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簡単に覚え書き 映画メモ 美しすぎだろ リリーちゃん


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ジョニー・トーのスリ映画

どんな映画だろう?と思ってましたが
詳しく:映画の森

出だしのヤムヤム 
今回 とても男前なサイモン・ヤムの住んでいるコジャレた部屋 
赤い椅子 スタンドの灯り そして外の看板
そして 暗い裏通りから表通りへ・・・

まるで ヨーロッパ映画を見てるような雰囲気で
ズバリ! 映像がクリアで すごくコジャレた映画です

音楽も ピアノ曲あり ジャズっぽくあり 中華っぽくあり
あんまり音楽にこだわってなさそうに思える トーさん
今回やってくれるじゃないですか・・・!

香港の中環(セントラル)周辺が舞台なんだけど
レトロやモダンな雰囲気のビル街はまるでNYのようだし
坂道はまるでパリの街並みのような感じ

確かに香港なんだけど どこか香港でないような 
今までに見たことないような ちょっと異空間な香港が楽しめます

これまた 愛のある香港の描き方というのかな~

表向きはカメラマンをしてるらしい 
ダンディ・ヤムヤムの撮る 香港の街の写真もレトロですごくいい
これ見ると モノクロ写真を香港で撮りたくなってしまう

そんな香港の街並みと 音楽と キャストが 
バランス良く そこに存在する トーさん異色の映画系

ものすごくリラックスして見れる映画

題材は確かに スリなんだけど 主人公は あくまでも人間と香港の街

そして 確かにトーさんなりのこだわりや美学は一杯ばらまかれている

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何気ない 人の配置とか そのバックにあるシャンデリアとか
ヒロイン ケリー・リンのエレガント系ドレスにハイヒール姿@中環の街 
階段の映し方とか ビルの屋上とか ジャグジーに入る男たちとか

そんな美学と共存するのが いい意味で コテコテ香港映画の味わい

んなわけないだろう!的 可笑しさ (特にあの人の女装ね・笑)も
今回はあって トー先生の美学と 肩の力の抜けたリラックス感
その共存が心地いい いい意味で香港映画くささも濃いし
なのに センスが凄くいい 映像やライティングや配置が絶妙で

そして メインのスリ場面 

あんなものどうやって口に仕込んでるんだろう?とか
一体 横断歩道渡るのって 何秒かかる?と思いつつも
その技&演出に感嘆 スリというよりバレエなんだよなぁ

優雅です 

コテコテの男たちが雨の中で踊るスリ・バレエ!

一体 何のこっちゃ?ですが 見ればわかるんだよな~

こんな芸当はトーさん映画でしか見れないよね

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今回 ラム・カートンがけっこう美味しい役だったけど
あのワイン競争 私だったら ヤム兄さんとガンガン飲みたいわ~!

キャストも出すぎず 各々 持ち場で確実に仕事してるし
とにかく バランスがいい 異色のコジャレたスリ映画

ヒロインのケリー・リンは 綺麗なのかそうでないのか
よくわからない感じだったけど ワンピースやトレンチにヒール
キリっとクールな彼女の衣装 雑誌でいえば Domaniや
Precious系の小奇麗なスタイルで 品が良くてセンスよかったと思う

この辺もトーさんこだわりの部分なんだろうなぁ
意外と女性の服もイケてるわ・・・トー先生と感心しました

愛すべき小作品 愛すべき香港映画 
愛すべきお気楽プチノワール って感じですね

とっても気楽に見れる そういう点では 
トーさん映画では ターンレフト ターンライトに近いかな?

とはいえ この映画も ものすごく徹底された様式美
トーさん流様式美の中で こういうゾーンもあるのか・・・という感じ
根底にあるセンスで どんな風に展開していっても 
魅せることができるというお手本のような 趣味性高い一品 

今日の映画:80点
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by acine | 2010-05-04 22:14 | Hong Kong  香港映画 | Comments(8)
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ジョニー・トーの黒社會シリーズ2作目

前作 黒社會 は 好き!好き!大好き!!!で
トーさん映画では一番好きな映画なのです

リンク先のブロガーさんちで 2週間前に早速見られてて
これまたずいぶん前ら 別のリンク先のブロガーさんより
”黒社會”は2が凄いんだから~!!! と聞いてたので
おぉ~ もう出てるんだ! うぉー見たい!!!と
ウズウズしてたんだけど 3,4月と忙しかったので
やっと 見ることが出来ました!
詳しく:amazon

冒頭から もう極めてた前作と比べると 
意外にも静けさをまとった冒頭シーン

今回 堂々の主役と言ってもいい こてんらく
いや ぴしーっと髪をなでつけ 黒服を着て どこか
昭和の香りが漂う ルイス・クーのなんとカッコいいことよ! 

俺は商売のために会に入ってるんだと 一歩離れた
立ち位置を強調する だけど会長に立候補することになる・・・

香港の俳優らしい濃い雰囲気と これまた濃い視線
そして 濃いダンディズム! オーラがバンバン!
肌が浅黒くて 白目がとびっきり白く 暗闇の中
でも眼が光る 暗闇の中でも存在感十分

e0079992_21403681.jpg個人的に彼のルックスは どっちかというと苦手で
ちょっとアンディ・ラウ系の濃さじゃない?
(濃い人 基本的に好きなんだけど・・・笑)
俳優としてはいいけど 個人的には
好みでない・・・という感じでしたが

この映画のルイス・クーは 好み抜きにして
もう文句なしにカッコいい!!! そして男前!!!
(*この映画の彼の写真なかったので別の写真だけど)

ルイス・クー作品:恋するブラジャ~大作戦 忘れえぬ想い

これまた脂の乗り切った現会長ヤムヤム 
サイモン・ヤムとのタイマン勝負は見どころ満点! 
だけど 今回ヤム兄さんはさほど ギラギラしてなく 天使の眼、野獣の街風に
穏やかで静けさをまとってるのが これまたよかったな

そして その他のキャストも文句なし 
皆持ち場でしっかり仕事やってます 一言感想

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個人的に印象的だったのは 
金・金なちょっと笑える クールな殺し屋 マーク・チェン
主役じゃなかったら いい感じだと思う ニック・チョン
やっぱりナンちゃんだけど 最近カッコいい ラム・カートン
そして ほとんどの時間あの中だったちょっと可哀想な ラム・シュ
やっぱり現代劇の方がいい 中国のホウ・ヨンさん

そして うぉー!アンディじゃん!と喜んだのもつかの間だった
ワタクシごひいきのアンディ・オン 残念だったけど
彼もトー映画に進出してきたことが嬉しいなぁ!

しかし トー先生が撮る男たちは
何でこう惚れ惚れするほど カッコいいんだろう!
こんなと撮られ方されたら 役者冥利につきるだろうなぁ

例の竜頭棍をめぐっての攻防
 
中盤までは意外と静かで でも いつ情勢が変わるかわからないという 
ストーリーはもう本当に緻密に練られてて 黒社會の掟やらルールやら 
キャスト陣の力のこもった演技や台詞で 映画を見てるだけで
まったく違う世界にいる私たちにも しっかりと トー先生流 
”黒社會の流儀” をレクチャーしてもらえるのがすごく楽しい

しかし トー先生ご本人は あんなに品良くて アカデミックな方なのに
どうしてここまで リアルに黒社會を描けるものなのか?!
そして どうしてここまで まったく素人の私たちにも
自然にわかりやすく説明してくれ 理解させてくれるのか? 
その技術や演出力は凄いよなぁ・・・と 今回改めて感心しました

もう あの白昼堂々と街中で 刀持って 男たちがワラワラと
現場へ向かって歩いてるだけで うへーっ(怖)!と思いつつ 
同時に うひゃー!面白くてたまらんーっ! 
あのむしょうに胸が高鳴る瞬間! こんなの香港ノワール
でしか 絶対味わえない感覚だと思う(笑)

残虐で怖い世界なんだけど 今回 見てて思ったのは
”黒社會”はどっちかというと トーさん映画でもダイレクト系で
エグザイル 絆や この前の冷たい雨に撃て、約束の銃弾を は
美学系だと思うんだけど 今回の静けさをまとったダイレクト系に 
ちょこっと美学系の雰囲気も程良くブレンドして 
すごく品良く仕上げてあるなぁと思いました

俳優陣のピシっとした黒服の着こなし キリっとした佇まい
食にこだわった演出 美しく雰囲気のあるレストラン
黒社會の男たちが集まった夜の酒の席でのライティング
背景もキャストへのライティングも まるでヨーロッパ映画みたいに
カッコいいんだよなぁ さりげなくて品がよくてインパクトがある

これはカンヌ映画祭にも 堂々招待されるはずの
作品自体の品格だなと納得しましたねー

静かだけど いつ誰がどう寝返るか どっち側につくか?
まったく息の抜けないステーリーテラーぶり全開の前半

そして中盤から どんどん加速していく 
うへぇー!!!と 唸ってしまう展開 !

そうそう 静かだから余計 コトが起こると怖いのよね
ルイス・クーもやってくれます あれ見たあとは 当分アレは
食べれないねー(苦笑) ごはん食べてから見てよかった!
しかし その前の見せしめも怖すぎ・・・!
そして 棺桶 トラック のこれまた絶妙な使い方ったら!

前回のことがあるので 
草っぱらや水辺や小山に男たちがいるだけで
なんかこうドキドキしてしまいます

後半 一気に加速して そして 一人残り 
まっとうになりたい ルイスのやるせなさ・・・

やはり静けさをまとった 黒社會2でした

個人的には やるところまでやったれ!とにかく極めてる!
黒社會1の方が やっぱり好みだけど

品がよくてかつ怖い 黒社會2も貴重な作品だなと思いました

今日の映画:80点 

ルイス・クー ジェイ・チョウ Rain etc
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by acine | 2010-04-21 21:18 | Hong Kong  香港映画 | Comments(16)
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なーんて カッコいいポスターなんでしょ~!
秋生さん カッコよすぎですって・・・!

フィルムノワールの本家 フランスと 
これまた東洋の本家 香港がタッグを組み 
監督ジョニー・トーで送り出されたこの作品
 
大阪アジアン映画祭オープニングで 日本初上映
そして アジアの巨匠 ジョニー・トー監督の舞台挨拶付という
この美味しい企画 逃すわけにはいきません・・・!

上映に先がけて 登場したトー監督
何本も映画を見ていながら どんな風貌をされてるのか
今いちよくわからないままだったんですが・・・

登場されたご本人
サイモン・ヤムの品のいいお兄さんという感じの
ぱっと見 大学教授のような 穏やかで アカデミックな
雰囲気漂う方でした フランス政府から文化勲章を頂いた
(去年はトー先生 今年は北野武がもらった)という
壇上でのエピソードもなるほどという感じ

だけども 能ある鷹は爪を隠す 
決して驕らず偉ぶらず 親しみやすく 自然な物腰で
謙虚で品がいい 本当に出来る人はこうなんだな・・・と 
年齢は違えど 2年前の張震と 同じ印象を受けました

写真OKだったんですが 携帯を変えたばかりで
どうズームをしたらいいかわからず・・・で 
あたふたして 豆粒写真しか撮れず 今回は残念でした
なので トーさんサイン入りポスターでも・・・ ↓ ↓

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そして 本題! 

一体どういう風にフランス人を溶け込ませるのか?
違和感あるんじゃないかな~?と 弱冠不安があったけど
終わってみれば そうか~ こんな馴染ませ方があるのか・・・と
納得の展開でありました 詳しく:大阪アジアン映画祭

ストーリー自体は ポスターのコピーにもある通り
そのままよ~ というと 身も蓋もないんですが(笑)
笑ってしまうエピソードもあるものの・・・

フランス人キャストも交えて 広東語、英語を織り交ぜながら 
マカオ~香港~マカオを舞台に トーさんの美学 そしてテンションも
続く中 デブ(ラム・シュ)を中心に ぷっと笑えるところなど
意外にも 今回はバランス良くて エンタテイメント性が高かったな~という印象

ドナテッラ・ヴェルサーチ系統のちょっと注入してるんじゃない的顔の
ジョニー・アリディが 違和感ありありかと思ってたら 
元の職業の共通もあるせいか あれよあれよと 
アンソニー・ウォン ラム・シュ ラム・カートンの
今回の3人組と 上手く馴染んでいく・・・

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アンソニー・ウォンは貫禄ですね さらーっと自然にさすがの演技
そして 今回は食べたり歩いたりしてるだけじゃなかった
髭を生やして 初めてカッコいい系だったラム・シュ
しかし 食べ物ネタを中心に あれこれ彼のシーンでは
あちこち自然に笑いが起こっていたのが 凄く楽しかった! 
私ももう何度も笑わせてもらった(笑)!
そして 今回初めてカッコいいかも~と思った 
でもナンちゃんに見えてしょうがなかったラム・カートン 
彼凄くスタイルいいですね

そして 今回は十八番のギラギラ系だったヤム兄さん
シールにやられましたな・・・ 彼の衣装のベストの模様なども
トーさんこだわりの部分だな・・・と思って見てました

自転車のシーン ○○○から取り出す拳銃 
キャンプ場での差し入れのシーン 新聞紙グルグルの原っぱシーン
シール大作戦 とか そうか~ まだこんな手があったか・・・の
新たなトー先生の演出方法も楽しませてもらいました

しかし 食べるシーン多くて 見てる最中に
段々とお腹が減ってきて あぁ~!あのご飯にちょっとおかずを
乗っけたあれでいいから 分けてくれないかな~?と
何度思ったことか(笑) 皆さん この映画見る時は
しっかりご飯を食べてから行きましょう! (同感!だった
皆さんと その後我慢しきれず 即効ラーメン食べました・笑)

というわけで フランスとタッグと組んだ今回
異色作かな?と思っていたら 意外にもエンタテイメント性高く
とてもバランスのいい作品だった 

香港映画に林雪!
とにかくラム・シュさん そこにあなたがいるだけで最高!です
あんな風貌で XO醤みたいなお方

今日の映画:80点

エンドクレジットで テレンス・インの名前を見つけて
え~っ?彼は出てたっけ? と不思議に思ってましたが
ラム・カートンの英語吹替がテレンスだったようです
彼とシューさんとマギー・シュウの英語は吹替えだとか

皆端正な英語喋るな~と思ってましたが 
そうだったんだ~!という感じ
だけど 英語吹替も 香港内の俳優で全て供給
できるのは さすが元英国領って感じしません?!

そして 最後になりましたが 
今回 このトーさん祭を前に 昼間っから
各々長年に渡るディープな中華ネタを中心に
喋って食べて飲んで騒いで 大盛り上がりをさせて
もらった皆さま! 本当に有難うございました!
Gloriaさん sabunoriさん 紅粉チコさん マイマイさん

初対面の方が 居られたにも関わらず
今日は仕事じゃないからいいよね~と まだ明るいうちから 
シャンペンやらワインやら 私はさんざん飲ませて頂いて
ホントに幸せでした~ あの昼間っからの飲みっぷりに
引いておられないことを祈ります・・・(笑)!

ホントは
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by acine | 2010-03-11 23:52 | Hong Kong  香港映画 | Comments(15)
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ジョニー・トーの’97年作 劇場未公開作

原題とこのポスターの雰囲気はよーく覚えてるけど
未見の作品でした しかも ラウ・チンワンが主役!!! 
これは見なくては~!

今週 WOWOWでは ジョニー・トー特集をしてまして
嬉しいことに 連日 彼の作品を放送してます 
特集:香港の鬼才 ジョニー・トーを見よ!
ここんとこ 毎日録画してます

これもタイトル、雰囲気 当時から見覚えのある
1日目のシンチーの映画も (今は亡きアニタ・ムイが奥さん役)
チラっと見たけど 凄くテンポがよくて 映像も綺麗で
整合性ありそうで(笑) シンチーの舌も絶好調っぽくて 
面白そうでした また時間のある時に見る予定!
しかし この映画もジョニー・トーだったのか~と驚きでした

そして この映画・・・ 詳しく:WOWOW

ジョニー・トーのスタイリッシュさは かなり影を潜めてて
タッチとしては ブレイキング・ニュース系かな 
ただ あそこまでシリアスではなく 最近の美学系でもなく 
リアリティやドキュメント感があり 人間ドラマ中心で話が進む

それにしても チンワンが出てきただけで もう嬉しくなります

あの赤黒い肌に ジャガイモのような顔だけど なんとも男前!
造形的に男前な人が男前と呼ばれるだけじゃなく
こういう男気のある男前も十二分に男前!

目元はキリっとしてて 姿勢がよくて 男は喋りすぎない 
行動よという感じでね こういう男こそ信頼できそうなタイプだと思う
最近 彼はどこか紅塩と似てるな~と思う私
ギョロっとした目に 静けさを保ち 演技達者なとこも

実直すぎて 不器用な男だと 上司との面接でそう評価される 
レスキュー隊のリーダーを演じるのがチンワン

そして 彼が惚れる女に 久方ぶりに見たカルメン・リー
(武と共演してたパラダイスや 
 シンチーの008以来のよーな気が・・・)

こうして見ると チンワンしかり カルメンしかり
なんとも南方系のルックスなんだな~
浅黒い肌に キリっと濃い顔つき 
中華圏南方を通り越して フィリピンとかインドネシアっぽい感じ
やっぱり 香港はアジアの南方だよな~と思う
しかし 皆さん顔立ちが自然で見てて凄く安心する(笑)

そして 消防署にはまだユニオンジャックの旗が
なびいていて まだイギリス時代のあの頃の香港なんだなぁ・・・
Yes, sir とか Sorry, sir とか言う台詞に懐かしさを覚える

消防署の署長に 勝手に ほうなかしん と呼んでいる
アレックス・フォン これまたキリっと男らしいいい男だ
初めて アレックス・フォンいいと思ったかも(笑)

そして 後輩のお父さんに ”天使の涙”で 
武のお父さんやってた チャン・マンロッさん (確かこんな名前
だったと思うんだけど)が ほとんど同じルックスで出てて(笑) 
あ~ あの頃の映画だな~と思わせる

ヒロインのカルメンは どちらかというとお飾りっぽくて
同じレスキュー隊にいる 仕事か子供かと悩みながら 
でも溌剌と 男の同僚たちと たくましく働く
ヒロインの方がぐっと魅力的でした

女を妙に美化しない 等身大でなるべく描こうとしていて
この辺の描き方が ジョニー・トーらしいかも

映画自体は 人間くささも交えた 
地に足のついた レスキュー人間ドラマという感じ
CGも(多分)さほど使わず 描ける範囲の実写で
いってるので 等身大でそこそこリアルな感じが逆によかった

ジョニー・トーらしく ストーリーの流れが綺麗で
充実してるので 1時間半の小作品ながら
実際はもっと長い時間見ていたような感じだった

印象的だったシーンは
消防車が出て行く前のチンワンとカルメンのシーン 
寡黙なチンワンだからこそ おぉ~!という感じ
そして 無事救出したあと 消防車の放水で皆で水浴びするシーン

爽やかで後味のいい小作品でした

しかし 映画内の街中の看板あれこれが
馴染みのある漢字というのはホっとするな~(笑)
エンドクレジットもなんとか理解できるし・・・! 

今日の映画:77点

チンワンといえば この夏 ”つきせぬ想い”を
久しぶりに見たんだけど 半分残ってるので
続きも見なくちゃー!
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by acine | 2009-10-07 19:43 | Hong Kong  香港映画 | Comments(14)
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ジョニー・トーの傑作と評判のこの映画
やっと見ることができました
詳しく:eiga.com

今回は一言 タメの映画だな~と思いました

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何かが起こる前のタメ 
風が吹き 布の裏に隠れるタメの時間から 
打ち上げ花火が 狭い空間で炸裂するような 撃ち合いのシーン

返還直前のマカオが舞台ということで
いつもながら面構えの素晴らしい男たちが 
エキゾチックでコロニアルな マカオの街へ佇む 
ホテルの中へ佇む オンボロ車で走る・・・
そして 女はレースのカーテンから男たちを眺める・・・

なんとも味わい深くて渋くて 映画らしい映画でした
こういう絵を撮りたいから こんなストーリー展開にした・・・
正直言うと 所々こんな訳ないだろ・・・というシーンも
なきにしもあらず・・・でしたが こんな絵を撮りたいから
こんな風にストーリー展開する・・・という映画もアリでしょう

ヨーロッパ映画のような味わい 
炸裂する香港ガンアクションや ユルくかつ怖い
香港映画的会話が 絶妙な割合で存在してました

しかし 今回は女は入り込めない聖域がある?
ボーイズトーク映画でも あったような気がしました
ま ボーイズといっても みんないい歳なんだけど
↓の”ブロークン・イングリッシュ”で やはりいい歳の女二人がしてた
ガールズトークに男が入り込めないように こっちもそう 
女は入り込めない世界があったよーな気がしました

トー節も炸裂していたなら キャスト陣も手堅い手堅い!
皆 存在感たっぷりでしたね~

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今回 特によいな~と思ったのは ン・ジャンユー 
今まで特にカッコいいな~と思ったことなかったけど
今回は大変かっこよくて 存在感もあって 一番目を惹いた
(フランシス・ン だと 未だ誰?って感じするので こう呼びます)

カッコいいと思ったことなかった・・・と思ってたら
この映画の兄弟編ともいえる ザ・ミッション
ジャンユー カッコいい・・・! と4年前にすでに書いてました(笑)

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これまた安定感抜群 安心して見れる アンソニー・ウォン
若い頃の写真 すごくカッコよかったな~ もう少しキレた役でも見たい
太ってようが これはこれであり カッコ悪くない ラム・シュー
寡黙ながら 長身で立ち姿の美しい ロイ・チョン
痛めつけられて 大変な役だった ニッキー・チョン

バタくさい顔(古臭い表現ね・笑)が 
マカオの街にぴったりだった マカオのカジノ王の娘の
ジョシー・ホー 彼女が佇む窓辺のシーンは印象的でした

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そして やっぱりギラギラと存在感抜群のサイモン・ヤム
あのレストランで 兄さんがコートを脱ぎ棄てるシーンはおぉ~!と鳥肌
ボスにしては ちょっと小物感が漂ったかな?のラム・カートン
グラサンかけてても おぉリッチーだとわかる リッチー・レン
彼はグラサンかけてた方が ぐっと端正に見えたりして・・・
そして そんな仕事ぶりでいいのかよ?!な 
責任感まるでなし ユルユルなマカオ警察の警部

キャスト陣が 適材適所で確実に仕事をこなし
シリアスなところと 妙にユルいところも 絶妙に入り混じってました

ジョニー・トーの空間に存在する美学に 男たちの存在感
音楽も格段にグレードアップしてたし 
トータルに見ても いつもに増して超スタイリッシュ 
その空気感は素晴らしいものでした

が・・・

今回は様式美に走りすぎ?

個人的には 残忍さ、残酷さが とことん描かれ
迫力満点だったエレクションの方が ぐっと強烈でした
映画としてはあっちの方が凄かったよな~と・・・
ま この辺 単なる好みの問題・・・なんだけど

それにしても マカオの街は雰囲気あっていいよな~
またあてもなく いつかフラフラしてみたい・・・と思いながら見てました

今日の映画:78点

コロニアル マカオ
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by acine | 2009-03-16 10:01 | Hong Kong  香港映画 | Comments(6)
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今年の1本目です

ジョニー・トー監督作
”ラブソング”のアイヴィー・ホーの脚本
詳しく:cinemacafe.net

ノワールではない トー映画
ターンレフト ターンライトみたいに かなり甘めかと思っていたら
いい意味で予想が外れて 決して大甘では転ばない
いつものトー節があちこちに見られて面白かった

成仏できない男が主人公だからか
トー先生が いつものように 夜のシーンをメインで
持ってきたかったのか 幽霊がらみのラブストーリーの
せいなのか 夜のシーンが とても印象的でした
ある意味これもノワール 異色の映画かもしれない

ヴィック・チョウ(台湾)、リー・ビンビン(中国)が主役なので
てっきり台湾あたりが舞台なんだろうと思っていて
当然ながら言葉も北京語 しかし ヒロインがミニバスに
乗った時点で あ~!これは香港だと気がつく・・・

マギー・シュウ、ラム・シュー、ロイ・チョンなど
いつもの顔ぶれがいながら 彼らも広東語を喋らない
そこは香港ながら 容赦なく北京語なのがどうも不自然だ
北京語勢力に香港や香港映画が乗っ取られたようで・・・

だけども 今回のこの役柄を考えると
甘さと未練を残す若い男 そして後悔に苛まれながら生きる女
ある程度新鮮で 今回の役に合う役者が 香港にいるかというと
それも疑問なので 今回の舞台は香港でありながら
主役二人の母国語の北京語を使うというのはしょうがないのかなとも思う

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ちょっと気性が激しすぎるところが どこか大陸的で
もう少ししっとりとした女らしさが欲しかったリー・ビンビンは
なかなか上手かったし エキゾチックな顔立ちも印象的だった

ヴィック・チョウは 映画のスケールに見合うか
どうかは別として 誠実に役をこなしていたと思う
実は彼の台湾ドラマは 以前何本か見ていて 
可愛い可愛い美少年だった昔と比べるとガッチリとして
ずいぶん大人になったなぁ・・・と思わせる

今回印象的だったのは 主人公二人より脇役の人たち

薄いような濃いような顔立ち いいかげんなのか誠実なのか
よくわからない若い男ウォン・ユーナン 存在感がありよかった

そして ”レッドクリフ”では 今いち大人しかった劉備役のヨウ・ヨン
やさぐれて疲れた感じの父親役がすごく良く
こっちの方が”レッドクリフ”の彼より断然良かった
彼の最後の病室での一言には目が潤んでしまいましたよ

デジャブーのような 車とバイクのシーン
あっちの世界とこっちの世界が共存する美しすぎる夜の公園
夜会う主人公二人のそばへふーっと現れる砂の城を作る子供
○○った頃へ戻る二人・・・ そして沖へ向かうヨット
地味ながらトー先生の美学を感じる印象的なシーンがあちこちにあった 

幽霊絡みのラブストーリーとしては異色で
苦味ばしった味付けがあちこちにあって
なかなか上手く誠実に作ってあったと思う
もっとチマチマしてもおかしくない 
この話を見せきった脚本も上手かった

きっとDVDでは見ないと思うので 
じっくり映画館で見てよかったと思う小作品だった
よい意味で予想を裏切ってくれた気がします
エンディングもヒロインの歌だったしね 
これも香港映画の王道

次は トー先生の話題の”エグザイル/絆”を1日でも早く見たいです

今日の映画77点
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by acine | 2009-01-02 12:30 | Hong Kong  香港映画 | Comments(4)
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去年の春 香港のCDショップで 
日本じゃなかなか見れないだろうな~と DVDを手に取り (確か1.2とも売ってた)
もう少しで買ってしまいそうになってた この映画
やーっと今頃 日本語字幕つきで見ることが出来た 

期待のジョニー・トーワールド
オープニングから 画面にデーンと漢字が一杯 
お経のような呪文のような韻を踏むような男達の声が延々と続く
ん~ この匂い! まるで”無間道/ インファナル・アフェア”のようではないか?

タイプは違えど それは結果的に当っていた 
いやー 本気度満点! 力作だ!
こういう黒社会もの・・・香港映画の十八番だけども IA以来の本気度と見た
静と動 中華圏なので陰陽か?が まったくお見事 
カーファイのキーキーぶりが凄かったので 動が勝っていたかな 

ストーリーはコチラ
もう少し選挙部分にスポットが当るのか?と思っていたら
少しの間 根回し&賄賂合戦のあと 意外にも 
単なる長老会議みたいなところで あっさり会長が
決まってしまうのが あれれ?!で ありましたが・・・

その後は 会長の印である竜頭棍争奪戦になり・・・
とことん ダークでボコボコな世界が 展開するわけです
とにかくハンパじゃない あのボコボコ具合 唐突さ 残忍さにはビックリ

いやーもう皆さん 俳優に見えなくて 本気でそっちの人?!と
信じ込んでしまう位の ソフトな方~ハードな方 怖い方まで様々!
やっぱりこういう香港映画の こういう男達の面構え 最高だ~!
美醜なんて もうまったく関係ないとさえ思える 
面構えの不敵さ ユーモア 静けさ 怖さ 渋さ 
こういう面構え・・・見てるだけで ワクワクしてくる私はある意味重症だ

正直 名前と顔が一致しなかったり え?この人はどっち側?!
とてもとても押さえきれないんだけど そんなこと大きい問題じゃない
とにかく 出てくる人・出てくる人の 面構えウォッチングをして
その濃厚な空間&空気を楽しめばいいだけなんだから!

この映画 台詞の音がすごく大きくて 
そーでなくても もともと ケンカしてんのか?的 
テンション充分高い 広東語の魅力&迫力満点!
多少頭痛気味で ちょっとキツかったけど 面白かったー!

今回は脂ぎるより 静けさが光ったヤム兄さん
そして 水を得た魚のようだった キーキー・カーファイ
ニコリともしない ニヒル9:1分けの古天楽
その他 顔を見るとほっとする林雪おっちゃんや
IAのあの人も この人も・・・ 渋い姐さんに徹してた
M・シュウも 皆さん方 アッパレでございました
不覚にも兄弟の契りを交わすシーン 思わず目頭熱く・・・!

久方ぶりに見たよーな気がする カーファイさん
いかにも~なファッションに身を包み キーキーと吼えまくり
テンション高く ヤンキー座りして いやはやお腹一杯! とことん堪能しました
この人がやると 不思議と単にワーワーわめいてるだけではない
凄みやユーモアも見え隠れするのがえらい

この映画見てると ハリウッドで香港映画リメイクするんなら
この映画見て 黒社会の男の演技をしっかり研究した方がいいよ!と思ってしまう
IAのキャストもだけど この映画のキャストの演技や間合い 静と動
某ディパーで見たような 単純で浅はかでユルい演技とは 明確に違う
単にリメイクするだけでなく 彼らの演技も研究したら?!と言いたい
ズバリ こういう系映画の香港の俳優さん達 
有名~無名まで 若いの~年寄りまで 本当に素晴らしいよ!

そして 最後に これまた職人技万歳のトー監督
今回も光と影の使い方 素晴らしく渋く カッコいい!
そして 香港の夜の街の魅惑さ しっかりと捉えてる
地味な題材だけど よくぞここまで しっかり描ききったと思う
メリハリ効いて 迫力充分 怖さ充分 渋さ充分  うーん・・・満足!

今日の映画:82点
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by acine | 2007-05-28 00:14 | Hong Kong  香港映画 | Comments(2)
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強盗団を獲り逃がし 信頼を失った警察の威信をかけて
犯人を追う一部始終を 機動隊員につけたワイヤレスカメラで
TV中継するという 警察が仕掛けた前代未聞のショーを追う というドラマ

そんなのあり?!という ありそうでなさそうな設定
いやなさそうで今の時代ありえる? という設定のもと 
どんな風に料理するのか? 監督:ジョニー・トー

市街地の団地(多分九龍)を舞台に 犯人を追う警察官たち 
リッチー・レン演じる大陸の強盗団+仲間
押し入った家に居合わせた ラム・シュー親子
そして これまた居合わせた大陸の殺し屋2人
投入された機動隊(PTU)
ケリー・チャン演じる警察の指揮官+面々
それを取り囲む多数のメディア

狭いエリア(団地の廊下、部屋)を利用して
シンプルなストーリーの中にも タイミングの美
ジョニー・トーらしい 様式美が光る

逃げる犯人たちの距離感 
それを追う警察官たちのバラつき感
狭い廊下を独特のテンポで進む警察官
団地を取り囲むメディアの集団

何とも絵的に 絶妙なフォーメーションというか バラつき感
これしかないという配置 人数 距離感  何とも職人技!
こういう部分 いつもながら ものすごくこだわってる監督だと思う

そして 犯罪ものにしては 不思議とゆったりしたテンポで
間合い 時間の進み方 これも独特の味わいを感じる

膠着してる状態にも関わらず
犯人が楽しそうに 野菜を切り 中華鍋を持って ご飯を作り
犯人と人質が一緒にご飯を食べてる図は
食にこだわる香港(中華圏)にしか 作れない図かもしれない
独特の間合い 空気感 ユーモラスで 何とも面白かった

あとメディアに 警察も弁当配るところも面白すぎるし
そのメニューまで放送するなんて(笑)
一部始終を中継するなんて やりすぎ感のあるところも 香港映画らしい
メディアのカメラマンも いつでもシャッター切りすぎでやりすぎなところも(笑)

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いつもは穏やかな雰囲気のリッチー・レンも 今回は一重の目も鋭く
時にはユーモラスに 見事に犯人を演じきってたと思う
台湾出身の彼にはピッタリな北京語を喋る役だったけど
本当に 香港映画での犯罪者・・・黒社会の人間じゃなかったら
大陸出身者という設定は 確立されたジャンルになりつつある感じ
しかも今回の犯人達は バックを斜めがけにしたりして
なかなかスタイリッシュだったりするのも 監督のこだわりかな?
音楽もジャズっぽくて 意外とコジャれてたような気がする

ケリーは正直 警察の指示をするクラスの人間には見えないんだけど・・・
でも あの硬質な持ち味がハマってたともいえる
でもやっぱりあの三白眼は苦手だな 怖い

ジョニー・トー映画でお馴染みの そこにいたんだ!ラム・シュー
やっぱり脂ぎってますサイモン・ヤム 今回は華やかだったマギー・シューも◎

何にしても いいかげんではない
きっちりと作り上げた 香港映画には間違いない 

今日の映画 77点

過去のジョニー・トー監督作:
ターンレフト ターンライト ザ・ミッション/非情の掟 PTU
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by acine | 2006-07-12 13:03 | Hong Kong  香港映画 | Comments(16)
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ずっと気になってたジョニー・トーの香港ノワール決定版 やっとDVDにて鑑賞

香港は九龍半島の夜の尖沙咀を舞台に
サイモン・ヤムが隊長を演じる機動隊PTU
ラム・シュー演じる組織犯罪課の刑事 黒社会のチンピラ ボス 
犯罪操作課の女性捜査官 まで巻き込んでの一夜の物語

冒頭の数分 ただの人 VS チンピラ組 VS 刑事 の緊張感漂う
席取り合戦から 息つく間もなく 物語は意外な方向へ・・・
とあるものに足をすべらせ 拳銃をなくした刑事の行く末は・・・?

登場人物は限られている
だけど 登場人物の背景も限られた範囲で描かれるので
この人とこの人はどういう関係?と頭の中を総動員させながら見始めた

作りはシンプルだけど ただならぬ緊張感と静けさの連続
夜の香港のビル街 裏通り 深夜営業の飲食店のタイルの壁
昼間は雑多すぎる感じのする街も なんとも曰くありげな映し方
他の監督の夜のシーンとも全然色合いが違う
全体的にダークなんだけど ひそやかな夜の街の独特の息遣い

そして一番感心したのが 一種様式美ともいえる フォーメーション
画面に納められた キャストの距離感 歩き始めるタイミング・感覚
集まり始めるタイミング 室内に入るタイミング 銃を撃つタイミング 銃声のタイミング 
雨が降る画面のペース配分 雨が降って駆け寄ってくるPTUのメンバー
コートを着るメンバーの順番 etc・・・ 
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すべてが計算されつくされた美しさ 
とにかく全てのシーンが すごい様式美 
すべてが必然性を持って準備された場面なので わざとらしさはない
クールかつ人間的なキャスト 無駄なものをそぎ落としつつ
これは意味があるのか?といちいち勘ぐってしまう 伏線らしきもの・人
それらとあいまって 独特の空間を生み出す 
1シーン 1シーン 見入ってしまう映像は 一種異次元世界

キャストは地味だし (香港映画ファンにはアピール度大だけど)
感動するとか 大笑いできるとかの類でもないし
おバカに呆れる んな訳ないだろのトホホ感
わ~誰々カッコいい! とかミーハー心に訴えるわけでもない
主人公だって ただのおっさん でもすごく味のあるおっさん 
普段の香港映画で思うこととは 気になることが全然違うタイプの映画
ザ・ミッション/非情の掟の様式美の世界がますますグレードアップした感じ

こんな映画もある香港映画はやっぱり面白い 奥も深い マニアも喜ぶ!
スターの主題歌がなくとも 茶水の人に多謝して
あっさりエンドロール さっさと劇終しようとも・・・!

それにしても PTUのユニフォームカッコいい
カーキの服に ベレー帽 編み上げブーツ 番号のバッジ
夜の街を歩く彼らの姿のカッコいいこと!
隊長サイモンは 今回はギラギラしてなかったかな(笑)
マギー・シュウ ものすごく久しぶりに見た
大きな看板にジェイ・チョウのCDの広告写真があったのも ちょっとツボ(笑)

今日の映画 78点

ジョニー・トー監督作品の関連記事: ザ・ミッション/非情の掟 ターンレフト ターンライト
しかしこの2作 見事に毛色が違う
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by acine | 2005-10-09 23:05 | Hong Kong  香港映画 | Comments(6)
2005/05/29
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IAが好きだったら これは見た方がいい!と
香港映画好きな男性ブロガーさん達から 
ご推薦いただいてた ザ・ミッション/非情の掟 

借りてきてたのに 見れないまま返したりで・・・
先週 衛星でオンエアされたので やっと見ることが出来た!

大丈夫?と思わせる安っぽい(これがまた香港映画らしいんだけど)
テーマ曲にのって 物語は始まる

黒社会のボスを 護衛するために集められた男5人
派手な銃撃戦があるわけでもなく、ロマンスがあるわけでもなく
香港映画伝統の男の映画!女は姐さんしか出てこない
いつ裏切られるか?いつ殺されるか?の世界で生きる男達を
淡々とシンプルに 渋くスタイリッシュに描く佳作

こんな題材の映画にしては 珍しく静かな映画
台詞も多くなく 夜の闇 拳銃を構えてる姿が美しく印象的に描かれる
シーンによってはヨーロッパ映画みたいな構図 シンプルだけどカッコいい
こういうシーンが撮りたくて こんな流れにしたのかな?とも思わせる
監督の ジョニー・トーは”ターンレフト ターンライト”
の監督でもあるけど 巾が広い人で感心

女は女同士の関係はわかるけど
これは男の映画 男しかわからない男同士の関係 空間 間合いが
強調されてるので 男性の方がより彼らの気持ちに近づいて
雰囲気が読めるのではないか?と思った
男性ブロガーさんが こぞってお薦めなのも何となくわかったような気がする

俳優陣もこういう映画にピッタリのクセあり人材ばかり集めてるのがとてもいい!
やっぱり香港俳優の面構えの良さは最高!
中でもIAⅡでも印象的だったン・ジャンユー(フランシス・ンなんて書くと誰?
って感じがするので)が 眼光鋭くて 素晴らしくカッコいい!!!
いやーダントツにカッコよかった!またIAⅡが見たくなってしまった
アンソニー・ウォンは 宍戸錠?と思うくらい(笑)
顔が丸々してたけど 最後の微笑にはこっちもニンマリ
ロイ・チョンも全然変わってなくて 悪そうな面構えなんだけど 妙に魅力的
サイモン・ヤムは 変わらずギラギラ系だ

IA後遺症か 携帯の着信音の音 エレベーターのシーン
車に黒服の男が乗り込むシーン それだけでドキドキしてしまう

相変わらず こういう題材に香港の街並みはピッタリ
猥雑な感じ 崇高な感じさえするビル街
香港映画にはよく出てくる飲食店でのドンパチ
夜の闇 見上げたビルの谷間などロケーションが抜群

スタイリッシュ 静か 不思議なテイスト 
そんな男の香港映画が見たい方はどうぞ!
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by acine | 2005-09-21 21:11 | Hong Kong  香港映画 | Comments(0)