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簡単に覚え書き 映画メモ 美しすぎだろ リリーちゃん


by acine
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発売と同時に手に入れてたものの・・・

敬意を持って
中途半端な時間や状態の時には見ない 
じっくりと見れるときにしか本編も特典も見ないと
固く心に決めてまして・・・

意を決して 今回 特典編を見ることができました!

映像と音が始まった途端
毎回毎回 映画館の席で ワクワクしながら
見ていた あの時の何とも言えない気分が甦る感じ!

多分 私は10回位 映画館で見たと思います
この映画・・・ 感想1 感想2

だけど この特典には 映画内でなかったシーンや
このツアーに関わった いろんな人たちを追った貴重な
シーンや話が一杯で いやー大満足!でした

以下 感想を羅列

◆冒険の始まり 

監督のケニー・オルテガ中心

とにかく 皆 一致してるのが ”最高のものにしよう” 

世界初のLEDの3Dスクリーンだったということ 
3Dスクリーンとコンサートの融合 これも世界初の試みだったらしい
※LEDはとても明るいらしく 確かにめちゃくちゃ
  綺麗な映像だったもんなぁ

マイケルが唄いだすと ダンサーが彼から離れようとしなかった
※あのほとんど観客いやファン状態 微笑ましかったもんなぁ

”マン・イン・ザ・ミラー”では 飛行機が現れて 彼を乗せて
行くはずだったらしく 本当に飛行機が現れていた・・・!
※あの救命胴衣シーンは伊達ではなかったんだ~

説明は不要 何も説明のいらないショーにする
※確かに! 見りゃわかる  だけど それが凄いレベルだったもんなぁ

オルテガ監督の言葉:
このツアーは 皆の血と汗の結晶だ
全てお蔵入りせずに こうして フィルムとして残り
心から感謝している このメンバーは 
情熱を形にしようと 誰も諦めなかった
もう一度マイケルに会いたい 
彼との仕事は 僕の人生の宝物だ

※わかる わかる・・・!
あそこまで仕上げて ステージに立てなかった
マイケル&彼ら 切なすぎたけど 
こうして世に出て 良かった 良かった! 

50日間立つはずだった ステージに結局立てなかった彼ら
でも 皆 顔が晴々してるんだよなぁ
そこでも 抜擢されてから いかに濃密な時間を過ごしたか
貴重な体験をしたかがよくわかる

◆キング・オブ・ポップの衣装

30年来マイケルの衣装を担当してきた人と
NYのアジア系の若手デザイナーが組んで作った衣装
( ↑ この兄ちゃんがいかにもそっち系の人だったけど 才能ある!)

これがもう凄かったー!

スワロフスキー社もビックリよと関係者も話してたけど 
膨大な数&金額を費やしただろう とてもつもないスワロ使いの衣装!

あとフィリップス(オランダの電機メーカーだったよね?)と共同開発した
100色の電飾がリモコンで遠隔操作される”ビリー・ジーン”の衣装
本人も試着して 口があんぐり・・・だったらしい
あと日本の甲冑をイメージしたというスタッズだらけの衣装とか
インドや中国や原住民など 世界中の刺繍をほどこした衣装とか
ポケット(よ!)に山のようにスワロを仕込んだ衣装とか

とにかく この衣装のどれもこれもがもう凄かった
見たことのない衣装というか 
オートクチュール中のオートクチュール!!!

イメージの強い曲の衣装は そのイメージを生かしつつ
モダンに発展させていて・・・ これを着て あのショーしてたら 
地球を飛び越えて もう宇宙的だったかもなぁという感じ 
どえらい衣装でした この衣装たちは一見の価値あり!

◆ダンサーについて

私が映画を見て まず一番に惹かれたのが このダンサーたち!
オーディション風景から 各人の紹介まで・・・
すごく楽しかった! 本当に皆 目がキラキラしてるんだよなぁ

”伝説的な振付を学べるなんて本当に貴重だ”
”2日前に飛行機へ飛び乗ってやってきた”
”マイケルと共演するのが夢だったから 
 夢が叶って これから どうしたらいいんだろう?”

世界中から集まったダンサーの中から 各人の選ばれた理由 
そして ダンスの特徴など 細かいところまで追ってて 
このダンサーズ大好きな私には 大満足な内容でした ↓ 
大好きなダンサーズシーン!



ダンスも大事だけど アティチュードやマインドが大事
あと人柄も重視というところも印象的でした
しかし 皆のダンス 凄すぎるけど
マイケルのダンスを傍で見たら 自分のはダンスではないと
感じた・・・いうコメントも 確かにマイケルのは重力感が全然違う

◆ミュージシャンについて

マイケルの曲はシンプルに思えて 実は凄く複雑なんだ
そしてジャンルも幅広い そんな曲を演奏する彼らは・・・

これまた もう熟練の職人ばかり!
ソロ部分の演奏 聞いてるだけでも 凄い~というのは
よーくわかりました マイケルの曲はベースラインが
めちゃくちゃカッコいいということも・・・

そして お互い この素晴らしいメンバーとやれて嬉しいと
コメントしてるのも ダンサーチームとヴォーカルチームとも共通

ブラックの凄腕の熟練職人に混ざった紅一点
オリアンティは やはりカッコ可愛かった!
あんなに可愛くても ちゃんとエディやスラッシュのパート 
完璧に弾けるんだもんなぁ そして華がある

◆ヴォーカルについて

これまた マイケルの曲は和音が厚くて
8人分位のパートを 4人でこなす・・・
これまた 選ばれし人たちばかり・・・!

紅一点の日米ハーフのジュディス・ヒル
唯一 彼女は厳しいオーディションを抜けて 
ステージに立てたとか

とにかく マイケルがとてつもない天才なら
バックにいる人たちも凄いレベルの人たちで 
まさに選ばれし人たち 超一流の人しか 
このステージに立ててないわけで・・・

そんな凄い人たちが プロの仕事を各人着々とこなし
全ての人のベクトルが一方向へ向き
もの凄いステージを作り上げていく

モノ作りの仕事をしてる人は 
ジャンルに関わらず この映画を見るべし! 
と どなたか書かれてたけど

余りにも 規模も計画自体も能力も違いすぎるけど・・・
モノ作りの一部を担当するはしくれとして私も同感

こんなとてつもないレベルの仕事の集合体
その過程がこんな風に見れることなんて そうそうない
というか 今後もまずありえない・・・と思う

各人の仕事を最大限全うし よい連携を取り
よりよいものを作り上げる 彼らを見てると 
ダラダラしてちゃダメだぞ!と 叱咤激励されるよーな気分 
そしてシビアに そして楽しむ!

あぁ このマイケルとメンバーたちの関係 本当に好き!

皆が口を揃えて言う言葉

マイケルと共演できるなんて夢のよう
彼と一緒の体験が出来てよかった
このメンバーでやれて本当によかった

改めて 宝物のような映画だなぁ・・・と思います

そして まるで奇跡のような音楽ドキュメントだなぁ・・・とも

これが実現されていたら どんな凄いものになっていたか?
借金して ロンドンまで行っても 絶対損はなかっただろうなぁ・・・

ホントは3月にビルボードLIVEに来るはずだった
このバンド&ヴォーカルの面々 私はチケット買って行くの
物凄く楽しみにしてたのに 公演中止! ショックでした~!

見たかったよなぁ・・・
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by acine | 2010-05-19 23:50 | Estados Unidos 米映画 | Comments(5)
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やっと見れました

サンキュー・スモーキング や ジュノ と同じ ジェイソン・ライトマン監督作 
”サンキュー・スモーキング”の作風が 私は好きだったので 
期待大だったけれど・・・

やはり この監督の着眼点は 冴えてるというか 
ニッチなテーマを上手く拾ってくるなぁ・・・と今回も感心

世界的大不況の中 リストラを宣告する仕事をする 
1年間に320日程出張中の空飛ぶプロに ジョージ・クルーニー
詳しく:eiga.com

やはり この監督の映画はテーマがポイント

で これぞザ・アメリカ!的題材で 
風刺が痛烈に効いていながら 同時に人間臭くて 
レトロで古き良きアメリカの香りがする (って 実際 
古き良きアメリカなんか知らないわけだけど・・・笑)
で レトロでいて モダンで 独特の味わいが個性的だなぁと思う

今回も ジョージ・クルーニーというスター俳優を
上手く使ってて リストラ宣告人=演技も必要なわけで 
こういう役を俳優にやらせるのって もってこいの役だよなぁ

しかも そういう深刻な 人生かかってる場面の宣告に
こういう タフでスマートで魅力的な男を持ってくる 
それでもうこの映画の成功は決まった!という感じ

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個人的にはジョージ・クルーニーには特別思い入れはないけど
今回の彼は本当に魅力的で こういう仕事を生業とする
空飛ぶスーパー独身男という役柄が 本当にピッタリだったと思う
普段の彼は これは女にモテモテだろうなぁ・・・というのが
あちこち見え隠れ これはモテない方がおかしいな 絶対

そんな彼と旅先で出会い 私はあなたと同じ人種よと
大人の恋愛を楽しむ キャリア系の女に ヴェラ・ファーミガ
彼女がこれまたサバサバして 遊びに関しては 
ほとんどこの人男だわ(笑)って感じで 豊満で大人の女の
魅力満点で 彼女とジョージの相性が凄くよかった

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もう出張をしなくていい 画期的なシステムを会社に提案したものの
結局 海千山千のジョージに付いて リストラ宣告業を修行する
新人リストラ宣告ウーマンに アナ・ケンドリック
日本の新人女子同様 まだスーツが板につかないような
青くて 卓上(今はPC上ね)での理論を ジョージに
振りかざす なかなか強気なネット時代の新人ウーマン 

マイレージを貯めたいんだというジョージに 
バカじゃない?!結婚しないのはおかしいわ!
これまたちょっと青くさい(けと気持ちはわかる)的言葉を投げかけ
(一緒にいるのは)オジさんよーと彼氏に電話したり 

そんな強気な彼女も 実際現場に出てみると 
ジョージの仕事ぶりを見て初めてわかること
経費節減のためだけの人間抜きな現場が全て可能ではない
当然ながら生の人間相手 整然とフローチャート通り
には進まない 彼にサポートしてもらわないといけない
ことも出てきて この仕事とは・・・を学んでいく様子もいい

親子ほど 年の離れたこの二人
つかず離れずの距離感がよくて サバサバして 
プライベートなことも喋ったり 仕事では当然ながら 
シビアに本音を言い合う 
なかなか面白い二人の出張ぶり&関係だった

後半 かなり 人間ドラマ(ファミリードラマかな)色が強くなり
空飛ぶ自由な独身男生活を送っているように思えるジョージも
たまに戻る家(マンション)では 所在なさげだし
ちょっと心境の変化があり 拠り所を見つけようかと思った矢先
ショックな出来事が・・・ そんな中念願も叶ったり 

人生 上がったり 下がったり そんなもん

突然仕事を失い 劇中の台詞にもあったように 
見ず知らずのお前なんかから 解雇宣告される覚えはない!
と強がってみても 現実を受け入れるしかないし
リストラ=新しいチャンスとは思えないだろうけど

厳しい世の中 なんとか かんとか 渡っていくしか 
今の時代 方法はないよね そして自分の状況 たまたま
こうなってるだけで 本当はこれで全て満足してるわけじゃない・・・ 
国は違えど 思うことは きっと人間皆同じ

とても アメリカーンな内容だけど
どこの誰にも何かしら共感ができる部分がある映画だと思う

最後になったけど 空から見る地上の様子 
大好きなので ワクワクしながら 見てました(笑)
トイレに行きにくくても 未だに窓際を絶対リクエストする私です

私のマイレージ 
今のところ アジア(インドネシアまで) 2回
もしくは ハワイ1回 行けるだけ 貯まってるんだけど
いつ どこへ行けるだろーかしら?!

今日の映画:80点 

しかし こんな歌 年代的に知らないはずの
アナがカラオケで唄ってた シンディの ”Time After Time"
やっぱりいい曲ね~ 前の列の男性客 一緒に唄ってました(笑)
私は同じシンディのバラードなら ”True Colors”が好きでした
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by acine | 2010-05-11 16:45 | Estados Unidos 米映画 | Comments(5)
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ジョニー・トーのスリ映画

どんな映画だろう?と思ってましたが
詳しく:映画の森

出だしのヤムヤム 
今回 とても男前なサイモン・ヤムの住んでいるコジャレた部屋 
赤い椅子 スタンドの灯り そして外の看板
そして 暗い裏通りから表通りへ・・・

まるで ヨーロッパ映画を見てるような雰囲気で
ズバリ! 映像がクリアで すごくコジャレた映画です

音楽も ピアノ曲あり ジャズっぽくあり 中華っぽくあり
あんまり音楽にこだわってなさそうに思える トーさん
今回やってくれるじゃないですか・・・!

香港の中環(セントラル)周辺が舞台なんだけど
レトロやモダンな雰囲気のビル街はまるでNYのようだし
坂道はまるでパリの街並みのような感じ

確かに香港なんだけど どこか香港でないような 
今までに見たことないような ちょっと異空間な香港が楽しめます

これまた 愛のある香港の描き方というのかな~

表向きはカメラマンをしてるらしい 
ダンディ・ヤムヤムの撮る 香港の街の写真もレトロですごくいい
これ見ると モノクロ写真を香港で撮りたくなってしまう

そんな香港の街並みと 音楽と キャストが 
バランス良く そこに存在する トーさん異色の映画系

ものすごくリラックスして見れる映画

題材は確かに スリなんだけど 主人公は あくまでも人間と香港の街

そして 確かにトーさんなりのこだわりや美学は一杯ばらまかれている

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何気ない 人の配置とか そのバックにあるシャンデリアとか
ヒロイン ケリー・リンのエレガント系ドレスにハイヒール姿@中環の街 
階段の映し方とか ビルの屋上とか ジャグジーに入る男たちとか

そんな美学と共存するのが いい意味で コテコテ香港映画の味わい

んなわけないだろう!的 可笑しさ (特にあの人の女装ね・笑)も
今回はあって トー先生の美学と 肩の力の抜けたリラックス感
その共存が心地いい いい意味で香港映画くささも濃いし
なのに センスが凄くいい 映像やライティングや配置が絶妙で

そして メインのスリ場面 

あんなものどうやって口に仕込んでるんだろう?とか
一体 横断歩道渡るのって 何秒かかる?と思いつつも
その技&演出に感嘆 スリというよりバレエなんだよなぁ

優雅です 

コテコテの男たちが雨の中で踊るスリ・バレエ!

一体 何のこっちゃ?ですが 見ればわかるんだよな~

こんな芸当はトーさん映画でしか見れないよね

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今回 ラム・カートンがけっこう美味しい役だったけど
あのワイン競争 私だったら ヤム兄さんとガンガン飲みたいわ~!

キャストも出すぎず 各々 持ち場で確実に仕事してるし
とにかく バランスがいい 異色のコジャレたスリ映画

ヒロインのケリー・リンは 綺麗なのかそうでないのか
よくわからない感じだったけど ワンピースやトレンチにヒール
キリっとクールな彼女の衣装 雑誌でいえば Domaniや
Precious系の小奇麗なスタイルで 品が良くてセンスよかったと思う

この辺もトーさんこだわりの部分なんだろうなぁ
意外と女性の服もイケてるわ・・・トー先生と感心しました

愛すべき小作品 愛すべき香港映画 
愛すべきお気楽プチノワール って感じですね

とっても気楽に見れる そういう点では 
トーさん映画では ターンレフト ターンライトに近いかな?

とはいえ この映画も ものすごく徹底された様式美
トーさん流様式美の中で こういうゾーンもあるのか・・・という感じ
根底にあるセンスで どんな風に展開していっても 
魅せることができるというお手本のような 趣味性高い一品 

今日の映画:80点
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by acine | 2010-05-04 22:14 | Hong Kong  香港映画 | Comments(8)
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スペイン版はこんなカッコいいポスターだったのか~!
まさにアルモドバルカラー一色という感じ

スペイン語の映画が見たくてたまらない 
スペイン語をむしょうに浴びたくなる

そんな気分だったので 丁度よかったです

しかも ”UN FILM DE ALMODOVAR" 言うことなし

ペドロ・アルモドバルが  前作ボルベールと同じく
再びペネロペ・クルスとタッグを組んでのこの作品

男を描かせると上手いのは当然 
そして女を描かせても上手いっ!と唸りたくなる アルモドバル映画
そんな女たちを描いた前作より 男女のバランスがほどよいこの映画

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ここ数年の作風と比べると ぐっと抑え目で
シンプルな小作品 という感じのこの映画
詳しく:東京美術通信

映画内で撮られる映画 
映画と現実の行き交う感じが れまたリアルで 
スペインらしく濃くて 全て本能で動いてる感じ
この理性控え目というのが スペインらしくていい

しかし いつも思うけど ペネロペ・クルスは 
やっぱり スペイン語映画に尽きる!と思う
 (個人的にペネロペは好きでも嫌いでもなく普通)

ステレオタイプなラテン女をいつも求められる英語映画に比べると 
スペイン語を喋って そこにいるだけで ぐっと本来の彼女が持つ 
役者としての幅や奥行きがしっかりとそこに滲み出てくる感じ
女優ペネロペ・クルスを見るなら 絶対スペイン語映画だと思う

女優志望の大企業の社長の愛人という立場の役柄
自ら売り込みに行って もう一人の主人公である作家
マテオの映画に出ることになるんだけど・・・

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映画撮影中から 作家といい関係になったのに 
嫌々その社長と週末を過ごさないといけないイビサ島・・・
実際に吐いてしまう位 そのエロオヤジが嫌になった彼女 
オヤジがベッドで死んだふりをするシーンで 
(やれやれ) 丁度よかったわ (ふん) という感じの
しらーっとした雰囲気と顔が絶品だった ↑ ↑ ↑

前半は ヘップバーン風にしても キツい顔だなーと思って
見てたけど (この前のNINEのマリオンの方が私は好み)
このイビサのシーン辺りから ペネロペ圧巻でした
タイトなスーツも いいとこの奥様風スーツも 凄く似合ってたし
普段のスケスケな夜の格好やら スペインらしい濃い感じの
雰囲気の衣装が凄く似合ってたし 中盤からの演技も上手かったなー
しかも 脱ぎ惜しみを全然しないところも 欧州女優らしい

作家マテオも 社長も上手かったけど 
どうも 受け付けないタイプだったのでノーコメント
そして男顔のジュディットと息子のディエゴ 彼らも上手かった
気持ち悪い社長の息子や 読唇術の女性(前作でペネロペ姉役の人)
とか 皆脇役もキャラがちゃんと立ってるのがいい

しかし 今回張ってあった伏線は 私にしては珍しく
すぐに読めてました やっぱりそうだったのかーって  

なので 意外とシンプルなストーリー運びで 
映画にまつわるお話 そして少しサスペンスフル
濃い濃いアルモドバル映画としては 比較的淡白という印象でした

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今回も楽しませてもらったのが アルモドバル独特の色彩のこだわり!
音楽も今回はシンプルだった分 色を存分に楽しませてもらいました
いかにもスペイン的な色遣い・組み合わせで 私は大好きなんだよなー

マドリッドの家の内部のブルーの壁 木の部分
やわらかく窓際から入る日差し 壁にかけられた十字架

そこにいる人たちの衣装 まるで絵の中にキャストたち
がいるようで 今回目についたのが赤とターコイズブルー
常に同じ絵に入るキャスト同士の衣装と背景まで
きっちり計算されてる細やかさ なのに全然わざとらしくない

そして まな板の上の原色のトマトとニンニクとズッキーニ
ソファの貼地の柄 壁に飾ってる絵 テーブルの上のピンクの花
色も分量も丁度いい感じ そして白い壁に赤いカーテン etc etc

全てにこだわり 細かく意識が配れてて いつもながら感心しまくり!

アルモドバルのこの美意識とこだわり たまらなく好き! 
程良い洗練され具合と スペイン的な強めの土着な味わいが
共存するのも ものすごく好みなんだよなぁ 

アルモドバル・・・センスいい人だなーといつも思います
音楽の使い方も曲選びも 同じくセンスいい

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個人的に凄い~!と思ったのが あの社長の邸宅!
この階段の場面なんて なんて綺麗なんだろうー!とうっとりしました
この内装に赤いスーツを着たぺネロペが歩いてくる・・・ 美しすぎる!
”シャネル&ストラヴィンスキー”の家も凄かったけど この家も私凄く好み

この人の家 木やアイアンや大理石を使ったクラシックな家なのに 
壁には赤やピンクのヴィヴィッドな拳銃の絵画が 
デカデカと飾ってあって これが物凄い似合ってて 
こういう組み合わせがありなのかー!と 感心しました

色彩 組み合わせ インテリア 
こういう細部まで こだわりまくるところが とにかく私はツボ

今回はストーリーがスッキリしてる分 アルモドバルの色遣い
そういう部分を気楽に とても楽しませてもらった感じ

今日の映画:79点

次作は メキシコの星 ガエルくんでも またぜひとも使って欲しいわー! と思う
もしくは スペインのグアポ エドゥアルド・ノリエガ 
もしくは アルゼンチンのグアポ レオナルド・スバラグリア あたりを希望!
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by acine | 2010-04-07 23:06 | España  スペイン映画 | Comments(4)
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こんな感じの日本版ポスターがとにかく強烈で 
ポスター買いで ついつい見てしまった映画

原作はスウェーデン発大ベストセラーらしい
詳しく:eo映画

大ベストセラーで ”ダヴィンチ・コード”(見てないけど)とかと
比較されてたけれど 実際は 想像していたより 
ストーリーは意外とこじんまりとしているというか 
古典的というか とてもオーソドックスな作り 
前半・後半のBBCとかのTVドラマっぽいな~とも思ったけど・・・

舞台が北欧スウェーデンということで 
そのひんやりとした空気感と透明感や暗さ
寒々しさが漂うのが 独特のタッチだったと思う

そして 北方系の人たちは ただそこにいるだけで
思慮深かかったり いわくありげに 何故だか見えるのだ
そんな印象は 今回の題材にぴったり

謎解き記者役のミカエルを演じる ミカエル・ニュークヴィストは
スウェーデン版 リーアム・二ーソンという感じで
派手さはないけど 手堅く演じてた感じ 

だけど ヒロイン・リスベットとちょっと年齢差ありすぎでは?
という感じでもありました だけど ヒロインに君の過去は聞かないよと
そういう点では優しい男で この辺りは良かった

この辺までは BBCドラマっぽいんだけど 彼女だけは違う

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ドラゴン・タトゥーの女 天才ハッカー リスベットを演じる 
ノオミ・ラパス(スペインとスウェーデンのハーフらしい)の
存在感が ぐいぐいとこの映画を引っ張る

アンジーも真っ青の縁取りメイクに (どんな風にするか見たい!)
鼻ピにタトゥーに そのパンキッシュないでたちに キリっとした行動力
小柄ながら筋肉質で胸は小さく パっと見カッコいい女だけど
台詞まわしなど 意外に繊細で 可愛い感じの時もあった

前半の後見人とのやりとりは どれもこれも強烈だし
やっぱりバイだったのか?とか いわくありげな過去をにおわせつつ
記者 マイケルを手伝いつつ 謎解きに参加していく

BBCドラマっぽいけど 北欧らしい空気感
そしてこのノオミの存在感でひっぱりつつ 
オーソドックスなミステリーを解き明かしていく・・・という感じ

原題は ”女を憎む男” という意味らしく
終わってみると まさにその通り!という感じ 

身勝手な男目線で女を虐げる胸○ソ悪いシーンも一杯で
気分悪いけど だからこそ あの後見人のシーンは 
凄く残酷にも関わらず ざまあみろ!という感じ

そして 猟奇的でキツいシーンもかなり出てきて マイったけど 
もの珍しい北欧映画でミステリー 悪くはなかったかな~

今日の映画:74点
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by acine | 2010-03-07 22:05 | Europa  ヨーロッパ映画 | Comments(2)
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去年から公開されてる シャネル映画の真打登場! 
という予想にピッタリな映画でした 詳しく:東京美術通信

何と言っても パリ おフランス 
ヨーロッパならではの エスプリ 重厚感たっぷり

アメリカ映画なんか目じゃない ダンディズム
同じく アメリカ映画なんか全く比ではない エレガンスの極致

ヨーロッパもんならではの キャスト陣の肝の据わった
官能的かつ割り切った大人っぷりも素晴らしい

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そして 隙がなさすぎる位の 美しい衣装に アクセサリー
美しいインテリア 壁紙 テーブルクロス ランプ 椅子の貼地
グラスなどのテーブルウェア 鏡 パーテーション etc・・・

徹底して 美しくないものは もう一切出てこない 

とにもかくにも 美しいもの 美しいもの 美しいもの のオンパレード! 

それらを引き立たせるライティングも本当に綺麗

シンプルで匂い立つような内容もともかく
その歴史を重ねた重厚感 エレガンスさ 美しさに
とにかく圧倒され続けていた・・・という感じ

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アナ・ムグラリス演じる ココ・シャネルは
同い年のオドレイ・トトゥが演じたシャネルなんか
アンタなんかどこへでも行っておけばー?と思えるような 
もう単なる小娘にしか見えない位 貫禄たっぷり!
アナは そして、デブノーの森へ の時より ぐっと大人になってましたねぇ

あの美しい着こなし 細長い身体と首
男顔だけど 時々はっとするほと美しく可憐だったり
 (顔の幅狭いよね・・・10cmちょっとではなかろうか?)
とにかく匂い立つような存在感に これまた圧倒され続けた感じ
あのドスの効いた低い声もカッコよかった

それにしても まるで 動くVouge写真という感じの 
全ての場面のあのスタイリッシュさは何?!
凄すぎるな~と ひたすら感心しました
白い壁に縁取られた黒 その前にただアナが
立ってるだけとかで 何と絵になることか~!

何か 3つだけもらえるとしたら・・・(笑)

冒頭のシンプルなパールのピアスと
あのトレードマークともいえる 超ロングのパールの3連ネックレスと
黒白コンビが多い中 グラースで着てた白いジャケットの中の
枯れたオレンジ色のキャミソール?みたいなインナーが凄く綺麗でした

しっかり 品定めしながら見てましたねぇ(笑)
ドレスは着ていくとこないし ドレッシーすぎる服は
綺麗だけど 私には似合わないし・・・
あの辺なら 普段使いでも使えるし~(笑)なんて

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そして 一時の恋に走る相手ストラヴィンスキーは 
○ホみたいに見まくった 007 / カジノ・ロワイヤル の
ル・シッフル役でお馴染みのマッツ・ミケルセン

音楽家というよりは 小説家か詩人みたいな感じも
しなくもなかったけど これまた苦虫かみつぶしたような顔して
神経がこまかそうで どこかあの変態っぽい感じもあり(笑)
でも 平気でシャネルにお世話になったり 図太い部分と 
私生活ではどうも情けない男を手堅く演じてました 

しかし 私はこのマッツ 今回 後ろ姿最高!と思ったな~ 
アナ同様 9頭身?という感じで お尻小さいし 
ほどよく着やせするタイプ 前から見ると辛気臭い顔
してるけど この人の後ろ姿は ホントにブラボー
森の中を歩いてる姿なんて 惚れ惚れする位美しかった

一時は燃え上がったものの 結局 奥さんとは別れられず 
ココに ”あなたは二人の女の相手をするには値しない男ね” 
と とっとと愛想をつかされてしまったわけで・・・

このストラヴィンスキーも いくら自立して成功してるココとはいえ
女から援助してもらって 平気なのか?
芸術家なので パトロンはやっぱり必要とはいえ
アンタにプライドはないのか?とも思えるし・・・

あの奥さんも奥さんで なんでもないのに 
ココの別荘へ一家まるごと招かれるなんて 普通ありえない・・・のに 
何でズルズルと そのまま住み着いてしまったのか?
旦那とココがなんて 十分予想できるはずなのに
旦那を頼るしかないから しょーがなかったのかな~

なのに 美味しいとこどりだけして 
ココに”良心の呵責はないのか?”と詰め寄ったり 
ココも奥さんなんかおかまいなしにガンガン攻めてるけど 
この人もちょっとお門違いの勘違い女なのが悲しかった 
しかもココのように経済的に自立できてない女というのも辛い所だなぁ

眉毛がないのが ちょっと怖かったけど
ココと対照的な彼女のロシア的フォークロアっぽい
赤を基調にした服も 私は好みでした
あのココの好みの白と黒を忌み嫌うかのように
わざと赤いインテリア小物を部屋に使ったり 
ココに対する不信感をあの辺りに滲ませてるのも上手かった

ストーリー自体は 凄くシンプルなんだけど
匂い立つようなアナを中心にぐっと見せる・・・
ベッドシーンもかなり際どい角度で このへん凄くヨーロッパ的で
ヨーロッパ映画&俳優は 惜しげもなく大胆だよな~と思う

最後に あのシャネルの別荘へ
1日だけでいいから泊めさせてほしい(笑)!
あの夫婦の部屋かストラヴィンスキーの部屋 どっちか指定で

もうとにかく どの部屋も もう素晴らしいの何の!
あの別荘の部屋や小物を間近でまじまじと見せてほしいと思った
白と黒のこれまた究極のエレガンス!

私は黒は大好きな色だけど 白は逆に苦手な色
だけど 黒と白と組み合わせると あんなに綺麗
なんだな~改めて感心 あの黒いカーテンなど
すぐにでもつけたい・・・! という感じ

冒頭とラストの万華鏡のようなこれまた白黒のCGも
こんなハンカチかスカーフかテーブルクロス欲しい・・・!と思いましたもん

ストーリーと役者もいいけど
とにかくあのファッションとインテリア 
シャネルの美意識・美的センス 必見!という感じ

画面内に写ってる小物の数々
バレエ見に集まってる膨大な観客のファッションまで
凝りに凝っていて もう隅から隅まで 綺麗なものだらけ・・・!

今日の映画 79点 
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by acine | 2010-02-13 23:46 | Francia フランス映画 | Comments(2)
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フルハウスが面白かったので 同じRain(ピ)が出るし
ソ・ジソブのごめん、愛してる と同じ脚本家の作品との事で
休みの間~年始に一気に見ました

このポスター等のビジュアル通り 
このドラマ 映像のセンスがなかなかいい
映像が綺麗でクリア 超広角で拾ってるシーンも多く
(私は広角に弱い) 時折モノクロになったり
構図もかなりスタイリッシュで美しい

そして 劇中出てくる これもセンスいい主題歌的映像とメロディも 
各話ごとに いろんな所へ突然出てくるのもユニーク

そして 物語も 結局は勘違いで こんなに
皆落としこまれたんじゃないの~?という感じで
突っ込みどころはあちこちとあるものの 強引さがまだ自然で
けっこう好みかも・・・という作風でした 音楽も良かった
詳しく:BS11 BSでも丁度今晩から始まったばかり

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”フルハウス”では 陽のキャラだった Rainも
こちらでは 荒っぽいけど どこか寂しげなアウトローを演じていて
こういう役の方が むしろ彼に合ってるような気がする
というより このろくでなしのボック役 かなり良かったです!

演技の面では やはりちょっとクセがあって(口元とか)
技術的にはたまーに不安定な部分もあるけど 
立ってるだけでも 表情だけでも 雰囲気は凄くあるし 
寂しげな感じや 悪い男になりきれない部分がふと覗く辺りが 
やっぱり魅力的でした 若いけど 陰の持ち味がいいし 
本業歌手ということで やはりパフォーマー
表現力もちゃんと備わってる感じがしました

あと ろくでなしの他に 格闘技の選手や女優のボディガードと
いう役も兼ねてるので ケンカのシーンやら試合や
トレーニングのシーンもあるんだけど・・・

アクションシーンが物凄く見事!でビックリしました
 
その動きもキック一つも大変素早い! 滞空時間も長い! 
ダンス系の人らしく 動作が流れるようで美しい
とにかくキレがいい! 素人目に見ても 身体能力・運動能力 
物凄く高そうで アクション映画や カンフー系映画へ出ても 
即使えそう!という感じ しかも185cmという長身で 
身体も鍛えているので絵になるし 
彼のアクションシーン ドラマ離れしてるレベルでした

実際 ハリウッドのニンジャもんに出ますもんね~
あの身体にあの身体能力備わってれば 
主役に選ばれるのもわかるな~という感じ

(しかし ゲイシャ役とかニンジャ役とか 何故こーなるの? 
 日本人役者 何をしてるのよ?!!!と思うけど 
 日本関連ハリウッド映画なんて トンデモ映画多いから
 別に これでいいのか~とも思ったり)

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そして 相手の女優役のシン・ミナも 普通っぽいけど
余り韓国的な顔立ちではなく なかなか可愛い人だった
どうでもいいけど 年は全然違うけど 
この人と 私のいとこのYちゃん 顔がそっくりで
まるでYちゃんをずっと見ているよーで不思議でした 

韓国的な なりふりかまわず泣く・叫ぶ演技は
ちょっとな~という感じ(彼女の演技が悪い訳ではないけど)で 
引いたけど 概ね 品が良くて 感じのいい演技だったと思う

そして Rainを想う昔馴染みのダジョン役を演じていた
千年の愛にも出てたキム・サラン 彼女の演技も力強いけれど
時折見せる女心が切なくて可愛かった

その他 周りのキャラクターも目立ちすぎず 
ほどよく立っていて よかったと思うけど 
あの御曹司だけはどーも頂けませんでした
○ン様そっくりな風貌で 金持ちで安全パイかもしれないけど
あれでは 女は惹かれませんわな~という感じ

最終話あたりはガラっと作風が変わっていて ビックリしたけど

どーして あそこで アンタたちは離れてしまうのか・・・?!
亡き兄の恋人と弟が付き合うのは そんなに道徳的に
いけないことなのか? そして そんな大切な1日を過ごすのに
そんなプラトニックでいいのか?! もっと他にすることないのか?
とか ついいらぬ心配をしてしまって・・・

エンディングにはちょっとビックリしたけれど

ろくでなしは ろくでなしではなかった・・・

そこにたどり着くまでの過程 その辺りは見どころたっぷりで 
つっこみどころはあるものの なかなかの力作 
丁寧に作ってるし 映像も凝っているし 私は気に入りました

”ごめん、愛してる” のシーンや 
ソ・ジソブ演じるムヒョクと Rain演じるボック 
とこか共通項あって あちこちにデジャブみたいな
シーンもあって 合わせ鏡のような2作かも・・・
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by acine | 2010-01-06 21:35 | TV drama TVドラマ | Comments(3)
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ずっと見たいな~と思ってましたが 公開されずじまいで・・・
最近 WOWOWでオンエアされ やっと見ることができました

かつて 少年Aと呼ばれていた青年が服役を終え 
ジャックという新しい名前で社会へ戻ってきた

彼はどのように更正し 新しい生活を送るのか?
そして 社会へ溶け込むことができるのか?
自分の過去と今をどう捉えて生きていくのか? という物語
詳しく:cinematopics

とてもシンプルでシリアスで 人生は甘くないという現実を
思い知らされる内容だけど 根底に流れているのは人間味
このあたりが とてもイギリス映画らしく 
地に足のついた感じが とても好感が持てる

だけど そんな人間の持つ 犯罪を犯した者への冷たい目
そして 誰もが巻き込まれかねない犯罪への悪循環も
しっかりと描いている

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徐々に明かされる彼の過去と 
順風満帆にスタートしたように見える彼の新しい生活が
交互に描かれ 徐々に彼の今と過去が
明らかにされてくるというストーリー

主人公ジャックの その時々での心の揺れと苦悩
新しい自分になろうとすればするほど フラッシュバックのように
思い出してくる自分の過去 そして 愛する人が出来れば 
本当は彼女に全てを打ち明けたいと苦悩する心

そんな難役を繊細に悩ましく かつ温かく生き生きと演じた
アンドリュー・ガーフィールド とても良かった!
服役して出てきた経験なんて 全くないだろうに
彼の演じた人間は まさにかつて少年Aと呼ばれた人間にしか見えなかった
なので 第三者として見てる側としては 
いくら過去に犯罪を犯していたとしても どちらかというと
彼の側に立って 物語を見てしまうのだ

過去があるとはいえ 法的にも許されて社会へ戻ってきたものの
自分の過去を知られてはいけない 素性を明かしてはいけない
自分の姿を写真に撮られたくない 常に見えない何かに怯えて
常に不安を抱えて暮さないといけないのはとても辛い

そして 社会と隔離されてたので 
皆がやってることや知ってることを知らない彼
彼が???という顔をしたり おずおずとそれは何?と質問する度に
見てる側は 彼の素性がバレるんじゃないか?とドキドキする

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そして そんな元少年Aを まるで父親のように温かく見守る
ケースワーカーのテリー役の俳優もとてもよかった!
少年Aとは お互い信頼関係で結ばれているのに
実の息子とはなかなかいい関係が作れない・・・というのが
とても皮肉で 最終的にあんなことになろうとは・・・という感じで

そして どこか不器用だけど 繊細にストレートに感情をぶつけて
くる彼を愛おしく思う 姐御肌のGFの母親のような愛情もいい
(実際 ちょっと年上すぎない?と思ったけど・・・)

同じように過去に犯罪を犯した青年が出所して 
更正生活を送るという映画を作っても 
ハリウッドでは単なるお涙頂戴 これでもかな
大感動物語に化けてしまうんだけろうけど・・・

その辺は 地にしっかりと足の着いたイギリス映画 
お涙頂戴でもなく 大感動でもなく シンプルに事実を
ありのままに描くだけ 穏やかで鋭利 そして人間臭い
決して後味はよくないけど 見て損はない

今日の映画:78点

余談
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by acine | 2009-12-10 20:37 | Inglaterra イギリス映画 | Comments(2)
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1週間もたたない間に 2回目観賞! *1回目

妙に尾を引く映画で 見た人とあれこれ語るのがたまらない

この映画を見てよかったと思うのが

マイケルを誤解したままで終わらなくてよかった・・・ということ

それほど このリハーサル風景は素晴らしすぎる!!!

これはいち洋楽ファンとして ひたすら素直にそう感じる

驚きと興奮 とにかく 夢中で見た1回目と比べると 
じっくりと構えつつ 興奮を隠しきれず またまた見入ってしまった

あの素晴らしい(としか言いようのない)リハーサルを
見聞きしていると 晴れの本番を迎えられなかった
マイケル、ミュージシャン、ダンサー、スタッフたちの
無念さやその想いが計り知れなくて 熱くて 切ない
 
目に見えないはずの各人の熱意や想いが 
このドキュメントには 余りにも充満していて 
そして 静かにしっかりと漂っていて 
あの何とも言えない空気感が このドキュメントを
特別なものにしているんだと思う

とても50歳には見えないマイケルは今日もソウルフルだった

黒人の割に線の細い歌い方をするな~と思っていたけれど
じっくり聞いてると とてもゴスペルっぽいというか 
根っこの部分が垣間見れたようで 歌唱力も凄くある
単に歌手として見ても とても才能がある人だと思った

彼の才能 イキのいいダンサーズ オリアンティちゃん
熟練のバンドマンたち Voのジュディス(日米ハーフらしい
彼女がこのステージに立ってるのも嬉しい) 
バックヴォーカルの面々 本当にいいチームだ
それを陰で支えるスタッフたちも・・・!

今回はエンドロール3曲 静かに涙が頬を伝いっぱなしだった

見るのに力を入れてしまうのに (でもよいエネルギー) 
不思議と何故か浄化された気持ちになる

多くは申しません

見て損はない とにかく見てみてください

今日の映画:81点



そして 映画で初めて聞いた曲だけど 
とても美しい曲だなぁ・・・と思った Earth Song / Youtube
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by acine | 2009-11-14 18:55 | Estados Unidos 米映画 | Comments(11)
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もっと早く見ようと思いつつ あれこれに忙殺されていたので
公開3週目にして やっと見ることができました

正直 私はマイケルが特別好きだった過去はないけれど 
ジャクソン5やソロの初期の曲は好きです 
ただ音楽的にはよくても 途中から人間離れした色物という印象が抜け切れず
全盛期の頃は善玉マイケルより 悪玉プリンスの方が大好きだった私
 (私の生涯ベストライヴは未だ殿下! プリンスのライヴを超えるものはなし)

だけど 大好物の音楽もの&ドキュメントだし 
ドキュメントとしても出来がいいという噂だったので 
見てみよう!と思ってました 詳しく:シネマぴあ

オープニングから マイケルのバックダンサーに選ばれて
ウルウルしてるダンサーたちのコメントから始まり
躍動感あふれるリハーサル風景がテンポよく映し出される・・・

そう この映画はシンプルに言うと 
お蔵入りになってしまった KING OF POP こと 
マイケル・ジャクソンのロンドン公演のリハーサル風景が
延々続くだけなのだ

なのに そのシンプル極まりない風景が なんとも心地よく
大音量の彼の曲に乗って 気持ちよく 興奮を覚えつつ 進んでいく

まずは 嬉しくってたまらない 力入れて踊ってるバックダンサーたちに
目が奪われる 物凄い数の応募者から選ばれてるだけあって
かなりレベルが高いというか 皆 キレが物凄くいい!

そんな鍛え上げられたダンサーたちの着てる 
ストリート系ファッションも凄くカッコよくて ああいう恰好は
こういう人たちにこそ似合うんだな~と深く納得

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そして そんなダンサーたちをバックに 程良くリラックスし
時には本番かと見間違うように力を入れて リハーサルするマイケルの
顔は確かに不自然かもしれないけど 50歳にしては 
昔とスタイルも変わらず 動きもよく そして 意外にも(失礼)
ちゃんと声もよく出て よく歌えていて 素直に感心 

彼の歌声を聞き リハーサル風景を見ていると
物凄く無垢な人なんだなぁ・・・ と感じた

マイケルの曲は途中から 凄く物質文明的音楽という気がしてたけど 
意外とそうではなく とてもピュアに聞こえて 単に彼は元は
歌ったり踊ることが好きだっただけ それがたまたま
こんな巨大なショービジネスにつながっただけ・・・という気がしてきた

セットやステージ進行やら もう物凄く凝っていて
リハーサル風景でこうなんだから ホントのステージは一体
どんなのだったんだろう?!と 思える完成度で
このあたり 音楽のプロ マイケルのプロ根性 
そして そんなマイケルの元へ集まった人たちの心意気が
十分に見てる側にも伝わってくる

そのステージセットやら効果やら ステージで流されるフイルムやら
そのフイルムのために踊るダンサーやら CG効果やら
その風景を見るだけで もう物凄いレベルのもので圧倒される
彼ほどの大スターになると もう何もかもが凄すぎてビックリ
リハーサルであれ その片鱗はまざまざと見れた感じ

クォリティの高いものを見聞きするのは本当に楽しい!

リハーサルでこんなに凄いんだから 一体 本番では
どうだったんだろう?! お蔵入りとなってしまったロンドン公演 
マイケルがあんなことになり 彼と仕事が出来ると
晴々した顔で 各々自慢のパフォーマンスで参加
してた人たちはどんなに悲しかったことだろうか・・・と思う

ダンサーたち ミュージシャンたち バックシンガーたち
皆とてもいい顔&パフォーマンスをしていて 
カッコいい男性ダンサーたち 渋いミュージシャンたち
バッキング・ヴォーカルの女性 ダンサーの女性も素敵だったけど・・・

個人的にはブロンドのギタリストの女の子が印象的だった 
自分が彼のステージに参加できるものなら 
あんなガールズギタリストが可愛くてカッコいいよな~!素敵!
と 年甲斐もなく ちょっと憧れ目線で見てました 
この辺 元ロック好き・元HR好きの血が騒ぐという感じで(笑)

あと マイケルが一人ステージで歌ってる時 
まるでファン状態で声援を送ったり 曲に合わせて手を振る
ダンサーズやスタッフ達の姿も凄くよかったなぁ

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マイケルを始め この映画に出てる人たち 

皆 身一つ 楽器一つで パフォーマーとなれる

本当にうらやましいな~と 憧れ&尊敬の目で見てました
こういう身一つ +小道具一つで 何か表現できる人って凄くうらやましい
パフォーマンス系 音楽系 スポーツ系 アート系 etc・・・
こんど生まれ変わったら そういう才能がある人 才能のある人に
生まれたいな~と こういう風景を見るといつも思う 

中盤あたりからは マイケルの存在感がぐんぐんと増してきて
エンディングでは 神がかってたような気がしたなぁ・・・
エンドクレジットの”HUMAN NATURE"では 
ぶわーっと何故か涙が湧いてきてしまった

無垢でピュアなマイケルに当てられたのか
見終わったあと 何故か浄化されたような気分になりました

人間 無垢である 純粋である というのは凄い武器だな・・・とも

そして やるべきことのある人には 年齢なんて関係ないということ
このマイケルしかり ストーンズしかり 予告やってた永ちゃんしかり 

リハーサル風景をまとめただけなのに 
こういう風に一つのものを作り上げて行く過程は面白く
臨場感たっぷりで よいドキュメントでした!

マイケルに抵抗があっても 
音楽好き&ショービジネスもん好きは これは映画館で見るべき

今日の映画:80点

私の好きなマイケルの曲は・・・
Rock With You / Youtube
Human Nature / Youtube
P.Y.T. / Youtube  です

*あのミョーに気になったカッコ可愛い女性ギタリストは 
オリアンティ・パナガリス オーストラリア出身の弱冠24歳

なのに 凄腕らしく プリンスやスティーヴ・ヴァイや
ジェフ・ベックやサンタナと共演してるような凄い人らしい 
なんと!殿下とも! そして 私も好きだったギタリスト
ヴァイ様とも共演してたなんて・・・!
エディ・ヴァン・ヘイレンやスラッシュのパートを楽々
弾いてたもんな~ そういう香りが漂ってたはずだと納得
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by acine | 2009-11-11 16:07 | Estados Unidos 米映画 | Comments(21)