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簡単に覚え書き 映画メモ ひっそりと書いてます   美しすぎだろ リリーちゃん


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タグ:ハビエル・バルデム ( 8 ) タグの人気記事

ダニエル・ボンド3作目
まずは結論 ちょっと小粒かな?
出だしのイスタンブールは一体どんだけ一般人
巻き込むの?状態でちょっと引き気味
屋根をバイクで走るシーンも凄いことやってるはず
なのに 何故か余り凄く見えないのは何で?
諜報員の立ち位置を問われるのは現代的なんだけど
もうちょっとハビ演じる敵もダークナイト並の
パンチが欲しい ボンドガールも地味
お膝元の英国シーンが半分位で地に足ついて
品良かったものの もうちょっとゴージャスさも欲しい
レイフもベンもでなかなかこれまた品の良い
キャスティングなものの Mにあそこまで
持っていかれていいものか?
もっともっとボンドを目立たせてちょーだい!
という感じ ダニエルはとても素敵でクールなのに
サム・メンデス ちょっとちんまり作ってしまったなぁ
前作も今作も見終わった後 カジノ・ロワイヤルが見たくなった
個人的には ノーランかヴォーン監督作にてダニエル・ボンド熱望!

12.12 80点
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by acine | 2012-12-04 23:05 | Inglaterra イギリス映画 | Comments(0)
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TVで見た予告編がなかなか面白そうで
今の自分は旅になんか出れそうにないので
見たら ちょっとは気分転換になるかも~!?

でも 待てよ ジュリア・ロバーツが主人公

ジュリア・ロバーツの映画 よくよく考えると
なんと ”プリティ・ウーマン”以来でしたー!

なかなか縁がない俳優・女優がいても

※本当に縁がなくて たまたま見てない

※どうもピンとこなくて 自分から見ようとしないから 縁がない

以上 2種類に分かれると思うんだけど 
ジュリアは後者 今まで特に興味がなかった・・・というのが正しい

でも ハビちゃん出るし・・・! どーかな~?と思いながら 行きましたが

嫌な予感の方が当りました~!

よって これから見られる方 見ようと思う方は
読まない方がいいかも・・・

この映画 ジュリアに興味があるか ないかで
感想がガラっと変わるかもしれない

まずは映画自体詳しく:eiga.com

ピチピチだったプリティ・ウーマン ジュリアも四十路
もともと個性的な顔立ちしてると思ってたけど
今回久しぶりに見て ますますその感強し・・・

メイクして髪もバッチリで ものすごーく綺麗に見える時と
スッピンで えぇ~?!ってな素顔の落差が激しくて

目鼻立ちくっきりだけど あの顔の小ささというか細さ
なんかこうつめこまれすぎで いびつに見えてしまうし
一番気になったのが スッピン&あまりメイクしてない時の口元! 
特に上唇! なんで そんなにラインがボヤケてるの?
しかも 上唇のあのボテーっとした感じが どうも私は
違和感あって ついついそればっかり気になってしまいました

どうも話がかみ合わない どう見ても合ってない夫と
別れることにした 売れっ子作家(ライター?)のジュリア

この夫がビリー・クラダップ 私はビリー好きなんだけど 
え?誰?この頭の大きい人? もしかしてビリーかな?と思いつつ
こんなにカッコ悪い人だったっけ?!(まぁ役自体が余りカッコよくもない)
”あの頃、ペニー・レインと”なんか 物凄くカッコよかったのにな~

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そんな中出会う 年下男のなかなか可愛い男 ジェームズ・フランコ
即 一緒に暮らし始め インドの瞑想?というか インドの宗教?に
ハマってる彼に即影響され 瞑想を始め 突然イタリア語を勉強しはじめ
イタリアとインドとバリへ行くの!と
何もかもリセットする旅に出発するジュリア

もともと航空券を3種類買ったと言ってたけど・・・

素晴らしく絵になる街 (これは素晴らしかった!)
ローマで美味しいものを食べまくる

あれこれ 混沌としてピュアな インドで祈る 

そこで 初めて わかった!

じゃ バリでは恋をするんだ~ 

そこで まだ出てないハビ登場なんだな~

わかりやすすぎというか 単純すぎる!
しかも4ヶ月ごとに きっちり移動して・・・!

しかも 行く先々で都合よく 英語を喋る人たちが現れ
手を差し伸べてくれ 仲良くなるのは 普通ありえない!
それだけでも 充分アンタ恵まれてるよ! と思うのに
まだまだ更に何かを見つけたい・・・なんて厚かましい・・・!

と段々思えてきて かつ スッピンジュリアの口元に目を奪われ

なんで 欧米人女@アジアって こういう絵に描いたような
私はアジアにいるのよっ・・・みたいな 自己満足アジアンルック
というか あぁいう画一的な服装になるんだろう?!と思いつつ

バリの妙にフレンドリーすぎる祈祷師(?)といるシーンなんて
ELLEとかの巻頭のセレブ記事で ”ジュリア・ロバーツ 
バリでリセット” みたいな感じの完璧なセレブ的絵づらなのだ

そして バリでやっと現れたハビ男 ハビエル・バルデム!

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なんと 驚きのブラジル人役だったけど 濃厚な空気感の
バリの中でも まぁ 濃い~!濃い~! 濃い~こと! 
かつ顔がデカい! なので 街中にいようが 
田んぼの中にいようが 海辺にいようが どこにいても 
そこにいる!と 即わかる ハビちゃんなのだった 

でも なかなか素敵な雰囲気を醸し出していた
しかも イタリアのマンマに負けない位 息子LOVEな
バツイチのブラジルオヤジ役で ちょっとビックリしたけど・・・

彼がかけていた音楽 ボサノヴァ@バリが 
ものすごーくマッチしてて すごく新鮮でした! 
ボサノヴァって こんなにバリ島に似合うんだ・・・と

だけど ジュリアとハビの相性がいいかどうかは???
やっぱり 奥方 ペネロペみたいな濃い~人と組んだ方が
絶対似合ってる感じ 湿度の低そうな人は似合わない

見終わってわかったけど 

私の中では

トム・クルーズは 何の映画でも トム・クルーズ
ブラッド・ピットは 何の映画でも ブラッド・ピット 
(エンドクレジットで初めて知ったけど 製作に加わっていた) 

なんだけど 彼らと同じく 

ジュリア・ロバーツは 何の映画でも ジュリア・ロバーツ
なのかな?と思いました 違ってたらゴメン!だけど
多分 そーなんだろうと 勝手に解釈

実話らしいけど 知らずに見たら このストーリー自体 
かなりのご都合主義なので これをリアルに演じること自体 
かなり難易度が高いと思うんだけど それを 何の映画でも系の人が
主演やってしまうとこうなる・・・というよいお手本 
いや悪いお手本のよーな映画になってしまいました

これがハリウッド映画の自分探しの旅の限界

雰囲気もんだけど 何かがもっと深い
ミニシアター系や 同じアメリカのインディーズ系の
ロード・ムーヴィーには 足元にも及ばない感じ

例えば これを今思い浮かんだだけだけど
ケイト・ブランシェットとかユマ・サーマンとかが演じたら
もうちょっと いや必ず深みが出たかもな~・・・
もしくは 好きじゃないけど グウィネスでももう少しは
コマシだったかもしれない・・・と思う

彼女の狼狽ぶり 迷走ぶりはわからんでもないけど
ジュリアが好きでないと この映画には多分共感できそうにない感じ

それでも 個人的に一番良いシーンだなと思ったのは

インドの寺院?での屋上の アメリカ人瞑想仲間のオジさんの話
何故か 歯に手を入れつつ 感極まる 人間臭い話は
よかったんだけど あの手で ジュリアと固く握手してたよーに
思うんだけどあれでOK? と変なところが気になりました

あと 自分を一言で表現したら? という台詞は
ちょっと考えさされました 私も迷走中により・・・

しかし 勝ち組女の 自分に酔いしれてる リセット旅
1年旅に出て こんな都合よく いい感じで 自分発見
相手も発見できれば 誰だって 旅に出るわな~ ふーん・・・ 
みたいに思った私は 素直ではないでしょうか・・・?

いや これが素直な感想なんですが・・・!

セレブの気まぐれで ジュリア・ロバーツが旅する的映画でなく
主人公が旅して 感じる映画だったら もっとよかったと思う

今日の映画:62点
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by acine | 2010-09-21 22:59 | Estados Unidos 米映画 | Comments(8)
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ウディ・アレンのイギリス2作に続き
今度の舞台はスペインのバルセロナ
詳しく:シネマトゥデイ

スペイン人監督が描くのとはまったく違う 観光的バルセロナ 
(それもとっても楽しいんだけど・・・)
そして太陽とアートとワインと男と女と とってもわかりやすい 
アメリカンガール in バルセロナ

冒頭のプラット空港 そしてタクシーでバルセロナの街へ向かうシーン
そうそうこんな感じだよなぁ・・・と記憶が甦ったりして

ただし このアメリカ人2名 ヴィッキーとクリスティーナ
うちレベッカ・ホール演じるヴィッキーには 
バルセロナに親戚がいて 彼らの家に滞在するのだけど
これがなかなかの邸宅で 若いくせにハイソな旅だなぁ
(今時はセレブな旅か・・・) という匂いがプンプン

そして ヴィッキーの叔母?より ギャラリーのレセプションで見かけた
赤シャツの男が妙に気になる スカーレット・ヨハンソン演じるクリスティーナ
そして 翌日の晩 夕食を食べていると 再びその男を見かける二人
そんな二人に近づく ハビエル・バルデム演じる ファン・アントニオ

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いかにもラテン男的 かつ単刀直入かつ甘く 
二人を週末のオビエド(ファンの故郷)に誘う・・・
クリスティーナは元々ファンに興味があるので行きたいわ!と即答
そして 婚約者がいるヴィッキーはあれこれ言って食い下がる・・・

え~?! バルセロナが舞台なのに 何でオビエドへ行くの?と驚いたり
あんなにうるさかったヴィッキーがその飛行機へちゃっかり乗ってるし
アンタね~という感じ(笑)が強引でいい ワイン飲んですっかりいい気分で 
あのスペインの濃い空気感がそうさせてしまうのね~ という予感

この映画 ワインを飲むシーンが一杯あって (こっちまで飲みたくなる位!)
ワイン飲んですっかりいい気分で ついつい勢いで・・・という雰囲気を 
ストーリー展開にも 凄く上手く利用してるような気がする(笑) 
それでもしょーがないか的雰囲気を バルセロナの街や
スペインの空気は持ってるからこれまたしょうがない

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そして 三角関係 四角関係 爺の自己投影&妄想炸裂?! 
ハビさん中心に いい女がくっついたり 離れたり 
カスカスですっかり枯れてしまってるように見える外見でも 
爺いや御大 若いよなぁ・・・(笑)と ある意味感心
ラテンの本場で 負けじとなかなか情熱的に撮ってるし・・・

タイトルのように 恋をするというより 魅力的な街での
アバンチュール系ストーリーが展開されるわけだけど
飲んで 寝て 愛を語って 楽しけりゃ それでいいじゃないか~!
意外と事なかれ主義というか あまり深いテーマはないと見た

単に 御大 ムチムチしたスカ子と また映画が撮りたかったんだろうなぁ
そしてこれまたスペインのムチムチ系 ペネロペ・クルスも絡ませて
そして 舞台は美しいバルセロナで・・・! 単なるそういう筋書きっぽい

普通 今 GFと暮らしてる所へ いくら問題があるからと言って
元妻を連れ込む~!? それを許すGFもGFだし そんな男も男だし
乗りこんで平気な元妻も元妻というか・・・ 皆 えらい器が大きいというか
何も考えてなさすぎでおかしい 共感できないな~(笑)

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3作続けて起用されて お気に入りのスカーレット
御大入れ込んでるだけあって すごく魅力的に撮られていて
ノースリーブの腕をチラチラさせ プラチナブロンドの髪をかき上げ
ぽってりした唇からあのハスキーヴォイス
ほんの数秒でも色気ムンムン なんともセクシーで小悪魔的

親友のヴィッキーに批判されても 
気になる男にはホイホイついていく尻軽女で 
でもサバサバしてたり 彼女にピッタリなキャスティング
あと 思ったのは 彼女は上半身とか顔のアップは凄く
いいんだけど 全身になると どうもバランス悪くない?

そして 濃い~濃い~ハビエル・バルデム
ハンサムじゃないわ・・・とヴィッキーに陰で言われても
濃厚に漂うラテン的色気 舞台がスペインということで
アメリカ女相手に英語喋ってても やっぱりハマっている

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そして ペネロペ・クルスが登場すると 一気に空気が
ますます濃厚になる 頭おかしいので 喋りすぎてうるさい位!
だけども いかにもスペイン女的なルックスは
いくらセクシーなブロンドでも クリスティーナよりは
その空気感にピッタリマッチする ペネロペが登場してから
どうもスカーレットは所在なさげになってしまった感がある

だけど これが助演女優賞かというと どうなんだろう?!
気性が激しい女なので わかりやすいけど 審査員もスペイン語
喋ってるし エキゾチックに見えて 得した部分もあるかな?
ボルベールで主演女優賞の方が合ってるような気がしたけど・・・

しかし 自分はさんざんスペイン語喋ってるくせに 何度も何度も
元妻のペネロペにはこの家では英語を使え!と言うハビエル 
矛盾してません?! この辺が英語人種のエゴというか
設定に無理があると思う 同国人同士がわざわざ外国語で
普通喋らないと思うけどな~

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インパクト強いキャスト陣の中 不思議な3人暮らしをきっかけに
どうもインパクト薄になりがちなスカーレットをよそ目に
段々と気になってくるのが このヴィッキー役のレベッカ・ホール

最初は説教臭いことを スカーレットやハビに言っておきながら
自分はちゃっかりハビエルと・・・ とのその優等生キャラが
鼻につくんだけど 段々このまま婚約者とそのまま結婚していいのか? 
またハビとと・・・妄想したり 等身大の人間くさい
そのキャラクターが 段々と印象に残ってくるわけ
フロスト×ニクソンでは 単なるなりゆきまかせなグルーピー的存在
だったけど こちらではより演技をしてて 
地味目だけど なかなかよい手堅い女優さんかも・・・

そして 一番の楽しみだったバルセロナの街並み

かなりステレオタイプというか 物凄くお上りさん感覚で撮られてて
名所はちゃーんと押さえてるんだけど もっといいとこも
一杯あるのになぁ・・・と 大のバルセロナマニア&贔屓の私には
ちょっと物足りない位でした それほど登場人物たちが濃かったなぁ

映画としては スカ子3作の中では マッチポイントが圧倒的に面白いかな
タロットカード殺人事件では 御大出しゃばりすぎでうっとおしいし・・・

これは一夏の雰囲気もんアバンチュール系で
出てくる人も街も濃いけど 意外とアッサリ味 

バルセロナが舞台というだけで 点数かさ上げしてしまうんですが
この映画に関しては現実的にシビアかも(笑)

今日の映画:76点

 ↓ 余裕のある方はどうぞ ↓

バルセロナ写真集
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by acine | 2009-06-30 17:41 | Estados Unidos 米映画 | Comments(18)
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今年のハビちゃん映画3本目

妙にクセになる ハビエル・バルデム
怪優でありながら ずしっとしたオーソドックスさも
併せ持つ 器のデカいエスパニョール

ノーベル賞作家 ガルシア=マルケスの原作を映画化したこの作品
詳しく:東京美術通信

南米コロンビアが舞台のこの映画
キャストたちも スペイン人、イタリア人、ブラジル人、ヒスパニック系アメリカ人
など せっかくラテン系の人で固めているのに 言語は英語
看板や人の名前もそうだし 周りの人たちはスペイン語喋ってるのに
そこだけはまるで異空間のように英語が喋られる・・・

なんともコロニアルな街並みや パティオのある家が舞台なのに 
やっぱり興ざめ スクリーンを眺めては これがスペイン語だったらなぁ・・・
という感は中盤まで否めず こういうラテンな世界に英語は似合わない

この映画 主人公 フロレンティーノは 
青年時代は ハビエルと違う俳優が演じていて 
片やヒロインのフェルミーナは 同じ女優が生涯を演じるので
二人が登場する ?! 一体この間 何年くらいたったのか?
時間軸がかなりわかりにくい というか 
もう少しちゃんと設定しません?!という感じ

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片方はえらい老けてるけど こっちはそうでもない・・・?!
老け演技も 向いてる人あり(ハビエル) 
向いてない人あり (ヒロイン) だったり
そのあたりのバランス感覚が かなり気になる映画でもあった

そんな中 ヒロインの父親に引き離され
50年間も思い続けるのはいいけど どうもマザコン
そして その失恋の治療と称し 片っ端から女と関係を持ち続け
それを日記につけるかなり痛く悲しい男のフロレンティーノ

なんで ヒロインはこんな男がよかったのかしらん?と思わせる
今イチインパクトの薄い 恋する青年時代の役者から
???一体何年たったの? 一体彼に何があったのか?と思わす 
インパクト大 若年寄なハビに変わってからは 
シーンによっては これって何の映画だっけ?と思いたくなる位 
その独特な濃さと静けさと情けなさで 場面をかっさらうハビ

その類猿人のようなルックスでありながら
その気持ち悪さと紙一重の崇高な静けさを纏う様はやっぱり見事
何で こんなゴリラ男に引っかかる女が山のようにいるのかしら?!と
不思議に思いつつ 単に見た目だけではない奥深さに女たちは
惹かれるんだろうか~? なーんて思ったり ハビの威力は絶大でした

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しかし まだ四十路前でこの貫禄の老けメイク&演技
それも なんかこう情けない爺さんなんだけど 
その老いらくの爺さん演技がこれまた上手いんだわ~ 
何をやらせても上手いハビ氏なのであった
しかし そろそろスペイン語の映画に出てほしい

ヒロインは全ての年代を演じるということで 
その肌の張りはちょっと無理じゃない?という部分があったり
逆にいかにも老けメイク・・・という部分も目について
ちょっと損な役どころだったけど 綺麗かどうかというと微妙かも?
演じるジョヴァンナ・メッツォジョルノは 凛として個性的なルックスの人だった

そして チョイ悪風ルックスのヒロインの旦那のドクター 
ベンジャミン・プラット なかなかカッコよかった
そして野卑なヒロインの父親に ジョン・レグイザモ
息子思いの母 フェルナンダ・モンテネグロは さすがの上手さ
ヒロインのいとこに いかにもラテンなカタリーナ・サンディノ・モレノ

なかなか芸達者なキャスト陣の中でのストーリー
小説で読んだ方が もっとグっとくるのかもしれないけれど
この独特な空気感も悪くはなかった

だけど あれこれ お膳立てしすぎ 見せすぎな部分も
ちょっと目についたし *終盤も見せすぎ デリカシーなさすぎ
これがスペイン語の映画だったら もっと風情も陰影も
あったのにな~と いう感じはしました 
英語はこの映画の空気感にどうも合ってませんでした
しかも キャスト陣 かなりクセのある英語喋ってたし・・・

今日の映画:75点

そうそう 一瞬ビョーク?と思わせる独特な歌声は
なんとシャキーラでした こんな歌も歌えるんだなぁ・・・
音楽もなかなか良かったです
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by acine | 2008-11-05 00:33 | Estados Unidos 米映画 | Comments(0)
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何かの物語の挿絵のようなポスターですが
こういう映画があるらしいというのは この頃から知ってましたが
やっと 今頃公開になりました

スペインもの! そしてハビエル・バルデム! 
ハビちゃんが出るとなれば そりゃ見逃す訳にはいきません・・・!

その頃から ハビは画家のゴヤ役なのだろうな・・・と
ぼんやり思っていたら 神父ロレンソ役でした 
彼が演じるからには 一筋縄ではいかないだろう・・・と
思ってましたが やはりその通り!

スペインの中世の暗闇 そして宗教が権力を持つ時代
単に暗い・重いだけでなく ドラマとしても しっかりと魅せてくれる作品でした

しかし 権力者が支配する世の中を生きるのも大変だけど
宗教が持つ力というのも 使い方を間違えば
大変怖いもんだなぁ・・・ そしてヨーロッパの国同士の
侵略につぐ侵略  何にしろ厳しい世の中・・・
自分はこんな時代のこんな場所に生まれなくてよかった
と思わず 思ってしまう物語でした

こんな映画をチェコ出身の監督が撮るのは興味深いところ
詳しく:東京美術通信

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それにしても 中盤までいや 常に気になったのが
こんないかにもスペイン・スペインした物語で
何で皆何故英語を喋る・・・?! 物凄く違和感がありました
個人的にとても気になる国・言葉だから 余計に気になって・・・

所々 バモスやグラシアスやグアパ という単語が聞こえて
ほっとするのも束の間・・・ 言葉と共に手や体の動きも違うし 
そのせいで空気感まで 凄く英語的世界で
全然違ってしまうような気がしたのでした これは惜しい

字幕では ちゃんと名前もロレンソになってたけど 
キャストが発音してたのは ロレンゾだしなぁ・・・!
フランシスコ・デ・ゴヤも デが抜けてたしなぁ・・・
名前まで呼び方違うのは 失礼だと思うんだけど・・・

これだけお金使って 時代考証もちゃんとされてるみたいだし
映画としても 地に足のついた出来のいい映画なのにね・・・

そして 濃い濃いスペイン人のハビエルはよいとして
ナタリーもスペイン人には見えないけど 明かされる出目からして
まぁOK しかし何でスペインを代表する画家ゴヤ役が 
背が高くて あんないかにも北方ヨーロッパ人っぽい容貌なのか・・・?!
彼はストーリーテラー的役だったので さほど出番がある訳でも
ないけれど こんな風貌だったんだろうか・・・? とどうも入り込めず

英語圏でない国が舞台の場合 ある程度キャストの血統や
風貌も 舞台にある程度揃えておくのが自然じゃない?と思いません? 
外国人でも 先祖がそっち方面の人とか
ラテンの国が舞台なら せめてラテン系の人とかね・・・
言葉は無理としても 私がもしも力を持つプロデューサーや
監督だったら 多少選択肢が狭まっても 絶対そうしたい 

まぁ 映画も大きな大きなビジネスだし キャスティングやら 
政治的な力や 英語の国ならではの英語が世界の共通言語!的
考えなのだからでしょうかね~? 言葉だけじゃなく 
どうも私はこういう点が物凄く気になるタイプなのでした

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そして やっぱり魅せてくれました! ハビちゃん演じる神父ロレンソ
今までの映画同様 (タグ参照) その大顔とずんぐりした図体同様
骨太で いかがわしさも存分に表現したさすが・・・の演技でした
惜しいのは スペイン語じゃなかったこと! それだけね

羊の皮をかぶり切れなかった 神父時代
あのナタリーを前にのワナワナぶり・・・おぞましさ充分でした
そして 羊の皮を脱ぎ去って 自分さえよけりゃいいの
あの傲慢な後半・・・ そしてラストまで存在感たっぷりでした

骨太で繊細で 卑しい部分までちゃんと表現できる
人間くささが存分に出た演技は この人ならではだと思う
その大木のような揺るぎも迷いもない堂々とした演技は好感度大

そして 豚を食べなかったというだけで 異端者扱いされ拘束され投獄
なんとも悲惨な人生を送るイネス役は ナタリー・ポートマン
正直 投獄されるまでは 何てことない演技だな~と思っていたが
投獄されて ○女となってから・・・の部分 そして二役の部分
こんなお嬢様女優がよくやったね・・・!と褒めてあげたいと思う

そして 北方系ルックスがどうも・・・と書いてしまったステラン・スカルスガルド
(難しい名前だ)は やはり北欧の俳優さんのよう 
彼も演技は堅実で上手かったけど ハビが一緒では分がちょっと悪い

ゴヤの絵はマドリードのプラド美術館で一杯見たはず・・・
なんだけど 覚えてるのは 有名な”着衣&裸のマハ”二つに
不気味な”我が子を食うサトゥルヌス”
プラドは とにかく巨大な美術館で 歩き疲れた記憶が・・・
個人的には 同じスペインの宮廷画家だったら ベラスケスの方が
好きだけど・・・ (生ラス・メニーナスには凄く感激でした)

だけど エンディングのゴヤの絵を見ていると
宮廷で描いた絵以外の あまりにも暗黒の世界・・・
チャンスがもしあれば ゆっくり見てみたいなぁと思ったのは事実

暗く重いテーマながら ストーリーはしっかりしていて
スペインの闇 宗教の闇をしっかり描いてる様は見応えたっぷりだった

今日の映画:80点
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by acine | 2008-10-15 21:01 | España  スペイン映画 | Comments(4)
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そうなのよ このポスターの通り

ハビエル・バルデムに狙われたら最後 
誰も逃げ場はない・・・! 

おかっぱ頭に 一度見たら忘れられないような濃い濃い顔
酸素ボンベとライフル片手に まるでターミネーターかゾンビか?

まさにそんな映画 
容赦なく死体がゴロゴロと横たわる 人間だけでなく犬までも・・・

なのに 妙に静けさをまとった映画

そして 荒涼とした ニュー・メキシコの風景
ベトナムのあとのアメリカの社会 銃とドラッグ
メキシコの国境まで近い土地柄

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無常・・・ という言葉もつい思い浮かべてしまう映画だった

あとで思うと 音楽はほとんど(まったく?)使われていない・・・
なのに そんなもので誤魔化さなくても 盛り上げなくても
観客に身じろぎもさせず集中させる様は コーエン兄弟お見事

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まぁ それにしても
ハビエル・バルデム・・・噂どおりお見事!

こんな奴に狙われたら もう元も子もない・・・!
酸素ボンベ持って ○間も○穴もぶっ飛ばす姿・・・怖すぎでございます
ホテルに泊まったら ○穴ばっかり凝視してしまいそうな感じ

狙われた人たち・・・果敢に相手してたけど
普通の人間だったら(私も) もう見られただけで 
ワナワナ震えて そこで失禁・失神でもしてしまいそうな感じ

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余り喋らない そして表情一つ変えないのが かえってその怖さ倍増
あんなに恐ろしいのに ここまで凄いと ただただ感嘆!
怖いくせに ハビエルが登場するのを 恐る恐る・・・
いや 段々と心待ちにしている自分が恐ろしい

あの骨太の6頭身 おかっぱ頭まで カッコよく見えて
もう・・・命を奪われてもしょうがないだろう

こんな人に狙われたらしょうがない・・・とあきらめるしかない
私は無駄な抵抗はやめて とっとと命を差し出し 成仏します!

ハビエルのド迫力には 誰も勝てなかったけど
共演者たちの演技もとてもよかった

太刀打ちできないハビエルから 果敢に逃げまくるジョシュ・ブローリン
嫁の母親から ダメ男の烙印を押された通りの
あの時代のヘタレカウボーイがぴったりだった
ベトナムが彼を変えてしまったのか? そこまでリスクを負う必要が
あったのか? それともたまたまなのか 今一つ曖昧だったけど・・・

そして彼の妻役だった ケリー・マクドナルド
なんともスウィートな台詞回しが すごく可愛かったけど
スコットランドの彼女が ニューメキシコにいるのも
不思議だけど 違和感はなかった

そして 彼が出ると 妙に癒しの空間が広がっていた
ジョシュ・ハートネットの年老いた父親のような
トミー・リー・ジョーンズ 味わい深かった
退職間近の彼からも 無常観が漂っていた

敬語さえ使わなくなってしまった当時の世界を嘆く台詞は
今の時代にも その世界感は まんま当てはまる 
当時より より酷くなってるんじゃないだろうか?

そして 衝撃音と共にあのラスト・・・
いつまで あんな生活を続けるのかわからないハビエル・バルデム
彼を駆り立てたのも 一体何だったのか? 
そんな理由は何もなく ただしたいからやってるだけなのか?
情けも容赦もなく 感情もない人間なのか? 謎は残るけれど

ハビエルの有無を言わさぬ存在感と無常観に 
そんなことはどうでもよくなってくる映画

今日の映画:80点  

ハビエル・バルデムは スペインの俳優なので 
スペインもん好きの私は 以前からチェックしてて
こっち↓でも 私は彼を絶賛しておりましたのよ

海を飛ぶ夢 海を飛ぶ夢 2回目

まさに スペインの大木! 
その骨太・極太な存在感と 繊細で的確な演技が魅力だと思う
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by acine | 2008-03-19 23:44 | Estados Unidos 米映画 | Comments(16)
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丁度TVでやってたので これも久しぶりに見ました
これも 05年のマイNo.1映画 公開時感想

尊厳死をテーマにした 重いけど清々しい人間ドラマ

やっぱり ハビエル・バルデム 恐るべし・・・!
一体アンタは何歳よ?!と思うような貫禄と存在感が凄い
確かこの映画の撮影時30代半ばくらいのはずなのに 
恐ろしいまでの達者&その達観ぶり
ベッドに寝たまんまの演技ながら貫禄ありすぎ
 *コーエン兄弟の新作”ノー・カントリー”でも
  ハビエルは凄いらしいので楽しみ! 

タコ入道のような風貌ながら なんとも人格者でかつピュア
なので 身動き取れなくても 彼の周りには人が絶えない
特に女 献身的な義理姉 シックな美人弁護士 
自ら看護を買って出るシングルマザー(ボルベールのペネロペの姉だった)
普通 こんな状況はありえないだろう? と思いつつ
誰もが 静かでしっかりと状況を見つめるラモンを放っておけなくなるのだ

まるでパンズ・ラビリンスのように 
現実の辛い状況から 彼が抜け出す方法は 
夢の中で 辛い思い出のあるはずの海へ飛ぶ 
そして動ける自分を空想する・・・

動けないけど 恋心を寄せる弁護士フリアを 
夢の中で 彼女を追って海辺へ行き 思いを伝える
そんな切ない夢を見ながら 夢は現実のものに・・・
本当にこのフリア役の女優ベレン・ルエダが儚げな大人の女にピッタリ 
寝たきりの男でなくても それは彼女に惚れるだろう

今回見たら 何故彼は海へ飛び込んでしまったのか?
その辺りが曖昧なような気がするが そんな部分まで謎のままで
オブラートに包まれているような感じが これまた心憎い

彼をとりまく家族の葛藤と愛情

そして 尊厳死を手伝おうとする友人たち

美しいガリシア地方の風景とともに 静かで強い映画

強烈な人が出て 単に濃いだけではない 
スペイン映画の強みが ぐっと滲み出る映画だった

スペイン映画 フランス映画より ぐっと落ち着いてると思う
実は とっても詩的だし ドラマ性もしっかりしている
地に足がしっかり着いている所も私は好きだ
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by acine | 2008-01-07 14:49 | España  スペイン映画 | Comments(0)
2005/06/13
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キャッチコピーに書かれている
「生きる」ために、死にたい。 と願う
スペインの詩人ラモン・サンペドロの実話がベース
尊厳死がテーマの映画

アカデミー賞 ゴールデングローブ賞: 最優秀外国語映画賞
ヴェネチア国際映画祭: 主演男優賞 審査員特別賞 最優秀外国語映画賞
ほか 数々の受賞に恥じない力作 今年 今まで見た中ではベスト

19歳でノルウェー船のクルーとなり 世界中の海・街を旅したラモン
不幸にも その海の事故で体の自由を失ってしまう
動けないまま20数年間を過ごした 現在のラモン

動けないものの 時にはユーモアたっぷり 時には苦しみながら
しっかりと信念を持っているラモン
自由に動けても 信念を持って生きてない人間が
いかに多いことか・・・と自分も含めて考えさされる
自由を得る為に 彼が選ぼうとする道はたやすいものではない
彼の信念は通るのか・・・?

それを励まし 助け 時には傷つけ合う 彼の家族
この家族にしかわからない 無償の愛 献身 憎しみ 苦痛
とりまく人々の姿も とても自然で身に染みる

そして ラモンはどうなるのか?

静かに こころの奥深く 染みてくる映画 
舞台のスペイン北部のガリシア地方の海 山 自然が目に染みる
原題の Mar adentro 海の中へ の名の通り
穏やかで包み込むような 美しい海がとても印象的
ガリシア地方はケルト圏ゆえ バックに流れるのもケルト音楽 心に染みる 
サッカーの話が織り込まれるのも いかにもスペインらしい

演じる俳優達の演技も 自然で本当に素晴らしい!
夜になる前に でもとても印象的だった ラモン役のハビエル・バルデム
まだ30代半ばなのに 何もかも知り尽くしたような 
この貫禄 奥深い佇まいは素晴らしいの一言
※彼の新作はスペインの画家ゴヤの映画 ナタリー・ポートマン共演

とりまくキャストも皆自分の持ち場で最大の力を発揮している
弁護士のフリアの大人の可愛さ 兄嫁の静かな佇まい 大事な役どころのロサ
頑固な兄 静かな父 どうのこうの言いつつ面倒見のよい甥 etc・・・

そしてこれを撮ったアレハンドロ・アメナバル監督はまだ32歳
この年齢で こんな深く瑞々しい映画が撮れるなんて 脱帽!
世界は広い!と実感させられる・・・
巨匠が撮ったと言ってもおかしくない貫禄
ただ その若さが映像に 自然さ・清々しさを醸し出してるのはプラス
オーソドックスな中にも 鋭い視点がきらり
映し出さないといけないシーン・情景をすかさず撮っていると思う
必要なシーンを映す 無駄なシーンをカットする のは
一番難しいことと思うけど この監督は楽々クリア

生きるとは・・・人生とは・・・死ぬ時は・・・
自分が同じ立場だったら どうするか?
ベッドの上で何を考える?何を望むだろうか?
自分がとりまく立場だったら どうするか?
たまにはこんなことを考えながら見る映画もいい
重いテーマなのに 心穏やかな余韻が心地いい

老若男女問わず おすすめします
公式HP

今日の映画 84点

※アレハンドロ・アメナバル監督は・・・
オープン・ユア・アイズ はバニラスカイとしてリメイクもされたけど
彼が監督した 謎めいた雰囲気のこちらの方が絶対おすすめ
二コール・キッドマン主演のアザーズの監督でもある
南米チリ生まれ育ちのスペイン人 才能あります!

そして ハビエル・バルデムは 夜になる前に でも
ヴェネチア国際映画祭で やはり主演男優賞を取ってます
大きな体で ここでも骨太かつ繊細な演技をしていて
公開時に見たけどこれも深い映画
テーマが濃すぎるので好き嫌いははっきり別れるタイプ
ミニシアター系好きな人だと大丈夫かな
共演陣も ジョニー・デップ ショーン・ペン オリヴィエ・マルティネスと
個性的ないいオトコの演技派揃い ジョニーの二役かなり衝撃的(笑)!

ハビエルはペネロペ・クルスのデビュー作 ハモンハモンでも共演してます
これもかなり前にWOWOWで見たけど これでもかというほど濃い映画!
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by acine | 2005-09-21 21:13 | España  スペイン映画 | Comments(2)