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簡単に覚え書き 映画メモ 美しすぎだろ リリーちゃん


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ベルベット・レインが印象的だった ウォン・ジンポー監督の2作目
今年1本目のDVD クリスマス明けに借りてたのがやっと見れた

いかにも黒社会ものを匂わせる 姐御というタイトルとは裏腹に
平和で美しいオープニング なんとなくの路線はわかるけど
一体これからどんな風に話が進むのか 全く読めない映像と音楽 そして期待感

*少しネタバレあり

エリック・ツァン演じる 親分百徳 
アニー・リウ演じる その養女フィービーが 
アメリカから戻ってきたところから 話はスタートする
エリックの仲間が サイモン・ヤム、アンソニー・ウォン、アレックス・フォン
となかなか強力なチーム そして下っ端子分にリウ・イエ
そして フィービーの親を殺した女親分にカリーナ・ラムという異色の配役

やはりこの監督 映像&音楽の使い方がかなり独特
香港黒社会映画らしからぬ B級くささとコテコテさが漂わない
スタイリッシュなシーンの数々 ジョニー・トーとはまたタイプ違うけど
アングル&フォーメーションに異様にこだわりがある感じ
あとスローモーションの入れ方とか アニメを挿入したり
独特のリズム&時間が映画内で流れている とにかく映像重視
それが全て効果的かといえば そうとは言えないけど
丁寧に作り上げた 映像独特のこだわりはよくわかる
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男性陣キャストは言うことなし!
渋い&貫禄&優しさ&いかがわしさなどを漂わせるベテラン陣
エリック・ツァンの存在感はやはり凄い 
仲間3人組も抑え目の演技で言うことなし
アンソニーの怪しげさ アレックスの優しさ サイモンの控えめな(笑)ギラつき感
秘めた感情を漂わせる下っ端のリウ・イエ
引退を決意したエリック そこから不穏な内憤劇が始まる

ある事以降 アニー・リウにスポットが当たり始めてから
どうもピリッとしない時間が流れていく 妙にダレ始める物語
前半ではよかったけど 後半を彼女中心で引っ張るのはかなり無理がある
そんな一人で引っ張れるほど 演技が達者じゃないし どうも頼りない
そして赤帽少年の存在も疑問というか中途半端 リュウ・イエの気持ちは?!
そしてカリーナ・ラムの女親分も健闘ながら若すぎて 
年月の流れも感じないし どうも役不足を感じてしまう
同じカリーナなら 根性座ったカリーナ・ラウ位が姐さんじゃないと説得力がない

後半 かなりとっちらかってきて あら?カンフー映画だっけ?!
えーっ? 一体どうなるのか???と心配してたら
これまたラスト付近~ラストがかなり強烈
こんなシーン見たことないわ・・・というシーンに驚く
はー?!ここまでやる?と唖然としてる間に 凄いことになっていく・・・
そしてエンディング そして美しい主題歌(これは凄くいい)

監督のこだわりが全ていい方向に行っているとは
決して言いがたいけど 何か違ったことをやりたいのはよくわかるし
独特の黒社会映画になってることは確か
アンソニーの○詰○シーンなんて 残酷でビックリするし
だけど 全体的に静かで美意識の方が強い内容 独特の時間が流れる

成功・いい映画とは必ずしも言えないけど 不思議な余韻あり
個人的にはベルベット・レインの方が上 テイストはまた違う感じ
徹底的に男の物語にした方がよかったかな あと女優が惜しい
だけど この監督は女性も描きたいタイプなんだろうなぁ

今日の映画:77点
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by acine | 2007-01-02 18:37 | Hong Kong  香港映画
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いやー 渋くてカッコいい香港黒社会映画でした
面構えがたまらないギラギラした男連中 達観した姐御
賑やかで勢いのいい広東語のセリフ
夜 雨 弾丸 男のぶつかり合い オレンジ色の灯り 
やっぱり これぞ香港映画ですわ! 
アンドリュー・ラウ 王家衛テイスト 取り混ぜつつ
何か新しいことをやってやろうという意欲が
ちゃんと見え隠れする映画
2000年代半ばのれっきとしたこれも香港ノワール

アンディ・ラウとジャッキー・チュンの2人は全く危なげない演技
というより ますます円熟&凄み増して もう言うことありません!
2人の友情 愛情 申し分ない演技で見せてくれる 文句のつけようがない
正直アンディ苦手だけど これがアンディの映画で
一番すんなり見れた映画かもしれない 
ジャッキーは本当に若い頃より今の方がうんといい
いい年の取り方をしてる 今回の役作りも素晴らしい!

そしてショーン・ユウ&エディソン・チャンの若手2人
やっぱり香港の若手は演技が達者だわーと感心
正直F4のメンバーはまだ表情が固いなぁ・・・という感が
否めなかったけれど (好きだからこそ 辛口に言う!)
何でもアリの香港映画で とことん鍛えられてる2人はやっぱり違う
*無極のニコラス・ツェーも同じくタフな香港若手!
映画俳優としてスクリーン映えがするし 順調に成長してる
正直何を見ても この2人が出てるじゃないよ状態だけど
香港映画界をひっぱっていくこの2人には頑張ってもらいたい!

やっぱりショーン・ユウはいいなぁ!と再確認
私はやはりショーン派に間違いない カッコいいねぇと惚れ惚れ
今回のような影のある役は彼にピッタリ
彼には年を重ねる度に 演技面でトニー・レオンのようになって欲しい
ショーンにはその素養がありそうなので期待してる
エヂも今回はショーンよりスポットは当ってなかったけど
堅実な演技を見せていた とあっさり感想(笑)

そしてこの映画のいいところは 女の使い方がバランスいいこと
姐御なン・シンリン(ものすごく久しぶり!夜半歌声以来かもしれない)
気丈なショーンの母 描き方どっちもOK
IAⅡのカリーナ・ラウ以来の納得の姐御ぶり
中途半端に女を出して 女を出さない方がよかったんじゃない?!
どうも女の演出が冴えない香港映画にしては 使い方上手いと思う
そして娼婦役の子も良かった 彼女とショーンのラブシーンは
少しだけ天使の涙のレオン・ライとカレン・モクの安ホテルを思い出す気がした

そして おかしかったのは 若手2人に
銃を取られた警官ラム・シューおっちゃん!
(肥警察と役名がエンドに出てたような・笑)
銃強奪は罪だぞ!銃紛失も罪じゃないのか?のくだり
ついバナナの皮事件を思い出したのは 私だけではないはず(笑)
これも久々!マーク・ロイの音楽もなかなか良かった
そしてエリック・ツァンはプロデューサーなんだ

ラスト・・・えーっ?そういうことだったの?!とちょっと驚いた
私はてっきりショーンがナイフ持って アンディかジャッキーの二人の
どちらかを狙ってるんだと思っていたのと同時に
ジャッキーが手下にアンディを襲わせるのかな?なんて思っていたら
2人とも・・・そして まさか時代が違ってたなんて!

どう見てもショーン&エヂの格好や背景は今風だったから
4人は同じ時代に生きてるもんだとてっきり思ってた
軽い驚き これが監督の狙いだったのかも
となるとアンディ&ジャッキーが生きていたのは近未来の話なのか
映画に映ってるような黒社会&彼らが生息する夜の香港の街並みは
10年先、20年先になっても そんなに変わりそうにないから
それもありなのかな? なーんて解釈しましたが
見る人によって 解釈また違うかもしれない

今日の映画 80点

それにしても
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by acine | 2006-01-19 23:44 | Hong Kong  香港映画