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タグ:ダニエル・デイ=ルイス ( 2 ) タグの人気記事

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超豪華な女優陣をずらりと揃えてのミュージカル映画

美しいイタリアの街やホテルやチネチッタを舞台に 
美しくて 各々個性的な女優たちを配置して 
それを一人で受けるに十分なダニエル・デイ=ルイス

華やかで渋い映画でした!

”シカゴ”と同じロブ・マーシャル監督ということで 
終わってみれば 確かに共通項は感じた 
どっか田舎の農夫みたいだった リチャード・ギアより 
ダニエル・デイ=ルイスの方が どこから見てもいい男 
ダンディでセクシーで渋い どう見ても上物

そして なんとも美しすぎるイタリアの街並みが凄く豪華!

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シンプルなストーリーだけど しっかりお金がかかってて
(かつ無駄遣いしてない) 女優陣も適材適所に散りばめられていて
なかなか面白かった!  詳しく:Garbo

ダニエル・デイ=ルイスは イタリア人の映画監督だけど
英国で教育を受けて フランスに家を持ち 
伊仏ハーフの元女優の妻がいるという役
名だたる監督でありながら マンマミズモで
さほど敬虔でない一応カトリックなイタリア男

なので 英語をしゃべっても 彼の場合 さほど違和感ないし
イギリス人の彼のイタリアの街や空気への溶け込み度も十分! 
スーツが似合う度一二を競う イギリス男かイタリア男な
そういう共通項もあるし 演技上手くて ダンディな男は
どこへ行ってもOKなんである かつ品がいい 歌も上手い

そして 女優陣一言感想

ペネロペ・クルス 姐さん もういつでもどこでも ラテンパワー大炸裂!
            愛人役がピッタリのキャラなんだなー 
            女版ラテンラヴァーという領域にすっかり入った感じ 

ジュディ・デンチ いくら007の上司とはいえ かなり分が悪いかと
           思いきや ストーリーテラー的役目 歌も迫力あったし 
           前髪ぱっつんのショートボブイケてました

ファーギー あの体格?からか もうこれまた迫力満点 猛獣みたいでした
        ”イタリア男”の歌のシーン 歌は本業ゆえ 上手さにあの迫力
        砂がバンバン跳ね上がるのが斬新だった!

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マリオン・コティヤール 妻役で控え目に見えて これまた超達者な
               フレンチコケティッシュ 彼女の歌のシーンは圧巻!!!
               歌は上手いし 演技は達者だしで その引き込まれ具合
               ハンパじゃありません いやー彼女は本当に上手い!
               エディット・ピアフも見ないとな~とつくづく思いました
               同じく演技達者なダニエルとのシーンも見もの!

ソフィア・ローレン 去年のアカデミー賞での仁王立ちが忘れられない大御所
            マンマはいいとして 手入れしすぎて なんかこう顔が
            オカマみたいに見えたんですが! 失礼でしょうが~

ケイト・ハドソン 出てる中で個人的高感度がもともと一番高い彼女!
           (ブログ時代になって 何故かUPできてないけど  
            私はケイト凄く好きなんですよー!
            あの頃ペニー・レインと は 映画も彼女も最高!)
           ちょっとアゴのラインがもたついてたものの 
           彼女の歌のシーン 最高でした! 

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           私が 彼女位の年までで (笑) 
           パツキン いや ブロンド外人だったら
           絶対あの服着て 踊るな!と言われても
           あんな風に髪なびかせて歌って踊りたいー! 

           彼女の”Cinema Italiano" シーンもMVみたいで
           お洒落だし 曲も好き好き大好きー! 
           曲としてもこの曲が一番好み ケイトの歌も上手い
           速攻で ITunesで この曲買いましたもんー!(笑)  

ニコール・キッドマン 相変わらずバービー人形みたいな凄いスタイルなんだけど
              いかにもニコール的役でした 私の大・大・大好きな映画
              ムーラン・ルージュとかと比べるとかなり地味だったかな~
              彼女の歌のシーン 不覚にも居眠りしてしまいました
              しかし なんかこう顔が硬いよねー やっぱり

ミュージカルって どうも好き嫌いがはっきり分かれるけど
この映画は ほどよくミュージカル ほどよく映画
映画作りとは・・・という部分も描かれていたので
歌って踊るのを見るの好きで 映画も好きって人
(って私!)には ピッタリでした

これは映画館で見ておいた方がいいですよー! 
多分 家で見ると地味に見えるかも・・・

あとは これだけイタリア!イタリア!と連呼して
美しいイタリアで撮っときながら 英語がやっぱり
違和感ありありで イタリア語映画だったらよかったよなーと・・・ 
何でここで英語?というのは 頻繁に感じました

ダニエルのいい男ぶり マリオンの圧巻歌シーン 
個人的に好き好きケイトの歌 など 見どころはしっかりでした
でも シンプルで渋いとこも 押し付けがましくなくて よかったなー

アンソニー・ミンゲラに捧ぐ・・・にも しんみりでした
 (脚本も担当してたのねー)

今日の映画:80点

というわけで 最後に 
Cinema Italiano / Kate Hudson / YouTube
 (本当は貼りたいけど 貼れないので!)
本当にこの曲もケイトもサイコー!大好き!
映画見てから この曲 超ヘビロテ状態でして
ホーンセクションとパーカッションがしっかり効いた
ブラジリアンなremixも凄くいい感じ! 
途中でちゃんと ”チネマ” とも言ってるしね(笑)

エンドクレジットの 
Alfa Romeo, Fiat, Lanciaもいかにもー
 
サントラのレーベル ゲフィンのマークにも懐かしー!
昔よくゲフィンのアルバム買ってましたもん・・・
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by acine | 2010-03-24 23:19 | Estados Unidos 米映画 | Comments(23)
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これは 年に何度かお目にかかる 本気印の映画

事前情報は ニューメキシコを舞台に 石油を発掘する野心家の男
そして 宣教師の男が絡む・・・ ”ブギー・ナイツ”も”マグノリア”も見てる
ポール・トーマス・アンダーソン作品 キャスト陣がこの人とこの人・・・くらい

なんとなく シリアスで 息がつまるようなマジメな映画かな~?と
思っていたら いい意味で予想が外れた感じ ドラマが見事!

その緩急見事なテンポ メリハリが利いて
テンションも高く 各々のキャスト陣の素晴らしい演技
ストーリー運びの上手さ 演出の上手さ!映画らしい映画だな

一歩間違えば 単なる退屈な映画になりかねない地味な題材を
ここまでエンターテイメント性高く グイグイと観客を引っ張る力強さ

その思うようにいかない人生の歪み そして人間の強さと弱さ
そして 善と悪 強さと弱さ 宗教と無宗教 それらは実は紙一重
なんじゃないか?と思わせてしまう 圧倒的な説得力 

オーソドックスながら おかしいよ・・・絶対匂うよこの展開 と思っていたら
ほぉ~!こう来るか!連続 そのストーリーテラーぶりが見事な映画でした
決して 後味いいわけではないんだけど 
ノーカントリー のような一時も目が離せないタイプの映画

しかし 冒頭の古い時代からの 石油掘りの風景・・・
時代と共に 成功と共に 手作業から だんだんと大掛かりになってきて
まさに金脈を掘り当てる・・・とはこのことよ パイプラインとはこのことよ・・・
という感じで 石油を探して掘って一攫千金なのはいいけど 
本当に3K(死語)な仕事だ それ故に危険で生死が行き交う毎日
この映画でも人生をの歯車が狂い始める人があちこちに・・・ 
そんな人たちがこの映画の語り部や鍵になる・・・

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以下 少々ネタバレあり

いわくつきの洗礼を受けたものの 神も人も信じず
自分が神と信じて疑わぬ 自信過剰でやり手 
自分の野望を優先 そんな男を演じたダニエル・デイ=ルイス
この人も縁がなくて なーんと初見でしたが・・・
父性も感じさせつつ 人間味もある男なので 魅力的なんだけど
非情な部分や 誰も信用できない本質を併せ持つ男 圧巻でした!
テンション高く 間違っていようが 誰も彼に口出しできないのだ
そんな男でもエレガントさが漂っている このあたり何ともイギリス男
アカデミー主演男優賞・・・これは深く納得!

そんな父親と子供ながら しっかりと家内工業 
頼れるビジネスパートナーとして働く息子H.W 
えぇ~? こんなのあり? まさに帝王学! 
この二人の風景が 風変わりながら 人間的でもあり 
非情でもあり そういえばこの人が親?と
冒頭での疑問が ラストと結びつく 無垢で言葉を
心に一杯隠し持っていそうな子役の子・・・達者でした

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そして 植物的で キューピーみたいな顔した なで肩のポール・ダノ
キング 罪の王 リトル・ミス・サンシャイン  どっちでも 
なかなかクセのある印象に残る演技していたので
個人的には ダニエル・デイ・ルイスと真っ向勝負してるという
彼の演技が楽しみだったんだけど・・・ 彼もキテました! 
何かに憑りつかれたかのような一見まともそうで 
とんでもないイカレた田舎町のカリスマ宣教師 
もしくは天才ペテン演技か・・・信者も気持ち悪かったけど
無垢な瞳の中の狂気と弱さ 情けない役だったけど上手かったなぁ

あぁ・・・ こんなことしてたら バチ当るかも・・・というシーンでは やっぱりね
順風満帆かと思っていたら そうは問屋がおろさず しっぺ返しが来る・・・
あぁ・・・コイツは怪しいよ・・・と思っていたら やっぱりね!となったり
その見せ方が キッチリお膳立てされてる予定調和の中なのに その驚き!
この映画は そういう見せ方が本当に上手い

結局 信じるからと言って 人間が皆救われるわけではない
自分を神と信じていた人間も しょせん神になれるわけがない
何かを優先すると 何かに歪みが出来る・・・

上り調子の古きよき時代のアメリカの荒野での刹那感と狂気
なんとも 見応えたっぷりの映画だった

今日の映画:85点
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by acine | 2008-05-05 00:13 | Estados Unidos 米映画 | Comments(8)