Mi cinema log acine.exblog.jp

簡単に覚え書き 映画メモ 美しすぎだろ リリーちゃん


by acine
プロフィールを見る
画像一覧

タグ:ダーレン・アロノフスキー ( 3 ) タグの人気記事

e0079992_22172319.jpg

見た当時 度肝を抜かれた
レクイエム・フォー・ドリーム から8年

その後の最近二作(タグ参照)
前作:老レスラー再生物語はまぁまぁ 
前々作は妙な悟り物語で・・・???だったけど

監督ダーレン・アロノフスキーが 予告を見る限り
今回はやってくれそうで期待度大!

病む人 病んでいく人 その過程を描かせたら 
彼の右に出る人はいないんでないか?と思う

その狭く深いエリア内の世界を 万人にわかりやすく
かつ 恐ろしく 説得力大に 神経衰弱すれすれに
画面へ引きずり込み インパクト大に描く手腕は凄い!
今回はレクイエム同様 まさにその路線!

その予想は当っていて バレエの主役を狙う 
主人公ニナを演じるナタリー・ポートマン
詳しく:シネマトゥデイ

小顔で美しくまさにバレリーナの雰囲気にピッタリで
実際に踊ってるのは9割位本職という噂も
気にならないくらい 違和感がなく自然 

以下 多少ネタバレあり

e0079992_22422950.jpg


しかし どうもそんな競争が厳しい世界で生きていくには
どうも真面目で繊細で 殻が破れない彼女

登場したてから  そんな不安オーラが充満していて
こんな競争厳しい世界でやっていけるの? 
これは病むよ~!と思っていたら 段々とそっち方面へ
これは夢の中? 現実? 妄想? 
そんな世界へどんどんと向かってしまう

見てる側も どこまで現実? どこまで妄想?
彼女同様 引きずられていくので 怖い・・・!

顔は怖いけど さほどワルではない ヴァンサン・カッセルより
ライバル?ブラックスワン?本人? な セクシーなバレリーナ仲間や
突っ立てるだけや 笑ってるだけでも とても怖い母
そして 完璧にヒール役なウィノナ・ライダー
女どもの心の奥底がメラメラとかつほの暗くて 妙に怖いのだ・・・

そんな女たちより 怖いのが 今回
鏡だったり 水面だったり 爪だったり 爪切りだったり・・・

何より 地下鉄の通路 アパートの通路 練習場の通路などの
ほの暗い部分 あのうす暗さが 主人公の心の闇を表してるようで
不安定な感じで妙に怖かった そして そんな鏡に映る○・・・!

心理的に怖い部分も多いけど 今回は多分ホラー的演出も
けっこうありで というのは・・・ 私はホラーは大の苦手なので 
3.4か所 あー! もうダメだ! で 目をつぶっていたので
きっと 肝心な部分を見れてないと思う(笑)

だけど 清純派ナタリーを使ってのブラックスワンとの葛藤

今回も 病んでいく人・その過程 を描かせたら 天下一品!だった 

アロノフスキー監督のこの映画見て凄い!と思ったら
”レクイエム・フォー・ドリーム” 見てください

今回は登場シーンから 病んでも致し方ない雰囲気の
バレリーナだけど ”レクイエム” は もっと普通の人たちなので
余計怖いし その救いようのなさが極めてたというか 
個人的には ”レクイエム”は超えなかったけど 見ごたえ十分でした

しかし これは体調悪い時や 疲れてる時見ると
見てる人まで その病んでいく演出力が冴えわたってるので
向き合うのにもパワーがいる かなり怖い映画だと思います

ナタリー・ポートマンの役だって 一歩間違えたら
そのまま病んだっておかしくない役だと思うけど
健全な精神の持ち主で良かった・・・!と安心

しかし 本当に こういうバレリーナや女優って
まさに 自分を切り売りする仕事で 
誰ばれ真似できない仕事だな~と思う

↑に限らず 頂点を目指す人ならではの 
神々しいまでの気高さ そして その反面の孤独さ
紙一重の立場が存在してるんだろうなぁと思う

もしくは さほど悩まず スパっとその辺りに
綺麗に線引きできる人がいたら もの凄いことだと思う 

今日の映画:80点
[PR]
by acine | 2011-05-11 22:56 | Estados Unidos 米映画 | Comments(7)
e0079992_21314548.jpg

超肉食系のこの映画
もっと早く見ようと思ってたのに なかなか行けないとか
パワーなくて (見るのにパワーいりそうなので!)
やっと見ることができました 詳しく:cinemacafe.net

いやー 噂通り ミッキー・ロークが凄かった!!!
この落ちぶれたレスラーの人生が彼の半生とも
ぐっとカブってるようで 画面から透けて見える
彼の人生とも重ね合わせて見てしまいました

役者をこういう見方をする映画って 
ドキュメントでもない限り 滅多にないような気がする 
もしくは実在する初老のレスラーを追った
ドキュメントのようにも見えました

e0079992_2136999.jpg


それにしても 凄い顔に凄い体!
ステロイド使ってるとしても この年齢でここまで持ってくるとは
並大抵の努力ではないと思うし ある意味 マシニスト
クリスチャン・ベイルと張る位 凄い役者根性だと思う

そして 数々の整形で すっかり原型からかけ離れてしまった顔
ボコボコとした肌と腫れぼったい顔 だけど目自体は変わってなくて 
昔のミッキー・ロークの瞳と同じだなと思った

どこかで自分の甘い顔が嫌だったと・・・書いてたけど
そのまま 順調に俳優生活を送ったとしたら 
とてもこんな映画にも出なかっただろうし
こんな役は出来なかっただろうと思う

そんな風にすっかり顔が変わってしまって 
俳優としても どん底生活を味わった彼 だからこそ 
今回の映画ではより訴えかけるものがあったと思う

ボロボロの体に鞭打ち 試合に備える姿
そして レスラー仲間との試合前のコミュニケーション
この愛ある レスラー仲間とのシーンが凄く良かった!

興業が上手くいくように お互いを気遣い リスペクトし
試合の打ち合わせをし 同じ戦場で戦う者同士の
シーンは見てるだけでも とてもうらやましく思った

そして 思ってた以上に 面白かった&興奮したのは
試合のシーン!!! 凄く楽しくて エンターテイメント性も十分!
ハードロックガンガンで まるでコンサートみたいで!

ミッキー演じるラムが頑張れば その場の観客同様自分も嬉しい 
反対に ラムが態勢悪いと こっちも心配になるし
どえらい凶器だらけやステイプル・ガンとかの
もの凄いリングの状況もビックリだったけど・・・!

試合のシーン 物凄く良かったな~! 楽しかった!!!
格闘技にハマる(見る)人の気持ちがちょっとわかったりして(笑)

今回使われてる 80年代のグラマラスなハードロックづくし 
これまた興奮する要因! GUNSしかりRATTしかり!
試合のシーンと共に このHRが凄く効いてたな~!

ミッキーとマリサの台詞の ”80年代は良かった! 
ガンズ&ローゼスにモトリー・クルーにデフ・レパードに!
90年代にニルヴァーナが出てきてから変わった・・・云々” 
数年間 私もハードロック&メタル狂いだったので 全く同感! 
確かに時代はあれからグランジへ・・・ このセレクトは監督の
好みなのかな? あの頃のHRづくしは最高!でした

e0079992_21554974.jpg


ミッキーが体を張って この役を演じていたとすれば
生活・子供のため ストリッパーとして働く 
シングルマザーのマリサ・トメイも全く同じ

いやー 本当に彼女はいい女優だな
その土曜日、7時58分 の時も思ったけど 
こんな四十路半ばで 堂々とここまで体を張った
演技は誰ばれできないと思う 彼女の女優魂は凄い

役柄も 年齢なりの深さもあり 客とは一線を越えないという
彼女なりのポリシーがあり かつコケティッシュなところが
とても可愛い 体のラインも本当に綺麗だし アラサー&
アラフォー女は こんな体型を目指すべきだな~
本当に綺麗な裸なんだわ C・スレイターと共演してた頃より 
ぐっと今の方がいい 私もマリサ凄く好きになりました

e0079992_2252272.jpg


そして 娘役のエヴァン・レイチェル・ウッド
若いながらも 透明感の中に 鋭さとインパクトがある 
アクロス・ザ・ユニバースでは 歌も凄く上手かったし 
この人は 肝が据わってるし 才能あると思う
ウディ・アレンが 次なるミューズに この人辺り
選ぶんじゃないか?と 勝手に思ってますが どうでしょう?

残念ながら 気分が凄く高揚した前半に比べて
ミッキーが入院し 娘とも上手くいかなくなると 
ちょっとストーリーは失速気味になる というか 
予想がつく 予定調和の世界へ入ってしまうので惜しかった

よくよく考えると 
ダーレン・アロノフスキー(監督)の映画にしては
初老のレスラーのレスラーのレスリングへの愛&
不器用な人生再生物語という いたって抒情的で
ベタすぎるヒューマンものなので それもしょうがないかな?

この ダーレン・アロノフスキー おととし見たファウンテン は
不思議ちゃんな精神世界を描いて 訳わからなかったけど・・・

初めて見た彼の映画 
レクイエム・フォー・ドリームは とにかく強烈な映画で
いまだに忘れられない位 ぶっ飛んだ覚えがあります
マイカルト映画の一つ 薬物依存症を描いた映画では 
”トレ・スポ”より激しいかもしれないな~

というわけで 予定調和だった後半は勿体なかったけど
役者人生をかけて この映画を撮っただろう 
ミッキー・ロークの努力は報われてると思います

だけど アカデミー主演男優賞はショーン・ペン
というのは やはり妥当だと思う

今日の映画:78点

あの頃のバンド 
[PR]
by acine | 2009-08-14 22:15 | Estados Unidos 米映画 | Comments(7)

e0079992_1430915.jpg
ダーレン・アロノフスキー監督の新作
ヒュー・ジャックマン&レイチェル・ワイズ共演 
ちなみにレイチェルは監督夫人 ストーリー:コチラ

ファンタジックな輪廻転生ラブストーリーかと思いきや
やはり! 一筋縄ではいかない出来・・・となっておりました

ヒューの狂おしいまでの妻への愛&頑ななまでの生命の木へのこだわり
人間の真理とは・・・をひたすら追い求めるファンタジー
かなり変わったテイストだと思う

この一筋縄でいかなさ具合は 
同じアロノフスキー監督の中毒系映画 レクイエム・フォー・ドリームでも同じ 
この映画はとにもかくにも キョーレツで度肝を抜かれ
この年の個人的ベスト10にも入れてる位 (でもこっちはもっとストレートジャブ)

なので  一体どんな映像&展開を見せてくれるんだろう?!と
かなり期待大ではありましたが・・・

冒頭から 黄金に光り輝く世界!
精神性が高そうだけど CGが今イチ チャチで
うーん?どうだろ?と思っておりましたが
主人公 医師のヒュー・ジャックマンと 妻で病気に苦しむ
レイチェル・ワイズが現れたところで 一安心・・・

妻を救いがたい為に 日々仕事(新薬や実験やら)に追われるヒュー
そして 覚悟を決めているので 旦那と少しでもいたいレイチェル
そんな思いを 物語として綴っている・・・

そこから 現在・過去(中世スペイン)・未来 と
時代が入り乱れ 時代が違うけど 3つの世界はどこかで繋がっている
摩訶不思議な世界 何が本当で 何が幻想なのか
どうなるんだろう?と 先の全く読めない展開に 頭を悩ましてしまうのだけど・・・

e0079992_22525756.jpg


ナイロビの蜂とも繋がるような 残される者へのレイチェルの想い
現在での瑞々しさ 中世での聖母のような美しさ
そして もう泣いたり 叫んだり 悲しんだり 瞑想したり
3つの世界で大忙しの なんともロマンティックすぎる男 ヒュー(初見)  
妻への純愛にひたすら感心しながらも その女々しさにも
ちょっと引いてしまった私だけども 二人の演技は◎

余談 今年のアカデミー賞で 好みじゃないけど おぉ~カッコいいな!と
思ったのは ジョージ・クルーニーと このヒュー・ジャックマンだった
髭面の現在や騎士役の中世も 男くさくてカッコいいんだけど
ほうれい線が気になる&なんとなくどこか猿人系なんだよなぁ
猿系・・・嫌いじゃないけど(笑)
 
しかし 例の飛躍シーン?には・・・かなーり唖然!
悟りを開いたってーのはわかるけど そんな表現でいいのかい?
ちょっと監督よ~! うはー? それかい?! 何でこうなるかな~?
多分東洋人は呆然とする (いや西洋人もか?)

私が気がつかないだけで 
物凄く崇高な世界を 彼は描いてるのかもしれないけど
凡人の私には は~?!声も失いそうな力技でありました

だけども 中世スペインの不気味で荘厳な雰囲気 
南米の木の周りでの出来事 美しい木の残酷な出来事
この辺りの意表をつく表現は良かったけど 全体的には
監督の暴走いや哲学・・・に付き合ったような気がしないでもない

結論:
結局 人間に永遠の命なんてものは与えられない
愛する人が死のうとも 残された者は悲しみをこらえつつも
生きていかないといけない そして愛と思いはちゃんと残る・・・
そして 人間は土へと還る・・・ そして人間はまた生まれ変わる
そんな大きな意味での輪廻転生 宇宙的世界観ファンタジーという感じだった

ついていけれる人 ちょっと入れた人(私) 傍観者となる人
いい悪いは別として この世界にどれだけ入れるか? が試される映画
監督の考える この観念的世界について行けるかどうか?!

今日の映画:72点

中世スペインで 女王とヒューが謁見するシーン
あの内部 コルドバのメスキータだと思うんだけど・・・
本当だったら あんな所で撮ってるとは凄いよな~と感心
雰囲気がまさにあの感じだったので 多分間違いないと思うんだけど・・・

コルドバのメスキータ・・・
もともとあったイスラム寺院の中に 後にキリスト教の祭壇が作られたという
世界で一つしかない イスラム教とキリスト教が混在(!)してる教会
[PR]
by acine | 2007-08-12 22:49 | Estados Unidos 米映画 | Comments(0)