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特典のポストカード付      前売り買った!


by acine

THE SQUID AND THE WHALE  イカとクジラ ’05 アメリカ

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86年 NYのブルックリンに住む一家の物語
かつては人気作家だったけど落ち目の作家の父 ジェフ・ダニエルズ
新進気鋭の作家の母 ローラ・リニー 16歳と12歳の息子
ある日 父と長男は 母の浮気現場に遭遇し 夫婦は離婚を決意

仕方なく二人の息子は 双方の家を半分ずつ行き来する
ハタから見てても 面倒で心に負担が来るような生活を余儀なくされる
勝手な親とティーンエイジャーの息子たち・・・

そのうち 母は二男のテニスコーチ
(W・ボールドウィン 相変わらずニヤけてる・笑)と・・・
父は 教え子の学生とよい仲になる
身勝手な親に振り回され 子供達はホントにお気の毒・・・
そうでなくても 自分たちもあれこれ悩み多き年頃なのに・・・!

まだ父親は 子供のことを考えてると思うけど
ローラ・リニー演じる 自分のことしか考えてないような母親
どうなのよ・・・?!って感じで 彼女にはイライラしてしまった

こういうアメリカの家族の日常を 垣間見るという点では
まぁまぁだったけど 家族間の関係や会話がストレートすぎて
ヅカヅカと土足で入りこんでくるような関係は
日本人的感覚で言うと ちょっと嫌だな・・・という感じ
なのに 母親は息子をほったらかして 男と出かけたり
どうも利己的すぎ 家族間にも線引きと配慮は必要じゃない?
自分の主張だけして 子供はほったらかし・・・うーん理解できず
あんな母親なら 長男の方が正しい・・・って感じが

予告を見た時は この映画おもしろそう!と思ったけど
結局 何が言いたいのかよくわからないし どうも肌に合わず
入り込めないまま 傍観者のまま 終わってしまった映画だった

しかも ラスト・・・1,2分 睡魔が襲って見れずじまい!
そこで イカとクジラがどうのこうのって言ってたような気が・・・
核心・・・見れずじまいでした(笑)

音楽ももっと効いてるかと思ったら そうでもなく・・・
それよりバックにブライアン・アダムスの”Run To You"が
流れてたり 映画館で”ブルー・ベルベット”見てたり
80年代の香りがプンプンしてるのが 懐かしかったり・・・

一つ思ったのは この長男役のジェス・アイゼンバーグにしろ
リトル・ミス・サンシャイン キング 罪の王 のポール・ダノにしろ
この年代のアメリカの若い役者は上手いな~ということ
パっと見 その辺にいるような子達だけど 演技は自然で上手い
この年代特有の 所在なさげな風情や小生意気だけど繊細
そういう雰囲気を 気負わず自然に出せる
ハリウッドの 俺は上手いんだぜー!と 過信している
オーバーアクトな有名俳優たちより よっぽど好感が持てる

同じアメリカの家族ものなら 
リトル・ミス・サンシャイン に軍配!
こっちの方が断然よかったな

今日の映画 70点

どうでもいいけど

チケット買う時 ”どの映画ですか?”と聞かれ
”イカと・・・”と言いかけたら ”イカの方ですね!”とニッコリされ ウケた!
by acine | 2007-01-26 16:47 | Estados Unidos 米映画