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簡単に覚え書き 映画メモ 美しすぎだろ リリーちゃん


by acine
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ドイツとトルコを舞台にした 
ヒューマンドラマでありロードムーヴィ
詳しく:シネマ・トゥデイ

ドイツで暮らす トルコ移民の年金暮らしの父親と 大学教授の息子

トルコにいる大学生の娘へ ドイツで娼婦として働きながら
娘へ学費を送金する トルコ人の母親 
そんな娘は 実は反政府運動をしている

そんなトルコの大学生の娘と知り合う ドイツ人の母親と娘

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3組の親子が 知らず知らずのうちに行き交い 関わりを持ち 
その糸が最悪の方向へ向かったり 救いがあったり・・・ 

ドイツでのトルコ人 移民の立場
そんなトルコ人や移民へのドイツ人の視線
故郷へ帰るトルコ人・・・

人間ドラマであり ロード・ムーヴィー
なんとなく バベルや アモーレス・ペロス を思い出す感じ 

生きるというのは 本当に簡単ではない・・・
そして こんな風に2ヶ国を股にかけて 生活していると
これまた 衣食住すべて同じ国で過ごしている人間とは
視線も考え方も変わってくる・・・

だけど 何人であろうと 人間の生き方は同じ
悩みも問題もない人生なんてない・・・

そんな風に まったく自分と違う環境にある人たちとの違い 
そして 人間として変わらない共通性も感じながら 
映画を傍観し 入り込む・・・ そんな感じの映画・・・

各キャスト それぞれが印象的だった

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娼婦を囲ったがいいが どうしようもない老父
そんな父から当然ながら離れる 思慮深い息子

お互いを思うけれど 運命の歯車が狂ってしまう 母と娘
心は売らないという 強い視線は共通の二人

そして トルコ人の女友達を何としてでも救いたいドイツ娘
そんな娘についていけない保守的な母親

悲劇的な事件の中にも救いはある・・・

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詳しく説明はなかったけど あの母親は 
トルコ娘が 直接自分の娘の事件に 関わっていたと知ってたら
(それか知ってなのか?) いくら娘の希望だったからといって
あそこまで寛大になれただろうか・・・?

あと あそこまで 見事に3組の親子が 普通絡むだろうか?

その辺り よくも悪くも映画的な 強引なねじ伏せ方だったかもしれない

エンディング・・・ 浜辺に座る息子

父はどうなったんだろう? 帰ってきたんだろうか?
正直言うと あんな親父はもう帰って来なくてもいいんじゃない?と
思ったけど 曖昧なままで終わったのが 気になった

今日の映画:74点

それにしても イスタンブール 
やっぱり とても雰囲気のある街だなぁ・・・
長年 一度行ってみたい 私の憧れの街! 

見終わったあと 知ったけど 
クロッシング・ザ・ブリッジと同じ監督だったんだ!
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by acine | 2009-03-22 22:43 | Alemania ドイツ映画 
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初老を迎えようかという 男二人の友情物語
なんとも 瑞々しく そして現実的で 
爽やかな余韻が残る いい映画だった!

フランスの美しい自然や庭を舞台に人間も自然
40年ぶりに出会う 小学校の同級生二人

家業の薬局をつがず パリで画家をしている男に ダニエル・オートウィユ
国鉄の仕事から身を引き つつましく地元で暮らし
画家の家の庭師となる男に ジャン・ピエール・ダルッサン
詳しく:映画の森

おフランス映画なので 男だろうが 
そんな年であろうが 喋る!喋る!

ま それはいつものことなので 驚かないけど(笑)
二人の男優の息がピッタリなせいか
この映画でのお喋りはなんとも心地いい
そして 時折考えさせられる・・・

いくらか感じる 40年間の空白・・・
空白の期間の地位やライフスタイルの違い・・・
そんなものをものともせず 徐々にお互い影響をし合う二人
こんな歳で こんな友達に再び出会えたら 最高だろうなぁ・・・
と思わせる 男二人のお互いを思い合う
損得なしのシンプルな友情がとても心地いい

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片や経済力がある程度ある家に育ち
画家となり 花のパリで暮らしているが
妻と別居中 娘ともどうも上手くいかない男

そして 暑い日も寒い日も 線路に砂利を敷き
早めに仕事から身を引き 娘一家の心配をしながら
つつましく妻と仲良く暮らす 今はパートタイム庭師の男

私はダニエル・オートウィユは大好きな俳優だけど
今回は出だしのいかにもなんちゃってピアノ演技
(しかもジャズ系)や 絵筆を握る画家というのは 
ちょっとミスキャストじゃない?(かえって庭師の彼の方が
どちらかというとアーティストっぽい風貌)と 思ったりしたけど 

見ていくうちに 画家という役が ちゃんと馴染んでゆき
ブルーカラーで慎ましく暮らす友からの影響を受けてゆき
行き詰っていた妻や娘との関係も好転し 
気がつけば とても微笑ましく彼を見ていた私・・・

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そして 同級生の庭師は ひょうひょうとしながら 
慎ましく真面目に身の丈で生活し 決して 都会帰りの画家の
悪い習癖には迎合しないその潔さ そして語られる奥さんの話・・・

一見つまらなく見えるかもしれない彼の生活は
地味だけど とても地に足がついていて 何もかも見ているだろう 
パリ帰りの画家に 段々と影響を与えていく

笑顔をたやさず 真面目でも ユーモアもあり
身の丈で暮らす彼には 小さな幸せをちゃんと幸せと感じる能力がある

そんな慎ましい庭師を演じたのが ジャン・ピエール・ダルッサン
サン・ジャックへの道では アル中の情けない男だったけれど(笑)
この映画の庭師役は本当に素晴らしかった!
そのまま その庭師が現実に存在してるかのようで・・・

エンディング間際の

体調が悪いのに 自分の菜園で野菜を世話する庭師
持参のラジカセから モーツアルトの曲が流れるなか・・・


”菜園が人生だ” 


この台詞には 涙しました

菜園・・・という言葉に こんなに心動かされるとは!


誠実でとてもよい映画でした

美しい田舎(自然)の中で 
まるで少年のようにキラキラとした おフランスのオヤジ二人の
友情が微笑ましくうらやましかったです

こんな小作品があるから ヨーロッパ映画は凄いよね 
おフランス映画だっていいよね・・・となる

こんな味わいはハリウッド映画なんかじゃ 絶対味わえないもんねぇ

今日の映画:81点
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by acine | 2009-02-03 23:36 | Francia フランス映画
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17世紀のスペインを舞台にした 冒険小説の映画化
と言っても この映画の主人公の剣士アラトリステは
小説には出てこない 架空の人物らしい・・・
詳しく:CinamaCafe.net

で その主人公アラトリステを演じるのが ヴィゴ・モーテンセン 
実は今まで縁がなくて 今回が初見です
名前からして 何でスペイン映画の主役を?!と思っていたら
子供時代にアルゼンチンやベネズエラで育ったから 
スペイン語もOKだったんですね~ これは単純にうらやましい!

結論から言うと 感動!というタイプの映画ではなく
割と淡々としていながらも シリアスでも 退屈しない作りで
400年前のスペインがプンプンと漂う映画

冒険活劇というより 無敵艦隊スペインから 
斜陽の国へと落ちぶれつつあった この時代に生きた男たちの生き様 
不条理な目にも合いながら 誇りを持っての戦いを描いた映画

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血中男度が高い連中ばかりで 情けなくも 勇ましく
その生き様や 戦う様には惚れ惚れしました

そして王家の下に生きることとは・・・
そして その時代に生きた女たちを 真面目に描いた 
スペインらしい光と影 シリアスながらも 
スペイン映画らしい 濃厚な空気が漂う映画でした

ヴィゴはスペイン語もお見事で (でも たたみかけるような
スペインのスペイン語という感じでもないかな~?)
演技者としても及第点だったと思うけど・・・

残念ながら 当時のスペイン風の衣装を着ていても
ヴィゴは見るからに 北方系の空気感 肌の質感 
肌の薄さを感じるひんやりとしたルックスで
ラテンの男たちの濃厚な空気感 肌の質感とは
やっぱり違っているのは 残念だな~と・・・

この年代のスペインもしくはスペイン系の人で演じることが
出来る人がいれば その方が自然だったような気がします

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そして 個人的には スペインの男前 
エドゥアルド・ノリエガが 出るのが楽しみでしたが 
貴族風ロン毛や衣装 彼のスペイン的濃くて甘いルックスが 
ヴィゴの北方的ルックスの物足りなさを補ってくれました(笑)
しかし 残念ながら 主人公はヴィゴ@アラトリステ
もう10歳 エドゥが歳取ってたら 十分演じられたのにね!

そして スペイン映画やラテン映画系で 最近やたらと目にする
若きエスパニョール アラトリステの養子役のウナクス・ウガルデ 
薄味だな~と思ってましたが 今回はなかなかよかったと思う 
どうもイギリスの若手 ジム・スタージェスと イメージがカブる気が・・・

出ただけで 気持ち悪いけど可愛げのあるカマラくん
あのハビエル・カマラも出てるし ”パンズ・ラビリンス”の薄幸な母親役の
アリアドナ・ヒルも 薄めのルックスながら 今回はとても印象的だったし
情熱を秘めいつもペロンと脱いでる印象のあるエレナ・アナヤ 
そして ここでも清楚なピラール・ロペス・デ・アジャラ・・・

各人 適材適所で的確な演技をしている 
スペインの役者は よい意味でとっても手堅く上手いと思う

ストーリーは いくらかのなかなか上手くいかない色恋沙汰を含んでも
淡々と シリアスに進むので 普通に見たら退屈しそうなものだけど
今回 印象的だったのが・・・

中世そのまんまのスペインの町並みを贅沢に使っていること
そして シーン シーンの 陰影のある映像が 
まるで スペイン絵画のようで 本当に美しかった
台詞にもあったけど ベラスケスが宮廷画家だった
時代らしいけど まさにベラスケスの絵のような感じ

そして 重装備からかけ離れた姿で 
自分たちの国のために男たちが戦う姿
”エスパーニャ!”と叫び 散っていくエンディング
小汚かろうが 年寄りだろうが 大変格好よかったです
そして 静かだけども感情が迸るスペイン女たち

やっぱり スペイン映画の この濃密な空気感 
陰影がたまらないな~と思うので ヴィゴのルックスが 
この映画に本当にフィットしてたのかどうかは疑問
だけども 真面目に作った地味ながらよい映画だと思います

監督アグスティン・ディアス・ヤネスの映画は
ウエルカム!ヘブンを見たことあるけど 今回はまったく違う作風
 ↑もユニークでなかなか面白い映画です

スペイン映画かヴィゴのファンであれば満足できると思う
私はやはりクールな北方系ルックスは苦手かな・・・

今日の映画:79点
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by acine | 2009-01-25 23:21 | España  スペイン映画
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公開された時 ちらっと気になってたんだけど
丁度TVでやっていたので これは見てみよう・・・!で

鈴木由美子の日本の漫画が原作とかで(読んだことはなし)
まさに少女漫画的世界が そのまんま映画の中へ広がっていて 
気楽に見るには (けど乙女心が切ない) なかなか面白かったです
詳しく:eiga.com

鈴木由美子ってどこかで聞いたなぁ・・・と思えば
白鳥麗子の人だったのね~!(ずいぶん前に読んだ・笑)

全身整形したあとのキム・アジュン演じるカンナ(ジェニー)は 
凄くスタイルよくて ちょっとビビアン・スー似の可愛い子だったけど
しかし 題材通り どこか○工的な香りもなきにしもあらず

整形前のおデブのカンナは ゴーストシンガーをしながら
父親の医療費捻出のため テレクラで働き 日陰の存在だけど 
女の子らしくて凄く可愛かったと思ったのは 私だけかしらん? 
このおデブ時代も同じ女優が演じてるらしい

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そして 歌も本当に彼女が歌ってるそうで これも上手かった
しかし 整形後のカンナ(ジェニー)は いつもでもどこでも
ボディコンなのが笑えた (そういう時代の話なのかな?
この辺が鈴木由美子!) ナチュラル美人という売り出し方なのにね(笑)

日本で公開される同映画では おデブ時代はアニメらしく
それじゃあ面白さが半減するんでは?と思うし
映画にする意味がないと思ったりして・・・
バカバカしくても 肉襦袢を着て演技をする
韓国映画や香港映画 その役者たちはエラい!と思う

久しぶりに見た韓国映画で
感情の出し方が また日本映画や中華圏映画とは 微妙に違うけど 
同じ東洋人ということで 違和感ない題材で
気楽に見るには 面白い1作でした

今日の映画:77点
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by acine | 2009-01-25 22:37 | Corea  韓国映画
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フランスのノルマンディーの街が舞台

昔はディスコキングだったものの
今はしがない40男の人生再生をかけた 
ディスココンテストに挑戦!という 
おフランスディスコ版 フル・モンティという感じの映画!
詳しく:シネマトウディ

気楽に見るにはもってこいのB級くささがプンプン漂う
○ホらしくも楽しい お気楽映画でした

過去の栄光に再び挑戦する かなりくたびれた40男3人組
そして 彼らの前に現れた バレエ教師の(!)エマニュエル・ベアール
ディスコのオーナーにはジェラール・ドパルデューという
B級くささ漂いまくる映画なのに 妙にキャストが豪華という不思議な映画

主人公ディディエの軽薄だけど憎めない 笑顔とその瞳
そして 時代遅れと今時の若者に称されても 自信満々なそのダンス!
身分不相応をもろともせず 天下のエマニュエル・ベアールにも
アタックするわ・・・の ちょっと老けてる40男 

実際 演じてるフランク・デュボスクは 踊れるコメディアンだそうで
実年齢が40代半ばと知り納得 日本人的感覚では
あれで40歳とは老けすぎだもんな~(笑)

しかしこのディディエのやることなすこと
人生知らない10代の少年のようで その幼稚さと
いい意味での無垢さが ○ホらしくも 妙に可愛かったり
これじゃ息子を連れて 奥さんに去られるはずだと(笑)
そして 彼と同居する 香港か大阪のお母ちゃんのような
口が達者な母親もキョーレツでおかしい

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そして ジーコそっくりな背の低いヌヌと
港で働くガタイのよいウォルター 情けなくも ディディエといいコンビで
ラメのジャケットやビニールのジャンプスーツを着て 踊れば
時代遅れのダンスだろうが 愛の風車だろうが 
ちゃーんと 絵になるところがよい(笑)

そして この映画の主役と言ってもいい 曲の数々!
もうベタすぎる位 ベタなんだけど このセレクトが
この映画には 妙に合っていて 曲が始まる度に 
こっちまでワクワク! 楽しくってたまらない!

冒頭の ボニーMの”サニー”から 大ウケ!
(シンチーのミラクル7号を思い出したから(笑))
そして 果ては ”カンフー・ファイティング” 
(これは 同じくシンチーのカンフーハッスルでお馴染みね)

B級おフランスディスコ映画と シンチーの映画の曲が
妙にシンクロしてるところに 妙に感心!
シンチーの選曲センスは おフランス映画と共通なんだと!

EW&F、ビージーズ etc・・・ もうベタすぎる音楽に拍手喝さい!
コンテストの決勝の曲・・・何だろう? とワクワクしてたら
この曲で来るか~! 予定調和なんだけど これまたワクワクしました!

この曲で踊る3人の40男! 最高にカッコよかった~!!!
このシーン 見るだけでも この映画見る価値あり!

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こういうユルユルな○バカな映画だけど
エマニュエル・ベアールは 相変わらずコケティッシュで
凄く可愛かった 老けが早い欧米人女優では 
驚異のアラフォーだと思う そばかす一杯でスッピンっぽかったけど 
こんな魅力的なこの年代の人はなかなかいないと思う
彼女の雰囲気にピッタリな服のスタイリングも凄く素敵だった

みんなとことん我が道 いつも暴走なのは 
フランス映画ではありがちだけど さほどガンガン論戦しまくらないし 
ユルユルな空気が流れ ユルユル気味のダンスで俺たち勝負!な 
こんなお気楽おフランス映画もたまにはよいでしょう!

なーんとなく 香港映画とどこか通じるものを感じた映画
でもありました(笑)   Viva! 大人気なさ! という感じ

今日の映画:78点 
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by acine | 2009-01-04 20:53 | Francia フランス映画
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今年のハビちゃん映画3本目

妙にクセになる ハビエル・バルデム
怪優でありながら ずしっとしたオーソドックスさも
併せ持つ 器のデカいエスパニョール

ノーベル賞作家 ガルシア=マルケスの原作を映画化したこの作品
詳しく:東京美術通信

南米コロンビアが舞台のこの映画
キャストたちも スペイン人、イタリア人、ブラジル人、ヒスパニック系アメリカ人
など せっかくラテン系の人で固めているのに 言語は英語
看板や人の名前もそうだし 周りの人たちはスペイン語喋ってるのに
そこだけはまるで異空間のように英語が喋られる・・・

なんともコロニアルな街並みや パティオのある家が舞台なのに 
やっぱり興ざめ スクリーンを眺めては これがスペイン語だったらなぁ・・・
という感は中盤まで否めず こういうラテンな世界に英語は似合わない

この映画 主人公 フロレンティーノは 
青年時代は ハビエルと違う俳優が演じていて 
片やヒロインのフェルミーナは 同じ女優が生涯を演じるので
二人が登場する ?! 一体この間 何年くらいたったのか?
時間軸がかなりわかりにくい というか 
もう少しちゃんと設定しません?!という感じ

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片方はえらい老けてるけど こっちはそうでもない・・・?!
老け演技も 向いてる人あり(ハビエル) 
向いてない人あり (ヒロイン) だったり
そのあたりのバランス感覚が かなり気になる映画でもあった

そんな中 ヒロインの父親に引き離され
50年間も思い続けるのはいいけど どうもマザコン
そして その失恋の治療と称し 片っ端から女と関係を持ち続け
それを日記につけるかなり痛く悲しい男のフロレンティーノ

なんで ヒロインはこんな男がよかったのかしらん?と思わせる
今イチインパクトの薄い 恋する青年時代の役者から
???一体何年たったの? 一体彼に何があったのか?と思わす 
インパクト大 若年寄なハビに変わってからは 
シーンによっては これって何の映画だっけ?と思いたくなる位 
その独特な濃さと静けさと情けなさで 場面をかっさらうハビ

その類猿人のようなルックスでありながら
その気持ち悪さと紙一重の崇高な静けさを纏う様はやっぱり見事
何で こんなゴリラ男に引っかかる女が山のようにいるのかしら?!と
不思議に思いつつ 単に見た目だけではない奥深さに女たちは
惹かれるんだろうか~? なーんて思ったり ハビの威力は絶大でした

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しかし まだ四十路前でこの貫禄の老けメイク&演技
それも なんかこう情けない爺さんなんだけど 
その老いらくの爺さん演技がこれまた上手いんだわ~ 
何をやらせても上手いハビ氏なのであった
しかし そろそろスペイン語の映画に出てほしい

ヒロインは全ての年代を演じるということで 
その肌の張りはちょっと無理じゃない?という部分があったり
逆にいかにも老けメイク・・・という部分も目について
ちょっと損な役どころだったけど 綺麗かどうかというと微妙かも?
演じるジョヴァンナ・メッツォジョルノは 凛として個性的なルックスの人だった

そして チョイ悪風ルックスのヒロインの旦那のドクター 
ベンジャミン・プラット なかなかカッコよかった
そして野卑なヒロインの父親に ジョン・レグイザモ
息子思いの母 フェルナンダ・モンテネグロは さすがの上手さ
ヒロインのいとこに いかにもラテンなカタリーナ・サンディノ・モレノ

なかなか芸達者なキャスト陣の中でのストーリー
小説で読んだ方が もっとグっとくるのかもしれないけれど
この独特な空気感も悪くはなかった

だけど あれこれ お膳立てしすぎ 見せすぎな部分も
ちょっと目についたし *終盤も見せすぎ デリカシーなさすぎ
これがスペイン語の映画だったら もっと風情も陰影も
あったのにな~と いう感じはしました 
英語はこの映画の空気感にどうも合ってませんでした
しかも キャスト陣 かなりクセのある英語喋ってたし・・・

今日の映画:75点

そうそう 一瞬ビョーク?と思わせる独特な歌声は
なんとシャキーラでした こんな歌も歌えるんだなぁ・・・
音楽もなかなか良かったです
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by acine | 2008-11-05 00:33 | Estados Unidos 米映画
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けっこうこれもこじつけの日本タイトル
ナニーズ・ダイアリーズでいいじゃないの?!

何を隠そう (別に隠していないけど・笑) 
私はスカーレット・ヨハンソンは大好き!
よって見ないわけにはいきませぬ・・・

クセありスカーレットが珍しく クセのないナニー(子守)役に挑戦
子供も出るものの あくまでも主役はスカーレットなので ご安心
詳しく:シネマスクランブル

珍しくブルネットで フツーの娘アニーを演じるスカーレットは文句なしに可愛い!
不条理なセレブ家庭の勝手な言い分にも負けず 文句もさほど言わず
何故にアナタがここまで我慢をするの?と 
心配までしてあげたくなるくらい けっこう健気な今回のアニー役

決して造形的に美形というわけではないけれど 何ともコケティッシュで魅力的!
そして 珍しく地味めなオーソドックスな服に身を包んでるものの
あのムチムチプリンプリンな体は隠せないところはご愛嬌!

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そして そんな彼女の雇い主のミセスXはローラ・リニー
イカとクジラ同様 これまた嫌な母親役が上手い 決して子守の名前を呼ばず
ナニーとしか呼ばない上っ面女 綺麗な格好してても
そのタカビーな奥様ぶりと 夫と上手くいかない哀しさが
余計ナニーに向かう様は あ~嫌な女!!!と印象を植え付ける

印象的だったのは 定期的に行われるナニーとの問題を話すセミナー
着飾った妻たちと 呼び入れられて壁際に立つ ヒスパニックや
東洋系のナニーたち 凄い差別よね? 
セレブだか何だか知らないけど アンタたち何様?!と 
アッパークラスの奥方たちに これまたおぞましさを感じる一幕も・・・ 
まったく○ホな集りだ・・・

チャリティーだ 旦那の仕事絡みのなんだとか フランス語を
習ってるんだから フランス料理を食べさせろとか
お目当ての学校に入れないのは ナニーのせいだとか
極めつけは人権無視の ○ニ○カメラ!
 
全く上っ面だけの面倒くさそうな世界で 疲れそうですね
アッパーな世界は・・・ 旦那は金ヅル 子供はアクセサリーだしで

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そして 最初は悪態をつきつつも 本音でぶつかるアニーに
段々と心を開き仲良くなる ミセスXの息子
パパがいい ママがいい アニーがいい 強がっていても
子供は大人以上に敏感でよく見ているもんよね

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そして同じマンションのアッパークラスのハーバード大生のクリス・エヴァンス
この人 今回ものすごくアメリカン~なフンイキで
今回は凄く可愛くて この人こんなに可愛かったっけ?!と驚きました
かなりのスウィートぶりでした スカーレットとも相性がよかったな~

そして 友人役の アリシア・キーズ 凄くフンイキがあって綺麗で
タダモンじゃないな~という匂いが いい意味でプンプン
彼女の着てる服はいつも凄く素敵だった 着せられてる感はまったくなし

結局は 自分の売りが見つからない ニートになりかけた若い娘が
ナニー経験を生かして 次のステップへ進めそう!
男前のBFも見つかったしね!という いかにも~なお話なんだけど
なかなか楽しく気持ちよく見れました 音楽も楽しかったし!

少なくとも P.S.のあざとさはなかった
あぁいうあざとさが嫌いな人には こっちの方が印象いいと思う
単にスカーレットとヒラリーの差かもしれない
そりゃ スカーレットの方がいいに決まってる!

今日の映画:82点

ブーリン家ももうすぐ!
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by acine | 2008-10-22 22:55 | Estados Unidos 米映画
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男顔のヒラリー・スワンクが相手でも
ジェラルド・バトラーが出るなら見ないとね~!
 (ちなみに↑のポスターは可愛すぎです・・・JARO)

”マディソン郡の橋”の脚本家と ”プラダを着た悪魔”のスタッフが
関わっていて しかもいかにも女性ウケを狙ったあの宣伝方法
うさんくささがプンプン漂ってそうで そんな簡単に騙されるもんか~と
用心して見始めたんですが・・・ 詳しく:シネマ・トゥデイ

冒頭から 二人の大喧嘩から始まる・・・

やっぱりどう見ても男顔のヒラリー 
口が立つ!立つ! 子憎たらしいくらいに・・・! 
男より男らしい顔で 攻撃的で 情緒もなくて
まったく可愛げも○ソもない 私が男だったら 
こんな女 絶対嫁にはいらんわ~!と 
思いながら そのバトルに かなりウンザリ

そして 大らかでノーテンキな夫 ジェリーは こんな妻でも 
ゾッコンのようらしい・・・ 心が大きいな~体同様と思う(笑)
こっちはヒラリーと反して こんな旦那は誰でももらいたい!と思うタイプだ

ウンザリ気味のこのバトルだけど 
意外とこれがインパクト大で つかみは意外とOK! 

しかしご存知の通り ジェリーが死んだ後に急展開・・・
いくら男顔でも 立ち直れないホリーに 
死んだはずのジェリーから 手紙が届く・・・という物語

もっともっとあざといか・・・と思っていたら
意外とすんなりと見れたのは予想外

ちょっとクセありの友人達に 八代亜紀を思い出すリサ・クドロウ
彼女の会う男ごとに ”あなたは独身?ゲイ?仕事は?” の問いかけ 
けっこう笑えたりして(笑) ちょっとボテがついたかジーナ・ガーション 
そしてホリー母にキャシー・ベイツ

意外なところで ハリー・コニック・Jrも出ていた
この人 もっとハンサムなイメージがあったんだけど 
歳とったせいか サイコ映画に出てもおかしくないような 
ゴツめの個性的なルックスだったと思いません?

ただ 皆いい人ばかりなのは いかにも・・・という感じで面白みがない

思ったより すんなりと見れたものの 
どうやって病床で手紙やあれこれを手配したのか?とか
そんな状態で そんなことまで出来ないだろう・・・?とか
手紙もらったからと言って そのまんまに行動して
そんな簡単に喪失感なんてなくなるもんではない・・・とか

その中でも一番気になったのは・・・

男顔のホリー 何でいつもこんなコンサバ系の服なのか?!
なぜに?のカチューシャや アイルランドへ着いた時の
白いベレーにコサージュは 素人のくせにやりすぎで 
アナタ何者?だし 細い割に胸がしっかりあるので 
胸元が深い服が多かったり 寒そうなアイルランドの夜でさえ!

この人の男っぽさをカムフラージュするには 
こんなお嬢系コンサバ+得意の胸元で中和するしかなかったのか?
お洒落も過ぎると 余計わざとらしい・・・となる典型でした
さりげなくても 胸はなくとも 女らしい&お洒落なフンイキは
ちゃーんと出せるものなのに・・・ 
丁寧すぎるスタイリングがかえって命取りという感じでした 

演じるヒラリーは とてもスタイルいいので 
それなりにどれも着こなしてるんだけど 着せられました感も否めず
問題は あの服たちが 彼女の個性に合っているかどうかというと???
もっと シンプルでサラっとした服の方が似合うんじゃないかな?
あのコンサバで 可愛い系小物は ヒラリーとは相性が悪い

これは根本のキャスティングにも言えるけど
ジェリーの彼女への愛情が溢れてるのはよくわかるけど
どうも彼女は恋する女ではないんだな~ 
もっと女らしい女優や可愛げのある女優がヒロインの方が 
いちいち男顔!とか あぁ怖い顔・・・とか 気にせずに見れたかも

ジェラルド・バトラーは 絶対女性ウケすると思うけど
ヒラリーは女性ウケするかどうかというとかなり謎 
いや あんまりウケないタイプではないかしらん? 
しかもこんな役はね 単に私が好みではないだけかもしれないけど!
役にはやっぱり向き不向きってもんがありません?

こういう題材だと もっと情緒も必要 弱さも必要
そしてカラっとした明るさも 必要だと思うんだけど 
その肝心な部分が どうもヒラリーには欠けてるんだな~

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そして ちょっと顔も体もリラックス気味のバトラー氏
そんな雰囲気で 同じケルト系のアイリッシュ役ということで
これまたリラックスして 気楽に演じていた感じ
しかもストリップしたり 歌を歌ったり 20代を演じたり
サービスも満点 登場シーンの割には彼のスケール同様
インパクトは大 そのイージーゴーイングな感じは見てて楽しかった
相変わらず声もよいし そのガタイ同様 チマチマしてない
ところがいい感じ! 彼に関しては文句は特になしです

この映画 アイリッシュ系を中心に 音楽は凄くよかった
あと美しいアイルランドの景色も良かったな~
スコットランドやアイルランド ケルト圏へ行きたい~!

キャスティングに難ありな部分もあったけど 予想よりは面白く見れた気がする
まぁよかったかな~と思ったあと エンディングテーマは徳永英明
日本語かよ~?!?! これで一気に 気分も醒めました
なんで あんなアメリカとアイルランドの世界から急に日本語よ?!
急に現実へ引き戻されて もうガックリきました

よい映画だったら尚のこと そうでなくても 
映画を作った人たちへの敬意を払い エンディングテーマ 
エンドクレジットは なるべくちゃんと見るほうなんですが
これは 余韻がますますなくなる~!と思って 早々に退散しました

あの歌がどうのこうのというより 
(ついでに言うと 個人的に日本のこういう女々しい系歌はNG)
こういう無神経なエンディングテーマの挿げ替えは辞めてもらいたい(怒) 
余韻もあったもんじゃないし オリジナルをちゃんと使うのは 
作った人たちへの礼儀だと思うんですがね~

今日の映画:77点
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by acine | 2008-10-21 23:16 | Estados Unidos 米映画
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いやー ホントにいつ見ても カッコいいわ~と思うこのポスター
そして この映画のバンちゃんも いつ見てもホンマにカッコええわ~!
と いうわけで 久しぶりに見ました この映画

何を隠そう 右下のライフログにも ちゃーんと入れてます通り
マイカルト映画のうちの一本 公開時も2回見ましたし
その当時ビデオもプロパーでちゃんと買いました

なので いつでも見れるわけなんですが 
丁度 WOWOWでやってたので 見てみました
ホントはその前の時間帯にやってた 元映画 
同じロバート・ロドリゲスの ”エル・マリアッチ”の方も
見たかったんですが 長年未だ見ぬ映画のまんまです
詳しく:goo映画

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ギターを抱いた渡り鳥ならぬ ギターを抱えた殺し屋に扮する
バンちゃん アントニオ・バンデラス 
いやー この頃の彼は最高にカッコいいんではないでしょうか?!

浅黒い肌に 光る黒目と白目 
ひっくくった髪も バラしたロン毛も 最高にカッコいい
こ汚いカッコをしてようが 隠せぬ濃い濃いそのラテンラヴァーな色気
ハマりすぎ位 この役がよーく似合います

久しぶりに見たら こんな濃い濃い顔ぶれに 濃い濃い街なのに
何故に英語~?! という感じは否めませんでしたが
その映画の中に漂う独特の静けさ 
メヒコの青い空の下でも これはまさにラテンの光と影という感じで
英語に毒された世界にも ラテンの空気は隠しきれなかったという感じ 
この映画 スペイン語でやってたらもっとフンイキあっただろうな~ 

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まぁ冒頭から 一体何の弾丸で こんなに面白い位人がぶっ飛ぶんだ?!とか
そんな後ろへ飛んで 何で隣のビルの屋上へちゃんと辿り着く?とか
その昔 映画館で爆笑した エル・マリアッチのギターケースマシンガン?!とか
ちゃんちゃら可笑しいシーンも一杯あるんですが・・・

大してストーリーなんてないし 全く漫画的世界なんだけども 
落ち着いて見れて 大人が見ても 
エンタテイメントとして ちゃんと成立しているんだった
これに比べると この前の”ウォンテッド”なんて
監督の妄想暴走お子ちゃま映画という感じ

久しぶりに見てみたら ラテンの濃さと 同時に静けさもちゃーんと纏い
赤茶けた大地の色と同じような 赤茶っぽい色調の映像も凄く雰囲気があった

そして もっとセクシーボンバーだったというイメージがあった
サルマ・ハエックも今見たら若くてけっこう子供っぽい顔つきだった
もちろんスタイルは凄いけれど(笑)

まるで バンちゃんプロモーション映画のようだけど
この映画での彼は絵になりすぎてる位 恐ろしくカッコいい

結局 それが言いたかっただけでして・・・(笑)

今日の映画:78点
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by acine | 2008-10-02 23:20 | Estados Unidos 米映画
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いやー いかにも台湾らしい いい映画でした

この美しさ 穏やかさに潜んだ熱気 品の良さ
ゆったりとした台湾時間の流れるこの映画 

映画館で見たかったなぁ・・・という感じ

台湾映画・・・裏切りません
ここのところ見てる映画 どれもハズレはない・・・
とてもクオリティの高い映画を作る国だと思う

香港映画、中国映画とは また違うテイストで
サウダージ・・・ 私たちが忘れ去った心や原風景
なぜか 古きよき日本がそこにあるというか・・・ 

カラっとした中華系のくったくのなさに
台湾独特の 穏やかで素朴で奥ゆかしいところ
そして 亜熱帯の国ならではの 秘めた熱さも加わって
なんとも日本人好みの映画を作る国なんだよなぁ・・・と思う
単に私好み・・・というだけなのかもだけど(笑)

詳しく:花蓮の夏 公式HP

冒頭の海のシーンから これはいい映画のはず! という空気が漂いまくる

爽やかな色合いの田んぼや海のシーン 
何か各人の心の奥底や気持ちを映し出すような夜のシーン
亜熱帯台湾の独特の空気感と時間の流れ
熱気を密かに心の奥に熱く持つ登場人物たち

その映像 登場人物たち ピアノ中心の曲たち
全てがノスタルジックで瑞々しくて あまりにも美しすぎる・・・!
そして穏やかながらも 若さというヴィヴィッドさと狂おしさが眩しい
出来るなら こんな場所で こんな10代を過ごしたかったなぁ・・・ 
という世界だったりして すごく素朴で懐かしい感じ

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キャストのコンビネーションも凄くよかった

優等生のジェンシン ちょっとジェイ・チョウテイストに 若い頃のレスリーや
ジェリー・イェン風味をかけたような 思いを心の奥底に秘めたブライアン・チャンの演技

子供時代の苦い思いを抱えつつ 誰からも好かれる青年に成長したジョウヘン
男っぽい魅力(そのまんま香港ノワールへ堂々出れそう)のジョセフ・チャンの演技

二人の男の間で揺れ動く少女 ホイジャ役のケイト・ヤンも
移ろいやすいその年頃の少女役がとても魅力的だった

そして こんなヴィヴィッドでかつ完成度の高い映画を作った
レスト・チェンは何と’81年生まれ! いやー素晴らしいことよね

台湾らしい品の良さ 一見穏やかながら
けだるい亜熱帯の風景の中に潜めた熱い思い・・・
そして台湾独特の時間感覚が心地よく流れる・・・という
瑞々しくて 地に足のついた 見事な台湾映画の王道だった

いやー ホントによい映画でした

今日の映画:84点

以前は 刺激的な香港の街が凄く楽しかったけど
今はあの台湾のノンビリした時間の流れに凄く惹かれる 
こんな映画見てると 台湾へ行きたくなるなぁ・・・

この映画で・・・
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by acine | 2008-10-01 18:02 | Taiwan 台湾映画