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簡単に覚え書き 映画メモ ひっそりと書いてます   美しすぎだろ リリーちゃん


by acine
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タグ:ジム・ジャームッシュ ( 3 ) タグの人気記事

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スペインのセビリアが舞台 
ガエル・ガルシア・ベルナルが出る 
カメラがクリストファー・ドイル

見たい条件が揃っていたので ずっと見たいな~と
思ってましたが やっと見ることができました

ジム・ジャームッシュの映画なので 
雰囲気もんロードムーヴィーだろうなと思ってましたが・・・

ホントにその通り!

いわくありげな主人公に
いわくありげな登場人物が次々と現れ
”Habra español?” ”スペイン語喋れる?”で始まる会話
そして いつも交換する あるブツ
そして カフェでいつも主人公はエスプレッソを2セット注文する
そして 空にはヘリコプターが飛んでいる・・・

舞台は(多分)パリの空港 そしてマドリッド セビリアへと
詳しく:eiga.com

とにかく 主人公のイザック・ド・バンコレの存在感が強烈!!!
この男の顔つきと佇まいだけで この映画は持っている

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表情を一切変えず にこりともせず 強面で 淡々と仕事をこなすだけ

何故かマドリッドの部屋に延々現れる 全裸ねーちゃんの
あらゆる誘惑にも目をくれず (いやちょっと反応してたか・笑)
ひたすらカフェで次なる指示を待ち ブツを延々と交換してゆく・・・

いわくありげなこの男の動きを 観客は延々 
緊張感を持って 時にはちょっと緩めて 眺めている
とにかく ひたすら そんな映画なのだ
 
この人 007 カジノ・ロワイヤルの冒頭のアフリカの奥地に居て
カジノ・ロワイヤルのjホテルで ル・シッフルとGFを襲い
階段でダニエル・ボンドと格闘していた人(だと思う)

映画としては 本当にシンプルな進行具合

終わってみれば 今回 このいわくありげな顔つきをした
強面のこのイザックを使って 空気の濃いスペインで 
こんな映画が撮りたかったんだろうな~という感想

セビリアはジャームッシュが世界で一番好きな街らしい
詳しく:white-screen
私も セビリアは大好きな街なので それはよくわかる!
でも 意外と セビリアは控えめで 
マドリッドの方が 時間的には多かったかもしれない

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しかも この監督の好みで 街の綺麗なところは余り写らず
小汚い落書きがあったり いかにもストリートテイストな
路地がメインなので 別にこれがスペインじゃなくっても
アメリカでもよかったんでは~?と思うけど 
スペイン独特のあの濃い空気感や乾燥感 カラっとして
かつ濃厚な太陽の光が やはりほどよく効いてたと思う

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そして 次々と出てくる人たちの中で 一番楽しみだった ガエルくん!
誰がどういう順番で出てくるか わからなかった中で
”メキシコ人”という アナウンスで おぉ~次!とすぐわかった(笑)
今回は どっちかというと いかがわしい系ガエル
おぉ~ガエルくんはちっこいけど やっぱりいいわ!
やっぱり凄く存在感があるし 目に力がとてもある
同じスペイン語圏の人なので 雰囲気も違和感ないし・・・
しかし 彼の喋るスペイン語は スペインのスペイン語とも
南米のスペイン語とも やっぱり違う独特のリズム感

そして 楽しみだった クリストファー・ドイルのカメラ
今回は 静かで凄味のあるイザックの存在感や
スペインの濃い街並みの中 けっこう大人しめで 
割とシンプルな感じだったような気がする
冒頭のシーンとか エレベーターの中とか 
狭い空間や室内での映し方とかは 彼らしいけれど
主張しすぎず・・・という感じだった 
ガス・ヴァン・サントの パラノイドパークの方が 
より 彼らしいカメラワークだったような気がする

というわけで この映画 なかなか文章にするのは難しい

久しぶりに こういうアート系ロードムーヴィー見たな~という感じで 
こういうジャンルでは 正統派かもしれません

いわゆるハリウッド映画とは正反対に位置する映画
家で見てたら 集中力切れるかもしれないけど
ま たまには こういうのもいいかなーという感じでした

今日の映画:75点

  どうも不完全燃焼だったので 

セビリア フォト!
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by acine | 2010-01-11 22:23 | Estados Unidos 米映画 | Comments(5)
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少しネタバレあり

ジム・ジャームッシュ監督の新作
コーヒー&シガレッツでも 独特の味わいが印象的だったビル・マーレイ
今回も飄々とした味わいで 冴えない熟年男役がものすごくハマってる
いつも困ったような 苦虫かみつぶしたような顔して
哀しいんだか 人生達観してるのか 単にぼぉーっとしてるのか
泣きたいのか 何を考えてるのか 何も考えてないのか
ソファに寝っころがったり座ってる姿と顔がもう絶品
フレッド・ペリーの黒地にオレンジのラインが入ったジャージ姿もいい

この映画を短めに表現すると 
熟年男と女の哀しさと達観 キーワードは女とピンクと車と道
これもまた立派なロードムーヴィーなんである

ビル・マーレイの演技のおかげで
きっと誰もがビル演じる熟年男 ドン・ジョンストンになったような
うら寂しい~気分を味わうことが出来る
そして昔のGFたち 中年~熟年女の哀しみも 感じることができるはず

ある日 恋人に家出され 傷心の熟年男
昔別れた恋人らしき人から あなたには息子がいる・・・という
衝撃の手紙を受け取り 隣の友人にけしかけられ 
昔のGFを ピンクの花を携えて 次々尋ねるビル・マーレイのお話

飛行機~レンタカー~道~家をたずね~モーテルで寝るの繰り返し
GOOD LUCKと書かれた 友人作の手作りCD(エチオビアン・ジャズ!)
をかけながら 車を走らせるビル
いつも手に ネットでプリントアウトした地図を見ながら運転をする
現代ならではの旅 自分もそうだし 世界共通なんだなぁ
アメリカの田舎 アメリカの家 アメリカの暮らしが垣間見えて面白い
ビルの家とジェシカ・ラングの家(研究所)がセンスいい
カメラのアングルも自分が運転してるような気分になる
時折 その場を支配する音楽たちもとっても印象的

尋ねる女性たちも また味わい深い 皆立場それぞれ
ビルは単に 息子の母親を確かめたいだけなんだけど
こんな昔のBFに今頃尋ねて来られても 困る人も多いのだ(そりゃ当然!)
シャロン・ストーン(娘役が凄い) ジェシカ・ラング など
これまたなかなかのツワモノぞろいで 
その後の生活が 幸せなのか 不幸せなのか 
人生酸いも甘いも経験し 一抹の哀しさを漂わせている
ジュリー・デルピー(個人的にどうも苦手)や
もしや○ズ?のクロエ・セヴィニーなども出演して豪華な女性陣

歓迎も当然されない で真相もわからないわ
ボコボコにもされるわで 自分も見失ってしまいがちな
かわいそうなビル

ラスト近くで もしや?!のシーンが連続するのだけど
真相は見る人のイマジネーションに委ねられる
私は一番最後の人が?!と思ったのだけど 真相はいかに?

いかにもミニシアター系らしい映画でした

今日の映画 78点
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by acine | 2006-05-01 23:11 | Estados Unidos 米映画 | Comments(2)
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2005/07/19
ジム・ジャームッシュが 20年もの間撮り貯めてきた
コーヒーとタバコにまつわる 11話のショートストーリー
モノクロームの洒落た映像 粋な音楽
各ストーリー2,3人のキャストが 本人をそのままを演じるので
演じてるような そうでないような 設定が面白い
カフェでの個性豊かなトーク そしてコーヒーとタバコ 
淡々とパートが進む とってもミニシアター的な作品
kazuponさん いわく 
映画というより一枚のCDを聴いているような感じ という言葉がぴったり

私が気に入ったストーリーは・・・

SOMEWHERE IN CALIFORNIA カリフォルニアのどこかで
イギー・ポップ&トム・ウエイツのミュージシャンコンビの禁タバコ?にまつわる話
歳はとってもミュージシャンは やっぱり渋くてカッコいい
お行儀の悪いコーヒーの飲み方する人も多い中 このオヤジ二人はとってもお行儀よし

COUSINS いとこ同士
ケイト・ブランシェット 驚きの○役 彼女の芸達者振りはすごい
セレブなケイトを演じるケイトは エレガントで 物腰柔らかくて 何て素敵なこと!
私は盲目的にケイトのことが好きなので このパートだけでも行ってよかったと思えた
セレブには世間は優しいけど パンピーのいとこには・・・現実は厳しいのね~

COUSINS?   いとこ同士?
アルフレッド・モリーナ&スティーブ・クーガンの俳優コンビ 
家系図を調べていくと・・・実は そして映画界のウラをちょっと皮肉るストーリー
二人の温度差 間に流れる空気感が面白い
二人ともどっかで見たと思ってたら A・モリーナはスパイダーマン2のDr.オクトパス
S・クーガンは24アワー・パーティ・ピープルで見てたんだった

あと やはり芸達者なロベルト・ベニーニ トップのこの話もけっこう好き
ふふふ!そうなるか~というオチが笑える
相変わらずヘンな味わい 語るスティーブ・ブシェミも印象的だったし
コーヒー○×飲み・ビル・マーレーもかなりおかしい(笑)

起承転結がはっきりしてるわけでもないし
盛り上がりがあるわけでもないので 万人向きではなさそう
J・ジャームッシュが好き ミニシアター系映画が好き 音楽が好き
ぼぉーっと見たい キャストが好き コーヒーが好き タバコが好き 
などという方におすすめ
コーヒー&シガレッツ 公式HP

見終わるとコーヒーが飲みたくなる タバコが吸いたくなる
このふたつがセットだと尚更美味しいと 劇中でも力説してた人がたくさんいたので
タバコを吸わない私は ちょっと試してみたくなった(笑)

影の主役はコレだと思う↓
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各ストーリーのテーブル
モノクロなので この市松模様 チェック チェッカーフラッグ風
とにかくツートン模様  テーブルの上が気になってしょうがなかった
その上のコーヒーカップ 砂糖ビン タバコ 灰皿 も実は主役!
モノクロ映像のカフェの内部 テーブルの上も キャストと共にすごくカッコ良かった

今日の映画 75点 
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by acine | 2005-09-21 21:17 | Estados Unidos 米映画 | Comments(2)