2009年 09月 16日
映画は映画だ ’08 韓国 DVD 特典映像 感想

本日 DVD 発売 !
本編は何度か見たので 1回目 2回目
今日は特典映像からまず見てみました
合計140分という けっこうな大作
まだ全部見きれてませんが・・・
まずは メイキング編
このメイキングには なかったシーンや
見たことない風景も話も いろいろあって お得感あり
中でも興味深かったのは 監督のコメントを中心に
撮影風景も交え シンプルにかつポイントを上手くまとめた
メイキング編 とっても面白かった!
こういうメイキングって 特典にはつきものだけど
充実してるのって 意外と少ないような気がする・・・
レイヤー・ケーキ(英)の特典映像を見た時以来の充実感かも
(あと 頭文字D や 300のも 個人的にはお気に入り)
この映画が気に入った人 映画好きの人(私・笑)
には きっとツボにハマるはず
監督・キャストを始め 製作、助監督、撮影、照明、
メイク、美術など 皆が シンプルに一致団結し
予算は厳しいけど いい映画を作っていこうとするところが 凄く良かった
こんな姿勢だったら それはいい映画になるはずだ

監督いわく この映画のテーマ
”ヤクザが出るが ヤクザ映画ではない”
”映画に関する映画だ”
この監督のチャン・フンさん
その考え方 とてもシンプルでクレバー
そして とても地に足が着いている
(私はこういう姿勢の監督が好きなんだと思う
レイヤーのマシュー・ヴォーンもまさに同じタイプ)
以下 おぉ~と思ったところを羅列
*クランクインの時 キャスト・スタッフを前にし 監督の挨拶
”各々 担当業務について よく考えてみてください
30秒 黙想” と言うところ そして無事を祈って乾杯!
業界も仕事も全く違うけど 自分も 毎回違うメンバーと
チームを組み 歯車の一部として 担当部分を全うし
皆で一つのものを作るので この部分 妙にうなずける
ものがあった これは使わせてもらおう 黙想30秒!
*クランクインの前に 皆で脚本を読みこむシーンあり
こういう映像 ありそうでなくて 面白かった
*俳優スタは正攻法で撮り 彼を中心に撮る
ヤクザのガンペは画面から少し左右に振る
そして 肌の質感の違い スターは白く ヤクザは黒く
(確かに普段のジソブさんは色白でした)
二人ともまだ若く 肌のきめも細かいので
わざとザラっとした質感に見せた
という 撮影や照明やメイクの技で
二人の立場を分けるということ あと 普通だったら
二人の容貌を対照的にするが あえて
二人に同じような髭を生やさせた・・・など
そういう細かな設定で 二人の映画での立ち位置の違いを
演出してたのか~と なるほど・・・という感じでした

*アクション
達人は構えをしない
そして ”ボーン”シリーズを例えに アクションシーンでは
リアルなアクションシーンを いかに安全に撮るかが大事
俳優に怪我をさせていては 撮影が続かない
でも監督としてはリアルなシーンが 撮りたい時がある
リアルと安全の狭間に揺れる・・・など
とはいえ 平手打ちとかキックとか ムツゴロウシーンとか
もう本気でやってますんで 俳優って体張った本当に
大変な仕事だな~と感心しきり ヒロインからジソブへの
平手打ち連打もかなりキョーレツでした・・・!
もうあの泥のシーンなんて 何じゃこりゃー?!の世界ですもん
*ヤクザのアクションは 実践型 スタイリッシュにカッコよく
俳優のアクションは 脇が甘く無様 使い分けた
なるほど~ だから 異様にソ・ジソブがカッコよくて
カン・ジファンがカッコ悪く見えたわけね~
*予算の関係で フイルムも余裕はないから
ワンテイクで撮る そのつもりでいて欲しい
NGも出さないようにしてくれと 監督自ら宣言
映画のスタッフ役の役者まで雇う余裕がないので
スタッフを使ったが 俳優はやはり俳優のもの
最初はスタッフたちは緊張してたけど 果ては
モニターを見て お互いの演技に意見を言い合うようになった
*キツいアクションシーンの合間に さっと監督が
俳優陣にタバコを差し出し 火をつけてあげるところ
苦労をねぎらう 凄くいいシーンだったなぁ
監督自体がまだ若い(’75年生まれ)ので
よい兄貴分のような感じ 仲間意識があり
かつ 映画をまとめる役としても落ち着いている
凄くハマってしまった この映画の舞台裏は
このメイキングを見る限り ハマってしまう要素が
一杯のエピソードがいろいろあって 凄く面白かった
監督自体がキム・ギドクの助監督出身
この映画の原案もキム・ギドクということで
ブレス他
ギドク関係のスタッフが共通で関わってるらしいけど
なかなかよいチームだな~と思って見てました
本編は 時間のある時に また見よう~っと!
ついでに言うと
ポスター撮影&製作報告会も凄く面白かった!
カン・ジファンもいい人そうだな~

この映画 映画好きには本当におすすめだし
この映画でのソ・ジソブ
眼力・佇まい・間合いなど とにかく演技が素晴らしい!
そして 恐ろしくカッコいいので 気になった方
ぜひぜひ 見てみてください♪ 予告編/Youtube
ソ・ジソブの新作映画: ソフィーの復讐 来年1月公開
中華な映画 しかも大陸系トレンディドラマなので
多分 内容グダグダそうだし しかも製作にまでツィイー
加わってるから 自分に都合よさそうなストーリーにしてそうで(笑)
正直 内容には期待してません だけど ジソブだけは見たい!
だけど これはつるりん系ジソブ やさぐれ系の方がよいな~
by acine
| 2009-09-16 23:09
| Corea 韓国映画