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簡単に覚え書き 映画メモ ひっそりと書いてます   美しすぎだろ リリーちゃん


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コテコテの中華色と思いきや シェイクスピアのハムレットがベース
こういうコスチュームもの宮廷劇は 何故か洋の東西差はなく
支配する者 される者 権力と色と欲が渦巻く人間関係
巨大な建物 華麗な装飾に衣装 馬で駆け巡る 
ヨーロッパものと中華もの モチーフ的に共通項がとても多い
双方 様式美の世界なので 違和感全くなし
ストーリーはコチラ

いやはや 美術・衣装・音楽・アクション 
どれをとっても 凄まじい様式美の世界!
まるで中華版ゴシック これでもか!と徹底されている
東洋らしい竹を使った戦いの場 紙の面 水 石 刀 彫り 照明 蝋燭etc・・・
衣装・室内・装飾品など 黒・金・赤・白がメインの中華的な色
作りこみすぎか?ともさえ思える 大道具・小道具の凝りよう
場面場面がまるで 1枚の絵か狙いすました写真のようなインパクト
音楽も”HERO”のタン・ドゥンなので ドラマチック感をそそる 
HEROほどのスケールはないけど 力の入れようは感じた

そしてユェン・ウーピンの まるで優雅に舞うような 
独特の時間が流れる ワイヤー&カンフーアクションの数々・・・
土や川や雪の中から人が飛び出てきたり 空から人が降ってきたり
あ・ありえん・・・!と思いつつ その美しい舞いとその間合いに見入ってしまう

これは いくらハリウッドが香港風アクションを真似したって
真似できない東洋的(中国的)な優雅さと鋭さ
俳優陣もそういう血が自然と流れているようで
アクション、構え一つ一つとっても 大変サマになる
いやはや 中華圏の俳優は 演技も当然のことながら 男も女も
こういう伝統的アクションも出来て当然なのがいつもながら感心

そして そんな徹底した様式美に比べると 
演技はどちらかというと静の世界
今回若干おとなしめに見えるキャスト陣の中でも
褒めたくないけど チャン・ツィイーはインパクト大

女のいやらしさ・強さ・計算高さを延々垣間見せる演技
本心を隠し 頂点へ登りつめる女を演じる様子は
彼女のリアル女優人生とも重なるようで 小賢しさ十分
は~嫌な女だなぁ・・・とウンザリしつつ やっぱり口が曲がってるわ
と思いつつ でもくやしいけど上手いわな・・・と唸らされる 

たかだか20代半ばで こんな大奥か極道の妻のような
女のいやらしさや小賢しさを 存分に出した演技が出来る女優は
洋の東西でもそんなにいないんじゃないかと思う
まだまだ コン・リーの貫禄やスケール感には欠けるけど

そして これまたいかがわしく気高く静の演技が上手いグォ・ヨウ
白い衣装がピッタリの皇太子・・・彦祖 ダニエル・ウー 
彼の古装片は初めて 顔の彫りも深いのでアップが映える
アクションバリバリいけるのに 今回はちょっとおとなしめだったかな 
そして これまた儚げで ツィイーとは対照的に清流のようなジョウ・シュン
名前がわからないが これまたスッキリした男前のジョウ・シュン兄も好印象

いつも思うが 中華系の俳優は 本当に落ち着き&貫禄がある
日本の俳優などにありがちな 存在感が軽くないのがいい
時代物だと しっかりとその時代にもハマるし
そして あの口上合戦というか ハッタリ合戦のような
あの独特な朗々とした台詞まわしも たまらなく面白い

様式美とチャン・ツィイーのインパクトに比べると
今イチ酔えないストーリーは尾を引かないけど まぁ及第点 
物凄い様式美を見るだけでも価値あり

今日の映画:76点

それにしても・・・
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by acine | 2007-06-06 14:35 | Asia アジア映画 | Comments(4)
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ベニー・チャン監督作    ネタバレあり

失踪した恋人を忘れられない刑事 郭富城 アーロン・クォック
幸せに妻子と暮らすクールな弁護士 鄭伊健 イーキン・チェン 
謎の殺し屋 呉彦祖 ダニエル・ウー

中堅~ベテランに足を踏み入れた香港俳優たちの共演
余り前情報を入れず その3人が出る刑事アクションもので
アーロンが主役らしい という前情報のみで
個人的には ”瑠璃の城”以来ファンである 彦祖目当て!
丁度 仕事絡みで東京へ行ったので これは見なくっちゃ!

見てみたら 声だけですぐわかったエリック・ツァン、お馴染みのラム・シュー
もんのすごく久しぶりに見たジャン・ラム、そろそろ中年組に入った感じの
サム・リー、女優ではこの人誰だっけ誰だっけ?と
これまたすごく久しぶり "上海グランド”以来のニン・チン 
脇役陣も意外に豪華で得した気分

1ヶ月前に香港へ行ったばかりなので まだ記憶に新しい空港の風景
その後の激しい銃撃シーン これは空港を出て あの辺の道かな~?
やっぱり深夜じゃないとこんなシーン撮れないよな・・・なんて 
思いながら 自分もすぐさま映画の世界 香港の街・空気へ入り込む

夜のシーン ピストルの音 銃撃戦 携帯の音 走る走るアクション
続く続くアクション 恋人と気恥ずかしいくらいのラブラブな空気
スタイリッシュな警察署 食べるシーン(○×安置室でまで!) 
○×吐き バックには○社会 インファナル・アフェア風のBGM
自暴気味の刑事 ○の殺し屋 etc・・・ 香港映画らしい伝統のシーン
そして ここ数年の香港映画のトレンドもちゃんと折り込まれている 

それにしても そこまで追突しまくるか? 走りまくるか?
そこまで車をバックさせて 放心状態になるか?
そこまで街市(らしい所)で 戦うか? そして○発するか?
それにしても 壮絶で中途半端じゃなくて メリハリ効いてます

ストーリーの感想については ネタバレで書く予定

やっぱり彦祖はしなやかでカッコいい! 理由は何もいらない
顔よし! 体よし! 演技よし! アクションよし! 
どんな映画でも 安定してて クォリティ高いけど
もう少し違うタイプの役も いろいろさせてあげようよという気もする
こういう役が絶対不可欠な香港映画が得意とするジャンル
アクション、警察もの、黒社会ものにニーズがあるからだろうけど
んな悪党役でも 品の良さを失わないところが好き
上品という意味ではなく 品格が常にあるということ

そしてアーロン 実は彼の演技をじっくり見たのは初めて
こんな演技をする人だったんだのねと 思いながら見たけれど・・・
本人は頑張ってるのは よく理解できる
だけど 演技が自然じゃなく どうも力みすぎなので 
見ていて 悪いけど アナタ(主人公)の気持ち・行動を
全てわかってあげることは無理 どうも入り込めないわという感じ
イーキン、彦祖とも 自然な演技をしてたので 余計そう感じた
正直 好きな演技のタイプではない
香港国際警察のジャッキーの演技と同じような居心地の悪さ
”セブン”のブラッド・ピットっぽい演技というか
顔つきを意識してる?と思ったのは 私だけ? 

*ちなみに香港四大天王では 私は断然 レオン・ライ派
 ジャッキー:好意を持っている アンディ:興味なし アーロン:興味なし
 という印象を 以前から持っていたので 
 王家衛映画やレスリーやトニーと共演したりのアンディは時々見ても
 アーロンに関しては 自ら進んで映画を見ることはなかった
 
そして ”古惑仔”シリーズ以来 これまた久しぶりに見たイーキン
本当に皆 歳を取らない香港映画界!
余裕たっぷりでクールな役柄は ポーカーフェイスなイーキンにピッタリ
だけど 思った以上に出演シーンが少なくて アーロンより
もっとイーキンのシーンが多くてもよかった感じがする

そして 誰だっけ? この顔 見たことあるけど 誰だっけ?
と 終盤近くでやっと思い出した ニン・チン 
えらいやせてるからわからなかった そしてこの人も余り歳を取ってない感じがする
彦祖とのコンビは 美男美女で狂気もはらんでそうな感じで なかなかよかった
この2人のシーンの会話は 彦祖は広東語 彼女は北京語だったと思うけど
これも流行りなのかな *単なる覚え違い 聞き間違いかも?!

目が離せないストーリーで 緊張感を持って見る映画だったけど
しっかり見てたつもりでも わかりにくいシーンもあったり
どうも 主役の演技に入り込めなかったので 
今日の映画 76点
 
でも 力作には間違いない

ネタバレ&真相はいかに?
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by acine | 2006-04-26 21:22 | Hong Kong  香港映画 | Comments(8)
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これも公開されず・・・だったので 即レンタル
さすが イー・トンシン監督作 よく練られていて 見ごたえ十分!

チンピラのいざこざから始まる殺人 
息子を殺された親分から 殺しの依頼を受ける手配人
その依頼を受け 大陸から出てくる若者
そして出会う やはり大陸出身の娼婦 事件を追う 警察の面々

クリスマスの前2,3日の出来事を追った作品
人間的なほっとするようなシーン 手に汗握りつつ 残酷なシーンあり
そんなシーンを織り交ぜつつ 物語は進む
悲劇にならずにすむ? と思わせるひととき
思いもよらないラストにつき進んでゆく
見終わった後 ずしんと心に苦さが残るストーリー

とにかく見せ切る スタッフもキャストもいい仕事している
ドラマとして とてもよく出来てる作品だと思う 公式HP

旺角(モンコック)は九龍半島の繁華街
以前 ディープなガイドブックに あの辺は大陸出身者が多いので
むやみに街角で写真を撮ってはいけないとあり
香港へ行っても あの辺りは歩くのみのエリアだった
時代は変わっても そんな雑多な雰囲気漂う
そんな雑多で世界で一番人口密度が多いエリア(映画より)を
舞台に繰り広げられるこの映画

裏社会と警察 淡々と事件を追いつつも 苦悩する警察官たち
しょせん俺たちも奴らと変らない というようなセリフが効いていた
一般人だったはずの大陸出身者が 事件に巻き込まれていく様子
人物の描き方も 丁寧に描かれているのが 印象的
映画にならなくとも こんな話は本当に一杯あるんだろうなと
思わせるリアルさもいい

瑠璃の城以来 好きなダニエル・ウーが演じる大陸出身者
アメリカ生まれ育ちのダニエルが 普通話で演技をするの初めて見たけれど
朴訥な中に狂気を潜めた大陸人を演じるのも 興味深くそして上手かった
コテコテの香港女優のセシリアがこれまた大陸人を演じるのも同様
奇妙な連帯感が生まれ お互いを助けたのが 悲劇につながってしまうのがつらい

個人的に印象的だったのは アレックス・フォン
トニーと共演した君を見つけた25時 以来だったけど
ある種達観した中年刑事を静かに演じていて とてもよかった

そして個人的に 最近すっかりお馴染みのラム・シューおっちゃんも
ギラギラ系の演技で見応えあり 
冒頭 サム・リーまで出ていて 無鉄砲だけど渋みも出ていた 

ここ数年の香港映画には 大陸 中国との絡みがものすごく増えてきた
この映画もご他聞にもれず 大陸出身者の置かれた立場 
香港人の立場 いろんな側面も映画内で見ることができる 
ある意味 香港映画もとってもディープでグローバルな
映画世界になっているような気がする

今日の映画 80点

イー・トンシン監督作はやっぱりこの2本! 
新不了情 つきせぬ想い ボロ泣き
色情男女 ビバ!映画!
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by acine | 2005-10-11 21:29 | Hong Kong  香港映画 | Comments(8)
2005/03/15
d0025646_11181036.jpgジャッキー・チェンは苦手だけど
良質な映画らしい・・・ダニエル・ウーが出ている・・・
香港映画つながりのブロガーさんの強力ご推薦もあり
これは見なくっちゃ~!になった映画

ジャッキーの映画を映画館で見るのは トニー・レオン、スー・チー、リッチー・レン
(&シンチーのカメオ爆笑!)共演のめでたい旧正月映画 ”ゴージャス”以来
これもトニー、シンチー、スー・チー目当てでしたが・・・


コテコテの香港アクション映画の伝統を生かしつつ
今風の感覚を取り入れたわかりやすい濃い映画
スピーディでキャスト総出で 体を張ったアクションは素晴らしい!
ビルのシーンなんて 発想はシンプルだけど
スタントなし(多分)でやってるのはスゴイもんがある

香港好きにはたまらない見覚えのある香港の街並み、摩天楼が満載
香港島のビルがますます増えたような気がするのは気のせい?
これを見ると あぁここはあそこだなぁ・・・と楽しくて
また香港へ行きたくなってしまうこと請け合い

”インファナル・アフェア”を彷彿とさせるシーンが何箇所があって 思わずほくそ笑む
Gunさんも書かれてたけど センセーショナルだったIA後の香港映画・・・
ジャッキー・チェンのアクション映画でさえ IAの遺伝子を確かに持っているのがよくわかる

ジャッキーに関しては そろそろ後輩に主役を譲ってもいいんじゃないのかな~?
アクションシーンは あの歳で素晴らしい!
しかし ドラマシーンにはどうも私は入り込めない・・・
情が絡むドラマ部分には 彼はあまり向いてない感じがする
トニー並にとは言わないけど どうも男の哀愁・憂いが足りないんだなぁ・・・
※ジャッキーファンの方 すみません~!

ヒロイン チャーリー・ヤンは 昔のおきゃんぶりがウソのように
しっとりとした大人の雰囲気を醸し出していた
しかしジャッキーは もう少し年齢の高い女優を相手役に選ぶべきでは?
何か 組み合わせに不自然さを感じるのは私だけ?   
主役だからと言って 年不相応な女優ばかり相手役にするのはどうかしら?
今回のチャーリーはまだいい方だけど ”ゴージャス”のスー・チーなんて親子みたいだし!
TWINSの片方はまだ浅い 修行要

まわりを取り囲む若手俳優は イキがよくて素晴らしい~!

個人的には前から好きな 呉彦祖 ダニエル・ウー が楽しみだったけど
狂気をはらんだイカれた役を 端整なルックス&スタイルで見事にこなしてた!
※彼の最新作 ”旺角黒夜” もすごく見たいんだけど~!
同じく悪役 久しぶりに見るテレンス・インも 不敵な面構えのイカれ系演技が○
紅一点のココ・チャンもとても美しくセクシー
個人的には ちょっと太めながらも アクションバッチリの
アンディ・オンの体を張ったアクションに釘付け!!!彼のアクション素晴らしい!
あとチャーリーの弟役やってた子も可愛かったけど 彼は誰?

そしてジャッキーとペアを組むニコ 謝霆峰 ニコラス・ツェー 彼も素晴らしくよい出来!
2枚目兼コメディリリーフ兼アクションもバッチリ 素晴らしい!
彦祖はアクションもイケるけど ニコもこんなに出来るとは驚き!
彼を見るとついニコ・パパを思い出して ちょっと笑えてくるのも事実(笑)
※ニコ・パパ=少林サッカーのキャラの濃い悪役

彦祖とニコを可愛がってるジャッキーはお目が高い!
とにかくキャスト全員 男だろうが女だろうが 体を張ったアクションは徹底的!
このアクション&体温が高そう&オーラのあるキャスト 
ジャッキー苦手でも元は取れるかな
香港の俳優さんたちは演技もOK 世界に誇るアクションもOK おバカ系もOKと
まさにオールマイティ! 素晴らしいですよ~!
勢いのいい下世話な響きの広東語も最高! Viva ! がうちょあー!
そして国際都市香港&英語の得意なキャスト一杯で
間に挟まれる英語の発音もとってもクール

ジャッキー苦手な人も 楽しめる映画かもしれない・・・

今日の映画 79点
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by acine | 2005-09-21 21:01 | Hong Kong  香港映画 | Comments(0)