一家

地味~な映画だけに こんな さりげない兄妹愛 家族愛
ぶつかりな合いながらも 放ってはおけない 家族愛がほのぼのとしていて
終盤あたりは まるで プチ ビッグ・フィッシュ? と思えるような
ファンタジックなシーンが とても印象的だった

シリアスだけど 後味はいい
ポビーとディンガンは 本当にいたんだろうか?
そうじゃなくても そう思わせるところがいい感じだ

今日の映画:73点
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by acine | 2008-02-25 22:01 | Inglaterra イギリス映画 | Comments(0)
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数々の映画が やーっと今年は陽の目を見そうな 
台湾の周杰倫 ジェイ・チョウのコンサート @ 武道館
最近 映画の仕事づいてますが 彼の本業はこっち

2年前に続き 今回も行って参りました 
誰もが撮ったであろう・・・この風景  ↑ 

武道館で コンサートを見るのは ずいぶん前に
イギリスの某バンドを見て以来・・・ すごく久しぶり
*何故だか ジェイの曲のギターソロ  何曲かが
 このバンドのギターのメロディによく似てるといつも思う
 
詳しいセットリストなどは アジアンパラダイスさん ご参照

雑感
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by acine | 2008-02-20 11:59 | cosa cinema シネマごと | Comments(21)
スウィーニー・トッド  フリート街の悪魔の理髪師
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ティム・バートンのダークなミュージカル
”パヒューム”のパリにも通じるような ダークなロンドンの街が舞台

こだわったオープニング ダークな色調 おどろおどろしい展開
まるで小宇宙を見ているような職人芸は 相変わらず冴えている

面白くなかったわけじゃないんだけど 
寝不足気味で 1/4位 うたた寝しながら見てしまいました

それにしても あのパイ屋は まさに恐怖の館そのもの!
監督夫人のヘレナも調子にのりすぎ 
ジョニーも調子にのりすぎて もう容赦ないというか
こりゃあないだろう?!な世界

一体これは復讐なのか 単なる無差別殺人なのか 
段々こっちも判断不可能 というか段々麻痺してくるし
まだ続くのか?と ちょっと嫌気がさしてくるのが事実

映画だと思っても あの地下の風景は恐ろしすぎる
そして あの理髪店の地獄へ直行みたいな仕掛け
恐ろしくストレート だけど延々続くから新鮮味がなくなってくる
あと 個人的には あのマシーンに驚きました 
何?! あのミンチの太さは・・・!!
ミンチを見るとトラウマになりそうな気がする

ゴシック&ロックテイスト漂うジョニーは顔を白塗りし
台詞がなくとも そこへ立ってるだけで 恐ろしく絵になる 
そして今回は歌も歌う ナイフを握り 苦虫をかみつぶしたような顔で歌う
こんな役はジョニーにしか出来ないと思うし 演技もさすが!
だったけど この役はあんまり新鮮味はないかも

出演者全員 歌いまくるんだけど 
その美しいメロディに相反して 恐ろしい展開が続くので 
いいミュージカルなんだか そうでないんだか
段々判断不可能になってくるのも事実 ミュージカルじゃなくて
台詞オンリーの方がよかったような気もする

同じグロ系でも スリーピー・ホロウは その世界観に酔えたけど
今回はどうもグロが度を越していて その世界に酔える部分が
どうもなくて いつまでこれが続くんだろう?と思ってしまった位
チャーリーとチョコレート工場ももちょっとブラック過ぎて 行き過ぎだったけど
今回もまた度が過ぎてるような気がするかな

個人的には クセもんイタリア人理髪師を演じた
巻き舌英語のサーシャ・バロン・コーエンが上手くて感心!

ジョニーが好き ティム・バートンが好きでも 
ちょっと今回はキツうございました 

今日の映画:68点
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by acine | 2008-02-04 18:49 | Estados Unidos 米映画 | Comments(6)
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昨秋 一足先に香港で見たというリンク先の方々より
なんだか凄いことになっている・・・と噂をいろいろ
聞いていたので かなり戦々恐々の中 鑑賞

噂のシーンは 確かにかなり激しいことになってたけど
思ってたより時間も少なかったし 皆さん言われてるように
この二人の関係を描くには 必要不可欠なシーンなので
全然問題なし それよりあの中途半端なボカシはいらない
余計不自然で 見てる方も集中力が切れる

それより こういう時代に こういう運命に巻き込まれてしまい
こんな生き方をするしかなかった哀しい人間たち
そんな男と女のドラマ性に片時も目が離せない・・・という感じ
 
いやいや 見ごたえたっぷり 
よく考えたら けっこうありがちでシンプルな話なのに 2時間半があっという間!
静かな映画なのに ある意味ジェットコースター映画
緊張感と痛みと陶酔の映画 ヴェネツィアで金獅子賞・・・納得

渋さ、痛さ満点のトニー・レオンの姿 その苦みばしった顔つき 瞳
彼の音楽同様 誠実に演じきった ワン・リーホン
どう見ても トニーの姉に見えるジョアン・チェン 他
キャスト陣も皆良かったけど・・・

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何と言っても タン・ウェイ!!! 
彼女の思わせぶりな表情、佇まい、スレンダーな体、
美しいチャイナドレス姿、彼女の一挙手一動に もう目が釘付け
大好きなトニーを見る余裕がなかなかないくらい存在感抜群だった

美女か? というと微妙だけど 
いかにもこの時代に生きてそうな中国古典的な顔つき
登場シーンから なんとも心地いいトーンの声もすごくよかった

よくこんな子を見つけたな~と アン・リーの目の確かさに感心
チャン・ツィイーより 断然大物のような気がする
まさに原石 どんな色にも染まりそうで 
実際 染まってた彼女は  この女スパイの役にピッタリ
劇中劇あり 心と体の変化をしっかり表現しないといけないので
かなりの難役 演じてるともう自分もボロボロになって
しまいそうな役だけど 変わっていく女を見事に演じきったと思う

(多分)レパルス・ベイでの 彼女とトニーの食事シーン
異様に時間がゆっくり流れて こっちまでがその場で二人の
息遣いまで聞こえるような ドキドキする陶酔する時間帯だった
そして アジトで感情をさらけ出すシーンも素晴らしかった

正直 何が彼女をそこまで 駆り立てたのか?
成り行きで そうなってしまったにしては もうドロドロの泥沼だ
トニーに絡んでからは もうますます抜けきれなくなってしまう彼女
そうなった原点 きっかけが今一つ わかりにくかったのが残念だけど
疑問は放っておいて 映画の世界に集中するだけ

怖いもんなしのこんな映画でデビューした彼女
いやー凄いわと素直に感心 そして感嘆

よって 本当になかなか観察しきれなかったトニーごめんよという感じ

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デビュー作である タン・ウェイはともかく
トニーほどの実力とキャリアがあれば こんな役を引き受けなくっても
 (ジョニー・デップが こんな役引き受けるのと同じじゃない?)
いいのに・・・!と 40代半ばにして凄いチャレンジャーだわ アナタは・・・
こんな役を引き受けるトニーにも驚いた これも演じてるとボロボロに
なってしまいそうな役だ 監督にとっちゃ必要不可欠な存在
ここまでやってくれる人は トニーしか確かにいないだろう

タン・ウェイとの 息詰まる関係
妻たちがジャラジャラと麻雀をする家jの中でも 
トニーの周りには 何か見えない境界線があって 空気まで違う
タン・ウェイとの傷を舐めあうようなベッドでのシーン
なんとも痛々しく 爆弾を抱え 冷酷にならざるを得ない男 
そんな男そのものになりきっていたと思う

うーん やっぱり中華圏映画って凄いわ
ドラマ性と芸術性とエロ 見事に絡み合って 
こんな濃密な見ごたえたっぷりの映画を作れるなんてレベルが高い 

ラスト周辺が急展開 そして今ひとつアッサリしてたのが惜しいかな
もっと観客を奈落の底にドーンと突き落としてくれた方が
もっと余韻が残ったような気がするけど・・・ 妙に尾を引く映画

なーんて 見るのに必死で 全然感想らしい感想になってないけど
これはまた見に行ってしまうの間違いなし
 
今度はトニーもしっかり見ないと・・・!

今日の映画:80点

まぁ~ それにしても チャイナドレスって美しい
それを着こなす中国美人も堂々としててカッコいい
華麗でいて なんだか生々しさも漂わせ なんとも色っぽい衣装だ
こんな衣装があってこそ こんな映画も生きてくるんだろうと思う
レトロでモダンで 生地も凄くバリエーションがあって面白いなぁ
大人の色気漂うマギー・チャンのドレス姿は絶品だけど
タン・ウェイのドレス姿もなかなかのもの
それにしても 難易度の高い衣装だ
ちょっとでも余分な肉つくとアウトだもの・・・
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by acine | 2008-02-04 18:03 | Asia アジア映画 | Comments(26)