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簡単に覚え書き 映画メモ 美しすぎだろ リリーちゃん


by acine
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いやー もうマイりました

もっと心理的サスペンスか 
心理的ダークファンタジーと思っていたら・・・

ホラーじゃないですか!
ホラー! 私の苦手なホラー!
見終わって 数時間・・・
もうもう 呆然としておりました

UPする写真も 怖いの見るのは嫌なので 
極力平和な写真にて でも・・・あの奥に・・・!!!

スペイン映画だし
ギジェルモ・デル・トロ プロデュースだし *パンズ・ラビリンス
個人的にも好きなベレン・ルエダ主演なので *海を飛ぶ夢
絶対 見ようと思っておりましたが・・・

スペイン映画らしく 情感たっぷり 不穏さもたっぷり
母の愛もたっぷり 重厚感たっぷり・・・
スペイン映画らしく 容赦なく 物語は進行していくのですが・・・
詳しく:ムービーネット

前半はまだなんとか見ておりましたが・・・
あの事故のシーン (トラウマになりそうです デル・トロ風味)やら
霊媒師のシーンやら・・・ その辺から来るな~と思うと目を瞑っておりました

だけども 冒頭から 凄い効果の効果音
ギシギシと軋む廊下 バタンとしまるドア どこからともなくする音・・・
効果音が目を瞑っていても 容赦なくドキドキさせます

終わり1/3 ほとんど目を瞑っておりました・・・
何度 抜け出して 帰ろうかと思ったか・・・

怖い効果音 時折たまーに理解できる台詞で
なんとなく そんなシーンが展開されてるんだろうなぁ・・・と
恐々想像しつつ 目を瞑っていても
怖い怖い効果音と音楽に ドキドキさせられっぱなしで
かろうじて ラストはなんとか目を開けました

しかし いくら 愛は強し 母は強しといえども
小心者の私には あんな真似は絶対出来ないし
あんなことが起こって あの屋敷に住めないし 
あんな所へ一人で残ることなんて ありえない・・・!

重厚な作りなので ホラーが平気な映画好きの人には
きっとウケると思いますが まさか こんな映画だとは~!
ベレン・ルエダの鬼気迫る演技は凄く良かったと思うけど
とにもかくにも ショックが抜け切りません・・・

それにしても スペインにも ”だるまさんが転んだ”があるんですね~
しかし 終盤のあの遊びは怖すぎでした
どうでもいいけど 私たちは”インド人の◎ろんぼ”でしたね

今日の映画: 半分近く見ていないので 評価できず・・・

見てないのに 異様にエネルギーを使いました
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by acine | 2009-02-24 23:11 | España  スペイン映画
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ダニー・ボイル おめでとう!
そして スラムドッグ$ミリオネア チームおめでとう!

ということで・・・
アカデミー賞の生中継を カウチポテト(死語)ならぬ
カウチチョコクッキー&スルメ&コーヒーにて鑑賞しました

ここんとこ忙しく 休みのサイクルが狂いがちでして
先週~この週末にかけて 目一杯前倒しし
昨晩 なんとかかんとか 仕事のカタがつき
アカデミーを生中継で見るわ~!で 本日休業!

結果がわかってから 録画を見るとの違って
やっぱりライヴで見るのは ドキドキしてよいですね!
かなりイライラする同時通訳や wowowのスタジオにいる
やはりイライラする女二人を除けば・・・!

今回はレッドカーペットは比較的あっさりしてまして
すーっと ヒュー・ジャックマン司会の本番へ・・・
しかしヒュー・ジャックマンってこんなに芸達者な人なんですね?!
初めて知ったけど 何でも食べていけそうですねぇこの人

バズ・ラーマンが演出を担当した ビヨンセとの共演
歌の相性は残念ながら 今イチだったかな
しかし ビヨンセの太ももの逞しさに驚きました

冒頭 ヒューが紹介する受賞有力アクターたち
(多分フランク・ランジェラ)のすぐ後ろに 
ダニエル・クレイグ発見! おぉー!儲けもんだわ!
 
しかし その後はあんまり写らずというか 
賞の発表に気を取られていたので 
なかなか客席まで見る余裕がありませんでした

その後 ダニエルはサラ・ジェシカ・パーカーと 
衣装とかメイクアップとか辺りのプレゼンターをしておりましたが・・・
(個人的には)かるーい印象のサラとは可もなく不可もなく
あんまり相性よくなかった感じ 

相変わらずタキシード姿がキマってて素敵!
落ち着いてて品もよいです しかし落ち着かない同時通訳に
あのよい声がかき消されて 聞こえにくくて残念でした 

賞の結果:シネマトゥデイ

まずは ダニー・ボイルのスラムドッグ$ミリオネアが 8部門受賞 万歳!

”トレスポ”見た時から ダニー・ボイルの映画は大好きなので 素直に嬉しい!
一時期は落ち込んでたので この華々しい復活ぶり 嬉しいです
そして その題材の面白さ(面白そうなところ)が いかにも彼らしいなと・・・
そのチームのファミリー的結束力 舞台上でも仲よさそうなところや
ムンバイへの感謝・・・ とても好感が持てました 映画が楽しみ!

ダニー・ボイル監督作感想: ミリオンズ サンシャイン 2057

手元にある好みのダニー映画何作か また見てみたくなりました

個人的には 甲乙つけがたく 大好きなのが 
”トレインスポッティング” ”普通じゃない” の2作
(この2作はサントラも大好き! ダニー映画は音楽もすごくよい!)
あと ”シャロウグレイブ” ↑の”ミリオンズ” も好き!

そして 受賞コメントでは・・・ 

別にヒース・レジャーが好きなわけでもなく
ダークナイトも正直そこまで凄い演技?と思っていたくせに
思わず涙したのは ヒースの家族のコメント
彼のお母さんが若くて綺麗なのにもびっくり

そして じわーっと来たのが そっち系?の
”ミルク”の脚本家 ダスティン・ランス・ブラックのコメントと 
やっと取れたケイト・ウィンスレットのコメント
感極まっていた二人に こちらもグっときてしまいました

あとドキュメンタリー賞を取った女性のコメントもよかった

印象的だったのは ショーン・ペン
なんともよいさじ加減のさすが・・・のコメント
ブラッドが取ってたら(取れるわけないけど!) 
こんなコメント言うの絶対無理よね・・・と思いながら見てました
ミッキー・ロークのコメントも取れてたら 
これまた面白そうだよな~と思いつつ・・・

*事前番組の予想で 現地の評論家が
ブラッド&アンジェリーナは アクターというよりムーヴィースター 
こういう賞取りとはまた違うと言っていて・・・ それは私も同感 
ま ここはハリウッドだから 華やかなのも大切とも言ってたなぁ

そして 壮観だったのが
主演、助演・男優・女優賞発表のシーン
過去のウィナーが5人登場して 各人を紹介していくというもの・・・

若いのから年寄りまで ベテラン勢は貫禄十分で
特にソフィア・ローレンが どーんと仁王立ちしてて
もう凄い迫力でした(笑) そんな彼女に比べると
ニコールもハルもペーペー まだまだ小娘状態でした

そのコメントたちも 親のような愛情系
愛をこめたリスペクト系 お友達(過去の共演者とか)コメント系
お互いよく知らないので無難系・・・など
これはこの系統ね(笑)という感じに わかりやすく
分かれいて けっこう面白かったな~(笑)

あと 衣装では

個人的には エイミー・アダムスの赤いドレス&ボリュームの
あるネックレスの組み合わせがメリハリ効いて好きだったけど 
彼女の体型に合ってるのかはどうかな? 
ちょっと上背が足りない?という感じ

それから 今回 気になったのは 
シャンペン~ベージュ~ゴールド系ドレス

綺麗だな・・・と思ったのは

ティルダ・スゥイントンのブラウスとロングスカート
シンプルだけど 凄く素敵でした

アン・ハサウェイの シンプルな華やかなドレス
ペネロペ・クルスの上半身シンプル、下半身ボリューム
たっぷりなドレスも 壇上に上がる時に凄く綺麗で 
二人ともシンプルな髪型によく似合ってました

そういえば ペネロペ 英語~最後にスペイン語に変えた
スピーチも 去年のハビエル同様 よかったね
日本人だって 堂々と日本語をもっと混ぜたっていいのにね~

参考:Variety Japan

あと ドレス云々より 雰囲気が素敵だな~と思ったのは
ロビン・ライト・ペンとメリッサ・レオ

今年はお洒落女王(&演技でも女王!)の
ケイト・ブランシェットがいなかったので残念でした

ざーっと3時間強見て 思ったのは・・・

やっぱり特殊効果がどうとか 
そういう効果を 利用して演じる映画とかより

無名の人を使って 予算も苦しい中 よい意味で結束して
ファミリー的関係で こんなに評価される作品を作ったり
顔があんなになろうが 体を張ってのレスラー役でカムバックとか
そういう技術に頼り過ぎない まずは人間ありきの映画の方に
スタッフやキャストたちの映画愛を感じるし 
私は惹かれるなぁ・・・と思ったことでした

あと 大好きな街!バルセロナが舞台のアレン映画も楽しみ

というわけで アカデミー賞雑感おしまいです

イライラする同時通訳のない 
落ち着いて見れる録画版もまた見てみよーかな?!
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by acine | 2009-02-23 17:27 | cosa cinema シネマごと
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チェ2作を見て 再び見たいな~と思っていたこの映画
4年ぶりに見てみました 公開当時の感想

これはまだ医学生だった チェことエルネストが
友人のアルベルトと共に 南米大陸をオンボロバイクで旅する物語
エルネストを演じるのは ガエル・ガルシア・ベルナル
詳しく:角川映画

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久しぶりに見てみたら・・・ すっかり忘れかけてるところもあって
大の男が二人乗りで出かけたんだっけ?!と冒頭から驚いたりしましたが

チェ2作を見て この映画を見ると 監督も違うし
役者も 小柄なガエルと大柄なベニシオと違うものの 
その視線 その先に見つめるもの 匂いは同じ
彼が見ているのは まず人間 人間ありきなのです
不思議と印象は自然につながっていました

静かな映画なんだけど その志を感じる映画というか・・・ 

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南米の貧困 そんな人を目の当たりにすること
旅をしながら 病人の治療をこなし 
ハンセン病の施設で手伝いをする 人間エルネスト 
そして この旅を通じての変化
ベネズエラでの アルベルトとの別れ

今見れば この旅があってこそ・・・
あのキューバの物語があるんだなぁという感じで
また 違う目線で見ることができました

やっぱりガエルのチェもよかったなぁ・・・
ガエルの真摯な視線や姿勢も凄くよかった
あと10年後に 今回の2作の間の出来事
革命後~ボリビアに旅立つまでを
ガエルがまた演じる映画が出来てもいいな~と思いました

公開当時もへーぇ!と思った 口八丁の友人アルベルトを演じた
俳優ロドリゴ・デ・ラ・セルナは チェ・ゲバラのはとこらしいですね 
凄い世界です

今日の映画:82点
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by acine | 2009-02-12 21:18 | Sudamerica  南米映画
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チェ パート1 で居眠りしてしまった部分を 再び見て
ゲバラ本を読みつつ臨んだ チェ パート2

革命を起こす!とキューバの森を歩いていたパート1

同じように ボリビアの森の中を仲間と歩いていても 
その色合いはまったく違っていて 見れば見るほど
進めば進むほど 底なし沼に陥っていく チェとその仲間たち
救いのない森の中をひたすら進むのみ・・・
詳しく:東京美術通信

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太陽の光も雨も風も彼らに味方していたと思える
パート1の色彩 毛色 空気感・・・

カストロに別れの手紙を送り キューバでの地位を捨て 
妻子からも離れ 変わらぬ信念だけ持ち 
同じようにボリビアへ潜入したものの・・・

ラモン そしてフェルナンドと 偽名を使いながら
外国人としての難しい立場が キューバ以上に彼に立ちはだかる
当てにしていたボリビア共産党 そして 民衆の協力も得られず 
物資も切れ アメリカの介入も受け どんどんと底なし沼へ・・・
八方塞となり 限界が見えてきてしまう チェの姿が悲しい・・・

年齢的なものか 持病の悪化か 周りの影響か
キューバの時のような 勢いやカリスマ性はあまり感じられず
外国人という立場もより厳しく ひっそりとするしかなく 仙人のような感じのチェ

1と同じく淡々とした進行だし 1以上に地味な展開だ
娯楽や面白さを感じる映画ではまったくなく 
革命家としての派手な演出・ストーリーもなく
ただひたすらチェの動向を追っているだけの映画 

希望も救いもなく とことんシリアスだけど
見る側も正面から向き合えば 映画もちゃんと
こっちを向いてくれる・・・ような気がする

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とにかく凄いのは ベニシオの演技!
前半は森と仲間たちに埋もれているようなチェだけども
喘息に苦しむ姿 あの山の中の銃撃戦の辺りから彼の存在感が凄い
最後の小屋のシーンでは まるで神かキリストか?!と
いう感じでもう凄かった 神がかってましたもん・・・!!!
役者ベニシオ・デル・トロの底力をひしひしと感じました

そして 最後 
キューバへ向かう船での若きチェの姿
無音のラスト そして エンディング

エンドクレジットは 音楽もまったくなく 
クレジットが流れるだけなんだけど その日いた観客たち 
誰一人としてクレジットが終わるまで 立ち上がらなかった

本当にずしーんと重くて どうしようもない
無力感を感じて 立ち上がれなくなってしまうのだ

個人的に好きなのは パート1の方だけど
パート2のこの重さと無力感・・・

余韻が残るパート2でした

今日の映画:82点

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カンヌに続き スペインのゴヤ賞でも
ベニシオ 主演男優賞獲得! 納得です

あと エンドクレジットで初めて気がついたけど
気になるジョルディ・モジャ(スペイン)もこの映画へ出ていてビックリ!
ちゃんとチェックしておくべきでした

あと”ラン・ローラ・ラン”のフランカ・ポテンテも出ていてビックリ
彼女もチラっと出てきたドイツ人役のマット・デイモンも皆スペイン語喋ってました

ボリビア
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by acine | 2009-02-12 20:31 | Sudamerica  南米映画
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”チェ 39歳 別れの手紙” も 底なし沼映画だったけど
この映画も 底なし沼へまっしぐらという映画

なんと監督のシドニー・ルメットは御歳84歳らしい・・・!
演技達者な役者を使っての息詰まる展開を見せきったのは
すごくよかった  だけど見るのにエネルギーの必要な映画でした
詳しく:映画生活

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会社の金を使い込み 可愛い妻ともどうも上手くいかない
兄のアンディに フィリップ・シーモア・ホフマン

正直彼のルックスは どうも受け付けないタイプなんだけど
このいけすかない兄を上手く演じていて
人間の嫌らしさやコンプレックスの表現の仕方はホントに上手い 
ルックスは・・・でも それを遥かに超える演技力があるから
あのルックスも気にならないんだろうかな~?

そして 離婚し 子供の養育費を払わないといけない
ダメ親父っぷりが哀しい弟のハンクにイーサン・ホーク

イーサン見たのは”ヒマラヤ杉・・・”以来じゃないかしら~? 
ほどよい歳の取り方をしていて 顔を合わせれば
養育費を払って!と妻になじられ 兄嫁との不倫に走るダメ男ぶり 
そして 計画が失敗して狼狽しまくる姿が 妙に板についていた

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イーサンが不倫に走る兄嫁 
これまたものすごく久しぶりに見たマリサ・トメイ

社会的には成功していても あのホフマンのそばへいるより
義弟のイーサンのそばに彼女がいる方が 絶対似合ってると思う
この人も意外と歳を取ってなくて 女の可愛さ 嫌らしさを
うまく演じてたと思う しかし 3分の1くらい脱いでるシーンで
けっこうビックリしたけど あの年齢であの体はなかなか凄い!
特に後ろから見たヒップラインが凄く綺麗だった

そして 兄弟の父親役にアルバート・フィニー
大きな体でこれまた達者な演技が上手かった
人間的なのに あの何を考えてるかわからない顔つきが絶妙

それにしても いくらお金に困ってるからって 自分の両親の店を襲う?!
最悪の場合を考えないんだろうか・・・?
しかも 本名でレンタカーを借り 実行犯の家に迎えに行き
その妻に堂々と顔を見せる 指紋を服でふきまくる・・・
果ては車に忘れ物をし また堂々と店へ取りに行く
そして 実行犯の家に行き あんなスキを見せるなんて・・・!

素人が見たって この兄弟の計画は穴だらけ・・・
周到に準備したようでも しょせん素人 根っからの犯罪者ではない
なので そんな浅はかさや やぶれかぶれぶりが妙に目についた
失敗した弟をなじるけれど 責任を押し付けた兄の責任だって重大だ

そして 何かがあると 夫婦も家族も兄弟もあっけなく崩壊 その危うさ
そういう人間の弱さ 足りない部分を この映画は見せたかったのかな?と思う

携帯の扱いや公衆電話の使い方とか 
現代でありながら ちょっと古臭い感じがしたのが 
監督が高齢だから感覚がまた違う?

よい意味での重厚なそのクラシックな演出を生かして
思い切って 舞台を1900年代半ば辺りに 
時代を設定してもよかったんじゃないだろうか? 
多分その方がぐっとこの世界にハマりそうだと思った

家族崩壊 夫婦崩壊 小悪党の崩壊を上手く描いた
見ごたえたっぷりの映画だった 
底なし沼へずぶずぶなので 後味はあんまり良くないけれど・・・

それにしても テーマ曲がこの映画世界へピッタリ

今日の映画:78点
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by acine | 2009-02-12 19:49 | Estados Unidos 米映画
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この世知辛い世の中 孤独感を感じるこの世の中
どこへでも こんな人間がいても (もしくは予備軍)
まったくおかしくないんじゃない・・・?! 
犯罪に走らないだけマシだけど なんとも哀しいお話だ

ウォームな味わいながら 彼らのように寛大には
自分はなれないかも・・・と シリアスに見てしまう映画でした
詳しく:CinemaCafe.net

主人公ラースを演じる ライアン・ゴズリングは
田舎町の引っ込み思案の青年らしい 
ぽってりした顔と体つきで リアルに主人公を演じていた

しかし あの空白の6週間に彼に何があったのか?
過去からの痛手が積もり重なって あぁなってしまったのだろうか?
いきなり飛んでしまう6週間が気になるところ・・・

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ビアンカ 今風の別嬪さんでした
ブラジルとデンマーク?のハーフとか言っていたけれど
ちょっとアンジェリーナ・ジョリー風味で
しかも あんなキラキラした格好してやってきて
宣教師だったとは・・・!(笑)

突然 リアルドールがGFと言われて ちゃーんと受け入れる家族
そして 会社の同僚たち 教会のメンバー 街の人たちはエラい
この辺が映画だなぁ・・・と思いつつ アメリカの田舎町だったら
こういう世界もあるのかな・・・と思わせるところは上手い
都会が舞台だと成り立たない話よね

冒頭から ラースのことを気にかける兄嫁にエミリー・モーティマー
こういう役温かみのある普通の人を演じさせるととってもハマる 
そんな義弟を心配しつつ あいつはとうとう頭がおかしくなった!と
嘆く兄(旦那)を引き込み 街の人たちを巻き込んでのくだりは 
やりすぎの感があるけれども・・・
この映画を見ていて なんとなくポビーとディンガンを思い出した

そんなストーリー展開に どうも納得がいかない自分がいるものの 
ラースは一体どうなっていくのか?! 真剣に見てしまうしかない

ラースは閉じた心を ビアンカを通じて 腹話術のように
自分を表現してたような気がする これは極端だとしても 
こんな心を閉じてしまってる人間 ともすれば 
閉じてしまいそうな人間 今の時代は一杯いそうだ

だけど そんな優しく接するだけでいいの?
現実を知らせるのも必要じゃ?! なんてことを考えつつ 
見てしまう映画だった 温かい部分もあるけど 
けっこう観客を突き放した映画かもしれない

正直 兄夫婦や街の人たちはなんて心が広いんだ・・・
特にすべての女性の心の広さ 器の大きさは感心
あの素敵な女医さんだって いい人すぎる!
でも どこか困惑しながら どう受け止めてよいのか
どうもどっちつかずで 見ていたのも事実
私は あの街の人たち あそこまで寛大にはなれそうにない・・・

ラスト あの彼女と上手くいきそうな気配があったのは救いかな~

あと兄役の俳優さん いい感じで好みでした(笑)

今日の映画:74点
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by acine | 2009-02-08 16:32 | Estados Unidos 米映画
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初老を迎えようかという 男二人の友情物語
なんとも 瑞々しく そして現実的で 
爽やかな余韻が残る いい映画だった!

フランスの美しい自然や庭を舞台に人間も自然
40年ぶりに出会う 小学校の同級生二人

家業の薬局をつがず パリで画家をしている男に ダニエル・オートウィユ
国鉄の仕事から身を引き つつましく地元で暮らし
画家の家の庭師となる男に ジャン・ピエール・ダルッサン
詳しく:映画の森

おフランス映画なので 男だろうが 
そんな年であろうが 喋る!喋る!

ま それはいつものことなので 驚かないけど(笑)
二人の男優の息がピッタリなせいか
この映画でのお喋りはなんとも心地いい
そして 時折考えさせられる・・・

いくらか感じる 40年間の空白・・・
空白の期間の地位やライフスタイルの違い・・・
そんなものをものともせず 徐々にお互い影響をし合う二人
こんな歳で こんな友達に再び出会えたら 最高だろうなぁ・・・
と思わせる 男二人のお互いを思い合う
損得なしのシンプルな友情がとても心地いい

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片や経済力がある程度ある家に育ち
画家となり 花のパリで暮らしているが
妻と別居中 娘ともどうも上手くいかない男

そして 暑い日も寒い日も 線路に砂利を敷き
早めに仕事から身を引き 娘一家の心配をしながら
つつましく妻と仲良く暮らす 今はパートタイム庭師の男

私はダニエル・オートウィユは大好きな俳優だけど
今回は出だしのいかにもなんちゃってピアノ演技
(しかもジャズ系)や 絵筆を握る画家というのは 
ちょっとミスキャストじゃない?(かえって庭師の彼の方が
どちらかというとアーティストっぽい風貌)と 思ったりしたけど 

見ていくうちに 画家という役が ちゃんと馴染んでゆき
ブルーカラーで慎ましく暮らす友からの影響を受けてゆき
行き詰っていた妻や娘との関係も好転し 
気がつけば とても微笑ましく彼を見ていた私・・・

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そして 同級生の庭師は ひょうひょうとしながら 
慎ましく真面目に身の丈で生活し 決して 都会帰りの画家の
悪い習癖には迎合しないその潔さ そして語られる奥さんの話・・・

一見つまらなく見えるかもしれない彼の生活は
地味だけど とても地に足がついていて 何もかも見ているだろう 
パリ帰りの画家に 段々と影響を与えていく

笑顔をたやさず 真面目でも ユーモアもあり
身の丈で暮らす彼には 小さな幸せをちゃんと幸せと感じる能力がある

そんな慎ましい庭師を演じたのが ジャン・ピエール・ダルッサン
サン・ジャックへの道では アル中の情けない男だったけれど(笑)
この映画の庭師役は本当に素晴らしかった!
そのまま その庭師が現実に存在してるかのようで・・・

エンディング間際の

体調が悪いのに 自分の菜園で野菜を世話する庭師
持参のラジカセから モーツアルトの曲が流れるなか・・・


”菜園が人生だ” 


この台詞には 涙しました

菜園・・・という言葉に こんなに心動かされるとは!


誠実でとてもよい映画でした

美しい田舎(自然)の中で 
まるで少年のようにキラキラとした おフランスのオヤジ二人の
友情が微笑ましくうらやましかったです

こんな小作品があるから ヨーロッパ映画は凄いよね 
おフランス映画だっていいよね・・・となる

こんな味わいはハリウッド映画なんかじゃ 絶対味わえないもんねぇ

今日の映画:81点
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by acine | 2009-02-03 23:36 | Francia フランス映画