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簡単に覚え書き 映画メモ 美しすぎだろ リリーちゃん


by acine
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そういえば こんな映画あったよな~と
たまたまやってたので 何気なく見始めた映画でした

南仏ニースのキャバレー”青いオウム”を舞台にしたこの映画
原題は”家族のヒーロー”という意味らしい
詳しく:goo映画

フランス映画といえば ベラベラ喋って 屁理屈ばかり言って
は~?これで終わり?!というようなタイプでもなく 
よいタイプのフランス映画で 気軽に見れる1本でした

1時間半ほどの中に いかにもフランス映画らしい
酸いも甘いも噛み分けた男と女 そして家族の人間ドラマが
キャバレーが舞台ということで 歌とスポットライトも間に挟み
キャストも適材適所でよい仕事を・・・という 大人の映画でした

複雑に絡み合ってる登場人物なんだけど 時間もたち
サバサバ~っと お互い付き合ってるところが 
日本のような社会じゃ ありえないところだし 
父親が今好きな女を ”彼にピッタリなんじゃない?”と 笑顔で語る母と娘

うーん ところ変われば いい意味でドライでカラっとしてる人間関係
だけど 泥臭いまでの人間模様も絡んでるところが これまた魅力
ハリウッド映画ではあんまりありえない 大人な映画の作り

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キャバレーの看板歌姫に 脂の乗り切った エマニュエル・べアール
やっぱり彼女は魅力的 いい女だ いかにもフレンチなコケティッシュさ
見方によっちゃ 彼女もケロヨンなんだけど
アメリカの某ケロヨンなどとは 決定的に何かが違うんだな~

そして そんな彼女と絡むのは 年齢のせいか 
ちょっと太り気味で 顔も大きく見えてしまう カトリーヌ・ドヌーブ 
エマニュエルと絡むのは ちょっと分が悪いけれど さすがの貫禄

そんな華やかな女優陣を相手に 
男性陣も派手さはないものの これまたよい仕事ぶり
主人公のニッキー役のジェラール・ランヴァンの
枯れて輝くいぶし銀という感じのフレンチオヤジっぷりに 
ロドリゴ・サントロの目をパッチリさせた感じの欧州的ハンサム
ゲイ役のミヒャエル・コーエンも なかなか印象に残った

気軽に見れる 酸いも甘いも噛み分けた
そんな人たち&そんなドラマを傍観する 
よいタイプのフランス群集劇でした

今日の映画:75点
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by acine | 2008-09-24 11:43 | Francia フランス映画 | Comments(2)
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荒野へ・・・というタイトルのこの映画

大学を卒業し 家族にも行き先を告げず
アラスカの荒野へ旅立った青年クリス
彼を旅へとかき立てるものは何だったのか?
そして彼の目的は何だったのか? 
そして彼が旅で出会った人、物、風景は何だったのか?

アラスカの荒野のマイクロバスで発見された彼の遺体
そんな実話に基づく ショーン・ペン渾身の監督作
詳しく:cinema.cafe.net

まず全体的に印象に残るのは・・・

アメリカのとてつもない大自然 大きな国土を舞台にした
スケールの大きなロードムーヴィーであり
その大自然の中に存在する ちっぽけな人間の存在

この場合 ちっぽけなのは 人間は非力という意味で
彼の器が小さいわけではない・・・

そして 結果的には 若気の至りではなかったのかな~?・・・ということ

彼をアラスカへと誘ったのは 繊細な彼が感じすぎた 
両親との違和感だけでなく まだ人生経験も少なく 
新しい世界を見て経験する事が素晴らしい!と過信していたこと
もちろん それも正しいと思うけれど・・・
 
そんな彼から見ると 文明社会に生きる人間たちは
大変つまらなく思えて 野宿を選んだ自分はなんて自由なんだと
自分にいくらか酔ってる部分もあるのが否めない
そんなこと自体がまだ青いな~と思わせてしまう

人間年数を重ねていくと 段々とどうにもならないことも
あるもんだ・・・と悟っていく 悟らざるを得ない部分がある
そんなことがあるとは思わないのが若さなんだろーなぁ

正直 今イチ主人公クリスの心情がつかめず 
何故アラスカなのか?ということも 両親との関係も
そこまで傷つく?!という感じだったので 
(多かれ少なかれ 問題のない家族なんていないんでは)
始まって中頃までは 今一つ入り込めない自分がいたのだけど・・・
折り返した辺りから 徐々に引き込まれていった
それは 出会う人たちとのシーンの数々にも・・・

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特にあのおじいちゃんのロン 彼とのシーンはもの凄くよかったなぁ・・・
人生を長く生きた彼と まだまだ青いクリスのその関係
そして ヒッピーの夫婦&若い娘とのシーンも

一種世捨て人の彼に出会う人たちは ちょっと出来過ぎな位
人間って悪くないよな~と思わせる人たちが多くて 
この辺りは この物語 救いはある・・・・

身の回りの人間関係に疲れて旅立ち
人と無縁のアラスカへ とうとう旅立つものの・・・
終の棲家で 初めて人間関係の重要さ 喜びを人と分かち合うことの
大切さがわかった時には 時すでに遅し・・・なのだった

この旅で生きて戻っていたら 彼にはまた違う人生が待っていたと思う
よい人間関係をちゃんと作れる人だったのに とても勿体ない

若くて繊細で傷つきやすく突っ走ったものの
理想と行動力があったばかりに 思わぬ大自然に足をすくわれた彼

こんな名もなき若い子もいたんだな~と 余韻を残す映画だった
主演のエミール・ハーシュも若さがキラキラして堅実な演技だったし
旅先で出会うキャストたちもよかった いい意味でとても真面目な映画 
フォークの香りのする音楽もこの映画にはとても似合っていた
(MCハマーには笑ったけど!)

アメリカの雄大な大自然 まさにロードムーヴィーの似合う国だ
そして そんな広い国を旅する人を フレンドリーに手助けする人もいること
そして こんなサバイバルな旅や生活が自然に出来るなんて
凄いよな~と 島国日本の人間は思ってしまいました

今日の映画:80点
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by acine | 2008-09-13 22:49 | Estados Unidos 米映画 | Comments(8)
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この一風変わったサイコサスペンス
公開時に見てまして ダークナイトでの
クリスチャン・ベイルのスーツ姿&あの生活ぶりを見てると  
不思議とこれが見たくなって 久しぶりに見てみました
全然覚えてなかったけど 意外と有名どころが一杯出てる映画なのね
詳しく:amazon

80年代後半 NYのヤッピーの生活&裏の生活を
描いたもので なんとも怖い話なんだけど 
有名な名刺合戦シーンとか 妙に可笑しい映画でもある

クリスチャン演じる主人公パトリック・ベイトマンのナルシストぶりが凄い
フェイスから体まで化粧品に凝りまくり なんとかスクラブ
なんとかフォームのオンパレード パンツ一丁でエクササイズに励み
(これ笑える!) 日本風のエステサロンへ行き エステに励み
日焼けサロンでは 自慢の体を焼く
 
そして 競うように高級レストランを 予約しまくり (虚偽も込)
パワーランチでは 大して代わり映えしない(としか見えない・笑)
名刺交換で カッコいい名刺や名刺入れを持っている奴には
ワナワナときて 殺意まで覚える始末 

そして バルセロナチェアのある スタイリッシュな部屋で暮らし 
凝っているらしい音楽を聴き 聞く側がどう思おうがウンチクを語る・・・ 
その曲もアーティストも なんとも笑えるくらいメジャーすぎるのが 
アンタ ホントに音楽に凝ってて こんなセレクト~?!
なのにウンチク語るのね・・・?!という 感じなんだけど(笑)。

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そんな部屋へ仕事のライバル、コールガール、行きずりの女を
連れ込み 殺人を犯す・・・ そんなシーンまでナルシズム全開
自己顕示欲&自己愛が強すぎて 抑圧されてるのか
そういう行為が 彼にとっては 
単なるストレス発散にしかすぎないような気がする 

これ映画館で見た時も思ったけど ラスト
え~っ? これって○想だったの?と思ったけど
今回は 結局ジャレッド・レトは別人だったわけ?
いやいや やっぱり現実なのに 誰も信じないだけ?
やっぱり よくわかりませんでした・・・

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クリスチャン・ベイルも若いです お肌もピカピカ
演技は落ち着き払ってて 当然ながら上手い
この人 ”ダークナイト”でも思ったけど この頃からスーツ姿は天下一品
(個人的にダークナイト クリスチャン@スーツ姿ブラボー!映画でもある)
そして この映画のために鍛えたのか ここでの身体も凄い
筋骨隆々ながら 均整が取れていて なんとも美しい
肌はピカピカでなくとも もっと落ち着き感が出てきた 
今の方が断然いい男でしょーね

しかし 妙に懐かしい曲のオンパレードでその辺りも楽しめました
それについて語るベイトマンの中味のないウンチク話にも・・・
ロバート・パーマーを聞こうと思ってたのに 
婚約者リース”アゴ”ウィザースプーンが話しかけてくる・・・ 
なんてシーン見て 久しぶりにロバート・パーマー聞きました 私も(笑)

単なるキラー映画ではない 妙な空気感が漂う面白い映画
という印象は変わらず・・・でした

今日の映画:78点
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by acine | 2008-09-10 23:47 | Estados Unidos 米映画 | Trackback | Comments(4)
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ガス・ヴァン・サント監督作

ということで ロード・ムーヴィー風 
そして フンイキものというのは充分予想できる 
彼の映画が すごく好きということはないけど
ロード・ムーヴィーは好きなので 彼の作品は気になるという感じ

”マラ・ノーチェ”も 見逃してしまったので 
どうしよう? 予告もなかなか良さそうだったし 
何せカメラはクリストファー・ドイルだしな~ で決まり!

クリストファー・ドイルの映し出す世界が大好きな私は
彼が撮ってると知っただけで 見る価値あり!と
頭が勝手にOKを出してしまうのだ(笑)

今回はポートランドに住むスケーターの少年が
不意の事件に巻き込まれ・・・という 
少しサスペンスフルながら デリケートで
映像 音楽で 彼の心境や周りの空気感を映し出すという
いかにも ガス・ヴァン・サントらしい設定
詳しく:ハニカム

しかも 主人公は 子供でもない 大人でもない
中途半端で 移ろいやすい でも意外と落ち着いた
見た目は まるで女の子みたいな少年だ
この設定が また彼らしい 個人的には女の子っぽいけど 
さほど 美少年とは思わなかったけど・・・ 

主人公の彼にしろ 周りのクラスメイトやスケーター仲間にしろ
ほとんどポートランドのその辺の一般人を使ってるので
演じてる風はほとんどなく あくまでも自然体なのが
この映画のフンイキにはピッタリだった

そして やっぱりクリストファー・ドイルのカメラは素晴らしい!
その光の使い方 スケート場(パラノイドパーク)での
スケーターの動き ふとスローになる人物のアップ

まるで夢の中の出来事のような 冒頭のスケーターたちの
シーンから ぐっと引き込まれ いい映画の予感がした

そして 主人公を追うカメラは その時々の彼の心や
そのまわりにまとう空気感までしっかり映し出していて
台詞も少ない映画にも関わらず これまた選りすぐったんだろう
気の効いた音楽と共に凄く雄弁だった

そして やっぱり彼のカメラは そこがアメリカのポートランドで
あっても 主人公がいたいけな少年であっても 何故か
王家衛の世界を デジャブーで見てるような部分が所々に出現

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学校の薄暗い廊下を主人公が歩くシーンは ”天使の涙”で 
カレンとミシェルが地下鉄の通路ですれ違うシーンだったり (↑の写真ね)
頭を抱える主人公は ”ブエノスアイレス”のレスリーかトニーが悩んでいるようでもあるし
車の中のシーンは あちこちの映画で見た やはり車の中のシーンのようだし・・・

映画に集中しつつも そんなデジャブーに
彼のカメラはやっぱりいいよな~とこちらも酔える時間だった

そして 嬉しいハプニング!
ご本人も主人公の叔父トミー役として2回ほどチラっと出てくること!
全然知らなかったので これは儲けもの!

ストーリーは フンイキものだけど 今回は決して退屈ではなかった
妙にリアルなのは その事件のシーン いやー怖かった!
その原因となるようなことは 誰だってしそうなことで全く悪意はない・・・ 
だけど 偶然の産物 魔がさしたというか 悪夢のような一瞬・・・

あれを実際見たら トラウマになるか 悪でうなされそうな気が
するけど フンイキもので終わってしまったエンディング・・・

主人公の少年は どういう形であれ 救われる日が来るのか?
それとも 延々と悶々とするのか・・・?
どうなったのか 知りたいような 知りたくないような・・・
そんな曖昧なエンディングも ガス・ヴァン・サントっぽいな~

今日の映画:78点
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by acine | 2008-07-31 22:53 | Estados Unidos 米映画 | Comments(4)
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丁度 TVでやってたので 久しぶりに見ましたが・・・

爽やかで後味よくって やっぱり凄く好きだわ~!と思うこの映画

いんちきサッカーファンだし ジョナサンは出るし・・・で 
公開当時も 見てみたら 思いの他よくって 2回見た位でした

日韓ワールドカップのあと ベッカムフィーバーの頃 
公開されたので いかにもウケ狙いな日本タイトルだけど・・
主人公があくまでもサッカー選手として好きなだけで
別にベッカムに恋してる訳ではありません(笑)
本来の意味は ”ベッカムのように曲げろ(蹴ろ)” らしい

詳しく:amazon

そういう意味のないチープな香りがする 
このタイトルに だまされてはいけない
実は隠れた爽やかな佳作だと思うこの映画

イギリスで暮らすインド人一家の二女 ジェスがぶつかる
家かサッカーか 結婚かサッカーか イギリスかインドか
親友かコーチか 姉の結婚式か大事な決勝戦か・・・
インド文化@イギリス インド文化:サッカー など

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テンポよく ヴィヴィッドに 異国で暮らすインド人の目線
そして 封建的だったり 煌びやかだったり インドの習慣や
生活様式などもチラつかせながら サッカーの練習やら 
試合やらと織り交ぜて 見せていく様はとても楽しい

かなり少女マンガ的ストーリー展開だけど
単に子供向けではない 大人の鑑賞にも耐えうる
スポーツ異文化映画ともいえる映画だったりする

やりたいことも我慢して インドの伝統を守りつつ
イギリスで暮らしてきた両親の世代・・・
そして そんな伝統も痛し痒しのイギリス育ちの娘たち・・・
ロッカールームで ”インドでは 女は女らしくないとダメなのよ”と
話すジェスに ”そんなの古いわ”と一蹴するイギリス娘たち
そんな世代の違い 文化の違いなども 絶妙に織り込んでる
ところが この映画の別の魅力でもある

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そして この映画 そのテンポのよさ 緩急のつけ方を
後押ししてるのは音楽! この映画サントラも素晴らしいのだ!
というか 私は大変好みで 未だにi pod にこのサントラ入れてる位

インド系イギリス人による エキゾチックでメロディアスな
インド系バラード~マサラ風ダンス (これが凄くいい!) 
カーティス・メイフィールド ブロンディ テキサス 
(このあたりも最高!) やたら映画でもよく使われる 
ネッスン・ダルマ 果てはヴィクトリア・ベッカムまで・・・ 
カラフルでキラキラとしてる曲たちが 彩を添えている

まるでマサラムービー見てるような カラフルな姉の結婚式~
決勝戦の辺りの 音楽の使い方 盛り上がり方も最高!

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キリッとして 誰もが彼女に共感しそうな 主人公ジェスを演じた
バーミンダ・ナーグラも 魅力的で素晴らしいけど
何と言ってもこの映画・・・ ジョナサン・リース・マイヤーズが 
毒気をなるべく封印して (と言っても 妖しさはたまに滲み出てるけど・笑) 
大変爽やか~に 女子サッカーチームのコーチをやってたり
今じゃ考えられないだろうけど・・・ 主人公の友達役で
あのキーラ・ナイトレイが やっぱり短パンはいてサッカーやったりしてるので
今じゃ 考えられないような配役というか キャスティングの妙が
楽しめるのも 面白い! 二人とも意外にもよーくフィットしてるんだわ

女子だし サッカーシーンはお嬢様サッカーで ご愛嬌だけど・・・
インド文化@イギリス サッカーを通じての友情・恋愛が
テンポよく 見応えたっぷりに 描かれていて 
本当に楽しい映画で 私は大好き!
(偽)ベッカム&ヴィクトリアの登場もあったりして笑える!

単なるスポーツ映画 単なるガールズムーヴィーで
終わるには勿体ない よい映画です

今日の映画:82点

日韓ワールドカップ
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by acine | 2008-07-03 23:54 | Inglaterra イギリス映画 | Comments(0)
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ごひいきのチャウ・シンチーの新作です!
シンチー meets SF&子供もん 

シンチーとSFや子供(は嫌いそうな気がしてたので・笑)が
ピンと来ずに あんまりイメージが湧いてなかったんですが・・・
(個人的にも SF・子供・宇宙人 なんて組み合わせは苦手!)

結果・・ 思ってた以上に 面白かった!

初めて見たら 引く人が多いかもしれないし
ま いつものあっと驚く シニカルで くだらない 
そこまでやるか~?! でも可笑しい!
子供をこういう扱いしてもよいの?!みたいな
シンチー的笑いもあちこちに散りばめられていたけれど・・・

意外なことに シンチー初の ちょっと感動系・・・ ではないでしょうか?

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↑ 貧乏暮らしの 父と息子

一体これは いつの時代か? 今やすっかり忘れ去られて
しまったかのような美徳  昭和の時代の 貧しくとも 清く  正しく  美しく  
自分は無学だが 子供には教育をつけてやりたい・・・というお父ちゃんシンチー 

父親役も意外にも凄くハマってて 息子役の子と息がピッタリ
狭苦しいベッドで 絡み合って仲良く寝る姿も すごく良かったな~

そして 白髪まじりでも 汚いカッコしてようが 
工事現場で働いてようが ↑のように ○○○座りしてても 
滲み出る色気は隠し切れない・・・ シンチー父でした
やっぱりカッコよかったな~!

そして 実は女の子の息子役 シュー・チャオも
シンチーが見つけ出しただけはある 達者で凄く可愛い子だった

そして 宇宙からやってきた 長江7號こと ナナちゃんも
どうも可愛くないな~と思ってたけど 動くと意外と可愛い!
この子がまた要所要所でいい動きをするのね~

しかし 息子が行く小学校(よね?)と 面々がまた強力(笑)
女の先生はみんなチャイナドレスだし(笑)
濃~いキャラ 濃~いキャスト陣 ありえねー的 
行き過ぎギャグに 笑うに笑えないとこもあったけど・・・!

生徒役 男役は実際は女の子 女役は実際は男の子
(あのデカい女の子は 実は巨漢プロレスラーだそうだ!)
が演じたりしてて その辺りの意外性もシンチーらしい

個人的には あの選曲も凄くツボ!
ノリノリのボニーMのSUNNY 
そして あのイントロからしてショパン・・・ウケた~!
このあたりに シンチーの絶妙なセンスを感じました

しかも あのラスト! あの着地点~!爆笑でした
よって 後味も大変よし 

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昔のシンチー映画と比べると 香港が舞台じゃないし
(息子や生徒達も ホントは北京語で演技してた気がする)
かなり異色作といえるけど いい意味で 
まとまりのいい映画だな~と思いました
変化し続けるシンチーを見れるのはホントに嬉しいな~

あと音楽も凄く音質がいいな~ あとあの選曲も!と
思っていたら エンドクレジットで納得
この映画 コロンビア・ピクチャーズの映画だったのね!

こんな内容の映画を(笑) こんな巨大スタジオと作ってしまうとは・・・ 
シンチーは凄いよなぁ・・・と別の意味で感心しました

日本人で こんな映画を あのコロンビア・ピクチャーズと
堂々と撮ってしまう人なんて いないでしょうよ~ 

こんな映画を(笑)  堂々メジャーなルートで 
公開させることが出来る シンチー師匠 さすがです!

今日の映画:78点
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by acine | 2008-07-02 22:52 | Hong Kong  香港映画 | Comments(12)
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予告を何度か見て テンポがよくて なかなか面白そう
そして あの サンキュー・スモーキング と同じ監督ということで 
これは見ておこう!で見ましたが・・・ 
詳しくは:シネマ・トゥディ

↑の通り 16歳の高校生の女の子ジュノが予期せぬ妊娠をしてしまう
それにまつわるストーリーなんだけど・・・

オープニングのアニメーションの街を歩く
エレン・ペイジ演じるジュノの姿にまずは引き込まれ・・・

そして アメリカ的感覚と日本的の感覚の違いに ???と驚くのだ

冒頭の妊娠検査薬を 街の雑貨屋に買いに行って
口の悪い店員の男相手に 妊娠したというのがバレバレな会話をするジュノ

その1:こんなどーでもいい 赤の他人に
     堂々とバラさなくてもいいんじゃない?!

そして バンド仲間の相手ブリーカー 友人 家族に告白
中絶を諦めて 生むことにしたけど 育てることは出来ない・・・
なので 自ら里親を探し 交渉成立まではいい

そして 段々と大きくなるお腹を抱えて ブリーカーの家に行くんだが
彼の母親は何も疑ってない というか 何も気にしてない・・・

その2:いくら自分たちで解決するとはいえ 自分の息子にも責任あるのに
     あんなに他人事でいいのか? ブリーカーの母親よ!という感じ
     ジュノのお腹が大きくなった原因を考えないのか~?!
     アンタの息子も加担してるのにね・・・
 
そして 妊婦ながら 堂々と学校へも行くジュノ

その3:あぁいうのはアメリカでは まわりも誰も気にしないんだろうか?         

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普通 中学生や高校生の妊娠なんて 
日本じゃウェットになってしまいそうなのに
(今は違うか~?!) 悩みつつも あっけらかーんとして 
毒舌トークを連発するジュノ そのとりまく環境に 
こんな世界もあるんだな~と ウェット気味日本人はそう思う

そんないかにもアメリカーンなこの映画の世界で生きる
主人公ジュノを演じる エレン・ペイジがとても可愛い!
生意気で 素直で 毒舌トークをぶっ放すジュノが
この映画で 自然に存在できるのも 彼女の存在感があってこそ

アカデミー賞を取ったという脚本は 確かに面白いけど
ジュノの16歳にしては 余りにも達者すぎるシニカルなトークは 
かなり行き過ぎ感もあったりして そこまで言うか?!と 
段々 嫌味ったらしく聞こえてこないこともない・・・
そして 例の夫婦の夫と繰り広げられる 
かなり気の合った 余りにもオタク的会話にも(笑)

だけど 養子縁組をする夫婦とのある日をきっかけに
毒舌なジュノが消えた辺りのエレン・ペイジは本当に可愛くて健気で
台詞のやりすぎ感ありでなーんか嫌だな~と
思ってた世界から いい具合でこっちを引き戻してくれた

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いろいろとジュノと絡む理想の夫婦も妙に心に残る・・・
理想的に見えて どこか無理があるカップルで 最後には案の定・・・
あまりにも子供が欲しくてシリアスになりすぎて 綺麗なのに
美しいを通り越して怖さまで感じる 妻役のジェニファー・ガーナー
(若い頃のジュリア・ロバーツに似てるけど ちょっとジュリエット・ルイス風味も)
だけど 彼女のあの真剣な思いは なかなか男にはわからないだろう
でも あんな風にストレートに来られると あの旦那のように
きっと男は怖くなって 逃げ腰になるのもわかるような気がする

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そして 成り行きで子供を作ってしまった若い二人・・・
↑のあたりのシーンから この二人が本当に可愛い
気持ち悪く思えてたブリーカーまで なんとも可愛く思えてきて
出産後のシーン 思わず涙が湧きそうになったし ラストのあのシーンも後味いい
毒舌じゃない時のエレン・ペイジの方が実は見ものだと思う

ジュノの父親(凄くいいお父さんだ!)や継母、親友も
突っ走りがちなジュノをしっかり支えて 周りはいい人ばかりというのも
これまた映画的なんだけど これはこれで悪くない
念願の母親となったジェニファーの行く末が心配ではあるけれど・・・

やりすぎ感のある 主人公のシニカルな毒舌トークの中に 
正統派のストレートな演出がチラっと混じってるのが 
とっても効果的で いい大人がほろっとさせられてしまう
大人のための高校生妊娠映画という感じもする 

今日の映画:79点
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by acine | 2008-06-17 19:48 | Estados Unidos 米映画 | Comments(8)
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やーっと見れました コレ!
ここんとこバタバタしてましたが 疲れていてもこれなら大丈夫

まぁ~ ○カ○カしい映画です(笑)
 
ロシアのあたりのスケーターの高貴な芸術性などと
まったく無縁のアメリカーンな技がもてはやされ 
一体これは何の大会?!? ノリだけで決めていいのか?!な
競技会ばかりなのが笑える ストックホルムやらカナダが
舞台なんてのは建前だけなのね きっと 
そして いい順位につけるのもノーテンキな演技をする面々ばかり!

細かいこと言ってたら 突っ込みどころは山ほどある
この映画は そんなことは蹴散らして こんなことありえね~と
思いつつ このお○カな世界に染まったもん勝ち

スケート界を追放され 犬猿の仲だったはずの
二人のスケーターの お○カでちょっと感動的?な復活物語
しかも 男と男のペアという 前代未聞のペア!

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ゴツいセックス依存症のロック・ミュージシャンその後のような
ウィル・フェレルと お口ポカン気味の王子キャラ?のブロンドの
ジョン・へダーの対照的でわかりやすいコンビがなかなかよい

スケーターとは思えないような ユルい体(特にウィル)で
緩急おりまぜ 唖然とするような技を堂々と決めまくる(笑) 
カッコよいとは決して言えない でも堂々としてわが道を歩む
カッコ悪さが逆に魅力の二人が 段々と清々しく思えてくるのが不思議

試合までにそこまでやるか?!なライバルやら 
ヒロイン登場やら 男選手を追う男ストーカー・・・ 
恐ろしくわかりやすいキャラ設定!
あの必殺技の実例フィルムもね~ 笑うに笑えない(笑)

と言っても どうも日本人にゃ笑うに笑えない 
お下劣ネタ (ま タカは知れてるが) や 
とことんアメリカンなノリなのに 不思議と不快感はない・・・ 
あのミョーな空気感が 心地よかったりもした(笑)

スケート界を追放され 犬猿の仲だったはずの 
二人のスケーターのお○カな復活物語
現実を忘れて 笑ったもん勝ちかもしれません

MTVプロデュース(?)だけあって 音楽も豪華
何せ二人が滑る曲は エアロにクィーンだったり
ライバルはマーキー・マークだったり(笑)

今日の映画:76点
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by acine | 2008-03-18 00:19 | Estados Unidos 米映画 | Comments(2)
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もとELLEの編集長だった ジャン=ドミニク・ボビーが
脳梗塞で倒れ 身動きもとれないまま 唯一動く左目だけで 
1冊の本を作り上げた実話をもとにしたストーリー
詳しくは:Yahoo!映画

監督 ジュリアン・シュナーベルの映画は バスキア と 夜になる前に を
見ているので なんとなくテイストの予想がつくものだったけど・・・

彼の葛藤する心 そんな状態になって 初めてわかる子供達への気持ち
静かに そしてヴィヴィッドに 生きる・・・とはを問う 映画だったと思う

少しネタバレあり

冒頭から ジャン=ドミニクから見た世界 
そして誰にも決して聞いてはもらえない心の声
そんな世界が 中心に写るのがとても新鮮

右目のシーンは えぇ~?!と かなり驚いた
誰にも理解してもらえない世界に 突然放り込まれた主人公の
気持ちが 視覚的にも心理的にも 痛く悲しいシーンだった

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そして 映画の中で何度も繰り返される
言語療法士や奥さん 本を作るために呼ばれた女性の口から 
何度も何度も発せられる 意志の疎通を図るための
アルファベットのシーンがこの映画のポイントでもある
よく使われる文字順に読んでいくというのも 目から鱗だった

こんな風にしないと 自己表現が出来ないなんて 
なんて気の毒なんだと思いつつ 繰り返し繰り返し発せられるアルファベット
なんだか永遠にこれが続きそうで 聞き飽きそうだ・・・と
思いながら見ていると そのフランス語の優しい響きのせいか
段々心地よくなってくるのが なんとも不思議
まるで子守唄のようにも聞こえる きっとそれを聞いてた
ジャン=ドミニクもそうだったのではないか?と思う
それにしても お互い忍耐の必要なコミュニケーション方法だ

彼の夢想する 動ける自分のシーンを見ていると
そして 仕事も遊びも楽しんでた業界人の主人公には 
動けない自分 女性にも触れれない自分 年老いた父にも会いに行けない自分
子供の頭を撫でてやることもできない自分・・・ 
どの自分も 歯がゆくてしょうがなかったんだろうと思う
だけど 自分ではどうすることも出来ない

そんな孤独感と 夢見たり回想する華やかなシーンと
パリから遠く離れた海辺の海軍病院にいる
動けない自分とのギャップが また余計寂しさを感じさせる感じ

そんな主人公が 過去を反省しつつ 
周りの人にも励まされ 心の声で悪態をつきつつも 努力をし 
1冊の本を書き上げ終えた一生は決して不幸なことばかりではなかったと思う

感動大作というわけじゃないけど 
父親と主人公の電話での会話のシーン
そして主人公と息子の海辺のシーンには思わず鼻がツーンとした

老いるのも悲しいが 大人とはいえ 自分の子供が
そんな状態に陥ってしまうのは 想像を絶する辛さだろう
そして息子にヨダレをぬぐってもらうしかない父親・・・
美しいけど 心理的になんとも哀しいシーンだった

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放っておかれたはずの奥さんや 取り囲むいかにもフランス的な美女たち
周りの人に恵まれすぎ?なシーンは ちょっと鼻についたけど
遊び人だったジャン=ドミニクらしい 病後の風景だったのかもしれない
詩的で 静かなヨーロッパテイスト溢れるヒューマンドラマだった

テイストとしては 海を飛ぶ夢 とよく似ている感じがした
そんな状態で生きるにはどうするか?
どんな風に 動ける自分を夢見るか・・・
片やフランスもの 片やスペインもの お国柄の違いはあるけど
個人的には 骨太な作りの ”海を飛ぶ夢” に軍配かな

だけども あの鼻にかかったフランス語の”ぱぴよん”という響きは 
苦境の中でも どこか希望と甘やかさを感じさせる言葉で 
あの女性達のアルファベット読み上げのシーンと共に
この映画の印象・余韻として 五感にしっかり残ったような気がする

今日の映画:78点

この主人公を演じてた マチュー・アマルリック
ミュンヘン にも出てたらしいけど (全然覚えてない・・・!)
007の新作で 悪役演じるらしい・・・ ダニエルの敵になるわけね
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by acine | 2008-03-11 12:56 | Francia フランス映画 | Comments(8)
スウィーニー・トッド  フリート街の悪魔の理髪師
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ティム・バートンのダークなミュージカル
”パヒューム”のパリにも通じるような ダークなロンドンの街が舞台

こだわったオープニング ダークな色調 おどろおどろしい展開
まるで小宇宙を見ているような職人芸は 相変わらず冴えている

面白くなかったわけじゃないんだけど 
寝不足気味で 1/4位 うたた寝しながら見てしまいました

それにしても あのパイ屋は まさに恐怖の館そのもの!
監督夫人のヘレナも調子にのりすぎ 
ジョニーも調子にのりすぎて もう容赦ないというか
こりゃあないだろう?!な世界

一体これは復讐なのか 単なる無差別殺人なのか 
段々こっちも判断不可能 というか段々麻痺してくるし
まだ続くのか?と ちょっと嫌気がさしてくるのが事実

映画だと思っても あの地下の風景は恐ろしすぎる
そして あの理髪店の地獄へ直行みたいな仕掛け
恐ろしくストレート だけど延々続くから新鮮味がなくなってくる
あと 個人的には あのマシーンに驚きました 
何?! あのミンチの太さは・・・!!
ミンチを見るとトラウマになりそうな気がする

ゴシック&ロックテイスト漂うジョニーは顔を白塗りし
台詞がなくとも そこへ立ってるだけで 恐ろしく絵になる 
そして今回は歌も歌う ナイフを握り 苦虫をかみつぶしたような顔で歌う
こんな役はジョニーにしか出来ないと思うし 演技もさすが!
だったけど この役はあんまり新鮮味はないかも

出演者全員 歌いまくるんだけど 
その美しいメロディに相反して 恐ろしい展開が続くので 
いいミュージカルなんだか そうでないんだか
段々判断不可能になってくるのも事実 ミュージカルじゃなくて
台詞オンリーの方がよかったような気もする

同じグロ系でも スリーピー・ホロウは その世界観に酔えたけど
今回はどうもグロが度を越していて その世界に酔える部分が
どうもなくて いつまでこれが続くんだろう?と思ってしまった位
チャーリーとチョコレート工場ももちょっとブラック過ぎて 行き過ぎだったけど
今回もまた度が過ぎてるような気がするかな

個人的には クセもんイタリア人理髪師を演じた
巻き舌英語のサーシャ・バロン・コーエンが上手くて感心!

ジョニーが好き ティム・バートンが好きでも 
ちょっと今回はキツうございました 

今日の映画:68点
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by acine | 2008-02-04 18:49 | Estados Unidos 米映画 | Comments(6)