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簡単に覚え書き 映画メモ 美しすぎだろ リリーちゃん


by acine
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タグ:王家衛 ( 11 ) タグの人気記事

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今年のカンヌで 未公開フィルムを織り交ぜた
再編集ヴァージョン ”東邪西毒 終極版” が上映されたこの作品

うぉ~ 私も見たい! 
日本でいつか公開されることはあるんだろうか?

何を隠そう この映画 王家衛作品で 
個人的に1,2を争う位 大好きな映画なのだ

初めて見た時 言葉が出ないほど 衝撃を受け 
なかなか椅子から立ち上がれず 放心状態だった私
当時 1週間のうち 3回も見に行ってしまった位

王家衛の映画は 好きなものが多いけど
この映画はどうも好き嫌いがハッキリ別れる作品らしい・・・
確かに 粗もあり 突き放したような部分もあるけど
私の中では 究極のラブストーリー
なんとも深い深い味わいのあるこの作品は 
心の中では いつも特別な王家衛映画として存在する
詳しく: Variety Japan amazon

なので DVDとして やーっと発売された時に 速攻で買ったのだけど
なかなかレスリーが出てる映画は見る気になれずで
 (この映画 レスリーが主役みたいなものだし・・・ね)
そのまま 見てなかったんだけど・・・

あれから10年以上たって見てみたら
やっぱりいい映画だなぁ・・・という基本点は同じだけど
冷静にあの時とはまた違う視点で見れたような気がする

風が舞い 砂埃が吹き荒れる 砂漠が舞台
静けさの中 キャストの熱にうなされたような 
散漫で なんとも色気のある演技が本当に素晴らしい!

夜中に忍び込む手 そしてぬくもりを感じながら
お互い別の人を想う くるくると回り続ける鳥篭 そして灯り
そして飲むと過去を忘れられる酒 そして死・・・

原作があるとはいえ 王家衛の映画なので 
ストーリーはあってないようなもの 断片的なエピソードが
まるでメビウスの輪のようにぐるぐる廻っている
ただし王家衛唯一の古装片なので 
一味も二味も いつもの映画とは違う感じ

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この映画の登場人物たちは 何かに導かれるように 
もしくは密かに目的があって通りかかるこの砂漠
そして出会う闇の仕事請負人のレスリー・チャン
実際にナビゲーターであり 観客にこの世界の道案内も
こなすレスリーの存在感が 何度見ても素晴らしい

世捨て人のように 淡々とそして嫌らしく 自分の仕事を遂行するのみ
この映画でのレスリーは絶品だ とびっきりの色気と憂いと渋さがある
潤んだ目 長髪でヒゲ 古装に身を包んだ姿は美しい 
遠くを眺める視線 その姿は美しすぎるくらい

そんなレスリーが 亡き兄嫁を想い 自分の人生を振り返り
砂漠を眺めるラストシーンは圧巻 この映画の世界を見事に表している
個人的にも いろんな映画の中でも 物凄く印象的なラストシーン

そしてラストシーンで 彼の発する台詞がたまらない
”忘れたいことは 忘れることが出来ない
 忘れたいことがある時は しっかりと記憶に留めよ”
”人に拒絶されないためには 自分から拒絶するだけだ”
刹那感の漂う 台詞の一つ一つが 何度見ても心に染みる

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そして やっぱり素晴らしいなぁと思ったのは キャスト陣の演技

ブリジット・リンの一人二役 男装の麗人と美女 
美と激しさが同居した役 やっぱり素晴らしく良かった
そして 出番は多くなくても 強烈な印象を残すマギー・チャン
盲目の剣士役 静けさと刹那感を身に纏ったトニー・レオン 
この映画でのレスリーとの絡みも今となっては本当に貴重だ
そして 軽薄さを幾分漂わせつつ 淡々とメッセンジャー役を務める
レオン・カーファイ 長身なので とても古装と長髪が様になる
カリーナ・ラウ、ジャッキー・チョン、チャーリー・ヤンも 
地味ながら 適材適所でしっかり仕事をしている

当時のスターオンパレードな映画だけど
当時20~30代のキャストたち 古装を身にまとい
見事に静の演技を 堂々と演じきっている
この辺りの肝の座った存在感が 香港・台湾の俳優の凄さでもある
やるときゃやる!という プロ根性と この落ち着き

同じメンバーで今撮るとしたら どんな感じなんだろう?と
思わず思ってしまう 円熟味の増した彼らが見たいような気もする

この映画 フィルム自体あんまり綺麗じゃないし
決して洗練されてるとも言いがたいけれど この映画での
荒削りで大胆なクリストファー・ドイルのカメラもやっぱりセンスいい
ただし せっかくのサモ・ハン監修のアクションシーン 
寄りすぎて 早すぎて 何やってるかわからないのが難点だけど
この映画 任侠映画でも あくまでも人間・恋愛ドラマなので
それはよしとしようか・・

砂漠という舞台で 行き交う人々 すれ違う想いと心
こんな叙情的すぎる武侠映画はやっぱり滅多にお目にかかれない
カンヌで上映されたヴァージョンはどんなシーンが増えてるんだろう?

今日の映画:83点 

この映画の撮影が遅れたせいで出来たうれしい副産物 
大英雄もこの映画同様 私は大・大・大好きなんだけど(笑)!!!

この映画@今年のカンヌ
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by acine | 2008-05-21 18:42 | Hong Kong  香港映画 | Comments(11)
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本編前の宣伝予告からして 金城武の当時の作品オンパレード
”世界の涯てに” ”ニューヨーク・デイ・ドリーム” ”アンナ・マデリーナ”
うわー懐かしい! 全部見てるよ 見てる!と それだけで嬉しくなった上
”ラブソング”の予告まであり・・・ 脳内すっかりあの頃に逆戻り

これも 2週間前に手に入れたレンタル落ち ¥100なり
こりゃ絶対買いだわ~!と ホクホクして購入した一作 

金城武と王家衛絡みということで これは絶対見なくっちゃ!で
公開当時 旅先の香港(九龍・太子)の映画館で見た映画なのだ

その後 鳥インフルエンザで騒がれてた中 映画館近くの
バード・ストリートに 鳥カゴを買いに行った・・・
当時 香港に住んでた友達からも こんな騒動の中
よくそんなとこ行ったな~ と あとで呆れられた記憶が・・・
単に鳥カゴが欲しかった&そこへ集うらしいマイ鳥自慢の
鳥愛好香港オヤジ連を見てみたかったから・・・なんだけど(笑)

その後 日本でも公開された時に見て それ以来かな

監督:エリック・コット プロデュース:ウォン・カーウァイ 撮影:クリストファー・ドイル
出演:金城武 カレン・モク エリック・コット リー・ウェイウェイ 
    あと エリックの友達役で あのビンセント・コクも出る(笑)

まさに ウラ”恋する惑星” ウラ”天使の涙” のようで
王家衛ほど 孤独感漂わず ポップ(死語)で
いい意味で B級感漂う サブ・カルチャーっぽさが漂う作品
ほとんどの場面で流れてる 音楽や効果音も個性的でセンスいい!

どの位まで ウォン・カーウァイが口出ししてるのかはわからないけど
クリストファー・ドイルの あのカメラ&色合いも凄くよくて
監督のエリック・コットのセンスは とてもいいな~!と思った
同じ王家衛関連でも この前見たマイ・ブルーベリー・ナイツなんかより 
こっちの方が よっぽど面白かったものー!

ドイルのカメラも シーン1枚1枚止めても そのまんまスチールに
なりそうなくらいやっぱり凄くカッコよくて見とれてしまう アートっぽいけど
王家衛作品ほど一球入魂っぽくなく ほどよくリラックスしてる感じで・・・

ヤクザのAV大久保やら ドラッグ・クィーンっぽいキャラが出てきたり
チラっとオタク(日本オタク)くささを漂わせ 独特の明るさや
突き抜け感があるところがいい 根底にあったかいものが流れてるというか・・・
これはエリック・コットの人柄なのかな? ラストのあの涙・・・といい

まぁ 話なんて あってないようなものなんだけど
構想を喋るシーンから始まり その構想どおりにドラマを撮って
流しては これはやーめた! と2,3のエピソード&エリックの
構想喋くりをはさんで やっと本編の第一部始まり!

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このあたりが 行き当たりばったりっぽくて そのまま途中辞めに
なっても ちゃんと映像化してるのは ドキュメントっぽくて 
計算づくのようであり ありそうでない場面で とても面白い
その間の 金城武とエリックの肩組んでヨレヨレみたいな姿とか
金城武が地下道でカレン・モクの髪を引っ張るシーンとかすごく面白い

一部は夢遊病の少女(リー・ウェイウェイ)と清掃員(金城武)の
可愛く不思議な恋物語 武は”天使の涙”的 まさに天然キャラで
こんなの十八番とばかり 伸び伸びと不思議ちゃんキャラを演じてる
そして ウェイウェイちゃんは 細くて日本人好みのルックス
こんなのありえんだろ・・・的話を 台湾の若手が二人伸び伸びと
演じている 二人とも凄く可愛く天然なキャラがピッタリ
さすがに30代中盤が近づく今の金城武には こんな天然役はもう無理だろう

そして 話としては 二部の方が意味深というか 面白い!
かつて付き合ってたカレン・モクが 今は別の女性と結婚した
果物屋のエリックを突然訪ねてきて その後も延々コーラを飲みに来る・・・
まさか返してない指輪を返してくれ!と言われるんじゃないか・・・と
戦々恐々のエリック あらー!こんなところにのビンセントくんまで現れ 
(このシーンのカレン・・・とてもキレイです そして彼女は恐ろしく美脚)
恐怖と妙なおかしさ そしてあたたかさも混じった 
摩訶不思議で魅力的なエピソードになっている 
これも突き抜け感のある奥さんの麻雀ジャラジャラや
もの凄い寝室やら 香港市民の生活が覗けて面白い

コテコテの香港を舞台に キッチュ(死語?)にポップ(死語?)に
綴ったエピソードは 久しぶりに見ても なかなか面白くて楽しかったな~

香港で 見終わって映画館を出たら またコテコテの香港の街が
そのまんまそこに存在してて なーんて面白いんだろう~!と
香港で香港映画を見る醍醐味を感じた記憶が甦りました 

あと香港の街でよく見かけてた店先のジュース! 
この映画内であの奥さんが 紙コップを汚いバケツ(!)の中で洗って
再利用してそうな様子を見て 美味しそう!と思ってたけど 
あのシーンで恐れおののき あのテのジュースは絶対買っちゃ
いかんね・・・と 同行者と話したことも思い出したりして(笑)

ひさしぶりに よく通ってた頃の香港をリアルタイムで
楽しめる映画でもあり・・・ すごく楽しかった!

今日の映画:80点
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by acine | 2008-04-24 22:00 | Hong Kong  香港映画 | Comments(15)
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王家衛が欧米キャストを使っての初の映画

噂はいろいろ聞いてたけど・・・予想通りと言いましょうか
予告で見たように ”恋する惑星”の焼き直し感や
今までの作品の残り香が漂う映画でありました

きっと王家衛・・・この映画では新しいことをせず
すっぱり割り切って 欧米向けの観客向けに 
”王家衛の世界とはこんなものだ”という シンプルで
わかりやすいお披露目的なものを
見せたかっただけだろうという気がする

なので 今まで王家衛の映画を見てきた人には 
特に新しい発見はないわけで・・・
ただ 場所がアジアからアメリカへ変わっただけ
キャストが東洋人から西洋人に変わっただけで・・・

濃そうで 贅沢なキャストを使いながら
意外にも ポップで(死語)スッキリとした印象を持つ 
”恋する惑星”や”天使の涙”あたりのモチーフを使ってという感じ

このあたり 西洋人キャストに変わっても
王家衛お得意の変人&自閉気味のキャラオンパレードで
英語を喋ってるのが 違和感を感じられるほど
あの独特の間合いを保ってたのは不思議

その音楽とも重なって 鼻炎の薬を飲んでた私は
ラスべガスのシーンとか・・・ 所々うとうとしてしまったくらい 
いろんな意味で 心地よい映画ではあったけど

だけど ただそれだけ・・・ 残るものはないかな?

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画面を見ながら ついつい思い浮かぶ 場面
カウンター越しの会話 これってまったくトニーとフェイじゃない?!
あの電車の早回し こんな電話をタケシはしてたよな~ 
そういえば タケシやミシェル・リーも掃除よくしてたよな
フェイもズタ袋ひきずってたよな~ 乱闘もあったね
カフェの外で佇んでたよなぁ~ お父さんも死んでたね 
と 思い浮かぶのは 彼の香港を舞台にした映画の断片ばかり・・・

男前なジュード・ロウ 
今回髪がフサフサで安心したけど(笑)
ラストのシーンは すっごくスウィートだったけど
余りにも雰囲気もん映画なので 演技者としては
物足りない いや楽勝な映画だったのでは?と思ったりする
知名度低くても 雰囲気もんを生かせる 
新しい人使った方が新鮮でよかったような気もしないでもない

そしてエキゾチックで 純朴そうな雰囲気漂う
ノラ・ジョーンズ 演技は初めてでも パフォーマーなので
ピッタリと映像や雰囲気に納まってるのはよかった
彼女の役は 主役であり傍観者 ナビゲーター的でも
あったのは意外 おとなしめだったかな~

場所がメンフィスに変わり 
デヴィッド・ストラザーンとレイチェル・ワイズのエピソードに移る
これは乾いた空気感の漂う いかにもアメリカ的なエピソードで
王家衛らしくないなぁ・・・と思いつつ見た

二人とも上手かったし 印象的だったけど テンション高くて
ギャーギャーわめく女は王家衛映画にはいらないな・・・
わめかなくとも 喋らなくとも その風情や後姿で
女心を表現できる 中華圏の女優が妙に懐かしく感じた瞬間

とか何とか言っても レイチェル・ワイズのフラッパーヘアや
クラシックでモダンな雰囲気漂うドレス姿はとても美しかった
あぁいう姿見てると 骨格違うよな~ 体の断面が
絶対東洋人とは違うはずだわと思うスタイリング
そして彼女の名前が スー・リンなのも思わせぶり

そしてこれまた思わせぶりなレスリーという
役名で登場した ナタリー・ポートマン
えらく大人になってたので ビックリしてしまった位
貫禄あるいい女っぷりでしたが この辺り居眠りこいて
しまったので その程度の感想でゴメンという感じ

見てて 映像も音楽も心地よい映画ではあったけど 
王家衛映画を見慣れてる人間には やっぱり物足りなさを感じた
最大公約数@欧米版より 本家見た方が絶対いいよな気がする

キャストも やっぱり東洋的静けさ&湿度がいいよな~
言わなくともわかるあの間合いは 東洋人キャストの方が表現力ある
あと 不思議ちゃんキャラの味わいも 色気も
こういう題材なら 東洋人キャストの方に軍配という感じがした

今日の映画 73点
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by acine | 2008-04-02 00:02 | Asia アジア映画 | Comments(12)
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どうも煮え切らなかった ”花様年華”のあと
”英雄”&”インファナル・アフェア”で 思い出したかのように
猛烈にトニー熱がぶり返し その頃から・・・
数年来 ずーっと見たかった映画  DVDにて鑑賞
トニーに加え チャン・チェンも出る

台湾の有名な絵本作家 幾米(ジミー)原作 
*ターンレフト ターンライトと同じ作者
そして王家衛製作総指揮 澤東電影公司が関わってると
いう点も すごく興味があった

物語は 香港・上海・台北 地下鉄がモチーフでつながっていて
大きく二つの物語が交錯しながら進む 
王家衛絡みにしては大変わかりやすい展開
キャストも同じくその3ケ所から召集 ここ最近の王家衛映画と広がり感は同じ

香港:結婚相談所を開くトニー・レオンと目の不自由な女性ミリアム・ヨンの物語
英語タイトルは きっとこの二人の場面から来てそう
ラム・シューやエリック・コッ、チャン・マンロッさん(合ってる?
天使の涙の武のお父さん役) まで出てます

上海+台北: あちこちに現れる道化役的なファン・チーウェイの差し金で
告白する間もなくフラれてしまったチャン・チェンが ひょんな手紙をきっかけに
上海に渡り ドン・ジェと出会う・・・という物語

クリスマス時期に公開だったので 
全編 そういうクリスマス&ほのかな暖かいムードに溢れてます
絵本が原作ということもあり 時々絵本風になるけど
見所はやっぱり役者の演技 キャストの心や手が触れ合うシーン 
コテコテ気味の香港 若干クールな台北や上海のシーンの空気感の違い
演技が安定してるキャストなので 安心して見れます

トニー・・・相変わらず若い 可愛いくて カッコいい!
3枚目に近い役もピッタリ ○が見えなくなって
八つ当たりするシーン面白い 演技としては余裕・・・の類でしょう
冒頭の子供にキツく当るシーンは”月夜の願い”を思い出した(笑)
あれから10年以上たってるのに トニーはそんなに変わらない気も

ミリアム・・・香港映画から少し離れ気味だった頃にデビューしたので
彼女の映画は初見 薄いようで濃い目の?顔立ち
庶民的で淡々とした雰囲気が この役にはよく合ってる

チャン・チェン・・・ナイーブさを秘めた台北から来た男
演技は確実で 映画俳優ならではのスケール感のある人
若いながらも渋めのカッコよさが光ってる クラシックな顔立ちの男前

ドン・ジェ・・・清楚な雰囲気が”2046”とはまた違っててよかった
若いけどこの人も演技上手い そしてべっぴんさん 

ファン・チーウェイ・・・台湾ドラマで見てたけど この人も男前
この映画では登場シーン少な目 この人も台湾の有望若手

というわけで 王家衛が絡んだファンタジー小作品 
ほのぼのとした恋物語 という感じでした 気張らず見れます
今日の映画 76点

トニー・レオン:2046 2046 ブエノスアイレス 摂氏零度 
          インファナル・アフェアⅢ 終極無間 ファイティングラブ ソウル攻略
チャン・チェン:2046 2046 ブエノスアイレス 摂氏零度 愛の神、エロス
ドン・ジェ:2046 2046

オマケ 地下鐵キャストによる
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by acine | 2006-09-26 07:51 | Hong Kong  香港映画 | Comments(10)
2005/06/23
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まだ20代後半だけど 繊細かつ存在感のある演技で
アジアの巨匠たちにも大人気の張震
派手でもなく クラシックな雰囲気の男前だけど
その演技力・存在感は 台湾いや中華圏の同年代の俳優ではダントツだと思う
映画の中で 光り輝くタイプ 若いけどすでにいぶし銀の香りさえする
明星ではなく 根っからの映画俳優 役者タイプ
個人的にはレスリー・チャンやトニー・レオンみたいにアート系・
芸術的要素の高い映画で カンヌ系の王座を狙えるタイプの人だと思う

ブエノスアイレスでのトニー・レオンと絡む少年っぽい初々しさ
その後 これからという時に兵役へ・・・
そして復帰作 グリーン・ディスティニーでのチャン・ツィイー相手のワイルドさ
2046では出演シーンがあまりにも少なくて涙ちょちょ切れたけど(怒)
あんなに少ない出番でも 某K氏よりよっぽど印象的だった
つい最近私も書いた感想 愛の神、エロス では
渋い大人の色気がぐっと出てきました 20代後半でこの色気!↑写真
2046のうっぷん晴らしをしてくれて嬉しい!
※あと張震の映画では カップルズも見てるけど 今イチ記憶になし
デビュー作 牛古嶺街少年殺人事件 はずっと気になってるけど見れてない

kazuponさんち の 愛の神、エロスの記事で 気になるクリップを発見!
自らバンドもされてて 映画&音楽好きなkazuponさんのアンテナに感謝
DJ ShadowというDJアーティストの"Six Days"という曲だそうで
監督:王家衛 主演*張震 スタイリッシュでセンスいいビデオクリップ

kazuponさんがそのクリップの見方をコメントに書いてくださったのでご紹介
DJ shadow のサイトより サイト内の左側でぐるぐる回ってる
Media Playerって文字を捕まえて(笑) 上のAudioとVideoのVideoをクリック!
上から三つ目が"Six Days"です
※記事UP当時と変わってるみたいなので 根気のある方は探してみてください

張震は刺青師を演じてて すごくカッコいいです
映像も王家衛好きにはたまらない世界ですよ~絶対
私は盲目的に王家衛の映像が好きなのでたまらない! 
2046のカリーナとのシーンを思い出させるパートもあり
王家衛にしては珍しくちょっとカンフーシーンもある
〈王家衛のカンフー映画見てみたい気もする スタイリッシュに違いない!)
張震もロン毛(私は張震はロン毛のほうが絶対いいと思う)で
セクシーですごくカッコいい
気になる方はkazuponさんちへ行ってみてください
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by acine | 2005-09-21 21:15 | cosa cinema シネマごと | Comments(2)
2005/06/21
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王家衛 スティーヴン・ソダーバーグ ミケランジェロ・アントニオーニ 
カンヌを制した3人の監督の各々のアプローチが見れるオムニバス

結論から・・・
やはり王家衛の描く世界は素晴らしいということ!
今回のテーマをよく理解して 描いてるのは彼のパート
ひいき目じゃなく アプローチが一番正しく的確
裸 絡みはなくとも 表現できる ここまで描けるという見本
ソダーバーグはまだいいとして 
ラストのアントニオーニの時代錯誤な表現とは大きな差
あの内容には正直辟易したし 理解不可能 
王家衛は欧米の監督とは まったく違うアプローチ
東洋人にはやっぱり彼の世界が一番しっくりくる

コン・リー演じる娼婦とチャン・チェン演じる仕立て屋のストーリー
役者の表情 手の動き 美しい衣装・アクセサリー
雨の音 裸電球 階段 廊下 ドア
電話でしゃべる人 盗み聞き レトロな音楽
王家衛映画でお馴染みのモチーフが並ぶ
花様年華 2046でも見とれてしまった
レトロモダンなチャイナドレスがこれまたため息が出るくらい美しい
カエターノ・ヴェローゾのテーマ曲もとにかく美しい

この映画もまた 欲望の翼 花様年華 2046 の写し鏡
この3作のサイドストーリー
これらの映画の隣の部屋で同時期にあった出来事でもおかしくない 

コン・リーはさすがの存在感 
2046では老けてたけど こちらでは色気が滲み出る大人の女
姿は写らず声だけのシーンもすごく色っぽい
チャン・チェンは年齢差のある年下の男
これまた20代後半とは思えない大人の色気
その様は 最初は欲望の翼のレスリー
その後は 2046のトニーに並ぶダンディ&セクシーさ
大女優コン・リーを相手に回し これまた素晴らしい
二人の表情 体つき 手 声 だけで充分ストーリーが成り立っている

正直 後の2作はいらないから
王家衛のこの短編を3回繰り返して見せてくれた方が
個人的にはよかったなぁ
やっぱり王家衛の世界 たまらなく好きというのを実感

2046は広東語・北京語(日本語まで)が混在していたけど
今回はコン・リー(中国) チャン・チェン(台湾)ということで
王家衛映画でオール北京語 
そういう時代になってきているのかもしれない

今日の映画 王家衛のパート:90点  全体:50点 
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by acine | 2005-09-21 21:14 | Asia アジア映画 | Comments(2)
2004/11/23
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映像と音楽が密接に関わってる王家衛映画
今回は特にキャラクター別にテーマ曲のような
割り振りがあるので
余計曲を聞くとシーンがぱっと目に浮かぶ


今までは
”夢のカリフォルニア”を聞くと ”恋する惑星”のケチャップ持って踊るフェイ
”Cucurrucucu Paloma”を聞くと ”ブエノスアイレス”のイグアスの滝のシーン
※これはアルモドバルのトーク・トゥ・ハーでも印象的だったけど

今回は
”The Chirstmas Song” トニー
”Siboney” チャン・ツィイー
”Casta diva” フェイ
”Perfidia” カリーナ
とますます印象的

ラテン~オペラまで見事に料理
映像と音楽のシンクロ度が今回はますます高い
いい映画にいい音楽は必要不可欠

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今週でおしまいの2046
もう1回見たいなぁ・・・

これはおフランス版ポスター
なかなか綺麗な色合い
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by acine | 2005-09-21 20:50 | Hong Kong  香港映画 | Comments(0)

2046   2度目の余韻

2004/11/3
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本当はお酒一杯ひっかけて見たい映画なんだけどな・・・
と思いつつ、エスプレッソ飲んでシラフのレイトショー
まだストーリーが全てわかったわけじゃないけど
余韻がまたまた今回も尾を引く・・・

それにしてもトニーの男の色気炸裂にはもうもう降参するしかない
一緒に行った友人達も異口同音 これは参らないほうがおかしいよ
”花様年華”のうじうじしたチャウさんは一体どこへ行ったのか?!

ナット・キング・コールのクリスマス・ソングが
頭の中をグルグル回ってるし、ほとほと重症だ・・・

チャン・ツィイーは最初の印象通り、色っぽく気が強くていじらしい
彼女にはこんな役が一番ぴったりなのかもしれない

前回はそんなに気がつかなかったけど
フェイ・ウォンの台詞のないシーンの全身での
表現の豊かさには感心
彼女を写してるだけでストーリーが語られる

そう 俳優ってものは台詞のないところでも
全身だけでなく、唇、指、手、足、背中・・・
体の一部だけでも演技ができるものなのよね
台詞のないシーンでもドキドキして見てしまう
今回はそんなパーツ演技にも惚れ惚れする 

王家衛の映画に出るには、俳優も生半可じゃ絶対無理
彼の映画は見る人にもボーダーラインをハッキリ引くけど
俳優のレベルにも相当高いボーダーラインが引かれる
ついていけないと全く浮いてしまう・・・ということに

そしてタバコの煙がいつもながらなーんて綺麗なこと
それを吸う女優陣のシーンにまた惚れ惚れ
見るとまた見たくなってしまう

余韻が溢れる映画
五感に身をまかせるだけ・・・
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by acine | 2005-09-21 20:48 | Hong Kong  香港映画 | Comments(2)
2004/10/31
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夜中に急に欲しくなってネット買いしたDVD

”ブエノスアイレス”に使われなかったシーン・ストーリーが
納められているドキュメント
このスチールってこんな風に撮ってたんだと思ったり・・・
初めて見る映像ばかりで新鮮

そこでは監督も交えての二人のタンゴのレッスン風景
スペイン語を練習するトニー・レオン
本当は行間にはさまれていたらしいトニーとレスリーのストーリーや
南米大陸最南端のウスワイアを訪ねるチャン・チェン
全てカットされてしまったシャーリー・クワンなどの映像が・・・
あの枯れたような風情があるトニーの部屋のシーン
中華料理屋のシーン、イグアスの滝のシーン
ブエノスアイレスの街の風景も次々と現れる

これはまた本編も見たくなってきた・・・!
この中でのレスリーは今まで通りのレスリーだし・・・

実際は99年作品なのに、何故今頃?
中華圏ではもちろん、ヨーロッパでも去年発売されていたらしいのに
ウォン・カーウァイ、トニー・レオンのインタビュー
スタッフによる撮影現場訪問なども織り交ぜて
耳にすっかり馴染んでいるピアソラやカエターノ・ヴェローゾの曲を
バックにしての映像は心地良い・・・

2046は素晴らしいんだけど、唯一の違和感を残してるので
ここまで酔える作品にはならなかった・・・
ウォン・カーウァイだったら、お蔵入りフイルム・シーンが一杯のはず
2046も酔える面々だけで別ヴァージョン作って欲しいな 

それにしてもウォン・カーウァイの映画の登場人物は
いつも皆何らかの理由で彷徨っている・・・
人間って本当にそんなもん・・・
だけどこの人たちは絵になりすぎる 
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by acine | 2005-09-21 20:47 | Hong Kong  香港映画 | Comments(2)
2004/10/28

2046 は 花様年華 の続編と思われていたけれど
よく思い返すと 欲望の翼の続編の方が正しいかもしれない 
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この2作は実はすごくつながってる部分が多い
2046 には 主役だったレスリーの影もあちこちに見え隠れしてる
亜熱帯のようなけだるい熱っぽさ、そして突き放したような哀しさ
その雰囲気はそのまま2046に引き継がれている
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今、花様年華を見直しているけど
この2人はいじらしいほど自らを抑えている
その反動が一気に トニーとチャン・ツィイーに置き換わって
2046 で情熱が爆発した感じがする
この2作も 静と動 の違いだけ 

この3作はまるで合わせ鏡のよう

これから見られる方、時間があればこの2作も押えておくか
見直しておいたら ベストかもしれない

王家衛&梁朝偉 勝手に強化月間にします!
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by acine | 2005-09-21 20:46 | Hong Kong  香港映画 | Comments(2)