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簡単に覚え書き 映画メモ 美しすぎだろ リリーちゃん


by acine
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売れっ子子役 フレディ・ハイモア
そして ジョナサン・リース・マイヤーズ ケリー・ラッセルを
主役に据えた音楽感動ものというイメージ 
ジョナサン出るから 見ておかないとね で見ましたが・・・
詳しく:東京美術通信

心で音楽を感じる・・・草原に立つ少年エヴァン(フレディ)
両親も知らず まったく音楽と縁がない生活を養護施設で送るけれど 
彼にはいつも音楽が共存していた・・・という冒頭 
ちょっと強引だけど なかなかいい感じ

そこから 10年以上前のジョナサンと
ケリーの出会いのシーンに時計の針は戻る・・・
クラシックを演奏するケリー ライブハウスでロックを演奏するジョナサン
全く相反する音楽を映像とともにミックスしていく感じはなかなかいいし
掴みはOK!という感じ

謙虚でピュアな少年を演じるひょろっとしたフレディ・ハイモアは
ネバーランドチャーリーとチョコレート工場の頃と比べると 
微妙な年齢(ルックスもちらっと)に さしかかってる気がするけど 
美しい目と自然な存在感 ふわーっとした台詞廻しなど いい感じ

そして 今回はまっとう系な役のジョナサン 毒気はほとんどないものの
ちょいと不安定な感じのヴォーカルもいい感じで ライブシーンもバンバンこなす
そして どこか不幸せな香りが漂うケリー・ラッセルも悪くない

しかし・・・

音楽ものにしたいのか? 
母をたずねて三千里のような 両親を探すストーリーにしたいのか?
子供を搾取する元締めとの擬似親子関係を描きたいのか?
施設を抜け出し ストリートチルドレン~神童物語にしたいのか? 
10年以上たって 一夜限りの忘れられない彼女を探したいのか?
どんな優先順位にしたいのか? 手を広げすぎて どうも核心が薄れがち

そしてストーリー展開も かなり唐突なので
ちょっとそれ 出来すぎじゃない?! 今更?というシーンが 
次々と出てくるので なんとなく醒めた目で眺めてしまうのだ

街の音が音楽に聞こえたり いろんな音が重なって音楽となったり
R&B風ラ・バンバからロックからクラシックまで・・・
様々な音楽を使ったり 意欲はわかるんだけど
それが効果的か?というと あれこれと偶然が重なりすぎる
強引なストーリー展開に これもメインディッシュであるはずの
大音量の音楽が どうもとってつけたように聞こえてしまうのが勿体ない

しかも フレディはいつの間にか 神童になってるし
その経緯も 神童ぶりも かなりわざとらしい・・・
なので 芸達者な子役のフレディも演じさされている感が否めず
監督の指導が過ぎてるような部分も多かった気がする

あとかなり出番の多い (嫌いな)ロビン・ウィリアムスの
オーバーアクト気味演技にも辟易・・・ ! 役柄も凄く嫌な役だったし
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どうも入り込めないまま 見てたけど 一番ほっとしたシーン ↑
初共演のくせに妙に気があってるのはご愛嬌だけど
二人の優しい眼差しがとても良かった

音楽もの&ジョナサンものということで 
ちょっとは期待してたものの どうも・・・な作品に終わってしまった感じ
だけど ジョナサンの歌もかなり聴けたし そういう点では悪くはなかったかな
ただし 舞台がアメリカ・・・ということで いかにもアメリカーンな歌ばかりで
やっぱりジョナサンには毒気と陰影のあるUK系の方がよいな・・・と思った次第

同じ題材で イギリスを舞台に ダニー・ボイルあたりに撮らせたら
こんな風に感動を促しすぎる映画でなく もっともっと面白くなったかも・・・

でも一番悪いのは あの○親ね

今日の映画:73点
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by acine | 2008-06-23 23:00 | Estados Unidos 米映画
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見応えたっぷり 凄く良かった!
映画らしい映画を見たという・・・充実感&満足感

2時間強の間 スクリーンに引きずり込まれて
ハラハラ ドキドキしながら 終始見てました
今年のアカデミー賞絡み映画では 一番好みかもしれません

見終わったあとの重苦しさと虚無感・・・ 
知らず知らずのうちに 足元に力が入ってなくて 
思わず階段を踏み外しそうになった位でした
詳しく:東京美術通信

美しいイングランドの風景 素晴らしいお屋敷 
そしてエレガントな衣装 花柄が一杯のインテリア
まさに英国テイスト溢れる美しい光景が目の前に広がる・・・

そんな光溢れる美しい風景の中でのドラマは
すべてが もう息詰まるような展開でした

光景も美しいけど キャストの演技もとにかく素晴らしかった
キャストの演技の一場面一場面 すべてがいわくありげで 
タイプライターの音と共に 見る側に ハラハラドキドキ感を与えっぱなし

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透明感があって 多感な少女ならではの 危うい存在感が
ものすごくリアルだった ブライオニー役のシアーシャ・ローナン
あのキリっとした顔つきと目 そしてあの細い体と白いワンピース
まるで 王妃の紋章のコン・リーのように 廊下を歩くシーン
姉とロビーに対する 純粋な心 かつ子供ならではの邪悪さ
そこにいるだけで 素晴らしい存在感だった

そして 姉セシーリアを演じた キーラ・ナイトレイ
海賊映画のお転婆娘なんかを演じてるより こういう役の方が断然いい
アゴとやせすぎが気になったものの 若いながら 
こんなエレガントさを演出するには アメリカの女優では無理 
花柄の服 グリーンのドレス どのシーンも決まっていたと思う 
ナース姿の時はナースのくせに 妙に化粧が濃くないか?と思ったけど(笑)

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そして 待ってました・・・! ジェームズ・マカヴォイ!
今回は特に素晴らしかったというか 最近見た中でも 一番よかったと思う
ラストキング・オブ・スコットランドでの傲慢なスコティッシュ若造も 
ペネロピでのヤサグレ具合も可愛かったけど
こういう正統派ラブストーリー(と言ってもよいかと思う)の方がよく似合う
二人の相性もとてもよく 例の図書室のシーンも
素晴らしく情感が溢れていて 見てる側も息が詰まりそうでした

なんとも味わい深い子だわ こういう憂いを持ってる男に女は弱い・・・
身分違いながら恋する男 そしていわれのない罪に問われ
刑務所から出征し セシーリアを想いながら 戦場をただ彷徨う男・・・
こんな闘わない 戦争シーンも珍しいと思うけど 延々彷徨うシーンも 
繊細な演技が自然に出来るジェームズだから間が持つんだと思う
最後のドンデン返しを思うと この彷徨うシーンがすごく生きていると思う

そして ここでも出てました 大人になったブライオニーを演じる
肉厚なロモーラ・ガライ エンジェルでは凄いわ!と感心したけど
今回は余りにも少女時代のシアーシャが印象的だったので
演技は悪くなかったけど あの子がこんなになる?という感じも否めず・・・
キーラ並の細い人がやらないと ちょっと説得力がなかったかも

大どんでん返しに ビックリしたラスト
ヴァネッサ・レッドグレーブの演技はさすがでした
彼女の語る 自分のやったことに対してのつぐない・・・

今更遅すぎる・・・ そして まさか そんなことだったとは・・・!と
切なすぎるロビーとセシーリアの二人にも 
取り返しのつかないことをやってしまったブライオニーも
3人とも なんとも哀しすぎて 思わず目頭が熱くなってしまいましたが・・・

あとで思えば・・・ 

何故あの晩 そのあとでもいいから 
セシーリアは 彼の罪を晴らそうとしなかったのか?
何故 妹を問い詰めなかったのか?
時代や身分の違いがそれを許さなかったのか?

しかも元凶が あのどうでもいい二人の事と
いうのも なんともやりきれない話だと思う

余りにも 美しく 重く 哀しく 切ない 物語でした
原作を読んでみたくなりました・・・

今日の映画:85点

この原作者 イアン・マキューアン
Jの悲劇もそうだったのね!?

後日談:

すっかりこの映画に私はハマってしまってリピーターしました
映画自体も本当に素晴らしいけれど・・・

マカヴォイくんの演技のなんと繊細で素晴らしいことよ!
すっかり彼の演技に魅せられてしまいました
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by acine | 2008-06-21 19:32 | Inglaterra イギリス映画
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予告を何度か見て テンポがよくて なかなか面白そう
そして あの サンキュー・スモーキング と同じ監督ということで 
これは見ておこう!で見ましたが・・・ 
詳しくは:シネマ・トゥディ

↑の通り 16歳の高校生の女の子ジュノが予期せぬ妊娠をしてしまう
それにまつわるストーリーなんだけど・・・

オープニングのアニメーションの街を歩く
エレン・ペイジ演じるジュノの姿にまずは引き込まれ・・・

そして アメリカ的感覚と日本的の感覚の違いに ???と驚くのだ

冒頭の妊娠検査薬を 街の雑貨屋に買いに行って
口の悪い店員の男相手に 妊娠したというのがバレバレな会話をするジュノ

その1:こんなどーでもいい 赤の他人に
     堂々とバラさなくてもいいんじゃない?!

そして バンド仲間の相手ブリーカー 友人 家族に告白
中絶を諦めて 生むことにしたけど 育てることは出来ない・・・
なので 自ら里親を探し 交渉成立まではいい

そして 段々と大きくなるお腹を抱えて ブリーカーの家に行くんだが
彼の母親は何も疑ってない というか 何も気にしてない・・・

その2:いくら自分たちで解決するとはいえ 自分の息子にも責任あるのに
     あんなに他人事でいいのか? ブリーカーの母親よ!という感じ
     ジュノのお腹が大きくなった原因を考えないのか~?!
     アンタの息子も加担してるのにね・・・
 
そして 妊婦ながら 堂々と学校へも行くジュノ

その3:あぁいうのはアメリカでは まわりも誰も気にしないんだろうか?         

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普通 中学生や高校生の妊娠なんて 
日本じゃウェットになってしまいそうなのに
(今は違うか~?!) 悩みつつも あっけらかーんとして 
毒舌トークを連発するジュノ そのとりまく環境に 
こんな世界もあるんだな~と ウェット気味日本人はそう思う

そんないかにもアメリカーンなこの映画の世界で生きる
主人公ジュノを演じる エレン・ペイジがとても可愛い!
生意気で 素直で 毒舌トークをぶっ放すジュノが
この映画で 自然に存在できるのも 彼女の存在感があってこそ

アカデミー賞を取ったという脚本は 確かに面白いけど
ジュノの16歳にしては 余りにも達者すぎるシニカルなトークは 
かなり行き過ぎ感もあったりして そこまで言うか?!と 
段々 嫌味ったらしく聞こえてこないこともない・・・
そして 例の夫婦の夫と繰り広げられる 
かなり気の合った 余りにもオタク的会話にも(笑)

だけど 養子縁組をする夫婦とのある日をきっかけに
毒舌なジュノが消えた辺りのエレン・ペイジは本当に可愛くて健気で
台詞のやりすぎ感ありでなーんか嫌だな~と
思ってた世界から いい具合でこっちを引き戻してくれた

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いろいろとジュノと絡む理想の夫婦も妙に心に残る・・・
理想的に見えて どこか無理があるカップルで 最後には案の定・・・
あまりにも子供が欲しくてシリアスになりすぎて 綺麗なのに
美しいを通り越して怖さまで感じる 妻役のジェニファー・ガーナー
(若い頃のジュリア・ロバーツに似てるけど ちょっとジュリエット・ルイス風味も)
だけど 彼女のあの真剣な思いは なかなか男にはわからないだろう
でも あんな風にストレートに来られると あの旦那のように
きっと男は怖くなって 逃げ腰になるのもわかるような気がする

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そして 成り行きで子供を作ってしまった若い二人・・・
↑のあたりのシーンから この二人が本当に可愛い
気持ち悪く思えてたブリーカーまで なんとも可愛く思えてきて
出産後のシーン 思わず涙が湧きそうになったし ラストのあのシーンも後味いい
毒舌じゃない時のエレン・ペイジの方が実は見ものだと思う

ジュノの父親(凄くいいお父さんだ!)や継母、親友も
突っ走りがちなジュノをしっかり支えて 周りはいい人ばかりというのも
これまた映画的なんだけど これはこれで悪くない
念願の母親となったジェニファーの行く末が心配ではあるけれど・・・

やりすぎ感のある 主人公のシニカルな毒舌トークの中に 
正統派のストレートな演出がチラっと混じってるのが 
とっても効果的で いい大人がほろっとさせられてしまう
大人のための高校生妊娠映画という感じもする 

今日の映画:79点
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by acine | 2008-06-17 19:48 | Estados Unidos 米映画
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月初のスカパー無料デーにて録画したものの 
延べ3,4日かけて やーっと見終えました

内容は香港映画、シンチーならではの 旧正月モード満点の
なんとも○カ○カしい おめでたい映画でございました(笑)
こんな映画:Amazon

女泣かせの(笑)タルト店店員シンチーは主役だけど 
さほど出ずっぱりでもなく スパイス役という感じ
シンチー映画でお馴染みのン・マンタや その他”食神”やら
”少林サッカー”やら お馴染みの濃い濃い人たちで脇を硬め
シンチーの初恋の人(笑)として サミー・チェン
同じ店員仲間のエリック・コッ(可愛い)とクリスティー・ヨン
スー・チーとダニエル・チャンなど 当時の若手も花を沿え
強烈キャラで サンドラ・ンまでが登場
まさに終わりよければ全てよし 旧正月映画!

普通にしてれば シンチーはかなりのレベルの男前だと思う
この映画でも大変カッコよかった 若い頃はすごく良く似てると思う
天下のトニー・レオンより 顔立ちはスッキリしてより綺麗ではないかしら? 
そしてあのベタでシニカルな笑いはここでも健在 
大の大人が・・・!という○ホらしさも満点 
女泣かせの裏には涙ぐましい努力や秘話がいろいろ(笑)
そして 当時30代のシンチー&20代のサミーが
高校生時代も演じたり・・・ 二人のトイレのシーンも大笑い

個人的には 可愛いクリスティーに憧れる 
シンチー以上に出ずっぱりのエリック・コッがとても可愛いかった
大車輪で 愛嬌のあるコメディアンぶりを見せている
そしてここでもめっぽう可愛いスー・チー メイクもカッコも強烈な
サンドラ・ン おきゃんで可愛いサミー そしてマンタを始め
タルト店の味わい深いおかしな店員てんこもり・・・!

e0079992_1254964.jpgこんな映画を見ると 
この映画のようなコテコテの店で
エッグタルトが食べたくなる~!
← ’06 中環 壇島珈琲餅店にて

なんにしろ 大の大人が
こんなおバカ映画を堂々と作ってしまう
この頃の香港映画は偉大だわ~!

今日の映画:78点

そんなシンチーの新作 ”ミラクル7号”
最寄でも 字幕版がちゃんと見れそうで一安心!
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by acine | 2008-06-10 11:58 | Hong Kong  香港映画