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by acine

A Good Woman 理想の女(ひと) ’04 西・伊・英・ルクセンブルグ・米

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あまり前情報なしで見たけれど
オスカー・ワイルド作の戯曲が原作だそうだ
なので 古典的でクラシックな雰囲気が一杯
まるで小説を読んでいるような映画だった
とってもまじめで誠実な作り

舞台を1930年代の南イタリアのアマルフィ
(ここ数年ずっと行ってみたい憧れの街!)に移し
NYからやってきたアメリカ人をテーマに描くので
ヨーロッパ映画風な中にも アメリカンなテイストが漂う

個人的に 英語圏でもないのに なぜか皆英語を喋る映画は嫌い
だけどこの映画はあまり鼻につかない
謎の女役のヘレン・ハントはアメリカ的だけど
新妻役のスカーレット・ヨハンソンがアメリカ人ながら
ヨーロッパ的な雰囲気を持ってるからかもしれない

スカーレット・ヨハンソン 気にはなっていたけど初見
決して美人ではないと思うけど 存在感はある
特徴のある顔つきは 無垢にも見え色っぽくもあり
純粋で 傷つきやすさを持った役はぴったり 
個性的な顔と同様 あのムチムチした体つきも
彼女の演技の一つかもしれない 何故かすごく説得力がある

対して ヘレン・ハントも本当に上手い
彼女の顔は カミラ夫人みたいで好きではないけれど
前半謎の女 後半の彼女 いろんな表情を見せて年の功
本当に演技が達者 前半・後半で彼女の印象がガラっと変わる
はちきれそうなスカーレットの体に比べ
中年ならではの油ののった大人の体
今回の映画は この二人の体つきもポイント 

意外に早く明かされた謎 そのあたりから俄然見がいが出てくる
前半では皆いわくありげで 腹にイチモツもってそうだけど
後半では誰も悪い人がいないことがわかる

理想の女ってそういうことだったんだと知る
ラストシーンは ちょっとじーんときた
理想の女という日本題はこの映画に関しては
あまり合ってない気もするし 予定調和なんだろうけど
最後にじーんとくる映画らしい映画

アマルフィの街並み お屋敷 小物 衣装 ヘアスタイル アクセサリー
イタリアらしいセピア色がかかったような色合いも すごくクラシックで綺麗だった
主人公がアメリカ人じゃなくて イギリス人という設定だったらもっとよかったかな

今日の映画  81点

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by acine | 2005-12-20 23:04 | Europa  ヨーロッパ映画