2010年 09月 21日
EAT PRAY LOVE 食べて、祈って、恋をして ’10 アメリカ

TVで見た予告編がなかなか面白そうで
今の自分は旅になんか出れそうにないので
見たら ちょっとは気分転換になるかも~!?
でも 待てよ ジュリア・ロバーツが主人公
ジュリア・ロバーツの映画 よくよく考えると
なんと ”プリティ・ウーマン”以来でしたー!
なかなか縁がない俳優・女優がいても
※本当に縁がなくて たまたま見てない
※どうもピンとこなくて 自分から見ようとしないから 縁がない
以上 2種類に分かれると思うんだけど
ジュリアは後者 今まで特に興味がなかった・・・というのが正しい
でも ハビちゃん出るし・・・! どーかな~?と思いながら 行きましたが
嫌な予感の方が当りました~!
よって これから見られる方 見ようと思う方は
読まない方がいいかも・・・
この映画 ジュリアに興味があるか ないかで
感想がガラっと変わるかもしれない
まずは映画自体詳しく:eiga.com
ピチピチだったプリティ・ウーマン ジュリアも四十路
もともと個性的な顔立ちしてると思ってたけど
今回久しぶりに見て ますますその感強し・・・
メイクして髪もバッチリで ものすごーく綺麗に見える時と
スッピンで えぇ~?!ってな素顔の落差が激しくて
目鼻立ちくっきりだけど あの顔の小ささというか細さ
なんかこうつめこまれすぎで いびつに見えてしまうし
一番気になったのが スッピン&あまりメイクしてない時の口元!
特に上唇! なんで そんなにラインがボヤケてるの?
しかも 上唇のあのボテーっとした感じが どうも私は
違和感あって ついついそればっかり気になってしまいました
どうも話がかみ合わない どう見ても合ってない夫と
別れることにした 売れっ子作家(ライター?)のジュリア
この夫がビリー・クラダップ 私はビリー好きなんだけど
え?誰?この頭の大きい人? もしかしてビリーかな?と思いつつ
こんなにカッコ悪い人だったっけ?!(まぁ役自体が余りカッコよくもない)
”あの頃、ペニー・レインと”なんか 物凄くカッコよかったのにな~

そんな中出会う 年下男のなかなか可愛い男 ジェームズ・フランコ
即 一緒に暮らし始め インドの瞑想?というか インドの宗教?に
ハマってる彼に即影響され 瞑想を始め 突然イタリア語を勉強しはじめ
イタリアとインドとバリへ行くの!と
何もかもリセットする旅に出発するジュリア
もともと航空券を3種類買ったと言ってたけど・・・
素晴らしく絵になる街 (これは素晴らしかった!)
ローマで美味しいものを食べまくる
あれこれ 混沌としてピュアな インドで祈る
そこで 初めて わかった!
じゃ バリでは恋をするんだ~
そこで まだ出てないハビ登場なんだな~
わかりやすすぎというか 単純すぎる!
しかも4ヶ月ごとに きっちり移動して・・・!
しかも 行く先々で都合よく 英語を喋る人たちが現れ
手を差し伸べてくれ 仲良くなるのは 普通ありえない!
それだけでも 充分アンタ恵まれてるよ! と思うのに
まだまだ更に何かを見つけたい・・・なんて厚かましい・・・!
と段々思えてきて かつ スッピンジュリアの口元に目を奪われ
なんで 欧米人女@アジアって こういう絵に描いたような
私はアジアにいるのよっ・・・みたいな 自己満足アジアンルック
というか あぁいう画一的な服装になるんだろう?!と思いつつ
バリの妙にフレンドリーすぎる祈祷師(?)といるシーンなんて
ELLEとかの巻頭のセレブ記事で ”ジュリア・ロバーツ
バリでリセット” みたいな感じの完璧なセレブ的絵づらなのだ
そして バリでやっと現れたハビ男 ハビエル・バルデム!

なんと 驚きのブラジル人役だったけど 濃厚な空気感の
バリの中でも まぁ 濃い~!濃い~! 濃い~こと!
かつ顔がデカい! なので 街中にいようが
田んぼの中にいようが 海辺にいようが どこにいても
そこにいる!と 即わかる ハビちゃんなのだった
でも なかなか素敵な雰囲気を醸し出していた
しかも イタリアのマンマに負けない位 息子LOVEな
バツイチのブラジルオヤジ役で ちょっとビックリしたけど・・・
彼がかけていた音楽 ボサノヴァ@バリが
ものすごーくマッチしてて すごく新鮮でした!
ボサノヴァって こんなにバリ島に似合うんだ・・・と
だけど ジュリアとハビの相性がいいかどうかは???
やっぱり 奥方 ペネロペみたいな濃い~人と組んだ方が
絶対似合ってる感じ 湿度の低そうな人は似合わない
見終わってわかったけど
私の中では
トム・クルーズは 何の映画でも トム・クルーズ
ブラッド・ピットは 何の映画でも ブラッド・ピット
(エンドクレジットで初めて知ったけど 製作に加わっていた)
なんだけど 彼らと同じく
ジュリア・ロバーツは 何の映画でも ジュリア・ロバーツ
なのかな?と思いました 違ってたらゴメン!だけど
多分 そーなんだろうと 勝手に解釈
実話らしいけど 知らずに見たら このストーリー自体
かなりのご都合主義なので これをリアルに演じること自体
かなり難易度が高いと思うんだけど それを 何の映画でも系の人が
主演やってしまうとこうなる・・・というよいお手本
いや悪いお手本のよーな映画になってしまいました
これがハリウッド映画の自分探しの旅の限界
雰囲気もんだけど 何かがもっと深い
ミニシアター系や 同じアメリカのインディーズ系の
ロード・ムーヴィーには 足元にも及ばない感じ
例えば これを今思い浮かんだだけだけど
ケイト・ブランシェットとかユマ・サーマンとかが演じたら
もうちょっと いや必ず深みが出たかもな~・・・
もしくは 好きじゃないけど グウィネスでももう少しは
コマシだったかもしれない・・・と思う
彼女の狼狽ぶり 迷走ぶりはわからんでもないけど
ジュリアが好きでないと この映画には多分共感できそうにない感じ
それでも 個人的に一番良いシーンだなと思ったのは
インドの寺院?での屋上の アメリカ人瞑想仲間のオジさんの話
何故か 歯に手を入れつつ 感極まる 人間臭い話は
よかったんだけど あの手で ジュリアと固く握手してたよーに
思うんだけどあれでOK? と変なところが気になりました
あと 自分を一言で表現したら? という台詞は
ちょっと考えさされました 私も迷走中により・・・
しかし 勝ち組女の 自分に酔いしれてる リセット旅
1年旅に出て こんな都合よく いい感じで 自分発見
相手も発見できれば 誰だって 旅に出るわな~ ふーん・・・
みたいに思った私は 素直ではないでしょうか・・・?
いや これが素直な感想なんですが・・・!
セレブの気まぐれで ジュリア・ロバーツが旅する的映画でなく
主人公が旅して 感じる映画だったら もっとよかったと思う
今日の映画:62点
by acine
| 2010-09-21 22:59
| Estados Unidos 米映画