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簡単に覚え書き 映画メモ 美しすぎだろ リリーちゃん


by acine
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タグ:レイフ・ファインズ ( 6 ) タグの人気記事

ダニエル・ボンド 4作目
場面、場面でちょいとお年を召した?ダニエル?
前2作は不完全燃焼気味だったりしたけど
今回も世界各地でアクションしまくり
大活躍のダニエル・ボンド!
立ってる、歩いてるだけでなんとも絵になるんだな~
あの声で喋ってるだけでたまらん・・・のですな
やっぱりなんだかんだ言ってもスタイリッシュでカッコいい
なんだかレイフもモニカもお年を召したな・・・と再び思いつつ
小動物のようなベン@Qで和み クラシックでモダンなロンドン
世界の都市の重厚さ、こんな景色がある~と感心しながら 
ダニエル・ボントを鑑賞し尽す 堪能!
まだまだボンドをやって欲しいけど
マンネリにならない方がいいのか?と思いつつ 
次こそカジノ・ロワイヤルみたいな刺激的なヤツを頼む 
ついでに監督はマシュー・ヴォーンか
クリストファー・ノーランで、ダニエル・ボンドを頼みたい
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by acine | 2016-01-25 21:42 | Inglaterra イギリス映画
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とにかく早く見たかったこの映画

アカデミー賞受賞も 十二分に納得!の力のこもった 
全編通じての緊張感と程良いヒューマニズム いい映画でした!

詳しく:eiga.com

戦時下のバクダッドでの
米国の特殊部隊爆発物処理班の日常を描いたもの

常に死と隣り合わせな職場

そこに爆弾がある 

人間爆弾(本当に恐ろしい!)がある

爆発現場の検証に行く

そんな場所へ 毎日毎日出向き 
ひたすら爆発物を処理する男たち

解隊まであと何日 とテロップが流れ 
その日の仕事ぶりが映し出されるわけだけど
その処理の現場が これがもう臨場感たっぷりで 
まるでドキュメントを見ているような錯覚にとらわれる

いつ命を失うかわからない状況で 真剣勝負の男たち

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そんな仕事の現場を見ていると 
自分がいつまばたきをしたのか? 息をしてたのか?
もう全然覚えがないほど ぐーっとスクリーンに引き込まれる

そんな現場を見つつ思うことは・・・

よその国に こんなズカズカ踏みこんで 我が物顔で道を通り
一般の人たちにまで銃を向ける権利なんて あるのものなのか?
そんなことが許されていいものなのか?

だけども 彼らは仕事としてここへ来ているわけで
彼ら個人には罪はない・・・

そう思うと 

一体 何のために この人たちは働いているのか?

自分がそんな仕事をしていたら 

何のために 自分はこんなことをしているのか?と
思わないんだろうか・・・?

全神経が画面に吸い込まれながら
そんな考えがグルグルと頭を巡っていく・・・

一瞬にして 身体は吹き飛び あとかたさえ残らない
そんな爆弾をしかけないといけなかった理由は一体何なのか?

自分は そんな感じで 堂々巡りをするまま・・・

そしてスクリーンの男たちは 時には行きすぎ 
時には感情移入をしすぎたり 仲間同士でぶつかったりする
男たちの日常を見ていると とても普通の神経では
やっていけない仕事だと思う・・・

エンディング近く まだ独身の隊員が 
初めて息子が欲しいと思ったと語るシーン

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そして リーダーのジェームズは (この仕事に対して)
俺は何も考えてない (任務を遂行するだけ) と答える

イラクの人にとっても 現地で働く部隊にとっても
何でこんな状況が起こったのか?

不条理に思わず 無心で向かわないと 
とてもこんな仕事は出来ないんだろうなぁ・・・と感じた

一般日本人にはなかなか想像しがたい世界
そして その苛酷な仕事の内容 
そして 現地の人にとっての不条理
そして どんな状況に置かれようとも 人間は人間だ

そんな風に ある意味 こんなハードボイルドな題材を
スリリングに シンプルに ほどよくエモーショナルに
ヒューマンに描いた キャスリン・ビグロー監督の手腕
お見事!としか 言いようがない
時折流れる音楽がハードロックなのも彼女らしい

男の監督だからとか女の監督だからなんて全く関係ない
ただただシンプルに いい映画を撮る監督 という結論
シンプルながらその独特のテンションは 
映画を見た!という満足感に浸れる

今回 有名でない俳優をメインキャストに持ってきたのは大正解
先入観がないから まるでドキュメントを見てるように
彼らのことを見れるし 感情移入もある程度できるから・・・

ジェームズ役のジェレミー・レナーをはじめ 
メインキャスト3人共 地に足のついた演技で 凄くよかったし
意外なところで登場のレイフ・ファインズ!
(私はあの声と喋り方だけですぐわかった)
線の細いイメージあるけど 二の腕とかかなりのガッチリ体型で 
思いのほか この映画や砂漠に馴染んでた

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そして この人誰だっけ? 
ビリー・クラダップかな~? 違う?と思ってた
軍医はガイ・ピアースでした この人は端正だな~
未だに私は彼というと”プリシラ”のイメージが・・・!

*と思ってましたが どうもガイ・ピアースは
冒頭の人みたいでした じゃあ あの軍医って誰?!

それにしても 爆弾や人間爆弾に近づいて
遠隔操作されたら 即アウト! もう想像を絶する世界だと思った

今日の映画:85点

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あぁ!何て素敵なビグロー監督!@撮影中
私はすっかり彼女のファンになりました~ 
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by acine | 2010-03-11 22:51 | Estados Unidos 米映画
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ケイト・ウィンスレットが 今年のアカデミー主演女優賞を取った作品

日本タイトルは 年齢差のある男と女の一夏の恋
どうもロマンチック系のような印象を与えてしまってるけど
実際はその読むことの意味は もっと深いものだった
詳しく:東京美術通信

冒頭 雨の中 出会う二人
路面電車の車掌をしているハンナと まだ15歳の学生のマイケル
二人の歳の差は21歳

再び訪ねてきたマイケルを突き放しつつも 
自らマイケルに近づくハンナ あのお風呂に入って!のシーン 
積極的な年上女ハンナがけっこう怖い
そして関係を持ったら すっかり彼女のアパートに入り浸りになる
若いマイケル 体を重ねることと本が日課になる二人
その本の辺りで行く先は なんとなく見えてくるのだけども・・・

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ケイト・ウィンスレットは こういう役は十八番なので
当然ながら上手い マドンナをスッキリさせたような端正な顔に 
リアルな演技 そしていつもの生々しい質感の彼女の裸

彼女のように演技派であれば 無理にこんな役をしなくても
もっといろいろ役は選べるはずなのに 最近の彼女は
脱ぎっぷりがいい というかよすぎるのでは・・・と思う位
その体の微妙な崩れ具合も これまた妙にリアルで
一種演技を超えてる部分があるかもしれない・・・

その思いっきりの良さには 日本のいつまでも若く
可愛く見られたいような 中途半端な名前だけ女優のような
女優にはとても真似できない女優根性かもしれない・・・

個人的には ケイトは本当に上手いし 演技に関しては
文句はないけれど (ちょっとメリル系の香りもするけど
本を読んでもらいながら オイオイ泣くシーンとか・・・)
その分 どうも隙がなさすぎて 面白くないのも事実
だけど この彼女の女優根性は手放しで凄いと思う

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そして そんなケイトの相手が ドイツ人俳優のデヴィッド・クロス
大人でもない 子供でもない 微妙な年齢の 
瑞々しい心と身体を持つ ナイーブな少年を 
キラキラとくったくなく 思慮深く演じていて とてもよかった 

過去のせいで どこか精神的に不安定な年上の女ハンナから 
何度も突き放されても 僕の初めての女なんだと 
ハンナを慕う いたいけな雰囲気もバッチリだった

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そして 突然 マイケルの前からハンナは姿を消し 再び現れた時は・・・

ドイツが舞台ということで 重い転換を見せるこの映画 

そんな少年が 成長した後を演じるのは レイフ・ファインズ

スクリーンに現れただけで あの曰くありげな顔つきは
何か過去がありそうな雰囲気がプンプン漂っている
これまた 彼の十八番ともいえる ナイーブで暗さのある役どころ 
少年時代の彼から とても自然につながる
これまたピッタリのキャスティングでした
終盤のレイフの男泣きに思わずもらい泣きしてしかけました

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*レイフ・ファインズ 私は大好きな俳優なんだけど
 ジョニー・デップ同様 ブログ以前の映画はほとんど
 見てしまってるので タグとか少ないだけなのです~
 翳のある弱っちいナイーブ男 演じさせると
 彼の右に出る者はいないと思う

法学部の学生になり 思わぬ形での彼女との再会
そして結局彼女を助けれなかった男の行動は罪滅ぼしだったのか?

あの辺りはちょっとあざといし 老け役のケイトも少し無理がある
そこで読むなら あの時 マイケルにもっと勇気があれば・・・
そして あの秘密は 自ら重い人生を選んでまで
彼女は隠しておきたかったことなのか・・・

描き方やストーリー展開に少し難あり?と思わないこともないけど
戦争中 その時代をそこで過ごした人でないと 
なかなかわかりにくいだろう各人の思い 
日本人には難しい題材かもしれない
レナ・オリンが登場するNYでのシーンは
現実的で悪くなかったと思う

余りにも重い 年の差@一夏の恋
生々しくも 奥深い 文芸系映画でありました

今日の映画:76点
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by acine | 2009-06-24 19:43 | Alemania ドイツ映画 
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監督:ジェームズ・アイヴォリー 脚本:カズオ・イシグロ
このコンビの映画は 日の名残り以来 (ずっと前なので余り覚えてない)
主演:レイフ・ファインズ ナターシャ・リチャードソン 真田広之 ほか
そして 撮影:クリストファー・ドイル

私の目当ては 関わる映画はほぼチェックしている この二人
お気に入り俳優の一人レイフ・ファインズと 大好きなカメラマンであるC・ドイル
そんな二人と J・アイヴォリー&K・イシグロ 舞台は1930年代の上海
なんだか不思議というか 珍しい顔合わせ

結論から 言いましょう! *以下 ネタバレ含む

コスモポリタンで 雑然とした 上海が舞台ながら
なんとも品のいい ストイックで哀しいストーリーでした
淡々としていながらも 静かなエモーショナルさが漂う
まるで 小説を読んでいるかのような 
リアルで不思議な古きよき時代の 異邦人@上海の物語という感じ

実際に カズオ・イシグロの祖父一家は 当時上海に住んでいて
父親から その当時の話を聞かされていたそうで・・・
そのあたりが ベースになっているせいか 小説的だけど
リアリティも感じられたのは その辺りから来ているのかも

レイフは盲目のアメリカ人外交官という設定ながら やはり英国的香りがプンプン
それは決してマイナスじゃなく この映画に品格を与えてたような気がする
今回は別にヒネてもなく 物凄く弱弱しくもなく 落ち着いた普通の人
一見 上海の街には浮いてしまうような気がするが 意外と馴染んでいた

そして ロシアの伯爵夫人だったナターシャ
流れ着いた上海では 家族のために夜の仕事へ出る
白い肌、ブロンド、濃い顔だけど 品の良さがあるので これまた役にピッタリ
決して若くはない 脂ののった感じもこれまたよい

彼女の家族も もと伯爵一家なので 今はこんな生活だが
品格を保ってるのは この映画には よくあっていた
だけど 嫁であるナターシャに働かせておいて この家族がねぇ・・・問題

そして 日本から参加している 真田広之
抑え気味の演技 英語も自然でよかったけど 
いつも思うが もう少し上背があれば もっとスクリーン栄えするのになぁ・・・と思う
レイフと同じようにジャケットやタキシードを着ていても ちょっと七五三的なのが惜しい
日本人の中では濃い顔の彼だが 西洋人に混ざると 
ポーカーフェイスに見えるのは 今回の役にはよく合ってたと思う

e0079992_2235528.jpg夜の上海の妖しさも混じった社交界が舞台
そんな中で生きる 二人なんだけど 
漂う空気が とにかく品がいいのだ

キャストの雰囲気か J・アイヴォリーの演出か
k・イシグロの持つ 穏やかさなのか
イギリス的品格 日本的慎ましさ
双方に共通する 落ち着いた雰囲気
この辺りの雰囲気が 自然と滲みでていた感じ

↑ なので 独特のC・ドイルのカメラワークも
今回は かなり控えめ かつ大人しめのように思えた
同じように 上海が舞台で彼のカメラで撮った 花の影や 愛の神、エロスなどは 
もっと中華的濃厚さ かつ官能的だったような気がしたけれど・・・

静かに物語は進むので いったいどんな結末なんだろう?
日本軍が出てきたり あの家族の仕打ちに驚き
段々と 不安感がつのってくるけれども
ラストは希望が持てるもので よかった
ストイックな二人の これまたストイックに心が寄り添う
船のシーンは あぁよかったなぁ・・・とほっと胸をなでおろす
こんな品のいい ストイックな上海が舞台の 
静かな大人のラブストーリーも よいものだと思う

今日の映画:80点

唯一の不満点
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by acine | 2007-03-13 22:42 | Inglaterra イギリス映画
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レイフ・ファインズ、アンジェラ・バセット、ジュリエット・ルイス共演
異色の世紀末サイバーサスペンス (という表現で合ってる?)
公開時すっかりハマって2回見て サントラも速攻で買いに走った
同時に 私がレイフ・ファインズにハマるきっかけとなった映画
  (以後 ほとんどのレイフ作品は見てる・・・)

私の中のカルト映画のうちの一本に間違いない 
好きで好きでたまらない・・・というより
妙に気になる時がある&時々むしょうに見たくなる映画という感じ

ストーリー:Yahooムービー
1999年12月30日、ロスアンゼルス。他人の体感を経験できる
ヴァーチャル・システム“SQUID”の闇ディスクを取り扱う
元警官のレニー(レイフ)の元へ一枚のディスクが送られてくる。
そこには知人のアイリスが惨殺される過程が記録されていた。
アイリスが元恋人フェイス(ジュリエット)の危機を訴えていた事を
思い出したレニーは親友の女ボディガード、ルイス(アンジェラ)と
探偵マックス(トム・サイズモア)に協力をあおぐ。
だが今や音楽業界の大物ガントの愛人となっているフェイスはレニーに冷たい。
人気黒人ラッパーの射殺事件が報じられ、不穏な雰囲気が漂う2000年前夜、
奇怪な陰謀劇が動き始めようとしていた……。

携帯もやっとメジャーになった 今から10年以上も前の映画なので
PCも全く出てこないし 公衆電話を使うシーンなども出てくる
影の主役でもあるヴァーチャル・システムも 
アナログ感覚溢れるシロモノで 見た目もちょっと笑える
しかもそれを見るレイフ他 恍惚と恐怖に怯える人間の姿は 
かなりおマヌケでカッコよくはない(笑) だけどそんなアナログ感覚が 
今見ても逆にいい 古きよき90年代半ばだったんだな
そんな時代から 1999年最後の日を想像した話というのもオツ

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この映画のレイフは違法ディスクの売人
長髪で裏仕事系と ちょっと珍しい役柄かもしれない
しかも世紀末のLAが舞台で 正統派イギリス人っぽい彼には
およそ 似合いそうにない世界なんだけど 
意外にも ここでのビジュアル&演技はハマってる

ただし そんな仕事してるくせに銃は持ってないし
とにかく別れたジュリエットに未練タラタラ そんなジュリエットを尋ねては
ボコボコにされ アンジェラにも 現実を見なさい!と叱りつけられ
彼の持ち味である ナイーブさ・弱弱しさ・女々しさ・情けなさがここでも全開
これがまた悪になり切れないこの主人公のレニーによく似合ってるのがいい
しかもビジュアル的にもこの映画は凄く美しい この時のレイフは言うことなし!

そして 服を着てても ほとんど裸状態じゃない?の
ジュリエットの純粋さ(昔) ふてぶてしい○ッチ(今)ぶりもとてもいい
そして アンジェラの潔さ 凛々しさ 体のキレの良さ
レイフより よっぽどタフじゃない~?!と思わせる設定も◎
一見 全然接点がなさそうな この3人の組み合わせが
意外にもかなり相性いいのも この映画の大きな魅力 
しかし この二人・・・最近あまり見ないな?!

まるで 暴動のような 世紀末間近のLAの街頭・・・
2000年を迎えるために集まったもの凄い数のエキストラ・・・
このあたりの描写も当時は圧倒されたものだった
10年以上前のこの映画の バイオレントで世紀末的な世界感 
ほとんどのシーンが 暗闇に覆われたかのような夜
そのまんま時間もすでにこの映画の舞台を越えてしまった今見ても面白い
CGもワイヤーアクションもない 生身&レトロさがいい

こんな映画を女性であるキャスリン・ビグローが監督してるのも面白い
思えば 女々しいレイフは 一種ヒロインのようで 
逆に凛々しいアンジェラとジュリエットはヒーローのようでもある
そんな描き方も 女性ならではの感覚かもしれない・・・

個人的には2000年になった時に何をしてたのか?
2000年以降 どうも時の進み方が早すぎて 
いつの間に2007年になったんだろう?! えーっ? 
いつの間に平成になって 10年以上たった?!と時々あせる始末

そんな2000年になって もう7年目の今見ても
アイディアは すごくいい映画だと思う
傑作とは言えないかもしれないけど 好きな人は好き
妙に惹かれる映画に違いない

そんな映画の内容と同様にすごく魅力なのが 
エンディングで流れる Deep Forestの主題歌 
”While The Earth Sleeps”
途中で流れる歌声はピーター・ガブリエル !
今聞いてもこれは秀逸 渋くてエスニックで凄くカッコいい!
妙にクセになる洗脳力あり はさみこまれるセピアの写真といい 
この映画のエンディング・・・昔も今も 私はすごく好み
自分が俳優だったら こんなエンディングだったら
凄く嬉しいだろうな・・・と思う 曲&映像
久しぶりに見ようかなと思った前に見つけたコレ *音出るので注意!
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by acine | 2007-02-11 00:38 | Estados Unidos 米映画
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世の中の不条理と無常 夫婦愛・人間愛 を感じる
スケール感のある かつ鋭い 大人の映画

”シティ・オブ・ゴッド”でセンセーションを巻き起こした(残念ながら未見のまま)
ブラジルのフェルナンド・メイレレス監督作
同名のイギリスの小説の映画化

ポスターを見ると アカデミー賞でも話題になり 
スケールの大きな恋愛ものという雰囲気
だけど実際は 冒頭の鋭い映像 重めでリズミカルな展開 
フォトジェニックなシーンの数々 達者なイギリス俳優たちの演技に 
これは単なる恋愛ものではないと すぐ気がつくはず

レイフ・ファインズ演じる 穏やかな外交官ジャスティン 
レイチェル・ワイズ演じる 不正を許すことが出来ない 妻のテッサ
ロンドンで知り合い ケニアのナイロビに赴任した2人
そして ある日 妻の死体が発見される
ジャスティンの知らなかった妻の真実とは?
追い求めるうちに つながってくる線と点・・・

正直 人の名前と顔・品名・会社名が入り乱れるし
その関係なども めまぐるしく展開される上
時系列も 行ったり来たりするので 注意深く見ていても
それらを把握していくには 少し時間がかかる
だけど 段々つながってくるのと同時に
隠されていた妻の事実も 鮮明になってくるので
これまた ジワジワと胸が一杯になってくる

恋愛要素とサスペンス要素が上手く組み合わさり
さらに アフリカが舞台ということで 政治的・社会的要素も加わってくる
このあたりのさじかげんが絶妙で巧み 

そして何ともフォトジェニックで 美しく鋭い映像
赤茶けた大地 枯れた大地 青々とした湖 アフリカの大地の様子
原色の衣装 黒光りのするアフリカの人々の肌の色
独特のフィルムの色合いも その世界観をより高める

決して派手さはないけど ジワジワとくる映画
小説が原作であっても 実際充分ありえそうな裏側や
あまりにもリアル感漂うストーリーに胸が痛む
資本主義の世の中の需要と供給 
そして人間の命までがその対象になり 喰いものにされている
生まれた場所・立場によって 人間の命の値段が違うという不条理
映画の最中も 映画の世界に入り込みながら 
同時に現実にも戻り あれこれ考えさされる

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レイフのナイーブな優男ぶりは 今回も絶品!
庭仕事が好きな もの静かなイギリス男 
そして妻の真実を追い求める なりふりかまわない姿
全てを悟ったかのような穏やかなラストの姿 何とも上手い!
そして 常に品があるところが 私はとても好き
アカデミー賞を取ったレイチェルに負けず劣らず
レイフ・ファインズの演技は素晴らしい!と断言

そしてレイチェル・ワイズ
なんだ? この女?!と思ってしまうけれど
見ているうちに 彼女の真の強さ 正直さが胸を打つ 
思い出の中の彼女は本当に美しい
まだ20代かと思ってたら もう30代半ばとはビックリ
瑞々しくて かつ等身大の人間らしいリアリティもあり とても魅力的

決して万人受けする映画ではないし 派手でもない
よくあるハリウッド映画とは 対極の位置にある映画
だけど どんな映画だろう?と 興味を持ってる人にはぜひ見て欲しい
繊細で鋭く 溢れる痛みと愛 考えさされれ ジワジワとくる
個性的で鮮烈な映像美 耳に残る音楽も深い 

今日の映画 81点

ブラジルのスラム街の日常を描いた シティ・オブ・ゴッドも
見るべきだろうと思うけど きっとヘヴィに違いない・・・
体力&気力がある時 また見よう

フェルナンド・メイレレス プロデュース作: GINGA GINGA 2回目
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by acine | 2006-05-20 23:51 | Inglaterra イギリス映画