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簡単に覚え書き 映画メモ 美しすぎだろ リリーちゃん


by acine
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タグ:ジョルディ・モジャ ( 2 ) タグの人気記事

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チェ パート1 で居眠りしてしまった部分を 再び見て
ゲバラ本を読みつつ臨んだ チェ パート2

革命を起こす!とキューバの森を歩いていたパート1

同じように ボリビアの森の中を仲間と歩いていても 
その色合いはまったく違っていて 見れば見るほど
進めば進むほど 底なし沼に陥っていく チェとその仲間たち
救いのない森の中をひたすら進むのみ・・・
詳しく:東京美術通信

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太陽の光も雨も風も彼らに味方していたと思える
パート1の色彩 毛色 空気感・・・

カストロに別れの手紙を送り キューバでの地位を捨て 
妻子からも離れ 変わらぬ信念だけ持ち 
同じようにボリビアへ潜入したものの・・・

ラモン そしてフェルナンドと 偽名を使いながら
外国人としての難しい立場が キューバ以上に彼に立ちはだかる
当てにしていたボリビア共産党 そして 民衆の協力も得られず 
物資も切れ アメリカの介入も受け どんどんと底なし沼へ・・・
八方塞となり 限界が見えてきてしまう チェの姿が悲しい・・・

年齢的なものか 持病の悪化か 周りの影響か
キューバの時のような 勢いやカリスマ性はあまり感じられず
外国人という立場もより厳しく ひっそりとするしかなく 仙人のような感じのチェ

1と同じく淡々とした進行だし 1以上に地味な展開だ
娯楽や面白さを感じる映画ではまったくなく 
革命家としての派手な演出・ストーリーもなく
ただひたすらチェの動向を追っているだけの映画 

希望も救いもなく とことんシリアスだけど
見る側も正面から向き合えば 映画もちゃんと
こっちを向いてくれる・・・ような気がする

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とにかく凄いのは ベニシオの演技!
前半は森と仲間たちに埋もれているようなチェだけども
喘息に苦しむ姿 あの山の中の銃撃戦の辺りから彼の存在感が凄い
最後の小屋のシーンでは まるで神かキリストか?!と
いう感じでもう凄かった 神がかってましたもん・・・!!!
役者ベニシオ・デル・トロの底力をひしひしと感じました

そして 最後 
キューバへ向かう船での若きチェの姿
無音のラスト そして エンディング

エンドクレジットは 音楽もまったくなく 
クレジットが流れるだけなんだけど その日いた観客たち 
誰一人としてクレジットが終わるまで 立ち上がらなかった

本当にずしーんと重くて どうしようもない
無力感を感じて 立ち上がれなくなってしまうのだ

個人的に好きなのは パート1の方だけど
パート2のこの重さと無力感・・・

余韻が残るパート2でした

今日の映画:82点

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カンヌに続き スペインのゴヤ賞でも
ベニシオ 主演男優賞獲得! 納得です

あと エンドクレジットで初めて気がついたけど
気になるジョルディ・モジャ(スペイン)もこの映画へ出ていてビックリ!
ちゃんとチェックしておくべきでした

あと”ラン・ローラ・ラン”のフランカ・ポテンテも出ていてビックリ
彼女もチラっと出てきたドイツ人役のマット・デイモンも皆スペイン語喋ってました

ボリビア
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by acine | 2009-02-12 20:31 | Sudamerica  南米映画
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コスチュームものが続きます

待ってました! ケイトのエリザベスの2作目

1作目で とにもかくにも 私は女王様を演じていた
ケイト・ブランシェットにハマりました

あの貫禄の演技と 朗々とした台詞まわしに感嘆!
以来 もう大大大好きな女優になってしまいまして
私は彼女の為なら いくらでもひれ伏す!
あの年は 何でグウィネスが主演女優賞をもらったのか 
とにかく不満でしょうがなかった私 あれからずいぶん年数がたって
いるので 1作目のストーリーほとんど忘却の彼方なんですが・・・

今回は無敵艦隊スペインとの戦いを絡めての私的なストーリー
そんなわけで 歴史上起こった出来事の割には 
割合小粒なストーリー展開だな~と思ったのが事実

それにしても あの時代 大英帝国の長に果敢に立つ女エリザベス
威厳があって カリスマ性たっぷりだけど それはあくまでも対外的なもの

一人っきりになった時の彼女の孤独感と言ったら・・・!
比較的平和な時代の同じ名前のエリザベス とは
同じ女王でも 全然違うような気がする

ヴァージン・クィーンと呼ばれ 華麗な衣装を身にまといながら
立派で華麗ながら 息がつまりそうな ゴシックの建物の中で過ごす
その生活と言ったら まるで修道女のようにストイックで
欲や欲望なんて シャットアウトしている様は 神がかっているものの 
見ていて 余りにも人間離れしていて気の毒になる位だ

しかも 攻めて 攻め込まれての時代・・・
自分の国が負ければ 敵国の牢屋で最後を迎えるという悪夢と
背中合わせなんて 凡人の神経には耐えられないと思う
しかも彼女は女  男だとしてもこんなキツい仕事はないだろう

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そんなエリザベスを演じるケイト 贔屓目ではなく もうすんばらしい出来!
彼女の一挙手一動 その声 その立ち振る舞い 目が離せません
緊張感のある空気に 朗々と響く彼女の声にも 惚れ惚れ
しかも 1シーンとして 彼女の演技に不満なシーンはなし
ちょっと怖さまで感じる 能面のような白塗りの顔から
ただの人間に戻る場面もよかったし 怒るシーンや
激情するシーンの彼女の表情の美しいことったら・・・!
ラストの辺りなんて 孤独と威厳が 入り混じって 
まるでオーラのあるマネキン? いや神? もはや同じ人間とは
思えないような 不思議な存在感 オーラを放っておりました
やっぱり凄い女優だわ・・・と ますますケイトラブな自分を確認致しました
どうでもいいけど あの首周りのプリーツ・・・凄く気になったりして

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気の毒になる位ストイックに生きるエリザベスの前に現れるのが
クライヴ・オーウェン演じる 船乗りのローリー
興味があるくせに侍女に近づかせたばっかりにあぁ・・・
実は 今までまったく彼の映画とは縁がなくて 
初めてジックリ見たのだけど いやー これまたいい男だわね~! 
テイストとしては やっぱりUK一派のジェラルド・バトラーとも通じる 
いぶし銀の魅力のある可愛げのある大人のいい男ですな~
決して派手ではないのに 彼の出るシーンは妙に華やかな
ドキドキするような空気が醸し出されておりました 存在感ありますね~
今まで ニコラス・ケイジ似のもっさい人(?)なんて 思い込んでおりました

そして 脇を固める俳優達も 
地に足のついた達者な人ばかりで 安心して見れました

個人的には 何だ・・・この人?!と思ってた得体の知れない男が
リス・エヴァンスとわかった時のスッキリ感(笑) 
こういう役やらせると 本当に上手いよな~
そして エンドクレジットで初めて知った スペイン王フェリペが
ウソ~! ジョルディ・モジャ(スペイン俳優) だったのか~!
髪型全然違うから 全く気がつかなかったじゃないの~!
知ってたら もっと本気で見たのに・・・と残念でした 

さすがの演技のあまり報われないジェフリー・ラッシュ
若い侍女役がとてもハマってたふくよかなアビー・コーニッシュ
最後のシーンの顔がとても美しかった 自分こそが女王よと
プライドの高いメアリー役のサマンサ・モートンも上手かったな

個人的には 私はスペイン贔屓なので 
もう少しスペインにも頑張ってもらいたかったんだけど・・・
あっさりやられてしまいました 英国の女王がケイトだったら
しょうがないよな~と今回は諦めることにしますが
それにしても 映画でスペイン語を聞く度に 今年こそ
またスペイン語!と思うばかりで どうも実行伴わず

自分の幸せを捨て 国の幸せを願い 恋も心に秘め
結婚もせず 子供も産まず 国の母になることを決意
なーんとハードな人生なんだろうと ひしひしと感じた一作でした
私もケイトが女王なら 命を投げ出したい・・・と思う

今日の映画:83点
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by acine | 2008-02-26 23:57 | Europa  ヨーロッパ映画