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簡単に覚え書き 映画メモ 美しすぎだろ リリーちゃん


by acine
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2006年11月 フジテレビにて放送されたドキュメント

当時 たまたま見ていて 
上海、東京、NYと分かれて暮らす
中国人一家3人の生き方・生き様に とても感動&感嘆し
私の中ではずっと忘れられないドキュメント
詳しく:公式HP

再放送やDVD希望の声も後をたたなかったらしいけれど
そのまま誰も見るチャンスはないまま年月が流れ
当時その放送を見ていた大学生の熱意で
今回映画として公開される運びとなったらしい

冒頭見逃していたので この両親が文化大革命で
10代半ばで 上海から 特に貧しい安徽省の農村へ
下放されていたことを初めて知った

勉強したくても 教育は全く受けられず
朝から晩まで 労働に明けくれる日々・・・
そんな中 知り合った二人は 結婚し家庭を持った

その後 娘のために壮絶な旅に出ることになる・・・

当時 書いていた感想を そのまま more ↓ に載せますが・・・

放送を見た当時と同じく もうあちこちで涙が止まらない・・・
場内もあちこちから鼻をすする音がしょっちゅう
家で見てたら もっと号泣したかもしれない程

妻に何もしてやれなくて申し訳ないと詫びつつ
娘のためにと 凛とした顔つきで 苦労をいとわず 
感謝の心を持ち 日本で朝から晩まで働くお父さん

夫を日本へ送り出し 娘を育てながら地道に働き
そして 今度は娘をNYへ送り出す母

そして 両親がここまで負担をして 私を支えてくれている・・・ 
私はそれ応えなければいけないと 毅然と勉学に励む娘

とにかくこの人たちの地道な努力と向上心に心を打たれるのだ

トランジットで立ち寄った東京での 
8年ぶりの父と娘との24時間 
同じく13年ぶりの夫と妻との72時間 
父が不法滞在のため 成田空港の一駅前の駅で
別れないといけないシーンは お互い言葉にならず たまらない・・・

放送されてから3年たつので 日本の状況も変ってきていて
日本人はみんな地道に努力している 中国人も見習わなければ・・・と言う
お父さんのセリフ いやこの丁さん一家ほど頑張っている
日本人は数えるほどしかいないような気がする

この人たちを見ていると 派遣切りがどうとか 
ニートがどうとか とにもかくにも 甘っちょろ過ぎると思う
そして 同じく 怠け切ったわが身を振り返ってしまう

とにかく良質のドキュメント 万人におすすめします

人として見ておくべきドキュメント

チャンスがあったら 絶対見た方がいい!と言い切ります

今日の映画:80点

’06年 放送当時の感想
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by acine | 2010-02-15 15:50 | Asia アジア映画 | Comments(12)
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去年から公開されてる シャネル映画の真打登場! 
という予想にピッタリな映画でした 詳しく:東京美術通信

何と言っても パリ おフランス 
ヨーロッパならではの エスプリ 重厚感たっぷり

アメリカ映画なんか目じゃない ダンディズム
同じく アメリカ映画なんか全く比ではない エレガンスの極致

ヨーロッパもんならではの キャスト陣の肝の据わった
官能的かつ割り切った大人っぷりも素晴らしい

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そして 隙がなさすぎる位の 美しい衣装に アクセサリー
美しいインテリア 壁紙 テーブルクロス ランプ 椅子の貼地
グラスなどのテーブルウェア 鏡 パーテーション etc・・・

徹底して 美しくないものは もう一切出てこない 

とにもかくにも 美しいもの 美しいもの 美しいもの のオンパレード! 

それらを引き立たせるライティングも本当に綺麗

シンプルで匂い立つような内容もともかく
その歴史を重ねた重厚感 エレガンスさ 美しさに
とにかく圧倒され続けていた・・・という感じ

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アナ・ムグラリス演じる ココ・シャネルは
同い年のオドレイ・トトゥが演じたシャネルなんか
アンタなんかどこへでも行っておけばー?と思えるような 
もう単なる小娘にしか見えない位 貫禄たっぷり!
アナは そして、デブノーの森へ の時より ぐっと大人になってましたねぇ

あの美しい着こなし 細長い身体と首
男顔だけど 時々はっとするほと美しく可憐だったり
 (顔の幅狭いよね・・・10cmちょっとではなかろうか?)
とにかく匂い立つような存在感に これまた圧倒され続けた感じ
あのドスの効いた低い声もカッコよかった

それにしても まるで 動くVouge写真という感じの 
全ての場面のあのスタイリッシュさは何?!
凄すぎるな~と ひたすら感心しました
白い壁に縁取られた黒 その前にただアナが
立ってるだけとかで 何と絵になることか~!

何か 3つだけもらえるとしたら・・・(笑)

冒頭のシンプルなパールのピアスと
あのトレードマークともいえる 超ロングのパールの3連ネックレスと
黒白コンビが多い中 グラースで着てた白いジャケットの中の
枯れたオレンジ色のキャミソール?みたいなインナーが凄く綺麗でした

しっかり 品定めしながら見てましたねぇ(笑)
ドレスは着ていくとこないし ドレッシーすぎる服は
綺麗だけど 私には似合わないし・・・
あの辺なら 普段使いでも使えるし~(笑)なんて

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そして 一時の恋に走る相手ストラヴィンスキーは 
○ホみたいに見まくった 007 / カジノ・ロワイヤル の
ル・シッフル役でお馴染みのマッツ・ミケルセン

音楽家というよりは 小説家か詩人みたいな感じも
しなくもなかったけど これまた苦虫かみつぶしたような顔して
神経がこまかそうで どこかあの変態っぽい感じもあり(笑)
でも 平気でシャネルにお世話になったり 図太い部分と 
私生活ではどうも情けない男を手堅く演じてました 

しかし 私はこのマッツ 今回 後ろ姿最高!と思ったな~ 
アナ同様 9頭身?という感じで お尻小さいし 
ほどよく着やせするタイプ 前から見ると辛気臭い顔
してるけど この人の後ろ姿は ホントにブラボー
森の中を歩いてる姿なんて 惚れ惚れする位美しかった

一時は燃え上がったものの 結局 奥さんとは別れられず 
ココに ”あなたは二人の女の相手をするには値しない男ね” 
と とっとと愛想をつかされてしまったわけで・・・

このストラヴィンスキーも いくら自立して成功してるココとはいえ
女から援助してもらって 平気なのか?
芸術家なので パトロンはやっぱり必要とはいえ
アンタにプライドはないのか?とも思えるし・・・

あの奥さんも奥さんで なんでもないのに 
ココの別荘へ一家まるごと招かれるなんて 普通ありえない・・・のに 
何でズルズルと そのまま住み着いてしまったのか?
旦那とココがなんて 十分予想できるはずなのに
旦那を頼るしかないから しょーがなかったのかな~

なのに 美味しいとこどりだけして 
ココに”良心の呵責はないのか?”と詰め寄ったり 
ココも奥さんなんかおかまいなしにガンガン攻めてるけど 
この人もちょっとお門違いの勘違い女なのが悲しかった 
しかもココのように経済的に自立できてない女というのも辛い所だなぁ

眉毛がないのが ちょっと怖かったけど
ココと対照的な彼女のロシア的フォークロアっぽい
赤を基調にした服も 私は好みでした
あのココの好みの白と黒を忌み嫌うかのように
わざと赤いインテリア小物を部屋に使ったり 
ココに対する不信感をあの辺りに滲ませてるのも上手かった

ストーリー自体は 凄くシンプルなんだけど
匂い立つようなアナを中心にぐっと見せる・・・
ベッドシーンもかなり際どい角度で このへん凄くヨーロッパ的で
ヨーロッパ映画&俳優は 惜しげもなく大胆だよな~と思う

最後に あのシャネルの別荘へ
1日だけでいいから泊めさせてほしい(笑)!
あの夫婦の部屋かストラヴィンスキーの部屋 どっちか指定で

もうとにかく どの部屋も もう素晴らしいの何の!
あの別荘の部屋や小物を間近でまじまじと見せてほしいと思った
白と黒のこれまた究極のエレガンス!

私は黒は大好きな色だけど 白は逆に苦手な色
だけど 黒と白と組み合わせると あんなに綺麗
なんだな~改めて感心 あの黒いカーテンなど
すぐにでもつけたい・・・! という感じ

冒頭とラストの万華鏡のようなこれまた白黒のCGも
こんなハンカチかスカーフかテーブルクロス欲しい・・・!と思いましたもん

ストーリーと役者もいいけど
とにかくあのファッションとインテリア 
シャネルの美意識・美的センス 必見!という感じ

画面内に写ってる小物の数々
バレエ見に集まってる膨大な観客のファッションまで
凝りに凝っていて もう隅から隅まで 綺麗なものだらけ・・・!

今日の映画 79点 
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by acine | 2010-02-13 23:46 | Francia フランス映画 | Comments(2)
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12月に録画し損ね 1月に無事録画
やっと今頃見ることが出来ました

監督のヤウ・ナイホイは ジョニー・トーの映画
ザ・ミッション/非常の掟 PTU エレクション の脚本を
担当してた人で 今回初監督作 そして トー先生も製作で参加

監視を専門とする女性捜査員と捜査班 
そして犯罪組織を追う 焦点をぐっと絞ったストーリー

思ってた以上に 派手さはなく とても地道な感じ
クサくなく サラっとしているけれど 程良い緊張感とヒューマニズム
地に足のついた 好感のもてる佳作だった
詳しく:映画の森

こういうタイプの映画を作らせると 香港は本当に上手い

冒頭から あっちこっちに張ってる人たち
どっちが警察側か 犯人側か さっぱりわからず
段々と 誰がどういう立場がが 明かされていくのが絶妙
そして あちこちにバラまいた捜査員たちの配置も
ほほぉ~という感じで すごくリアリティがあるように思えた 

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そして こんなジャンルの香港もんは何とも言えない魅力がある
別に体格のいい いい男が出てなくとも 
こういう香港映画の男たちは 何ともいぶし銀的魅力
デブってようが 普通っぽい人であろうが なんとも魅力的

そして 今回 改めて思ったのは 香港の街の魅力

ゴミゴミしてて 決して綺麗なところばかりではないけど
あの坂道 あの裏通り あのビルの谷間 店先
なんともいえない磁力というか引力というか・・・

キャストたちの姿と共に しっかりと映像に存在してるよな~と
改めて思った あの香港の街並みや空気感もしっかりと
キャストの一部というか メインキャストなんだと思う 

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今回の主役は サイモン・ヤム演じる上司からの指導を
受けつつ 犯人たちの監視を続ける女性新人捜査員のケイト・ツイ

いかにも香港的なキリっとした目と顔つきで 
愛想もよさそうじゃないし 上司から捜査員には見えないと
いう感じがとてもハマっていたと思う 
冷静に監視を続ける中 刺された警官や上司の血を見て 
動揺する姿は 捜査員とはいえ人間 
普通の女の子っぽさが漂っていて そんな描き方もよかった

そして 指示をする上官?を演じていた 
おなじみのマギー・シュウ 彼女も濃い顔で 
男らしい台詞まわしで これまたハマっていた

こういう系映画で 女を使うのが どうも下手な香港映画
だけど 今回は女性の使い方はバッチリ!という感じ

女を美化したり 幻想したり 媚売らせるより 
こういう風に クールに女優を使った方が絶対いい
香港の女優はこういうテイストにピッタリだから
中途半端に使うなら 別に女は出なくていいとさえ思う

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そして 今回は意外や意外 とてもソフトな役のヤム兄さん
新人の彼女をまるで兄や父親のように見守り 
兄さんどーしたん?と思う えらい腹ボテだったものの(笑) 
とても人間味のあるいい役だった 別に怖くなくても 
脂ぎってなくても(笑) こういう普通のヤム兄さんも凄くいいな

そして いつキレてくれるかな~?!と楽しみにしてた レオン・カーファイ
こちらも意外にも 淡々としていたものの 手堅くまとめていた
しかし この人もホント年をとらないな~ エンディング付近 
ケイトに近づき同席し・・・のシーンもソフトながら その後は鋭く
静けさの中にスリリングさも感じさせるのはさすが

そして デブと延々呼ばれていた(笑)ラム・シュー
いつもながら この人の姿を見ると なんだかほっとするのは何故?

今回 俳優陣は 割合ソフトな感じで 
程良い緊張感と 程良いヒューマニズムを醸し出していた感じ

派手さははなく 淡々としてるので
あのエンディング近くの雨のシーンは清々しかったし
妙に可笑しいシーンも生きてたと思う
いつも何かラム・シューが食べてたり(笑)
緊張してる最中 着替えしてるお姉ちゃん皆で見てたり・・・

テンション上がりすぎず 
程良い緊張感が終始続くのがよかった
 
今日の映画:77点

おまけ 香港写真
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by acine | 2010-02-11 13:03 | Hong Kong  香港映画 | Comments(12)
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先週見た Dr.パルナサスの鏡 とテイスト違えど
これもイマジネーションの塊のような映画でした

ただし ファンタジーと思いきや  
猟奇的サイコサスペンスでもある異色作

ファンタジー系(苦手分野)なので どうかな~?と思いつつ
大好きな映画 つぐない 〃 DVD で 凄く印象的だった
演技派美少女 シアーシャ・ローナンが主演だし
マーク・ウォルバーグ (も実は私は好き) が
父親役らしいので やっぱり見ておこうか~で見ました
詳しく:eiga.com

※以下 いくらかネタバレあり 

冒頭から 私は1973年に14歳で殺された・・・という
衝撃的な少女スージー・サーモンの言葉が繰り返される

家族仲良く 問題はない一家に育った少女が
何故殺されたのか? という辺りの描写から
サスペンスフルであり ミステリアス 

かつ 少女が今いる世界 天国でも現実でもない浮かばれない世界
そして 事件 事件後の家族 犯人の姿が 
お互いの姿は見えずとも あっちの世界とこっちの世界は紙一重で  
接近しつつ 離れつつ 観客だけが 全ての世界を垣間見る
ことが出来るので あぁ~!と思ったり やきもきさせられたり・・・

スージーが殺される理由なんて 本当に不条理で
不憫でたまらないので その多重構造に 一体どうなるのか?
あ~! そんな男についていってはダメよ!ダメ!と
もう ハラハラドキドキしながら 見てしまう
しかも スージーの行く末はわかってるので 余計辛い

この映画 ファンタジーの衣をまといつつ 
実は不条理な猟奇殺人(どこかチェイサーの世界とも共通する)
サイコサスペンス色も強いので えぇ~?!?と
そういう系に弱い人間(私)は ビビリながら見てました

が そんなネガティブな部分を救うのは

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スージーを演じる 透明感あふれる
シアーシャ・ローナンの無垢な顔つきと心
そして 何故自分はそんな目に合ってしまったのか?
これでは天国へは行けない・・・と思い悩む心がいたいけで 
何でこんな子が・・・と皆彼女に肩入れしたくなってしまう

シアーシャは ずいぶん大きくなってたけれど 
透明感と無垢さと達者な演技は変わらず・・・
真っ青なブルーの瞳が印象的 顔が細長いので
たまーに馬面に見える時がなきにしもあらず・・・なんだけど
このまま 美しく成長していってもらいたいものだと思う
演技が上手いのは間違いないので・・・
彼女の声も台詞廻しも凄く可愛いと思う

そして スージーの家族の姿もいい

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久しぶりのマーク・ウォルバーグの父親が凄く良かった
そっとしておいて欲しいという レイチェル・ワイズ演じる
母親とは対照的に パパっ子だった可愛い娘の無念を
晴らすべ く犯人を追いまくる父親が凄くハマっていた
行きすぎて あんな目に合うなんて・・・!

あの猿顔(褒め言葉!)にほどよくフェロモン漂い
父性も溢れるマークの父親 かなり良かった!
マーキー・マークの頃から知ってるので 
こんなティーンエイジャーの父親を演じるように
なったんだなぁ・・・と 時の流れを感じる
しかし ティーンエイジャーの娘から見て
あんなカッコいいお父さんいたら最高!だろうな~

そして やはり欧州的雰囲気漂う レイチェルも手堅く
 (マリオン・コティヤールとも似てると思った)
彼女の母親役で現れる 派手目なスーザン・サランドン
この映画 意外と豪華な顔触れなんである・・・
個人的には 後半大活躍した妹役の彼女も凄く良かったと思う
しかし・・・ あの証拠は結局 何にもならなかったのが悲しい

天国でも現実でもない世界から 皆を眺めるスージーが
不憫で そしてあの現場・・・を想像すると 
なんとも陰鬱になってしまいがちなこの映画なんだけども・・・

弟が父親に ”そこにスージーがいたよ” と言うシーン

妹にBFができ キスする所を見て 妹に先を越された
嬉しいけど・・・と 涙を流すスージー

そして 殺された娘たちが 笑顔で現れて
皆で天国へ行こうというシーン

そのあたりのシーン 思わず・・・涙でした

それにしても あの犯人のスタンリー・トゥッチ
もう嫌らしいほど のらりくらりと気持ち悪く 淡々と仕事をこなし
本当に こ憎たらしくて マーク!あんな奴やっちまえ~!と思ったり 
何かに感づいた妹が 行動を起こすシーンにも
ハラハラドキドキしながら 見入ってしまってました

しかし 現実は悲しい・・・

ハリウッド映画にしては 珍しく エンディングが曖昧で
これで終わり?という感じで 救いもなかった感じだけど

パパっ子だったスージーの部屋に 母親が入ってくるシーン
父と娘の関係が凄くよかったので なんとなく母親不在っぽく
感じていたこの映画で 彼女もスージーのことを思うばかり
なかなか部屋に入れなかったんだな・・・と思ってほっとしました

デートするはずだった男の子とささやかな想いを遂げるシーン
(この黒目がちのこの子も良かった)

釈然としないものの 後味は悪くない

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見終わって 思い出すのは 
シアーシャの透明感と少女らしい愛らしさと戸惑い
この辺りでも 彼女を起用してからこその映画 という感じ

そして 彼女がいる世界・・・ 
冒頭にイマジネーションの塊と書いたけど

天国でも現実でもない世界なんて 誰も知らないわけで
しかも 普通に死んだのではなく 殺された人間・・・
しかも14歳で・・・ そんな人たちは どうしているのか・・・? 
そんな想像の世界を 垣間見れたのも不思議な感覚
そして 紙一重とはいえ 決してクロスすることのない 
あっちの世界とこっちの世界のもどかしさがよく描かれていたと思う

エンディングで えぇ~?音楽はブライアン・イーノだったんだ~!
と驚きました この辺も凄く豪華
こういう観念的世界とB・イーノ 合わないはずがない

かなり異色の映画だと思うけど 私は嫌いじゃないな~
予想以上に怖かったけど・・・!

あっちとこっちの世界は紙一重 

そして 突然殺されてしまった人間の魂の行方とは・・・?

こういう映画もアリだと思う

あと時代背景の70年代の雰囲気・ファッション
そのあたりもいい感じだった

今日の映画:78点

しかし この映画の公開前くらいから
シアーシャ・ローナンで検索して 来られる数が物凄いんですよ~
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by acine | 2010-02-10 00:41 | Estados Unidos 米映画 | Comments(14)
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ちょうど スカパー無料開放デーにオンエア 
詳しく: ディスカバリーチャンネル

ここんとこ すっかりRainにハマってるので
これは見なくては~! で見ました

英語のナレーションに合わせて 
歌手としてのデビューから ドラマ、映画出演
今までの活躍ぶりを追い 本人へのインタビュー
取り巻く人たちのインタビューや 共演者のコメント 
(育ての親である音楽プロデューサーから パク・チャヌク 
スーザン・サランドンまで etc) で構成されている

そして ソウルの街のポップカルチャーを交えたドキュメントで
欧米人から見た Rainとソウルという感じの映像
何ヶ国かの共同制作で 日本からはNHKが参加している

CMや 同じシリーズのもう一本のイ・ビョンホンの
ドキュメントのCMを入れると 実質40分?という感じでしたが
コンパクトにまとまった なかなかよいドキュメントでした

歌手(ダンス)、俳優 歌~ドラマ~映画まで
その演技やパフォーマンスの数々を見てると
意外と芸域が広いというか 振れ幅がかなり広い人だな~と思う

ドラマや映画一つとっても 

若くしてツバメで未婚の父、甘ったれな人気映画俳優、
クールな格闘技系ボディーガード、可愛い精神病患者、
超アクション系ニンジャ など 役柄バラバラだけど 
各々確実によい仕事してるし

それに 元々の本業である歌にダンス

若いのに 1,2枚目のレベルの高いソウルフルさ
3,4枚目のよい意味でのわかりやすさ 
独立してからの セルフプロデュースなRainism路線
少しずつカラーが変わってきてるけど どれも出来はいいし
あの独特な声が慣れるとすっかりハマる

そして あの全身使ってのパフォーマンス! 参照

いやー まったく凄いよな~ まだ若いのに・・・
と かなり感心 とにかく努力の人のようです

そして ドラマでも映画でも歌でも感じる 
何とも言えない あの独特の感覚と雰囲気

このドキュメントで パク・チャヌクが
それを簡潔に見事に表現してました

怒り、復讐心、悲しみを、明るさの中に滲ませる・・・と

その通りだな~だと思いましたね

あと同じく パク・チャヌクいわく 人気女優たちが 
映画祭などで 彼のステージパフォーマンスを見て 
軒並み お口ポカンとなってるという話・・・(笑)

そんな女優たちが そうなんだから コンサートで 
一般人が はっと気がつくと ただただステージを見つめてる・・・
(ホントに~・笑)なんて そりゃしょーがないかもね(笑)

そして プロデューサー パク・ジニョン
(いつも思うが志茂田景樹みたい)の話も印象的で

初めて会った時から 彼は独特の雰囲気だった
何度もあちこちでオーディションを受けては落ち
絶望しきっていて 飢えた虎のようだったという話

そして 練習生となり レッスンを続けていたある日 
突然 ”助けてほしい”と言われ 
話を聞くと 母が病気だと言う・・・話
そして 母はすでに手遅れで デビュー前に亡くなる

彼の努力やモチベーションは 
そんな悲しい話からきているということを話していて

そんな部分も 彼の演技や姿勢などに
全て反映されてる感じがしました

”ニンジャ・アサシン” 
何で こんな縮小ロードショーなんでしょうか?



何で 忍者がアサシンになるのかは よくわからないけど(笑)
この ↓ トレーニングシーン見ただけで 
彼もアクションもすげー! って感じですもんね 
香港のアンディ・オン(参照) と ガチ勝負で
ぜひとも戦ってもらいたい感じ!(個人的願望)



しかし 元々は歌手で アクション俳優でもないのに
これだけ動けるなんて 凄すぎる~!
ダンスのキレ同様 アクションも大変キレよさそうです
加えて あの長身&スタイルの良さに あの身体だもんな~ 
怖いもんなし・・・って感じ
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by acine | 2010-02-08 21:59 | documental ドキュメント | Comments(5)
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ヒース・レジャーの急死で 
ジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルが
ピンチヒッターを果たしたこの映画

かなりキテるんだろうなぁ・・・と思いつつ
最低限の情報 ほとんど前情報なしで見てみました 
(最近 このパターンが多いかな) 詳しく:シネマトゥデイ

テリー・ギリアムの映画は”12モンキーズ”以来かな?
(この映画はけっこう好きでした)

しかし この映画 冒頭から パルナサスの鏡の中
もうファンタジー炸裂というか 個性のありすぎる
テリー・ギリアム独特の世界が これでもかと展開されていく

一体 ストーリーがどこへ向かうのかさっぱり予想できない
これはエンディングまで続く感覚・・・

ストーリーを追いつつ テンポの早い シーン展開や
効果音にビックリしながら 訳わからず見ているという感じ 
どこか共通項があるけど ティム・バートンの世界とは 
また似て非なる感じ

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しかも かなりショッキングな姿で登場するヒース・レジャーに
彼の行く末を知ってると ビックリしてしまうけど 正体不明なのに 
どこか人間臭さの漂うヒースの演技 とてもいい感じだ

ダークナイト のヒースの演技は強烈だったけど 
私は正直 彼の演技自体は アイム・ノット・ゼアとか この映画の方が好き
強烈な役を強烈に演じるより こういう普通っぽい役に
ちゃんとその人なりの個性を出せる演技の方が私は好み

正直 ストーリーを文章にするには とても難しい映画で
あくまでも感覚しかないという感じ

そんなヒースを取り巻くのは ○○の命を手に入れたDr・パルナサス
まるで仙人のよう そしてそしてその娘のヴァレンティナ 

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演じるモデルのリリー・コール 彼女がなんとも強烈!
ちょっとデヴォン・青木のイギリス版というか ブサ可愛いというか 
分細工だったり 可愛かったり 妙に力強かったり 物凄く綺麗だったり 
デカいし 凄い胸して ものすごく長い脚して まるで9頭身?という
凄いプロポーションなのに 顔はその辺のジャガイモみたいだったり
その振れ幅が物凄くて尋常ではない・・・という感じ

しかも 雰囲気あって ハスキーな声で演技も上手い
映画を観終わって 一番印象的だったのは 彼女だったかも~
凄い隠し玉がいるもんだな~と思った ドレス姿なんて
モデルだから凄くキマってるし・・・ でもあの顔がついてる
いろんな意味でのギャップがとにかく強烈でした

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そして Dr.パルナサス父娘と一緒に興行してまわるものの
ヒースという強烈なライバルが現れ リリーを取られたくない
可愛い若造に BOY Aでも印象的だった アンドリュー・ガーフィールド
彼もけっこう出ずっぱりに近い形で 親しみやすいハンサムな
演技派という感じで彼も好印象 ベン・ウィショーや
サム・ライリーと並び 個人的期待の英国若手の一人
しかし このアンドリューが一番ルックスはよい感じ

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そして ヒースの穴を埋めたこの3人
これまた見事! みんな主役張れるクラスの役者なんで
そりゃいいに決まってる よく考えると物凄い豪華な映画よね~
パルナサスと対抗する男に トム・ウェイツも出ずっぱりだし

実は この3人の登場前数分間 朝早かったので 
ついウトウトしてしまったんだけど 丁度この3人が出始める
シーンから ちゃんと目が覚めて しっかり見ました
この辺りから ストーリーも急展開するし・・・

ジョニー・デップ:品良く余裕の演技 やっぱり彼はこういう
キテレツ系映画はホントよく似合う けどノーブルさも漂って
すごく素敵でした 今回ヒースを始め この4人の衣装は
白基調で 髪もひっつめてるので なんとなくホスト系(笑)

ジュード・ロウ:すっかり彼が出るのは忘れてた私ですが
顔よりあのM字で あ~!!!ジュードだ!!!と気がつきました(笑)
彼もやはり上手いです まったく危なげなし 危ないのは頭だけで・・・
しかしあんなハンサムで演技も上手いのに 全く包み隠さずってのは 
かえって潔くてアンタはえらいっ~!と 堂々のM字に今回感心しました
ぐっと年上のジョニーなんて 生え際全く危なげない感じなのにね・・・

コリン・ファレル: 実は初見 段々と佳境に入った段階での 
彼の役はけっこう重要で やっぱり上手かった 
だんだんと人間の嫌らしさも出てきたキャラクターに 
ピッタリなちょっと野卑な感じがハマってました

何にしろ ヒースからこの3人へのスイッチも絶妙で
凄く自然に仕掛けていて 上手いな~と思いました
よくこんな考え浮かんだなぁ・・・という感じ

映画自体は 説明するのが凄く難しくて
あくまでも感覚映画だと思うんだけど 映像はまるで
ワンダーランドというか遊園地というか
夢で見た夢 目か覚めたらまた夢だった・・・という感じの映像 

好き嫌いはハッキリわかれると思うし
私も好きというわけではないけど なんか凄いもん見たな~という感じ 
”THIS IS IT” で マイケルが 観客を非日常、未知の領域へ
連れて行こう!と言ってたけど この映画もまさにその系統

気になる方は まず見に行かれたら~?!と思います
これは映画館で見た方が 絶対いいと思う映画
一体テリー・ギリアムの頭の中はどうなってるんだろう?という
感じの独特な映像世界 CGも個性があって凄くいい感じ

(異星人が出てきたり 何かが地球に侵略とか 大津波とか
 そんな映画のCGは もうどうでもいいという感じ
 なので 巷で話題のアバターなんかまるで興味が湧かない
 CG使っても 役者の血が通ってるような映画でないとダメ!)

そんな非日常な世界なのに エンディングは
とても普遍的なものを感じる 凄い映像に意外と
しっかりストーリーがついていってるバランス感が不思議でした
パルサナスは本当はあぁいう普通の人ではなかったのか?と・・・

この映画 テイストとしては

バズ・ラーマンの ムーラン・ルージュ 
ザック・スナイダーの ウォッチメン
ティム・バートンの チャーリーとチョコレート工場
トッド・ヘインズの ベルベット・ゴールドマイン
ジュリー・テイモアの アクロス・ザ・ユニバース

そのあたりの映画の断片と どこか共通項がある感じ
強烈な映像とその構成力 でも足して割った感じではなくて 
これはこれでまた独自の世界観 こういう個性が
炸裂したような映像美 やっぱり好きです 私は

好き嫌いは別として こんな風にまとめあげるとは
一体頭の中どうなってるんだろう?!系 
この人もやっぱり鬼才 凡人ではなさそうです

今日の映画:79点
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by acine | 2010-02-02 23:56 | Inglaterra イギリス映画 | Comments(8)
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マカヴォイくんが出てるので やっぱり見なくてはで 今頃観賞 
しかしこの映画 だいぶ前から 画像はあちこちで見てたけど 
えらく時間差攻撃でしたね~

しかし 私 恥ずかしながら ジェイン・オースティンの小説は
読んだことないし キーラ・ナイトレイが出てる”高慢と偏見”も
公開時ちょっと気になってた”ジェイン・オースティンの読書会”も
どちらも録画してから数ヶ月・・・ 未だ見れてません・・・

しかし なんとなく雰囲気的に 女性好みの世界っぽいな~と
予想してたけど まさにその通り!
詳しく:eiga.com

ジェイン役は何故かアメリカ人のアンだけど
こういう正統派英国文芸映画で マカヴォイくんを
相手役で持ってくるとこで決まりだろう!的映画でした

あとで知ったけど キンキーブーツの監督だったとは
全然知らなかった~ 全然路線違うから
でも どっちもイギリス的といえば イギリス的
テイストとしては ミス・ポター とかと似てるかな?
舞台がイギリスで その後大成するパワフルな女に 
ユアンやマカヴォイくんのような 柔らかめの相手役組ませてて・・・

やっぱり マカヴォイくんは 怖いアンジー姉さんに
脅されて ガンキラーになっていくような映画(笑)よりは
絶対こういう路線の方がいいに決まってる

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なんともハンサムなジェインの兄ヘンリーを除き
いいとこのつまらん甥やら どうも冴えん男ばかりから
言い寄られる 若いのに妙に若年寄っぽい
ジェインの元に現れた マカヴォイくん演じるトム

ちっこくても そりゃはき○めに鶴みたいな存在感 
腹が立つけど 段々と気になってしょうがなくなっていく
ジェインの気持ちがよくわかるよーな可愛い男

今回は映画自体もヒロインのアンにだいぶ花を持たせて
あげてる感じだけど あの図書室のシーンの
アンに説教してるんだか 言い寄ってるんだか
よくわからんシーン(笑)でも アメとムチみたいな
台詞廻しと演技で 品良くかつセクシーに攻める様は
演技派のマカヴォイくん ホントにその辺上手いんだわ~

そして 僕が頼るのは・・・だ 私が頼るのは・・・よ
で えぇ~?!な展開になり その後年数がたって
二人に白髪が現れた頃のシーン

あの後ろ姿で手をもぞもぞさせてるだけで
その何年間の彼女への想いがちゃーんと表現できてるのが
これまたツボでした ちゃんと演技出来る人は
後ろ姿とちょっとした動作だけで 表現できるんだな~と

そんなこんなで 地味ながらも 
文芸系マカオヴィ風味をしみじみと見させてもらった感じ
別珍のコートやら 英国的ベストやら ロングブーツまで
コスチュームも とても似合ってました

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そして なんとなく 英国風アクセントを話してる風な(あくまでも雰囲気)
感じのアンだけど やっぱり本場の人とはちょっと違うかな?という感じ
ピッタリなイギリス人の女優がいなかったんだろうか・・・?

正直 鳩が豆鉄砲くらったような顔だと思うけど 
(私の思うべっぴん顔では全然ないかな) 演技は下手ではないし 
今回のちょっといけすかないお堅い若きジェインには 
確かに合ってたかも・・・という感じ

彼女の衣奨もイギリスっぽくてなかなか可愛くて 
ほっそりとしてるのに胸はあるので ちょっとその辺がバランスどーなん?
という感じだったけど あの時代のコスチュームなかなか素敵でした

しかし コスチュームもん見る度に思うけど
ああいう時代に生きる女はホント大変だ・・・
凄く綺麗だけど 胸を盛り上げて 窮屈そうな服着て 
女は慎ましくあればいい 女に才能なんていらない
愛があろうとなかろうと よい結婚にしか女の幸せは
ないみたいな発想にひとくくりにされいて・・・

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そして 余談
あの親から どうしてこんな息子が生まれたんだろう?と思う
ジェインの兄ヘンリー役の人 えらくハンサムだな~と
思ってたら 私の大変好みの音楽系映画 コントロール
アクロス・ザ・ユニバースにも出てた ジョー・アンダーソンでした
今まで見た2本と ガラっと雰囲気違う映画だけど
この人もこういう正統派英国コスチュームバッチリでした

派手さはないけど コンパクトにまとまった
いかにもイギリス的な文芸ものでした

今日の映画:77点 
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by acine | 2010-02-02 23:20 | Inglaterra イギリス映画 | Comments(9)