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簡単に覚え書き 映画メモ 美しすぎだろ リリーちゃん


by acine
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録画して見ようと思ってたのに・・・ 
ピーター・チャン監督がほぼ出ずっぱりだったので
ついつい生で見てしまいましたがな~でした
詳しく:NHK

上海でドニー・イェン、ファン・ビンビン他出演の新作
”十月囲城”を撮っている ピーターを中心に追うこのドキュメント
その新作は ドニー先生が孫文を演じるらしい
アクション歴史物という感じでしたが・・・

見ていくうちに 香港~ハリウッド~中国と拠点を移してきた
ピーターは本腰で大陸を拠点にしたんだな~と
いうことがわかってきて 寂しくもあり・・・

そんなピーターや 彼を取り巻く大陸のスタッフたちの
ハリウッドにもそのうちこっちを向くさ 中国の映画の体制も
自分たちが徐々に変えていけばいいんだという
その攻めの姿勢は 頼もしくもあり そのポジティブな姿は 
今はこういう時代なんだな~と思わせる

ピーターが出席した北京でのパーティでは
リン・チーリン (ピーターは赤壁での彼女の演技を
本人前に褒めていた あれこれ言う人はいたかもしれないけど
僕はとても良かったと思う・・・と)、ヴィヴィアン・スーの台湾勢
ジョウ・シュン、リー・ビンビンの中国勢 その他男性俳優
黄暁明など まだ彼の映画に出たことない俳優陣は
こぞって笑顔で あなたの映画に出たいとアピールする

この辺り全編に渡って 中国の電影革命という
内容にも関わらず 監督、キャスト陣含め
大陸、香港、台湾の映画人が入り乱れている 

そして市場は13億人の中国人だけでなく
華人の多い東南アジア全域に広がっている

そして 映画公開時期も 大陸と中華圏 
華人の多いその辺りの東南アジアの国
(そして 韓国まで含まれている)は一緒というシーンもあり

そこでも日本は含まれてないわけで やっぱり時差あるよな~ 
昔っからそうだけど 日本は当然ながら蚊帳の外に変わりなし
中華圏からの人材がハリウッドに行って また中国へ戻って
きてるというCGでも その流れは日本列島の上を通りすぎて
大陸へ戻るというのが そのままの状況だな~と

凄く高そうな葉巻きたばこを吸ってる(笑)ドニー・イェンと 
ピーターがアクション談義をしてる撮影風景のあと 
紹介されたのが 同じ時期に公開されるらしいぞと 
ピーター陣営をあわてさせた 
チョウ・ユンファ、ジョウ・シュン出演の ”孔子”
これまた古装片のユンファの貫禄たっぷりそうな映画
(監督名は知らない人だったよーな気が)

中国国内のTV局を総動員し 洪水のような大宣伝をかけようという
ピーター陣営に対し こちらは新進の映画会社で
まずはベルリン他世界の映画祭で賞をいろいろ取って 
その評判を武器に 海外からどんどん宣伝していこうという作戦

そのあたりのシーンで思ったのが 
その作戦会議に出席してる各会社の代表の年代の若さ
20代~40代が中心だから こんな風に柔軟で
怖いもんなしで 攻めの姿勢なんだな~と納得 

そんなイケイケドンドンな大陸での風景とは反対に 
香港で撮り続ける監督というので紹介された イー・トンシン 
大陸での撮影風景とは反対に 香港の街中での
こじんまりとしたセットとスタッフ陣 その撮影中の作品では
モニターに彦祖が映っていた (新宿インシデントまだ見てないわ!)

彼曰く まだ中国では表現できる部分に制約がある
香港でしか撮れないシーンは いろいろあると思うから
自分は自分の映画を香港で撮る・・・という
静かだけど強い意志を持っているのがまた印象的

大陸向けでないと 興行的には苦戦を強いられるのが
わかっていても 自分は香港でしか撮れない映画を撮る
表現者として こんな時代にこの姿勢はとても勇気がいると思うし 
これはこれでホント気持ちわかるよな~ と香港映画迷の私はそう思う

そして いろいろなことで 毎日戦ってるけど
ハリウッドの方がむしろ制約があると思うし
まだ中国の方がマシ 自分がいい映画を撮って
制度を変えていけばいい ハリウッドと比べて 
まだ過度期の中国だから 変えていけることも
多いと構えるピーターも確かに正しい

それまでなんとなく思ってた ピーターが大陸に飲み込まれてる
というより 拠点を大陸に構え 大市場を相手に 
本気で挑戦していくというのも これも一理あるし 
とてつもなくこれもエネルギーがいることだと思う

そして ピーター陣営にまた強力なライバル現る・・・で
こんどはチャン・イーモウの新作(サスペンスらしい)が
ピーター作品と同じ日に公開をするらしいと噂が入るが
結局は 1週間イーモウが公開を早めて・・・というラストだったけれど

その動き スピーディーさ 上海の巨大なスタジオ
(ハリウッドや日本映画の製作を引き受け ノウハウを
身に付け それを中国映画に活かすという上手い方法)
その巨大な市場 中国映画に興味を示す国が多いということ

そのうち 中国映画がハリウッドに影響するようになるよと語る 
映画人たち その攻めの姿勢 エネルギッシュさには
素直に凄いよな~ あぁいうパワーは日本にはないもんだなと・・・

中華圏映画に興味のある方は
再放送とかあれば 見たら面白いと思います

個人的には ピーターの香港時代の写真
マギー・チャンと写ってたので ”甜蜜蜜”の撮影風景だと
思うけど まだ若いピーターとマギーの姿がとても懐かしくて・・・
もうあんな時代は 二度と戻ってこないんだよな~と
若い二人の姿に 少し感傷的になった私でした

※追記

ピーターと編集のことで話をしてた二人
どっかで見たことある~!誰だっけ~?
一人はビンセントくんっぽいけど・・・ 垢ぬけてるし 違う?
と思っていたら やはりアンドリュー・ラウとビンセント・コクだったらしい
ピーター・チャンと この二人の顔合わせがあるんだ~と
意外な顔合わせだな~とビックリしました しかも中国で・・・ 
香港チーム その力を発揮して 頑張って欲しいもんです
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by acine | 2009-11-22 23:34 | documental ドキュメント | Comments(13)

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新不了情 つきせぬ想い から10年
ワンナイト・イン・モンコック の記憶もまだ新しい
イー・トンシン監督の新作が公開

これは見なくては!で 東京で見てきました


ミニバスの運転手の婚約者マン(ルイス・クー)を亡くした
シウワイ(セシリア・チャン) 残された婚約者の息子ロロ(原島大地) 
そして マンの同僚だったファイ(ラウ・チンワン)を巡るドラマ

派手ではなく まるで平成枯れすすきならぬ 
香港枯れすすきのような 香港版演歌の匂いが漂うドラマ
こういう香港の下町 人間くさいドラマを描かせると さすがのイー・トンシン
一市民の何気ない日々・感情を淡々と 時にはドラマチックに見せるのが上手い

ほとんどノーメイクで通したセシリア入魂の演技は 華やかさをかなぐり捨てている
ただノーメイクでも そのへんの一般人よりは よっぽど綺麗なんだけどね
何でそこまで意地をはる!と強くてけなげなのが 彼女にピッタリ
今週公開のPROMISEより 彼女を見るなら絶対こっち

そして ちょっと不器用で男気のある男
こんな男を演じさせると敵なし!のラウ・チンワン!
んもぅ ラウ・チンワンカッコよすぎです アンタ!
こんな人が親切にしてくれたら そりゃセシリアならずとも
強がってみたり よよよ・・・と頼りたくなってしまうはず
えぇ そうでしょうよ! そうでしょうとも!
チンワンの濃いお顔と男気のある態度に惚れますわ そりゃ!
ダメ男ぶりを微妙に醸し出すのがこれまた絶妙

何故 チンワンが日本版ポスター(チラシ?)に
フューチャーされてないのか かなり不満 ルイス・クーは違うでしょー!
チンワンいないとこの映画は成り立たないのに!と断言

影の主役ともいえる 日中ハーフの子役 原島大地ちゃん!
噂は聞いていたが初見 いやーもう可愛すぎです! イエローカードもの
まるで頭文字Dのジェイみたいに あれ?素ですか?状態のナチュラルさ
マッシュルームカットの ”ジェイ素ですか”拓海も 
顔負けの大地ちゃん必見! お人形みたいに可愛いのよ!

そして男前なんだけど 何故か演歌の香り漂う 色黒ルイス・クー
カッコいいんだけど 私はチンワンの方が断然好きだわ

何故 そこまで○○手にこだわるのか セシリアよ!
みんなが言うとおり やめた方がいいよ キツイよそりゃ
アナタみたいなべっぴんさん いくらでも他の仕事あるって!
チンワン あなたが○帯持ってていいの?
○○ザに怒鳴り込むセシリア 実際にありえそうだな?
なんて ストーリーが強引なところや ツッコミどころもあるけれども

あくまでも人間にスポットを当てた 誠実な作りが光る佳作
そういう映画が見たい人にはぜひ オススメ

個人的にこの映画 チンワン&大地ちゃんにノックアウトされた!

セシリアの過去記事:エブリデイ・イズ・バレンタイン
ワンナイト・イン・モンコック PROMISE

今日の映画:76点 

これを見ると チンワン&アニタのつきせぬ想いがすごく見たくなる
もうこれ涙ボロボロになった覚えが・・・ これはまぎれもなく名作!

チンワン 余談
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by acine | 2006-02-09 23:04 | Hong Kong  香港映画 | Comments(14)
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これも公開されず・・・だったので 即レンタル
さすが イー・トンシン監督作 よく練られていて 見ごたえ十分!

チンピラのいざこざから始まる殺人 
息子を殺された親分から 殺しの依頼を受ける手配人
その依頼を受け 大陸から出てくる若者
そして出会う やはり大陸出身の娼婦 事件を追う 警察の面々

クリスマスの前2,3日の出来事を追った作品
人間的なほっとするようなシーン 手に汗握りつつ 残酷なシーンあり
そんなシーンを織り交ぜつつ 物語は進む
悲劇にならずにすむ? と思わせるひととき
思いもよらないラストにつき進んでゆく
見終わった後 ずしんと心に苦さが残るストーリー

とにかく見せ切る スタッフもキャストもいい仕事している
ドラマとして とてもよく出来てる作品だと思う 公式HP

旺角(モンコック)は九龍半島の繁華街
以前 ディープなガイドブックに あの辺は大陸出身者が多いので
むやみに街角で写真を撮ってはいけないとあり
香港へ行っても あの辺りは歩くのみのエリアだった
時代は変わっても そんな雑多な雰囲気漂う
そんな雑多で世界で一番人口密度が多いエリア(映画より)を
舞台に繰り広げられるこの映画

裏社会と警察 淡々と事件を追いつつも 苦悩する警察官たち
しょせん俺たちも奴らと変らない というようなセリフが効いていた
一般人だったはずの大陸出身者が 事件に巻き込まれていく様子
人物の描き方も 丁寧に描かれているのが 印象的
映画にならなくとも こんな話は本当に一杯あるんだろうなと
思わせるリアルさもいい

瑠璃の城以来 好きなダニエル・ウーが演じる大陸出身者
アメリカ生まれ育ちのダニエルが 普通話で演技をするの初めて見たけれど
朴訥な中に狂気を潜めた大陸人を演じるのも 興味深くそして上手かった
コテコテの香港女優のセシリアがこれまた大陸人を演じるのも同様
奇妙な連帯感が生まれ お互いを助けたのが 悲劇につながってしまうのがつらい

個人的に印象的だったのは アレックス・フォン
トニーと共演した君を見つけた25時 以来だったけど
ある種達観した中年刑事を静かに演じていて とてもよかった

そして個人的に 最近すっかりお馴染みのラム・シューおっちゃんも
ギラギラ系の演技で見応えあり 
冒頭 サム・リーまで出ていて 無鉄砲だけど渋みも出ていた 

ここ数年の香港映画には 大陸 中国との絡みがものすごく増えてきた
この映画もご他聞にもれず 大陸出身者の置かれた立場 
香港人の立場 いろんな側面も映画内で見ることができる 
ある意味 香港映画もとってもディープでグローバルな
映画世界になっているような気がする

今日の映画 80点

イー・トンシン監督作はやっぱりこの2本! 
新不了情 つきせぬ想い ボロ泣き
色情男女 ビバ!映画!
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by acine | 2005-10-11 21:29 | Hong Kong  香港映画 | Comments(8)