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簡単に覚え書き 映画メモ 美しすぎだろ リリーちゃん


by acine
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アメリカ映画 ”セルラー”の リメイク版 ベニー・チャン監督作
*ベニー・チャン作品:香港国際警察 ディバージェンス

オリジナルもリンク先のブロガーさんたちに評判よく
記憶に残ってたんですが オリジナルを見ないまま こちらを観賞
珍しく 香港映画をハリウッドがリメイク・・・の逆パターン
詳しく:eiga.com

まず 見てて思ったのが 

ヒロインのバービー・スー 可愛くて 演技も悪くないんだけど 
線が細い感じが否めない 何で彼女が理系なの? 
何であんな配線パパっと出来るの? 旦那さんが亡くなったのに
あんな凄い家に住んでるのか?とか あんな華奢でビービー泣いたか
と思えば 急に悪党に立ち向かうし ちょっとキャラ設定が雑というか 
見てて冷や冷やするというか 彼女に合ってるのかどうか? 
と いうのが延々気になりました 

これがタフで体格にも勝るアメリカ女ならわかるんだけど
バービーは華奢なので こういう役を東洋人の女に
振るのは なかなか難しいもんがあるなぁ・・・って
って 誰だったらよかったのか? というのもわからないんだけど

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で 彼女を助けるパンピー
表向き:経理関係 実際は借金の取り立てっぽい
父子家庭の父親 ルイス・クー

彼も いくら電話がかかってきたからといって
見ず知らずの人を助ける~? あんな一般車両や一般人を
一杯巻き込んで 自分の身の危険も顧みず ボンド並みの
活躍が普通できると思う~?! しかも父子関係 後には帰れない
状態になっているというのに・・・ そんな他人を助けてる場合か?!
しかも バービーみたいに可愛くない女だったらどーすんだろ?!

映画だなぁ~って なんかこう一歩引いて見てしまってたんですが・・・

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そんな中 大陸から参加 ごひいきのリウ・イエ
今回はクールな出で立ちで グラサンかけてても
美形なので 大変カッコいいし 長身 黒づくめの立ち姿も言うことなし
しかも今回は悪役 こういうのも凄く似合ってて
そのまま この人だったらハリウッド映画の悪役できそうな感じだな
空港に来てからはちょっと声が上ずり気味だったけど
あの低めのクールな喋り方も◎

という感じで 違和感を抱きながらも・・・

終盤 空港のシーンになってからが 俄然面白くなってきた!

しかし 空港が舞台ってのは やっぱり絵になるな~
前の啓徳空港と違って 今の空港は離れてるから
こんな風に映画に使えたのかも? 前のように近いと
また話が変わってくるもんね~ ( ↓ ’06 acine撮影)

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で 元がアメリカ映画だから 勧善懲悪で 
これで終わりだなと思ったところで 大どんでん返し!

このあたり アクションには自信のある 
香港の監督ならではの コンパクトでスピーディな
アクションシーンの数々が なかなか面白い

この映画では一般人なので 地道な戦いを強いられたルイス・クー 
正直 エレクション2のルイス・クーと リウ・イエをあそこで戦わせたい~!
と思いましたね~(笑) あの映画のルイスは半端じゃなく怖いから!

そして 中盤から ぐんぐんと存在感を増した 
ニック・チョンも 今回凄くよかった 全てが終わり 
”俺はご飯作るから 帰るわ・・・”の台詞もいかにも香港的で

ビンセント・コクもちょろっと出たり イケメンが何気なく
あちこちに散りばめられていたのも なかなかでした

前半は・・・だったけど 終盤で盛り返し
まぁまぁだったかな~という感じでした

しかし 今回も ↓の映画もそうだったけど
北京語:広東語で会話を成り立たせる時代になったんですね
不思議だけど そういうのも今の香港ではありというか
それが普通なのかなー?

そう言えば エンド・クレジット 
映画のシーンを使った 凄く面白いものでした

今日の映画:76点

しかし 今回 久しぶりにやりましたー!

3分の2位仕上げてたのに 突然消えてしまい 脱力ー!
その後 ぱぱーっともう1回 しょうがなしに書いたけど 疲れた・・・!
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by acine | 2010-05-04 23:19 | Asia アジア映画 | Comments(13)
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やっと見ることが出来ました 
ただし 豪華な顔触れの割には内容は芳しくないという 噂も知りつつ
詳しく:Cinema Leaf 

とても丁寧に真面目に作った上海ノワールもの
だけど 確かにインパクト薄 さらーっと終わってしまうんだなぁ

キャスト陣はとても豪華です
台湾・香港・中国の有力若手をずらーっと取り揃えてまして

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田舎から上海へ出てきた3人は
兄のリウ・イエ(中) 弟のトニー・ヤン(台) 兄弟分にダニエル・ウー(香)
上海で出会う ボスのホンの片腕にチャン・チェン(台) 
ボスの情婦であり歌姫にスー・チー(台)

こんな豪華なメンバーで 皆ちゃーんと演技をしてるのに
どうして こんな薄味なノワールなのか・・・?!と考えたところ

親分、子分皆 どうもあくど過ぎないというか
ギラギラしてない悪者だから・・・?!

若手はしょうがないとして せめて親分は
サイモン・ヤムとか レオン・カーファイとかエリック・ツァンとか 
もっと悪そうで怖そうな雰囲気が出る人を持ってこいよ・・・と
あのホンさんも悪くはなかったんだけど どうも迫力不足

あと 若手もこのおとなしめの演出に沈没気味で
各々の個性が出し切れてないような気がした

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その中でも さすが・・・と思ったのは
勝手に東洋版ジョニー・デップになれそうと思っているリウ・イエ
当初の田舎モンから クールに上海で生きていく姿が
やっぱり上手いなぁと よって冒頭のポスターはリウ・イエ版!

あと 中途半端な設定にもめげず 存在感をちゃんと出していた
チャン・チェン スー・チーとの絡みまで中途半端だったのは残念

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あと ダニエル・ウーはよい子ちゃんな設定なので 
今回はどうも物足りず 似てると言われてるチャン・チェンとの共演
並んで見ると 似てるようでやっぱり違う ダニエルの方が全体的に
濃くてデコデコ系 チャン・チャンはスッキリ顔だな

そして トニー・ヤンも伸び伸びとして とても良かった
台湾映画2作と比べると どうも 末っ子のまんま
終わってしまったという感じだし・・・

そして この映画 どうもこういう映画につきものの
男の渋味 味わいにも欠け 男対男のひりひりするような関係
色気にもどうも欠けてたかなぁ ギラギラも全然してなかったし

多分 レスリーとアンディが30代半ば位で出てた
上海グランドでは もっと そういう男の味わい
色気や貫禄 オーラがバンバン出てたと思うんだけど・・・ 
そういうのともはや比べちゃダメなのかな~

今時のそういう年代には草食男子同様
(個人的には男が草食なんかじゃダメだろ~!と思う)
そんなオーラも小粒なのか・・・ともちらっと思ったけど・・・ 
演出次第では リウ・イエもチャン・チェンあたりだったら
フェロモン垂れ流しも可能なのに 妙にこじんまりと
してしまってたなぁ・・・ やっぱり演出のせいか・・・?!

スー・チーはいつものケロヨン顔ながら 
美しい衣装もよく似合っていたし 可愛かったけど
ちょっと迫力不足だし あんまり演技らしい演技もさほど
させてもらえてなかったかな・・・お飾り的状態が可哀想だったかなぁ・・・
チャン・チェンとダニエル・ウーと彼女の関係の設定も大雑把すぎたし

全体的にストーリーもキャラクター設定も薄いし浅いし
俳優陣も持ち味や演技らしい演技を引き出して
もらってないなぁ・・・という感じ やっぱり演出に難ありかな

前評判通り ちんまりとまとまってしまった
惜しいノワールものでした

今日の映画:70点

身長差 & ジェイつながり
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by acine | 2009-07-08 23:37 | Asia アジア映画 | Comments(21)
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待ちくたびれた頃に やっと公開!
賛否両論 好き嫌いハッキリ分かれそうなこの作品・・・

個人的には とーっても面白かったです!!!

何とも中華的というか もうコテコテの中華そのまんま
屋外、室内、衣装等のあの色彩! 
その誇張ぶり! 人海戦術の凄さったら!

濃い濃い中華風味を これでもか!と もうぶっかけまくった
とてつもないスケールの中の大風呂敷 そんな王室の中で
起こるチマチマした いや壮絶な愛憎劇といいましょうか・・・

これだけ資金・人員投入して あのストーリーには???の人も
いるかも・・・だけど スケール感とそのストーリーのギャップが
落差がありすぎて極端すぎる所が 私は逆に面白いな~と思いました
とにかくテンション高く ほとんどジェットコースタームーヴィー

そして やっぱり 私の心を掴んで離さないというか
目が釘付け!になってしまう その理由は
監督チャン・イーモウの 鬼のようなこだわり! 
そして これでもか!の 様式美の世界! 
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色彩の鬼 
どう見ても これはワダ・エミさんじゃないだろーという衣装
室内から絨毯まで 物凄い色の洪水 生地の質感
いろんなバリエーションのゴールド、黄に 赤やピンクが
組み合わさる 悪趣味丸出しの見本のような色なのに 
場面場面で とんでもなく美しい組み合わせや模様が出てくるので 
一瞬たりとも目が離せない 凝りすぎですわ~これは!
今回自分は模様フェチということに気がつきました・・・(笑)

構図の鬼
場面場面 やっぱり鬼のようなこだわりが見られる所
彼はシンメトリーが好きね あの壮大な王宮 
あくまでも映画の中の世界だけど スケール感に唖然とする
そして馬や人間が通る あの通路を抜ける絵 その先に広がる風景
ガシーンと閉まるとてつもなくデカい扉
はぁ~こっちも感心すると同時に呆れる位こだわってる

大道具・小道具の鬼
冒頭の侍女たちの身支度風景から 漢方を煎じてる(?)風景
廊下の柱や簾(七色の簾まであった!) あれこれの家具や小物
何とも細かく細工がされた障子の格子 お薬グッズ
果ては 王妃の爪飾り?やあの爪 あの爪で菊の刺繍
豪勢な金と銀の甲冑 プロレスが出来そうなサイズの特大テーブル

まぁ・・・これだけ細工の細かいものや 数が一杯必要な
物を準備する しかも完璧に・・・ 気が遠くなりそうな位!
撮影現場で この大道具・小道具をじっくり観察したい・・・!
見物料払うので ぜひ見せてもらいたい位

とにかく その見せ方!
こんな映画の撮り方する人 世界でもまずいないよな~と思わせる 
鬼のようなこだわりぶり! それにまず唖然としてしまう私でした
これは映画館の大スクリーンで見ないと意味なし!

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延々繰り返される 廊下をお付の者をしたがえ 
王家の人間が ズンズンと歩くシーン 
そして1時間毎の時間を知らせる行列
そして王妃への薬タイム そして女たちの胸

同じシーンが繰り返されるのに 全く飽きない 
凄い様式美の世界なんだもん・・・!
時代考証 本当にその時代はそうだったのか?は 
この際無視でいいというかどうでもいい  
あくまでもエンターテイメント! アトラクション!

そして 薄顔の人も混じってるけど これまた濃いキャスト陣
王家の人々 以下:多少ネタバレあり

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王妃:コン・リー
○薬にワナワナしていたけれど 全編に渡り 
妻・母・女  女の業がメラメラと煮えたぎっておりました
いやー姐さん凄いです チャン・ツィイー同様 口が曲がってるけど
あんな小娘目じゃない位のさすがの貫禄!ド迫力
一歩間違えたらとても着こなせない濃すぎる衣装もよく似合ってました

王:チョウ・ユンファ
カラ・コンを目に入れ これまた黄金の衣装に身を包み 
やさぐれ気味だけど端整 ○官上がりの つかみどころのない 
残虐さも兼ね備え 時折仙人のような雰囲気も漂わせ
後半爆発した・・・という感じかな これまた貫禄

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長男:リウ・イエ
一番翻弄されまくる可哀想な役どころの彼 上手かった!
個人的には コン・リーと同じくらい座布団あげてもいいかな 
小賢しい所があり どこか純粋で人間くさい長男
二男、三男に比べるとキャリアの差か リウ・イエは
さすが本業俳優!という感じで 演技が上手いな~と思いつつ鑑賞
濃い目の顔の彼 今回ジョニー・デップと顔似てるな~と
思いながら見ていた しかしあんな姿で参列とは気の毒でした

二男:ジェイ・チョウ
普段のジェイそのまんまの母親思いの王子という美味しい役どころ
演技はやっぱり素に近いかな(笑) その自然な味わいが彼の
持ち味ではあるんだけど 他のキャスト陣の業煮えたぎる演技に
混じると 役と衣装と小道具に助けれたかな・・・的感はあるかも
だけどその清涼剤的味わいの雰囲気 地味~なルックスが
また映えるという利点もあり 次の課題は 素ではなく
容赦なく泥沼に巻き込まれた時 どんな演技が出来るか・・・?!

三男:チン・ジュンジェ
スッキリした美男顔 チャン・チェン系?
しかし まるで家政婦は見た状態の三男 
謀反を起こしたばかりに・・・これまた凄い展開に・・・
彼とユンファのシーン・・・昨今の事件を匂わせるような
家族でありながら何故・・・? かなり怖いシーンである

その他主治医一家もとりまぜて メインの人物を絞ってあるので
とてもわかりやすい かつ目が離せない展開だった
あの医者の妻が 小柄ながら 凄く迫力あったし
あの娘役が撮影当時17歳だったとは~! 凄い胸でしたわ

それにしても ドロドロと 誰も信用できない恐ろしい世界でございました
こんな世界で絶対生きたくないけど 時間を知らせる
行列位には入ってもいいかな? と思った私(笑)

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アクション監督はチン・シウトンだったっけど
カメラはクリストファー・ドイルではないよね? 
クレジットそこまで確認できてなかったけど・・・
あの緑深い山奥の絶景での なぜか忍者?まで登場しての壮絶な戦い 
個人的にはかなり好みでした スピーディで面白かった!
王宮内での戦いより こっちの方がポイント高し

とにかく 凄いモン見せてもらったな~! ということで
ストーリー云々より そのパワー&こだわり万歳!ということでおしまい
もう一回見に行ってもいいな~と思ってます

そして最後に やっとジェイ・チョウのエンディング・テーマ
”菊花台”が3度目の正直でやーっとスクリーンに流れました! 恭喜!
CDよりアコースティックっぽく聞こえたのは気のせい?

今日の映画:82点

巷で何かと話題の北京オリンピック
背景は別として このチャン・イーモウが演出を担当する開会式は
これまた凄そうなので 個人的には必見!という感じで楽しみです
一体どんな鬼のようなこだわりを見せるのか・・・?!

チャン・イーモウ: HERO~英雄~ LOVERS
コン・リー: 2046 愛の神、エロス
チョウ・ユンファ: 男たちの挽歌 パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド 
リウ・イエ: 小さな中国のお針子 ジャスミンの花開く PROMISE 無極 
        姐御 ~ANEGO~
ジェイ・チョウ: 頭文字D THE MOVIE
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by acine | 2008-04-13 10:00 | Asia アジア映画 | Comments(17)
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公開時に見逃して 前から見たいな~と思ってた一作

ダムに沈む風光明媚なチベット国境沿いの鳳凰山
文化革命の嵐の中 そんな山奥で再教育という名の肉体労働を
課せられ 厳しい生活を送る 医者の息子の若者二人と
文字も知らないお針子の瑞々しい物語 公式HP *音出ます

色の感じや 流れる空気がヨーロッパ映画っぽいなと
思ってたら なんと!おフランス映画だった 
原作者ダイ・シージエ氏はフランス在住の中国人文学者らしい

そんな彼の祖国への想い そしてそんな時代へのノスタルジーも
きっと込められているんだろう 作者の愛を感じる一作

文化大革命や下放時代の映画は 何本か見ているけど
見終わったら こっちもどよーんとしてしまうほど 辛いのが多い
厳しい地方へ下放された人々の生活は いつも厳しくもの哀しい
人間としての尊厳も 根こそぎ剥ぎ取られる
そんな生活を受け止め 生きていく人々を描き出す

だけど この映画は 風光明媚な場所が舞台 
そして 何と言っても 若い3人の瑞々しさが眩しいのが救いだ
二人の若い男の子 水浴びする娘たち
美しい山々に美しい水面 そして目に眩しい緑

山奥の中国娘がピッタリハマってた ジョウ・シュン
ジョウ・シュンを射止めるルオ 若い頃のレスリーにどこか似てる俳優だった
想いを秘めて そんな二人を見守るマーには リウ・イエ
若干暗めな眼が印象的な人だ そして深い声も
デビュー作の山の郵便配達同様 何故か彼には山がよく似合う

厳しい生活の中にも 二人は彼女に恋をし
禁止された本をジョウ・シュンに読み聞かせ
バルザック、デュマ、ロマン・ロラン、そしてモーツァルト…
外界の世界の広がりを教える二人
結局はそれが別れのきっかけになるのもなんとも哀しい

急に話が現代に飛ぶ大胆さにビックリしたけれど
風の便りに聞く彼女の近況で 懐かしく昔を思う再会したルオとマー
ちょっとくたびれた中年になった二人の男に昔の輝きはない
だけども 懐かしくあの時代を想う・・・

それだけに ラストの水没シーンは なんとも哀しくも美しい
彼ら3人の瑞々しい美しい思い出や そこで過ごした時間も
宝箱に閉じ込められたまま 段々と水の底へ沈んでいく・・・

ノスタルジックで瑞々しい下放物語だった

今日の映画:78点

ジョウ・シュン:ウィンターソング
リウ・イエ:PROMISE 姐御 ~ANEGO~
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by acine | 2007-10-24 23:30 | Francia フランス映画 | Comments(0)
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ベルベット・レインが印象的だった ウォン・ジンポー監督の2作目
今年1本目のDVD クリスマス明けに借りてたのがやっと見れた

いかにも黒社会ものを匂わせる 姐御というタイトルとは裏腹に
平和で美しいオープニング なんとなくの路線はわかるけど
一体これからどんな風に話が進むのか 全く読めない映像と音楽 そして期待感

*少しネタバレあり

エリック・ツァン演じる 親分百徳 
アニー・リウ演じる その養女フィービーが 
アメリカから戻ってきたところから 話はスタートする
エリックの仲間が サイモン・ヤム、アンソニー・ウォン、アレックス・フォン
となかなか強力なチーム そして下っ端子分にリウ・イエ
そして フィービーの親を殺した女親分にカリーナ・ラムという異色の配役

やはりこの監督 映像&音楽の使い方がかなり独特
香港黒社会映画らしからぬ B級くささとコテコテさが漂わない
スタイリッシュなシーンの数々 ジョニー・トーとはまたタイプ違うけど
アングル&フォーメーションに異様にこだわりがある感じ
あとスローモーションの入れ方とか アニメを挿入したり
独特のリズム&時間が映画内で流れている とにかく映像重視
それが全て効果的かといえば そうとは言えないけど
丁寧に作り上げた 映像独特のこだわりはよくわかる
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男性陣キャストは言うことなし!
渋い&貫禄&優しさ&いかがわしさなどを漂わせるベテラン陣
エリック・ツァンの存在感はやはり凄い 
仲間3人組も抑え目の演技で言うことなし
アンソニーの怪しげさ アレックスの優しさ サイモンの控えめな(笑)ギラつき感
秘めた感情を漂わせる下っ端のリウ・イエ
引退を決意したエリック そこから不穏な内憤劇が始まる

ある事以降 アニー・リウにスポットが当たり始めてから
どうもピリッとしない時間が流れていく 妙にダレ始める物語
前半ではよかったけど 後半を彼女中心で引っ張るのはかなり無理がある
そんな一人で引っ張れるほど 演技が達者じゃないし どうも頼りない
そして赤帽少年の存在も疑問というか中途半端 リュウ・イエの気持ちは?!
そしてカリーナ・ラムの女親分も健闘ながら若すぎて 
年月の流れも感じないし どうも役不足を感じてしまう
同じカリーナなら 根性座ったカリーナ・ラウ位が姐さんじゃないと説得力がない

後半 かなりとっちらかってきて あら?カンフー映画だっけ?!
えーっ? 一体どうなるのか???と心配してたら
これまたラスト付近~ラストがかなり強烈
こんなシーン見たことないわ・・・というシーンに驚く
はー?!ここまでやる?と唖然としてる間に 凄いことになっていく・・・
そしてエンディング そして美しい主題歌(これは凄くいい)

監督のこだわりが全ていい方向に行っているとは
決して言いがたいけど 何か違ったことをやりたいのはよくわかるし
独特の黒社会映画になってることは確か
アンソニーの○詰○シーンなんて 残酷でビックリするし
だけど 全体的に静かで美意識の方が強い内容 独特の時間が流れる

成功・いい映画とは必ずしも言えないけど 不思議な余韻あり
個人的にはベルベット・レインの方が上 テイストはまた違う感じ
徹底的に男の物語にした方がよかったかな あと女優が惜しい
だけど この監督は女性も描きたいタイプなんだろうなぁ

今日の映画:77点
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by acine | 2007-01-02 18:37 | Hong Kong  香港映画 | Comments(2)
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チャン・ツィイーが茉(モー)・莉(リー)・花(ホァ)と
3代に渡り 激動の時代を生きる3役を演じるこの映画

もう少しノスタルジックな映画か・・・と思っていたけれど
それは背景や部屋の風景、小道具、衣装などから感じるのみ
人間関係、愛情関係、意外とドロドロと現代風?
傷口を広げあうような ヒリヒリとした関係が印象的
激情型女の火花が散るような3代を描いた映画でした

愛人や夫との関係より 母娘の関係に冷や冷やしたかもしれない
気性が激しい 中国人女性らしさを ひしひしと感じる映画
同じく母親3代(2代)を演じるのは ベテランのジョアン・チェン
胡同のひまわり同様 すっかり母親~おばあちゃん役をこなす人になってます
母親はともかくおばあちゃん・・・まだそんな年ではないと思うんだけど?!

3役を見事に演じていたものの
チャン・ツィイーの顔を すっかり見慣れてしまったせいか
正直新鮮味はない 気が強い役はピッタリなんだけど
無名の新人女優が演じた方が 先入観なくてよかったかもしれない
映画を見てても 気が強くて あぁチャン・ツィイーらしいなぁ・・・
やっぱり口が曲がってる・・・?とか
ところどころで現実に戻ってしまったのは 個人的に減点

ダンディなチャン・ウェン(監督作 太陽の少年はすごく印象的な映画だった)
莉の夫 ルー・イーも 花の夫 リュウ・イエもハンサム
中国の男優さんも存在感ある落ち着いたいい演技するね

2時間ちょっとの中に 3代の物語を入れるので
かなりダイジェスト版になりがち 
しかも皆気性が激しい 特に女性陣・・・
物語より キャスト陣の演技 演技のぶつかり合いに
注目して見れば 納得いくかもしれない
映画としては 今イチかな・・・?!

今日の映画 70点
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by acine | 2006-10-17 17:29 | China 中国映画 | Comments(7)
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この映画も如果・愛同様 今回見たかった映画
こんな感じで 台北の街中も如果・愛同様ポスターが一杯
シーンが電車の外部全体に描かれた
まるまる無極MRT(地下鉄)も2回ほど見ました 

最近ちょっと失速も目立つ 中国の巨匠たち
陳凱歌監督の映画も 名作 さらばわが愛 覇王別姫 以来
花の影 始皇帝暗殺 ???なキリング・ミー・ソフトリーなど
一通りは見てます
前作 北京ヴァイオリン も悪くはなかったけど
ラストがどうも煮え切らない出来で 個人的には今イチな印象
今回は期待できそう!ということで かなり期待して見ました

日本では2/11公開ということで・・・

簡単な感想&少しネタバレ
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by acine | 2006-01-05 19:27 | Asia アジア映画 | Comments(10)