2006年 08月 03日
LA PETITE LILI リリィ ’03 フランス (Gyao)

休みだけど 暑いし 外へは出たくない
フラっと行ったGyaoで発見したので 見てみよかで見た映画
*少しネタばれあり
見終わった後で知ったこと・・・
◇原作は チェーホフの戯曲”かもめ” すみません 内容全く知りません
◇主演女優は 話題のフランスの若手女優 リュディヴィーヌ・サニエ
あのスイミング・プールのポスターの水着の人だったのねー!
◇脇役で ジェラール・ドパルデューの娘が出ていたということなど
実は私は 隠れジェラール・ドパルデューファン
父があぁでも 子供達はなかなか美形ですね
Gyaoの宣伝文句&写真は
ひと夏の恋を描いたエロ風味の映画かと思わせるけど
全然違って あくまでそれはシーンの一部で
もうドがつくほど 典型的おフランス映画だった!
映画監督と女優の息子ジュリアン
自分の撮った自主製作映画をみんなに見てもらうため
別荘に 主演してもらった自分のGFリリィ
両親 おじさん 近所の人々に集まってもらう
そこまから始まる 両親との諍い GFとの諍い 父親と○×の関係
色彩と太陽の何とも美しい仏の田舎を舞台に
集まる男女 その中で起きること 人間関係 男女関係
こまっしゃくれたセリフ 語る語る 人生論 恋愛論
セリフは少ないほうだけど 何だか煮え切らないまま
これで終わってしまうのか・・・もう見るの辞めよかな?と思いきや
後半部分は 大どんでん返し (あ!でも派手ではない)
意外性があって これがなかなか面白かった!
その夏の日から4年たち それぞれ立場も変わり
関係も変わった登場人物たちが
意外なところでまた顔を合わせることになる
このあたりから おフランス映画ったら侮れません!
いやー大人というか あんた達割り切りすぎよというか 感心せざるを得ない
色彩は美しいけど かなり退屈な前半に比べて
予定調和だったのかもだけど 意外性のある後半
同じ人間達で この設定・・・ なかなか上手い!
しかも映画内○○という設定
この辺が戯曲原作のおかげかな・・・
話題のサニエは演技は確かに上手い
私はあんまり好きな顔&タイプじゃないなー
きっとあのロリータ顔にあの体というのがミソなんだろう
ロリータ顔と言っても あんまり可愛くないし
単に幸薄い顔に見えたけど・・・あとクロエ・セヴィニーに似てる
でも印象は残る顔と演技&体・スタイルには間違いない
主人公は若い頃のジョニー・デップにちょい似
目をひんむきすぎ・・・だけど 前半・後半とで演技も分けしていた
フランス映画の俳優陣はルックスに派手さはないけど
なかなかしたたかで達者 手堅い演技力を誇る
大人の役者が普通に自然に活躍できる場があるという気がする
正直フランス映画って 好きなのか嫌いなのか
どうも 判断つかずのジャンルなんだけど
気になる映画を作る国には間違いない
手放しで好きじゃないけど 何だか見てしまう やっぱり気になる
あのこまっしゃくれ具合に 共感はしないけど これぞ仏映画!と唸る
ラストも何だかよくわかんないけど 仏映画だからなーと納得する
こんな一種訳わからん魅力でしょうかな~
今日の映画 70点
by acine
| 2006-08-03 19:15
| Francia フランス映画