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簡単に覚え書き 映画メモ ひっそりと書いてます   美しすぎだろ リリーちゃん


by acine
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タグ:ドキュメント系 ( 37 ) タグの人気記事

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もっと早く見ようと思いつつ あれこれに忙殺されていたので
公開3週目にして やっと見ることができました

正直 私はマイケルが特別好きだった過去はないけれど 
ジャクソン5やソロの初期の曲は好きです 
ただ音楽的にはよくても 途中から人間離れした色物という印象が抜け切れず
全盛期の頃は善玉マイケルより 悪玉プリンスの方が大好きだった私
 (私の生涯ベストライヴは未だ殿下! プリンスのライヴを超えるものはなし)

だけど 大好物の音楽もの&ドキュメントだし 
ドキュメントとしても出来がいいという噂だったので 
見てみよう!と思ってました 詳しく:シネマぴあ

オープニングから マイケルのバックダンサーに選ばれて
ウルウルしてるダンサーたちのコメントから始まり
躍動感あふれるリハーサル風景がテンポよく映し出される・・・

そう この映画はシンプルに言うと 
お蔵入りになってしまった KING OF POP こと 
マイケル・ジャクソンのロンドン公演のリハーサル風景が
延々続くだけなのだ

なのに そのシンプル極まりない風景が なんとも心地よく
大音量の彼の曲に乗って 気持ちよく 興奮を覚えつつ 進んでいく

まずは 嬉しくってたまらない 力入れて踊ってるバックダンサーたちに
目が奪われる 物凄い数の応募者から選ばれてるだけあって
かなりレベルが高いというか 皆 キレが物凄くいい!

そんな鍛え上げられたダンサーたちの着てる 
ストリート系ファッションも凄くカッコよくて ああいう恰好は
こういう人たちにこそ似合うんだな~と深く納得

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そして そんなダンサーたちをバックに 程良くリラックスし
時には本番かと見間違うように力を入れて リハーサルするマイケルの
顔は確かに不自然かもしれないけど 50歳にしては 
昔とスタイルも変わらず 動きもよく そして 意外にも(失礼)
ちゃんと声もよく出て よく歌えていて 素直に感心 

彼の歌声を聞き リハーサル風景を見ていると
物凄く無垢な人なんだなぁ・・・ と感じた

マイケルの曲は途中から 凄く物質文明的音楽という気がしてたけど 
意外とそうではなく とてもピュアに聞こえて 単に彼は元は
歌ったり踊ることが好きだっただけ それがたまたま
こんな巨大なショービジネスにつながっただけ・・・という気がしてきた

セットやステージ進行やら もう物凄く凝っていて
リハーサル風景でこうなんだから ホントのステージは一体
どんなのだったんだろう?!と 思える完成度で
このあたり 音楽のプロ マイケルのプロ根性 
そして そんなマイケルの元へ集まった人たちの心意気が
十分に見てる側にも伝わってくる

そのステージセットやら効果やら ステージで流されるフイルムやら
そのフイルムのために踊るダンサーやら CG効果やら
その風景を見るだけで もう物凄いレベルのもので圧倒される
彼ほどの大スターになると もう何もかもが凄すぎてビックリ
リハーサルであれ その片鱗はまざまざと見れた感じ

クォリティの高いものを見聞きするのは本当に楽しい!

リハーサルでこんなに凄いんだから 一体 本番では
どうだったんだろう?! お蔵入りとなってしまったロンドン公演 
マイケルがあんなことになり 彼と仕事が出来ると
晴々した顔で 各々自慢のパフォーマンスで参加
してた人たちはどんなに悲しかったことだろうか・・・と思う

ダンサーたち ミュージシャンたち バックシンガーたち
皆とてもいい顔&パフォーマンスをしていて 
カッコいい男性ダンサーたち 渋いミュージシャンたち
バッキング・ヴォーカルの女性 ダンサーの女性も素敵だったけど・・・

個人的にはブロンドのギタリストの女の子が印象的だった 
自分が彼のステージに参加できるものなら 
あんなガールズギタリストが可愛くてカッコいいよな~!素敵!
と 年甲斐もなく ちょっと憧れ目線で見てました 
この辺 元ロック好き・元HR好きの血が騒ぐという感じで(笑)

あと マイケルが一人ステージで歌ってる時 
まるでファン状態で声援を送ったり 曲に合わせて手を振る
ダンサーズやスタッフ達の姿も凄くよかったなぁ

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マイケルを始め この映画に出てる人たち 

皆 身一つ 楽器一つで パフォーマーとなれる

本当にうらやましいな~と 憧れ&尊敬の目で見てました
こういう身一つ +小道具一つで 何か表現できる人って凄くうらやましい
パフォーマンス系 音楽系 スポーツ系 アート系 etc・・・
こんど生まれ変わったら そういう才能がある人 才能のある人に
生まれたいな~と こういう風景を見るといつも思う 

中盤あたりからは マイケルの存在感がぐんぐんと増してきて
エンディングでは 神がかってたような気がしたなぁ・・・
エンドクレジットの”HUMAN NATURE"では 
ぶわーっと何故か涙が湧いてきてしまった

無垢でピュアなマイケルに当てられたのか
見終わったあと 何故か浄化されたような気分になりました

人間 無垢である 純粋である というのは凄い武器だな・・・とも

そして やるべきことのある人には 年齢なんて関係ないということ
このマイケルしかり ストーンズしかり 予告やってた永ちゃんしかり 

リハーサル風景をまとめただけなのに 
こういう風に一つのものを作り上げて行く過程は面白く
臨場感たっぷりで よいドキュメントでした!

マイケルに抵抗があっても 
音楽好き&ショービジネスもん好きは これは映画館で見るべき

今日の映画:80点

私の好きなマイケルの曲は・・・
Rock With You / Youtube
Human Nature / Youtube
P.Y.T. / Youtube  です

*あのミョーに気になったカッコ可愛い女性ギタリストは 
オリアンティ・パナガリス オーストラリア出身の弱冠24歳

なのに 凄腕らしく プリンスやスティーヴ・ヴァイや
ジェフ・ベックやサンタナと共演してるような凄い人らしい 
なんと!殿下とも! そして 私も好きだったギタリスト
ヴァイ様とも共演してたなんて・・・!
エディ・ヴァン・ヘイレンやスラッシュのパートを楽々
弾いてたもんな~ そういう香りが漂ってたはずだと納得
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by acine | 2009-11-11 16:07 | Estados Unidos 米映画 | Comments(21)

台湾人生 ’08 日本

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ずっと見たいな~と思っていたこの映画

映画というより ドキュメンタリー 

花蓮の山間の畑での茶摘みのシーンから始まる
このドキュメンタリー 音声とか作りは 自主製作に近い感じで 
とてもシンプルで いかにもローコストな作り 

だけど 主人公は 日本統治時代の80歳を迎えようとする
一般の台湾の人たち5人 あくまでも彼らにのみスポットは当たる 
詳しく: 公式HP *音が出るので注意

彼らは 自分たちの 時代と国に翻弄された人生を 
淡々と そして懐かしむように そして熱く 
時に声高に ありのままの気持ちを述べる・・・

涙が出たシーンが何ヶ所か・・・

原住民で初の国会議員となったタリグさんが
高雄に住む息子一家を訪ねるため乗った電車の中で歌う
”新高山に・・・”という歌

全く知らない歌なのに 何で 日本から離れた台湾で
この老人が 何故こんな風に日本語の歌を歌ってるのか? 
そう思っただけで 目頭が・・・

そして 勉強がよく出来る女学生だった陳さんの小学校の同窓会
日本語の挨拶から始まって さぁ皆で校歌を歌いましょう!と
日本語で校歌を歌うシーン これまた・・・

そして 二二八記念館や総督府で 日本語の
ボランティアガイドをしている 温厚なシャオさん
彼は毎日今でもNHKを見ているという・・・

弟を白色テロで亡くした経験から 
その資料が展示してある部屋だけは 私は案内
することができないのです・・・と喋るシーン 

そして 自分のためではなく 国の為に
日本の軍事整備工場へ行き 敗戦で 突然日本から見放され 
敵国のもの 人間となってしまった 台湾と自分の人生を 
感きわまって喋るシーン 日本人に対しては何も思わないが 
日本の政府に対しては言いたい・・・!と 

そして この方も穏やかな宋さん
経済的に学校を続けるのが難しくなった時
担任の日本人の先生が そっと自分にお金を差し出し 
そのおかげで なんとか勉学を続け 今の自分がある
先生のような先生になると 自分も教職に就き
未だに年一回 先生のお墓参りのため
千葉へ行き 孫娘と一緒にお墓へ参るシーン

どうのこうの言っても 生きてる間に 時代の事情で
国籍が変わるなんていう経験のない自分には
想像できない苦労を味わってるであろう台湾の人たち

このドキュメントでも 日本語 台湾語 
北京語 客家語 原住民の言葉 が行き交い 
多様なバックグランドを持つ 南国 台湾・・・

淡々と・・おだやかに 
私たちは血統的には 違うけれど 
自分たちは日本人だと思っている
あの当時の日本の精神が私たちにはある
だからこそ 急にその日本から
捨てられたことが本当に悲しい・・・

南国台湾に生きる この人たちの複雑な人生
エモーショナルで その時代を知らない私もいろいろ
考えさされたし あちこちで涙が出ました

正直 ドキュメントの出来は たまたまこの夏 
出張先のホテルで夜に見た 何年か前のNHKBSのドキュメント
(俳句を通じて 日本とつながっていたいという やはり 
その世代の台湾の人たちのお話) の再放送の方が
圧倒的に出来はよかったけど このドキュメントでも
この台湾の人たちの人生・語り口はリアルで
静かで熱く 誠実なのはまったく同じだった

この映画を撮った女性監督も 彼らの生きた言葉・人生を 
こんな風に撮っておきたかったんだろうと思う

今日の映画:77点

ジェイ・チョウの初来日公演 の時 

客席に居られた ジェイのおばあちゃんが 
”日本の歌を私が教えました。これからも孫をよろしくお願いします。” と
日本語で ご挨拶されていたけれど 
ジェイのおばあちゃんも まさにこの年代の人なんですね・・・。

この映画でも ”桃太郎”の歌の話題が出ていたけど
ジェイもあの時 ”桃太郎” を歌っていたなぁ・・・

そして 台北のお寺で ”雅子様は離婚されたんですか?”と
日本語で話かけてこられたご老人・・・

このドキュメントを見ながら そんなことも思い出してました
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by acine | 2009-09-28 18:45 | Asia アジア映画 | Comments(7)
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ミルクの公開に合わせ 公開されたと思われる
ハーヴェイ・ミルク 84年のドキュメント 
アカデミー賞 ドキュメント部門受賞作

見る予定はなかったんだけど 
先日の”ミルク”を見て 実際のハーヴェイ・ミルクは
どんな人だったのか知りたくなったので観賞した次第

ハーヴェイとモスコーニ(サンフランシスコ市長)が暗殺された
数年後の84年に振り返っているので まだ関係者の記憶も生々しく
そして フイルムの色合いも時代を感じさせるものだった

映画自体はドキュメントということで 淡々と事実を追っていく
ハーヴェイ本人 そして 当時の関係者の証言 報道内容など・・・
”ミルク”で見たシーンの本物もあちこちへ登場する

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何よりも ハーヴェイ・ミルクの顔つきがとてもいい
いくらショーン・ペンが巧みに演じようとも 本物は本物

いつも親身で話を聞いてくれたという証言通り
誠実そうで 先行きをどこか予想させるような
独特の輝きがあり 悟ったような落ち着きと儚さがある 
これは演技では やはり出しきれない本人ならではの空気感

最初はホモの味方して 何してるんだ俺は・・・と思っていたという
自動車業者 そしてオネエでハイなイタリア系の教師の発言の数々
街角で犯人のホワイトが出所してきた姿なんて見たくないと
毅然と話していた老婦人 彼らの証言は 
ハーヴェイがいなくとも 彼のやってきたことを
ちゃんと証明してくれているようだった

”ミルク”同様 泣けるかと思っていたら お涙頂戴ではなく 
終盤は意外な展開になって ちょっと驚いた

このドキュメント ハーヴェイだけでなく
”ミルク”では描かれていなかった 犯人ホワイトについて
そして その後が描かれていて これがまた印象的だった・・・

これを見ると ジョシュ・ブローリンが かなり忠実に
ホワイトを演じていたんだなぁ・・・とよくわかる
残念ながら ジェームズ・フランコが演じていたスコットは
意外と普通の人だった・・・ 映画だから美化するのも
ロマンを持たせるのも まぁいいかと 監督の好みもあろうし・・・

話はホワイトに戻るが・・・

ホワイト本人はどうこうというより
その不公平さが漂う裁判の方にビックリした

顔つきひとつ変えない口達者なホワイトの弁護士
そんな弁護士やホワイトの妻に 陪審員が惑わされたらしい事実
市長だけだったら 判決は変わっていたとか・・・
有色人種が犯人だったら もっと刑期が伸びただろうとか・・・

そして 犯人は思うように証言し 弁護士も妻も援護射撃

そして 死人に口なし 
被害者には弁明する余地さえ与えられない不公平さ

裁判員制度について あれこれ取りざたされてる今
思わぬところで こういうことが頭をよぎった

そして 死んだ時は平和的にキャンドルで行進し
犯人の判決には怒りを露わにした支持者や市民たち

”ミルク”とセットで見ると 
ミルクが生きた時代をより知ることが出来ると思う
”ミルク”を見てよかったと思う人にはおすすめ

今日の映画:77点
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by acine | 2009-05-24 22:35 | Estados Unidos 米映画 | Comments(0)
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一言  楽しかった!

NYでの彼らのライヴを 
マーティン・スコセッシが撮ったこの映画
詳しく:goo映画

何せビックリしたのは ミック・ジャガーを始め
10、20代の頃と全然体型変わってないんじゃないか?!
と思わせるその体型と そのアクティブなステージング!

確かに 顔には深く皺が刻まれてるけれど
その皺さえ 勲章のように思えるし 
皺? それがどうした?! と思わせるような 
ステージから繰り出される カッコよすぎる音の数々!

私は 曲も有名どころしか知らないけど
彼らのバンドとしての魅力は若い頃より
今の彼らの方が上なんではないだろうか?

人間 歳は関係ない やるべきことさえあれば
60過ぎたって こんな風にバリバリの現役でいられるんだな~

こんな60代半ばは世界中探しても絶対いない!

ミック・ジャガーのアクティブなステージング
細くてしなやかな体 華がある彼の一挙手一動に目が釘付け 
そして なんとも張りのある声で歌えること!

キース・リチャーズの永遠不良少年的キャラクターと味のあるギター
ロン・ウッドのこれまた少年っぽさを残した永遠のギター少年っぷり
ギター二人のミュージシャンっぽさもとてもカッコよく!

チャーリー・ワッツの渋い佇まいと力強いドラム
個人的には一番好みのタイプ なんと渋くてカッコいいことよ!

なんてカッコいい カッコよすぎる 60代なんだ!

ビーコンシアターという 小ぶりな会場で
臨場感たっぷりで 自分もその場にいるかのように
ライヴを堪能しました 酔わせてもらいました

生ストーンズは見たことないけど これは見て絶対損はないなぁ
こんなライヴ見れたら 明日死んでも価値はあるなぁ・・・ と思った
もと大のロック好き 大の洋楽好きだった私でありました 

間に挟まれる 昔の若い若い彼ら
確かに若くて 無鉄砲だけど 今の彼らの方が
人間&ミュージシャンとして 絶対的に魅力があると思う

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ホント 人間歳じゃない
生き方 生き様が そのまんま 姿・形・やることに現れるな~
そして そのプロフェッショナルぶり!
あの歳で若い頃とまったく同じことをやるのは
目に見えない努力も一杯ありそうだし・・・
でも あの自然体と あのプロ根性!

タルんだ生活してたら このライヴ思い出して
自分も体も絞らねば・・・!と きっと思うことでしょう 

ついでに言うと 彼らよりまだ年上のバディ・ガイ
これまたスゴいミュージシャンで あのギター!あの声!
ストーンズ負けてました(笑)

淀川長治似のマーティン・スコセッシも
冒頭の騒ぎには 一抹の心配を覚えたけど
ライヴシーンはさすが! 安心して見れました
しかし ストーンズのメンバーとスコセッシが
同年代とは これまた驚き!

うーん スゴいもの見せてもらいました 
そして聞かせてもらいました カッコよかった!

個人的には ”シャタード” ”ブラウン・シュガー”がよかったです

今日の映画:80点
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by acine | 2009-01-30 10:20 | Estados Unidos 米映画 | Comments(6)
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世界中のセレブを撮るという 
アメリカの女性写真家のアニー・リーボヴィッツを追うドキュメント
詳しく:Yahoo!映画

2月に東京で見れたら・・・と思っていたけど
時間がなくて 結局 今頃鑑賞しましたが・・・

特に彼女の名前を知らなくても (私もだった)
彼女の撮った写真を見ると あ~!この写真ね!この写真もそうだったのね!と
思わず頷いてしまう写真・人たちが一杯!
テンポよく次から次へと出てくるので 83分というコンパクトな時間にも
関わらず とても充実した時間が味わえた気がする

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ご本人は大柄で 男っぽいサバサバとした女性で
重そうなカメラやレンズを抱えていても 
体力的にも十分そうなのが 傍目で見ていても頼もしい 

そういう何となくオトコ女系の彼女 
だからこそ 若い頃から ストーンズなど ミュージシャンのツアーに
混ざって 写真を撮っていても (もちろんドラッグの洗礼も受けている)
段々彼女が空気のように感じてきた・・・という 
キースの話もなるほどね~という気がした

そんな彼女の写真は パワフルな本人同様
生命力が溢れていたり 躍動感があったり
現実であって 現実でないようなものであったり
本人さえ気がつかなかった自分を撮っていたり・・・
見えない空気感や 見えない魂まで写っているような感じがする

上手く言葉で表現するのは難しいけど 
1枚1枚の写真に とびっきりのクォリティが存在するのは
素人の目から見ても 凄くよくわかる

生まれながらに持ってる才能・感性の素晴らしさもさることながら
凄いワーカホリック そして仕事仲間が評する
彼女ほど必死な人はいない・・・という言葉

彼女のような天才でさえ 未だにそうなんだから 
世の中の凡人(私も含め)が 手を抜いたら 
ロクな仕事なんて出来ないのは 目に見えている

そして 彼女の自然で写真と共に生きるという生き方が
次なる被写体を自然と呼びよせ 凄い写真を撮ることが出来る 
自然と道が出来ている様子が凄いなぁ・・・と思った

よい仕事をして よい仕事を呼ぶ よい人 よい縁を呼ぶ
まぁこれには 彼女のような凄い才能が必要なんだけど・・・
こういう開運の術も自然に身についてる人なんだなぁ・・・と
写真と共に感心した次第

衝撃的だったのは コソボの遺体安置所の写真
セレブの写真なんて ふっとぶ写真だった

そして やっぱり凄く可愛かったキルスティン・ダンスト

テンポよく セレブに愛される写真家の実態を楽しませてもらった

今日の映画:81点

写真の仕事は旅ができる・・・いいなぁ!うらやましー!
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by acine | 2008-05-18 22:53 | Estados Unidos 米映画 | Comments(4)
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北インドに起源を持ち 11世紀から全世界へ散らばったジプシー(ロマ)
彼らの生活や生き方と音楽 その土地毎に特色のある音楽の数々

インド、ルーマニア、マケドニア、スペイン
4つの国の5つのバンドのアメリカツアー”ジプシー・キャラバン”
そして彼らの国での生活を織り交ぜながら追うドキュメント映画

音楽(しかもエスニック)、ロード・ムーヴィー、ドキュメント
私の好物がズラリと並んでいるこの素材!
きっと楽しめる!の予感はピッタリ当っていた

国やタイプは違えど 原始的で 訴えかけるこの旋律
トランス状態に陥り 観客席の幼児までが自然に
踊りだした気持ちがよーくわかったりもする・・・
なんともノスタルジックで魅惑的で幻想的な旋律の数々

マケドニアのジプシー・クィーン エスマ
美しい衣装に身を包んだふくよかな体と豊かな歌声 
子供が出来ないので47人の養子を引き取り育てたという彼女
太陽のような笑顔と そのどこまでも広い 痛みを知る心が印象的

そしてこの映画を見ていたら ルーマニアはジプシー音楽の
一大産地というか メッカなんだなぁと 恥ずかしながら知る 
そういえば去年見たトランシルヴァニアもルーマニアが舞台だったな~

耳に残るは君の歌声で 共演してから友人であり 
バンドのファンと語る ジョニー・デップのインタビューも入る 
タラフ・ハイ・ドゥークスの中心人物らしい粋なじい様ミュージシャン
ニコラエ ルーマニアの素朴な自宅でのインタビュー

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”ミュージシャンはモテるんだ”
”この年で一家みんなを食わせてるんだよ”
”ジョニー・デップの家みたいにプールをそのうち作るんだ”
”年をとってから 楽な人生で感謝してる”

なんともウィットがあり 自然体で気取りがなく
音楽を素朴に愛し 演じる姿はなんとも粋
こんな粋なジイさんは 日本には滅多にいないだろう
ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブに出てくる ハバナのジイさん同様 
なんともカッコよく それゆえに 終盤でまた泣かせてくれるのよ

地元の才能ある少女に授業料を出して音楽を勉強させたり
音楽で成功した分 何かを社会に還元したい
貧困から脱出するためには 子供に教育をつけてやりたい
とか 彼らの考えることは凄くまっとうだ

流浪の民ゆえ 迫害され 疎まれ 就きたい職業にも
なかなかつけなかった歴史の中 自然にインドから脈々と
持ってきて 受け継いだ音楽が彼らの大きな財産となり
現地の環境と融合し また個性豊かな音楽を作る・・・ 
財産は持たずとも 原始的な生き方がいいなぁ・・・
遊牧民がルーツ そんなB型の私には 何とも魅力的だった

そして 発祥の地 インドのルーツは同じだけど 
今は各々違う国の人間として 彼らが存在すること
でも 自分達に流れるものは同じ・・・という感覚も 
島国で育った人間には 凄くユニークに思えた

話は戻るが ジプシー音楽のメッカ ルーマニアのバンド
ファンファーラ・チョクルリーア これまた凄いブラスバンドだった
まさにトランス系というか魅惑的 ここのオヤジさんもまたいい味わい
ラスト辺りのあの窓の外の演奏シーン・・・泣けました

そして 個人的にも興味大 スペインのフラメンカ
ロマの言葉は話せなくとも 今風のヨーロッパ的暮らしをしながらも
ロマに生まれてよかった みんなとツアーをして同じものが
流れているのがわかった・・・と語る彼ら 他の音楽と比べると
陰影と静と動の激しさが対照的なスペインのフラメンコも
まさに彼らの影響なくしては成り立たない音楽 
カンタンテ&バイラオーラの肝っ玉母ちゃんも何とも魅力的

そしてまさに本場 インドのバンド マハラジャ
いかにもインド!という衣装に身を包み オリジナリティを
プンプン発するその旋律 世界でもこんな魅力的な旋律は
なかなかないよ・・・と言う通り 唯一無二の旋律
そして 化粧をし 美しく飾り立て 凄いダンスをする
ちょっとおネエ風青年 彼のダンス・フレンドリーさも凄く魅力的だった

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ラスト マケドニアのエスマの言葉

”みんな ロマを見習うべきよ
私たちは戦争を始めたり 国を占領したり 
誰かを迫害したことなんて歴史はない”

そんな彼らの素朴で オリジナリティ溢れる音楽と人間性
一緒にツアーバスに乗ってるかのようなドキュメントはとっても魅力的だった

今日の映画:82点
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by acine | 2008-04-15 23:58 | Estados Unidos 米映画 | Comments(2)
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’50年代 ボサノヴァの創世記を追う 音楽ドキュメント
や~っと 今頃見ることが出来ました

リオ・デジャネイロの街を舞台に
どんな風にボサノヴァが作られたか?
どんな人たちが関わって生まれたのか?
どんな風にムーブメントとして広がっていったのか?
アメリカのジャズ ラテンのボレロ そしてサンバとの関連性

もっと古い音楽かと思っていたら 意外にもモダン
そんな年数しかまだたってなかったとは驚き

そして 何と言っても 優しげで甘美なそのメロディと世界感!

生き証人たちによって 今もヴィヴィッドに演奏され歌われる歌の数々
よい時間を重ねた老ミュージシャンたちの手から奏でられる音
喉から出てくる声は 一瞬にその場の空気を変える力がある
一瞬にして こっちもその場で直接聴いてるような幸福感!

優しく美しく ストレートにロマンティックな歌詞たち
ポルトガル語の優しい響きとギターの音
どの曲も捨て曲がないくらい いい曲ばかり

なんとも心地いい 至福の2時間強を過ごしました
家にいる時 この映画をエンドレスでずっと流していたい・・・!
そしてBGMとしても最高だろうなぁ・・・と思ってしまう心地よさ

そして クラシックやコール・ポーターが好きだったという
若き日のアントニオ・カルロス・ジョビン
大変ハンサムでその雰囲気も素敵
彼のCD何か買おうかしらん?!

そして フランク・シナトラとの”イパネマの娘”の共演
才能溢れる伊達男が二人 絵になりすぎだった
これまた凄く良くて これまたCDが欲しい

そして 時代の花だったらしい コケティッシュなナラ・レオンも気になるなぁ
 *コール・ポーターを描いた五線譜のラブレター(サントラ大好き!)

同じラテンでも スペイン語圏とはまた違う
独特の優しげな魅力がある ポルトガル語圏
映画もだけど 音楽もなんとも魅力的すぎる ブラジルもの

ボサノヴァじゃないけど 
ついつい カエターノ・ヴェローゾとかマルコス・ヴァーリとか
セルジオ・メンデスとか 手持ちのブラジルもん 聞いております(笑)

今日の映画:82点
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by acine | 2008-01-07 13:46 | Sudamerica  南米映画 | Comments(0)
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ミシガン州の集会から始まるこの映画
意外にも こじんまりと淡々とした NHKか衛星で
放送しそうなタイプの ドキュメントだった
詳しくは:シネマ・トゥデイ

ジョン・レノンが撃たれたというニュースが
世界を駆け巡った時は リアルタイムで知ってるけど
その頃の彼がどんな風だったのかは知らないし
ベッドで何かあった・・・というのは おぼろげにしか知らなかった

この映画を見て驚いたのは 反戦を掲げ
政府が危険とする反骨分子と付き合いがあったジョン・レノンが
やはり政府から危険分子と見られて 盗聴、尾行されていたこと・・・
そして国外退去も命じられていて 戦いの末やっと永住許可を取ったということ

え?!ということは 例の事件ももしかして 差し金か?!と
不穏な空気を感じていたら この映画の中で描かれるピースフルな
世界を希望していたジョン・レノンのように ピースフルな地点へ
着地したので 意外にも ヒネりがなかったかな?という感じ
例のベッドの件も 思っていたより全然過激でなくて
意外にも平和だったんだなぁ・・・と思ったこと

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だけど この時代に生きたジョン・レノン 彼に共感をしていた人たち 
アクションを起こしていることに意義があり・・・という感じがする
私もだけど今のぬるま湯時代 ぬるま湯につかってる場合じゃないのに 
何もアクションが起こせない これまたぬるま湯人間には
その方法がどうであれ 勇気があるな・・・と思わされた

まさに Power To The People な時代だったんだなぁ
そして Happy Christmas の歌詞が心に沁みる・・・

そして フィルム、インタビューの中のオノ・ヨーコ
昔はいかつい顔した怖いオバハンだなぁ~と思っていたが 
意外にも可愛いところもあるし その喋り方もとても品がいい
その当時 まだ30代なのに 何もかも悟ったようなその達観ぶり 
落ち着き払った様子は凄い その風情を見ていると
こういう人は そりゃ日本じゃ納まりきらないだろうな~
今の時代でも こんな30代の日本女性は滅多にいないだろう
出会うべくしてジョン・レノンと出会ったんだろうな~と思う

するーっと見れる ピース・ベッド ドキュメント

今日の映画:70点
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by acine | 2007-12-10 18:20 | Estados Unidos 米映画 | Comments(0)
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いやいや これまた骨太のラテン系だ

スペイン映画というより カタルーニャ〈バルセロナが州都)ならではの
独特の地域性やその性質がよく出た映画だと思う
スペインであって スペインでないバルセロナ同様
スペイン映画であって スペイン映画ではない 
ラテンの濃さとマジメさ 独特の立ち位置の映画かもしれない

台詞も 実際 半分がカタラン(カタルーニャ語) 
半分がカステジャーノ(いわゆるスペイン語)という
いかにもカタルーニャらしい 言葉遣いだった
あそこまで自分達の言葉まで抑圧されてたら 
自由になったら カタルーニャ語が第一というのが わかるような気がした
しっかし カタルーニャ語はやっぱり難解だわ さっぱり理解不可能
この前見た イタリア語の方がよっぽど スペイン語と似てる
 *理解可能な範囲に限る・笑*

大・大・大好きな街 バルセロナが舞台ということで 絶対見なくては!な私  
硬派な仕上がりなんだろうなと思ってたけど
ほぼそれは当ってたけど へーぇ!な意外なシーンもあったりしたけど
いやはや不覚にも 何箇所かで涙が出ました
詳しくは:アムネスティ

冒頭の事件 もう一体誰が誰やら どっちが悪者なのか
サッパリわからないのだけど サルバドールは銃弾を打ち込まれ
警察官を殺し 牢屋に入れられ 裁判を待つ身となる

全く過ごしてる時間も 時代も 国も違うし
そういう行動に出なくてよい国や時代に生まれたけど
こういう映画を見てると いざ自分だったらどうするか?
どう生きるだろうか? とついつい考えてしまう
今年は 視点は違えど こういう反体制系・レジスタンス系
政治的巻き込まれ系 凄くいい映画が多かったと思う
麦の穂をゆらす風 パラダイス・ナウ パンズ・ラビリンス
グアンタナモ 僕たちが見た真実 ラストキング・オブ・スコットランド

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主人公サルバドールを演じたのが ダニエル・ブリュール
グッバイ、レーニン!で彼を見てて てっきりドイツ人だと思ってた私(国籍はそうらしい) 
スペイン映画なのに 何で彼が出るんだろう?と 不思議に思っていたら・・・
実はバルセロナ生まれドイツ育ち ドイツ人とスペイン人のハーフだったのね
そして ドイツ語、スペイン語のバイリンガル、英語もフランス語も堪能だとか! 
(映画見てたら カタルーニャ語も堪能そう)
本名: Daniel César Martín Brühl González Domingo  
意外にも スペイン色濃い名前だったのね

この映画での カールおじさんか熊軍団みたいな 濃い濃いいかにも
濃厚なテイストのラテンな男達に 囲まれてると 彼は毛色がやっぱり違う
ボンボンくさいというか 妙な生真面目さとのほほんさ・・・
そういう彼の持ち味が 何故か道を踏み違えてしまった
このサルバドールの役にピッタリだった 
それはバルセロナの持つ街の空気感とも重なる
バルセロナ生まれの彼には持ってこいの役だったんだろう

お肌があんまり綺麗じゃないのが 勿体ないけど 
彼が真摯に人生に向き合えば ニッコリ微笑めば
彼女も姉妹も弁護士も看守も 皆何故か彼のことをほおっておけなくなる

彼が死刑になるまでの原因は 正直全く共感できない
反体制と名のついただけの単なる強盗犯 単なるギャングじゃないか?!
そりゃ捕まって当然よ! と思いたくもなるんだけど
それが原因で 大きな時代の渦に巻き込まれ 
結局 死刑宣告を受けるくだりは 本当に気の毒になってくる

最初はうさんくさく思われていても 段々と周りの人間を引き込む・・・
ダニエルののほほんとしたボンボン的存在感は 
そんな見てる側の矛盾も段々帳消しし 共感させてしまう底力があるから凄い
現実的なドイツ・スペイン版トビー・マグワイアって感じもする
そして どこかユアンも思わせる雰囲気 

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やはり思想で囚われ死刑宣告から恩赦で生き返った父親は
すっかり人が変わってしまい廃人のようで 息子を思いやる余裕がない
そんな父に あなたの息子でよかったと手紙を書くサルバドール
そして活動に熱中するあまり 彼女からも愛想をつかされる 

そんな囚われた身のサルバドールを心配するのは彼の4人の姉妹
この姉妹の弟・兄サルバドールに対する気持ち
そしてサルバドールが女姉妹に対する気持ち これがたまらない
歳の近い姉妹たち そして末っ子の妹に対する思いやり
自分と血のつながったきょうだいが死刑になる?! 想像を絶する世界
控え室でサルバドールと姉妹達が4人で手をつなぎあわせるシーン・・・
私には弟はいないけど 思わず・・・涙! 

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そして 登場が楽しみだった レオナルド・スバラグリア!
ご覧のとおり これまたカールおじさん状態で 刑務所の看守役
パンズ・ラビリンスの大尉のように とことん卑劣なヤツかと思いきや
(そういうのも見てみたい) 姉妹とサルバドールが面会で話す時も
 ”カタランを使うな!カステジャーノを使え!カブロン!” なんて
憎憎しげに言ってたくせに・・・
気がつけば あれ?ストーカー? あれ?一緒にバスケやってる?
○への手紙を読み 果ては すっかり囚人サルバドールに共感してしまって
感情移入してしまうくだりが ちょっと笑えたりして・・・ 
こういう妙な子供っぽさや 単刀直入さもスペインらしくていい(笑) 
何故か和み系のほっとする妙ちきりんなヒール役 スバちゃんでした
*レオナルド・スバラグリア ユートピア

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個人的には楽しみにしてた ネチっこそうなルックスとは裏腹に
スバちゃんが意外に平和な役だったので ちょっと物足りなかった反面
弁護士を演じた トリスタン・ウジョア 彼は今回凄くよかった!
登場してから だいぶたって これってもしかして彼だわ!と気がついたけど
最初はサルバドールに理解できないと言ってたくせに
接するうちに なんとかサルバドールを助けようとする
彼の職業人そして人間としての純粋な気持ち 彼の行動・・・
これは重要な役だったと思う 彼とサルバドールのシーンも泣けた・・・こりゃ名演!
*トリスタン・ウジョア ルシアとsex オープン・ユア・アイズ 

レオノール・ワトリングも出てたけど 余り重要な役ではなかったかな?

70年代が舞台ということで レトロなファッションに車
それにあわせたザラついたフィルム どこか突き放したようなバルセロナの街並み
音楽も凄くよかったし 映像もスタイリッシュでカッコよかった

宣告~執行に至るまでのシーンも まわりではそういう行動を起こすのか?
そして 作業人+執行人登場 その全ての過程にもかなり驚いた
思わず息をする間もない つばを飲み込む終盤だった

原因は何であれ 過程が大事 
ずしっとした骨太さと ぴしっとした真摯さが光る映画だった
骨太ラテン系 繊細で力強い!

今日の映画:82点
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by acine | 2007-11-25 23:03 | España  スペイン映画 | Comments(4)
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うさんくさいと思って 見逃していた ボウリング・フォー・コロンバイン 
それが 思いのほか面白かったので こちらも鑑賞
見栄えのよさそうな映画優先してたから(笑) 今頃になってしまった

マイケル・ムーアは ここでもあくまでもストレート 
疑問に思ったことは 何故何坊やのように ズンズンと追いかける

スレた大人には すっかり忘れてしまったような 
子供の なぜ?どうして?という心が この太ったアメリカ人には
今でもピュアに宿っているのが うらやましくもあり 呆れたり・・・
でも それが凄くストレートで まずそこに感嘆してしまう 

先進国で唯一国保のない国らしい アメリカの医療の実体には唖然とする

公的保険がないから 個人的に保険会社と契約を結ぶ
無保険者には 余りにも高額すぎる治療は受けれない故
切断した指2本のうちの1本の接合を諦めたり
治療代がかさみ家を売り出すしかない夫婦
契約はしてるものの 契約してる病院へ行けと言われ
高熱を出した娘は息絶え 臓器移植が保険会社から
認められなかったため 命を失った旦那
果ては治療代が払えない患者を道端に置き去りにする病院

そういう酷い目に会うアメリカ国民の姿にもビックリするが
保険会社の歪んだ背景にももっとおぞましいものがある
保険金を出さないように努力した保険会社の審査医には
どんどんよい給料・ポストが与えられる
後に証言していた医者は ”自分が不可とした人で
死んでいった人がいる なのに私は何も罰せられない”
そして 保険金を出さないように 過去の病歴を徹底的に調べる人間たち

根本から間違ってるとしか思えない
甘い汁を吸うだけ吸う奴はのうのうと暮らし
末端の罪のない人々が地獄を味わう

それが耐えられない・・・とその仕事から抜け出し
証言したり インタビューに答える人たち

ここまでの有様でないとはいえ 自分達の立場に置き換えれば
いつ こういう風に制度が破綻してもおかしくない・・・
歪んでいってもおかしくない・・・と思うと 空恐ろしいものがある

川一本アメリカから隔てたカナダ
そしてイギリス フランス キューバの状況を見ていると
かなり美化・誇張してる部分はありそうだけど ずいぶんマトモに思える
あくまでも人間ありきだからだ

こういう状景を見ていると その国の医療事情を知らずに
旅先でうっかり怪我したり病気になると えらいことだ 恐ろしい!

インタビューに答える人たちの穏やかな表情 達観ぶり
街行く人たちの姿を見ても ビックリするようなアメリカ人の
太り方のような太り方をしてる人は余りいない

医療はあくまでも人のため 
医師もあくまでも人のためにあるという 
当たり前のことがそのあたりの国では当然のごとく行われている
医師・患者の立場が当たり前の形で存在している
そして本人達もその状況をよく理解している

それに驚きが隠せないアメリカ人 そしてそれを傍観する日本人
日本だってこの先どう転ぶかわからない・・・

劇中でイギリス人?がコメントしてたけど 
政治?国のあり方?には 2つあって・・・

*国民に 自由・教育・健康を与えない 
 そして怯えさせて 国に服従させる

*もう一つはその反対 その3つを与え 
 国民が国を自由にさせない 国が国民を怖がる

どっちが健全か?というと わかり易すぎる位明らかだ
人間が人間らしく生きることが出来る国・・・
私も来世はそんな国に生まれたい

全世界で見れば 充分恵まれてると思える日本だけど
何もかもが中途半端な国になってしまったような気がする
同じ日本なら もっと日本の美徳 日本人の美徳が
残ってる時代に生まれたかったなぁ・・・と思うこの頃

終盤のグアンタナモへ突撃は あぁ!またやったか!M・ムーア!
うさんくささ満点だけど キューバの人たちの接し方でかなり救われた

グアンタナモ 僕達が見た真実 を見てたので 
国民より囚人の方がよい医療を受けている・・・と言ってたけど
罪のない人が自由を失われているというケースもありそうなので
この彼の吼えぶりが正しいかどうかは???だけど・・・

ここまで堂々と主張して よく話題になってるように
アメリカ国内で 彼の身は大丈夫なんだろうか?と
思わず心配してしまうけど いい意味で とても愛国心の強い人なんだと思う

エンドクレジットを見ていると・・・彼の突撃ドキュメントは
まさに彼のアメリカという国への愛情の裏返しのような気がする
驚きとどよんとしてしまう事実ばかりの中に ほっとする瞬間だった 
それにしても嫌でも考えさされる内容だ

同じく エンドクレジットにて
 
”毎日 フルーツや野菜を食べて 歩こう!” 当ってる 

今日の映画:80点

今思えば このタイトル
病気をKOするか? 病気にKOされるのか?
それとも その他の見えない何かに病気はKOされず
人間がKOされるのか? という感じがする
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by acine | 2007-11-04 22:43 | Estados Unidos 米映画 | Comments(4)