2009年 05月 24日
VANTAGE POINT バンテージ・ポイント ’08 アメリカ (WOWOW)

公開された時も ちょっと気になってたんですが
行けずじまいだったので 今頃観賞
詳しく:ウーマンエキサイト シネマ
正直 題材に関しては へーぇ・・・という感じですが
スペインの男前 エドゥアルド・ノリエガが出ることと
そして スペインのサラマンカが舞台 その2つが見たくて
早い話は 同じシーンを 各人から見るとこうなる・・・という
映画だけに 整合性が重要なんだろうな~と思って見てましたが
冒頭から ご当地なのに市長があんな風に英語で
スピーチするわけないじゃない・・・とか
比較的 同じシーンが繰り返される 3,4人目までで
いつまでこれが続くのか?と ちょっと飽きつつありました
しかも こんな人混みで こんな点と点みたいに
人と人がつながるわけないじゃないない~?
大混乱してるのに こんなピンポイント接触ありえない!など
文句言いつつ 一つのパートが短いので つい見ていっていると・・・

エドゥアルドの辺りから 段々と加速してきて
何だこの人?普通の人でしょ? 謎の鶴瓶師匠の辺りから
(デニス・クエイドも一般人に ここまで情報頼っていいのか?とか)
段々力技全開になってきて いくらシークレットサービスか
警護だか警察だか知らないけど 外国でここまで傍若無人に
発砲するわ カーチェイスするわ そんな権限があるわけ?!
現地の人 あんなに巻き込んで 大統領の為には何でもありな
展開に目が点 そして はは~そうだったのか~というオチでしたが・・・
スピーディで力技で見せきったのは偉いけど
なんとなく TVドラマ的な感じもしたのは事実
前編・後編みたいにね・・・
せっかく美しいスペインの街が舞台なのに
あんまり風情感じる映し方ではなかったなぁ・・・
単にアメリカ的ストーリーをスペインで撮ってみたけど
どうだい!という感じ 情緒がないんだよな~
背景が単に古くて美しい街というだけで・・・
英語をスペイン語に直訳したような スペイン人同士の会話も
風情なかったし 英語とスペイン語のチャンポン具合もいい加減
言葉も含めて どの人がどういうバックグラウンドを持ち
そこへいるのかとか ものすごく適当だったし
力技で辻褄合わせへ全力でゴー!という感じでした(笑)
そういう娯楽映画として見れば それでOKなんでしょ~
発砲シーンとか 車追いかけて走るところとか
どこかぬるめなデニス・クエイド見て 単に役柄だけど
よりヨーロッパの街がよく似合うダニエル・クレイグでも
すごくハマりそうだなぁ・・・と思ったけど
大統領の元シークレットサービスというより
やっぱり女王陛下の・・・という方が合っている
でも あの死人が何人でてもおかしくないようなカーチェイスは
この前の007より出来はよかったな 何をしてるかわかりやすかった

そして アメリカーンな出演者たちの中に混じって
やっぱり どこから見ても濃い~濃い~エドゥさん
得なのか損なのか よくわからないような役柄だったけど
けっこう出ずっぱりで 思ってたより登場シーンも多く
それなりに満足でした ポスターに名前さえないけどね
あと ”トゥームレイダー2”や”Dearフランキー”あたりの
ジェラルド・バトラーをちらりと彷彿とさせるようなルックスの
マシュー・フォックスもなかなか良かった
1時間半なら たまにはこんなのもまぁいいか的映画でした
今日の映画:76点
by acine
| 2009-05-24 23:23
| Estados Unidos 米映画