2009年 06月 30日
Vicky Cristina Barcelona それでも恋するバルセロナ ’08 アメリカ

ウディ・アレンのイギリス2作に続き
今度の舞台はスペインのバルセロナ
詳しく:シネマトゥデイ
スペイン人監督が描くのとはまったく違う 観光的バルセロナ
(それもとっても楽しいんだけど・・・)
そして太陽とアートとワインと男と女と とってもわかりやすい
アメリカンガール in バルセロナ
冒頭のプラット空港 そしてタクシーでバルセロナの街へ向かうシーン
そうそうこんな感じだよなぁ・・・と記憶が甦ったりして
ただし このアメリカ人2名 ヴィッキーとクリスティーナ
うちレベッカ・ホール演じるヴィッキーには
バルセロナに親戚がいて 彼らの家に滞在するのだけど
これがなかなかの邸宅で 若いくせにハイソな旅だなぁ
(今時はセレブな旅か・・・) という匂いがプンプン
そして ヴィッキーの叔母?より ギャラリーのレセプションで見かけた
赤シャツの男が妙に気になる スカーレット・ヨハンソン演じるクリスティーナ
そして 翌日の晩 夕食を食べていると 再びその男を見かける二人
そんな二人に近づく ハビエル・バルデム演じる ファン・アントニオ

いかにもラテン男的 かつ単刀直入かつ甘く
二人を週末のオビエド(ファンの故郷)に誘う・・・
クリスティーナは元々ファンに興味があるので行きたいわ!と即答
そして 婚約者がいるヴィッキーはあれこれ言って食い下がる・・・
え~?! バルセロナが舞台なのに 何でオビエドへ行くの?と驚いたり
あんなにうるさかったヴィッキーがその飛行機へちゃっかり乗ってるし
アンタね~という感じ(笑)が強引でいい ワイン飲んですっかりいい気分で
あのスペインの濃い空気感がそうさせてしまうのね~ という予感
この映画 ワインを飲むシーンが一杯あって (こっちまで飲みたくなる位!)
ワイン飲んですっかりいい気分で ついつい勢いで・・・という雰囲気を
ストーリー展開にも 凄く上手く利用してるような気がする(笑)
それでもしょーがないか的雰囲気を バルセロナの街や
スペインの空気は持ってるからこれまたしょうがない

そして 三角関係 四角関係 爺の自己投影&妄想炸裂?!
ハビさん中心に いい女がくっついたり 離れたり
カスカスですっかり枯れてしまってるように見える外見でも
爺いや御大 若いよなぁ・・・(笑)と ある意味感心
ラテンの本場で 負けじとなかなか情熱的に撮ってるし・・・
タイトルのように 恋をするというより 魅力的な街での
アバンチュール系ストーリーが展開されるわけだけど
飲んで 寝て 愛を語って 楽しけりゃ それでいいじゃないか~!
意外と事なかれ主義というか あまり深いテーマはないと見た
単に 御大 ムチムチしたスカ子と また映画が撮りたかったんだろうなぁ
そしてこれまたスペインのムチムチ系 ペネロペ・クルスも絡ませて
そして 舞台は美しいバルセロナで・・・! 単なるそういう筋書きっぽい
普通 今 GFと暮らしてる所へ いくら問題があるからと言って
元妻を連れ込む~!? それを許すGFもGFだし そんな男も男だし
乗りこんで平気な元妻も元妻というか・・・ 皆 えらい器が大きいというか
何も考えてなさすぎでおかしい 共感できないな~(笑)

3作続けて起用されて お気に入りのスカーレット
御大入れ込んでるだけあって すごく魅力的に撮られていて
ノースリーブの腕をチラチラさせ プラチナブロンドの髪をかき上げ
ぽってりした唇からあのハスキーヴォイス
ほんの数秒でも色気ムンムン なんともセクシーで小悪魔的
親友のヴィッキーに批判されても
気になる男にはホイホイついていく尻軽女で
でもサバサバしてたり 彼女にピッタリなキャスティング
あと 思ったのは 彼女は上半身とか顔のアップは凄く
いいんだけど 全身になると どうもバランス悪くない?
そして 濃い~濃い~ハビエル・バルデム
ハンサムじゃないわ・・・とヴィッキーに陰で言われても
濃厚に漂うラテン的色気 舞台がスペインということで
アメリカ女相手に英語喋ってても やっぱりハマっている

そして ペネロペ・クルスが登場すると 一気に空気が
ますます濃厚になる 頭おかしいので 喋りすぎてうるさい位!
だけども いかにもスペイン女的なルックスは
いくらセクシーなブロンドでも クリスティーナよりは
その空気感にピッタリマッチする ペネロペが登場してから
どうもスカーレットは所在なさげになってしまった感がある
だけど これが助演女優賞かというと どうなんだろう?!
気性が激しい女なので わかりやすいけど 審査員もスペイン語
喋ってるし エキゾチックに見えて 得した部分もあるかな?
ボルベールで主演女優賞の方が合ってるような気がしたけど・・・
しかし 自分はさんざんスペイン語喋ってるくせに 何度も何度も
元妻のペネロペにはこの家では英語を使え!と言うハビエル
矛盾してません?! この辺が英語人種のエゴというか
設定に無理があると思う 同国人同士がわざわざ外国語で
普通喋らないと思うけどな~

インパクト強いキャスト陣の中 不思議な3人暮らしをきっかけに
どうもインパクト薄になりがちなスカーレットをよそ目に
段々と気になってくるのが このヴィッキー役のレベッカ・ホール
最初は説教臭いことを スカーレットやハビに言っておきながら
自分はちゃっかりハビエルと・・・ とのその優等生キャラが
鼻につくんだけど 段々このまま婚約者とそのまま結婚していいのか?
またハビとと・・・妄想したり 等身大の人間くさい
そのキャラクターが 段々と印象に残ってくるわけ
フロスト×ニクソンでは 単なるなりゆきまかせなグルーピー的存在
だったけど こちらではより演技をしてて
地味目だけど なかなかよい手堅い女優さんかも・・・
そして 一番の楽しみだったバルセロナの街並み
かなりステレオタイプというか 物凄くお上りさん感覚で撮られてて
名所はちゃーんと押さえてるんだけど もっといいとこも
一杯あるのになぁ・・・と 大のバルセロナマニア&贔屓の私には
ちょっと物足りない位でした それほど登場人物たちが濃かったなぁ
映画としては スカ子3作の中では マッチポイントが圧倒的に面白いかな
タロットカード殺人事件では 御大出しゃばりすぎでうっとおしいし・・・
これは一夏の雰囲気もんアバンチュール系で
出てくる人も街も濃いけど 意外とアッサリ味
バルセロナが舞台というだけで 点数かさ上げしてしまうんですが
この映画に関しては現実的にシビアかも(笑)
今日の映画:76点
↓ 余裕のある方はどうぞ ↓
私 バルセロナの写真は多分900枚位撮ってます
これは ほーんの一部ですが UPさせてください
フイルム時代のスキャンなので あまり写りがよくないけど・・・
初代ブログで陽の目を見なかったので ここで夢実現
この映画に出てくるところもあり
出てこなかった もっといいところもあり!
ご覧の通り 本当にフォトジェニックな街なのです~

カテドラル

ゴシック地区 旧市街の一番古いエリア

〃 チリから来たギタリスト

ライエタナ通りから見たカテドラル

港のコロンブスの塔

グエル公園近くのエスカレーター

グエル公園の上あたりのゴルゴダの丘からの眺め
サグラダ・ファミリアと地中海

ランブラスから旧市街へ抜ける道

モンジュイックの麓あたり

グエル公園内 ガウディが住んでいた家

カサ・ミラの屋上

グラシア通りのアール・ヌーヴォー建築

旧市街 カタルーニャ音楽堂の近く

リーガ・エスパニョーラで バルサが優勝した夜
深夜も街中は凄いパラララ状態!

カサ・ミラ内部

カサ・ミラの階段

サグラダ・ファミリア

〃

サン・パウ病院

同病院からの眺め

モンジュイック オリンピック・スタジアム付近

バルセロナ プラット空港

バルセロナ・パヴィリオン

バルサの本拠地 カンプ・ノウスタジアム

グエル別邸

国立カタルーニャ美術館

新市街 バルセロナ大学近く

カタルーニャ美術館からの眺め

港

旧市街の路地

サンタ・マリア・デル・マル教会

カテドラル前のピカソの壁画

グラシア通り ガウディデザインの街灯

旧市街 通っていた学校

旧市街 学校近くの路地

カサ・アマトリェール

カタルーニャ美術館からの眺め サグラダ・ファミリアも見える

アパートのあった トレント・デ・オリャ通り

カサ・ビセンス ガウディの処女作 近所だった

カサ・ミラ

旧市街 ゴシック地区 ガラスの向こうはローマ遺跡

サグラダ・ファミリア 地下の展示コーナー

グエル公園

ヴィア・オリンピカ 高いビルはオリンピックの時の選手宿舎

グエル公園の柱

サグラダ・ファミリア

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サグラダ・ファミリアから眺める地中海

グエル邸の屋上

クアドラス男爵邸

カサ・ミラ内部

カサ・ミラ

旧市街 アルヘンテリア通り
by acine
| 2009-06-30 17:41
| Estados Unidos 米映画