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by acine
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タグ:音楽映画 ( 41 ) タグの人気記事

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ミシガン州の集会から始まるこの映画
意外にも こじんまりと淡々とした NHKか衛星で
放送しそうなタイプの ドキュメントだった
詳しくは:シネマ・トゥデイ

ジョン・レノンが撃たれたというニュースが
世界を駆け巡った時は リアルタイムで知ってるけど
その頃の彼がどんな風だったのかは知らないし
ベッドで何かあった・・・というのは おぼろげにしか知らなかった

この映画を見て驚いたのは 反戦を掲げ
政府が危険とする反骨分子と付き合いがあったジョン・レノンが
やはり政府から危険分子と見られて 盗聴、尾行されていたこと・・・
そして国外退去も命じられていて 戦いの末やっと永住許可を取ったということ

え?!ということは 例の事件ももしかして 差し金か?!と
不穏な空気を感じていたら この映画の中で描かれるピースフルな
世界を希望していたジョン・レノンのように ピースフルな地点へ
着地したので 意外にも ヒネりがなかったかな?という感じ
例のベッドの件も 思っていたより全然過激でなくて
意外にも平和だったんだなぁ・・・と思ったこと

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だけど この時代に生きたジョン・レノン 彼に共感をしていた人たち 
アクションを起こしていることに意義があり・・・という感じがする
私もだけど今のぬるま湯時代 ぬるま湯につかってる場合じゃないのに 
何もアクションが起こせない これまたぬるま湯人間には
その方法がどうであれ 勇気があるな・・・と思わされた

まさに Power To The People な時代だったんだなぁ
そして Happy Christmas の歌詞が心に沁みる・・・

そして フィルム、インタビューの中のオノ・ヨーコ
昔はいかつい顔した怖いオバハンだなぁ~と思っていたが 
意外にも可愛いところもあるし その喋り方もとても品がいい
その当時 まだ30代なのに 何もかも悟ったようなその達観ぶり 
落ち着き払った様子は凄い その風情を見ていると
こういう人は そりゃ日本じゃ納まりきらないだろうな~
今の時代でも こんな30代の日本女性は滅多にいないだろう
出会うべくしてジョン・レノンと出会ったんだろうな~と思う

するーっと見れる ピース・ベッド ドキュメント

今日の映画:70点
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by acine | 2007-12-10 18:20 | Estados Unidos 米映画 | Comments(0)
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人口30万人の国 アイスランドの音楽シーンを追うドキュメント

この世のものとは思えぬような空、海、雪、氷・・・
まるで地球創世記のような大自然を抱き
そんな風景を見て育った人たちならではの 
何とも五感に響く 心に染み入る 音楽たちだった

映画内でも 語られるエピソード 

”古代からの息吹や詩が今も受け継がれているらしく
アイスランドの音楽はどこか古い賛美歌にも似ている
アイスランド人は誇り高く 情けないほどロマンティックだ
鋼のような心を持つ人でも たった1行の詩に涙する・・・

ヨーロッパとアメリカの中間に位置し
ヨーロッパでもなく スカンジナヴィアでもなく アメリカでもない
自分達の持つ世界と 様々な音楽をミックスする才能は天才的”

まさにその通り 

厳しく美しい大自然を見て育った人たちの音楽は その大地の通り
オーロラから星屑が舞い降りてくるような神秘ささえ感じる美しさ
氷河や凍てついた大地を轟かすような切り裂くような力強さ 
そして氷のような繊細さ その寒い大地とは裏腹の温かい人間らしさ
古代の息遣いがワイルドに今も残る味わい etc・・・

どのバンド・音楽も 一瞬にしてその空気が変わるような独特な味を持っていた

きっとどの国の人たちも 
こんな風に古代からの息遣い・DNAを持ってるはずなのに
堂々と自然に このアイスランドの人たちのように
素直にダイレクトに表現できてないような気がする

碧くて白い大地に育った人たちならではの 感性・音楽に恐れ入りました
育った土地がこんな風に密接に音楽に結びつくんだなぁ・・・と驚いた
それほど 目に見えない磁力・影響力がアイスランドでは働いてるような気がした
その自然同様 神々しさまで感じるのが凄い

ビヨークも変わった音楽やってる いつもヘンなカッコしてる人という
イメージしかなかったけど 彼女のライブシーンは圧巻だった!
まるで 氷河かオーロラかスターダストか 圧倒的なオーラと繊細さと破壊力
今更だけど 彼女のCD聞いてみよーか LIVEも凄く見てみたくなった私でした

寒い所は苦手だけど こんな感性持てるなら
来世 アイスランドに生まれてみてもいいなぁ・・・とちょっと思ったりして

いやー 凄く良かった! 個人的にとても好みな音楽ドキュメントでした
音楽映画は一杯あるけど 五感に響くという点でポイント高い

今日の映画:80点

アイスランドなんて どこ?
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by acine | 2007-10-24 15:34 | Europa  ヨーロッパ映画 | Comments(0)
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60年代 セックス・ドラッグ・ロックンロール 
このポスターそのまんまの世界 いやロックンロールは余りなかったか・・・ 
そして ストーンズから消えたと同時に この世からも消えてしまった男の物語

音楽モンだし 去年 ホントは映画館で見たかった映画
忙しくて行けずじまいで その後ベン・ウィショーも出てたと知り 
やっぱりこれはいつか見よう!と思っていた作品
借りようかと思ってたら 丁度放映があったので・・・ 詳しくは:コチラ

そういう死んだメンバーがいたらしい・・・というのは知ってたけど
当時の状況やストーンズの内情がどうだったかは さすがに知らない
真相を知らなかった分 逆に新鮮に見れたかもしれない

もっと音楽ガンガンかと思ってたら 意外や意外・・・!
とても映画らしい展開で 小粒ながら丁寧な作りの映画だった
静かな中にも 煌びやかで退廃的 羨望と妬み 遊びと浪費
享楽の世界 音楽ビジネスの裏側などが描かれていて
こういう世界でも 決して品を失わず 淡々とクールなのが
これまたイギリス映画らしくてよかった

プールのシーン~デビュー直後の雪のシーン~
GFを妊娠させて彼女の父親に怒鳴られ 家を出て 
ミュージシャンになり・・・そして人気者となり
くまのプーさんを描いた作家が暮らしていた
カントリーサイドの邸宅を買い取り そこに暮らし 
改装するシーンまで 一気になだれ込む・・・ 

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その風景や邸宅が なんともイギリスらしさがプンプン漂う 
アンティークさの漂う 萱葺き屋根の古風で瀟洒な邸宅
日本のミュージシャンが いくら成功したからと言って
純日本家屋を買い取って 改装して住むだろうか?
しかも くまのプーさんの作者が住んでたという家!
そういう感覚の違いが面白い 先端にいながら伝統的
いかにもカントリーハウスっぽいインテリア 
美しいイングリッシュガーデンに ほどよくモダンなプール・・・
なんともうらやましい家だった この家もいい感じだったけど
旅行先のマラケシュのホテルとかも すごく雰囲気があった
この映画・・・実はインテリア映画でもある

そんな中 キース宅も担当したという 冴えない建築業者の男
フランクがブライアンに手招きされるかのように 時には仲良く
時にはバカにされつつも 段々とブライアンの生活に入り込んでくる

何で こんな奴が こんなに延々フューチャーされるのか?
なんだか不思議な展開だな~?と思いつつ見ていたら
これが段々とミステリー要素 サスペンスチックになっていき
ミュージシャンのブライアン・ジョーンズの失速と重なっていくのだ
まるで 点と線がつながっていくかのように 
ブライアンの人生も幕切れへと向かう・・・

アメリカへ入国出来ない=アメリカをツアーできない スタジオへも来ない
曲も書かない 仕事をせずに 女遊び、旅行、家の改築 etc・・・
果ては 自らが原因で ダイナマイト・バディのGFをキースに奪われる
怠惰に遊び暮らし 浪費ばかりするブライアンは 
なるべくして身を滅ぼし 脱退せざるを得なかったという感じがするが
あの建築業者フランクが 彼の人生に登場した所で
彼の人生も 歯車が狂い始めたとも言える・・・

この映画で描かれていた事がホントだとすると 
怖い話だな~と思うし でも十分ありえそうな話でもある
単にあのフランクだけの問題か それともマネージャーが仕向けたのか?
どこまで本当かはわからないけど こういう脱退劇の裏側には
表沙汰に出来ないような 大人の事情がいろいろあるんだろうな~と 今更思う

音楽映画というより 成功と引き換えにこういう退廃的生活を
送ったばかりに 見えない渦に巻き込まれ 死に至るまでの結果・・・という感じ
予想とは違ったけど 小粒ながらも 意外にも映画らしい映画だったと思う
創作物語だったラストデイズより 真相に近いような気がする
本人がふーっと出てくる ラストシーンも効いていた

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淡々となりきっていたブライアン役のレオ・グレゴリーも上手かったし
庶民のフランクetc・・・役者陣の演技も自然でよかった
キース・リチャーズ役だった ベン・ウィショーは出番は少ないけど
小動物系&甘め路線系で なかなか可愛げでした
どっちかというと ブライアン&建築業者&GFに焦点絞ってるので
バンドやメンバーは余り出てこないのが ちょっと勿体ないかな?

今日の映画:78点
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by acine | 2007-08-30 00:49 | Inglaterra イギリス映画 | Comments(2)
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西洋と東洋の間に位置するトルコ
いろんな文化が混ざり合い混沌とするイスタンブールを舞台に
今のトルコ音楽を追ったドキュメント 監督はトルコ系ドイツ人
 
ドイツ人ミュージシャンがナビをするというのは
ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ 風味
キューバのハバナを舞台にしたこの映画もサントラも大好き
 
こういう音楽系 しかもエスノ系 そしてロードムーヴィー
個人的には外すわけにはいかないジャンル!
しかも トルコ・モロッコ・メキシコは 個人的にも
いつか行ってみたい 憧れのエキゾチックな国ベスト3なのだ
土着的で 奥が深そうで 物凄く面白そうだけど 危なそうなのが玉にキズ  
でも いつかは行きたい・・・!と夢見ている国たち 

うーん これはワールド系好きには たまらない世界かも
派手さはないけど イスタンブールの街の風景や ミュージシャンの佇まい
今風の音も取り入れつつ 地理的に近いヨーロッパからの影響
だけども彼らが身近に感じるというアジア そしてアメリカへの憧れ
アラブ風、インド風、 アジア風、ジプシー風、ヨーロッパ風、アメリカ風 
さまざまな材料が 様々な組み合わせで料理されてる音
耳新しい(全く意味がわからない)トルコ語の響き・・・とても新鮮だった

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どのミュージシャン&曲も印象的だったけど 予告編 *音出るので注意!
個人的に一番おぉーっ!と思ったのは Ceza
トルコ版ラップ 圧巻! エスニックな香りも漂って 
まるでお経みたいで 洗脳力が凄い Ceza - Holocaust  *音出るので注意!

あと演歌の香りがしないでもなく その歌詞に思わず笑えたけど
楽器の音色がなんともエキゾチックな 往年のおっさんスター
(その存在は まるでインドのスターのようだ)も◎
路上で演奏を続けるバンドの 舗道の石にだって記憶はある・・・
という なんともロマンティックで詩的な歌詞もよかったし
あとトルコの古い音楽に魅せられるカナダ人女性の歌もよかったし
クルド語の挽歌を歌うトルコ人女性 往年の女性スターの波間を漂うような歌も・・・

ヨーロッパ風でもあり モスクも一杯
建物だけでなく 文化や歴史が 幾層にも折り重なった 
独特のイスタンブールの街並みの美しさと猥雑さをバックに
曲も魅力的だけど その歌詞やミュージシャンの会話を見ていると
ヨーロッパとアジアの間に位置し 長い歴史と文化 さまざまな民族が
行き交う場所に生まれ育った人間ならではの世界観がある

我が物顔のように 自分達が一番!ではないけど
こんな場所から こんな風に世界を見ているんだという視点 
明確なメッセージや誇りが感じられる そのバランス感覚はよさそうだ
様々な民族が行き交った場所だけに 登場する顔立ちも様々なのも興味深い
そういう土壌や歴史が 音楽や生き方にも全て反映されてる感じ

映画内の人々は 限られたごく一部の人たちなので
それが全てのトルコ人を代弁してるわけじゃないけれど
こういうシーンを見ていると・・・ 

単一民族で 島国で育った人間には 到底身につかない
世界感やら価値観やら考え方がまた生まれるんだろうなぁと思う 
いつか こういう民族が行き交う場所に生まれてみたいなぁ・・・
こういうものに惹かれるというのは いつかの前世で
自分はそういう場所にいたのかもなぁ・・・?なんて思ったりして

なんとなくナビ役のドイツ人の存在が 中途半端なような気もしたけど
普段 なかなか味わえないトルコの音楽シーンや
街の風景が垣間見れ 心地よい時間だった

今日の映画:79点
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by acine | 2007-08-07 10:54 | Alemania ドイツ映画  | Comments(0)
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ロンドンのイーストエンドのワーキング・クラスの家に生まれ
60年代にデビューした スモール・フェイセズ~フェイセズ~ソロに転向した
ブリティッシュロック界の影のヒーロー ロニー・レインのドキュメント

ロニー・レイン 名前聞いたことあったっけ?!
さすがに活躍していた頃は全く知らない・・・
だけど そのバンド名やら フェイセズにいたらしいロッド
(スチュアート これも知ったのはソロ時代)も出るらしいし 
こういう 当時の裏ネタや背景を見るのは面白い
音楽ドキュメンタリー好きなので 見ておこうかなということで・・・

売れてる時代も お金に執着せず 音楽好きで自然体
ただただ音楽と 自然な生活に魅せられた 
ロニーの人のよさそうな顔つきと 人懐っこい目が印象的だった 
陽が当ってるような そうでないような 彼の音楽人生を辿るドキュメント

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スモール・フェイセズ ↑
若くて可愛い面々だが やってる音は全然古臭くなくて 今聞いても凄く新鮮
スティーヴ・マリオット(名前だけは知っていた)って こんな人だったんだ
そしてこんなvo だったのね~  そして主人公のロニーはベーシスト
登り調子で とにかく若くて楽しそうな姿と 音の達者さが印象的だった

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フェイセズ ↑
脱退したS・マリオットの代わりにロッドとロン・ウッドが加入
華やかでブルージーでソウルフルなロッドのvoに ロックテイストも濃い感じ
こっちのバンドでは アメリカツアーも行い その楽しそうな雰囲気も
フィルムに納められ 段々とロッドばかりに注目が集り 
バンドのバランスが崩れていく・・・ ありがちなバンドの宿命的光景も

それでも 根っからの音楽好きは変わらない
そして 彼は その時々の妻の影響も大きく受ける・・・
トレーラーを買い 田舎の家を買い 仲間と原っぱでセッション
大きなテントでの巡業 アメリカに渡り 自然と共に暮らし
母と同じ病気になり 自然に受け止め 大地へと戻る・・・
彼の言葉 ”人生は短編映画みたいなものだ” と言うとおり

前半の若い頃の映像は 生き生きと楽しく
中盤~後半は ロニーの人生同様 落ち着いた感じ
音楽映画にしては 静かでほのぼのとしてピースフルな感じ
このあたり BBCが協力をしてるらしく 堅実で地に足がついた作り

音楽ドキュメントらしく 終始流れてる音楽が 知らない曲でもとても心地いい
フェイセズ関係のも凄くいいけど ソロになり 自然体雰囲気そのままの
彼の温かい歌声がなんとも心地よくて 思わずところどころで
居眠りしてしまったくらい (疲れ気味のレイトだった・笑)

あと60、70年代のファッションや髪型も カラフルで楽しい!
センス悪い一歩手前なのに 何故かカッコよかったり
インドの教祖?に傾倒したり ドラッグ 原っぱで皆でいたり・・・
本能のままに かつ自然に生きてて 楽しそうな時代だ
音楽もファッションも生活スタイルも 実体験できてたら楽しそうだ
特にこの時代のイギリスは面白そうだと思う

地味めのドキュメントだけど 心地いい時間だった

今日の映画:73点

※映画とは無関係の ファッション関係のTBが
  入りまくるので この記事のみTB禁止にしてます
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by acine | 2007-07-30 11:50 | Inglaterra イギリス映画 | Comments(0)
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劇場公開時 見ようかな~ どうしようかな~と思いつつ
実はちょっと気になってた映画 詳しくはコチラ

音楽をテーマにした映画 音楽映画 音楽ドキュメント
音楽を中心にした映画 音楽がいい映画 は 文句なく好きなくせに
どうもミュージカル映画は苦手だ

見ていても ものすごーくハマるか 極端に冷めて見てしまうか?
のどっちかだ ハマれば 夢心地だけど(笑)
 ”ふん そんな気持ちを 歌に込められるわけがないじゃない!”
急にメロディに台詞が乗るのが 居心地悪くて 気持ち悪くってしょうがない
唯一の例外:ムーラン・ルージュ と ウィンターソングは大・大・大好き!
五線譜のラブレターや 今年のドリームガールズもよかった!
あと違和感なく見れたのはエビータくらい

去年京都で 仕事絡みで半強制的に 初生ミュージカルを見た 
劇団四季の”アイーダ” でもやっぱりダメだった
舞台装置や演出や照明は凄く良かった 素直に感心!
そして 出演者の歌も素晴らしいんだけど
”え? 古代エジプトが舞台なのに アンタたち コテコテの日本人じゃないー! 
何で日本語で朗々と歌うの?!” と思うと もうダメだった

で・・・本題 ミュージカル苦手なくせに この映画を見たのは
他でもない 300で キング・レオニダス役が素晴らしかった
ジェラルド・バトラーの怪人ぶり&歌いっぷりが 見たかっただけ(笑)
見たい所以外は ズンズンはしょって 早送り鑑賞

案の定 セットや衣装は素晴らしく お金かかってるなと思う
豪華絢爛なオペラ座 あのボートのシーンも幻想的でよかった
だけど 朗々とした歌のシーンの連続にはやっぱりダメだわ こりゃ・・・でした
何しろ 主役3人中2人が いかにも品行方正なお坊ちゃま&お嬢様系で
面白くない 人間パーフェクトじゃない方が魅力あり それは演技者でも同じ 

エミー・ロッサム 綺麗で歌も上手いけど 
なんだか鳩が豆鉄砲くらったような顔してるし
かなり多くのシーンでケロンパ・うつみ宮土理に見えた
もう一人のニイちゃん(役名さえ覚えてません)も 綺麗なんだけど ただそれだけ
顔の形がホームベース型のミニー・ドライヴァーまで出てたけど
彼女はけっこう存在感があり 妙に強烈

e0079992_044342.jpg肝心の怪人:ジェラルド・バトラー
彼の登場シーンだけは しっかり鑑賞
相変わらず ダイナミックでありました 風情も歌声も・・・
物凄く上手いというわけではないけど 
ダイナミックな体躯から繰り出される男気溢れる歌声と
オーラはストレート! まさに一人真っ向勝負状態
そして どう顔に留めてるのか???なマスクを
付けたお顔も端整で よく似合っておいででした
でも キング・レオニダスの方が 個人的にはインパクト大
 
そして ストーリーは そのセットの豪華さや
スケールに比べ チンマリとしてるような気が・・・ 
あっちつかずこっちつかずの優柔不断なヒロイン
救ってくれた女性に恩義も感じず あんなケロンパにストーカー的に恋する怪人
単なる当て馬なのが哀しい そして面白みのないもう一人の男・・・ 
どうも 全体的に好みではなかったな・・・案の定
映画館でじっくり見てたら また違う感想だったかもだけど・・・

これなら 今は亡きレスリーがちょうちんブルマーで 
ナルシスト全開で歌ってた キッチュな中華版オペラ座の怪人
”夜半歌声”の方がよかったなぁ・・・とチラリと思う私
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by acine | 2007-07-17 00:42 | Estados Unidos 米映画 | Comments(4)
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ブラジルの青い空と 家族の瞳 そして音楽 
決して恵まれていないだろう環境の中でも
生き生きとした眼と素朴さが 印象的なブラジルの人たち
ラテンの人たちの濃くて情熱溢れる 家族愛と音楽愛が溢れた1本

ブラジルの国民的人気デュオらしい
ゼゼ・ヂ・カマルゴ&ルシアーノの半生をモデルにしたストーリー
音楽監修:カエターノ・ヴェローゾと 実はすごく豪華!

小作人の父親は 息子達をミュージシャンに育てたい!という
熱意の余り あの手この手で 音楽好きになるよう仕向け
子供や奥さんや 家族全体を巻き込んでいく・・・

その姿は 家族として見れば いい迷惑でもあり
かつ無鉄砲でおかしい 息子をミュージシャンに!と
楽器に生卵に・・・と 信じてやまない信念も微笑ましい
いかにもラテン的で 情熱的で家族を愛する父親
そして 次々と子供を産みながら 家族を支える母親
二人の子供を見つめる暖かい眼が 何とも印象的だった

そんな強引な父親に 引き気味だった息子たちも
長男はアコーデオン 次男はギターを 買ってもらい
父親の熱意が伝わってきたのか 徐々に音楽に興味を示しだす
家族を助けるには 僕達もやらなくては・・・!
そして自分達も音楽に魅せられていくというくだりが
わかりやすく直球型で のし上がりストーリーの王道 

この息子達を演じた 子役2人がとっても可愛くて
まっすぐな瞳 生き生きと かつナイーブな演技が凄く良かった 
そして歌(本当に歌ってるのかは?)も凄くいい
親から離され 怪しげなエージェントに連れられての興行は
絶対怪しいよ!このオッサン!ロクなことないよ!と思いつつ
思わず この子達の行く末にちょっとハラハラしつつ見てしまう

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貧しいながらも 緑溢れる大地 どことも違う
南米ならではの 青く広がる空が 何とも印象的 
親子の演奏風景 車に乗って移動する彼ら・・・
音楽映画でもあり ロードムーヴィーでもある
そして 人生のロードムーヴィーでも・・・

途中 悲しい出来事が起こったり 音楽でも挫折を味わい
何事も上手く行くわけじゃない まさに人生山あり谷あり
だけども ラストでは 両親と共にステージで歌う 息子達の姿
他人が見たら 呆れる父親かしれないけど 信念は見事実った
幸せな親に 幸せな子供達 紆余曲折があってもこんな風に
信じあえる家族は うらやましいと思う 

父フランシスコだけではなく 母エレナの功績も大きい
個人的には ”フランシスコとエレナの2人の息子”
というタイトルが 正しいと思うけど
父と息子という方が 絵になるんだろうなぁ・・・

子供時代→大人時代→本物 という登場具合
どうも大人になるにつれ 濃すぎて ん?という感じだったので
可愛い子供時代の2人に軍配! 可愛い二人だった

それにしても エンディングまで延々流れ続ける 
ブラジル音楽の心地よさは なんと気持ちいいものか・・・
その暖かさ 清々しさ 艶やかさが 優しげな響きの
ポルトガル語の語感とあいまって とても魅力的
スペイン語圏の音楽とはまた違う 柔らかさがあると思う

いろんな人種が集ったり 行き交う場所には 
いい音楽が生まれるんだろうな・・・と思う

音楽成り上がりストーリーの王道 直球型で大変わかりやすいけど
こういうラテン的要素が一杯なのも また目線が違って 素直に楽しめる

今日の映画:78点
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by acine | 2007-07-10 13:04 | Sudamerica  南米映画 | Comments(2)
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頭が疲れてるので とにかくかるーいものが見たかった
ヒューは好きでも嫌いでもないが ドリューは好き
しかも80年代音楽絡み これしかないだろう!

出だしの 衣装はデュラン・デュラン 振りや雰囲気はワム!
ヒューがいたとされる 人気グループのPOPのビデオからして楽しい!
しかも出てくるバンドの名前やアイドルの名前 なつかしーのオンパレード
ボクシングで勝ったら 曲が披露できるなんて おもしろすぎ
しかもヒューが唄う曲も 元歌は多分コレだろーと ネタがわかるものばかり・・・ 
80年代イギリスもの好きだったから たまらんー!

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シンプルなラブストーリーの王道 ハッピーエンドは十分予想の範囲
もっとバカバカしいノリかと思ってたら 意外と程よく酸いも甘いもあり

過去の栄光にすがりつつ 情けなくもあり 前向きに
淡々と遊園地や同窓会でのステージをこなすヒュー 
音楽業界が長いだけあって 詩が書けないと言う ドリューを責めるシーンは
彼の気持ちもよーくわかる ”音楽業界も産業なんだ”
業界は違っても プロはどんな状態であろうとも どんな理由があろうとも
依頼された仕事は 期日までに仕上げないといけないのだ!
しかも質もちゃんと伴わないと 明日はない・・・!

ヒューには特に思い入れはないけど ちょっと顔の筋肉の衰えが気になる?
歌はなかなか上手い! 声質もいい感じ 
しかし あのへっぴり腰のわざとらしいダンスは笑える
NYが舞台だけあって イギリスっぽいシニカルなギャグは空振り気味
というか 単に日本語訳が今イチなのか?
彼の住んでるマンションの部屋はなかなかセンスよく居心地よさそうだった

ドリューはやっぱり可愛い! 最高だ!
決して美人ではないが なんともチャーミング
過去の男に囚われ なかなか足を踏み出せないジレンマ
だけど 前向きで一本気でと 彼女にピッタリなキャラ
決してタカビーでもなくプライドも高くなさそうで
ドリューが友達や妹だと楽しいだろうな~と思わせる うーん可愛いわ!

カーキや茶のコート プリントもののワンピース ジーンズ姿
スカーフなどの巻物 バッグやサングラスの小物 ドレス系
どれもめちゃくちゃ可愛い! こっちも あぁいう巻物真似しよーかな? という気になる
個人的にはあのカーキのコートと茶のショルダーがすごく欲しい! 
実は彼女はなかなかのドレッサー どのスタイルも自然にキマってる

そしてコーラ役のヘイリー・ベネットも印象的
東洋人的な目元 だけど抜けるように白い肌に長身
東洋人ではありえないスタイル 不思議な魅力的で 可愛かった!
人気絶頂のアイドルで しかもセクシー&仏教好きアイドルという
なかなかの難役を上手く演じてたと思う 
”愛へ戻る道” オーソドックスなのもいいけど
彼女の押す インドヴァージョンもなかなか面白かったと思う
それにしても 売れっ子スターってのも大変そうだわ

ドリューのお姉さんもパンチあって面白かったし 
作家の彼は 大人なこれまたナイスミドルでカッコよかったな

予想通り 気楽に見れる一品

今日の映画:75点
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by acine | 2007-04-25 22:19 | Estados Unidos 米映画 | Comments(0)
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70年代後半~80年代前半までのポリスの姿を追ったドキュメント
ドラマーのスチュアート・コープランドが監督
彼の撮りためていた8mmのフイルムがベース

ホームビデオで撮ったようなザラついた画像で
これが延々続くと辛いな・・・と思ってたけど 
上り詰めていく彼らの姿があまりにも爽快で
すっかり引き込まれていった

デビュー前~アルバムを出しての初記者会見
アメリカ各地のレコード屋でのサイン会
レコードを出して イギリスに戻ったら大スター
オープニングアクト~トリへの野外フェス 
ツアーバスでの転戦 レコーディング風景 ファンに囲まれ
本当に世界各地を巡りに巡ってのツアー プロモの撮影

そんな生活を楽しみ 音楽を楽しむ
若く瑞々しく かつ知的なフンイキもある 3人の姿がすごくいい

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スティング:若い頃はちょっとユアン似   
       しかもものすご~くカッコいいのにビックリした!
アンディ:お茶目で女性的?! 芸達者な人
スチュアート:鋼のような細い体から繰り出すドラムが最高! 

似てるバンドは余りないだろう シンプルで厚い 唯一無二の音
コブシが効いたような スティングのヴォーカルも心地よく
まるでパンクのような音~私が知ってる解散する前の
ポリスの音に変化していく音も面白い

メンバーいわく・・・
まったく新聞やパンを買いに行かない 
車も運転しない これっておかしいことだよね 
家に戻ってもピンとこない ツアーが実生活になってしまう
ライブの2時間こそ本物 その他の22時間はリアルじゃない
欲しい物は何だって買えるんだ お金には全く不自由してない

レコードを出す度に 団結力より
要求が高くなり お互いに厳しくなっていく・・・
成功と共に 高みを極めながら 失われていくものもある

ほんとによくいろいろここまで行ってるな~と
はたはた感心するくらい 世界のあちこちへ行っている
最初のアメリカのツアーバスから 世界のあらゆる場所まで
音楽ドキュメントでありながら とてもロードムーヴィー的
ロードムーヴィー好きの私にはたまらない世界!

しかも 高いところから撮った映像が多いのは
ヘリコプターやチャーター機から 街を眺めることができたから・・・
そんなホテルの上層階に泊まっていたから・・・
世界一のバンドとして そんな生活が出来ていたから・・・

まさに上り調子 高みの生活ドキュメント!

そういうことに 一般人の私は凄いよな~とただただ感心
一度くらい こんな人生送ってみたいよな気もするけど
これは普通じゃない世界だな・・・
才能があるってことは いいことだけど
こういう生活をこなすパワーも必要だということ
いやはや凄い世界だと眺めてしまった 

シンプルな作りながら 
ザラついたビデオのアングルも題材も面白く
”世界一のバンド”に登りつめる彼らの様子が
心地よく すごく面白かった!

今日の映画:81点
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by acine | 2007-04-16 22:30 | Estados Unidos 米映画 | Comments(0)
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単純に 面白かった!
ものすごくステレオタイプというか すごくわかりやすいストーリー
音楽業界 黒人音楽 ショービズ界の オモテ・ウラがよくわかる 
そのステージと同様 光と影が渦巻く世界

音楽を絡めた映画かと思ってたら ミュージカルだったんだ・・・
その歌詞も またものすごくわかりやすいんだけど(笑)!
恐ろしく シンプル・イズ・ベストなのが 潔くていい
パワーとリズム感で見せる ブラックアメリカンパワー・フル回転!

このガールズグループの 成り立ちもこれまたわかりやすい
エディ・マーフィー演じる うさんくささプンプンの歌手のバックコーラスでデビュー
最初は歌唱力で勝ってる 太目のエフィがフロント
そして エディから離れ グループとして独り立ち
メジャーへと上っていく過程で 太目のエフィはフロントを外され
ルックスのよいディーナに その座を奪われる
果ては ディーナ&ドリームガールズ なんてグループ名になり
既に後任まで いつの間にか決まって わがままでカっとしやすいエフィは
とうとう この世界から姿を消すことになる・・・

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ルックスやスタイルが見事キマった エフィの抜けたあとの ドリームガールズ ↑
やっぱりお金を取るなら 見た目も大事というのは 誰の目に見てもわかる
この3人になってからの衣装やメイクも キラキラと洗練されてて本当に華やか!

いくら抜群の歌唱力があっても ルックスのいい娘にその場を奪われる
果ては 下積み時代からのマネージャーの恋人まで奪われ
恐ろしくわかりやすい展開なんである・・・(笑)

そんなエフィ役を演じてるのが 賞を総なめしてるジェニファー・ハドソン
さて お手並み拝見!で とくと見てきたんだけど・・・ 

確かにパンチがある 歌も上手い! そしてこ憎たらしい雰囲気全開
そして 自分ではどうにもならないルックスの悲哀 ヒネクレた感じもありあり
演技は自然なんだけど あんまり演じてるように見えないというか 素のまんま?
歌もとっても上手いんだけど 新人のせいか とにかく力がよーく入ってる
せっかく手に入れたこの役! やってやるわよ!!!という意気込み満々で
力入りすぎてて 見るほうも 段々息苦しくなってくるのよ・・・
あの去って行くシーンの時の歌なんて こりゃこんな迫力で詰め寄られたら
男も逃げるよ・・・と思いたくなるよな猛獣状態 

確かに歌は上手いんだけど 唄う時 歌に気を取られるせいか
どうも立ち姿(特に膝から下)が美しくない 
力みなぎる上半身と対照的に ダランと気が抜けてるのだ・・・
そのあたり ビヨンセはプロなので まったくスキがないし 華がとにかくある 
このへんが ショービジネス界での 経験の差がありありと出た
みにくいアヒルの子のような役なので その点ではOKだと思うけど
アメリカでは こういうわかりやすい 過剰演技がウケるんだな~と思った

同じように エディ・マーフィーもよかったんだけど やはり力入りすぎ
いい奴から嫌な奴に変貌していく 引き算の演技の出来る 
ジェイミー・フォックスの方が 見ていて安心感があるし 自然
同じように ビヨンセも普段の仕事が生きてて 見事なディーヴァぶり!
彼女も決して力みすぎず自然なのに 異様に華がある バランスがいいのだ

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いやいや この映画・・・やっぱり彼女で持ってると思った ビヨンセ
月並みですが まぁ・・・なんて華やかで綺麗なんだろう・・・!!!
こりゃ~誰も太刀打ちできないわ そりゃジェニファー・ハドソンなんて
はじき飛ばされるのも当然だわ・・・と 誰もが納得するしかない
眩いばかりの美しさと華やかさ ステージだって 当然キマってる
歌だって本気で唄わせりゃ当然上手いし ステージングだってお手のもの
こんなパーフェクトな人 めったにいないんじゃない?ってくらいキマってる

世間は ジェニファー・ハドソンばかりを褒めてるけど 
引き算の演技も出来る彼女あってこその映画だと思う 
なのに・・・何故か彼女の扱い 今回小さくない?
いや~本当に呆れる位絵になる! なりすぎる!
途中からは もうただただビヨンセに見とれておりましたです ハイ
美しくてエレガントでセクシー これは無敵だわ・・・と(笑)

このブラック音楽 ショービズ界 アメリカでしか描けない物語
音楽も衣装もステージも時代背景も見ごたえ十分
単純だけど とっても楽しい映画だった!

今日の映画:79点
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by acine | 2007-03-12 00:39 | Estados Unidos 米映画 | Comments(6)