2010年 07月 15日
L'heure D'ete 夏時間の庭 ’08 フランス (WOWOW)

久々の家での1本
このおフランス映画 公開された時も
見たいなーと思ってたんだけど 今頃観賞
見終わって 思い出しました
マギー・チャンの元旦那 オリビエ・アサイヤス監督作ということ
*二人のコンビ作 CLEAN ’04
詳しく:公式HP
ダラダラと居眠りしながら見るには 最適の1本でした
題材のせいか おフランス映画にしては珍しく
誰もがベラベラ喋りまくるというタイプではないので
ゆったりした気分で見れるのがいい
亡き母の大切にしていた家と美術品を処分することになる
男2人女1人のきょうだいたち

そういう人間ドラマが主軸なんだけども
そして もう一つの映画の見所 この家が主人公と言ってもいい
いかにもフランス的な味わいと歴史を感じる美しい田舎の家
そして 日本タイトルにもなっている素朴で美しい庭
そんな家に点在する 由緒ある美術品やインテリアたち
そしてさりげなく飾られる花々
いかにもヨーロッパ的な歴史と美的センスを感じさせる
本物の家、インテリア、庭など 見どころたっぷり!
そして 降り注ぐ美しい太陽と雰囲気のある空気感
そんな風景と共存するこの家族

由緒ある美術品ゆえ 相続税がかかる
そして 同じく 母の思い出のつまった家だけど
各々の生活もあり 家の面倒を見ることができない・・・
そして 彼らのとった行動は・・・
そして 母が語らなかった部分とは・・・という映画なんだけど
この映画を見てると あんな価値のあるものは持ってないけど
人間死んだら 何ひとつ 今持ってるものなんて
持っていけないんだから シンプルに生活しないといけないなぁ・・・
今 身の周りにあるもの・・・
本当に自分に必要なものって 一体どの位あるんだろう~?
と思いつつ 思いっきり 物質文明&過剰な物欲にまみれてる自分
もっとシンプルな生活をしよう・・・!と思わされました
そして 母が大切にしていたものたちの行く末
なるほどなぁ・・・こういう選択肢もあるんだなぁ
そして あぁいう風に展示されてるものの一つ一つに
こんな風にストーリーがあるんだなぁ・・・
そしていろんな想いもあるんだな~と思いました
この映画に出てきた中で 一つだけもらえるとしたら(笑)
ヨゼフ・ホフマンの収納棚が欲しい・・・な
地味で 決して刺激はないけれど
美しいおフランスの田舎の家と庭を満喫する
そして そこで起こる出来事を垣間見る・・・
家でまったり見るには いい一作でした
苦手なジュリエット・ビノシュも今回は良かったし
兄弟二人も堅実で誠実でよい感じだったし キャストもよかった
今日の映画:76点
しかし 録りだめしてる映画
山のようにあるんだけど も~ なかなか見きれません・・・!
なのに 次々録ってしまうんですよね~
by acine
| 2010-07-15 21:58
| Francia フランス映画