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簡単に覚え書き 映画メモ 美しすぎだろ リリーちゃん


by acine
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タグ:フェルナンド・メイレレス ( 4 ) タグの人気記事

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フェルナンド・メイレレスの新作で
ガエル・ガルシア・ベルナルが出る
ジュリアン・ムーアが出る・・・
というわけで 見に行きました

ポルトガルのノーベル賞作家の作品が原作の
社会派パニックムーヴィーという感じでしょうか?
詳しく:Cinema Leaf

その題材は異色であり 毛色の変わった映画だな~という
印象を受けたけど 結局 人間が極限に追い込まれたら
目が見えようが 見えまいが 同じだということ

この映画を見ると 普段見えているものは何なのか?
別に見なくてもいいものなのか?
そして普段信じているものは 価値があるのか?とか
つい思ってしまうに違いない

だからと言って この映画のような世界へ放り込まれるのはご免だ

以下 ネタバレに近い書き方あり

一人だけ見えるのに それを隠して
医師の夫と一緒に収容所へ入所する 
ジュリアン・ムーアが主役のようなもの

一人だけ 目が見えるので 皆の母親役のような存在になってしまう彼女
見えるだけに 人一倍 苦悩ややるせなさが彼女を襲う

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いろいろと皆の手助けをし 所内で起こった反乱に 反旗を翻すのも彼女

だけど 終盤・・・ 結局 彼女(&その仲間たち)も
自分さえよければいい 自分達さえ助かればいいんじゃないか?!
と かなり疑問でした 所詮 彼女も聖母でも何でもなかった・・・というオチ

ま しょせん人間そんなもんよ という
人道的 博愛主義ではいられない・・・という
限界も見せられたような気がする

救いようのない収容所の中の生活
最初は秩序らしいものがあったけれど
段々無法地帯と化す様 そして抜け出して見た世界・・・

救いようがないように思えて 
ラストはいきなり終わりよければすべてよし的安易さ

で よかったね!とは思えない ご都合主義のように感じました

ほとんどすっぴんで 一人奔走する
ジュリアン・ムーアの演技自体はとても良かったと思う
 
俳優陣は各々良かったと思うけど・・・

やっぱり日本人二人に違和感が凄くあった
日本資本だからしょうがなかったのかもしれないけど
別に 彼ら二人 夫婦が日本人である必然性は
まったくなかったような気がする

どうも二人が出て 日本語喋ってると もう空気がガラっと変わって
その無国籍感が 台無しになってしまうような気が・・・

特に伊勢谷の方が 本当にわざとらしい・・・
出だしの ”目が見えない” の台詞からして
ダメダメ感が即刻漂うのが悲しかった

どうも 日本人がこのような映画に出るのは
違和感があってしょうがない・・・

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そして お目当てのガエルくん

今回は 待ってましたの いい意味でのタイプキャスト
いかがわしい系ガエルでした

出だしからして ガエルらしい登場の仕方
そして収容所内でのダーティなキャラクターも十八番!

悪いことしてたら 当然その報いが来るわけで・・・

某日本人より少ない出番でも こんな役でも
鋭く しっかり印象を残すのはさすが

雰囲気もの映画であるし 好き嫌いも別れるだろうし
見る人を選ぶ映画かも・・・だけど 
私は嫌いではなかった・・・なぁ 
物凄く良かったという訳でもないけれど・・・

絶望感溢れる収容所の内部 そしてあの街並み!
描き方は悪くなかったけれど 
フェルナンド・メイレレスらしいキレのよさや
スケール感が 今イチなかったのが残念

日本人二人が出ると 違和感&幻滅を 
終始感じてたのも大きな減点要素

今日の映画:74点
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by acine | 2008-11-30 20:15 | Sudamerica  南米映画 | Comments(2)
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気に入った映画はリピーターと化す私
今年2回目のリピーター映画! *1回目はジョージ・マイケル
また見たくてウズウズして 行ってしまいました

シンプルな作りのドキュメントに
ブラジル人の持つGINGAの威力を またまざまざと見せてもらった
貧しくとも 自分の思いに向かって 肩肘張らずに頑張れる素
どんな状況にあろうとも 持てる楽しみは持とうじゃないか
というピュアな喜び を見せてもらった感じ

動き回る姿 人間の体って美しい
人間って こんなポテンシャルを秘めてるんだな
生き生きとした瞳 そんな彼らが何とも頼もしく眩しく見える
悲しいかな 盆踊り日本人な私
今の日本&日本人がいくらお金を積んでも買えない
手に入れられないものが そこにある感じ
信じる・見守る家族の姿も またよいのだ

映画好き (特に単館系、アート系、ブラジルもの好き)
サッカー好き (する人、見る人、熱心なファン、いんちきファン→私) 
スポーツ好き (すべてのジャンル ↑と同じく)
音楽好き (ブラジリアン、ラテン、ワールド系)
映像好き (カッコいい、リアル、美しい)
ドキュメント好き 男前が好き(カポエイラの先生:花◎!)
など この中でどれか一つでも 好きなものがある人には おすすめ

映像・音楽・キャスト どれか一つずつ取っても それぞれクオリティ高い
その総合力や・・・すごい魅力 すごい威力でした

GINGAの威力 GINGAのDNA 恐るべし・・・ですな
超絶身体能力&テクニック&リズム感には
他国人・・・ ほんと勝ち目ありません
なのに 成功する人は一握り すごい国ですな まったく

点1点上げます 今日の映画:83点
今年のマイベスト3に確実に入りそうな予感

サントラもますます欲しくなった ガンガンかけて車へ乗りたい気分!
こういうテンション上げ系 自然にアドレナリン放出系
たまには聞かなくてはー! *うほほ!ついに買ってしまったぞ!
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by acine | 2006-07-29 00:25 | Sudamerica  南米映画 | Comments(0)
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GINGA とは ポルトガル語で揺れるという意味で

狭義では、フットボールにおけるフェイント時の足さばきのこと
あるいはカポエイラの基本動作 

広義では、ブラジル人特有のしなやかで
リズム感のある身体性そのものから心の拠り所と
しての象徴的な言葉に使用されているらしい

ブラジル人は「GINGA」を持っている、という事実に尽きる

以上・・・ GINGA 公式ブログ よりの引用


その名の通り はぁ~!なーんて凄いんだ!
とそこで見てた人は まず間違いなくそう思ったに違いない

素晴らしい足技 躍動する肉体 凄い身体能力 あのリズム 
ボールを蹴る楽しさ 真剣な目 純粋な瞳 
ボールと肉体が こともなげにシンクロする瞬間が凄い

道路 部屋 貧民街のコート 荒れたコート 砂浜 船の上(!)
ちょっとでもスペースがあれば どこでも誰でもボールを蹴り始める 
厳しくも雄大で美しいブラジルの風景・社会と
彼らの技と肉体の素晴らしさと美しさに
とにもかくにも感嘆するしか術がないドキュメント

ブラジル各地に生息する
ストリートサッカー ビーチサッカー プロを目指す者
片足の青年 アマゾンの奥地 カポェイラの指導者
リフティングのブラジル記録を持ってる少女 
プロ選手(ロビーニョ) プロフットサル選手(ファルカン)
などの姿を リアルに生き生きと追う

ロック&ダンスフレイバーでガンガンと
終始リズムよく流れるブラジル音楽にのって
 *このサントラかなり欲しい! テンション上げる時によさそう
プロデューサーがフェルナンド・メイレレスらしい 
テンポいいリアルな映像が カッコよく美しい  好み!
 *フェルナンド・メイレレス監督作:ナイロビの蜂

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映画内で
”ブラジル人は母親のお腹にいる時からキックしている”
”ブラジル人はみんなサッカーが上手い” なんて語られるけど 
ははーその通りでございます!・・・とひれ伏すしかない

いんちきサッカーファンの私が見ても
その辺でストリートサッカーをしてる人 貧民街のコートで
裸足をサッカーしてる人 子供 女の子 ビーチの人たち 片足の人
きっとブラジルサッカー界の底辺にいるような人たちでも
余りにも凄い! 恐ろしいまでの層の厚さというか国技ですな
日本代表でここまで出来る人いる?いないでしょ?!
悪いけど ゴールの主人公より 100倍くらい上手いと思う(笑)

彼らの持って生まれたリズム・肉体・DNAは余りにも違う 違いすぎる!
せいぜい盆踊りくらいのリズムくらいしか持ち合わせてないだろう
日本人から見ると 驚異の世界 というか 別の惑星の出来事のようにさえ思える

こういう肉体とリズムが自然に神々しく一体化してる
彼らの動きを見ていると 来世は一度ブラジル人に生まれてみて
あのリズムや身体能力を体験してみたいなぁ・・・なんて
ちらっと思ったりして・・・また来世の目標が一つ増えたかも(笑)

こんな国に勝とうなんて 100年も200年も早いわ・・・と
W杯が終わった今 この映画を見るとそれがよ~くわかる
ジーコの戦法は こういう人たち対象にこそ生きてくる
それを盆踊り日本人にやらせようってのはやっぱり無理よね

はぁー!ほんとに凄いわ! とまた感嘆して おしまい
いやー面白かった!!!

今日の映画 82点  2回目感想

カポエイラも本当に凄いね 神業としか思えない
カンフーと戦つとどっちが強いんだろ?
形と道と技 神業的な動きに共通するものがありそう 
”カポエイラVSカンフー最後の決戦” 
なんて映画があれば 絶対見るのにー!
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by acine | 2006-07-26 23:33 | Sudamerica  南米映画 | Comments(0)
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世の中の不条理と無常 夫婦愛・人間愛 を感じる
スケール感のある かつ鋭い 大人の映画

”シティ・オブ・ゴッド”でセンセーションを巻き起こした(残念ながら未見のまま)
ブラジルのフェルナンド・メイレレス監督作
同名のイギリスの小説の映画化

ポスターを見ると アカデミー賞でも話題になり 
スケールの大きな恋愛ものという雰囲気
だけど実際は 冒頭の鋭い映像 重めでリズミカルな展開 
フォトジェニックなシーンの数々 達者なイギリス俳優たちの演技に 
これは単なる恋愛ものではないと すぐ気がつくはず

レイフ・ファインズ演じる 穏やかな外交官ジャスティン 
レイチェル・ワイズ演じる 不正を許すことが出来ない 妻のテッサ
ロンドンで知り合い ケニアのナイロビに赴任した2人
そして ある日 妻の死体が発見される
ジャスティンの知らなかった妻の真実とは?
追い求めるうちに つながってくる線と点・・・

正直 人の名前と顔・品名・会社名が入り乱れるし
その関係なども めまぐるしく展開される上
時系列も 行ったり来たりするので 注意深く見ていても
それらを把握していくには 少し時間がかかる
だけど 段々つながってくるのと同時に
隠されていた妻の事実も 鮮明になってくるので
これまた ジワジワと胸が一杯になってくる

恋愛要素とサスペンス要素が上手く組み合わさり
さらに アフリカが舞台ということで 政治的・社会的要素も加わってくる
このあたりのさじかげんが絶妙で巧み 

そして何ともフォトジェニックで 美しく鋭い映像
赤茶けた大地 枯れた大地 青々とした湖 アフリカの大地の様子
原色の衣装 黒光りのするアフリカの人々の肌の色
独特のフィルムの色合いも その世界観をより高める

決して派手さはないけど ジワジワとくる映画
小説が原作であっても 実際充分ありえそうな裏側や
あまりにもリアル感漂うストーリーに胸が痛む
資本主義の世の中の需要と供給 
そして人間の命までがその対象になり 喰いものにされている
生まれた場所・立場によって 人間の命の値段が違うという不条理
映画の最中も 映画の世界に入り込みながら 
同時に現実にも戻り あれこれ考えさされる

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レイフのナイーブな優男ぶりは 今回も絶品!
庭仕事が好きな もの静かなイギリス男 
そして妻の真実を追い求める なりふりかまわない姿
全てを悟ったかのような穏やかなラストの姿 何とも上手い!
そして 常に品があるところが 私はとても好き
アカデミー賞を取ったレイチェルに負けず劣らず
レイフ・ファインズの演技は素晴らしい!と断言

そしてレイチェル・ワイズ
なんだ? この女?!と思ってしまうけれど
見ているうちに 彼女の真の強さ 正直さが胸を打つ 
思い出の中の彼女は本当に美しい
まだ20代かと思ってたら もう30代半ばとはビックリ
瑞々しくて かつ等身大の人間らしいリアリティもあり とても魅力的

決して万人受けする映画ではないし 派手でもない
よくあるハリウッド映画とは 対極の位置にある映画
だけど どんな映画だろう?と 興味を持ってる人にはぜひ見て欲しい
繊細で鋭く 溢れる痛みと愛 考えさされれ ジワジワとくる
個性的で鮮烈な映像美 耳に残る音楽も深い 

今日の映画 81点

ブラジルのスラム街の日常を描いた シティ・オブ・ゴッドも
見るべきだろうと思うけど きっとヘヴィに違いない・・・
体力&気力がある時 また見よう

フェルナンド・メイレレス プロデュース作: GINGA GINGA 2回目
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by acine | 2006-05-20 23:51 | Inglaterra イギリス映画 | Comments(10)