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簡単に覚え書き 映画メモ 美しすぎだろ リリーちゃん


by acine
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PARIS    '08  フランス

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セドリック・クラピッシュ監督のパリ賛歌

ロマン・デュリスも出るので見たいな~と
思ってってましたが 今頃鑑賞
詳しく:シネマ・トゥデイ

単純にうらやましい・・・!

こんな素敵な街へ住んでたら 人生もそりゃ変わるさ・・・と
余りにも美しい街並みが冒頭からドドーンと画面へ広がる
その俯瞰図から断片へ・・・ そこへ生きる人たちの姿が映し出される

この映画は パリという街の空気・・・
そして 生きる人の空気を写した俯瞰映画
どちらが欠けても成り立たない 街と人が共存する映画

国は違えどどこも人間同じ・・・という共感を感じる映画もいいけど
こういうその場所だけが持つ空気感を生かしきった映画も
凄く魅力的だと思う それが優雅で美しいパリなら尚更のこと!

とはいえ このクラピッシュの映画は お高くとまらない
登場人物がベラベラ喋りまくっても アムールの世界へ生きてても
よい意味で等身大で テンポがよくモダンな描き方なので 
おフランス映画の中でも とても見やすいタイプではないかと思う

その中で じわーっと人間味を感じたり 時には鋭くグサっときたり
人間模様の切り口や描き方が 自然でヴィヴィッドでうまい
ただ 皆さん 一筋縄ではいかないおフランスの人ばかりなので
理解できない部分も時々あるんだけど(笑) 

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ロマン・デュリスはダンサーだったけれど 
心臓を病み 淡々と そして悲嘆に暮れる毎日
そんな彼は自分の部屋から見えるパリの風景をいつも見ている
その後姿 横顔 世話にやってきた姉と語る姿・・・
パリという街だから 悔しいほど絵になる

演じるロマン・デュリスは 美男というわけでもないけれど
どの映画でも 自然にその主人公としてそこにいる感じ
素はシンプルで性根の良さそうな所がどこか漂うのが魅力でもある 
今回は病人役ということで より淡々としているけれど 
どこか達観してるような感じが自然で良かった

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そして 離婚して男運がないシングルマザーの姉を演じるのが
ジュリエット・ビノシュ 常々彼女は苦手な女優なんだけど
今回は悪くなかったかなぁ・・・ やっぱり彼女もパリの人
という雰囲気があちこちに漂っていて 珍しく嫌味を感じなかったかも・・・ 

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今回 その2人の姉弟とパリの風景を中心に
彼らとどこか接点がある人たち 最後にすれ違う人たち・・・
パリに暮らすひとたちと カメルーンからパリを目指すひと
群集劇でもあるこの映画

印象的だったのは
市場で働く離婚した旦那の誠実さ
ストーカーまがいに女子学生に夢中になる痛い大学教授
その女子学生の小悪魔的な佇まい など

どのキャストもちゃんとキャラが立ってるので
どの人も個性があり 印象にちゃんと残る
そして 人間の情けなさやどうしようもなさ 
痛い部分もさらーとちゃんと描けるのが 
この監督のよいところ

そして こんなのありえない・・・!と思った
市場で働く男たち&ショーのモデルっぽい一団との話
モデルたちはそんなに相手に不自由してないと思うけど
なぜこんな労働者系と・・・?!と驚いたけど
パリはこんなこともありえるんだよ・・・ということなんだろうね

何にしろ 行き着くところは 愛と人生!
終盤の力技的なところは ちょっと笑えてしまったけど
タクシーの中からパリの景色や空を眺めるロマンの
表情がとても印象的だった

この映画を見て思ったけど

人生のうちで関わりを持つ人はごくごくごく僅か
毎日すれ違っても すれ違っていても
一切関わりを持たずに お互いを知らないまま
そのまま人間は 一生を終えるんだなぁ・・・と
妙にそんなことを思った映画でした

病人が主人公でも よい意味で不思議と悲壮感は漂わず
それでも人間は生きていく 日々人生は続いて行く・・・
ヴィヴィッドに ありのまま人間を描いていた映画でした

それにしても ホントにパリという街は
いくらでもドラマが生まれそうな街だなぁ・・・と感心する
こんな街をホームに映画を撮れる人たちは とっても恵まれていると思う
CGなんか 全然関係なくてもね

今日の映画:76点

セドリック・クラピッシュ映画:ロシアン・ドールズ 
この映画と同じ ロマン・デュリスとのコンビ これは面白くておすすめ!

そして これもパリ賛歌:パリ・ジュテーム すごくよいです! これ
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by acine | 2009-04-22 09:56 | Francia フランス映画 | Comments(0)
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今年のアカデミー賞 8部門受賞作

ダニー・ボイルとアカデミー賞・・・というのは 
未だピンと来ない部分もあるけれど・・・

もともと ダニー・ボイルの作風は大好きだし
さーて お手並み拝見! 詳しく:シネマトゥデイ

ちょっと力技的な部分もなきにしもあらずだけど
シンプルながら その構成の巧みさ
ダニー・ボイルのストーリー・テラーぶりに
観客もすっかり酔わされてしまう映画

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そのテンポの良さ 疾走感 一筋縄でいかないヒネり具合
現実とファンタジー(作り話)のさじ加減のよさ
程よい人間性と社会性 これまたすっかり酔いそうな
ダニー映画ならではの音楽のセンスの良さ!
そして テンポよく センスのいい映像の数々!
個人的には トタン屋根のシーンが凄く好きでした

主人公ジャマールの人生と クイズ番組のシンクロぶり
こ・こんなのありえない・・・と思いながらも その巧みで 
過酷すぎる内容 その演出のミキシングぶりも見事!

底辺で暮らしながらも キラキラしているインドの子供たちの眼
とにかく 日本人が見たら圧倒されそうな インドのものすごい混沌ぶり
人、人、人! とにかく人の多いインド!

柔な日本人が入り込んだら とても反応できそうにない位
強い生命力に圧倒され その苛酷さにやるせなさを感じたり・・・
特にあの歌を唄う少年のエピソード 
現実は映画以上にもっと過酷なんだろうと思う

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そんなアウェイといもいえるインドを舞台に
底辺の人間 運命 電車 お金 銃 〇物(笑)など 
ダニー映画でおなじみのアイテムが次々登場して
見事な アウェイでの立ち回りぶり!
子どもと電車・お金なんてあたりは 
前々作ミリオンズとも共通する感じ

いやいや ダテにアカデミー取ったわけじゃないわと思いました

主人公ジャマール 兄のサリーム そして運命の人ラティカ
世代別に3人の役者がそれぞれ3人を演じる
微妙に顔の系統は違うけれど 自然に皆好演! 

ほとんど出ずっぱりだった ジャマール役のデブ・パテル
信念を貫き通すまっすぐな瞳が◎

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そして ラティカという名前の響きがエキゾチックで可愛く
その通りの印象の フリーダ・ピントもとてもいい

悪い奴かいい奴かわかりかねるジャマール兄
彼の人生も過酷 昔のM・ジャクソンに似てましたね

何か腹に一物もってそうなインド版みのもんた
あのシーンでは やっぱりそうか・・・!という感じ

正直言うと スラム育ちの少年が 
あんな風に英語をきちっと身につけてるものなのか? 
クイズ番組だって 英語でやるものなのか・・・? 
インドの事情を知らないけど あの辺は 
インドの言葉だったら もっとよかったのになぁ・・・と思う
まぁダニーも英語圏の人だし アメリカ資本も入れば 
英語でやるしかなかったんだろうけれど・・・

それにしても ちょっとやりすぎな 爆笑サインもらいシーンや
タージ・マハールまで出てきたのは かなり可笑しくて
こんな風にシニカルで 妙な可笑しさがとてもダニーらしくて◎!

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そして 二人のロマンスを しっかり絡ませたのが
いかにも欧米人製作という感じがして インド人ばっかりで
この題材で作ったら どうなんだろう・・・?!と思ったりもして

エンディングも インド映画リスペクト
(バッタもんっぽかったけど・笑) という感じで 微笑ましかった!

あのシーンを見ていたら 
昔見たラジニカーントやシャー・ルク・カーンとか
もっとコテコテでとことんエンタな人海戦術インド映画が見たくなり
とことんインド音楽が聞きたくなってしまう エンディングでありました

どこか 欧米ナイズされてるところが残念だけど
この力技的ストーリーを 見せ切る才能は凄いなぁ・・・と感心!

英語でない言葉で演じられたチェ2作のような映画が
賞を取るようになれば アメリカ映画界も懐が広い・・・!と
思うようになるだろうなぁ・・・

とはいえ 後味もよいし 面白かったです!
力技的部分はあっても どこから見ても
ダニー・ボイルの強烈な個性・センスが充満してたし!

今日の映画:81点

デカプリオを使わされて失敗した”ザ・ビーチ”のあと
唯一 ダニー映画で見逃していた ”28日後”

たまたま付けたWOWOWで 後半半分だけ見たけど 
思ってたよりぐっと面白くて 見入ってしまいました
主演:キリアン・マーフィーだし またチャンスがあれば 
全部見たいな~と思ってます

あとリバイバルするらしい トレスポの予告編もやっていて
ユアンも若くて 見覚えのあるシーンばかり!
トレスポ他 ユアン時代のもまた見よう・・・っと!
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by acine | 2009-04-20 23:23 | Inglaterra イギリス映画 | Comments(16)
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PartⅠを見終わった時・・・

このまま 休憩挟んですぐ見せてくれ~!
もしくは 明日でもあさってでもいいからすぐ見せてくれ~! 

と思っておりましたが・・・
間が空くと ちょっと落ち着くもんですね(笑)

その間 某aの策略に乗せられるもんか!と思いながら

1のDVDを買い(まだ全然見れてませんが・・・)
おとといの日本語吹替(すっかりストーリーわかってるので副音声にて)
うたた寝しながら見て そんな安っぽい見せ方やめてくれー!と
思った2のシーンが始まったのを見て 即スイッチを切ったけど・・・
まんまと策略に乗せられつつあるワタクシでありました(恥)
*今日もトニー&武のクリアファイルも1同様買ってしまったし・・・!

前置きが長くなりましたが
やっぱり気になる・・・! 早く見ないと~で見てまいりました。

一言・・・ 個人的には1のリズムの方が好きです

だけども本来は2が主役のはず・・・

aの策略で 間が空きすぎて かえって
1の興奮がすっかり落ち着いてからの2なので 
半分あたりに来るまで どうも2のリズムに慣れないまんまでした

以下 ネタバレ 核心に近い書き方あり・・・

しかしデブ助こと 尚香・・・女だってわからない~?!
女が軍にいてもおかしくないんだろうか・・・?!

剣で舞う白衣の周喩 そして 詩を詠む小喬・・・
これぞシノワズリー! オリエンタリズム! で素敵なんだけど
二人しかいないのにカッコつけすぎじゃないの~?!

とか あれこれ心の中で 突っ込みながら見てると
なかなか集中できない部分も(笑)

どうも これってギャクなのか? 大真面目なのか
素敵なのか? クサいのか? あれこれどう判断していいのか
わからないジョン・ウーならではのユルい?シーンが
1以上に散りばめられていて ちょっと理解に苦しみました

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軍師でありながら ピースフルな空気漂う 金城孔明(素敵なんだけど!)
を始め 決戦間近ながら 呉蜀連合軍陣営はどうも緩い空気が漂っている感じ

その中で この人が登場すると 空気が引き締まる曹操!
今回の主役はこの人と言っても過言ではないでしょう

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予想通り 張豊穀・・・とても良かった!!!
嫌らしさも漂わせつつ トップに立つ人間としての威厳と怖さ・・・
上手かったし 大変素敵でした!
そんな曹操も チーリン演じる小喬の人妻お茶談義に
まんまと攻撃の機会を惑わされてしまう 
只の人間ぶりも面白かったりするんだけど(笑)
あのざんばら髪も ”王妃・・・”のユンファ父を彷彿とさせて素敵でした 
あぁいうざんばら髪は色気と哀愁をなぜか漂わせるね
オヤジ年代ならではの色気 孫権が青二才扱いされるのも納得

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今回トニーは大活躍ながら 演技としてはノーマルアベレージで
(彼ならもっと出来るはずだと思うけど アクションもあったりで
大変だったんだろうなぁ・・・) 終わってしまってると思うので 
張豊穀の存在感ある演技の方が断然目立ってた感じ
どうもかつらが似合わない 比較的大柄な人が多いキャストの中
あのトニーの上背では厳しいものがあったような気が・・・

武くんは 今回はハマり役 実戦にも出ず けっこうお得な役柄だったけど
安心して見れました 〇を吹かすのも不思議ちゃんな武くんなら
ホントぴったりよね~ そしてラストもひょっこり現れて面白かった!
しかし あのラストも大真面目にこれかよ~?とかなり驚きました
あの3人だから絵になるものの・・・

あと個人的に好きだったのは  
ビックリしたような顔の呉の老将軍
孔明さんといいコンビの可愛いて魯 粛

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そして 張震も黄金の鎧に身を包み最前線へ・・・
派手さはなかったけど どこか漂うヤンキーの香りを活かした 
勇ましいシーンも麗しかったし ヤンキーくさいと言っても品はよいのです

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あと1より うんとよかったのは リン・チーリン
吹き替えだったので 落ち着いて聞けたし
あの曹操を前にしての演技や しっとりと美しい佇まいも
なかなかよかったです しかし あの人妻お茶談義・・・ 
最後にあんなに曹操を情緒&体調不良に陥れるとは
思いもしませんでした(笑) いやはや凄いわ あのお茶談義!

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残念ながら 1では大活躍だった 
蜀の将軍たちは 撤退してたりで あんまり目立たなくて残念でした

2はやはり戦いがメインなので そのシーンには確かに力が入ってたけれど 
炎&爆発に人間(キャラクター)が埋もれてしまったような気が・・・
今回女性陣が活躍するので 特に男性陣
あと そこへ行きつくまでも キャラクターが余り立ってない人が
多かったし・・・ 1はまるで顔見世興行か?という位凄かったのに・・・
それか自分がすっかり慣れてしまっていたのか・・・

全体的に人間があくまでも主役だった1の方が遥かに魅力的でした
ワクワクさせるようなテンポも1の方が断然よかったような気が・・・

と言いつつ 個人的にポイント高かったシーンもありました

団子のシーンのあとの トニーと老将軍の会話

疫病テントでの曹操の話

思わず鼻がツーンと致しました

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で もう1回 曹操さん!

というわけで 個人的には1の方が好きだけど
2もあって 完結する映画ということで 見て損はないと思います
曹操 凄くいいしね~!!! 

あと1同様音楽も印象的 エンディングも密かにとてもいい曲だと思う

今日の映画:79点

やっぱりチェ2作のように 即2も公開の方が効果的なような気がしますね
もしくは ギュッと肝心なシーンと絞って まとめて1本か・・・
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by acine | 2009-04-14 23:41 | Asia アジア映画 | Comments(13)
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これも監督買い映画

監督がトム・ティクヴァだから・・・ 
※トム・ティクヴァ作品:パフューム ~ある人殺しの物語~
   この映画は圧巻です ↑

意味不明な邦題より 原題の方が当然ながら ストーリーの核心に近い
ルクセンブルグにある国際銀行と 国・軍事産業・インターポールが絡み合う
小難しい映画かと思いきや ストーリーはシンプルでわかりやすい
詳しく:シネマトゥデイ

一言 地味な映画
トム・ティクヴァ 程よいテンポ 静けさ 
人間の奥底がチラつくタイプの映画だった

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その国際銀行の裏側を追う捜査官がクライヴ・オーウェン
いぶし銀の演技でとても安定していた
それまで全然と言っていいほど 興味がなかったクライヴ
去年のエリザベスで見て こんなにカッコいい人だったんだ?!と
ビックリしました 今回も大人のいい男っぷり健在!
デコデコした顔で 一見派手さはないのに かと言って 
決して地味ではない 大人の華やかさを持っている人だ
長身で立ち姿も絵になる この人がボンドでも凄くハマるだろうなぁ・・・

そして 予想が当たってしまった ナオミ・ワッツ
私はどうも彼女の演技や喋り方が生理的に合わない

今回も役柄のせいか 彼女の演技不足か
NY検事局でバリバリ仕事してる人にはどの場面も見えない・・・
彼女が出てくる度に 格好ばかり気にしてそうで
こういう系統の仕事を職業にしてる女じゃないよね
仕事できそうなタイプじゃないよね・・・と

一言 女優としても平凡
特徴がない 下手じゃないけど 上手くもない
クセがあるわけでもない 特別綺麗 スタイルが
いいというわけでもないし どうも没個性
今回の検事局の役はミスキャスト 

仕事に力入れてるより どういう風に自分がカメラに
映るかの方が大事という感じがしてしょうがなかった
彼女が出てくると 妙に画面の空気も緩くなって
彼女が出ない方が 男ばかりでストーリーを追った方が
映画は引き締まったと思う

という せっかくクライヴやトムの描くシンプルなストーリーは
悪くないのに ナオミがどーもね・・・という感じで 
居眠りしかけてたら NYのグッゲンハイムのシーン・・・

その激しさに 今までのストーリーをすっかり忘れて
しまいそうになって 一抹の不安を覚えたら・・・

そのあとは望んだ通り 男の世界になったので一気に集中!

あの地下室の老人とクライヴのシーンからは映画自体も
ぐっと引き締まった感じがして 終盤は良かったと思う
あの地下室の話も ドイツ人の監督ならではの視点という感じだし
正義一辺倒のクライヴに対し あの訥々と語る老人の話も確かに正しい

しかし いくら裏を暴こうとしても 暴けないルールがある
儲ける人は儲ける 不正と知りながら 
それを追及しない世界の国々 なんとも難しい世の中だと思う 

とにもかくにも ナオミがいなければ もっと点数が上がったと思う
よって 映画としては 何とか劇場で見る価値ありの及第点スレスレという感じ

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だけど この映画 まったく予想してなかったのが
007より スゴいんじゃない?と思わせる ロケーションの豪華さ
ベルリン、ミラノ、リヨン、ルクセンブルグ、イスタンブール、NYなどの
街の景色や街並み そして建物とインテリア・・・
オフィスの内部なども どれも素晴らしかった!

街&建物フェチの私にはたまんない景色がいっぱい
散りばめられていて おぉ~!カッコいい!の連続でありました
ついでに言うと 欧州なので 当然ながら
欧州車が一杯そこら辺を走ってるのも素敵!

そういえば 今までのトム・ティクヴァの映画も
こういう風景やアングル ロケ地の活かし方がとても上手い

ただそこへ行って撮りましたとか 
このアングル凄いだろう! というこれみよがしでもなく 
その街の空気感をさりげなく 景色や建物の持つ美しさを
ありのままに端正に切り取ることが出来る人

こういうロケーションと共存する映画 
ロケーションが生きてる映画 私はとても好き! 
それだけで ポイントが上がる

というわけで クライヴ:〇 ナオミ:× ストーリー:△ 街:◎

今日の映画:70点
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by acine | 2009-04-08 19:41 | Estados Unidos 米映画 | Comments(8)
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アメコミが原作のこの映画
ストーリーもキャラクターも全く知りません

一昨年 ハマりにハマった 300の監督
ザック・スナイダーの映画というだけで見る価値ありだな・・・!と
あのとんでもない映像美&描き方からすると
全く知らない世界でもOK!という気になるわけです

時代背景とか社会状況を抑えておかないとわからないとか
ストーリーが難解という話を聞いてたので 事前にパパっと背景を
見たものの ロールシャッハというキャラがいることしか覚えられず 
それでわかるかな~?!と 不安を抱えつつ行ったものの・・・ 
意外や意外 しっかり見てれば ちゃーんとストーリーは
なんとなく追えたのでよかった 一安心・・・!
詳しく:シネマトゥデイ

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現実社会にヒーローを放り込んだらどうなるか?という
ありそうでなさそうで リアルで非現実なこのストーリー
キャラは濃い そしてその世界はダーク

下手な監督が手掛けたら 単なる子供だましか 
空中分解するか 絶対破たんしそうな映画なのに
センスのいい映像とともに 恐ろしくアメリカーンな
こ・こんなのありえん! ありえねー的世界が繰り広げられるのを
傍観してるうちに 気がつくと夢中で見ておりました(笑)!

これは完璧大人だましな劇画世界であり
ダークファンタジーであり ダークなミステリー
気がつくと すっかりザック・スナイダーの映像世界に
すっかり取り込まれていました いや凄いです この手腕

ヒーローものに 時代背景や政治 そして世界観や宇宙観まで
ぶち込んで まったく破たんしてないのが 凄いよなぁ・・・と感心 
たまたま飛んでくる?物騒な日に見てしまったので 
この映画で語られてる世界観は今の世界 
特にここ最近の日本とピッタリでちょっと神妙に見てしまう

この監督は天才かもね いや天才!
こんな子供だまし コケにされてしまうかもしれない映画を
巧みにまとめ上げ かつエンタテイメントとしても成功させてるのは凄い!

タイプとしては 去年見たダークナイト とどこか共通する世界
同じようにダークでも こっちはノワール感覚も入っているところ
それから より劇画的なザック・スナイダーの映像センスと
よい意味での映画らしさとアナログ感 瞬間的に観客を異空間に連れて行ったり 
微妙に皮膚感を感じたり 人形劇的ヒーローっぽい?
ちょっと可笑しいアナログ感あったり その共存具合
さじ加減や リズムの転換が絶妙なんですね

なので いい大人もすっかり 気がつけば 世界に入り込んでるという有様
つっこみどころは満載なんだけど すっかりマジックにハマってしまうという・・・

キャラクターも凄く立っていて クセありのヤツばかり・・・

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やっぱり凄いなぁと思ったのが ロールシャッハ役のジャッキー・アール・ヘイリー
リトル・チルドレンでも 戦慄の演技だったけど 今回も凄い この人も天才系
その一見 小柄で弱っちそうな 冴えない風貌を逆手に取って 
何をしでかすかわからない 怖さや凄味さえ感じる演技
マスクをかぶっていても 彼の苦悩がちゃんと伝わってくる感じ
見てる人にとって一番共感を生むウォッチメンは彼ではなかったかな?
この人普段はとってもお洒落でセンスのよさを感じる人というギャップも面白い

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そして 登場シーン&脱ぐシーンの多い 
パトリック・ウィルソンと共にお色気担当のマリン・アッカーマン
ヒーローにしては人間臭すぎるのがちょっと鼻についたかな?

顔立ちはすっきりしてるのにどうも肉厚 体もなんだかムチムチしているパトリック
あの肉厚で普通っぽい彼がヒーローってどうなのよ?と思わなくもないけど
演技は安定してる マスク姿はバットマンを彷彿とさせるけど
クリスチャンの方が圧倒的にクールで素敵 口元も・・・!
そういえば彼も ジャッキーと共に ”リトル・チルドレン”へ出てました

そして セリフでもあったけど お母さんの方が美人ねという感じのマリン
この人もパトリック同様ムチムチ系 どうもスパイスガールズみたいで
現実に引き戻れるような気も ちょっとシャープさに欠けるかな?

そして もはや人間離れしてしまった超人Drマンハッタン役は
ビリー・クラダップ ビリーけっこう好きなんだけど 
今回はすべてを悟った 全能の神のようなお姿
(しかもすっぽんぽんだし!)だったので 声でしか演技が
見れなかったのは残念 しかし彼が戦争まで行ってるとは!
人間に失望し 〇星に佇む姿も妙にハマっておりました

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D・ボウイ的だし どうもイギリスっぽいなーと思ってたこの人
マシュー・グード やっぱりイギリスの人でした
マッチポイントにも出てたらしいけど (エミリー・モーティマーの兄役)
雰囲気違うから全然気がつかなかったけど 
今回のクールでミュータントっぽい感じもよくハマってました 

300で圧倒された映像美は 今回はより現実的で等身大で
かつスタイリッシュで やはりとってもカッコよかったです
リアルな凄いCGと実写とアナログ感のバランスが凄く良かった
音楽も意外な曲がけっこう使われてて 気がつくかつかない位の音で
小さく使われてたり なかなか面白かった ネー〇とかもね(笑) 
この監督は音楽もこだわりあるのが良い! やっぱり映画はトータルで
どう見せるか? 総合芸術の世界なので 細部までとことん
こだわりを持ってる人の映画を見るのは面白い

見終わって何が残るわけでもないけど 
雰囲気のあるセンスのいい映像と 重量感たっぷりのアクション
映画なんてファンタジー 楽しかったな~!と満足でした

しかし 300同様 目を覆いたくなるようなバイオレントな
シーンも多いし 好き嫌いはハッキリ別れそうな映画・・・

でも なかなか凄いよ!とだけ 言っておきましょう

あの当時のアメリカに あれだけカンフー系アクションが
広まっていて 皆達人だったのかは謎なんだけど・・・(笑) 

今日の映画:80点
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by acine | 2009-04-05 23:36 | Estados Unidos 米映画 | Comments(8)
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もっと前に見るつもりでしたが 今頃鑑賞
ダニエル・クレイグ版 シンドラーのリスト?
詳しく:シネマトゥデイ

見終わって一言 ・・・ハリウッド的!

ユダヤ人というだけで 追われる不条理で過酷な時代背景
その題材、キャストの演技も悪くないのに
わかりやすいハリウッド的最大公約数な描き方ゆえ
ストーリーの進み方が唐突な部分が多くて 
どうも深みに欠けるんだなぁ・・・

特にキャラクター設定がダメ 
ストーリー同様 唐突すぎて は?!と驚くシーン多し

ベラルーシが舞台なのに 英語もやっぱり違和感ありあり

ダニエル・クレイグ演じる 主人公のトゥビィア
女房の親の仕事を手伝っていた ただの男が
同胞を引き連れ 逃げまどい 戦い なりゆきで 
リーダーとなるので どうも行き当たりばったり気味

一生懸命はやっている・・・
だけど 皆 平等に! と言ってるくせに 
どうもこの人 けっこう特権持ちだったりするのだ

いつも酒を飲んでいたり 個室のような小屋もある
兄弟間のいざこざやあれこれになると 他の人はほったらかし
突然 兄弟の世界へ入り込りこむ 肝心な時に一人たそがれていて 
しっかりしろよ・・・! と思いたくなったり・・・
だけども 美しい女はちゃんと手に入れる その辺はボンド的手抜かりなし! 
白い馬も持ってるらしいし 馬に乗って 皆に話しかけるシーン 
エリザベスか?お前は・・・!と ちょっとウケました(笑)

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あのマイウェイすぎる 右往左往ぶり あれを人間臭いと見るか 
実態を知ると あんなリーダーには付いて行きたくないと思うか・・・

結果的に踏ん張り 皆助かったからいいんだろうけど・・・
いくらダニエルがリーダーだとしても 私は後者
あんな優柔不断でフラつくリーダーにはとても付いていけないと思う
自己責任で動きたい それで命を失ったとしても納得する

単に映画の描き方の世界で見ると・・・

まったく状況や背景も違うけど
同じように森の中を進む チェ2作のリーダー 
態度が一貫し 信念のあるゲバラなら 
私は納得してついて行くと思うな・・・

キャラクターの描き方も 唐突なシーンが多すぎて
???となってしまうので この人について行きたいと思えないし
そんなリーダーに付いて行く人たちの気も知れず・・・で
気の毒に思えてくる始末・・・

このストーリーの中心である ビエルスキ兄弟
自分たちのこととなると 他の人がどう思おうが
自分たちの世界へ入り込む4兄弟 (四男は子供すぎて
おまけみたいなもんだけど・・・) いざこざばかりの長男・次男は
突然 兄弟仁義の世界へ入り込むし それを見てそっとほくそ笑む三男
二人の世界ならぬ 兄弟の世界にどうも入り込めないのでした・・・ 
決別したかと思えば 先が読めたあのシーン・・・

どうもポリシーなくて 兄弟の絆も感じにくく 
キャラクターに説得力なくて こういう描き方や設定に 
ハリウッド映画の限界があるような気がして・・・

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ダニエルも良かったし (ところどころボンドなダニエルも見え隠れ・笑)
すっかり大人になった ジェイミー・ベルも良かったし
東欧系?の女優さんたちも美しかったし・・・
特にジェイミーの奥さん役の子の結婚式シーン
凄く可愛かった・・・ あとダニエルは東欧系ルックスの
女優さんと相性がなかなかよいな~という発見

キャスト陣には罪はない・・・のよね
どうも野暮ったい二男だけは うーん・・・でしたが

撮影も大変だったろうけど 実際 彼らはよくあんな森の中で 
生活し 逃げ 希望も失わず 歯を食いしばり 
現実と戦ったのは 素直に凄いなぁ・・・と思いました

彼らへの仕打ちも 本当に酷い話だけど
あの捕まえてきたドイツ兵への仕打ちを見ていると
人間の憎しみの連鎖というのは ホントに怖いなぁ・・・と

それにしても あれ~?!という 唐突な展開や
自分たちの世界に入り込む人たちの違和感を感じながら
え? これで終わらせる~?という 感じで終わってしまいました

ダニエル使いながら 撮影も大変そうな映画なのに
どうも勿体ない映画でした

実話がベース 必要以上にドラマティックにしなくてもいいし
もっとシンプルに淡々と描いた方が見る方には
きっと グっと来たんではなかったでしょうか? 

今日の映画:68点

とはいえ 監督の エドワード・ズウィックの作品
レジェンド・オブ・フォールは 大大大好きな映画なんですがね~

ダニエル映画も 
”レイヤー・ケーキ” ”カジノ・ロワイヤル” ”氷の家”( これはTV)
あたりを 超えるのはなかなかないですね
ダニエルがいくらよくても 作品自体にも魅力ないとね~
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by acine | 2009-04-05 00:20 | Estados Unidos 米映画 | Comments(2)