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簡単に覚え書き 映画メモ 美しすぎだろ リリーちゃん


by acine
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タグ:ロード・ムーヴィー ( 50 ) タグの人気記事

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これも監督買い映画

監督がトム・ティクヴァだから・・・ 
※トム・ティクヴァ作品:パフューム ~ある人殺しの物語~
   この映画は圧巻です ↑

意味不明な邦題より 原題の方が当然ながら ストーリーの核心に近い
ルクセンブルグにある国際銀行と 国・軍事産業・インターポールが絡み合う
小難しい映画かと思いきや ストーリーはシンプルでわかりやすい
詳しく:シネマトゥデイ

一言 地味な映画
トム・ティクヴァ 程よいテンポ 静けさ 
人間の奥底がチラつくタイプの映画だった

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その国際銀行の裏側を追う捜査官がクライヴ・オーウェン
いぶし銀の演技でとても安定していた
それまで全然と言っていいほど 興味がなかったクライヴ
去年のエリザベスで見て こんなにカッコいい人だったんだ?!と
ビックリしました 今回も大人のいい男っぷり健在!
デコデコした顔で 一見派手さはないのに かと言って 
決して地味ではない 大人の華やかさを持っている人だ
長身で立ち姿も絵になる この人がボンドでも凄くハマるだろうなぁ・・・

そして 予想が当たってしまった ナオミ・ワッツ
私はどうも彼女の演技や喋り方が生理的に合わない

今回も役柄のせいか 彼女の演技不足か
NY検事局でバリバリ仕事してる人にはどの場面も見えない・・・
彼女が出てくる度に 格好ばかり気にしてそうで
こういう系統の仕事を職業にしてる女じゃないよね
仕事できそうなタイプじゃないよね・・・と

一言 女優としても平凡
特徴がない 下手じゃないけど 上手くもない
クセがあるわけでもない 特別綺麗 スタイルが
いいというわけでもないし どうも没個性
今回の検事局の役はミスキャスト 

仕事に力入れてるより どういう風に自分がカメラに
映るかの方が大事という感じがしてしょうがなかった
彼女が出てくると 妙に画面の空気も緩くなって
彼女が出ない方が 男ばかりでストーリーを追った方が
映画は引き締まったと思う

という せっかくクライヴやトムの描くシンプルなストーリーは
悪くないのに ナオミがどーもね・・・という感じで 
居眠りしかけてたら NYのグッゲンハイムのシーン・・・

その激しさに 今までのストーリーをすっかり忘れて
しまいそうになって 一抹の不安を覚えたら・・・

そのあとは望んだ通り 男の世界になったので一気に集中!

あの地下室の老人とクライヴのシーンからは映画自体も
ぐっと引き締まった感じがして 終盤は良かったと思う
あの地下室の話も ドイツ人の監督ならではの視点という感じだし
正義一辺倒のクライヴに対し あの訥々と語る老人の話も確かに正しい

しかし いくら裏を暴こうとしても 暴けないルールがある
儲ける人は儲ける 不正と知りながら 
それを追及しない世界の国々 なんとも難しい世の中だと思う 

とにもかくにも ナオミがいなければ もっと点数が上がったと思う
よって 映画としては 何とか劇場で見る価値ありの及第点スレスレという感じ

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だけど この映画 まったく予想してなかったのが
007より スゴいんじゃない?と思わせる ロケーションの豪華さ
ベルリン、ミラノ、リヨン、ルクセンブルグ、イスタンブール、NYなどの
街の景色や街並み そして建物とインテリア・・・
オフィスの内部なども どれも素晴らしかった!

街&建物フェチの私にはたまんない景色がいっぱい
散りばめられていて おぉ~!カッコいい!の連続でありました
ついでに言うと 欧州なので 当然ながら
欧州車が一杯そこら辺を走ってるのも素敵!

そういえば 今までのトム・ティクヴァの映画も
こういう風景やアングル ロケ地の活かし方がとても上手い

ただそこへ行って撮りましたとか 
このアングル凄いだろう! というこれみよがしでもなく 
その街の空気感をさりげなく 景色や建物の持つ美しさを
ありのままに端正に切り取ることが出来る人

こういうロケーションと共存する映画 
ロケーションが生きてる映画 私はとても好き! 
それだけで ポイントが上がる

というわけで クライヴ:〇 ナオミ:× ストーリー:△ 街:◎

今日の映画:70点
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by acine | 2009-04-08 19:41 | Estados Unidos 米映画 | Comments(8)
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もっと前に見るつもりでしたが 今頃鑑賞
ダニエル・クレイグ版 シンドラーのリスト?
詳しく:シネマトゥデイ

見終わって一言 ・・・ハリウッド的!

ユダヤ人というだけで 追われる不条理で過酷な時代背景
その題材、キャストの演技も悪くないのに
わかりやすいハリウッド的最大公約数な描き方ゆえ
ストーリーの進み方が唐突な部分が多くて 
どうも深みに欠けるんだなぁ・・・

特にキャラクター設定がダメ 
ストーリー同様 唐突すぎて は?!と驚くシーン多し

ベラルーシが舞台なのに 英語もやっぱり違和感ありあり

ダニエル・クレイグ演じる 主人公のトゥビィア
女房の親の仕事を手伝っていた ただの男が
同胞を引き連れ 逃げまどい 戦い なりゆきで 
リーダーとなるので どうも行き当たりばったり気味

一生懸命はやっている・・・
だけど 皆 平等に! と言ってるくせに 
どうもこの人 けっこう特権持ちだったりするのだ

いつも酒を飲んでいたり 個室のような小屋もある
兄弟間のいざこざやあれこれになると 他の人はほったらかし
突然 兄弟の世界へ入り込りこむ 肝心な時に一人たそがれていて 
しっかりしろよ・・・! と思いたくなったり・・・
だけども 美しい女はちゃんと手に入れる その辺はボンド的手抜かりなし! 
白い馬も持ってるらしいし 馬に乗って 皆に話しかけるシーン 
エリザベスか?お前は・・・!と ちょっとウケました(笑)

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あのマイウェイすぎる 右往左往ぶり あれを人間臭いと見るか 
実態を知ると あんなリーダーには付いて行きたくないと思うか・・・

結果的に踏ん張り 皆助かったからいいんだろうけど・・・
いくらダニエルがリーダーだとしても 私は後者
あんな優柔不断でフラつくリーダーにはとても付いていけないと思う
自己責任で動きたい それで命を失ったとしても納得する

単に映画の描き方の世界で見ると・・・

まったく状況や背景も違うけど
同じように森の中を進む チェ2作のリーダー 
態度が一貫し 信念のあるゲバラなら 
私は納得してついて行くと思うな・・・

キャラクターの描き方も 唐突なシーンが多すぎて
???となってしまうので この人について行きたいと思えないし
そんなリーダーに付いて行く人たちの気も知れず・・・で
気の毒に思えてくる始末・・・

このストーリーの中心である ビエルスキ兄弟
自分たちのこととなると 他の人がどう思おうが
自分たちの世界へ入り込む4兄弟 (四男は子供すぎて
おまけみたいなもんだけど・・・) いざこざばかりの長男・次男は
突然 兄弟仁義の世界へ入り込むし それを見てそっとほくそ笑む三男
二人の世界ならぬ 兄弟の世界にどうも入り込めないのでした・・・ 
決別したかと思えば 先が読めたあのシーン・・・

どうもポリシーなくて 兄弟の絆も感じにくく 
キャラクターに説得力なくて こういう描き方や設定に 
ハリウッド映画の限界があるような気がして・・・

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ダニエルも良かったし (ところどころボンドなダニエルも見え隠れ・笑)
すっかり大人になった ジェイミー・ベルも良かったし
東欧系?の女優さんたちも美しかったし・・・
特にジェイミーの奥さん役の子の結婚式シーン
凄く可愛かった・・・ あとダニエルは東欧系ルックスの
女優さんと相性がなかなかよいな~という発見

キャスト陣には罪はない・・・のよね
どうも野暮ったい二男だけは うーん・・・でしたが

撮影も大変だったろうけど 実際 彼らはよくあんな森の中で 
生活し 逃げ 希望も失わず 歯を食いしばり 
現実と戦ったのは 素直に凄いなぁ・・・と思いました

彼らへの仕打ちも 本当に酷い話だけど
あの捕まえてきたドイツ兵への仕打ちを見ていると
人間の憎しみの連鎖というのは ホントに怖いなぁ・・・と

それにしても あれ~?!という 唐突な展開や
自分たちの世界に入り込む人たちの違和感を感じながら
え? これで終わらせる~?という 感じで終わってしまいました

ダニエル使いながら 撮影も大変そうな映画なのに
どうも勿体ない映画でした

実話がベース 必要以上にドラマティックにしなくてもいいし
もっとシンプルに淡々と描いた方が見る方には
きっと グっと来たんではなかったでしょうか? 

今日の映画:68点

とはいえ 監督の エドワード・ズウィックの作品
レジェンド・オブ・フォールは 大大大好きな映画なんですがね~

ダニエル映画も 
”レイヤー・ケーキ” ”カジノ・ロワイヤル” ”氷の家”( これはTV)
あたりを 超えるのはなかなかないですね
ダニエルがいくらよくても 作品自体にも魅力ないとね~
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by acine | 2009-04-05 00:20 | Estados Unidos 米映画 | Comments(2)
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ドイツとトルコを舞台にした 
ヒューマンドラマでありロードムーヴィ
詳しく:シネマ・トゥデイ

ドイツで暮らす トルコ移民の年金暮らしの父親と 大学教授の息子

トルコにいる大学生の娘へ ドイツで娼婦として働きながら
娘へ学費を送金する トルコ人の母親 
そんな娘は 実は反政府運動をしている

そんなトルコの大学生の娘と知り合う ドイツ人の母親と娘

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3組の親子が 知らず知らずのうちに行き交い 関わりを持ち 
その糸が最悪の方向へ向かったり 救いがあったり・・・ 

ドイツでのトルコ人 移民の立場
そんなトルコ人や移民へのドイツ人の視線
故郷へ帰るトルコ人・・・

人間ドラマであり ロード・ムーヴィー
なんとなく バベルや アモーレス・ペロス を思い出す感じ 

生きるというのは 本当に簡単ではない・・・
そして こんな風に2ヶ国を股にかけて 生活していると
これまた 衣食住すべて同じ国で過ごしている人間とは
視線も考え方も変わってくる・・・

だけど 何人であろうと 人間の生き方は同じ
悩みも問題もない人生なんてない・・・

そんな風に まったく自分と違う環境にある人たちとの違い 
そして 人間として変わらない共通性も感じながら 
映画を傍観し 入り込む・・・ そんな感じの映画・・・

各キャスト それぞれが印象的だった

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娼婦を囲ったがいいが どうしようもない老父
そんな父から当然ながら離れる 思慮深い息子

お互いを思うけれど 運命の歯車が狂ってしまう 母と娘
心は売らないという 強い視線は共通の二人

そして トルコ人の女友達を何としてでも救いたいドイツ娘
そんな娘についていけない保守的な母親

悲劇的な事件の中にも救いはある・・・

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詳しく説明はなかったけど あの母親は 
トルコ娘が 直接自分の娘の事件に 関わっていたと知ってたら
(それか知ってなのか?) いくら娘の希望だったからといって
あそこまで寛大になれただろうか・・・?

あと あそこまで 見事に3組の親子が 普通絡むだろうか?

その辺り よくも悪くも映画的な 強引なねじ伏せ方だったかもしれない

エンディング・・・ 浜辺に座る息子

父はどうなったんだろう? 帰ってきたんだろうか?
正直言うと あんな親父はもう帰って来なくてもいいんじゃない?と
思ったけど 曖昧なままで終わったのが 気になった

今日の映画:74点

それにしても イスタンブール 
やっぱり とても雰囲気のある街だなぁ・・・
長年 一度行ってみたい 私の憧れの街! 

見終わったあと 知ったけど 
クロッシング・ザ・ブリッジと同じ監督だったんだ!
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by acine | 2009-03-22 22:43 | Alemania ドイツ映画  | Comments(0)
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ムーラン・ルージュのバズ・ラーマンによるオーストラリア賛歌

ムーランは 個人的に大大大好きな映画でして 
大袈裟かもだけど 奇跡のような映画だと思ってます
公開当時 10回以上見ました(笑) サントラも大好き
DVDもプレミアム・エディションを持ってます(笑)

その監督であるバズ・ラーマンが 祖国オーストラリアを舞台に
同じくオーストラリア人のヒュー・ジャックマンとニコール・キッドマンの
大型コンビを使って どんな世界を描くんだろう?!

あぁいう人工的な世界を描くと最高だけど 
今回のように大自然が舞台だと バズ・ラーマンどうなんだろう?と
期待半分位で臨みましたが・・・ 詳しく:シネマ・トゥデイ

出だしから テンポがすごくよくて 面白い!

イギリスからやってきた貴族夫人のニコールのオーバーアクト的演技
そして ヒューも現れて カンガルーもお約束のように登場し
あれよあれよという間に夫の農場へたどり着く・・・!

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しかし ニコール・キッドマンのあのスタイルは一体何なんでしょう?!
彼女が異常なのか? 自分も含めその他大勢が異常なのか?

彼女の登場するシーンだけ 彼女の姿をタテにぐーんと伸ばしたような
気がするんだけど まったくノーマルであのスタイルだとは凄すぎる!
そして その貴族ルック サファリ風スタイル レトロなドレス・・・
何を着ても あの細長いスタイルのまんま 着こなす様は凄い
  
しかし そのお顔・・・ 正直言うと ムーランの時のような完璧な美しさは
〇工的なお手入れを(多分)しているせいか 失われてしまって
どこかピュアではない感じが ところどころに感じられて勿体ない
ま 演技で魅せるタイプではないので 妙にそういう部分が気になった

そして ニコールが傍に来ても まったく遜色のない
これまた常人離れした ヒュー・ジャックマンのスタイルの良さ!
筋骨隆々ながら 服を着てるとほっそりとし 大変足も長い・・・
ニコール同様 日本人ではありえない体型に恐れおののく・・・

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そして アボリジニと白人のハーフの少年ナラ 
その祖父の仙人のようなキング・ジョージが登場した辺りから
その大自然と共に アボリジニの伝説?神秘?というか
ほんまかいな?の ファンタジー要素が加わり始める・・・

よくよく考えれば あれこれカルチャーショックを受けてたはずの
ニコールが ナラの存在を自然に受け入れ いつの間にか
ヒューや農場の皆と牛追いの旅にあれよあれよという間に出るのは
かなりのご都合主義なんだけど それを疑問に感じさせない
テンポのよさが 前半にはある・・・

牛追いのシーンは 原始的な壮大なオーストラリアの大自然とともに圧巻!

牛のその走りっぷり そのド迫力に 思わず脳裏に浮かんだ言葉は・・・

オージービーフ~

そのまんまで すまん・・・という感じですが(笑)

あくどい男を演じた ラーマン映画では これまたお馴染みの 
デヴィッド・ウェンハムの どこか情けない小悪党ぶりも とてもハマっていた

そして 今回のストーリーテラーともいえる 
眼差しがまっすぐな少年ナラとキング・ジョージの存在も効いていた
”オーバー・ザ・レインボー”の曲も凄くよかった・・・

が よく考えたら 
ニコールとヒューのラブストーリーにしたかったのか?
アボリジニと白人の融合を描きたかったのか?
アボリジニを伝説にしたかったのか?
そして 戦争まで描きたかったのか?

テンポのよかった前半に比べると 
後半は詰め込みすぎて 何が描きたかったのか
焦点が拡散してしまって どっちつかずになったのが残念

そして これもその要素が大きいと思うけど
前半 楽しい気分で見ていたのが 
日本軍の登場で どうもシリアスに見ざるを得なくなって
それまでの楽しさがひゅーっと しぼんでいってしまったのは残念
日本で見てると どうしてもそうなってしまうよね?

だけど 大河ロマン的 美しい二人を主人公を楽しみ 
大アドベンチャー オーストラリアの大自然を堪能して 
バズ・ラーマンの世界を楽しむには 及第点の映画ではありました

と言いながら バズ・ラーマンだったら 
次作はまた人工美 音楽もガンガンに生かした映画を
また見てみたいと思うのは私だけでしょうか?

今日の映画:77点

しかし ヒュー・ジャックマンは
やっぱり 映画より アカデミー賞の司会より 素が一番よいね
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by acine | 2009-03-22 21:42 | Estados Unidos 米映画 | Comments(2)
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ジーナ・ローランズの娘 ゾエ・カサヴェテスの監督作
詳しく:シネマトゥデイ

第二のソフィア・コッポラなどというキャッチコピーだったけれど
ソフィアのガーリーなテイスト(も実は私はけっこう好き!)とは違い
こっちは未婚のアラサー女が主役なので 主人公は悩みつつも 
いい具合にフランスの美男が登場したりして 夢物語のラインも保ちつつ
悩みはより切実 現実の厳しさも いい塩梅でミックスされていて
ありがちな物語だけれど なるほどね~と女性ウケはきっとよいと思う

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主人公ノラはNYのデザイン系ホテルのVIP担当
美味しいこともあるけれど (これがまた落ち込む原因になる)
別室で待機中のユルユル具合がかなり可笑しい
キャリアを積んでるのか そうでもないのかがよくわからないのが
これまたいい意味で現実的かも・・・

ジーナ・ローランズ演じる母の雰囲気や
両親(母と再婚相手)の家を見ても いいとこのお嬢さんっぽいが
母曰く アナタの年で いい相手なんて残っちゃいない・・・ 
いつまでも よい相手が見つからないという
男関係の切実な悩みを除けば 本人はいたってサバサバしてて 
シンプルそうな人間で魅力的 だけども根っこがやはり深い

ここのあたり 国は違っても 女の考えることは ほとんど一緒だし
こういう女の外向き:サバサバ 内向き:うじうじと悩むとこなんて 
日本のアラフォードラマと 根本は変わりない・・・と思う
(って見てないけど) ただあんなフランス男がさーっと
目の前に現れるかどうかというと やっぱり映画よね 
やっぱりそこはNYよね的感覚になるけれど・・・

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演じるパーカー・ポジーがすごくハマっていた
名前はよく聞くけど 彼女の映画を見たのは初めて・・・
顔立ちはすっきりと小顔で細身 ちょっとミラ・ジョヴォビッチにも
似てるかな? そういう設定なので すっぴんでは肌の衰えも
多少感じるのがリアル だけど化粧映えがする顔で 
美人ではないけど すごく魅力的で可愛かった

今回 女性監督ならではの衣装も 実はとっかえひっかえ状態で
そのラフで可愛さを残したスタイリングもとってもよく似合っていて
悩んでる姿 自己嫌悪する姿は これまたハマってて 
見てる側まで 彼女と一緒の気持になってしまう位
若く見えるけど 彼女実際はアラフォーとは驚き

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そして この映画を見ようと思った理由は
メルヴィル・プポーが登場するからでした(笑)
ぼくを葬る とは ガラっと雰囲気変わって いい意味で軽さも感じる
年下のフランス男ジュリアン役 (映画の録音関係の仕事でNYにいた) 
がこれまたよくハマっていた

生まれついてのラテン系口説き文句 
さりげない白シャツ 帽子 麻のジャケット 何げない格好も
これまた決まってて 主人公ノラが動揺しながらも惹かれて
いくのがよーくわかる 年下の可愛い いい男ぶりでした 
つかみどころがなさそうでけっこう誠実で まっすぐに見つめる眼が超強力!

寂しい生活から抜け出て そんなジュリアンと上手くいくかと思いきや 
彼はフランスへ帰国するという 一緒に来てと言われても
仕事もNYの生活も放って 一緒に行くわけにはいかない
この辺哀しいかな 今時の女にはそんなの無理に決まってる

この後 結局ノラはフランスへ行ってしまうわけだけど
(この辺り ウトウトしてしまったので ストーリー定かでない・・・)
彼を探すわけでもなく 結局何しにノラはパリに行ったのか?
妙にファジーで このまま終わるのか?!と思いきや
とても映画らしいラストが待っていた この辺映画の王道よね~!

その後 意外と二人は長続きはしないかもしれないし
ストーリー自体は ありふれてるかもしれないけど
魅力的なキャストと 女性監督らしい 細やかさや
女の情けなさもちゃんと描かれていて 現実と映画らしい
ファンタジーのさじ加減がほどよい 好感の持てる小作品だった

メルヴィル・プポーみたいな男が目の前に現れるなら
世の中の女の人生 一時でもそりゃ変るのは間違いない(笑)

今日の映画:79点
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by acine | 2009-03-11 21:40 | Estados Unidos 米映画 | Comments(4)
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チェ2作を見て 再び見たいな~と思っていたこの映画
4年ぶりに見てみました 公開当時の感想

これはまだ医学生だった チェことエルネストが
友人のアルベルトと共に 南米大陸をオンボロバイクで旅する物語
エルネストを演じるのは ガエル・ガルシア・ベルナル
詳しく:角川映画

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久しぶりに見てみたら・・・ すっかり忘れかけてるところもあって
大の男が二人乗りで出かけたんだっけ?!と冒頭から驚いたりしましたが

チェ2作を見て この映画を見ると 監督も違うし
役者も 小柄なガエルと大柄なベニシオと違うものの 
その視線 その先に見つめるもの 匂いは同じ
彼が見ているのは まず人間 人間ありきなのです
不思議と印象は自然につながっていました

静かな映画なんだけど その志を感じる映画というか・・・ 

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南米の貧困 そんな人を目の当たりにすること
旅をしながら 病人の治療をこなし 
ハンセン病の施設で手伝いをする 人間エルネスト 
そして この旅を通じての変化
ベネズエラでの アルベルトとの別れ

今見れば この旅があってこそ・・・
あのキューバの物語があるんだなぁという感じで
また 違う目線で見ることができました

やっぱりガエルのチェもよかったなぁ・・・
ガエルの真摯な視線や姿勢も凄くよかった
あと10年後に 今回の2作の間の出来事
革命後~ボリビアに旅立つまでを
ガエルがまた演じる映画が出来てもいいな~と思いました

公開当時もへーぇ!と思った 口八丁の友人アルベルトを演じた
俳優ロドリゴ・デ・ラ・セルナは チェ・ゲバラのはとこらしいですね 
凄い世界です

今日の映画:82点
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by acine | 2009-02-12 21:18 | Sudamerica  南米映画 | Comments(0)
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いやー ホントにいつ見ても カッコいいわ~と思うこのポスター
そして この映画のバンちゃんも いつ見てもホンマにカッコええわ~!
と いうわけで 久しぶりに見ました この映画

何を隠そう 右下のライフログにも ちゃーんと入れてます通り
マイカルト映画のうちの一本 公開時も2回見ましたし
その当時ビデオもプロパーでちゃんと買いました

なので いつでも見れるわけなんですが 
丁度 WOWOWでやってたので 見てみました
ホントはその前の時間帯にやってた 元映画 
同じロバート・ロドリゲスの ”エル・マリアッチ”の方も
見たかったんですが 長年未だ見ぬ映画のまんまです
詳しく:goo映画

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ギターを抱いた渡り鳥ならぬ ギターを抱えた殺し屋に扮する
バンちゃん アントニオ・バンデラス 
いやー この頃の彼は最高にカッコいいんではないでしょうか?!

浅黒い肌に 光る黒目と白目 
ひっくくった髪も バラしたロン毛も 最高にカッコいい
こ汚いカッコをしてようが 隠せぬ濃い濃いそのラテンラヴァーな色気
ハマりすぎ位 この役がよーく似合います

久しぶりに見たら こんな濃い濃い顔ぶれに 濃い濃い街なのに
何故に英語~?! という感じは否めませんでしたが
その映画の中に漂う独特の静けさ 
メヒコの青い空の下でも これはまさにラテンの光と影という感じで
英語に毒された世界にも ラテンの空気は隠しきれなかったという感じ 
この映画 スペイン語でやってたらもっとフンイキあっただろうな~ 

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まぁ冒頭から 一体何の弾丸で こんなに面白い位人がぶっ飛ぶんだ?!とか
そんな後ろへ飛んで 何で隣のビルの屋上へちゃんと辿り着く?とか
その昔 映画館で爆笑した エル・マリアッチのギターケースマシンガン?!とか
ちゃんちゃら可笑しいシーンも一杯あるんですが・・・

大してストーリーなんてないし 全く漫画的世界なんだけども 
落ち着いて見れて 大人が見ても 
エンタテイメントとして ちゃんと成立しているんだった
これに比べると この前の”ウォンテッド”なんて
監督の妄想暴走お子ちゃま映画という感じ

久しぶりに見てみたら ラテンの濃さと 同時に静けさもちゃーんと纏い
赤茶けた大地の色と同じような 赤茶っぽい色調の映像も凄く雰囲気があった

そして もっとセクシーボンバーだったというイメージがあった
サルマ・ハエックも今見たら若くてけっこう子供っぽい顔つきだった
もちろんスタイルは凄いけれど(笑)

まるで バンちゃんプロモーション映画のようだけど
この映画での彼は絵になりすぎてる位 恐ろしくカッコいい

結局 それが言いたかっただけでして・・・(笑)

今日の映画:78点
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by acine | 2008-10-02 23:20 | Estados Unidos 米映画 | Comments(13)
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荒野へ・・・というタイトルのこの映画

大学を卒業し 家族にも行き先を告げず
アラスカの荒野へ旅立った青年クリス
彼を旅へとかき立てるものは何だったのか?
そして彼の目的は何だったのか? 
そして彼が旅で出会った人、物、風景は何だったのか?

アラスカの荒野のマイクロバスで発見された彼の遺体
そんな実話に基づく ショーン・ペン渾身の監督作
詳しく:cinema.cafe.net

まず全体的に印象に残るのは・・・

アメリカのとてつもない大自然 大きな国土を舞台にした
スケールの大きなロードムーヴィーであり
その大自然の中に存在する ちっぽけな人間の存在

この場合 ちっぽけなのは 人間は非力という意味で
彼の器が小さいわけではない・・・

そして 結果的には 若気の至りではなかったのかな~?・・・ということ

彼をアラスカへと誘ったのは 繊細な彼が感じすぎた 
両親との違和感だけでなく まだ人生経験も少なく 
新しい世界を見て経験する事が素晴らしい!と過信していたこと
もちろん それも正しいと思うけれど・・・
 
そんな彼から見ると 文明社会に生きる人間たちは
大変つまらなく思えて 野宿を選んだ自分はなんて自由なんだと
自分にいくらか酔ってる部分もあるのが否めない
そんなこと自体がまだ青いな~と思わせてしまう

人間年数を重ねていくと 段々とどうにもならないことも
あるもんだ・・・と悟っていく 悟らざるを得ない部分がある
そんなことがあるとは思わないのが若さなんだろーなぁ

正直 今イチ主人公クリスの心情がつかめず 
何故アラスカなのか?ということも 両親との関係も
そこまで傷つく?!という感じだったので 
(多かれ少なかれ 問題のない家族なんていないんでは)
始まって中頃までは 今一つ入り込めない自分がいたのだけど・・・
折り返した辺りから 徐々に引き込まれていった
それは 出会う人たちとのシーンの数々にも・・・

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特にあのおじいちゃんのロン 彼とのシーンはもの凄くよかったなぁ・・・
人生を長く生きた彼と まだまだ青いクリスのその関係
そして ヒッピーの夫婦&若い娘とのシーンも

一種世捨て人の彼に出会う人たちは ちょっと出来過ぎな位
人間って悪くないよな~と思わせる人たちが多くて 
この辺りは この物語 救いはある・・・・

身の回りの人間関係に疲れて旅立ち
人と無縁のアラスカへ とうとう旅立つものの・・・
終の棲家で 初めて人間関係の重要さ 喜びを人と分かち合うことの
大切さがわかった時には 時すでに遅し・・・なのだった

この旅で生きて戻っていたら 彼にはまた違う人生が待っていたと思う
よい人間関係をちゃんと作れる人だったのに とても勿体ない

若くて繊細で傷つきやすく突っ走ったものの
理想と行動力があったばかりに 思わぬ大自然に足をすくわれた彼

こんな名もなき若い子もいたんだな~と 余韻を残す映画だった
主演のエミール・ハーシュも若さがキラキラして堅実な演技だったし
旅先で出会うキャストたちもよかった いい意味でとても真面目な映画 
フォークの香りのする音楽もこの映画にはとても似合っていた
(MCハマーには笑ったけど!)

アメリカの雄大な大自然 まさにロードムーヴィーの似合う国だ
そして そんな広い国を旅する人を フレンドリーに手助けする人もいること
そして こんなサバイバルな旅や生活が自然に出来るなんて
凄いよな~と 島国日本の人間は思ってしまいました

今日の映画:80点
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by acine | 2008-09-13 22:49 | Estados Unidos 米映画 | Comments(8)
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ジュリアン・ムーアは 気になって見る映画に 
彼女が出ている場合が多く 何故か気になる人ではある

貧しい家に育ったバーバラ(ジュリアン・ムーア)が
アメリカの大富豪ベークランド家に嫁ぎ 
息子に殺されるまでを描いた 実話をもとにした映画
詳しくは・・・映画生活

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舞台も NY パリ カダケス マジョルカ島 パリ ロンドンと移り変わり 
その街の空気と光 そして その土地土地の様々な家・インテリア
ジュリアン・ムーア他女優陣の 50年代、60年代、70年代モード
あくまでも背景として描かれつつも その辺りも密かに見所のある
インテリア&ファッション映画でもある・・・

個人的には 好みは・・・
インテリア:行ってみたいマジョルカ島の家と景色
ファッション:コケティッシュなスペイン女優 エレナ・アナヤの
        雰囲気と ファッションがよかったな

社交家で のし上がりたい女の一生にしては 
その執念 上昇志向ぶりが ちょっと中途半端・曖昧で
時代、街、その時に付き合う人に流されやすいのが どうも気になった

だけど 大富豪の男と結婚し 時折 悪態をつきつつも
夫を同席させて 社交界につながりを持ちつつ
息子を可愛がり 夫が傍にいる時はまだよかったけれど・・・

夫が息子のGFを愛人にしてからは どうも興味の対象が歪んできて
ゲイの男 (芸術家に囲われる男系)だの 息子だの
もう関係がグチャグチャになってきて 
最終的に息子に殺される母になってしまうのも 
いたしかたない展開か・・・という気もする

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そんな 傍から見て 恵まれてるような 
かなり壊れた 痛い女を演じるのが ジュリアン・ムーア

この年代の欧米人にしては しわもなく 
変に何か注入してるような 不自然さがない 
瑞々しさのある色白の肌と赤毛 
どこかマドンナにも似て (今やマドンナは注入しすぎ
みたいな顔になっているが・・・) どんな服もエレガントに 
自分なりにしっかりと着こなせる 個性派美人の彼女

しかーし!
今回 冒頭から中盤まで 気になったのが 彼女のそばかす!

メイクで隠れる顔はまだいいとして・・・
顔の反対 顔の後ろ側部分(?)の体 背中、腕・・・
凄いそばかすの数というか 色素の沈着と言おうか・・・

美白信仰 シミ・そばかすは出来れば避けたい信仰の
日本人から見ると 許容範囲をすっかり超えた密度なので 
かなり驚く人多いと思うんだけど・・・ というか
ビックリして 引いてしまいましたがな・・・という位

なのに 堂々とノースリーブのドレスを着て 腕を出す
背中を出す 太陽さんさんと降り注ぐ スペインの街でも
全く日焼けなど気にしてない 彼女の姿にも大丈夫?という感じ
この辺り 日焼けに関する度合いが まったく欧米人とは違うよな~と思う

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そして NY時代&パリ時代の息子は凄く可愛かったが・・・

メインの彼は これまた ジュリアンの息子役がピッタリな
そばかすだらけの顔・・・ ちょっとこれもかなり凄い密度なので
母同様ビックリしてしまって そっちが気になって 
映画に集中しきれなかったりして・・・

ロンドン時代は服もバッチリ決まってたので 
まぁ見れたけれど・・・ ラストはあぁいう事件もあり無情

夫に捨てられた妻 
父に捨てられ GFを父に取られた息子
母親を時折疎ましく思いながら 母を捨てきれない息子
お互いに依存するしかなかったのか 
その危うい関係は 見ていて かなりこれまた痛い・・・
息子を溺愛する気持ちもわからないでもないけど
事件は突然起こる・・・

別に これが大富豪一家の話だから
昔の話だから・・・というわけでなく 
今の時代 親に殺される子供 子供に殺される親・・・
その危うい関係は 今の時代でも どこの国にでも
置き換えられる話のような気もする

”私たちは 働かなくて 好きなことだけできる立場なの”
”男=お金”よと まだ子供の息子に パリの公園で話していた母
傍目に充分恵まれすぎてる親子の関係はかなりいびつで 
ちょっと引いて見てしまう内容でした

アメリカ人が主人公ながら 舞台、光など
上手い具合に ヨーロッパテイストがブレンドされていて
後味はよくないけど 雰囲気ものとして見るのは悪くない

今日の映画:75点
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by acine | 2008-08-08 21:19 | Estados Unidos 米映画 | Comments(2)
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ジョン・アーヴィング原作 ホテル・ニューハンプシャーと同じ
ラッセ・ハルストレム監督作 ギルバート・グレイプと同じ

各々 私の大好きな映画2つの 原作者と監督がコンビで作った映画
それは別として これは良さそうだな~と思って 観に行った公開当時
この映画の世界感にすっかりハマって 2回見た記憶がある・・・
そして 原作も読んだなぁ・・・
 
久しぶりに見たら・・・ 

重いテーマを扱っていながら 
やっぱり なんて瑞々しい映画だろう・・・!ということ

なんともこの二人の世界らしい 
瑞々しさと清々しさ そしてチクリとした人生の皮肉・・・
御伽話のようであり現実的な 独特の世界観がやはり良かった
テーマ曲もとても瑞々しく美しい

あと 今回見て思ったのは・・・

孤児院の描写が なんとも素晴らしいこと

マイケル・ケインと子供達の関係 家族のようなスタッフと家族 
可愛くもいじらしい子供達 養子縁組を希望してやってきた夫婦に
子供ながら 自分をよく見せようと けなげにアピールする姿
もらわれて行った子のことを皆で祈る夜・・・

そして エーテルをかぎながら眠る
皆から尊敬されているラーチ先生マイケル・ケインは
自分のやっていることに信念を持っていながら
どこか悩んでいるところがあったような気がする

間近で見る子供たちのような悩める孤児を増やしたくないから
当時違法だった堕胎手術をしていた彼は 正しいことをやって
いると思いながらも 良心もどこかで痛んでいた?
だから エーテルに頼わざるを得なかったんだろうな~
 
そして キューピー坊や トビー・マグワイア演じるホーマー 
まるで天然か?と思うような のほほんとした風情で 
孤児院で純粋培養され 堕胎手術に疑問を持ちながらも
ラーチ先生の片腕として働いていた 他の世界をまったく知らない彼
スクリーンで見た時は 感動したけど(&トビーファンになった・笑)
久しぶりに見たら 物凄い演技というほどでもなかったけど
あのきょとんとした天然な風情は やっぱりあの時代の
あの時のトビーにしか無理だったかもしれない

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そして 久しぶりに見たら スタイルはいいけど 
シャーリーズ・セロンはデカい・・・! 
トビーがそんなに大きい方ではないので
姉御にすっかり誘惑されたトビー・・・ 婚約者がいない間に 
都合よく遊ばれたトビー・・・という感じがしないでもなかったり(笑)
なんて 二人とも曖昧なんだ?! ファジーに身をまかせ
それでアンタ達ホントにいいの~?と かなりやきもきしてしまったりして

それにしても 黒人労働者と働く りんご農園の
辺りの景色のなんと美しいことよ! 
トビー演じるちょっと名誉白人のような立場 
季節により転々とする逞しい黒人労働者たち
との生活も これまた瑞々しくも なんとも重い

あまりにも美しく心に沁みる風景が 
よけい現実(人生)の厳しさを対比させていたような気がする

厳しい現実を描きつつ 
こんなにも瑞々しい映画は滅多にないと思う

今日の映画 80点
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by acine | 2008-07-30 21:12 | Estados Unidos 米映画 | Comments(2)