2007年 01月 05日
Little Miss Sunshine リトル・ミス・サンシャイン ’06 アメリカ

年末に行けなかったので 年が明けて鑑賞 今年2本目
(1本目は またしても某スパイ映画・笑)
*ネタバレあり
眼鏡をかけたちょっと太目のオリーブは
地区の繰上げ代表となり カリフォルニアで行われる
子供のミス・コン "リトル・ミス・サンシャイン"に 出場することになった
そんな娘について ポンコツのワーゲンのバンで出発することになる家族
ファミリーものロード・ムーヴィーって珍しいかも
成功論にとりつかれる父親と この中ではマトモな母親
空軍のパイロットになるまでは喋らないことにした反抗期の兄(息子)
ヘロインをたしなむ ナチスとも戦ったという ワイルドな祖父
好きだった男にふられ自殺未遂をはかった伯父(母親の兄)も
放っておけないので なぜか同行
あれよあれよと言う間に ノリよく出発してしまうのがおかしい
道中も ワイルドな爺さんは孫息子にとくとくと女のススメを説き
父は契約目前の仕事を破棄され激怒し ちょっと脱線
しかも 車は超ポンコツゆえ エンジンがかかっても進まないので
みんなで押しながら発進する(笑) クラクションはなりっぱなし
最後にはドアまで外れる始末・・・
そんな中 あっと驚く出来事が家族を襲う
しかも そんな○○を運び出し車に乗せてしまうのだ!
笑っちゃいけないのに 思わずぷっと笑ってしまった
あとハイウェイ・パトロールに 見つかるシーンも面白すぎ
不謹慎なんだけど笑える このあたりのさじ加減絶妙
一見 上手くいってないような家族だけど
トニ・コレット演じる母親を中心に 実はとってもまとまってるいい家族なのだ
心を閉ざしたかのように見える兄の心を 自然にほぐしていく自らも傷心の伯父
パイロットになれないとわかり そっと兄の肩に手を置くオリーブ
娘&孫娘の為なら労をおしまない両親と祖父 みんないい奴!
どこかにいそうな家族像がいい感じだった
しかし アメリカ映画見ると 本当に食生活はなってないな~と
いつも驚く あれじゃ太るよ 成人病になるよ
食事の飲み物がスプライト?! うわーカンベン!
押し付けがましくなく さりげなく家族をまとめてる
母親のトニ・コレット 彼女の演技はいつも凄くいい
心が徐々に通じ合う 伯父スティーヴ・カレルと息子(甥)もすごくよかった
この息子 ポール・ダノ・・・どっかで見たなーと思ってたら
キング 罪の王に出てたあの息子だったんだ~ なかなか演技派だ

お腹ポコン ちょっと肥満児?
あの体型でミスコンへ出るのが笑えるけど
わざと太く&不細工に見せてる感じ
本当だったら 充分ミスコンへ出れそうな可愛い子
心に傷を負った伯父さんとも対等に喋ってるし 聡明
コンテストで おじいちゃんから伝授された
”Super Freak"(ウケた!この選曲) を
踊るシーンは 面白かった!
周りがどう思おうとかまうもんかで
オリーブちゃんを盛り上げる この家族の姿がよかった
しかも二度と来るな・・・のおまけつき
だけど めげずにさっそうと また皆で押し押し
オンボロバンで帰る姿が心地いい
それにしても ミスコン・・・ジョン・ベネを思い出すような風景
しっかり化粧して大人顔負けの衣装を着て 媚びも売る
だけど いかんせん子供体型 なんかアンバランス
しかも ショーアップ具合もけっこう派手で
アメリカって凄いなーと ある意味感心
あとゲストのミス・カリフォルニアが日系人だったことも意外性あり
だけど ハレンチ娘呼ばわりされ 出入り禁止をくらった
あのオリーブちゃんの踊りが そんなにマズかったんだろうか~?!
媚売りまくりのこまっしゃくれた子より よっぽど可愛かったけど(笑)
予告ではもっとクセありかと思ってたけど
ヒネリもあるけど とっても素直にストレートに作ってある
後味のとってもいい映画でした 正月明けにもピッタリ
負け組も捨てたもんじゃない・・・と 頑張ろう!私も!
今日の映画 78点
by acine
| 2007-01-05 17:27
| Estados Unidos 米映画